JP3145386U - 糠漬の容器 - Google Patents
糠漬の容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3145386U JP3145386U JP2008005364U JP2008005364U JP3145386U JP 3145386 U JP3145386 U JP 3145386U JP 2008005364 U JP2008005364 U JP 2008005364U JP 2008005364 U JP2008005364 U JP 2008005364U JP 3145386 U JP3145386 U JP 3145386U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- bed
- pressure
- upside down
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
【課題】容器を小型化し、糠床に流動性を与え、糠床内に手を入れないで、容器ごと天地返しが出来るようにした糠漬用密閉容器を提供する。
【解決手段】円筒形容器において、蓋部の中央裏側に減圧安全弁を付加し、天地返しをする為に逆さにしている間は内圧が低いので、減圧安全弁は閉じているから液漏れは無い。天地返しが終わり、蓋部を上にして置き発酵が進み内圧が上昇してくると、減圧弁が働き一定圧力以上は上昇せず、容器の圧力は守られる。
【選択図】図1
【解決手段】円筒形容器において、蓋部の中央裏側に減圧安全弁を付加し、天地返しをする為に逆さにしている間は内圧が低いので、減圧安全弁は閉じているから液漏れは無い。天地返しが終わり、蓋部を上にして置き発酵が進み内圧が上昇してくると、減圧弁が働き一定圧力以上は上昇せず、容器の圧力は守られる。
【選択図】図1
Description
本考案は一般家庭で作ることができる副食品の糠漬を更に簡便に作る方法とその容器に関する。
従来の糠床は家庭で米糠に重量比で約7%位の塩と適宜量の水を加え、味噌状になるまで練り、昆布や唐辛子などを加え、捨て漬けの為に野菜の表面に付着している植物性乳酸菌が野菜の養分を餌に繁殖し、乳酸を作り、糠床は出来上がります。
乳酸菌の繁殖は酸素をなるべく遮断することと、糠床の温度に大きく関係があることは判っていて、乳酸菌の働きを一定にする為には温度をなるべく同じに保つことが必要で、夏の暑い時期には涼しい所に、冬には暖かい所に置く様にしますが、乳酸菌の増殖の確実なデータを求めることはきわめて困難で、一般的に周囲の温度が高ければ増殖は活発で、天地返しは時々やった方が良いこと位しか判明していない。
よく出来た糠床は、糠味噌独特の臭いがあり、若い主婦などはこの臭いが手につくのを嫌って、ゴムやポリエチレンの手袋をして、糠床の上下を入れ替える所謂天地返しを行っているが、これを怠ると、糠床の表面には白いカビ状の産膜酵母が繁殖し、白い膜を張ったようになり、底の方では酪酸菌等が繁殖し、どちらも嫌な臭いのもとになります。これらの酵母や雑菌類を繁殖させない為に天地返しを行うのですが、天地返しをすると、味噌位の硬さの糠床では乳酸菌が嫌う空気の塊が糠床に入るので表面を押さえつけて空気を追い出さなければならず、この作業を怠ると乳酸菌の増殖は弱まり、味も悪くなるし、作業は甚だ面倒なので、仕舞いには糠漬を諦める人が多い。
前述のように、糠漬をおいしく漬ける為には、時々天地返しを行うことが必要で、天地返しを行った後、糠床に含まれた空気を丁寧に抜くことが必要で、本発明では、手を糠床に入れずに天地返しが出来ないか、糠床に含まれた空気も自然に抜ける方法は無いかと考え、本考案の課題とした。
従来の糠漬の容器は概して大きく、糠床の重さで5kg以上あるのが当たり前だったが、今は小人数世帯が多くなり、住居の様子も変化したので、1kg位のもので竪型のものが使い勝手がよく、必要に応じて数を増やせば、野菜の品目ごとに漬けた容器に品名や食べ頃等を記入しでおくことも出来るので甚だ便利である。
糠床に手を入れずに天地返しをするには、容器を密閉状態にして、容器全体を逆さまにした時に糠床が混合すれば良いと考え、糠床の硬さを従来よりも少し軟らかくし流動性を与えた。
容器全体を逆さまにするには丸か四角の筒型で立てて使うのが都合が良いので、本考案では断面が円形の有底筒状とし、その開放口に雌雄螺旋を設けこれをねじ合わせることにより、密閉し得るようにした。この様な容器は種々販売されているが、糠漬用容器としては前述のように天地返しをするのと、発酵して内部圧力が上昇するので、そのままでは使用し得ない。
課題のように使用するには、天地返し、即ち蓋部を下にして底部を上にして使用する時、液漏れせず、又蓋を上にして熟成させる間は、発酵によって生ずるガスを放出させなければならない。
蓋部の中央裏側に減圧安全弁を付加し、天地返しをする為に逆さにしている間は内圧が低いので、減圧安全弁は閉じているから液漏れは無い。天地返しが終わり、蓋部を上にして置き発酵が進み内圧が上昇してくると、減圧弁は働き一定圧力以上は上昇せず、容器の圧力は守られる。
上述したように本考案の糠漬の容器を使用して糠漬を作れば、手を汚さず誰でも容易に、おいしくて栄養豊富な植物性乳酸菌食品が得られる。
以下、本考案の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。
図において1は透明の硬質プラスチックにしてブロー成型法によって成型され、肉厚は2〜3粍で、直径約10cm全高約18cm位の有底円筒形にして開口部は雄螺旋を有する容器本体である。2は容器本体の雄螺旋と螺合する雌螺旋を有する蓋部にしてパッキン3と減圧安全弁4を有する。
初めて使用する場合は円筒形容器1に既に熟成した糠床に重量比で5%位の水を加え、普通の糠床より軟らかくして円筒形の容器1に半分くらい入れ、これに食材を差し込む様に入れ、容器の上部に空隙部が2cm位残るように、軟らかくした糠床を足したり、取り出したりした後、蓋を閉じる。そのまま、1日乃至2日経過すれば賞味できる。
