JP3145803U - 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡 - Google Patents

磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】材料の弾性疲労による破損を解消し、長時間の使用でも顔に食い込む作用が少ない磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡を提供する。
【解決手段】よろい部2に構成された磁性体あるいは永久磁石6と、対して、おりたたみ丁番ユニット7に構成された永久磁石8が、回転支点17を中心に回転吸着する構造であり、さらに、おりたたみ丁番ユニット7と、対して、テンプル3に構成された磁性体ホルダー12に、おりたたみ丁番ユニット7と反発力を発生すべく構成した永久磁石9をそなえ、間接支点17を中心に回転反発する構造となっている。
【選択図】図1

Description

本考案は、弾性力として磁気反発力及び磁気吸着力を付加した眼鏡に関するものである。
従来、弾性力を付加しフィティングを得るための技術としては板バネを用いたものや、コイルバネを用いたものが発明されてきた。
また従来は眼鏡の材質を弾性力の優れているものを取り入れることでフィット性能を高める工夫がなされてきた。
従来は眼鏡にマグネットが利用されている事例としては前掛け部分の着脱や、跳ね上げ眼鏡におけるロック機構として取り入れられているにすぎなかった。
解決しようとする課題は、従来、物質の弾性力にたよってきたために、材質の劣化や、破損が発生していた課題を解決することである。
また、弾性力の発生を、永久磁石の磁気力によって得る特有の柔らかな力から得ることで、従来の物質の弾性力から発生する特有の圧迫感からくる疲労から眼鏡装着者の状態を改善できる課題をもつ。
永久磁石による弾性力の発生源を多数用い、その数量の調整により弾性力の強さが可変できる機能を得る課題を持つ。
さらにテンプルを広げる際、マグネットによる吸着とテンプルにおける回転重心の作用でテンプルのオープンが自動的になされ、眼鏡を装着しやすくする構造を得る課題をもつ。
本考案は、永久磁石の反発力。吸引力を眼鏡の弾性作用として作用させることを主要な特徴とする。
また弾性力の発生のため磁性体である永久磁石の組み入れを、単数として組み入れるのは当然の手段であるが、複数の弾性力を用い倍力作用を得ることを可能とし弾性力の調整ができうるような手段をもつ。
永久磁石を多段に構成し、弾性力を弱くしたいときには磁力のないダミーにおきかえるという手段をもつ。
本考案の磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡は、永久磁石の吸引力、反発力の生み出す力を弾性力とするため、材料の弾性疲労が発生せず破損することがないという効果をもつ。
物質の分子構造から発生する弾性力に比べ、非常に柔らかなタッチのフィットが得られ、長時間の仕様でも顔に食い込む作用が少なく肉体的疲労がでにくい。
物質の分子構造から発生する弾性力に比べ、弾性体の金属疲労が起こらないため、破断などの故障がない。
永久磁石の反発、吸引を多段に構成し、それぞれの力を取り出すことのできうる構造としているので取り出しうる弾性力を倍増していくことができ、小さな径の永久磁石でも十分な弾性力とすることができる。
永久磁石の力を弾性力として作用させるばかりでなく、永久磁石あるいは磁性体の吸着によってテンプルが自動的に開き、顔に装着する際の機敏性と、快適性が得られる。
一対の永久磁石の反発力を間接支点17を介して作用させ一端の永久磁石9にテンプル3を構成し、他方の永久磁石8に、よろい部2と連結された眼鏡フロント1を構成し、さらにその永久磁石8とよろい部2の間に丁番4を構成し、よろい部2に設けられた磁性体あるいは永久磁石6と永久磁石8が吸引してテンプルが開き、また、たたむことが可能な形態。
反発力を発生すべく永久磁石9を備えた磁性体ホルダー12を構成したテンプル3をうで丁番5を介して間接支点17に回転可能に取り付けられ、相対して反発力を発生すべくもうけられた折りたたみ丁番ユニット7、および、折りたたみ丁番ユニット7のテンプル側の反対面に、吸着すべく備えられた磁性体あるいは永久磁石6を構成したよろい部2を、それぞれの構成部分が相対して間接支点17を中心に回転可能に結合された形態を持つ。
上記の一対の永久磁石8および永久磁石9を多段に構成して、得られる弾性力を倍増することのできる形態。
上記に述べた形態において、一対あるいは多段に構成された永久磁石の吸引力を弾性力として作用させた形態であり、いろいろな実施例を複合させて構成することも出来る。。
図1は、本考案装置の1実施例の断面図であって、テンプルが開いた状態を示している。図2はテンプルをたたんだ状態である。図3はテンプルを押し広げたときに折りたたみ丁番ユニット7とテンプル3が反発力を弾性力として作用させていることを示す動作図である。
