JP3146741B2 - 鋼材のアーク溶接方法 - Google Patents

鋼材のアーク溶接方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼材のアーク溶接方法に
係り、特に気泡発生物質が設けられた鋼板のアーク溶接
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接においては、溶接時にアーク
を大気から遮断するシールドガスとして、一般に炭酸ガ
ス(CO2 ガス)を含む不活性ガス(例えばArガス)
が用いられている。CO2 ガスは、安価でありシールド
性もよい。
【0003】ところが、亜鉛メッキ鋼板のアーク溶接に
おいては、以下に述べるような問題があり、その問題軽
減のために上記シールドガスは殆ど寄与していない。
【0004】つまり、亜鉛メッキ鋼板のアーク溶接にお
いては、単なる鋼板(メッキ無し鋼板)の溶接の場合に
比べ、通常の3倍程度の粉塵(ヒューム)が発生し、そ
の環境が悪化する。この粉塵発生の理由は、鉄の融点が
約1500℃であるのに対して、亜鉛の融点が約 906℃であ
り、溶接時に亜鉛が溶接熱で急激に蒸発することに起因
する。この蒸発した亜鉛は溶接部分に気泡(ブローホー
ル)として残存し、溶接部分の強度低下の原因となる。
【0005】本発明に関する従来技術としして、特開平
2−37975号公報開示の技術が知られている。同公
報に開示された技術は、亜鉛メッキ鋼板に対してアーク
溶接を行う際、アークを炭酸ガスと酸素ガスとを含むシ
ールドガスにより大気から遮断することを特徴とするも
のである。
【0006】この方法によりアーク溶接を行うと、シー
ルドガス中に炭酸ガス(CO2 ガス)と酸素ガス(O2
ガス)が存在するため、CO2 ガスもアークで分解して
酸素を発生し、O2 ガス及びCO2 ガスの存在によりシ
ールドガスは酸化性ガスとしての特性を強めることにな
る。
【0007】このようにシールドガス中における酸素濃
度を増すことにより、溶接時に約 900℃を越えた範囲に
おいても、メッキ層中の亜鉛成分が酸化されてZnO
(昇華点が約1720℃)となり、亜鉛の蒸発が抑えられ
る。従って、ブローホールの発生は少なくなり、溶接部
分の強度低下を防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、本発明者が実
施した実験により求められたシールドガス中における酸
素濃度とブローホール発生数の関係を図9及び図10に
示す。
【0009】図9は、アルゴン(Ar)−炭酸(C
2 )混合ガスによるMAG(Metal Active Gas)溶接
における酸素の効果を示している。同図における横軸
は、シールドガスとしてAr80%とCO2 20%の混
合ガスに添加したO2 濃度の割合を示しており、縦軸は
溶接ビート100mm あたりに発生するブローホールの数を
示している。また、溶接条件は下記のように設定した。
【0010】供試材 :合金化溶融亜鉛メッキ鋼
板、メッキ目付け量45/m2 板厚 :1.6mm 継手形状 :重ね隅肉継手 溶接ワイヤ径:1.2mm 成分 :C(0.05),Si(0.36),Mn(0.53),P(0.005),N
b(0.94),残部Fe 溶接速度 :1m/min 溶接電流 :180A 溶接電圧 :20V 同図より、酸素濃度を増大させるとブローホール数は減
少するが、その効果は4〜6%程度で最小となり、さら
なる向上は見込めない。また、10%を越える酸素の添
加は溶接金属の酸化が著しくなって機械的な性質を劣化
させるので好ましくないことが知られている。
【0011】一方、図10はアルゴンガス用いるMIG
(Metal Ineut Gas)溶接における酸素の効果を示してい
る。同図においても横軸は、シールドガスとしてのAr
ガスに添加したO2 濃度の割合を示しており、縦軸は溶
接ビード100mm あたりに発生するブローホールの数を示
している。また、溶接条件も継手形状がT字隅肉継手で
ある点,溶接電流が220Aである点を除き上記したMAG
溶接の溶接条件と同じである。
【0012】同図より、MIG溶接においても図9で示
したMAG溶接と同様に、酸素濃度を増加させることに
よりブローホール数は減少するが、前記した機械的な性
質を劣化させる限度となる酸素濃度10%においてもブ
ローホール数を皆無とすることはできない。また、酸素
濃度が2%の場合には、アークがやや不安定となり、そ
れより低濃度ではビードの形成が困難となる。
【0013】上記した実験結果より、MAG溶接及びM
IG溶接において、シールドガスに含まれる酸素濃度を
単に増やしただけではブローホール数の減少は認められ
るものの、ブローホール数を皆無とすることはできず、
よって普通鋼板並みの溶接強度を得ることができないと
