JP3145511U - 防虫・遮光頭巾 - Google Patents

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Abstract


【課題】農作業・野外作業において、簡便に利用でき、しかも確実な効果のある防虫及び遮光の頭巾を提供すること。
【解決手段】頭巾本体と、網状素材の防虫布と両者を結合する部分から構成し、頭巾本体は、公知形態の頭巾であって、その側端に網状素材の防虫布を一体若しくは着脱自在に結合することを特徴とする。網状素材の防虫布で顔前面を覆い作業することで、確実な防虫及び遮光効果が発揮でき、簡便性にも優れる。
【選択図】図1

Description

本考案は、農作業・野外作業に用いる防虫及び遮光用の頭巾に関する。より具体的には、農・野外作業用頭巾の前面部に網状の防虫布を結合成形して構成した頭巾に関する。
一般に農作業・野外作業用の頭巾は、頭頂部から後頭部にかけて覆い、付帯する紐等によりほぼ前首部で締める構成となっている。ただそこに前面部の光量を調整する機能は少なく、遮光性に優れているとは言いにくい。また蚊やハチ等の防虫機能も考慮されたものではない。これらの問題点に対処するため、下記公開技術等においては、より効果的な遮光、防虫技法が提案されている。
しかし、特許文献1においては、遮光性及び使用の簡便性に優れるものの、防虫機能は考慮されておらず、その作用効果は甚だ小さい。また特許文献2においては、確かな防虫効果があると考えられるものの、使用時の簡便性には問題があり、通常の農作業等で活用できるものではない。このように、いずれの公開技法も、遮光若しくは防虫いずれかを主目的としているが、簡便に使用出来、しかも二つの目的を確実に果たす頭巾は未だ提供できていない。

登録実用新案第3118079号 登録実用新案第3094566号
本考案の課題は、農作業・野外作業において、防虫と遮光作用を果たし、簡便に使用出来るよう頭巾の前面部に網状素材の防虫布を結合成形した、防虫・遮光頭巾を提供することにある。
本考案に係る防虫・遮光頭巾は、頭巾本体と、網状素材の防虫布とこの両者を結合する部分から構成される。頭巾本体は、使用者の頭頂部から後頭部にかけて覆うことの出来る大きさの頭巾であって、その側端に係止紐及び係止環を有する等の公知技術によって製作され、またその前部一端に接合部を設けたことを特徴とする。防虫布は、網状素材で製作し、使用者の顔面を覆うことの出来る大きさを有し、その一端に接合部を設けたことを特徴とする。頭巾本体と防虫布は、結合部を介して一体化形成して構成され、あるいは必要に応じてフック等の結合材を利用して着脱可能に結合して構成する。
本考案に係る防虫・遮光頭巾は、農作業・野外作業において極めて簡便に使用することが可能である。素肌むき出しで作業する場合、防虫のため防虫スプレー等を利用することがあったが、敏感肌の人にとっては 薬症過敏の問題があった。本考案品の活用により、顔面によって来る蚊やハチ等を防ぐのに優れた効果が認められ、着用時の違和感も少ない。また着用により、遮光効果も発揮出来る。顔面が網状素材であるため、着用により蒸れる影響も小さい。立体形成した頭巾にあっては、布面と顔面に適当な空間が保持できるためより快適に使用できる。使用終了後は、顔面及び頭部から覆いを外し、小さく畳んで持ち運び、あるいは収納することも可能で、簡便性に優れる。
本考案を、以下添付図面を参照しながら、好適な実施例によって説明する。なお、これらの実施例は考案を説明するための例示に過ぎず、本考案を制限するものではない。また、これらの実施例において、公知部分または考案の非特徴部分は簡略しあるいは省略して説明する。
図1は、本考案の1実施例の全体を示す平面図である。頭巾本体1は、使用者の頭頂部から
後頭部にかけて覆うことの出来る大きさの頭巾であって、その側端に係止紐5及び係止環4を有する等の公知技術によって構成され、またその前部一端に接合部3を設けている。防虫布2は、網状素材で製作し、使用者の顔面を覆うことの出来る大きさを有し、その一端に接合部3を設けたことを特徴とする。そして、頭巾本体1と防虫布2は、結合部3−3を介して一体形成して構成される。実施例1は、以上のような構成であるからこれを使用する場合、頭巾本体1と防虫布2を一体成形した頭巾にあっては、先ず頭巾本体を頭の上から被り、さらに後頭部を覆う。次に防虫布を顔前面にたらし顔面前部を覆う。そして、係止紐を首の周りに回し、後ろで適宜締めつける。係止環を有する頭巾にあっては、当該孔を利用して全周をもれなく止めることが可能である。
図2は、実施例2として、頭巾本体1と防虫布2を結合部3−3を介して着脱可能に結合して構成した実施例の斜視図である。結合部3−3は、面ファスナー、プラスチックファスナー、ボタン(若しくはフック)等公知の接合部材を利用して着脱自在に接合構成される。実施例2にあっては、先ず結合部の結合材(例えば面ファスナー、プラスチックファスナー、ボタン、若しくはフック等)により、頭巾本体1と防虫布2を連結する。次いで、実施例1i記載の手順と同様に、頭巾本体及び防虫布を被り、締めつける。
図3は、実施例3として、防虫布2を分離した場合の斜視図である。防虫布は、網状素材を用いて製作され、綿、絹、人絹(レーヨン)、ポリエステル不織布等公知の素材が利用される 。またその一端に接合部3を設けて構成する。なお防虫布2は網状と例示したが、覆った時、眼前が可視可能であれば、必ずしもメッシュ素材でなくともよく、目の粗い不織布等を用いても目的は達成される。また、防虫布の形状は、必ずしも平面でなくともよく、図3に示し、請求項3に記載するように、立体形成された網状素材から成る形状及び素材でもよい。さらに遮光性を強める目的のため、アルミメッシュ材のような遮光強化素材を用いることが行われてもよい。実施例3にあっては、実施例1に記載の手順と同様に、頭巾本体及び防虫布を被り、緊着するが、顔前面への密着度合いが少ない。布面と顔面に適当な空間が保持できるため、着用時の息苦しさが軽減されより快適に使用できる。
本考案の全体を示す平面図である。(実施例1) 本考案の別の実施例を示す斜視図。(実施例2) 本考案の防虫布部分を示す斜視図。(実施例3)
符号の説明
1・・頭巾本体
2・・網状防虫布
3・・結合部
4・・係止環
5・・係止紐

Claims (3)

  1. 農作業・野外作業用頭巾において、頭巾本体と、網状素材から成る防虫布と、その両者を結合する結合部から構成されるものであって、防虫布部が、その一端に設けた接合部により頭巾本体と結合して構成される防虫・遮光頭巾。
  2. 頭巾本体と網状素材から成る防虫布の両者を結合する結合部が、着脱自在に構成される、請求項1記載の防虫・遮光頭巾。
  3. 防虫・遮光目的の防虫布が、立体形成された網状素材から成る、請求項1記載の防虫・遮光頭巾。
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