JP3144781B2 - 飲料容器 - Google Patents
飲料容器Info
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Description
た状態で液体を注ぐことのできる細長い大型の飲料容器
に関するもので、さらに詳しく言えば、テーブルに載置
するベース上に、コック付きの栓体を介して、液体を収
容する筒体を起立して設けてある飲料容器に関するもの
である。
ク92付きの栓体93を介して、液体を収容する細長い
筒体94を起立して設けてあり、中にビール等を入れて
誰もが自由にコックを開いてビールを注げるようにして
ある飲料容器を、パーティー会場や飲食店等でよく見掛
ける。この手の飲料容器には不都合な点が二つあった。
まず一つ目はこの飲料容器をテーブルに載置する場合、
テーブルの端の方に置くと、不注意から倒す危険性が大
きいので、たいがいテーブルの真ん中付近に置かれる
が、そうすると該飲料容器のコックは当然一方向を向い
たままなので、そのコックの正面にいる人しか飲料をコ
ップに注ぐことができない。それ以外の人はテーブルの
周りをぐるっと移動するか、コックの正面にいる人に頼
んで注いでもらうしかなかった。
93が容器体の底となってこれに単なる円筒の筒体94
を嵌め込んで容器を形成するものであり、栓体93と筒
体94とは飲料が漏れないように、両者の間にOリング
96を押し潰した状態で介在してあり、栓体と筒体とを
分解することは不可能であった。当然こうした飲料容器
は使用の度に清掃しなければならないが、その際には筒
体と栓体とが一体となった状態で、細長い形状であるた
めに手が入らない若しくは底まで届かないために、長い
柄の付いたスポンジ等を筒体の開口から挿入して清掃す
る以外に方法がなく、これでは容器の奥側、すなわち筒
体の下の方や栓体の上面の汚れを十分に落とすことは不
可能であり、衛生面での問題があった。
を解消するために成されたものであり、その目的とする
ところは、どの位置からでも容易に飲料を注ぐことがで
き、尚且つ栓体と筒体との分解並びに組立てが容易な飲
料容器を提供することである。
めに請求項1記載の発明による飲料容器は、テーブルに
載置するベース上にコック付きの栓体を設け、該栓体の
上部に液体を収容する筒体を、Oリングを介した状態で
嵌め込んで起立し、ベースと栓体との間に回転継手部を
介在させ、栓体及び栓体に一体化されている筒体が、ベ
ースに対して回動可能に支持されていることを特徴とす
る。
体とが位置決めされた状態で回動でき、筒体が起立状態
を維持できる構造であれば特に限定せず、例えばベアリ
ング類を介在させてもよいが、請求項2記載の発明のよ
うに、栓体の下面とベースの上面とに各々固着した、中
央に円筒型の凸部を有し、滑りのよい部材から成る摺動
部材の重ね合わせによって構成してもよい。このように
すると、両摺動部材の接触面が滑り面となって、栓体を
筒体ともども回動させることができる。さらにどちらか
の摺動部材の接触面に、同心円状の溝を多数設けて接触
面積を小さくすれば、より軽い力で回動させることがで
きる。また、栓体に取り付けるコックは1個でもよい
が、請求項3記載の発明のように、正反対の位置に2個
のコックを取り付けることによって、回動させなくても
両側から飲料を注ぐことができ、回動させる場合でもそ
の角度が最大でも45度と少なくて済むので、より使い
勝手がよくなる。
若干幅の広い矩形溝であって、Oリングを該溝内で移動
しないように保持するものであるが、請求項4記載の発
明のように、栓体と筒体との接合面を末広がりのテーパ
ー面に形成し、栓体側の接合面上に幅広のOリング溝
を、その溝の深さが下方に従って浅くなるように形成す
れば、筒体を栓体に嵌め込む際に、嵌め込みの末端一歩
手前までOリングが筒体の内周壁に接触せず、接触して
からはOリングが次第に潰れながら転がって溝の下の方
に移動し、完全に嵌め込んだ位置で最も潰れた状態とな
って接合面の隙間を完全に密閉することとなる。このよ
うにOリングの摩擦を伴わないことから、筒体の嵌め込
みと分離が、さして力を加えなくとも容易に行うことが
でき、装着と分離を繰り返してもOリングは損傷するこ
とがない。
施形態を図面に即して説明する。本発明の飲料容器は、
図1に示すように液体を収納する筒体1と、筒体1の下
側に嵌め込んで容器体を構成する栓体2と、栓体2の下
側に嵌め込まれるベース3から構成されている。
て設けた筒本体6と、内管4と外管5との間隔を保持す
るために筒本体6の上端部並びに下端部に夫々嵌め込む
