JP3146598U - 面取り工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】面取りやバリ取りを効率良く行うことができると共に、面取り及びバリ取り加工の際に生じる切削屑の飛散をも防止した有用な面取り工具を提供する。
【解決手段】インナーソケット1内に設けられた面取りカッターと、インナーソケット1の開放端側を囲繞すべく設けられた大径のアウターソケット3と、アウターソケット3を被装するソケットカバー4とを備える。アウターソケット3の周面には、鉄粉等の切削屑を捕集するための捕集スリット3a,3a…が開口されると共に、捕集スリット3a,3a…を被装すべくソケットカバー4を被装せしめる。ソケットカバー4は、上端開口がインナーソケット1との接合で閉塞されると共に、アウターソケット3の外周面との間に捕集スペース6を確保せしめ、ソケットカバー4とアウターソケット3との開放端側を開口カバー7で閉塞し、捕集スリット3a,3a…を介して切削屑等を滞留せしめる。
【選択図】図4

Description

本考案は、主としてボルト(被加工物)の面取り及び/又はバリ取り作業に使用される面取り工具に関し、更に詳しくは、ピンテール付きボルトの如く、ピンテールが破断された跡(破断面)に生じるバリ等を切削して円滑、かつ、簡単に表面を面取り(表面処理)すると共に、その切削屑等を散らすことなく捕集することができるコンパクトで有用な面取り工具の改良に関する。
従来、斯かる面取りやバリ取り用の工具としては、サンドペーパーやヤスリ等が使用されており、手作業で何度も丹念に仕上げをして、有害なバリを取り除いている。また、バリ取り工具としては、例えば、スプリング状に巻いたコイル状のヤスリを複数本組合せ、その一端をハンドルで固定してブラシ状にしたものが既に案出されてる(特許文献1参照)。
また、電気ドリル、レンチ等のスピンドルや手持ち式工具回転用電動機の工具取付部に取付け、その回転駆軸の作動によって面取りカッターを回転せしめ、ボルト遊端部等を均一に切削する面取り工具が既に開発されている。
特開2002−331422号公報
しかしながら、上述した従来のバリ取り工具にあっては、手作業であるため、面取り及びバリ取りの作業に必要以上の時間を要するものであり、中には、Rゲージを頻繁にあて、目視によって面取りの角を取りすぎないように細心の注意をはらわなければならない他、その面取り及びバリ取り加工の際に、切削屑が飛散してしまうといった問題がある。
しかも、ピンテール付きボルトにあっては、ねじ部に螺合するナットの締付反力をピンテールで受け、同ピンテールがノッチ部(破断溝;ブレークネック)で破断するまで締め付けられるため、ピンテールの破断面には、R面がなく、また、バリ等が生じていることも相俟って、同破断部分に塗装を施しても、塗料が剥がれ易く、錆が発生してしまうといった問題がある。
更に、従来の面取り工具は、レンチ等に取り付けた際、長寸になってしまうため、狭い作業空間では使用できないといった問題があり、狭い空間でも簡単に使用できるコンパクトな面取り工具が要望されている。
本考案はこのような従来の問題点及び要望に鑑みてなされたもので、頗るコンパクトなサイズでありながらもボルトやピンテール等の破断部分の面取りやバリ取りを効率良く行うことができると共に、面取り及びバリ取り加工の際に生じる切削屑の飛散をも防止した有用な面取り工具を提供することを目的としたものである。
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨とする構成は、軸心方向に開口されたインナーソケットと、該インナーソケット内に設けられた面取り及び/又はバリ取りカッターと、少なくとも前記インナーソケットの開放端側を囲繞すべく設けられた大径のアウターソケットとを備えてなる面取り工具において、前記アウターソケットの側面に開口された少なくとも一以上の捕集スリットと、該捕集スリットを被装すべく同アウターソケットに外設されたソケットカバーと、該ソケットカバーと前記アウターソケットとの間に確保された捕集スペースと、該捕集スペースの開放側を閉塞すべく前記ソケットカバーとアウターソケットとの遊端に組み付けられた開口カバーとを備えてなる面取り工具に存する。
