JP3146621U - 装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】美観と完成度に優れたモチーフ本体を、通常のビーズ刺繍の手法により製作することが可能な、新規な装身具を提供する。
【解決手段】モチーフ本体10は、ケミカルレース製のベースを有し、そのベースの一方の面は、複数のビーズ部分5、15、17、31、33、35、37が、装飾的に配置されかつ縫い付けられている。ケミカルレースから切断分離された花モチーフを、ベースとして使用することができる。ベースには付加的に座金を縫い付けても良い。ビーズ部分は、通常のビーズ刺繍の手法、例えば、アウトラインステッチ、バックステッチ、サテンステッチ、ロング・アンド・ショートステッチ、およびスパイクステッチにより形成することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は装身具に関し、特にビーズの組合せによりデザインされたモチーフ本体を備える装身具に関する。
従来のこの種の装身具においては、ビーズを縫い付けるベース(土台)に、オーガンジー、フエルト、スエード等の布材を使用するものと、金属製の座金を使用するものがある。
布材のベースは薄くて柔らかいため、比較的小さいサイズで、かつ軽いビーズを縫い付けることにより、平面的な刺繍デザインを形成する場合に特に適している。他方、座金は適度な強度を有しているため、その座金をベースに使用すると、比較的大きいサイズのビーズや、重量のあるカットガラス、メタルパーツ、天然石や天然貝を組み合わせて、立体感のあるデザインを表現することが可能である。
布材をベースに使用するものにあっては、布材を所定の型に切り取り、切り取った布片の上に糸やテグスを通したビーズを縫い付けて、モチーフ本体を製作していた。したがって、型紙を作り、その型紙をもとに布材を切り取る作業が必要であり、工程が複雑化し、コストが高くなる傾向があった。
布材のベースは大変柔らく、ビーズを縫い付ける際の糸の引き締めにより簡単に変形してしまう。このため、熟練者でさえ、立体感のあるビーズ配置のモチーフ本体を、意図したとおりに製作することが難しいという問題があった。したがって、装身具としての美観ひいては完成度をさらに高めようとしても、従来の布材の使用では限界があった。
他方、座金をベースに使用するものにあっては、例えば真鍮製の座金に設けられた孔に糸を通し、ビーズを座金に直接縫い付けていた。しかし、座金が硬いために座金の縁によって糸が傷つきやすく、モチーフ本体を製作中に、あるいは装身具を着用中に糸が切れてしまうという問題があった。
加えて、ビーズの縫い付け場所が、座金の形状および設けられた孔の位置により制限されるため、製作者が、自由な発想で、かつ意図したとおりにビーズを配置することができなかった。つまり、モチーフ本体のデザインないし表現の自由が、座金により制約されていた。
さらに、モチーフ本体の裏側では座金と糸が剥き出しとなるため、装身具としての美観ひいては完成度が劣っていた。また、剥き出し状態の座金が原因で、装着者の着衣が損傷したり、装着者が外傷を負いあるいは皮膚炎を発症したりするおそれがあった。
そこで、本考案の一つの目的は、上記の問題点を解消し、美観と完成度に優れたモチーフ本体を、通常のビーズ刺繍の手法により製作することが可能な、新規な装身具を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本考案に係る装身具は、ビーズの組合せによりデザインされたモチーフ本体を備える装身具において、前記モチーフ本体が、機械レース製のベースと、そのベースの少なくとも一方の面に装飾的に配置されかつ縫い付けられた複数のビーズ部分とを含むことを特徴とする。
本考案に係る装身具の好ましい実施の形態において、前記モチーフ本体が、前記ベースの一方の面に縫い付けられた座金をさらに含み、複数のビーズ部分が、前記座金に設けられた孔を通して前記ベースに縫い付けられていることを特徴とする装身具。
本考案に係る装身具の好ましい実施の態様において、前記ベースが、所定形状の刺繍糸モチーフが複数連結されて構成されている機械レースから切断分離された、単一もしくは複数の刺繍糸モチーフの一部もしくは全部、またはこれらの組合せであることを特徴とする。
また、上記した本考案の好ましい実施の形態において、前記ベースに対応する形状を有する別のベースが、前記ベースの他方の面に縫い合わせられていることを特徴とする。
さらに、上記した本考案の好ましい実施の形態において、前記別のベースが、一針ごとにビーズを通した縁かがり縫いにより、前記ベースの他方の面に縫い合わせられていることを特徴とする。
