JP3144743U - 未開封/開封の識別可能な小型調味料収納容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】一度開封された容器であるか否かを判別可能にし、商品の安全性を証明可能にする小型調味料収納容器を提供する。
【解決手段】調味料を収容した容器であって、外周にネジ部が形成された吐出部を有する小型容器と、前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋とを有する小型調味料収納容器において、少なくとも、前記小型容器と前記蓋との連結部分を覆う、前記蓋を前記小型容器から外そうとすると破断するシュリンクフィルムを有することを特徴とする小型調味料収納容器である。
【選択図】図5
【解決手段】調味料を収容した容器であって、外周にネジ部が形成された吐出部を有する小型容器と、前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋とを有する小型調味料収納容器において、少なくとも、前記小型容器と前記蓋との連結部分を覆う、前記蓋を前記小型容器から外そうとすると破断するシュリンクフィルムを有することを特徴とする小型調味料収納容器である。
【選択図】図5
Description
本発明は、例えば、弁当用に使用される醤油容器に代表されるような、小型調味料収納容器に関し、特に、一度開封された容器であるか否かを判別可能にし、商品の安全性を証明可能にする小型調味料収納容器に関する。
近年、店頭販売される食品中に毒を混入させる事件が多発している。そこで、食品業者及び消費者は、流通過程又は店内にて、毒が混入されたものでないかどうかを判別するため、パッケージに孔が開いたものでないか、一度開封されたものでないか、といった確認を通じて商品の安全性を判断する。
そこで、食品のパッケージに使用される容器は、未開封/開封の識別可能な性質、即ち、容器のバージン性を有することが求められる。未開封/開封の識別可能な容器として、例えば、特許文献1において、ペットボトル等のキャップの下方に、開封すると分離される輪形状部分を設けたものが開示されている。
特開2007−39123号公報
上記の特許文献1に示されたような手段を弁当用に使用される醤油容器等の小型調味料収納容器に設ける場合、その構造が小さいため成型が容易でない上に、コストがかさむという問題を有していた。そのため、現実的には、小型容器に当該手段を適用することができなかった。即ち、液体小型容器は、蓋を開け閉め可能であるにも関わらず、容器の未開封/開封の識別可能な手段は施されておらず、バージン性を欠くものであった。そこで、本考案は、小型調味料収納容器のバージン性を確保し、且つ、低コストである未開封/開封の識別手段を提供することを目的とする。
本発明(1)は、調味料を収容した容器であって、外周にネジ部(例えば、ねじ部23)が形成された吐出部(例えば、吐出部22)を有する小型容器(例えば、容器2)と、
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋(例えば、蓋1)と
を有する小型調味料収納容器において、
少なくとも、前記小型容器と前記蓋との連結部分を覆う、前記蓋を前記小型容器から外そうとすると破断するシュリンクフィルム(例えば、シュリンクフィルム5)を有することを特徴とする小型調味料収納容器である。
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋(例えば、蓋1)と
を有する小型調味料収納容器において、
少なくとも、前記小型容器と前記蓋との連結部分を覆う、前記蓋を前記小型容器から外そうとすると破断するシュリンクフィルム(例えば、シュリンクフィルム5)を有することを特徴とする小型調味料収納容器である。
本発明(2)は、前記シュリンクフィルムが、前記容器及び前記蓋の全体を覆い、熱収縮させたものである、前記発明(1)の小型調味料収納容器である。
本発明(3)は、調味料を収容した容器であって、外周にネジ部(例えば、ねじ部23)が形成された吐出部(例えば、吐出部22)を有する小型容器(例えば、容器2)と、
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋(例えば、蓋1)と
を有する小型調味料収納容器において、
前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な程度に、前記小型容器と前記蓋とが熱溶着されている熱溶着加工部(例えば、溶着加工部6)を有することを特徴とする小型調味料収納容器である。
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋(例えば、蓋1)と
を有する小型調味料収納容器において、
前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な程度に、前記小型容器と前記蓋とが熱溶着されている熱溶着加工部(例えば、溶着加工部6)を有することを特徴とする小型調味料収納容器である。