また、前記インナーケースは、アウターソケット内に変位自在に設けると共に、前記ソケットカバーには、開口カバーの内周面に圧接嵌合される環状突起を設けるのが良い。
このように構成される本考案の面取り工具は、従来の面取り工具に比して頗るコンパクトな取り付けができるため、従来の面取り工具ではできなかった狭い作業空間での使用が可能になるといった効果を奏する。
しかも、電気ドリル、レンチ等のスピンドルや手持ち式工具回転用電動機の工具取付部に取付けるだけで、その回転駆軸の作動によってインナーソケットが回転し、同インナーソケット内に挿着されるボルト遊端部等の被加工物が面取りカッターで均一に切削できるため、ボルト遊端部(破断部)の面取り及びバリ取りを簡単、かつ、効率的に行うことができるのみならず、その面取り及びバリ取り加工の際に生じる切削屑が、捕集スリットを介して捕集スペース内に効率良く捕集できるため、従来の如き切削屑の飛散を防止することができるといった効果を奏するものである。
更に、前記インナーソケットが、アウターソケット内に変位自在に設けられているため、ボルトやピンテール(被加工物)の長さに応じてカッターの位置を調整できるため、種々な長さの被加工物でも対応できるといった効果をも兼備するものである。
軸心方向に開口されたインナーソケットと、該インナーソケット内に設けられた面取り及び/又はバリ取りカッターと、少なくとも前記インナーソケットの開放端側を囲繞すべく設けられた大径のアウターソケットと、該アウターソケットの側面に開口された少なくとも一以上の捕集スリットと、該捕集スリットを被装すべく同アウターソケットに外設されたソケットカバーと、該ソケットカバーと前記アウターソケットとの間に確保された捕集スペースと、該捕集スペースの開放側を閉塞すべく前記ソケットカバーとアウターソケットとの遊端に組み付けられた開口カバーとを備え、前記インナーケースは、アウターソケット内に変位自在に設けると共に、前記ソケットカバーに、開口カバーの内周面に圧接嵌合される環状突起を設けるのが良い。
次に、本考案に係る面取り工具の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本考案に係る面取り工具であり、この面取り工具Aは、図1に示すように、軸心方向に開口されたインナーソケット1と、該インナーソケット1内に設けられた面取りカッター2と、前記インナーソケット1の開放端側を囲繞すべく設けられた大径のアウターソケット3と、該アウターソケット3を被装するソケットカバー4とを備えている。
インナーソケット1は、両端が開口された金属製の有底筒状を呈しており、頂面に後述する面取りカッター2の連結部2aを気密に挿着するための連結孔1aを介して面取りカッター2が回転不能状態に組み付けられている。
また、斯かるインナーソケット1は、図2に示すように、アウターソケット3に対しベアリング5を介して回動自在に組み付けられると共に、所定間隔を介してボルトやピンテールの長さに応じてカッター位置を調整できるべく上下方向に変位自在に抜け止めされている。
一方、アウターソケット3の周面には、鉄粉等の切削屑を捕集するための捕集スリット3a,3a…が開口されると共に、該捕集スリット3a,3a…を被装すべくソケットカバー4が被装されている。
ソケットカバー4は、金属等の適宜素材からなり、上端開口が前記インナーソケット1との接合で閉塞されると共に、前記アウターソケット3の外周面との間に捕集スペース6を確保せしめている。
また、ソケットカバー4の開放端には、開口カバー7の内周面に圧接嵌合される環状突起4aが連設されており、同ソケットカバー4を回転させながら圧入するだけの簡単操作で開口カバー7に抜け止め状態に連結することができる。
また、ソケットカバー4とアウターソケット3との開放端には、開口カバー7が嵌合されている。この開口カバー7は、端面7aで両部材(アウターソケット3とソケットカバー4)間に確保された捕集スペース6の開放端側を閉塞して切削屑等の鉄粉を滞留せしめ、中心位置にボルトやピンテール等の破断部分を許容する挿入孔7bを備えている。
このように構成される本考案の面取り工具は、本工具Aの連結部2aを、電気ドリル等のスピンドルや手持ち式工具回転用電動機Bの工具取付部B に取付けるだけで、その回転駆軸の作動によってインナーソケット1が回転し、同インナーソケット1内に挿着されたボルト遊端部8を面取りカッター2で均一に切削できるため、同ボルト遊端部8の面取り及びバリ取りを誰にでも簡単、かつ、効率的に行うことができる。