いう問題点があった。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、溶接時に印加されるアーク力により溶融金属を振
動させ、この振動により発生する気泡(ブローホール)
を溶融金属の外部に押しやり除去することにより、ブロ
ーホールの発生を抑制し機械的強度の向上を図りうる鋼
板のアーク溶接方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、シールドガスとして、アルゴン(A
r)或いはアルゴンに炭酸ガスを25%以下の割合で混
合したガスを用いて気泡発生物質を有する鋼材のアーク
溶接方法において、第1の平均アーク力(F L )が溶融
池に作用する電流波形を有する第1の期間(T L )と、
前記第1の平均アーク力(F L )より大きなアーク力と
された第2の平均アーク力(F H )が作用する電流波形
を有する第2の期間(T H )とが1秒間に繰り返される
サイクル数であるうねり周波数を、電流波形のパターン
或いはワイヤ送給速度によって10〜50Hzの周波数
で変動させることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】上記の如く、電流波形のパターン或いはワイヤ
送給速度によって平均実効電流を変動させることによ
り、アークが溶融池に作用するアーク力も変動する。こ
れを図1(A),(B)を用いて説明する。
【0017】同図において、1は溶接ワイヤ,2はアー
ク,3は被溶接材(鋼板),4は溶融池,5は溶接金
属,6は気泡(ブローホール),7はメッキ層(亜鉛)
を夫々示している。前記のように溶接時の平均実効電流
が変動すると、アーク2が溶融池4に作用するアーク力
も変動する。アーク力は溶融池4を押し下げる力として
作用するため、アーク力が変動することにより溶融池4
は図中矢印Aで示されるように波打つ状態となる。
【0018】このように溶融池4が波打つ状態となるこ
とにより、溶融池4内にメッキ層7から気泡6が発生し
ても、この気泡6は溶融池4の流れ(図中矢印Bで示
す)及び気泡6の浮力により溶融池表面に達し溶融池4
の外部に放出される。また、最も効率的に気泡6を溶融
池4の外部に放出し得るアーク力が変動の周波数は、本
発明者の実験によれば10〜50Hzであった(後に詳
述する)。
【0019】よって、溶接時の平均実効電流を10〜5
0Hzの周波数で変動させることにより、溶融池4内に
気泡(ブローホール)6が残存することはなくなり、溶
接部分における機械的強度の向上を図ることができる。
【0020】
【実施例】次に本発明方法の実施例について図面と共に
説明する。
【0021】図2に示すのは、本発明の一実施例である
鋼板のアーク溶接方法を実施する際に適用される電流波
形を示しており、図3及び図4は図2で示される電流波
形で溶接を行った場合におけるブローホールの発生数を
示している。先ず、図2を用いて本発明方法で適用され
る電流波形について説明する。尚、以下の説明において
は、図1も適宜参照しつつ説明する。
【0022】同図中、Tpはワイヤ溶滴を粒滴移行させ
るために必要なパルス周期(基準パルスという)であ
り、通常の薄板の溶接では3〜7msecである。またTL
とTHの期間では、夫々のピーク電流IL ,IH や時間
幅tL ,tH が異なり平均実行電流値が異なるため、そ
の結果アークが溶融池4(図1参照)を押し下げる力、
即ち平均アーク力FL ,FH が異なる。いま、上記
L ,TH の繰り返し周期T W をうねり周期と定義する
と、溶融池4の受ける平均アーク力FL ,FH はこのう
ねり周期TW に基づき変動することになる。
【0023】ここで、平均アーク力FL ,FH を求める
とおおよそ下式のように表せる。
【0024】
【数1】
【0025】上記(1),(2)式において、IL <I
H であるため、FL <FH となり、期間TL とTH でア
ーク力は異なる値となる。尚、ここでは、平均電流,平
均送給速度を一定としており、
【0026】
【数2】
【0027】となる。この期間TL とTH における平均
アーク力FL ,FH が異なることにより、溶融池4には
図1を用いて説明したように波打ち現象が発生し、溶融
池4内に気泡6が発生しても、この気泡6は溶融池4の
流れ(FH の場合は図1中矢印Bで示す方向、FL の場
合は矢印Bと逆向きとなる)及び気泡6の浮力により溶
融池表面に達し溶融池4の外部に放出される。
【0028】続いて、図2で示される電流波形で溶接を
行った場合におけるブローホールの発生数を、図3及び
図4を用いて説明する。
【0029】図3はMAG溶接を用いた場合を示してお
り、図4はMIG溶接を用いた場合を示している。ま
た、各図における横軸は、上記のうねり周期TW が1秒
間に繰り返されるサイクル数である周波数(この周波数
をうねり周波数という)を示しており、縦軸は溶接ビー
ド100mm あたりに発生するブローホールの数を示してい
る。
【0030】更に、図3にはシールドガスとして用いら
れているアルゴン(Ar)−炭酸(CO2 )混合ガスに
酸素(O2 )を全く含有させない場合,2%含有させた
場合,4%含有させた場合の夫々を示しており、また図
4にはArガスにO2 を2%含有させた場合,4%含有
させた場合,6%含有させた場合の夫々を示している。
【0031】先ず、図3に示されたMAG溶接を用いた
場合を考察すると、各酸素濃度においてうねり周波数の
効果が認められるが、酸素濃度が0%の場合には極小値
であってもまだ満足できるレベルではない。これに対し
て、酸素濃度が2%以上では、うねり周波数を適宜選定
することによりブローホールを皆無とすることができ
る。特に、うねり周波数の値が10〜50Hzの範囲に
おいて、酸素濃度が0%の場合における極小値と同等以
上の効果を得ることができる。また、このうねり周波数
の値が10〜50Hzの範囲において発生するブローホ
ール数であれば、溶接部分の機械的強度は維持でき、溶
接部分の信頼性を維持することができる。
【0032】また、図4に示されたMIG溶接を用いた
場合を考察すると、MIG溶接においてもMAG溶接の
場合と略同様の効果を実現でき、各酸素濃度においてう
ねり周波数の効果が認められる。このMIG溶接の場合
においても、うねり周波数の値を10〜50Hzの範囲
に設定することにより、発生するブローホール数を溶接
部分の機械的強度を維持できる範囲に抑えることがで
き、溶接部分の信頼性を向上させることができる。
【0033】尚、上記した図2に示す電流波形を用いた
場合、アーク力FL ,FH は異なるが、期間TL ,TH
における各電流パルスの面積SL ,SH (1パルスの電
流量)は夫々等しい値となっている。即ち、
【0034】
【数3】
【0035】従って、1パルスにより発生する溶滴の量
は期間TL ,TH に拘わらず一定であるため、上記した
実施例においては溶接ワイヤ1の送り速度は一定の送り
速度とすることができ、アークの長さも一定とすること
ができる。
【0036】上記してきた説明より明らかなように、本
発明方法は、アーク力FL ,FH が10〜50Hzのう
ねり周波数で変動することにより溶接池が前後に振動
し、底面での湯流れによって気泡が押し流されることか
ら、ブローホール数を削減できるという効果を奏する。
上記実施例では、溶融池4に印加されるアーク力FL
H の変動を、溶接電流のパルス波形の違いからくる実
効電流値の違いにより与える構成を示した。しかるに、
溶融池4を押し下げるという同様の目的に対しては、上
記の方法の他に平均電流を増減させても、またワイヤ送
給速度を増減させても良い。以下、これについて説明す
る。
【0037】図5に示す溶接電流の電流波形は、平均電
流を増減させることによりアーク力を変動させようとし
たものである。同図に示す電流波形の場合は、各パルス
において時間幅tL ,tH は等しい(tL =tH )が、
期間TL ,TH における夫々のピーク電流IL ,IH
値が異なっている。但し、うねり周期期間内における総
電流量は図2に示した電流波形と等しくなるよう設定さ
れている。
【0038】上記構成とすることによっても、期間TL
においてはピーク電流IL が小であるためアーク力FL
は低減し、期間TH においてはピーク電流IH が大であ
るためアーク力FH は大となる。よって、このアーク力
L とFH が、前記した10〜50Hzのうねり周波数
で変動するよう構成することにより、ブローホールの発
生を抑制することができ、溶接部の機械的強度を向上さ
せることができる。
【0039】尚、図5に示す実施例では、期間TL と期
間TH とにおいて、1パルスで生成される溶滴量が異な
る。従って、本実施例の場合には溶接ワイヤ1の送り速
度をうねり周波数に対応させて可変制御する必要があ
る。
【0040】また、図6に示すのはワイヤ送給速度を増
減させた構成である。アーク長をほぼ一定に保つには、
同時に平均電流(Iav)を比例的に増減する必要賀在る
が、図6ではその一方法としてパルス数の増減を行った
例である。従って、電流波形としては基準パルスTpが
繰り返し発生する波形を用い、ワイヤ送給速度を期間T
L においては小なる送給速度VL とし、期間TH におい
ては大なる送給速度V H とし、かつその繰り返えされる
周波数を前記したうねり周波数である10〜50Hzと
することにより、上記した各実施例と同様に発生するブ
ローホール数を抑制でき、溶接部分の機械的強度を向上
でき、よって溶接部分の信頼性を向上させることができ
る。
【0041】図7及び図8は本発明方法の適用例を示し
ている。尚、各図において図1に示した構成と対応する
構成については同一符号を付して説明する。
【0042】図7に示すのは、本発明方法を密封容器8
の溶接に用いた場合である。密封容器8の溶接の場合、
溶接による熱で容器内部の空気が膨張し、この膨張した