図1において、よろい部2に構成された磁性体あるいは永久磁石6と、対しておりたたみ丁番ユニット7に構成された永久磁石8が回転支点17を中心に回転吸着する構造となっている。
さらにおりたたみ丁番ユニット7と、対して、テンプル3に構成された磁性体ホルダー12に、おりたたみ丁番ユニット7と反発力を発生すべく構成した永久磁石9をそなえ、間接支点17を中心に回転反発する構造となっている。
おりたたみ丁番ユニット7とテンプル3が反発回転しすぎないようストッパー13により反発回転位置を設定している。
おりたたみ丁番ユニット7および磁性体ホルダー12には単数あるいは複数個の磁性体を選択しはめ込むので、反発力の選択が可能である。
このように間接支点17を中心に磁性体の吸着力と反発力を同時に作用させ、テンプル3のおりたたみと、磁力を頭部を保持する弾性力を発生することを可能にしている。
図5は図1におけるおりたたみ丁番ユニット7を省略し、よろい部2に構成された磁性体あるいは永久磁石14が直接磁性体あるいは永久磁石9に吸着し、永久磁石10と磁性体あるいは永久磁石9が反発しあうことで、テンプル3のおりたたみと弾性力の発生を可能とする構造となっている。
図6と図7における実施例では、永久磁石に代表される磁性体を複数個組み合わせ、同極どうしの反発力と異極の吸着力の同時作用で、弾性力の発生を増幅させる機能を持つ。
図6のおいて、テンプル3に磁性体c21と磁性体d22を構成した上で、内部ホルダー18を相対して構成し、内部ホルダー18に磁性体a19と磁性体b20を備えた特徴を持つ。
この実施例では、磁性体a19と磁性体c21は吸引する組み合わせとし、磁性体c21の反面と磁性体b20の一面は反発する組み合わせとなり、さらに磁性体b20の反対面と磁性体d22は吸引する組み合わせとすることで、吸引と反発が同時に、テンプル3と内部ホルダー18間に働くよう構成されている。
眼鏡フレーム構成要素全般において、弾性力の発生が必要とされるか、吸着力が必要とされる部分すべてに構成が可能である。
磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡の実施方法を示し、テンプルを折りたたむ動作を示した説明図である。(実施例1) 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡の実施方法を示し、テンプルに磁力の働きで弾性力がえられることを示す動作を示した説明図である。(実施例1) 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡の実施方法を示し、間接支点の構造を示した説明図である。(実施例1) 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡の実施方法を示した説明図である。(実施例2) 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡の実施方法を示した説明図である。(実施例3) 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡の実施方法を示した説明図である。(実施例3) 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡の全体図である。
符号の説明
1 眼鏡フロント
2 よろい部
3 テンプル
4 丁番
5 うで丁番
6 磁性体あるいは永久磁石
7 おりたたみ丁番ユニット
8 磁性体
9 磁性体
10 磁性体
11 磁性体
12 磁性体ホルダー
13 ストッパー
14 磁性体あるいは永久磁石
15 ブリッジ
16 パット
17 間接支点
18 内部ホルダー
19 磁性体a
20 磁性体b
21 磁性体c
22 磁性体d

Claims (1)

  1. 眼鏡枠において、複数の永久磁石どうしの反発力及び吸着力をもって弾性力を得た上で、その反発力及び吸着力による弾性力を単段もしくは複数段に構成することで、弾性力の力の可変調整が可能な構造とし、これによって得られる弾性力を眼鏡を装着する上で弾性作用が必要とされる部分に作用させ、さらにはこの弾性力発生の永久磁石の組合せの一方の端面と対になって生じる吸着力を磁性体及び永久磁石に作用させ、眼鏡構成部品の開閉動作、ロック、及び着脱動作を得たことを特徴とする磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡。
JP2008005517U 2008-08-07 2008-08-07 磁気反発力及び磁気吸着力付加眼鏡 Expired - Fee Related JP3145803U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109421914A (zh) * 2017-08-30 2019-03-05 深圳市道通智能航空技术有限公司 可折叠的机架和无人机

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