JP3120572U - 繊維製装飾品の装着構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】アップリケ等を装着した状態と、外した状態との両状態で、衣類の美観を損なうことなく使用できるとともに、アップリケ等を装着した状態で、アップリケ等を強固に衣類に装着・保持できる繊維製装飾品の装着構造を得る。
【解決手段】衣類に、そのレース部の模様を成す複数の貫通孔5の一部を対を成す進入孔10及び退出孔11とする係合保持部12を設け、装飾品1に、進入孔10を介して一方の面側から他方の面側に進入し、且つ、退出孔11を介して他方の面側から一方の面側に退出する進入退出部12を設け、進入退出部12に、自然状態で、退出孔11に係合する係合部9を設け、この係合部9を、進入孔10及び退出孔11に挿通可能とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、繊維製の装飾品をレース部を備えた衣類に装着して、前記衣類を装飾する繊維製装飾品の装着構造に関する。
例えば、女性用の衣類にアップリケが装着されて装飾の用に供されることが良く知られている。この種のアップリケが繊維製品の場合、このアップリケを衣類に縫いつけたり、貼付したりして使用する。これらの例の場合は、アップリケは、衣類に装着されたままの状態で使用され、これが外されて使用されることはない。また、外して使用しようとすると、何らかの痕跡が衣類に残ることとなり、アップリケを装着する前の良好な美的外観を保つことはできない。即ち、アップリケを縫いつけた場合は、その縫い跡が衣類に残る。貼付の場合は貼付跡が残る。
一方、このような縫製をおこなうにしても、なるべく縫製部位の量を少なくすることが好ましいが、このような観点から、装飾品及び衣類の構造を積極的に考慮した考案は、いまだ見出せない。
以上の状況から、アップリケを着脱自在にしようとすることが試みられている。
この種の着脱自在な装飾品の装着構造を提案する先行技術としては、特許文献1或いは特許文献2に記載の技術がある。
特許文献1に記載の先行技術では、雌雄部材からなるスナップファスナを利用して、アップリケ等の着脱を可能とする。
特許文献2に記載の先行技術では、同じく雌雄部材から面ファスナを利用して、アップリケ等の着脱を可能とする。
特開2002−020920号公報 特開平8−060505号公報
しかしながら、スナップファスナ、面ファスナ等を使用する構成にあっては、アップリケの着脱は可能となるが、スナップファスナ、面ファスナ等の雌雄を成す一方の部材を衣類に、他方の部材をアップリケに装着することとなるため、例えば、アップリケを装着しない状態において、その美観が著しく劣るという問題がある。
一方、アップリケの装着状態を考えると、アップリケを装着した状態の使用にあっては、容易にアップリケが衣類から脱離しないことが要件となる。
さらに、衣類が例えば、肌に直接接触するレース部を有するインナー製品の場合、できるだけ肌触りを良好に保つ(ごつごつしない)ことが好ましい。
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えば、アップリケ等を装着した状態と、外した状態との両状態で、できるだけ衣類の美観を大幅に損なうことなく使用できるとともに、アップリケ等を装着した状態で、アップリケ等を強固に衣類に装着・保持できる繊維製装飾品の装着構造を得るとともに、このような機能を有する衣類或いはアップリケ等である装飾品を得ることにある。
さらに、アップリケを固着する場合にあっても、その固着点の数をできるだけ少なくすることが可能な繊維製装飾品の装着構造を得ることにある。
上記目的を達成するための本考案に係る、繊維製の装飾品をレース部を備えた衣類に装着して、前記衣類を装飾する繊維製装飾品の装着構造の第1特徴構成は、
前記衣類に、前記レース部の模様を成す複数の貫通孔の一部を対を成す進入孔及び退出孔とし、当該進入孔と退出孔とからなる係合保持部を設け、
前記装飾品に、前記進入孔を介して一方の面側から他方の面側に進入し、且つ、前記退出孔を介して前記他方の面側から前記一方の面側に退出する進入退出部を設けるとともに、前記進入退出部に、自然状態で、前記退出孔に係合する係合部を設け、前記係合部を、変形により前記進入孔及び退出孔に挿通可能に構成してあることにある。
