JP3181114U - 粘着ロール式清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用時には自立して美観を損ねずに省スペースで保管することができ、使用時には粘着ロールによりカーペット等の清掃を効率的に行うことができ、粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを剥がして破断する作業を効率的に行う粘着ロール式清掃具を提供する。
【解決手段】柄棒1に設けられて表面から突出する、前記表面に直交する方向へ弾性支持された係合凸部5と、摺動筒3Aに形成された、係合凸部5と係合して柄棒1の長手方向に対して摺動筒3Aを位置決めする、上段、中段及び下段の3個の係合凹部6A,6B,6Cとを備えた。不使用時、使用時及び粘着テープ破断作業時の切り替えを、柄棒1表面に直交する方向へ弾性支持された係合凸部5を、摺動筒3Aに形成された3個の係合凹部6A,6B,6Cに係合させることにより行う構成であるので、前記切り替えをワンタッチ操作により容易かつ確実に行うことができる。
【選択図】図8

Description

本考案は、着塵用の粘着ロールを備えた清掃具に関わり、更に詳しくは、不使用時には汚れた粘着ロールをカバー内に収容した状態で自立し、使用時には粘着ロールをカバーから露出させるように構成した清掃具に関するものである。
カーペット等の清掃に好適な着塵用の粘着ロールを備えた清掃具として、不使用時には汚れた粘着ロールをカバー内に収容した状態で自立し、使用時には粘着ロールをカバーから露出させるようにして柄棒を持って清掃を行うものがある(例えば、特許文献1〜3参照。)。
これらの粘着ロール式清掃具によれば、不使用時には、汚れた粘着ロールを床面から若干持ち上げた状態にして半筒状のカバー内に収容し、カバーの下端縁を接地させて柄棒を上方に位置させた状態で自立するので、床面を汚すことや汚れた粘着ロールが視認されて美観を損ねることがなく省スペースで保管することができ、使用時には、粘着ロールをカバーから露出させた状態にして粘着ロールをカーペット等に押し当てて転動させることにより、粘着ロールに塵埃を付着させることができるので、カーペット等の清掃を効率的に行うことができる。
実開昭61−67656号公報 特開平8−322778号公報 特許第3515250号公報
このような粘着ロール式清掃具に用いられる粘着ロールは、ロール部材に粘着テープを多重に巻回して構成される。
したがって、特許文献1〜3のような粘着ロール式清掃具において、粘着ロール表面に塵埃が付着して汚れた際には、粘着ロールをカバーから露出させた状態とし、粘着ロールの汚れた部分(通常は円筒状表面全体の一周部分)の粘着テープを剥がして手で引き裂いて分離する作業が行われる。その上、このような作業は、粘着ロールには塵埃が効率的に付着するので、頻繁に行う必要がある。
よって、特許文献1〜3のような粘着ロール式清掃具は、頻繁に行う必要がある粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを破断する作業を効率的に行うことができないため、改良の余地があるものである。
そこで本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、不使用時には自立して美観を損ねずに省スペースで保管することができ、使用時には粘着ロールによりカーペット等の清掃を効率的に行うことができる構成でありながら、粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを剥がして破断する作業を効率的に行うことができる粘着ロール式清掃具を提供する点にある。
本考案に係る粘着ロール式清掃具は、前記課題解決のために、不使用時には粘着ロールをカバー内に収容して前記粘着ロールが接地しない状態で自立し、使用時には前記粘着ロールを前記カバーから露出させるようにして柄棒を持って清掃を行う粘着ロール式清掃具であって、前記カバーに対する前記粘着ロールの相対位置を、前記不使用時の位置及び前記使用時の位置、並びに、前記不使用時の位置と前記使用時の位置の中間位置で保持可能にしたことを特徴とする。