本発明(4)は、前記熱溶着加工部が、前記蓋の一点を熱により溶かして前記容器と溶着して形成されたものである{例えば、溶着加工部6(1)}、前記発明(3)の小型調味料収納容器である。
本発明(5)は、前記熱溶着加工部が、前記吐出部の外周を熱により溶かして前記蓋と溶着して形成されたものである{例えば、溶着加工部6(2)}、前記発明(3)の小型調味料収納容器である。
本発明(6)は、調味料を収容した容器であって、外周にネジ部(例えば、ねじ部23)が形成された吐出部(例えば、吐出部22)を有する小型容器(例えば、容器2)と、
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋(例えば、蓋1)と
を有する小型調味料収納容器において、
前記小型容器と前記蓋との間に橋架的に付着した、前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な橋架部材(例えば、橋架部材4)を更に有することを特徴とする小型調味料収納容器である。
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋(例えば、蓋1)と
を有する小型調味料収納容器において、
前記小型容器と前記蓋との間に橋架的に付着した、前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な橋架部材(例えば、橋架部材4)を更に有することを特徴とする小型調味料収納容器である。
本発明(7)は、前記橋架部材が、射出により前記小型容器と前記蓋との間に橋架的に放出させた熱可塑性樹脂であるか、前記小型容器と前記蓋との間に橋架的に貼付された粘着性シールである、本発明(6)の小型調味料収納容器である。
本発明(8)は、調味料を収容した容器であって、外周にネジ部(例えば、ねじ部23)が形成された吐出部(例えば、吐出部22)を有する小型容器(例えば、容器2)と、
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋(例えば、蓋1)と
を有する小型調味料収納容器において、
前記小型容器及び前記蓋の螺合部分の隙間の少なくとも一部に、前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な非粘着性接着樹脂(例えば、非粘着性接着樹脂3)が充填されていることを特徴とする小型調味料収納容器である。
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋(例えば、蓋1)と
を有する小型調味料収納容器において、
前記小型容器及び前記蓋の螺合部分の隙間の少なくとも一部に、前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な非粘着性接着樹脂(例えば、非粘着性接着樹脂3)が充填されていることを特徴とする小型調味料収納容器である。
本発明(9)は、前記樹脂が、食品衛生法に適合した接着剤である、発明(8)の小型調味料収納容器である。
ここで、本実用新案登録請求の範囲及び本明細書における各用語の定義について説明する。「調味料」とは、液体状、ペースト状、粒状又はパウダー状の、調味に使う材料を指す。「小型容器」とは、容器容積が2〜40ccの範囲内にある容器を指す。「非粘着性接着樹脂」とは、使用時(常温下)に当該接着樹脂が非粘着性であればよく、製造時に使用する樹脂が粘着性を有していてもよい。「食品衛生法に適合した接着剤」とは、日本及びいずれかの外国における対応法で許可されている、生体安全性のある接着剤を指す。
本発明に係る小型調味料収納容器により、バージン性を有し、且つ、低コストで未開封/開封の識別手段を有する小型調味料収納容器が提供可能になるという効果を奏する。
本発明(1)〜(5)によれば、当該未開封/開封の識別手段に由来して、誤って飲んだり食べたりしてしまうような小さな異物が発生することがほとんど無いため、当該手段の付加により食品へ異物が混入するという別の問題を解決することが出来るという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら、本考案における最良形態について説明する。ここで、本最良形態における小型調味料収納容器は、典型的には、醤油が収納された醤油収納容器である。尚、本最良形態は、あくまで本考案の小型調味料収納容器の一例に過ぎず、当該形態に何ら限定されるものではない。
(第一の最良形態:非粘着性接着樹脂充填タイプ)
本最良形態に係る考案の一形態を図1に示した。尚、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図、図1(c)は背面図、図1(d)は平面図である。本最良形態に係る液体小型容器は、少なくとも、いずれも樹脂製である、蓋1及び液体を収納可能な容器2とを有している。そして、当該蓋と容器とは非粘着性接着樹脂3により固定されている。具体的には、非粘着性接着樹脂3は、蓋1と容器2の螺合部分の隙間に存在し両者を接合している。ここで、本最良形態に係る非粘着性接着樹脂3は、蓋1及び容器2を接合し、且つ、蓋1に力を加えて捻れば破断又は剥離可能であり、一度開封された後には蓋を元に戻しても再び両者を接合しないような性質を有する。これについては後で詳述する。以下、本考案の各構成について詳述する。
本最良形態に係る考案の一形態を図1に示した。尚、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図、図1(c)は背面図、図1(d)は平面図である。本最良形態に係る液体小型容器は、少なくとも、いずれも樹脂製である、蓋1及び液体を収納可能な容器2とを有している。そして、当該蓋と容器とは非粘着性接着樹脂3により固定されている。具体的には、非粘着性接着樹脂3は、蓋1と容器2の螺合部分の隙間に存在し両者を接合している。ここで、本最良形態に係る非粘着性接着樹脂3は、蓋1及び容器2を接合し、且つ、蓋1に力を加えて捻れば破断又は剥離可能であり、一度開封された後には蓋を元に戻しても再び両者を接合しないような性質を有する。これについては後で詳述する。以下、本考案の各構成について詳述する。
まず、図2は、本最良形態に係る蓋1の構造を示す図である。図2(a)は、上部からの斜視図であり、図2(b)は開口部側からの斜視図である。蓋1は、胴体部11と、前記胴体部の上端を閉栓する蓋上部12と、前記胴体部の下部に後述する容器2の吐出部22が挿入可能に開放されている開口部13と、を有する。更に、前記胴体部11の内側で、開口部13付近には、第一ねじ部14が形成されており後述する容器2の吐出部22の外周に形成された第二ねじ部23と螺合可能に構成されている。
続いて、図3は、容器2の構造を示す図である。容器2は、調味料を収納した調味料収納部21と、前記調味料収納部から調味料を放出可能な吐出部22と、前記吐出部22外周に形成された、前記第一ねじ部と嵌合可能な第二ねじ部23とを有する。尚、容器の形状は特に限定されないが、例えば、円柱型、角柱型、ビール瓶型等のボトル型や、その他、魚型、ひょうたん型、ブタ型等が挙げられる。
非粘着性接着樹脂3は、蓋1及び容器2の螺合部分の隙間の少なくとも一部に充填されている。ここで、当該樹脂3の充填により、通常(一旦開封した後に再度開封する場合)と比較し、より強い力(回転モーメント)を負荷して当該充填された樹脂を破断(樹脂自体が破断する場合)又は剥離(樹脂と蓋及び/又は容器との接着が剥離する場合)しないと当該接合状態は解除できなくなる。そして、当該樹脂として非粘着性のものを使用することで、初回の開封に要する力と一度開封された後に再度開封する際に要する力とを異ならしめることが可能になる。ここで用いる非粘着性接着樹脂は、口に入っても人体に害の無いような材料である、食品衛生法に適合したものであることが好適であり、例えば、オレフィン系のホットメルト接着剤が好適である。
本最良形態に係る小型調味料収納容器に充填される調味料は、特に限定されないが、例えば、上述した醤油の他、ソース、マヨネーズ、タルタルソース、ケチャップ、酢醤油、酢、ラー油、ドレッシング、からし、しょうが、塩、砂糖、コショウ等を挙げることができる。更に、本最良形態に係る小型容器は、弁当、刺身等のパックに入れられるのに特に適した大きさを有する小型のものが好適である。
(第二の最良形態:橋架部材タイプ)
次に、図4を参照しながら、本最良形態に係る小型調味料収納容器を説明する。尚、第一の最良形態と同一である部分についての説明は割愛する。ここで図4に示すように、蓋1と小型容器2との間には、橋架部材4が橋架的に付着している。ここで、当該橋架部材4は、例えば、射出により蓋1と小型容器2との間に橋架的に放出させた熱可塑性樹脂であるか、蓋1と小型容器2との間に橋架的に貼付された粘着性シールである。ここで、当該橋架部材4の橋架により、通常(一旦開封した後に再度開封する場合)と比較し、より強い力(回転モーメント)を負荷して当該橋架された橋架部材を破断(部材自体が破断する場合)又は剥離(部材と蓋及び/又は容器との接着が剥離する場合)しないと当該固定状態は解除できなくなる。ここで、用いる熱可塑性樹脂としては、食品衛生法に適合したものであることが好適であり、例えば、オレフィン系のホットメルト接着剤が好適である。蓋を閉じた小型調味料収納容器に対して、加熱して溶融したホットメルト接着剤を射出することにより、当該接着剤が約2秒程度で固まり、架橋部材4を形成可能であるため、迅速かつ容易に未開封/開封識別手段を付することができる。
次に、図4を参照しながら、本最良形態に係る小型調味料収納容器を説明する。尚、第一の最良形態と同一である部分についての説明は割愛する。ここで図4に示すように、蓋1と小型容器2との間には、橋架部材4が橋架的に付着している。ここで、当該橋架部材4は、例えば、射出により蓋1と小型容器2との間に橋架的に放出させた熱可塑性樹脂であるか、蓋1と小型容器2との間に橋架的に貼付された粘着性シールである。ここで、当該橋架部材4の橋架により、通常(一旦開封した後に再度開封する場合)と比較し、より強い力(回転モーメント)を負荷して当該橋架された橋架部材を破断(部材自体が破断する場合)又は剥離(部材と蓋及び/又は容器との接着が剥離する場合)しないと当該固定状態は解除できなくなる。ここで、用いる熱可塑性樹脂としては、食品衛生法に適合したものであることが好適であり、例えば、オレフィン系のホットメルト接着剤が好適である。蓋を閉じた小型調味料収納容器に対して、加熱して溶融したホットメルト接着剤を射出することにより、当該接着剤が約2秒程度で固まり、架橋部材4を形成可能であるため、迅速かつ容易に未開封/開封識別手段を付することができる。
(第三の最良形態:シュリンクタイプ)
続いて、図5を参照しながら、本最良形態に係る小型調味料収納容器を説明する。尚、第一の最良形態と同一である部分については、同記号を付して説明を省略する。本最良形態に係る小型調味料収納容器は、蓋1と小型容器2の連結部分を少なくとも覆うシュリンクフィルム5を有する。シュリンクフィルムは、少なくとも蓋1と小型容器2の連結部分が覆われるものであれば、特に限定されないが、例えば、蓋1と小型容器2と全体を覆うフィルムであることが製造効率の観点から好適である。ここで、シュリンクフィルムは、蓋を開封する又は開封しようと力を加えることにより、少なくともフィルムの一部が破断するように形成されていることが必要であり、特に限定されないが、例えば、シュリンクフィルムで容器全体を覆い、熱収縮させて蓋1及び小型容器2に密着させることにより前記効果を発揮することが可能である。また、前記シュリンクフィルムを容易に破断させるために、特に限定されないが、例えば、フィルムを十分に薄く構成する、フィルムの強度の弱いものを使用することが好適である。
続いて、図5を参照しながら、本最良形態に係る小型調味料収納容器を説明する。尚、第一の最良形態と同一である部分については、同記号を付して説明を省略する。本最良形態に係る小型調味料収納容器は、蓋1と小型容器2の連結部分を少なくとも覆うシュリンクフィルム5を有する。シュリンクフィルムは、少なくとも蓋1と小型容器2の連結部分が覆われるものであれば、特に限定されないが、例えば、蓋1と小型容器2と全体を覆うフィルムであることが製造効率の観点から好適である。ここで、シュリンクフィルムは、蓋を開封する又は開封しようと力を加えることにより、少なくともフィルムの一部が破断するように形成されていることが必要であり、特に限定されないが、例えば、シュリンクフィルムで容器全体を覆い、熱収縮させて蓋1及び小型容器2に密着させることにより前記効果を発揮することが可能である。また、前記シュリンクフィルムを容易に破断させるために、特に限定されないが、例えば、フィルムを十分に薄く構成する、フィルムの強度の弱いものを使用することが好適である。
(第四の最良形態:溶着タイプ)
次に、図6及び7を参照しながら、本最良形態に係る小型調味料収納容器を説明する。尚、第一の最良形態と同一である部分については、同記号を付して説明を省略する。本最良形態に係る小型調味料収納容器は、蓋1と小型容器2とが熱溶着されている熱溶着加工部を有することを特徴とする。ここで、前記の熱溶着加工部により、蓋1と小型容器2は、蓋1を小型容器2から外す際の力で破断又は剥離可能な程度に溶着されている。尚、ここでの溶着とは、接着剤等を使用せずに、蓋及び/又は容器の少なくとも一部を溶融して接着することを意味する。また、当該熱溶着加工部により、通常(一旦開封した後に再度開封する場合)と比較し、より強い力(回転モーメント)を負荷して破断(蓋及び/又は小型容器の一部が破断する場合)又は剥離(蓋と容器との溶着面が剥離する場合)しないと当該固定状態は解除できなくなる。ここで、本最良形態の一例として、蓋1の一点を熱により溶かして前記蓋と溶着して形成された溶着加工部6(1)を有する小型容器が挙げられる(図6)。その他、小型容器2の吐出部(図示せず)の外周を熱により溶かして蓋1と溶着して形成された溶着加工部6(2)を有する小型容器が挙げられる(図7)。当該構成を有することにより、未開封/開封識別手段を付したとしても、接着剤等の部材を使用していないため、当該手段に由来する異物混入の可能性がなくなる。
次に、図6及び7を参照しながら、本最良形態に係る小型調味料収納容器を説明する。尚、第一の最良形態と同一である部分については、同記号を付して説明を省略する。本最良形態に係る小型調味料収納容器は、蓋1と小型容器2とが熱溶着されている熱溶着加工部を有することを特徴とする。ここで、前記の熱溶着加工部により、蓋1と小型容器2は、蓋1を小型容器2から外す際の力で破断又は剥離可能な程度に溶着されている。尚、ここでの溶着とは、接着剤等を使用せずに、蓋及び/又は容器の少なくとも一部を溶融して接着することを意味する。また、当該熱溶着加工部により、通常(一旦開封した後に再度開封する場合)と比較し、より強い力(回転モーメント)を負荷して破断(蓋及び/又は小型容器の一部が破断する場合)又は剥離(蓋と容器との溶着面が剥離する場合)しないと当該固定状態は解除できなくなる。ここで、本最良形態の一例として、蓋1の一点を熱により溶かして前記蓋と溶着して形成された溶着加工部6(1)を有する小型容器が挙げられる(図6)。その他、小型容器2の吐出部(図示せず)の外周を熱により溶かして蓋1と溶着して形成された溶着加工部6(2)を有する小型容器が挙げられる(図7)。当該構成を有することにより、未開封/開封識別手段を付したとしても、接着剤等の部材を使用していないため、当該手段に由来する異物混入の可能性がなくなる。