本願に係る繊維製装飾品の装着構造は、装飾品が繊維製製品であり、衣類がその一部にレース部を備えているものに採用することができる。この種の衣類としては、ブラジャー、スリップ、ランジェリー等を代表例として挙げることができるが、最近流行しているアウターウェアの一部にレースが採用されている衣類にも採用可能である。
さて、本願に係る衣類を説明するに際しては、衣類側の構造と、装飾品側との構造に分けて説明する。
衣類側の構造
衣類は、その一部がレース部から構成されるが、レースはよく知られているように、レース地の表裏間に渡って多数の貫通孔が設けられ、花、茎、葉さらには貝殻等の模様が形成される。従って、これら貫通孔は、主にはレース模様を成す様に設計されるのであるが、本願に係る衣類にあっては、その貫通孔の一部が、対を成す進入孔及び退出孔とされる。このような対を成す進入孔、退出孔を一対で、本願にあっては係合保持部と呼ぶ。
ここで、この係合保持部の役割は、装飾品に設けられる進入退出部が進入し、退出するのを可能とし、装飾品が装着された状態で、装飾品を係合保持する役割を果たす。
装飾品の構造
一方、装飾品には、前述の進入退出部が設けられるとともに、この進入退出部に係合部が設けられる。
前記進入退出部は、進入孔を介して一方の面(例えば表面)側から他方の面(例えば裏面)側に進入し、且つ、退出孔を介して他方の面(例えば裏面)側から一方の面(例えば表面)側に退出する部位である。従って、この進入退出部は、比較的幅が狭く、その延出方向に長い部位として構成される。
この進入退出部には、自然状態(何ら力を働かせない状態)で、前記退出孔に係合する係合部が設けられているとともに、この係合部を、変形により進入孔及び退出孔に挿通可能に構成している。
装飾品を衣類に装着しようとする場合は、係合部を変形させ、進入孔・退出孔を順次通過させる。この操作が完了した状態で、係合部を開放状態にすることで、当該部位は自由状態となり、係合部により少なくとも退出孔から抜けない係合状態が完成される。
一方、装飾品を外し、衣類単独で使用したい状態は、係合部を変形させ、退出孔、進入孔と順次、通過させることで、衣類に何ら影響を与えることなく、装飾品を外すこととなる。
この繊維製装飾品の装着構造は、スナップファスナ・面ファスナ等を使用することなく、衣類側では、その一部を成すレース部に設けられる貫通孔を利用して、装飾品側では、その一部に進入退出部を設け、さらに係合部を設けるだけで、装飾品の装着・脱離を実現することができる。結果、少なくとも衣類側の美観は損なわれることはないため、装飾品を着脱自在な状態で使用して、装飾品が装着された状態と、脱離した状態との両状態を良好に楽しめる。
さらに、この構造にあっては、進入退出部は対となる進入孔及び退出孔の両方を貫通した状態で、衣類に設けられているレース部に絡むこととなるため、別途、保持機構を装着することなく、確実な保持状態を実現できる。
このような繊維製装飾品の装着構造を実現可能な繊維製の装飾品は、
衣類に設けられる係合保持部に、進入孔を介して一方の面側から他方の面側に進入し、且つ、退出孔を介して他方の面側から一方の面側に退出する進入退出部を備えるとともに、その進入退出部に、自然状態で、進入孔及び退出孔に係合する係合部を備え、同時に、この係合部を、変形により進入孔及び退出孔に挿通可能に構成しておけばよい。
一方、繊維製装飾品の装着構造を実現可能なレース部を有する衣類は、レース部の模様を成す複数の貫通孔の一部が、装飾品の進入退出部が、一方の面側から他方の面側に進入する進入孔として、且つ、他方の面側から一方の面側に退出可能な退出孔として形成されるとともに、対を成す進入孔及び退出孔により、係合保持部が形成されている構成としておけば良い。
さて、以上、説明してきた繊維製装飾品の装着構造において、
前記係合保持部を、単一の前記装飾品に対して少なくとも2位置備え、前記少なくとも2位置に備えられる係合保持部の全てを使用して、前記単一の前記装飾品を前記衣類に装着可能に構成されていることが、好ましい。