しかも、前記アウターソケット3の外周には、ソケットカバー4が被装されているため、その面取り及びバリ取り加工の際に生じてしまう鉄粉等の切削屑が、捕集スリット3a,3a…を介して捕集スペース6内に捕集されるため、従来の如き四方八方に鉄粉等が飛散してしまうことを防止することができるものであり、また、ソケットカバー4をアウターソケット3に被装することで、騒音防止をも図ることができるのである。
因に、このソケットカバー4は、開口カバー7の内周面に圧接嵌合される環状突起4aが連設されているため、同ソケットカバー4を回転させながら圧入するだけの簡単操作で開口カバー7に抜け止め連結できるため、従来の如き螺旋溝に鉄粉等が溜まって螺合できなくなるといった不都合をも解消したものである。尚、捕集スペース6内に溜まった鉄粉等の切削屑を除去したい時は、同ソケットカバー4を外すだけで(図2参照)簡単に取捨できることは云うまでもない。
尚、本考案の面取り工具は、本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に設計変更できるものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。例えば、本実施例では、ボルト、ピンテールの面取り及びバリ取り用として説明しているが、これに限定されることなく、ボルト、ピンテール以外の被加工物にも応用できることは云うまでもない。
また、アウターソケット3及び/又はソケットカバー4内にマグネット(図示せず)を周設して切削屑等をより捕集し易くしても良く、本考案はこれらの全てを包摂するものである。
更に、ソケットカバー4を金属ではなく合成樹脂材等で蛇腹状に成形すれば、同カバー4の伸縮に応じて長さが変位することから、被加工物の大きさや形に合わせて鉄粉の捕集位置を自在に調整することができるなど、頗る便利である。
本考案に係る面取り工具の側面図である。 同面取り工具のソケットカバーを外した状態を示す説明図である。 同面取り工具の縦断面図である。 インナーソケットを上限位置に変位した状態を示す説明図である。 同面取り工具の底面図である。 同面取り工具の使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 インナーソケット
1a 連結孔
2 面取りカッター
2a 連結部
3 アウターソケット
3a 捕集スリット
4 ソケットカバー
4a 環状突起
5 ベアリング
6 捕集スペース
7 開口カバー
7a 端面
7b 挿入孔
8 遊端部

Claims (3)

  1. 軸心方向に開口されたインナーソケットと、該インナーソケット内に設けられた面取り及び/又はバリ取りカッターと、少なくとも前記インナーソケットの開放端側を囲繞すべく設けられた大径のアウターソケットとを備えてなる面取り工具において、
    前記アウターソケットの側面に開口された少なくとも一以上の捕集スリットと、該捕集スリットを被装すべく同アウターソケットに外設されたソケットカバーと、該ソケットカバーと前記アウターソケットとの間に確保された捕集スペースと、該捕集スペースの開放側を閉塞すべく前記ソケットカバーとアウターソケットとの遊端に組み付けられた開口カバーとを備えたことを特徴とする面取り工具。
  2. 前記インナーケースは、アウターソケット内に変位自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の面取り工具。
  3. 前記ソケットカバーは、開口カバーの内周面に圧接嵌合される環状突起を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の面取り工具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180082725A (ko) * 2017-01-11 2018-07-19 (주)케이씨이앤씨 파이프 가공 장치
KR200489999Y1 (ko) * 2018-04-13 2019-09-09 (주)파인텍 면취머신용 보호커버

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