JP3144703B2 - 継手金具の製造方法 - Google Patents
継手金具の製造方法Info
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- JP3144703B2 JP3144703B2 JP06494292A JP6494292A JP3144703B2 JP 3144703 B2 JP3144703 B2 JP 3144703B2 JP 06494292 A JP06494292 A JP 06494292A JP 6494292 A JP6494292 A JP 6494292A JP 3144703 B2 JP3144703 B2 JP 3144703B2
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- Japan
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- sealing surface
- roller pin
- joint fitting
- fitting
- sealing
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Description
り、特に、車両の操舵輪のブレーキ用油圧配管などに用
いられ、廻り止めが施されかつフレキシブルホースを可
動部分に取り付けるための継手金具の製造方法に関す
る。
テアリングの操作により揺動し車両の進行方向を変えて
いる。
は、この前輪の揺動に追従可能とするためにフレキシブ
ルホースが用いられており、フレキシブルホースの先端
には、廻り止めのピンが設けられた継手金具によりブレ
ーキキヤリパのシリンダブロツクへ接続されている。
ブロツクへ接続する継手金具には、例えば図8に示され
るものがある。この継手金具50は、前輪ブレーキのシ
リンダブロツク36へ油通路が穿設されたユニオンボル
ト40により固定されており、また、継手金具50に設
けられたピン34がシリンダブロツク36の廻り止め穴
46へ挿入されている。
ンダブロツク36へ接続されるフレキシブルホースの接
続方向、即ち、フレキシブルホースのシリンダブロツク
36からの引き出し方向を一定状態に保持することがで
きる。また、フレキシブルホースが車両の振動等によっ
て揺動してもユニオンボルト40を中心に廻ることはな
く、継手金具50の緩みも防止されている。
の締め付けトルクに耐えられるように炭素鋼等を用いて
製作されており、ユニオンボルト40の固定は、継手金
具50の固定部50Aの貫通孔51の軸方向の両側に銅
ワッシャーパッキン42を配置し、これらの銅ワッシャ
ーパッキン42及び貫通孔51へユニオンボルト40を
挿入し、ユニオンボルト40をシリンダブロツク36に
穿設された係合孔48に形成された雌ネジ48Aへ螺合
して行われる。また、銅ワッシャーパッキン42による
シール性を確保するためには、継手金具50の固定部5
0Aのシール面の粗度を12S以下とする必要があり、
通常、シール面の粗度を7S程度にすることが可能な切
削加工機によって固定部50Aのシール面を切削加工し
ている。
定部のシール面の切削加工においては、切削加工機の構
成刃先や切粉の刃具への絡み等によって、シール面の粗
度が12Sをこえる場合があり、シール不良の原因とな
っていた。
ット50Bを銅ロウ溶接する際に、継手金具50を炉中
に流すため、継手金具50が焼鈍され、素材硬度が低下
する。例えば、HV210前後からHV120前後へ低
下する。このため、銅ロウ溶接後の各工程で、シール面
に打傷等が着き易くなり、この傷がシール不良の原因と
なっていた。
ル面のシール性を向上することができる継手金具の製造
方法を得ることを目的とする。
継手金具の製造方法は、円筒状の固定部の外周面に穿設
された穴へ円筒状の管部を挿入しロウ付けにより接合す
る継手金具の製造方法であって、前記ロウ付け工程の後
に前記固定部の端面と成るリング状のシール面をシール
面に沿ってローラピンで回転加圧し前記シール面を硬化
させる工程、を有することを特徴としている。
製造方法は、請求項1において前記ローラピンにV溝を
複数本設け、前記シール面上に前記シール面と同軸とさ
れたリング状の凹凸を形成することを特徴としている。
製造方法は、請求項1において前記ローラピンに凸状の
突起を設け、前記シール面上に前記シール面と同軸とさ
れたリング状の凹部を形成することを特徴としている。
製造方法は、請求項1において前記ローラピンを鼓状と
し、前記シール面を頂部が前記シール面と同軸とされた
リング状の凸形湾曲面とすることを特徴としている。
は、ロウ付け工程の後に継手金具のシール面をシール面
に沿ってローラピンで回転加圧するため、この回転加圧
によって、シール面の面粗度が7S程度から2S程度に
向上する。また、この回転加圧によって、シール面の硬
度が上昇する。
ール面の面粗度が12Sをこえた場合にも、この回転加
圧によって、シール面の面粗度を12S以下に抑えるこ
とができるとともに、シール面を硬化させることができ
る。このため、シール面の切削加工時の送りを早くする
ことができ、継手金具の製造時間を短縮することができ
るとともに、シール面が傷つき難いため、全数検査を省
略できる。
製造方法では、請求項1記載の継手金具の製造方法にお
いて、ローラピンにV溝を複数本設け、シール面上にシ
ール面と同軸とされたリング状の凹凸を形成するため、
このリング状の凹凸の凸部がシール面にユニオンボルト
によって押圧される銅ワッシャーパッキンに食い込み、
シール性をさらに向上することができる。
製造方法では、請求項1記載の継手金具の製造方法にお
いて、ローラピンに凸状の突起を設け、シール面上にシ
ール面と同軸とされたリング状の凹部を形成するため、
このリング状の凹部にユニオンボルトによって押圧され
る銅ワッシャーパッキンが食い込み、シール性をさらに
向上することができる。また、シール面が凸状より打痕
等の傷がつきにくく、メッキ等の取扱いが容易となる。
製造方法では、請求項1記載の継手金具の製造方法にお
いて、ローラピンを鼓状とし、シール面を頂部が前記シ
ール面と同軸とされたリング状の凸形湾曲面とするた
め、この湾曲面の頂部がシール面にユニオンボルトによ
って押圧される銅ワッシャーパッキンに食い込み、シー
ル性をさらに向上することができる。
って説明する。
は、固定部12及びソケツト16により構成されてい
る。継手金具10の固定部12は鋼材を加工し円筒状に
製作したものであり、軸心部に貫通孔18が形成されて
いる。この貫通孔18の内面には溝20が貫通孔18と
同軸に形成されている。
18に溝20を形成したが、溝20を形成しないもので
あってもよく、また、貫通孔18を軸方向の中間部から
一端に向けて拡径する拡径部を貫通孔18と同軸に形成
したものでもよい。
直交する方向に貫通する貫通孔20Aが穿設されてお
り、この貫通孔20Aは、固定部12の外周面から溝2
0に向けて開口されている。
2の径方向に沿って孔32が形成されている。この固定
部12の孔32にはL字状のピン34が装着されてい
る。
付けられる。このソケツト16の一端には、絞り加工に
より縮径された略円筒状の管部14が形成されている。
ソケツト16の管部14の先端部は、固定部12の貫通
孔20Aへ圧入されており、この貫通孔20Aと管部1
4とは、銅ロウ付けにより接合されている。
は、軸心に沿って連通孔22が穿設されている。また、
連通孔22には、管部14とソケツト16との境界付近
に縮径された縮径部24が形成され、さらに管部14で
縮径され先端部14Aへ達している。
から連通孔22の縮径部24方向へ、ニツプル28が挿
入され銅ロウ付けにより接合されている。
は、ソケツト16へフレキシブルホース30の一端が挿
入され、フレキシブルホース30の内面にはニツプル2
8が挿入されている。
16の外周部分をかしめることにより、継手金具10へ
緊密に締結されている。フレキシブルホース30の他端
は、図示しないブレーキのマスタシリンダが接続されて
いる。
金具10は、車両前輪(図示省略)のブレーキキヤリパ
60のシリンダブロツク36へ固定される。この固定
は、固定部12の貫通孔18の軸方向の両端面となるシ
ール面12Aに銅ワッシャーパッキン38を配置し、こ
れらの銅ワッシャーパッキン38及び貫通孔18へユニ
オンボルト40を挿入し、ユニオンボルト40をシリン
ダブロツク36に穿設された係合孔48に形成された雌
ネジ48Aへ螺合して行われる。
への固定の際、固定部12の孔32に圧入されたピン3
4の先端をシリンダブロツク36に形成された廻り止め
穴46へ打ち込み、ユニオンボルト40を螺合すること
により、シリンダブロツク36と継手金具10とを固定
している。
2の貫通孔18内の溝20部分に位置する部分から先端
にかけて連通孔42が形成されている。また、シリンダ
ブロツク36には係合孔48からシリンダ62へ連通孔
48Bが形成されている。
オイル(図示省略)は、継手金具10の連通孔22、溝
20、ユニオンボルト40の連通孔42、シリンダブロ
ツク36の連通孔48Bを介してシリンダ62内へ送り
込まれる。また、継手金具10は銅ロウ付けにより緊密
に接合されており、かつ固定部12のシール面12Aに
は、銅ワッシャーパッキン38が密着しているため、ブ
レーキオイルの高い圧力が作用しても継手金具10が漏
れを起こすことはない。
について図1及び図2に従って説明する。
部14の先端部が、固定部12の貫通孔20Aへ圧入さ
れ、この貫通孔20Aと管部14とが、銅ロウ付け工程
によって接合される。
0によって、固定部12のシール面12Aが回転加圧さ
れる。この回転加圧機70は、対向する2本の回転軸7
2を備えている。こららの回転軸72の先端部には、円
板状の受け治具74がそれぞれ同軸的に固定されてお
り、この受け治具74の回転軸72と反対側の面には、
受け治具74と同径とされた円板状のヘッド76が着脱
可能に取付けられている。
は、半径方向に沿った長方形の切欠き78が90度の間
隔を開けて4本形成されている。
ヘッド76の半径方向に沿った対向面78Aの間隔は、
受け治具74側の間隔W1がヘッド76の加圧面76A
側の間隔W2より広く、受け治具74側からヘッド76
の加圧面76A側に向けて、円弧状に徐々に狭くなって
いる。また、切欠き78内には、円柱状のローラピン8
0が挿入されており、このローラピン80の径Rは、ヘ
ッド76の加圧面76A側の対向面78Aの間隔W2よ
り大きくなっている。また、このローラピン80の径R
は、ヘッド76の受け治具74側の間隔W1より小さく
なっており、軸廻り方向(図2の矢印A方向とその反対
方向)へ回転可能に支持されている。
によって、互いに逆方向、例えば図1の矢印B1方向と
矢印B2方向とへ回転可能とされている。また、ヘッド
76の少なくても一方は軸72の軸方向の移動によっ
て、互いに接近する方向(図1の矢印C方向)と互いに
離間する方向(図1の矢印Cと反対方向)へ移動可能と
されている。
の矢印B方向へ回転しつつ、矢印C方向へ所定の力で移
動することによって、ローラピン80が固定部12のシ
ール面12Aに当接し、図2(B)の矢印A方向に回転
する。これによって、固定部12のシール面12Aを回
転加圧することができる。
12のシール面12Aを回転加圧すると、シール面12
Aの面粗度が7S程度から2S程度に向上するととも
に、シール面12Aの硬度が上昇する。
ール面12Aの面粗度が12Sをこえた場合にも、この
ローラピン80による回転加圧によって、シール面12
Aの面粗度を12S以下に抑えることができるととも
に、シール面12Aを硬化させることができる。このた
め、シール面12Aの切削加工時の送りを早くすること
ができ、継手金具10の製造時間を短縮することができ
るとともに、シール面12Aが傷つき難いため、全数検
査を省略できる。なお、ローラピン80の本数は4本に
限定されない。
実施例を図5に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材については同一符号を付してその説明を省略す
る。
は、ローラピン82にV溝82Aが複数本設けられてい
る。このため、図5(B)に示される如く、シール面1
2A上にシール面12Aと同軸とされたリング状の凹部
84と凸部86とが形成されるため、このリング状の凸
部86がシール面12Aにユニオンボルト40(図4参
照)によって押圧される銅ワッシャーパッキン38(図
4参照)に食い込み、シール面12Aのシール性をさら
に向上することができる。
実施例を図6に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材については同一符号を付してその説明を省略す
る。
ラピン88の凸状突起86Aが複数本設けられている。
このため、図6(B)に示される如く、シール面12A
上にシール面12Aと同軸とされたリング状の凹部90
が形成される。この凹部90にユニオンボルト40によ
って押圧される銅ワッシャーパッキン38(図4参照)
が食い込みシール面12Aのシール性を向上する。ま
た、また、シール面が第2実施例の凸状より打痕等の傷
がつきにくくメッキ等の取扱いが容易となる。
実施例を図7に従って説明する。なお、第1実施例と同
一部材については同一符号を付してその説明を省略す
る。
は、ローラピン92が鼓状とされている。このため、図
7(B)に示される如く、シール面12Aは頂部12B
がシール面12Aと同軸とされたリング状となる凸状の
湾曲面となるため、この頂部12Bがシール面12Aに
ユニオンボルト40(図4参照)によって押圧される銅
ワッシャーパッキン38(図4参照)に食い込み、シー
ル面12Aのシール性をさらに向上することができる。 (試験例)本発明の継手金具の製造方法による、固定部
12のシール面12Aの粗度と硬度とを調べるために、
第1実施例のローラピン80を設けた回転加圧機70よ
って、10個のサンプルのシール面12Aを回転加圧
し、加工前後のシール面12Aの粗度と硬度とを測定
し、その結果を表1に示した。
具の製造方法が有効であることが明らかとなった。
付け工程の後に固定部の端面と成るシール面をローラピ
ンで回転加圧し硬化させるとともに粗度を向上した。こ
れによって、固定部のシール面のシール性が向上した継
手金具を製造することができるという優れた効果を得る
ことができる。
ヘッド近傍を示す斜視図である。
加圧機のヘッド近傍を示す分解斜視図であり、(B)は
図1の2−2線断面図である。
ラピンを示す斜視図であり、(B)は本発明に使用され
る第2実施例のローラピンよって加工された継手金具の
固定部のシール面を示す概略図である。
ラピンを示す斜視図であり、(B)は本発明に使用され
る第3実施例のローラピンよって加工された継手金具の
固定部のシール面を示す概略図である。
ラピンを示す斜視図であり、(B)は本発明に使用され
る第4実施例のローラピンよって加工された継手金具の
固定部のシール面を示す概略図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 円筒状の固定部の外周面に穿設された穴
へ円筒状の管部を挿入しロウ付けにより接合する継手金
具の製造方法であって、前記ロウ付け工程の後に前記固
定部の端面と成るリング状のシール面をシール面に沿っ
てローラピンで回転加圧し前記シール面を硬化させる工
程、を有することを特徴とする継手金具の製造方法。 - 【請求項2】 前記ローラピンにV溝を複数本設け、前
記シール面上に前記シール面と同軸とされたリング状の
凹凸を形成することを特徴とする請求項1記載の継手金
具の製造方法。 - 【請求項3】 前記ローラピンに凸状の突起を設け、前
記シール面上に前記シール面と同軸とされたリング状の
凹部を形成することを特徴とする請求項1記載の継手金
具の製造方法。 - 【請求項4】 前記ローラピンを鼓状とし、前記シール
面を頂部が前記シール面と同軸とされたリング状の凸形
湾曲面とすることを特徴とする請求項1記載の継手金具
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06494292A JP3144703B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 継手金具の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06494292A JP3144703B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 継手金具の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261459A JPH05261459A (ja) | 1993-10-12 |
JP3144703B2 true JP3144703B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=13272597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06494292A Expired - Lifetime JP3144703B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 継手金具の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144703B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6838330B2 (ja) * | 2016-09-18 | 2021-03-03 | 東京電力ホールディングス株式会社 | ガス絶縁機器のガスリーク補修工法 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP06494292A patent/JP3144703B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05261459A (ja) | 1993-10-12 |
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