この構成を採用する場合は、単一の装飾品を対象として、衣類側の少なくとも2位置に、係合保持部を備える。無論、3ケ所以上としても一向に構わない。この場合、単一の装飾品には、前記係合保持部の数に対応した数の進入退出部を設けるとともに、その数だけの係合保持部を設けておく。
そして、当該単一の装飾品の装着に際しては、衣類側に設けられている全ての係合保持部を使用して装着をおこなう。従って、この構造では、単一の装飾品が複数箇所で係合保持されることとなり、装飾品を強固・且つ適切に固定・保持することができる。
一方、前記係合保持部を、単一の前記装飾品に対して少なくとも2位置備え、前記少なくとも2位置に備えられる係合保持部を別異に使用して、前記単一の前記装飾品を前記衣類の異なった位置に装着可能に構成されていることが好ましい。
この構成の場合は、上記と同様に単一の装飾品に対して、少なくとも2位置に係合保持部を備えるのであるが、これら係合保持部が、ここに、当該単一の装飾品を個別、且つ別異の位置で保持できるようにしておく。
このようにしておくと、単一の装飾品のみしか保有しない使用者にあっても、少なくとも2位置に、その装飾品を適時装着することができることとなり、装飾品の装着状態の多様性を確保できながら、衣類側においては、その現れる模様に何ら変更がないという良好な状態となり、使用者にとって、非常に好ましい。
さて、前記装飾品としては、これが刺繍レースからなり、進入退出部及び係合部が装飾模様の一部を成すことが好ましい。
刺繍レースは、レースの装飾に使用され、所定の装飾モチーフを刺繍により表現するレースであるが、装飾品を刺繍レースで構成することにより、衣類のレース部の装飾形態の多様性を、レースからなるという基本的な印象を損なうことなく、増加させることができる。
これまで説明してきた繊維製装飾品の装着構造は、衣類が肌に直接接触する部位にレース部を備えているものに適応することが好ましい。
本願に係る繊維製装飾品の装着構造は、ファスナ等の特別の結合部を使用することなく実現可能であるため、装飾品を装着した状態にあっても、ある程度の柔軟性を保ち、肌触りを比較的良好に保つことが可能であるためである。
さて、上記のように結合具を使用しない構成のものの他、レース模様を成す複数の貫通孔を利用することによる装飾品の装着構造としては、以下の構造を採用することができる。
即ち、繊維製の装飾品をレース部を備えた衣類に装着して、前記衣類を装飾する繊維製装飾品の装着構造として、
前記衣類に、前記レース部の模様を成す複数の貫通孔の一部を、対を成す進入孔及び結合具結合孔とし、当該進入孔と結合具結合孔とからなる結合保持部を設け、
前記装飾品に、前記進入孔を介して一方の面側から他方の面側に進入する進入部を設けるとともに、前記装飾品の前記衣類に装着される面と、前記衣類の他方の面側に進入した進入部との間を結合する結合具を備え、
前記装飾品に設けられる前記結合具結合孔内で、前記結合具が結合可能に構成しておく。
この繊維製装飾品の装着構造の場合は、先に説明した進入孔と退出孔との組み合わせで係合保持部を構成するのに対して、進入孔と結合具結合孔との組み合わせで、結合保持部を構成する。
そして、装飾品には、進入部を設けるとともに、結合具を備えた構成とする。
ここで、進入部は進入孔を介して、一方の面から他方の面側に進入する部位であることに、先に説明した例と変わりはない。先の例にあっては、進入孔に対して退出孔を設けて、当該進入孔を再度、他方の面側から一方の面側に戻すものとしたが、この例の場合は、結合具結合孔内を介して結合具の結合を可能とし、装飾品の衣類に装着する面と進入部とを結合するものとする。
ここで、進入孔と結合具結合孔とは別異の貫通孔であるため、レースの貫通孔間に渡って配設される進入部と装飾品の装着面との間で閉構造が完成され、装飾品を良好にレース部ひいては衣類に装着することができる。
さらに、この構造では、結合具の結合は、結合具結合孔内で、これを利用して行われるため、結合具を使用することによる、過度に厚みが増す、ごつごつ感が強い等の欠点を最小限にすることが可能となる。
本考案の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