また、上記した本考案の好ましい実施の形態において、前記座金に設けられた孔を通して前記ベースに縫い付けられる複数のビーズ部分が、スパイクステッチにより構成されていることを特徴とする。
また、本考案の好ましい実施の形態において、前記ビーズ部分が、糸を通すことが可能なカットガラス、メタルパーツ、天然石、および/または天然貝を含むことを特徴とする。
本考案によると、モチーフ本体が、機械レース製のベースと、そのベースの少なくとも一方の面に装飾的に配置されかつ縫い付けられた複数のビーズ部分とを含んでいる。本考案において、機械レースには、トーションレース(マシンボビンレースともいう)、ケミカルレース、およびチュールレース(ネットレースともいう)を含む。機械レースは、一般に、刺繍糸を使って所定形状(例えば、花、葉、これらの組み合わせ)に仕上げた、刺繍糸モチーフにより構成されている。したがって、刺繍糸モチーフで構成されている、機械レース製のベース表面をすべて使って、通常のビーズ刺繍の手法(例えば、アウトラインステッチ、バックステッチ、サテンステッチ、ロング・アンド・ショートステッチ、およびスパイクステッチ)により、自由な配置で、ビーズ部分を縫い付けることができる。
さらに、従来の布材が薄くて一様な厚さを有するのに比べて、刺繍糸を本質的な材料としている機械レース製のベースは、通常の織布とは異なる固有の質感および外観(適度な厚み、立体感、および艶等)を本質的に備えている。したがって、通常ビーズで覆われることのないベースの裏側に、機械レースのかかる質感および外観をそのまま生かして、高品質のモチーフ本体を構成することもできる。
以上のようにして、本考案は、美観と完成度に優れたモチーフ本体を実現できる。
上記した本考案の目的および利点並びに他の目的および利点は、以下の実施の形態の説明を通じてより明確に理解される。もっとも、以下に記述する実施の形態は例示であって、本考案はこれらに限定されるものではない。
以下図面に基づき、本考案の実施の形態について詳細に説明する。以下の実施形態では、一例として、機械レースのうち、特にケミカルレース製のベースを使用する例について説明する。
図1は、本考案に係る装身具の一実施形態におけるモチーフ本体の拡大平面図である。図1において、モチーフ本体10は、複数のビーズの組合せによりデザインされており、特に、モチーフ本体10は、ケミカルレース製のベース(図3に示す)を有し、そのベースの一方の面は、複数のビーズ部分が、装飾的に配置されかつ縫い付けられている。図中ビーズ部分には符号5、15、17、31、33、35、37を付しているが、各ビーズ部分の具体的構造については後述する。
図2は、モチーフ本体に使用するベースの素材である、ケミカルレースの一例を示す拡大平面図である。ケミカルレースは、刺繍糸によって模様を機械織りしたエンブロイダリーレースの一種であり、基布に刺繍糸の模様を施した後に、基布を化学処理によって溶かすことにより得られる、刺繍糸のみによって模様が構成されたレースをいう。なお、水溶性の糸を使用した基布の場合、熱湯によって基布を除去することができるが、本考案におけるケミカルレースとは、化学処理以外の処理によって得られるものも当然に含む。
ケミカルレースとして、様々な形状の刺繍糸モチーフを有するものが市販されている。図2に示す一実施形態において、ケミカルレース20は、花の形の刺繍糸モチーフ(以下、「花モチーフ」という)1の複数が、湾曲した茎の形の刺繍糸モチーフ(以下、「茎モチーフ」という)2によって連結されている。より具体的には、ケミカルレース20は、中央寄りに位置する茎モチーフ2から花モチーフ1が左右に交互に咲いているような、連続する模様に構成されている。なお、隣接する花モチーフ1同士、花モチーフ1と茎モチーフ2、隣接する茎モチーフ2同士は、それぞれ連結部21、23、および25により連結されている。
ケミカルレース20の連結部21、23、および花モチーフ1と茎モチーフ2の接続部にハサミを入れてカットすることにより、ケミカルレース20から、単一の花モチーフ1を切断分離して、ベースとして使用することが可能である。他方、一つの花モチーフをさらにカットして、違う模様に変えてしまうか、あるいは、複数の花モチーフが繋がったまま使用することも、可能である。このように、ケミカルレース製のベースを使用することにより、従来必要とされた型紙を作る手間と、型を切り取る手間を省くことができる。
図3は、ケミカルレース20から切断分離された、単一の花モチーフ1を示す拡大平面図である。
