JP2012095898A - ビーズアクセサリー手法 - Google Patents
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Abstract
【課題】創作者の技量によらず一定の創作レベルが確保でき、かつ創作バリエーションの展開により高度の創作性が発揮できるビーズアクセサリー手法を提供する。
【解決手段】ビーズアクセサリー1は、中央部に配置される第1ビーズ4と、第1ビーズ4を平面的に取り囲む第2ビーズ群5と、第2ビーズ群5を更に平面的に取り囲む第3ビーズ群6とから構成される、花をモチーフとしたデザインを基本ユニット2とし、第2ビーズ群5は第1ビーズ4に連結され、第3ビーズ群6は第2ビーズ群6に連結され、さらに、複数の基本ユニット2は、花をモチーフとした基本ユニット集合体3を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】ビーズアクセサリー1は、中央部に配置される第1ビーズ4と、第1ビーズ4を平面的に取り囲む第2ビーズ群5と、第2ビーズ群5を更に平面的に取り囲む第3ビーズ群6とから構成される、花をモチーフとしたデザインを基本ユニット2とし、第2ビーズ群5は第1ビーズ4に連結され、第3ビーズ群6は第2ビーズ群6に連結され、さらに、複数の基本ユニット2は、花をモチーフとした基本ユニット集合体3を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ビーズアクセサリー手法に係り、特に、複数のビーズをアレンジしてアクセサリーを創作するビーズアクセサリー手法に関する。
ビーズなどの装飾用アイテムを用いて、例えば、ペンダント、ブレスレット、ラリエットなどの装飾品がアクセサリーデザイナーにより創作されている。これらの装飾品は、デザイナーの芸術性や美的感性により創作され、芸術的な工芸品としての価値を有する場合がある。
また、このような装飾品の創作を趣味として習得したいという需要があり、いわゆる趣味のサークルや手芸教室などが人気を呼んでいる。更には、アクセサリーデザイナーに憧れてアトリエを構え、プロ作家としてデビューを目指すものも少なくない。
特許文献1には、様々なアクセサリーに変化する装飾品とその使用方法が開示されている。ここでは、1個を組んだときの内周が手の小指回り程の長さで、美しく、華やかなアクセサリーとして必要な玉部と、テグスで編んだビーズ等の伸縮性を利用した帯部と、玉部と繋ぐ環部とからなるパーツを数本組むことにより、指輪、ブレスレット、アンクレット、チョーカー、ネックレス等々のファッション性の高い様々なデザインやサイズのアクセサリーに変化させることが記載されている。
ビーズなどの装飾用アイテムを用いた装飾品の創作は、デザイナーの芸術性や美的感性に大きく依存するため、このような装飾品の創作を趣味として習得させるには、誰が創作しても一定のレベルが確保できるような手法が必要となる。
しかし、そのような手法は、創作者が高度の創作性を発揮できるだけのバリエーションを展開できない場合には、創作意欲が減退してしまう。また、アクセサリーデザイナーに憧れてアトリエを構え、プロ作家としてデビューを目指す者を引き付けることができない。
本願の目的は、かかる課題を解決し、創作者の技量によらず一定の創作レベルが確保でき、かつ創作バリエーションの展開により高度の創作性が発揮できるビーズアクセサリー手法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るビーズアクセサリー手法は、複数のビーズを用いて装飾品を創作するビーズアクセサリー手法において、中央部に配置される第1のビーズと、第1のビーズを平面的に取り囲む第2のビーズ群と、第2のビーズ群を更に平面的に取り囲む第3のビーズ群とから構成される、花をモチーフとしたデザインを基本ユニットとし、第2のビーズ群は糸により第1のビーズに連結され、第3のビーズ群は糸により第2のビーズ群に連結されることを特徴とする。
上記構成により、ビーズアクセサリー手法は、第1のビーズ、第2のビーズ群、及び第3のビーズ群という3種類のビーズにより花をモチーフとしたデザインを基本ユニットとするという手法を採用する。この手法により、誰が創作しても一定の創作レベルが確保できる。すなわち、3種類のビーズにより花をモチーフとしたデザインを簡易に創作でき、デザイン的な特徴を有することができる。