本願は、繊維製の装飾品1を衣類2に装着する場合の繊維製装飾品の装着構造に関するが、その実施形態として、装飾品1の形状及び衣類2のレース部3のレース模様の工夫により、装飾品1を衣類2に装着する第一の実施形態(図1〜3が対応)、第二の実施形態(図4〜7が対応)、装飾品1側に結合具4を備え、その結合具4をレース模様をなす貫通孔5を利用して結合させる第三の実施形態(図8〜10が対応)を備えている。
以下、第一、第二及び第三の実施形態の順に説明する。
第一の実施形態
この実施形態は、装飾品1の形状及び衣類2のレース部3のレース模様の工夫により、装飾品1を衣類2に装着する構成の代表例であり、その基本的な構成を説明するための例である。この形態は、先にも説明したように、装飾品1の形状及び衣類2のレース部3のレース模様のみを工夫することにより、装飾品1を衣類2に装着して使用することができ、さらに、装飾品1を装着することなく衣類2単独でも使用することができる。
図1は、本願に係る繊維製装飾品の装着構造を有するレースLを、ブラジャーBのカップCに採用した例を示したものである。図1(イ)は、装飾品1として花柄模様の刺繍レースLeがベースとなる衣類2であるブラジャーBのカップCに装着された状態を示している。図1(ロ)は、刺繍レースLeがベースとなる衣類2であるブラジャーBのカップCに装着されていない状態を示している。
良く知られているように、ブラジャーBは、乳房を覆うための一対のカップCと、これらカップCを中央部で接続する中央接続部位B1と、肩紐B2、背面バンドB3等を備えて構成される。
図示するように、カップCの表面にはレースLが配設されており(この部位をレース部3と呼ぶ)、このレース部3の表面に本願に係る装飾品1を装着することで、カップCに花柄模様が付与されている。この装飾品1は、具体的には所定の模様を成すように構成された刺繍レースLeである。
図示する例にあっては、刺繍レースLeは、バラの花、茎及び葉をモチーフとする構成とされており、衣類の一部を成すレース部3にもまた、バラの茎、葉をモチーフとするレース模様が比較的大型の貫通孔5を利用して施されている。レース部3の端部には、同様に、バラの葉、貝殻等をモチーフとするスカラップSが備えられている。
図2(イ)は、このレース部3に使用される編み立て上がりの所定幅を有するレース地Lsを示したものであり、破線で示される切断線6に沿ってレース地Lsが切り取られ、これまで説明してきたレース部3に使用される。この図においても、刺繍レースLeが装着された状態を示している。図2(ロ)は、装飾品1の係合状態を示している。
図3(イ)は、図2に示されるレース地Lsの原反のみを示したものであり、一方、図3(ロ)は、刺繍レースLe(装飾品)のみを示したものである。本願にあっては、レース部3及び装飾品1は別個に製作する。但し、両者間において、本願独特の繊維製装飾品の装着構造を達成すべく、その設計は、両者を連結可能な構成とされる。
以下、装飾品1、衣類のレース部3の順に説明する。
装飾品1
図3(ロ)に示すように、この装飾品1は、バラの花、茎及び葉をモチーフとする。
図示するように、大きなバラの花を中央に備え、その左右及び下側の3方向に別個に延出する茎を備え、茎の先端に、この茎より幅の広い部位となる小型の葉とつぼみを備えて構成されている。
本願にあっては、中央に位置する比較的大きな部位を装飾品本体7と呼び、左右に延出する茎の部分をその機能上、進入退出部8と呼び、その先端に付属する小型の葉とつぼみからなる部位を係合部9と呼ぶ。
図示する構成にあって、装飾品本体7から下側に延出される部位7aは、上記の進入退出部8、あるいは係合部9としての機能を有するものではなく、装飾品本体7の一部を成す。
レース部3
図3(イ)に示すように、切断前のレース地Lsは、その両端にスカラップSを備えた、編レース組織若しくは織レース組織からなる。そして、図示するように、このレース地Lsには、比較的大型の貫通孔5からなる模様であり、茎と花をデフォルメした構成の、比較的大きいな第一レース模様51及び第二レース模様52が形成されている。
図示するように、レース地Ls上の模様パターンは、左右一連の繰り返しパターンであり、図上上側と下側とで、第一レース模様51、第二レース模様52の繰り返しが、半パターンづつずれて配設されている。