図4は、座金を示す拡大平面図である。既に説明したように、座金は、従来技術においてベースとして使用されていた。しかし、真鍮製の硬い座金の縁によって糸が傷つきやすく、モチーフ本体の製作中や、装身具を着用中に糸が切れてしまうという問題があった。また、ビーズの縫い付け場所が、座金の形状および設けられた孔の位置により制限されていた。さらに、また、剥き出し状態の座金が原因で、装着者の着衣が損傷したり、装着者が外傷を負いあるいは皮膚炎を発症したりするおそれがあった。
これに対し、本考案によれば、刺繍糸で構成された、ケミカルレース製のモチーフをベースに使用している。したがって、糸が傷ついて切れることがなく、また、ケミカルレース製のベース表面をすべて使って、通常のビーズ刺繍の手法により、自由な配置でビーズを縫い付けることができる。さらに、ベースが刺繍糸で構成されているので、着衣への損傷や装着者への傷害が生じるおそれを解消することができる。したがって、本考案によれば、座金をベースに使用する従来技術の問題点を、悉く解消することができる。
このように、本考案は、座金にビーズを直接縫い付ける構成を必要としないため、座金の使用は本来不要である。しかしながら、例えば、後述するスパイクステッチの手法により、立体感のある豪華な花のデザインに構成したいときには、座金を使用すると、座金の孔の位置を利用して、花弁や花芯の位置、バランス、および形状を整えることができるため、さらには、ステッチの糸を引きしめたときに、座金がベースを平らに保つよう作用し、薄いベースのときに生じやすい問題(ベースを平らに保ったままビーズ刺繍することの困難さ)を解消することができるため、大変有用である。他方、本考案において座金を使用しても、座金に糸を直接縫い付ける必要がないため、従来の糸切れの問題は生じない。したがって、本考案において、座金を付加的に使用すること自体は、何ら排除されるものではない。
以下、図5以下を参照して、図3に示す花モチーフ1をベースに使用し、かつ、このベースに図4に示す座金3を付加的に使用する例について、モチーフ本体10を製作する手順を詳しく説明する。
花モチーフ1は、上記したように、図2に示すケミカルレース20から1つの花モチーフをカットしたものである。なお、ケミカルレースのモチーフは、左右対称な1ペアの模様となっており、花モチーフ1はその一方であり、表用である。他方の花モチーフは、後述するように裏用に使用する。
図5は、ケミカルレース製の花モチーフ1のベース表面に、座金3を糸で留め付けた状態を示す図である。本実施形態では、座金3にはビーズは直接縫い付けられない。その代わりに、整った花弁および花芯の位置および形状が得られるように、座金3に設けられた孔を利用する。
本考案において座金の止め付けに使用する糸は、刺繍糸が好ましく、例えば25番手の1本の糸を、針に通し、両糸端を玉止めして2本にして使用する。糸の素材は、ポリエステル、レーヨン等があり、色は、使用するケミカルレース製の花モチーフ、ビーズ等に合わせて選択することができる。他方、後述するビーズ刺繍用の糸は、1本の糸に針を通し、片方に玉止めして使用する。素材は、合成繊維、ナイロン糸がある。
針には、ビーズ刺繍用の針、刺繍用の針、和裁の針を使用することができる。特に、ビーズ刺繍用には、ビーズの穴に針が通り、数粒まとめて一度に通せる、細く長い針を使用する。
図6は、スパイクステッチの手法により、花弁に相当するビーズ部分を形成する例を示す説明図である。
花モチーフ1のベースの裏側から表側に抜いた(このとき図示しない座金3の孔を通る)糸に、丸小ビーズ51、マザーオブパール(天然貝)53、丸小ビーズ51を順に通し、先端の丸小ビーズ51では次のビーズを拾わずに戻ることにより、角の様な形状のビーズ部分5が得られる。
ケミカルレース製の花モチーフ1のベースに、座金3を縫い付けたものを使用することにより、従来のメタルパーツ、ガラスパーツ、カットガラス等、糸で座金に直接縫い付けていたときに糸が切れやすかった重量のある素材でも、安心して使用することができる。
また、極薄いケミカルレース製の花モチーフ1のベースに、直接スパイクステッチをしたときに、まれにビーズが埋まってしまい、糸を引きしめにくいことがあるが、座金を介在させることにより、無理なくステッチすることができる。
スパイクステッチに使用するビーズには、淡水パール、クリスタルカットガラス、マザーオブパール(天然貝)等があり、先端と基部を丸小ビーズで挟むことができる。