このような構成によれば、不使用時には、汚れた粘着ロールを床面等から若干持ち上げて接地しない状態(カバーに対する粘着ロールの相対位置を不使用時の位置にした状態)にしてカバー内に収容し、カバーの下端縁を接地させて柄棒を上方に位置させた状態で自立するので、床面等を汚すことや汚れた粘着ロールが視認されて美観を損ねることがなく省スペースで保管することができる。
また、使用時には、粘着ロールをカバーから露出させた状態(カバーに対する粘着ロールの相対位置を使用時の位置にした状態)にして粘着ロールをカーペット等に押し当てて転動させることにより、粘着ロールに塵埃を付着させることができるので、カーペット等を効率的に清掃することができる。
さらに、粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを破断する作業を行う際には、カバーに対する粘着ロールの相対位置を不使用時の位置と使用時の位置の中間位置にした状態にすることにより、粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを剥がす作業がし易い位置でありながら、粘着テープをカバーの下端縁をガイドにして破断(切断)し易い位置となっているので、剥がしたテープの破断しようとする箇所をカバーの下端縁に付着させることにより、カバーの下端縁をガイドにして効率的に破断作業を行うことができる。
また、本考案に係る粘着ロール式清掃具は、前記課題解決のために、柄棒と、前記柄棒の下端部に取り付けられた支持アーム及び前記支持アームにより水平軸まわりに回転可能に支持された支持ロールからなる粘着ロール支持体と、前記支持ロールに外嵌された粘着ロールと、前記柄棒が摺動する摺動筒、及び、前記摺動筒の下端に繋がる、前記粘着ロールを被うカバーからなるカバー体と、前記柄棒に設けられて前記柄棒の表面から突出する、前記表面に直交する方向へ弾性支持された係合凸部と、前記カバー体の摺動筒に形成された、前記係合凸部と係合して前記柄棒の長手方向に対して前記摺動筒を位置決めする、上段、中段及び下段の3個の係合凹部とを備え、前記係合凸部が前記上段の係合凹部に係合した状態では、前記粘着ロールが前記カバー内に収容されて前記粘着ロールが接地しない状態となって自立し、前記係合凸部が前記下段の係合凹部に係合した状態では、前記粘着ロールが前記カバーから露出して前記柄棒を持って清掃を行うことができ、前記係合凸部が前記中段の係合凹部に係合した状態では、前記粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを剥がして前記カバーの下端縁により破断することができることを特徴とする。
このような構成によれば、不使用時には、係合凸部が上段の係合凹部に係合した状態にすることにより、粘着ロールがカバー内に収容されて粘着ロールが接地しない状態となり、カバーの下端縁を接地させて柄棒を上方に位置させた状態で自立するので、床面等を汚すことや汚れた粘着ロールが視認されて美観を損ねることがなく省スペースで保管することができる。
また、使用時には、係合凸部が下段の係合凹部に係合した状態にすることにより、粘着ロールがカバーから露出した状態となるので、柄棒を持って粘着ロールをカーペット等に押し当てて転動させることにより、粘着ロールに塵埃を付着させることができるため、カーペット等を効率的に清掃することができる。
さらに、粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを破断する作業を行う際には、係合凸部が中段の係合凹部に係合した状態にすることにより、カバーに対する粘着ロールの相対位置が不使用時の位置と使用時の位置の中間位置に保持され、この位置では、粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを剥がす作業がし易い位置でありながら、粘着テープをカバーの下端縁をガイドにして破断(切断)し易い位置となっているので、剥がしたテープの破断しようとする箇所をカバーの下端縁に付着させることにより、カバーの下端縁をガイドにして効率的に破断作業を行うことができる。