空気が溶接部分から外部に出ることにより、溶融池4内
に空気が入り込みブローホールが発生することが知られ
ている。このような密封容器8の溶接に本願方法を適用
することにより、溶融池4内に入り込んだ空気を外部に
除去することができ、溶接部分の機械的強度を向上させ
ることができる。
【0043】図8に示すのは、亜鉛メッキ鋼板ではな
く、被溶接材3として樹脂9が配設された鋼板(例えば
制振鋼板等)を用いた例を示している。被溶接材3に配
設された樹脂9も溶接時に印加される熱により気化しブ
ローホール発生の原因となる。しかるに、このような樹
脂9が配設された鋼板の溶接においても本願方法を適用
することにより、溶接部分に樹脂が気化することに起因
したブローホール発生を抑制することができ、溶接強度
の向上を図ることができる。
【0044】また、図11に示すのは、普通鋼板10を
溶接する際にシールド状態我悪く、大気を巻き込んだ場
合の例である。大気成分である窒素は溶融金属に溶解
し、凝固時には固定の鋼の溶解度を越える過飽和分がガ
ス状となって、凝固面11に気泡6を生じブローホール
として残留するが、本発明方法によれば、その気泡6が
アーク2の力の変動による湯流れで押し流されて凝固面
11を離れると浮力によって溶融池4の表面に達して外
部に放出される。このため、気泡6が凝固面11にブロ
ーホールとして残留するようなことはない。
【0045】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、第1の期間
(T L )と第2の期間(T H )とが1秒間に繰り返される
サイクル数であるうねり周波数を、10〜50Hzの周
波数で変動させることにより、溶融池内に気泡(ブロー
ホール)が残存することはなくなり、溶接部分における
機械的強度の向上を図ることができる等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理を説明するための図である。
【図2】本発明方法で適用される電流波形の一例を示す
図である。
【図3】図2で示される電流波形でMAG溶接を行った
場合におけるブローホールの発生数を示す図である。
【図4】図2で示される電流波形でMIG溶接を行った
場合におけるブローホールの発生数を示す図である。
【図5】平均電流を増減させることによりアーク力を変
動させようとした場合におけるワイヤ送給速度及び溶接
電流の電流波形を示す図である。
【図6】ワイヤ送給速度を増減させることによりアーク
力を変動させようとした場合におけるワイヤ送給速度及
び溶接電流の電流波形を示す図である。
【図7】本発明方法を密封容器の溶接に用いた例を説明
するための図である。
【図8】被溶接材として樹脂が配設された鋼板(例えば
制振鋼板等)を用いた例を説明するための図である。
【図9】アルゴン(Ar)−炭酸(CO2 )混合ガスに
よるMAG溶接における酸素の効果を示す図である。
【図10】アルゴンガス用いるMIG溶接における酸素
の効果を示す図である。
【図11】シールド性が悪い環境下における普通鋼板の
溶接に本願方法を適用した場合を示す図である。
【符号の説明】
1 溶接ワイヤ 2 アーク 3 被溶接材 4 溶接池 5 溶接金属 6 気泡(ブローホール) 7 メッキ層 8 密封容器 9 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−253571(JP,A) 特開 平4−59172(JP,A) 特開 平5−329682(JP,A) 特開 昭62−279087(JP,A) 特開 昭61−95781(JP,A) 特開 昭54−94452(JP,A) 特開 昭49−58044(JP,A) 特公 平3−56146(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/23 B23K 9/16 B23K 9/173

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドガスとして、アルゴン(Ar)
    或いはアルゴンに炭酸ガスを25%以下の割合で混合し
    たガスを用いて気泡発生物質を有する鋼材のアーク溶接
    方法において、第1の平均アーク力(F L )が溶融池に作用する電流波
    形を有する第1の期間(T L )と、前記第1の平均アー
    ク力(F L )より大きなアーク力とされた第2の平均ア
    ーク力(F H )が作用する電流波形を有する第2の期間
    (T H )とが1秒間に繰り返されるサイクル数であるう
    ねり周波数を、電流波形のパターン或いはワイヤ送給速
    度によって10〜50Hzの周波数で変動させること
    特徴とする鋼材のアーク溶接方法。
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