図7は、スパイクステッチの手法により5つの花弁状のビーズ部分5を縫い付け、かつその中央部に、花芯に当たる金属ボタン7を留め付けて、花を形成した状態を示す、平面図である。この状態で、座金は外観上ほぼ隠された状態になっているが、さらに追加のスパイクステッチ(例えば、後述する図9の各種のスパイクステッチ)のビーズ部分を縫い付けて完全に見えない状態にしてもよい。
ケミカルレース製の花モチーフ1のベースの、残りの露出した表面には、以下に説明するビーズ刺繍の手法により形成したビーズ部分を縫い付けることができる。
図8は、本考案に使用されるビーズ刺繍の手法と、形成されるビーズ部分の構成を説明する説明図である。
図8(A)に示すアウトラインステッチ11は、刺繍で、最も良く使われるステッチの一つであり、ビーズを一定の側に置きながら進むステッチで、一度に5から7粒ほどの丸小ビーズを通し、3分の1戻って、また同じ数の丸小ビーズを通すものである。
図8(B)に示すバックステッチ13は、ビーズを6個位まで通し、3分の2戻り、ビーズの中に針を通し、また、ビーズを通すものである。
図8(C)に示すサテンステッチ15は、面を平面上に埋めるステッチであり、中央から片面を埋め、次いで反対側を埋めるものである。
そして、図8(D)に示すロング・アンド・ショートステッチ17は、広い面や大きく曲がるカーブに効果的な、長・短を繰り返すステッチである。
図9は、図1に示すモチーフ本体10の製作に特に用いた他のスパイクステッチ、およびフリンジ(ふさ飾り)の説明図である。
図9(A)に示すスパイクステッチにおいて、31は、丸小ビーズ51とチェコビーズ55によりスパイクを構成した例、33は、枝分かれする3本のスパイクのポイントに、それぞれ、ファイヤポリッシュ57、クリスタルビーズ59、丸玉61を使用した例、35は、葉の形状のメタルパーツ63を使用した例である。
また、図9(B)に示すフリンジ37において、10本に枝分かれする丸小ビーズの51スパイクの先端に、ドロップビーズ65を使用した例である。
以上のようにして、花モチーフ1のベース表面を、ビーズ刺繍の手法により形成したビーズ部分でデザインし、図1に示すモチーフ本体10の表面が完成する。
ところで、花モチーフ1のベース裏面には、縫い付けたビーズ刺繍用の糸がそのまま見える状態になっている。花モチーフ1は、刺繍糸により構成されているため、縫い糸は通常目立ちにくい。しかしながら、糸の色や素材によっては、外観上好ましくない場合がある。そのようなときには、ケミカルレースの1ペアの花モチーフのうち、他方の花モチーフを裏用に縫い合わせ、糸が見えないようふたをすることが好ましい。
このとき、表側の花モチーフと裏側の花モチーフを合わせた縁をかがり縫いするが、厚みのあるケミカルレースを素材とするときには、好ましくは、一針ごとにビーズを2個か1個通した縁かがりにより、表側の花モチーフを裏側の花モチーフを縫い合わせる。この際、花モチーフに孔が空いているときは、その孔の周囲の縁もすべてかがり縫いをし、完全な2枚仕立てとする。
図10は、裏面仕立てをしたモチーフ本体10を裏面から見た図である。裏用の花モチーフ1Bが完全に縫い合わされており、縁にはかがり縫いによりビーズ39が縫い付けられている。
なお、ケミカルレースの厚さが薄い場合は、ビーズを通さずにかがり縫いをするだけで綺麗に仕上げることができる。かがり縫いにおけるビーズの使用は、側面からみたときにモチーフ本体を綺麗に仕上げる為には、どうすればよいかにより判断することができる。
以上のようにして、モチーフ本体が完成したら、そのモチーフ本体を用いて装身具に仕上げる。
いわゆるビーズ・ジュエリーとして知られている、ビーズを使用した装身具には、ネックレス、ラリエット、ブレスレット、ブローチ、バングル、ペンダント等がある。
例えばネックレスを構成する場合、一例として、パールのネックレスを完成させ、そのパールの上にモチーフ本体を固定する。具体的には、丸小ビーズを複数個通してループを作り、モチーフ本体の穴を利用してネックレスを留めることができる。
また、別の例として、モチーフ本体の孔を利用してループを作る一方、ネックレスの端部にビーズを通してボタンを付け、モチーフ本体のループに、ネックレスのボタンを留めることができる。
モチーフ本体が多数の孔を有する場合、その孔を利用すれば、針で孔を開けること無く、ループが付けられるので、刺繍糸で構成されたベースを痛めることがなく、十分な強度を保つことができるという利点がある。
以上、説明したように、本実施形態によれば、従来の平面的なモチーフ本体に比べて、立体感があり、豪華で、高品質な外観のモチーフ本体を得ることができる。このように、本考案によると、美観と完成度に優れたモチーフ本体を、通常のビーズ刺繍の手法により製作することが可能となる。