その上、不使用時、使用時及び粘着テープ破断作業時の切り替えを、柄棒表面に直交する方向へ弾性支持された係合凸部を、摺動筒に形成された上段、中段及び下段の3個の係合凹部に係合させることにより行う構成であるので、前記切り替えをワンタッチ操作により容易かつ確実に行うことができる。
ここで、前記柄棒が合成樹脂製であり、前記係合凸部が、前記柄棒にスリットを形成して片持ち梁状に形成された、前記表面に直交する方向へ弾性変形する樹脂ばねの先端に形成されたものであると好ましい。
このような構成によれば、柄棒が合成樹脂製であり、柄棒にスリットを形成して片持ち梁状に形成された、柄棒の表面に直交する方向へ弾性変形する樹脂ばねの先端に係合凸部が形成されているので、柄棒に設ける係合凸部及び係合凸部を柄棒の表面に直交する方向へ弾性支持する構造を、柄棒に一体成形することができるため、製造コストの増大を抑制することができる。
また、前記カバーの下端縁に、前記粘着ロールの汚れた部分の破断に用いる刃部を設けてなると好ましい。
このような構成によれば、カバーの下端縁に設けた刃部を利用することにより、粘着ロールの汚れた部分の破断作業をさらに効率的に行うことができる。
以上のように、本考案に係る粘着ロール式清掃具によれば、カバーに対する粘着ロールの相対位置が、不使用時の位置と使用時の位置の中間位置で保持可能であるので、カバーに対する粘着ロールの相対位置を前記中間位置で保持した状態にすることにより、頻繁に行う必要がある粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを剥がして破断する作業を、粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを剥がして破断しようとする箇所をカバーの下端縁に付着させることにより、カバーの下端縁をガイドにして効率的に行うことができるという顕著な効果を奏する。
本考案の実施の形態に係る粘着ロール式清掃具の斜視図であり、不使用時の形態を示している。 同じく縦断右側面図である。 同じく底面図である。 粘着ロール支持体から粘着ロールを分離した状態を示す正面図である。 柄棒に形成した樹脂ばね及び係合凸部の拡大正面図である。 本考案の実施の形態に係る粘着ロール式清掃具の斜視図であり、使用時の形態を示している。 同じく縦断右側面図である。 本考案の実施の形態に係る粘着ロール式清掃具の斜視図であり、粘着ロールの汚れた部分を剥がして破断する作業を行う際の形態を示している。 同じく縦断右側面図である。
次に本考案の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本考案は、添付図面に示された形態に限定されず実用新案登録請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
なお、本明細書においては、粘着ロール式清掃具の不使用時において自立している状態を基準にして上下方向を定義し、この自立している状態で粘着ロールが見えないようにカバーを正面から見た図を正面図とし、正面図において手前側の面を前面とする。
本考案は、不使用時には粘着ロールをカバー内に収容して前記粘着ロールが接地しない状態で自立し、使用時には前記粘着ロールを前記カバーから露出させるようにして柄棒を持って清掃を行う粘着ロール式清掃具についてのものであり、前記カバーに対する前記粘着ロールの相対位置を、前記不使用時の位置及び前記使用時の位置、並びに、前記不使用時の位置と前記使用時の位置の中間位置で保持可能にしたものである。
図1の斜視図、図2の縦断右側面図及び図3の底面図並びに図4の正面図に示すように、本考案の実施の形態に係る粘着ロール式清掃具は、上下方向に長い柄棒1、柄棒1の下端部に形成された支持孔1Aに上下方向に延びる軸を嵌入することにより柄棒1の下端部に取り付けられた支持アーム2A、及び支持アーム2Aの下側の水平軸7まわりに回転可能に支持された支持ロール2Bからなる粘着ロール支持体2、支持ロール2Bに外嵌された粘着ロールR、並びに、柄棒1が摺動する摺動筒3A、及び、摺動筒3Aの下端に繋がる、粘着ロールRを被うカバー3Bからなるカバー体3等からなる。