また、ビーズアクセサリー手法は、第1のビーズ、第2のビーズ群、及び第3のビーズ群がそれぞれ色彩の異なるビーズからなることが好ましい。これにより、3種類のビーズの色彩により創作バリエーションを展開して高度の創作性を発揮することができる。
また、ビーズアクセサリー手法は、第2のビーズ群が6個であり、第3のビーズ群が12個であり、2個の第3のビーズが糸により1個の第2のビーズに連結されることが好ましい。これにより、誰が創作しても一定の創作レベルが確保できる基本ユニットを容易に設定することができる。
また、ビーズアクセサリー手法は、複数の基本ユニットが、糸により複数の穴を有する台座にそれぞれ固定されることで花をモチーフとした基本ユニットの集合体を形成することが好ましい。これにより、基本ユニットを組み合わせたバリエーションを展開することができ、高度の創作性を発揮することができる。
さらに、ビーズアクセサリー手法は、複数の基本ユニットをそれぞれ構成する第1のビーズ、第2のビーズ群、及び第3のビーズ群が、相互に色彩が異なることが好ましい。これにより、基本ユニットごとに色彩を選択することにより創作バリエーションを展開して高度の創作性を発揮することができる。
以上のように、本発明に係るビーズアクセサリー手法によれば、創作者の技量によらず一定の創作レベルが確保でき、かつ創作バリエーションの展開により高度の創作性が発揮できるビーズアクセサリー手法を提供することができる。
(ビーズアクセサリー手法の実施形態)
以下に、図面を用いて本発明に係るビーズアクセサリー手法の実施形態につき、詳細に説明する。図1に、本発明に係るビーズアクセサリー手法を用いて創作されたペンダント(Pendant)20の一つの例を示す。図1(a)は、ペンダント20の平面図であり、図1(b)は、ビーズアクセサリー1の基本ユニット2を示す平面図である。ビーズアクセサリー1の基本ユニット2は、中央部に配置される第1ビーズ4と、第1ビーズ4を平面的に取り囲む第2ビーズ群5と、第2ビーズ群5を更に平面的に取り囲む第3ビーズ群6とから構成される。そして、後述するように、第2ビーズ群5は第1ビーズ4に連結され、第3ビーズ群6は第2ビーズ群5に連結される。このようにして、3種類のビーズを環状に配置することで花をモチーフとしたデザインが基本ユニット2として形成される。
以下に、図面を用いて本発明に係るビーズアクセサリー手法の実施形態につき、詳細に説明する。図1に、本発明に係るビーズアクセサリー手法を用いて創作されたペンダント(Pendant)20の一つの例を示す。図1(a)は、ペンダント20の平面図であり、図1(b)は、ビーズアクセサリー1の基本ユニット2を示す平面図である。ビーズアクセサリー1の基本ユニット2は、中央部に配置される第1ビーズ4と、第1ビーズ4を平面的に取り囲む第2ビーズ群5と、第2ビーズ群5を更に平面的に取り囲む第3ビーズ群6とから構成される。そして、後述するように、第2ビーズ群5は第1ビーズ4に連結され、第3ビーズ群6は第2ビーズ群5に連結される。このようにして、3種類のビーズを環状に配置することで花をモチーフとしたデザインが基本ユニット2として形成される。
図1(b)に示すビーズアクセサリー1の基本ユニット2においては、第1ビーズ4は1個であり、第2ビーズ群5は6個であり、第3ビーズ群6は12個であるが、それぞれの個数はこれに限らず、個数のバリエーションがあっても良い。そして、これらの第1のビーズ、第2のビーズ群、及び第3のビーズ群はそれぞれ色彩の異なるビーズからなる。これにより、3種類のビーズの色彩により創作バリエーションを展開して高度の創作性を発揮することができる。
図1(a)のペンダント20は、この花をモチーフとした基本ユニット2をベースに創作される。すなわち、4個の基本ユニット2を集合させた基本ユニット集合体3を創作し、これをバチカン8によりチェーン7に接続させてペンダント20とする。チェーン7には長さ調節をするアジャスター9が設けられても良い。このように、第1ビーズ4、第2ビーズ群5、及び第3ビーズ群6の個数と配置を設定することで、花をモチーフとしたシンプルで単純化されたデザインが形成され、このデザインを用いて容易に図1(a)のペンダント20を創作することができる。