以上の本実施形態において、ケミカルレース製のベースを使用する例を説明したが、これは一例であって、本考案はこれに限定されない。ケミカルレース以外の機械レース、例えば、トーションレース、またはチュールレースを素材とするベースを使用しても、本実施形態のときと同様の効果を得ることができる。
以上、本考案の好ましい実施の形態において図面を引用しつつ例示したが、本考案はこれらに限定されるものではなく、例えば、機械レース製のベース(刺繍糸モチーフ)の形状、厚さ、およびベースに使用される糸の色、太さ、材質、ビーズの材質、形状、およびサイズ、並びにビーズ部分の縫い付けに使用する糸の色、太さ、および材質等について、本考案の趣旨を損なうことのない範囲において適宜変更を加えることが可能である。
本考案は、モチーフ本体を構成部分に含む装身具に、広く適用でき、特に、ネックレス、ラリエット、ブレスレット、ブローチ、バングル、ペンダントに好適である。また、バッグ、帽子、携帯電話等の電子機器等の携行物に、装飾的に取り付けられる、ワンポイント飾り、ストラップ、根付け等の装飾品にも適用できる。
本考案に係る装身具の一実施形態におけるモチーフ本体の拡大平面図である。 モチーフ本体に使用するベースの素材である、ケミカルレースの一例を示す拡大平面図である。 ケミカルレース20から切断分離された、単一の花モチーフ1を示す拡大平面図である。 座金を示す拡大平面図である。 ケミカルレース製の花モチーフ1のベース表面に、座金3を糸で留め付けた状態を示す図である。 スパイクステッチの手法により、花弁に相当するビーズ部分を形成する例を示す説明図である。 スパイクステッチの手法により5つの花弁状のビーズ部分5を縫い付け、かつその中央部に、花芯に当たる金属ボタン7を留め付けて、花を形成した状態を示す、平面図である。 本考案に使用されるビーズ刺繍の手法と、形成されるビーズ部分の構成を説明する説明図であり、図8(A)はアウトラインステッチ、図8(B)はバックステッチ、図8(C)はサテンステッチ、図8(D)はロング・アンド・ショートステッチを示す。 図1に示すモチーフ本体10の製作に特に用いた他のスパイクステッチ、およびフリンジ(ふさ飾り)の説明図である。 裏面仕立てをしたモチーフ本体10を裏面から見た図である。
符号の説明
1 花モチーフ(のベース)
3 座金
5、15、17、31、33、35、37 ビーズ部分
10 モチーフ本体
20 ケミカルレース1

Claims (7)

  1. ビーズの組合せによりデザインされたモチーフ本体を備える装身具において、前記モチーフ本体が、機械レース製のベースと、そのベースの少なくとも一方の面に装飾的に配置されかつ縫い付けられた複数のビーズ部分とを含むことを特徴とする装身具。
  2. 請求項1に記載の装身具において、前記モチーフ本体が、前記ベースの一方の面に縫い付けられた座金をさらに含み、複数のビーズ部分が、前記座金に設けられた孔を通して前記ベースに縫い付けられていることを特徴とする装身具。
  3. 請求項1または2に記載の装身具において、前記ベースが、所定形状の刺繍糸モチーフが複数連結されて構成されている機械レースから切断分離された、単一もしくは複数の刺繍糸モチーフの一部もしくは全部、またはこれらの組合せであることを特徴とする装身具。
  4. 請求項3に記載の装身具において、前記ベースに対応する形状を有する別のベースが、前記ベースの他方の面に縫い合わせられていることを特徴とする装身具。
  5. 請求項4に記載の装身具において、前記別のベースが、一針ごとにビーズを通した縁かがり縫いにより、前記ベースの他方の面に縫い合わせられていることを特徴とする装身具。
  6. 請求項2に記載の装身具において、前記座金に設けられた孔を通して前記ベースに縫い付けられる複数のビーズ部分が、スパイクステッチにより構成されていることを特徴とする装身具。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の装身具において、前記ビーズ部分が、糸を通すことが可能なカットガラス、メタルパーツ、天然石、および/または天然貝を含むことを特徴とする装身具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012095898A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Hiroko Kitamura ビーズアクセサリー手法
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