ここで、カバー3Bは、正面視で矩形状、側面視で略逆U字状であり、下面及び左右両側面を開口しているが、このような形態に限定されるものではなく、半筒状で下面を開口した形態等であってもよい。
また、粘着ロール支持体2の支持ロール2Bは、その通孔8に水平軸7が遊嵌されているため、水平軸7の先端に抜け止めキャップ9が装着された状態で、上述のとおり水平軸7まわりに回転可能に支持される。
さらに、柄棒1には、その前面から突出し、前後方向(柄棒1の前面に直交する方向)へ弾性支持された係合凸部5が設けられており、カバー体3の摺動筒3Aの前面には、係合凸部5と係合して柄棒1の長手方向に対して摺動筒3Aを位置決めする、上段、中段及び下段の3個の係合凹部6A,6B,6Cが形成されているため、図1の斜視図に示す不使用時の形態、図6の斜視図に示す使用時の形態及び図8の斜視図に示す粘着ロールRの汚れた部分を剥がして破断する作業を行う際の形態に容易に変更することができる。
ここで、柄棒1、粘着ロール支持体2の支持ロール2B、カバー体3及び抜け止めキャップ9は、例えばポリプロピレン又はポリアセタール等の合成樹脂製であり、粘着ロール支持体2の支持アーム2Aは、例えばステンレス鋼等の金属製である。
このように柄棒1が合成樹脂製であり、図5の拡大正面図に示すように、係合凸部5が、柄棒1にスリット4Aを形成して片持ち梁状に形成された、前後方向へ弾性変形する樹脂ばね4の先端に形成されたものであるので、柄棒1に設ける係合凸部5及び係合凸部5を前後方向へ弾性支持する構造を、柄棒1に一体成形することができるため、製造コストの増大を抑制することができる。
また、図1及び図3に示すように、カバー3Bの下端縁10,10には、例えば左右方向両端部に、例えばジグザク状に三角形状(鋸形状等の他の形状であってもよい。)の刃を並べた刃部10A,10A,…が形成されており、カバー3Bが合成樹脂製であるので、刃部10A,10A,…を一体成形することができるため、製造コストの増大を抑制することができる。
以上のような粘着ロール式清掃具の構成により、図1の斜視図及び図2の縦断右側面図に示す係合凸部5が上段の係合凹部6Aに係合した状態では、粘着ロールRがカバー3B内に収容されて粘着ロールRが接地しない状態となって、カバー3Bの一対の下端縁10,10が接地した状態で自立するため、この形態(不使用時の形態)で保管することができる。
なお、柄棒1上端部の通孔1Bを利用して、粘着ロール式清掃具をフック等に吊り下げた状態で保管することもできる。
また、図6の斜視図及び図7の縦断右側面図に示す係合凸部5が下段の係合凹部6Cに係合した状態では、カバー3Bに対して粘着ロールRが下方へ移動し、粘着ロールRがカバー3Bから露出した形態になるため、この形態(使用時の形態)で柄棒1を持ってカーペット等の清掃を行うことができる。
さらに、図8の斜視図及び図9の縦断右側面図に示す係合凸部5が中段の係合凹部6Bに係合した状態では、カバー3Bに対する粘着ロールRの位置が、不使用時の形態と使用時の形態の中間位置となっているので、粘着ロールRの汚れた部分の粘着テープを剥がす作業がし易く、かつ、剥がしたテープをカバー3Bの下端縁10をガイドにして破断する作業もし易い。
なお、図8及び図9の形態で、柄棒1を持ってカーペット等の清掃を行ってもよい。
以上のような粘着ロール式清掃具の構成によれば、不使用時には、係合凸部5が上段の係合凹部6Aに係合した状態にすることにより、粘着ロールRがカバー3B内に収容されて粘着ロールRが接地しない状態となり、カバー3Bの下端縁10,10を接地させて柄棒1を上方に位置させた状態で自立するので、床面等を汚すことや汚れた粘着ロールRが視認されて美観を損ねることがなく省スペースで保管することができる。