また、図2に、本発明に係るビーズアクセサリー手法を用いて創作されたブレスレット(Bracelet)21の例を示す。このブレスレット21では、5個の基本ユニット2をライン部ビーズ12で環状に連結する。また、図3に、本発明に係るビーズアクセサリー手法を用いて創作されたラリエット(Lariat)22の例を示す。このラリエット22では、6種類のビーズの色彩の異なる基本ユニット2A〜2Fを組み合わせて創作される。このように、各基本ユニット2の第1ビーズ3、第2ビーズ群4、及び第3ビーズ群5の色彩を変えることで、創作バリエーションを展開して高度の創作性を発揮することができる。各基本ユニット2には、葉っぱビーズ11を取り付けることでデザインのバリエーションが展開される。また、ライン部ビーズ12には、竹ビーズ10を取り付けても良い。
図4に、本発明に係るビーズアクセサリー手法を用いて創作されたドロップ・チョーカー(Drop choker)23の一つの例を示す。ここでは、9個の基本ユニット2と5個の基本ユニット集合体3とが組み合わされ、創作バリエーションが展開される。また、基本ユニット2と基本ユニット集合体3とには、葉っぱビーズ11が取り付けられ、デザインのバリエーションが展開される。また、図5に、本発明に係るビーズアクセサリー手法を用いて創作されたベリー・チョーカー(Berry choker)24の一つの例を示す。ここでは、線状に連続する基本ユニットと5個の基本ユニット集合体3とが組み合わされ、創作バリエーションが展開される。また、基本ユニット2と基本ユニット集合体3とには、葉っぱビーズ11が取り付けられ、デザインのバリエーションが展開される。
図1〜図5に示すように、本発明に係るビーズアクセサリー手法は、第1ビーズ4、第2ビーズ群5、及び第3ビーズ群6の個数と配置からなる基本ユニット2を設定することで、花をモチーフとしたシンプルで単純化されたデザインが形成され、このデザインを用いて容易に図1(a)のペンダント20を創作することができる。すなわち、創作者の技量によらず一定の創作レベルが確保できる。また、基本ユニット2或いは基本ユニット集合体3の組み合わせにより容易に高度の創作性が発揮できる。さらには、第1ビーズ4、第2ビーズ群5、及び第3ビーズ群6の色彩、葉っぱビーズ11などによりバリエーションの展開が可能になる。
(ビーズアクセサリー基本ユニットの製作手順)
図6に、本発明に係るビーズアクセサリー1の基本ユニット2の製作方法を示す。図6(a)に示すように、まずテグス(糸)14を半分に折りくせをつける。次に、図6(b)に示すように、第1ビーズ4から編み始め第2ビーズ群5を第1ビーズ4にテグス(糸)5により連結する。そして、図6(c)に示すように、全ての第2ビーズ群5を第1ビーズ4にテグス(糸)14により連結させる。さらに、図6(d)に示すように、2個の第3ビーズ群6を1個の第2ビーズ群5にテグス(糸)14により連結する。そして、図6(e)に示すように、全部のビーズにテグス(糸)14を通し終えたら、例えば、葉っぱビーズ11などを編み込む。これにより、ビーズアクセサリー1の基本ユニット2が製作される。
図6に、本発明に係るビーズアクセサリー1の基本ユニット2の製作方法を示す。図6(a)に示すように、まずテグス(糸)14を半分に折りくせをつける。次に、図6(b)に示すように、第1ビーズ4から編み始め第2ビーズ群5を第1ビーズ4にテグス(糸)5により連結する。そして、図6(c)に示すように、全ての第2ビーズ群5を第1ビーズ4にテグス(糸)14により連結させる。さらに、図6(d)に示すように、2個の第3ビーズ群6を1個の第2ビーズ群5にテグス(糸)14により連結する。そして、図6(e)に示すように、全部のビーズにテグス(糸)14を通し終えたら、例えば、葉っぱビーズ11などを編み込む。これにより、ビーズアクセサリー1の基本ユニット2が製作される。