第一レース模様51の茎に付属して連続鱗片状の比較的大型の貫通孔5からなる多孔連続模様53が施されており、さらに、その模様先端には、花弁をモチーフとし、環状に配置された3個の貫通孔5からなる多孔環状模様54が施されている。一方、第二レース模様52は、第一レース模様51の先端に設けられた多孔環状模様54と基本的に同様の形態とされ、その中央に3個の貫通孔5が設けられている。
これら、レース模様を成す貫通孔5の一部が、対となって、本願にいう進入孔10及び退出孔11となり、図2に示すように、本願にいう係合保持部12が形成されている。
さて、装飾品1における装飾品本体7、進入退出部8及び係合部9の位置関係(平面的な位置関係)に応じて、衣類2側のレース部3に設けられる係合保持部12(進入孔10、退出孔11)の位置関係が決定されている。即ち、装飾品1の進入退出部8が位置すべき部位に、係合保持部12が設けられることにより、装飾品1の本願に意図に従った装着が可能となっているのである。
以下、図2に基づいて、装飾品1をレース部3に装着し、さらには、分離に関して説明する。
装飾品1を装着する場合、装飾品本体7の左右に設けられた係合部9及び進入退出部8を、レース部3の貫通孔5に挿入係合させる。図2(イ)に示される例にあっては、右側の係合部9及び進入退出部8は、先に説明した多孔連続模様53を成す連続する貫通孔5を表側から裏側に、さらに、その右側にある貫通孔5を裏側から表側に2回繰返して貫通するように装着する。この装着操作にあっては、係合部9は小さく変形させ、対を成している貫通孔5を通過させる。図示する例の場合、貫通退出箇所に関して、左側の貫通孔5が進入孔10となり、右側の貫通孔5が退出孔11となる。
この様にして、一方の係合部9及び進入退出部8を対象として、一連の操作(係合部9を変形して貫通孔5に通過可能とする。進入孔5への進入操作をおこなう。退出孔11からの退出操作をおこなう。係合部9を自由状態とする。)を完了した後、他方の係合部9及び進入退出部8に対しても同様の操作をおこなう。結果、装飾品1の装着を完了することができる。
装飾品1の分離に際しては、上記の工程を逆に実行する。即ち、係合部9を変形して貫通孔5に通過可能とする。退出孔11からの退出操作をおこない、引き続いて、進入孔10からの退出操作をおこなう。このようにして装飾品1の分離を完了することができる。
図2(イ)に示す例では、装飾品1である刺繍レースLeをレース部3の特定部位に一対の係合保持部12を使用して装着したものとなる。さらに、装着において使用される係合保持部12は、レース部3において、所定のレース模様を成す多孔連続模様53及び多孔環状模様54を成す貫通孔5を利用したものとなっている。
第二の実施形態
図4〜7に、この実施形態を採用した例を示した。図4〜6は装着状態を、図7は装飾品1単独の状態を示したものである。
図4、図5は、ブラジャーBのカップCに採用できる左右一対のレース部3の状態を別個に示したものであり、同一の装飾品1を異なった位置関係で配設した例を示している。
この例は、図7(イ)に示す形状の装飾品1を使用したものである。
この例における装飾品1もまた、刺繍レースLeであり、図7(イ)に示すように、装飾品本体7は、バラの花模様の主要部とその主要部に付属の3片の中型の葉及び4片の小型の葉からなっている。一方、この装飾品本体7に対して、図上左下側に延びる茎A及びその先端に設けられた輪部Rを備えて構成されている。この輪部Rの大きさは、その自由状態で、多孔環状模様53を成す単一の貫通孔5の大きさより大きいものとなっている。 一方、図上右側には、装飾品本体7から右側に延びるつぼみPが形成されている。このつぼみPは、茎Aを介して本体7と接続されている。
さて、装飾品1が装着された状態を示す図4にあっては、左上側にある多孔環状模様54と中央部下側から右上側に延びる多孔連続模様53を利用して、装飾品1の装着を模様が右下方向を向くようにしている。一方、図5に示すものでは、左上側にある多孔環状模様54と右上側にある多孔スカラップ模様55を利用して、装飾品1の装着を模様が右上方向を向くようにおこなっている。