また、使用時には、係合凸部5が下段の係合凹部6Cに係合した状態にすることにより、粘着ロールRがカバー3Bから露出した状態となるので、柄棒1を持って粘着ロールRをカーペット等に押し当てて転動させることにより、粘着ロールRに塵埃を付着させることができるため、カーペット等を効率的に清掃することができる。
さらに、粘着ロールRの汚れた部分の粘着テープを破断する作業を行う際には、係合凸部5が中段の係合凹部6Bに係合した状態にすることにより、カバー3Bに対する粘着ロールRの相対位置が不使用時の位置と使用時の位置の中間位置に保持され、この位置では、粘着ロールRの汚れた部分の粘着テープを剥がす作業がし易い位置でありながら、粘着テープRをカバー3Bの下端縁10をガイドにして破断(切断)し易い位置となっているので、剥がしたテープの破断しようとする箇所をカバー3Bの下端縁10に付着させることにより、カバー3Bの下端縁10をガイドにして効率的に破断作業を行うことができる。
さらにまた、不使用時、使用時及び粘着テープ破断作業時の切り替えを、柄棒1表面(前面)に直交する方向へ弾性支持された係合凸部5を、摺動筒3Aに形成された上段、中段及び下段の3個の係合凹部6A,6B,6Cに係合させることにより行う構成であるので、前記切り替えをワンタッチ操作により容易かつ確実に行うことができる。
また、カバー3Bの下端縁10,10には、刃部10A,10A,…が形成されているので、刃部10Aを利用することにより、粘着ロールRの汚れた部分の粘着テープを破断する作業をさらに効率的に行うことができる。
R 粘着ロール 1 柄棒
1A 支持孔 1B 通孔
2 粘着ロール支持体 2A 支持アーム
2B 支持ロール 3 カバー体
3A 摺動筒 3B カバー
4 樹脂ばね 4A スリット
5 係合凸部 6A,6B,6C 係合凹部
7 水平軸 8 通孔
9 抜け止めキャップ 10 下端縁
10A 刃部

Claims (4)

  1. 不使用時には粘着ロールをカバー内に収容して前記粘着ロールが接地しない状態で自立し、使用時には前記粘着ロールを前記カバーから露出させるようにして柄棒を持って清掃を行う粘着ロール式清掃具であって、
    前記カバーに対する前記粘着ロールの相対位置を、前記不使用時の位置及び前記使用時の位置、並びに、前記不使用時の位置と前記使用時の位置の中間位置で保持可能にしたことを特徴とする粘着ロール式清掃具。
  2. 柄棒と、
    前記柄棒の下端部に取り付けられた支持アーム及び前記支持アームにより水平軸まわりに回転可能に支持された支持ロールからなる粘着ロール支持体と、
    前記支持ロールに外嵌された粘着ロールと、
    前記柄棒が摺動する摺動筒、及び、前記摺動筒の下端に繋がる、前記粘着ロールを被うカバーからなるカバー体と、
    前記柄棒に設けられて前記柄棒の表面から突出する、前記表面に直交する方向へ弾性支持された係合凸部と、
    前記カバー体の摺動筒に形成された、前記係合凸部と係合して前記柄棒の長手方向に対して前記摺動筒を位置決めする、上段、中段及び下段の3個の係合凹部とを備え、
    前記係合凸部が前記上段の係合凹部に係合した状態では、前記粘着ロールが前記カバー内に収容されて前記粘着ロールが接地しない状態となって自立し、
    前記係合凸部が前記下段の係合凹部に係合した状態では、前記粘着ロールが前記カバーから露出して前記柄棒を持って清掃を行うことができ、
    前記係合凸部が前記中段の係合凹部に係合した状態では、前記粘着ロールの汚れた部分の粘着テープを剥がして前記カバーの下端縁により破断することができることを特徴とする粘着ロール式清掃具。
  3. 前記柄棒が合成樹脂製であり、前記係合凸部が、前記柄棒にスリットを形成して片持ち梁状に形成された、前記表面に直交する方向へ弾性変形する樹脂ばねの先端に形成されたものである請求項2記載の粘着ロール式清掃具。
  4. 前記カバーの下端縁に、前記粘着ロールの汚れた部分の破断に用いる刃部を設けてなる請求項1又は2記載の粘着ロール式清掃具。
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