また、図7に、本発明に係るビーズアクセサリー1の基本ユニット集合体3の製作方法を示す。まず、図1(b)に示す完成された基本ユニット2を図7(a)に示すように、シャワーパーツ(台座)15の穴に長短2本のテグス(糸)14を通して裏面で固結びをする。そして、図7(b)に示すように、長いほうのテグス(糸)14を3番目の穴から表に出す。さらに、図7(c)に示すように、もう一つの基本ユニット2を製作し、テグス(糸)14を4番目の穴に通して5番目の穴から表に出す。そして、図7(d)に示すように、6つの基本ユニット2をシャワーパーツ(台座)15に編みつける。図7(e)に示すように、全部の基本ユニット2をシャワーパーツ(台座)15に編み終えたら、例えば、葉っぱビーズ11などを編み込む。最後に、図7(f)に示すように、残ったテグス(糸)14の中心の穴にファイアーポリッシュ13を取り付ける。これにより、ビーズアクセサリー1の基本ユニット集合体3が製作される。
1 ビーズアクセサリー、2,2A〜2E 基本ユニット、3 基本ユニット集合体、4 第1ビーズ、5 第2ビーズ群、6 第3ビーズ群、7 チェーン、8 バチカン、9 アジャスター、10 竹ビーズ、11 葉っぱビーズ、12 ライン部ビーズ、13 ファイアーポリッシュ、14 テグス(糸)、15 シャワーパーツ(台座)、20 ペンダント、21 ブレスレット、22 ラリエット、23 ドロップ・チョーカー、24 ベリー・チョーカー。
Claims (5)
- 複数のビーズを用いて装飾品を創作するビーズアクセサリー手法において、
中央部に配置される第1のビーズと、第1のビーズを平面的に取り囲む第2のビーズ群と、第2のビーズ群を更に平面的に取り囲む第3のビーズ群とから構成される、花をモチーフとしたデザインを基本ユニットとし、第2のビーズ群は糸により第1のビーズに連結され、第3のビーズ群は糸により第2のビーズ群に連結されることを特徴とするビーズアクセサリー手法。 - 請求項1に記載のビーズアクセサリー手法であって、第1のビーズ、第2のビーズ群、及び第3のビーズ群はそれぞれ色彩の異なるビーズからなることを特徴とするビーズアクセサリー手法。
- 請求項1又は2に記載のビーズアクセサリー手法であって、第2のビーズ群は6個であり、第3のビーズ群は12個であり、2個の第3のビーズが糸により1個の第2のビーズに連結されることを特徴とするビーズアクセサリー手法。
- 請求項1乃至3のいずれか1に記載のビーズアクセサリー手法であって、複数の基本ユニットは、糸により複数の穴を有する台座にそれぞれ固定されることで花をモチーフとした基本ユニットの集合体を形成することを特徴とするビーズアクセサリー手法。
- 請求項1乃至4のいずれか1に記載のビーズアクセサリー手法であって、複数の基本ユニットをそれぞれ構成する第1のビーズ、第2のビーズ群、及び第3のビーズ群は、相互に色彩が異なることを特徴とするビーズアクセサリー手法。
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Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JP3083566U (ja) * | 2001-07-23 | 2002-02-08 | 陽子 上田 | 様々なアクセサリーに変化する装飾品とその使用方法 |
US20030136150A1 (en) * | 2001-10-04 | 2003-07-24 | Ciko Marcus J. | Methods of producing and treating twisted beads |
JP2005042273A (ja) * | 2003-07-22 | 2005-02-17 | Mokujitsu Iwabuchi | 装飾体 |
JP2005198982A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Kuwayama Corp | 宝石を有する装身具 |
JP3146621U (ja) * | 2008-09-12 | 2008-11-20 | 株式会社コロネット | 装身具 |
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2010
- 2010-11-04 JP JP2010247249A patent/JP2012095898A/ja active Pending
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