JP3146711U - 壁紙 - Google Patents

Abstract

【課題】汚損や破損などが生じて壁紙の張り替えを行う必要が生じた場合に、簡便に交換することができる壁紙を提供する。
【解決手段】壁に貼り付け可能な第１の壁紙部と、前記第１の壁紙の表面に剥離可能に設けられた第２の壁紙部とを有することを特徴とする壁紙である。本考案によれば、汚損や破損などが生じて壁紙の張り替えを行う必要が生じた場合に、専門業者によることなく、簡便に壁紙の交換を行うことが可能となる。
【選択図】図１

Description

本考案は、壁紙（壁クロスともいう、以下単に「壁紙」と総称する）に関し、より詳しくは汚損、破損等があった場合に、壁紙の張り替えを行うことなく壁紙の交換を可能とする壁紙に関する。

従来の壁紙は、汚損や破損などが生じて見た目が好ましくない場合に新たに新しい壁紙を貼り直す必要があった。
特開昭６１−１３８７９５号公報

しかし、張り直しをする場合には、クロス職人を雇い作業を行ってもらう必要があり、作業代を支払い、且つ作業中は依頼人は外出できないなどの不便があった。
本考案は、汚損や破損などが生じて壁紙の張り替えを行う必要が生じた場合に、簡便に壁紙の交換をできるようにすることを目的としている。
本考案は、上記課題を解決するための手段として以下の特徴を有する。

本考案は壁紙として提案される。この壁紙は壁に貼り付け可能な第１の壁紙部と、前記第１の壁紙の表面に剥離可能に設けられた第２の壁紙部とを有することを特徴としている。

本考案にかかる壁紙によれば、少なくとも二回に一度クロス職人を雇えばよいので、張り替えが面倒くさいという意識をユーザに与えることが少なく、家を楽にきれいに保つ意識を持ってもらうことが可能となる。

本考案によれば、汚損や破損などが生じて壁紙の張り替えを行う必要が生じた場合に、専門業者によることなく、簡便に壁紙の交換を行うことが可能となる。

以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
図１は、本考案にかかる壁紙の斜視図である。図示した壁紙１は、実際に壁や天井に張り付けられる部分である基本壁紙部２（本考案の第１の壁紙部に相当する）と、基本壁紙部１の壁に貼り付けられる面（以下、背面と呼ぶ）と反対側の面（以下、表面と呼ぶ）に、剥離可能に取り付けられた上側壁紙部３（本考案の第２の壁紙部に相当する）とを有している。

上側側壁紙部３の基本壁紙部２に貼り付けられる面（以下、背面と呼ぶ）には、剥離可能な程度の接着力を有する接着剤層（図略）が設けられており、この接着剤層によって、基本壁紙部２と上側壁紙部３とは、剥離可能に取り付けられている。

壁紙１を壁や天井に張る際には、接着剤を基本壁紙部２の背面に刷毛などで塗布し、その状態で壁紙１を壁や天井に密着させる。これにより、基本壁紙部２の上に上側壁紙部３が剥離可能に取り付けられた状態で、壁紙１が壁や天井に取り付けられる。

なお、上側壁紙部３には、主婦や子供のような力の弱い者でも簡易にはがせるよう、ポイント（例えば、つまみ部）を設けても良い。ポイントは通常の生活では手の届かない部位、例えば天井側の部分などに設けるのが好ましい。

なお、基本壁紙部２と上側壁紙部３とを剥離可能に取り付ける手段は、接着剤層に限定されるものではなく、ホックやベルクロなどの手段によって両者を剥離可能に取り付けるようにしても本考案は成立する。

上側側壁紙部３及び基本壁紙部２はそれぞれ単独でも、従来の壁紙として使用可能な構成を有する。上側側壁紙部３及び基本壁紙部２は同一の模様や色彩を有していてもよく、両者が異なる同一の模様や色彩であってもかまわない。
また、上側側壁紙部３は必ずしも一枚である必要はなく、複数枚の上側側壁紙部３が重層的に基本壁紙部２に取り付けられるようにしてもかまわない。

また、上側壁紙部３は、部分的に剥離できるようにしても良い。例えば、上側壁紙部３に格子状、短冊状のミシン目や切り離し線を形成しておき、汚損部分等のみを剥離できるようにしてもかまわない。
その他本考案の技術的範囲を逸脱しない範囲内で、いかなる変形も可能である。

本考案にかかる壁紙の斜視図 基礎壁紙部から上側壁紙部を一部剥離させた状態を示す斜視図

符号の説明

１ … 壁紙
２ … 基礎壁紙部
３ … 上側壁紙部

Claims (1)

1. 壁に貼り付け可能な第１の壁紙部と、
   前記第１の壁紙の表面に剥離可能に設けられた第２の壁紙部と
   を有することを特徴とする、壁紙。
   

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