間隔保持部材7、8とから構成され、筒本体6を二重構
造にすることで、両筒体の間に形成される空気層によっ
て高い保冷効果が得られ、例えば冷えたビールを入れて
室温で放置した場合、ビールの温度上昇を1時間経過時
で1℃、2時間でも2℃程度に抑えることができる。さ
らに、筒本体6は液体容量が目視できるように透明に形
成してある。
に、栓体2を取付ける継手部材としての役目を兼ね備え
ており、筒本体6の下端に当接する環状壁9の内周縁部
に沿って、内管4の下端部内面を被う第一係止壁10を
上方に突設すると共に、環状壁9の中間部に沿って、内
管4と外管5の間に嵌込む第二係止壁11を上方に突設
し、環状壁9の外周縁部に沿って、外管5の下端部外周
を取り囲む第三係止壁12を上方に突設し、さらに、環
状壁9の外周縁部に沿って、栓体2の上部外面を取り囲
む遮蔽壁13を垂設し、該遮蔽壁13を末広がり形態と
なるテーパー形状に形成したものである。また、上側の
間隔保持部材7は、遮蔽壁13が無いこと以外は下側の
間隔保持部材8を上下逆さまにした構造と同一である。
なお、上側の間隔保持部材7には蓋14を着脱自在に嵌
めて、液体にホコリ等が混入しないようにしてある。
からの液洩れを防ぎ、中間部に取付けたコック15から
液体を注ぎ出すものである。これは図2及び図3に示す
ように、筒状の主壁16を、上部に対して下部を一回り
張り出した段差形状に形成し、その上部外周面を前記遮
蔽壁13の内周面に嵌合するテーパー形状に形成し、そ
の下部外周面を遮蔽壁13の下方に延長して垂下する形
状に設けてある。そして、主壁16の上部外周面に沿っ
て、幅広のOリング溝18を、上下に間隔を空けて複数
個設けてある。このOリング溝18は、全体として上端
から下端に向かって深さが浅くなるテーパー形状に形成
され、上端部をそれより下側の部分より一段深くしてあ
る。また、上端部に収まったOリング17の外周部が、
栓体2の上部外周面(テーパー面)から外側に少し張り
出すようになり、その張り出した部分が、下側の間隔保
持部材8に嵌め込む際に、該間隔保持部材8の遮蔽壁1
3の内周面に当るようにしてある。また主壁16の中間
部に対向させて、コック15を取付ける雌ネジ孔19を
2箇所に、内部に連通して備え、主壁16の上端に沿っ
て、液体を中央に集中させる案内壁20を、尻すぼまり
状に連続して垂下し(図3参照)、案内壁20の下端
に、液体を雌ネジ孔19に導く導入溝21を連続して設
けてある。
金具22で確実に一体化されて密閉状態を保持する。連
結金具22は、下側の間隔保持部材8の下縁における対
向箇所に、外向きに張り出す突片23を夫々設け、栓体
2の下部には突片23の真下位置に、軸支用の支持部2
4を突設し、支持部24に挿通した軸25を支点として
回転するコ字状の係合部材26を、突片23に対して開
閉可能に設け、係合部材26を突片23に引掛けること
によって、突片23を下側(栓体2の下部)に引き付け
るようにして一体化する。なお、符合27は、開閉操作
をするための摘みである。栓体2の下端近くには、栓体
を回動させる時に掴む取手28が、コック15の取付け
位置から90度位相をずらした位置に対向させて設けて
ある。
定して起立させておく為のものであるが、ベース3と栓
体2の間には摺動部材29a,29bが介してあって、
栓体2及び栓体2に一体化されている筒体1が、ベース
3に対して自在に回動可能となっている。摺動部材は硬
くて滑りのよいナイロン樹脂から成り、中央に円筒型の
凸部30a,30bを有し、その下端に外側に広がった
円形のツバ31a,31bを夫々設けたものであり、栓
体2の下縁とベース3の上縁とに夫々嵌め込んで固着し
てある。凸部30aと30bとは、互いがガタが無いな
がらもすんなり抜き差しできるような嵌め合いになって
いる。またベース3側のツバ31b上面には、同心円状
の溝が多数刻んである。ベース3はどっしりとした末広
がり形状となっており、その高さはコック15の真下に
コップを配置できるようにしてある。
バー32が付いたコック本体33と、前記雌ネジ19に
嵌め込んでコック本体33に液体を導くジョイント34
とを備え、レバー32を手前に倒すことでコック本体3
3内部に構成した栓を開いて液体を注ぐものである。
2の素材に合成樹脂を用い、Oリング17には合成ゴム
を使用した。
ベースと栓体の間に回転継手部を介在させ、コックの付
いた栓体を、栓体と一体となった筒体ともども自由に回
動できる構造にすることによって、本飲料容器を例えば
料理等が並べられたテーブルの真ん中に載置した場合で
あっても、テーブル周りのすべての人が自由にコックを
自分の方に向けて、好きな時に好きなだけコップに飲料
物を気軽に注ぐことができる。
で栓体及び栓体に一体化されている筒体を軽やかに回動
させることができるとともに、背の高い飲料容器を安定
した状態で保持できる。
クを正反対の位置に2個取付けることによって、回動さ
せなくてもテーブルの両側から飲料物を注ぐことがで
き、回動させる場合でも、その角度が最大でも45度と
なるのでさらに使い勝手のよい飲料容器となる。
を栓体に嵌め込む際にOリングの摩擦を伴わないので、
さしたる力をかけなくても筒体を嵌め込むことができ、
Oリングの損傷も防ぐことができる。筒体を抜き取る時
も同様に簡単に行うことができ、よって容易に分解して
隅々まで清掃することのできる衛生的な飲料容器とな
る。
ある。
す要部縦断面図である。
態を示す要部縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 テーブルに載置するベース(3)上にコ
ック(15)付きの栓体(2)を設け、該栓体(2)の
上部に液体を収容する筒体(1)を、Oリング(17)
を介した状態で嵌め込んで起立し、ベース(3)と栓体
(2)との間に回転継手部(35)を介在させ、栓体
(2)及び栓体(2)に一体化されている筒体(1)
が、ベース(3)に対して回動可能に支持されているこ
とを特徴とする飲料容器。 - 【請求項2】 前記回転継手部(35)が、栓体(2)
の下面とベース(3)の上面とに各々固着した、中央に
円筒型の凸部(30a,30b)を有し、滑りのよい部
材からなる摺動部材(29a,29b)の重ね合わせに
よって成り立っていることを特徴とする請求項1記載の
飲料容器。 - 【請求項3】 前記コック(15)が正反対の位置に2
個取付けてあることを特徴とする請求項1又は2記載の
飲料容器。 - 【請求項4】 栓体(2)と筒体(1)との接合面が、
末広がり形態のテーパー面に形成され、栓体(2)側の
接合面上には幅広のOリング溝(18)が、その溝の深
さが下方に従って浅くなるように形成してあることを特
徴とする請求項1又は2又は3記載の飲料容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08008199A JP3144781B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 飲料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08008199A JP3144781B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 飲料容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000272699A JP2000272699A (ja) | 2000-10-03 |
JP3144781B2 true JP3144781B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=13708283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08008199A Expired - Fee Related JP3144781B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 飲料容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144781B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5511198B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2014-06-04 | ホシザキ電機株式会社 | 飲料注出装置 |
CN103953813B (zh) * | 2014-04-30 | 2016-03-30 | 于法周 | 一种圆台型分接盘 |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP08008199A patent/JP3144781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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