そして、両者とも、その装着に、図1、2、3を使用して説明した、本願独特の繊維製装飾品の装着構造を採用した。結果、本願の繊維製装飾品の装着構造を採用する場合は、使用者は自由に係合保持部12を成す貫通孔5を適宜選択して、装飾品1を装着することで、自由な配置の意匠を楽しむことができる。
図7(ロ)に、図7(イ)に示す例と同様に、或いはその代替として使用することができる装飾品1の例を示した。その装着状態を図6に示した。この例では、装飾品本体7は、一重咲きのバラ柄とされており、それに、背景となる種子柄が備えられている。一方、装飾品本体7に対して、図上右方向に示すように茎Aが設けられており、その先端に茎Aに対して直交方向に延びる係合部9が設けられている。この係合部9の大きさも、貫通孔5の大きさより大きくされている。
以上説明したことから、本願に係る繊維製装飾品の装着構造を採用する場合は、使用者は、装飾品1の柄自体を自由に選択可能であるとともに、選択した装着品1を姿勢を変えて装着可能であり、使用者は、自由な装飾を楽しめるとともに、装着品を装着することなく、そのまま着て楽しむこともできる。
第三の実施形態
この実施の形態は、先にも説明したように、装飾品1側に結合具Fを備え、その結合具Fをレース模様をなす貫通孔を利用して結合させる例である。
図8は、この例における図2に対応する図面であり、ブラジャーBに使用される一対のカップC用のレースLを示したものである。この例にあっては花柄模様の生地からなる装飾品1がレース部3に装着される例を示している。図9(イ)は、この例のレース地Lsの状態を示したものであり、図9(ロ)は、装飾品1の装着構造の説明図である。
図10(イ)(ロ)は装飾品1を表側及び裏側から見た図面である。
この例にあっては、レース地Lsの構成からまず説明する。
衣類のレース部3
図9に示すように、この例におけるレースLもまた、所定幅を有するレース地Lsとして編み立てられるものであり、その両端部に貝殻模様をモチーフとするスカラップSを備えている。その地組織は、コースネット組織からなる比較的高密度の第一地組織61と、クラックリー組織からなる比較的透過度が高く、疎な網状組織からなる第二地組織62とを備えて構成されている。
そして、これら地組織61,62間の開口空間を埋める状態で、複数の葉の組み合わせをモチーフとした散点模様が形成されている。このレースLにあっても、上下方向での対象性は守られるとともに、基本となる模様パターンが、上下で半パターンづつずらしてレース模様全体が形成されている。
さて、図9からも判明するように、このレース地Lsには、散点的且つ所定の位置に、対となる地組織の孔に対して、それよりも一回り大きな貫通孔63が設けられている。
これら貫通孔63は、それ自体でレース地Lsの模様を形成するのであるが、同時に、この実施形態の装飾品1をレースLに止めつけるためにも使用される。
即ち、対を成す貫通孔63は、その一方が進入孔64として形成されているとともに、他方が及結合具結合孔65とされる。本願にあっては、この実施形態におけるような進入孔64と結合具結合孔65との組み合わせを結合保持部66と呼ぶ。
装飾品1
図10に示すように、この実施形態における装飾品1は、花柄模様の生地から構成されており、その衣類に装着される面に進入部12が設けられている。
この進入部12は、図10(ロ)に示すように、生地の裏面にその一部が付着されたテープTであり、先に説明したレース部3に設けられる進入孔64を介して一方の面(例えば表面)側から他方の面(例えば裏面側)に進入させることが可能となっている。
さらに図9(ロ)、図10(ロ)から明らかなように、この進入部12には、装飾品1の衣類に装着される面(実質的には、当該面に貼着された進入部12の一部部位)と、衣類の他方の面側に進入した進入部12との間を結合する結合具Fが備えられている。
この結合具Fは、スナップファスナ、面ファスナ(例えばベルクロテープ)、ボタン、ホック等である。
この構成の場合は、進入孔64と結合具結合孔65との位置関係が、装飾品1に設けられる進入部12の先端側を裏面側に進入させ、その先端側を折り返して、結合具Fを結合させるのに適当な位置関係とされている。結果、上記のような装飾品1の取り付けが可能となる。
以下、図9(ロ)に基づいて、装飾品1をレース部3に装着し、さらには、分離する工程に関して説明する。
装飾品1を装着する場合、装飾品本体7の裏面に設けられた進入部12を、レース部3の進入孔64に挿入させる。図9に示される例にあっては、進入部12は、表側からみて左側に位置する進入孔64を表側から裏側(図9(ロ)は裏側から見た図である)に、さらに、右側に位置する結合具結合孔65を利用して結合具Fを結合させる。この装着操作にあっては、進入部12は小さく変形させ、進入孔64を通過させる。図示する例の場合、左側の貫通孔63が進入孔64となり、右側の貫通孔63が結合具結合孔65となる。
装飾品1の分離に際しては、上記の工程を逆に実行する。即ち、結合具Fの結合状態を解き、結合具結合孔65から分離し、引き続いて、進入孔64からの進入部12の退出操作をおこなう。このようにして装飾品1の分離を完了することができる。
〔別実施の形態〕
以下、本願の別実施の形態に関して説明する。
(1)上記の実施の形態にあっては、本願に係る繊維製装飾品の装着構造を、ブラジャーに使用する例を示したが、本願構造は、衣類側にレース部を備えた構成であれば、任意の衣類と、その衣類に使用される繊維製の装飾品に適応することができる。この種の衣類としては、代表的には、セーター、スラックス、ブラウス、ジャケット等を挙げることができる。
(2)上記の実施の形態にあっては、装飾品が花柄模様を成す構成としたが、柄の設定は任意のモチーフを採用することができる。
(3)上記の第三の実施の形態において、使用した結合具の例は、スナップファスナとしたが、本願にいう結合具結合孔内に形成される空間を利用し、その空間を占有する状態で、結合が完了する結合具であればよく、面ファスナ、ボタン、ホック等も使用できる。
(4)上記の実施の形態にあっては、第一実施の形態、第二実施の形態において、係合保持部を一対、あるいは単一備える例を示したが、単一の装飾品との関係において、3箇所以上に係合保持部を形成しておいてもよい。この場合、全ての係合保持部を使用して当該単一の装飾品を装着するようにしてもよいし、個々、使用する係合保持部を変えて、装着姿勢を変更するものとしてもよい。
(5)上記の実施の形態にあっては、装飾品が刺繍レース(エンブロイダリーレース)である例を示したが、リバーレース、ラッセルレース、トーションレース等、任意の繊維製の装飾品に本願構造を採用できる。
以上、説明してきた様に、本願にあっては、衣類と装飾品との着脱を可能とし、装飾品が衣類に装着された装着状態と、装飾品が衣類に装着されない非装着状態との両状態で、両者の美観等を損なうことなく使用できる。従って、この点が、本願が解決しようとする最大の課題ではあるが、本願構造は、その着脱自在を意図せず、単純に装飾品をレース部を有する衣類に装着し、そのまま使用する場合にあっても採用することが可能となる。
即ち、例えば、バラ柄模様の刺繍レースをブラジャーのレース部に縫製装着する場合(この場合は、装飾品は衣類から分離することを予定しない)についても採用することができる。
衣類にレース部があり、その表面あるいは裏面に刺繍レースを固定装着する場合、刺繍レースの周部の多数箇所を縫製にて固定することとなる。しかしながら、本願構造の場合は、第一または第二の実施形態を採用する場合、係合保持部と進入退出部及び係合部との関係において、装飾品を衣類に実質上装着支持することが可能となるため、縫製固定を行う場合も、その縫製部位の数を極端に減少させることが可能となり、結果的に、作業効率を高めることができる。
さらに、進入退出部及び係合部は、事実上、模様の中心となる装飾品本体から突出あるいは延出される部位であり、その部位の固定に従来型の縫製固定では、多くの労力を必要とすることとなったが、本願の場合、これらの部位が、本願独特の装着構造を採用することで、実質的に固定されるため、上記、作業手間を省くという観点から、非常に好ましい結果を得ることとなった。
例えば、アップリケ等を装着した状態と、外した状態との両状態で、衣類の美観を損なうことなく使用できるとともに、アップリケ等を装着した状態で、アップリケ等を強固に衣類に装着・保持できる繊維製装飾品の装着構造を得ることができた。