図4のポリエチレン製の容器を用いて、蓋と容器の嵌合部分に熱したポリエチレン系ホットメルト接着剤を射出し、凝固させ橋架部材を形成した。当該容器の蓋を開けようとすると、抵抗感を感じるものの、力を加えれば橋架部材と容器の接合部分が剥離して開封できた。
1:蓋
11:胴体部
12:蓋上部
13:開口部
14:第一ねじ部
2:容器
21:液体収納部
22:吐出部
23:第二ねじ部
3:固定部
4:橋架部材
5:シュリンクフィルム
6:熱溶着部
11:胴体部
12:蓋上部
13:開口部
14:第一ねじ部
2:容器
21:液体収納部
22:吐出部
23:第二ねじ部
3:固定部
4:橋架部材
5:シュリンクフィルム
6:熱溶着部
Claims (9)
- 調味料を収容した容器であって、外周にネジ部が形成された吐出部を有する小型容器と、
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋と
を有する小型調味料収納容器において、
少なくとも、前記小型容器と前記蓋との連結部分を覆う、前記蓋を前記小型容器から外そうとすると破断するシュリンクフィルムを有することを特徴とする小型調味料収納容器。 - 前記シュリンクフィルムが、前記容器及び前記蓋の全体を覆い、熱収縮させたものである、請求項1記載の小型調味料収納容器。
- 調味料を収容した容器であって、外周にネジ部が形成された吐出部を有する小型容器と、
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋と
を有する小型調味料収納容器において、
前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な程度に、前記小型容器と前記蓋とが熱溶着されている熱溶着加工部を有することを特徴とする小型調味料収納容器。 - 前記熱溶着加工部が、前記蓋の一点を熱により溶かして前記容器と溶着して形成されたものである、請求項3記載の小型調味料収納容器。
- 前記熱溶着加工部が、前記吐出部の外周を熱により溶かして前記蓋と溶着して形成されたものである、請求項3記載の小型調味料収納容器。
- 調味料を収容した容器であって、外周にネジ部が形成された吐出部を有する小型容器と、
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋と
を有する小型調味料収納容器において、
前記小型容器と前記蓋との間に橋架的に付着した、前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な橋架部材を更に有することを特徴とする小型調味料収納容器。 - 前記橋架部材が、射出により前記小型容器と前記蓋との間に橋架的に放出させた熱可塑性樹脂であるか、前記小型容器と前記蓋との間に橋架的に貼付された粘着性シールである、請求項6記載の小型調味料収納容器。
- 調味料を収容した容器であって、外周にネジ部が形成された吐出部を有する小型容器と、
前記ネジ部との螺合によって前記吐出部を閉塞した蓋と
を有する小型調味料収納容器において、
前記小型容器及び前記蓋の螺合部分の隙間の少なくとも一部に、前記蓋を前記小型容器から外す際の力で破断又は剥離可能な非粘着性接着樹脂が充填されていることを特徴とする小型調味料収納容器。 - 前記樹脂が、食品衛生法に適合した接着剤である、請求項8記載の小型調味料収納容器。
Priority Applications (1)
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JP2008004410U JP3144743U (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | 未開封/開封の識別可能な小型調味料収納容器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014069427A1 (ja) * | 2012-10-29 | 2016-09-08 | 栄研化学株式会社 | 検体検査装置 |
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2008
- 2008-06-30 JP JP2008004410U patent/JP3144743U/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2014069427A1 (ja) * | 2012-10-29 | 2016-09-08 | 栄研化学株式会社 | 検体検査装置 |
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