次に食材を取り出した後、天地返しをする場合、食材が入っていない状態で蓋を強く締めて容器ごと天地返しを4、5回繰り返した後、新しい食材を挿入し蓋を上にして立てて置けば作業は終わりである。
1 円筒形容器
2 蓋
3 パッキン
4 減圧安全弁
2 蓋
3 パッキン
4 減圧安全弁
Claims (1)
- 硬質プラスチック製の広口瓶の容器本体と、減圧弁を装着した蓋を、雌雄螺旋によって、蓋を随時取り外し可能にした、容器ごとの天地返しを可能とした糠漬用密閉容器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005364U JP3145386U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 糠漬の容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005364U JP3145386U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 糠漬の容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3145386U true JP3145386U (ja) | 2008-10-09 |
Family
ID=43295172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008005364U Expired - Fee Related JP3145386U (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | 糠漬の容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3145386U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011182772A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Kimihide Iitaka | 糠漬け容器 |
-
2008
- 2008-07-04 JP JP2008005364U patent/JP3145386U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011182772A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Kimihide Iitaka | 糠漬け容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Katz | Wild fermentation: The flavor, nutrition, and craft of live-culture foods | |
Katz | The art of fermentation: an in-depth exploration of essential concepts and processes from around the world | |
CN104824591A (zh) | 一种含益生菌的低盐不生花泡菜的制备方法 | |
CN101690510A (zh) | 一种鲜罗非鱼片的气调冰温保鲜方法 | |
Mouritsen | Tsukemono–crunchy pickled foods from Japan: A case study of food design by gastrophysics and nature | |
CN101690603B (zh) | 一种鲜牡蛎的气调冰温保鲜方法 | |
JP3145385U (ja) | 糠漬の容器 | |
JP3145386U (ja) | 糠漬の容器 | |
CN104286955A (zh) | 一种玫瑰味咸鸭蛋的腌制方法 | |
CN103584035A (zh) | 一种家庭腌制酸菜的方法 | |
CN107012112A (zh) | 一种天然酵母的制备方法 | |
CN109864275A (zh) | 一种酸辣泡萝卜的生产方法 | |
CN104946472A (zh) | 一种方便糯米甜酒及其制备方法 | |
KR101490669B1 (ko) | 즉석조리가 가능한 변형공기포장용 용기 | |
CN102696936A (zh) | 苗家风味腌汤及腌汤菜除酸保鲜的方法 | |
CN105265908A (zh) | 一种低温发酵辣椒片制作方法 | |
CN104431858A (zh) | 一种蕨菜的加工方法及用该方法加工的蕨菜 | |
KR101732800B1 (ko) | 미생물 감귤 발효액의 제조 방법 | |
Shockey et al. | Fermented Vegetables: Creative Recipes for Fermenting 64 Vegetables & Herbs in Krauts, Kimchis, Brined Pickles, Chutneys, Relishes & Pastes | |
KR101712589B1 (ko) | 김치발효액을 이용한 식물발효액의 제조방법 | |
JP6981712B2 (ja) | 柿果実処理方法 | |
CN106901130A (zh) | 一种石磨酒酿发糕的储存方法 | |
JP2010213651A (ja) | 大根の漬物の製造方法および漬物 | |
JP3098201U (ja) | 漬物原料用野菜貯蔵容器 | |
CN101811600A (zh) | 双颈双口三盖水液隔离瓶 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |