JP3144315B2 - 熱硬化性樹脂成形材料 - Google Patents
熱硬化性樹脂成形材料Info
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Description
動車用部品等に用いられる成形品を得るための熱硬化性
樹脂成形材料に関する。
脂成形材料を、プレヒーターと呼ばれる予熱機を用いて
予熱してから、成形機に供給することが行われている。
生産効率の向上のためには予熱に要する時間が短いこと
が望ましい。そのため、得られる成形品の特性を損なう
ことが少なく、予熱に要する時間が短くて済む、いわゆ
るプレヒーター性に優れる熱硬化性樹脂成形材料が求め
られている。特に、コンミテータ用等の、ガラス繊維の
含有率が50〜80重量%と高い成形材料は、配合材料
中の水分が少ないためと考えられるが、予熱に要する時
間が長く、その改善が求められている。
鑑みてなされたものであって、本発明の目的とするとこ
ろは、熱硬化性樹脂及びガラス繊維を含んでなり、ガラ
ス繊維の含有率が50〜80重量%であるタブレット化
された熱硬化性樹脂成形材料であって、得られる成形品
の特性を損なうことが少なくて、プレヒーター性に優れ
る熱硬化性樹脂成形材料を提供することにある。
硬化性樹脂成形材料は、熱硬化性樹脂及びガラス繊維を
含んでなり、ガラス繊維の含有率が50〜80重量%で
ある、粉砕後にタブレット化された熱硬化性樹脂成形材
料であって、熱硬化性樹脂成形材料全体に対して粘土鉱
物を1〜10重量%添加していて、この粘土鉱物がベン
トナイトであることを特徴とする。
料は、請求項1記載の熱硬化性樹脂成形材料において、
熱硬化性樹脂がフェノール樹脂又はメラミン樹脂である
ことを特徴とする。
イ酸塩鉱物である粘土鉱物を特定量添加することは、成
形品の特性を僅かしか損なわずに、プレヒーター性を向
上する働きをしている。
含有する熱硬化性樹脂については、特に限定はなく、フ
ェノール樹脂、メラミン樹脂等が例示できる。また、本
発明の熱硬化性樹脂成形材料は熱硬化性樹脂成形材料全
体に対するガラス繊維の含有率が50〜80重量%のも
のに限定している。なぜならば、本発明はコンミテータ
用等の、ガラス繊維の含有率が50〜80重量%と高い
成形材料を対象としているからである。そして、本発明
は予熱時のプレヒーター性の向上を目的とするため、本
発明の熱硬化性樹脂成形材料は、タブレット化されたも
のに対象を限定している。
化性樹脂成形材料全体に対して粘土鉱物を1〜10重量
%添加していることが重要である。ここでいう粘土鉱物
は含水ケイ酸塩鉱物を示していて、本発明ではこの粘度
鉱物としてベントナイトを使用する。そして、粘土鉱物
の添加量が1重量%未満であるとプレヒーター性の向上
効果が顕著でなく、10重量%を越えると、曲げ強さ等
の強度低下が顕著に生じるので、粘土鉱物の添加量は1
〜10重量%の範囲内に特定している。
に応じてガラス繊維以外の充填材、離型剤、硬化剤、着
色剤等を含有させることができる。
説明する。
2)表1に示す配合割合で配合し、混合し、混練し、粉
砕して得た材料を金型を用いて65mmφ×30mm
(高さ)のタブレットとした。このタブレット化した熱
硬化性樹脂成形材料(フェノール樹脂成形材料)につい
て、プレヒーター性と、曲げ強度を評価し、得られた結
果を表1に示した。なお、各測定方法は下記に示す方法
で行った。
化した熱硬化性樹脂成形材料を、500Wのプレヒータ
ーにて予熱し、タブレットの中央部が100℃に達する
迄の時間(秒数)を測定し、プレヒーター性とする。短
いほどプレヒーター性は良好である。
熱硬化性樹脂成形材料を、タブレットの中央部が100
℃に達する迄予熱した後、圧縮成形により、金型温度1
65℃、成形圧力600kg/cm2 で成形して曲げ強
度測定用の成形品を得る。得られた成形品の曲げ強度
を、JIS規格K6911に基づいて測定する。
の熱硬化性樹脂成形材料は、比較例1に比べて、同等も
しくは僅かだけ低い曲げ強さの成形品が得られ、且つプ
レヒータ性は格段に向上していることが確認された。ま
た、熱硬化性樹脂成形材料全体に対するベントナイトの
添加量が13重量%である比較例2は、プレヒーター性
は向上しているが、曲げ強さが極度に低い成形品しか得
られてないことも確認された。
性樹脂成形材料はガラス繊維の含有率が50〜80重量
%である熱硬化性樹脂成形材料であるが、成形材料全体
に対して含水ケイ酸塩鉱物である粘土鉱物を1〜10重
量%添加しているので、得られる成形品の特性低下がほ
とんどなくて、プレヒーター性が大幅に向上している成
形材料となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂及びガラス繊維を含んでな
り、ガラス繊維の含有率が50〜80重量%である、粉
砕後にタブレット化された熱硬化性樹脂成形材料であっ
て、熱硬化性樹脂成形材料全体に対して粘土鉱物を1〜
10重量%添加していて、この粘土鉱物がベントナイト
であることを特徴とする熱硬化性樹脂成形材料。 - 【請求項2】 熱硬化性樹脂がフェノール樹脂又はメラ
ミン樹脂であることを特徴とする請求項1記載の熱硬化
性樹脂成形材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23506896A JP3144315B2 (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 熱硬化性樹脂成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23506896A JP3144315B2 (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 熱硬化性樹脂成形材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1081808A JPH1081808A (ja) | 1998-03-31 |
JP3144315B2 true JP3144315B2 (ja) | 2001-03-12 |
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ID=16980600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23506896A Expired - Fee Related JP3144315B2 (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 熱硬化性樹脂成形材料 |
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JP (1) | JP3144315B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048270A1 (de) | 2000-12-15 | 2002-06-20 | Agrolinz Melamin Gmbh | Polymermodifizierte anorganische partikel |
AT410211B (de) * | 2000-12-15 | 2003-03-25 | Agrolinz Melamin Gmbh | Halbzeuge und formstoffe aus aminoplasten |
US7012108B2 (en) | 2000-12-15 | 2006-03-14 | Agrolinz Melamin Gmbh | Modified inorganic particles |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP23506896A patent/JP3144315B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1081808A (ja) | 1998-03-31 |
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