本願に係る第一実施の形態のブラジャーの外観構成を示す図 図1に示すブラジャーのレース部の加工前のレースを示す図 装飾品を装着しない状態にあるレースの状態及び装飾品の外観構成を示す図 進入退出部及び係合部を備えた装飾品の第二実施形態を示す図 進入退出部及び係合部を備えた装飾品の第二実施形態を示す図 第二実施形態に関する装飾品の別形態例を示す図 第二実施形態における、装飾品の形態を示す図 本願に係る第三実施の形態の繊維製装飾品の装着構造が採用されるレース(但し、装着品を装着した状態にある)の外観構成を示す図 装着品を装着しない状態にある第三実施形態のレースの構成及び装着構造を示す図 第三実施形態における装着品の構成を示す図
符号の説明
1 装飾品
2 衣類
3 レース部
4 結合部
5 貫通孔
7 装飾品本体
8 進入退出部
9 係合部
10 進入孔
11 退出孔
12 進入孔
63 貫通孔
64 進入孔
65 結合部結合孔
66 結合保持部

Claims (8)

  1. 繊維製の装飾品をレース部を備えた衣類に装着して、前記衣類を装飾する繊維製装飾品の装着構造であって、
    前記衣類に、前記レース部の模様を成す複数の貫通孔の一部を対を成す進入孔及び退出孔とし、当該進入孔と退出孔とからなる係合保持部を設け、
    前記装飾品に、前記進入孔を介して一方の面側から他方の面側に進入し、且つ、前記退出孔を介して前記他方の面側から前記一方の面側に退出する進入退出部を設けるとともに、前記進入退出部に、自然状態で、前記退出孔に係合する係合部を設け、前記係合部を、変形により前記進入孔及び退出孔に挿通可能に構成してある繊維製装飾品の装着構造。
  2. 前記係合保持部を、単一の前記装飾品に対して少なくとも2位置備え、前記少なくとも2位置に備えられる係合保持部の全てを使用して、前記単一の前記装飾品を前記衣類に装着可能に構成されている請求項1記載の繊維製装飾品の装着構造。
  3. 前記係合保持部を、単一の前記装飾品に対して少なくとも2位置備え、前記少なくとも2位置に備えられる係合保持部を別異に使用して、前記単一の前記装飾品を前記衣類の異なった位置に装着可能に構成されている請求項1記載の繊維製装飾品の装着構造。
  4. 前記装飾品が刺繍レースからなり、前記進入退出部及び前記係合部が装飾模様の一部を成す請求項1から3の何れか一項記載の繊維製装飾品の装着構造。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の繊維製装飾品の装着構造を実現可能な繊維製の装飾品であって、
    前記衣類に設けられる係合保持部に、前記進入孔を介して前記一方の面側から前記他方の面側に進入し、且つ、前記退出孔を介して前記他方の面側から前記一方の面側に退出する進入退出部を備えるとともに、前記進入退出部に、自然状態で、前記進入孔及び前記退出孔に係合する係合部を備え、
    前記係合部が、変形により前記進入孔及び退出孔に挿通可能に構成されている装飾品。
  6. 請求項1から4の何れか一項に記載の繊維製装飾品の装着構造を実現可能なレース部を有する衣類であって、
    前記レース部の模様を成す複数の貫通孔の一部が、
    前記装飾品の前記進入退出部が、前記一方の面側から前記他方の面側に進入する前記進入孔として、且つ、前記他方の面側から前記一方の面側に退出可能な退出孔として形成されるとともに、対を成す前記進入孔及び退出孔により、前記係合保持部が形成されている衣類。
  7. 前記衣類が肌に直接接触する部位に前記レース部を備えている請求項1〜4の何れか一項記載の繊維製装飾品の装着構造。
  8. 繊維製の装飾品をレース部を備えた衣類に装着して、前記衣類を装飾する繊維製装飾品の装着構造であって、
    前記衣類に、前記レース部の模様を成す複数の貫通孔の一部を、対を成す進入孔及び結合具結合孔とし、当該進入孔と結合具結合孔とからなる結合保持部を設け、
    前記装飾品に、前記進入孔を介して一方の面側から他方の面側に進入する進入部を設けるとともに、前記装飾品の前記衣類に装着される面と、前記衣類の他方の面側に進入した進入部との間を結合する結合具を備え、
    前記装飾品に設けられる前記結合具結合孔内で、前記結合具が結合可能に構成してある繊維製装飾品の装着構造。
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