JP3144152B2 - カルマン渦流量計 - Google Patents
カルマン渦流量計Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気や水等の流量を測
定するカルマン渦流量計に係り、特にカルマン渦センサ
により検出する渦周波数に対応した矩形波を適正かつ精
度よく出力するよう構成した回路構成からなるカルマン
渦流量計に関する。
定するカルマン渦流量計に係り、特にカルマン渦センサ
により検出する渦周波数に対応した矩形波を適正かつ精
度よく出力するよう構成した回路構成からなるカルマン
渦流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カルマン渦流量計は、カルマン
渦センサが発生する流体の流量に応じた周波数の出力信
号を、矩形波信号に変換し、パルス信号(または統一信
号等)を出力することにより、流体の流量を計測するこ
とができる。
渦センサが発生する流体の流量に応じた周波数の出力信
号を、矩形波信号に変換し、パルス信号(または統一信
号等)を出力することにより、流体の流量を計測するこ
とができる。
【0003】従って、流体が停止している状態ではパル
ス信号が出力されてはならない。しかし、従来の技術で
は、センサや配管が衝撃を受けるとセンサから信号が発
生し、パルス信号が出力されてしまうという問題があっ
た。
ス信号が出力されてはならない。しかし、従来の技術で
は、センサや配管が衝撃を受けるとセンサから信号が発
生し、パルス信号が出力されてしまうという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カルマ
ン渦流量計による流量計測に際して、カルマン渦センサ
は、その構造上、衝撃を受けることにより、流体が停止
している状態であっても出力信号を発生する。
ン渦流量計による流量計測に際して、カルマン渦センサ
は、その構造上、衝撃を受けることにより、流体が停止
している状態であっても出力信号を発生する。
【0005】そこで、この出力信号の周波数が測定範囲
内であって、しかもこの場合に出力レベルが大きいと、
波形整形されてパルス信号が出力されてしまう。
内であって、しかもこの場合に出力レベルが大きいと、
波形整形されてパルス信号が出力されてしまう。
【0006】このため、流体が停止している状態でカル
マン渦センサが衝撃を受けても、パルス信号が出力され
ないように構成することが要求される。
マン渦センサが衝撃を受けても、パルス信号が出力され
ないように構成することが要求される。
【0007】そこで、本発明の目的は、カルマン渦セン
サが衝撃を受けて所要の検出信号が発生した場合におい
ても、一定時間の出力禁止状態を設定することにより、
前記衝撃による検出信号の出力を禁止して常に適正かつ
高精度の出力信号を得ることができるカルマン渦流量計
を提供することにある。
サが衝撃を受けて所要の検出信号が発生した場合におい
ても、一定時間の出力禁止状態を設定することにより、
前記衝撃による検出信号の出力を禁止して常に適正かつ
高精度の出力信号を得ることができるカルマン渦流量計
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係るカルマン渦流量計は、流体の流量に
応じた周波数の出力信号を発生するカルマン渦センサ
と、前記カルマン渦センサの出力信号を波形整形して矩
形波信号を発生する波形整形手段と、前記矩形波信号の
立上がりを検出する立上がり検出手段または前記矩形波
信号の立下がりを検出する立下がり検出手段と、前記立
上がり検出手段または立下がり検出手段による検出後か
ら、ある一定時間(Td)を測定する第1の時間測定手
段と、前記第1の時間測定手段による時間測定後であっ
て前記立上がり検出手段または立下がり検出手段による
検出後から、ある一定時間(Te)を測定する第2の時
間測定手段と、前記第1の時間測定手段による一定時間
(Td)の測定中は出力を停止し、前記第2の時間測定
手段による一定時間(Te)の測定中は波形整形手段に
同期した矩形波信号を発生する出力制御手段とを設ける
ことを特徴とする。
めに、本発明に係るカルマン渦流量計は、流体の流量に
応じた周波数の出力信号を発生するカルマン渦センサ
と、前記カルマン渦センサの出力信号を波形整形して矩
形波信号を発生する波形整形手段と、前記矩形波信号の
立上がりを検出する立上がり検出手段または前記矩形波
信号の立下がりを検出する立下がり検出手段と、前記立
上がり検出手段または立下がり検出手段による検出後か
ら、ある一定時間(Td)を測定する第1の時間測定手
段と、前記第1の時間測定手段による時間測定後であっ
て前記立上がり検出手段または立下がり検出手段による
検出後から、ある一定時間(Te)を測定する第2の時
間測定手段と、前記第1の時間測定手段による一定時間
(Td)の測定中は出力を停止し、前記第2の時間測定
手段による一定時間(Te)の測定中は波形整形手段に
同期した矩形波信号を発生する出力制御手段とを設ける
ことを特徴とする。
【0009】前記のカルマン渦流量計において、立上が
り検出手段または立下がり検出手段は、矩形波信号の立
上がりおよび立下がりをそれぞれ検出する立上がりおよ
び立下がり検出手段により構成することができる。
り検出手段または立下がり検出手段は、矩形波信号の立
上がりおよび立下がりをそれぞれ検出する立上がりおよ
び立下がり検出手段により構成することができる。
【0010】また、前記のカルマン渦流量計において、
出力制御手段は、第2の時間測定手段による一定時間
(Te)の測定中にのみ波形整形手段により発生する矩
形波信号の状態変化に同期した矩形波信号を発生するに
よう構成することができる。
出力制御手段は、第2の時間測定手段による一定時間
(Te)の測定中にのみ波形整形手段により発生する矩
形波信号の状態変化に同期した矩形波信号を発生するに
よう構成することができる。
【0011】
【作用】本発明においては、カルマン渦センサの出力信
号に基づく矩形波信号の立上がりもしくは立下がりを検
出し、この検出後からある一定時間(Td)を測定し、
さらにその一定時間(Td)の測定後であって前記矩形
波信号の立上がりもしくは立下がりの検出後に一定時間
(Te)を測定し、前記一定時間(Td)を測定中は出
力を停止し、また前記一定時間(Te)を測定中は前記
矩形波信号と同期した信号を発生することにより、カル
マン渦センサが衝撃を受けて所要の検出信号が発生した
場合において、その検出信号の出力を禁止し、常に適正
かつ高精度の出力信号を得ることができる。
号に基づく矩形波信号の立上がりもしくは立下がりを検
出し、この検出後からある一定時間(Td)を測定し、
さらにその一定時間(Td)の測定後であって前記矩形
波信号の立上がりもしくは立下がりの検出後に一定時間
(Te)を測定し、前記一定時間(Td)を測定中は出
力を停止し、また前記一定時間(Te)を測定中は前記
矩形波信号と同期した信号を発生することにより、カル
マン渦センサが衝撃を受けて所要の検出信号が発生した
場合において、その検出信号の出力を禁止し、常に適正
かつ高精度の出力信号を得ることができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係るカルマン渦流量計の実施
例につき添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
例につき添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に係るカルマン渦流量計の
一実施例を示すブロック回路図である。図1において、
参照符号10はカルマン渦センサ、12は波形整形手
段、14は立上がり検出手段、16および18は時間測
定手段、20は出力制御手段、22はパルス出力手段を
それぞれ示す。
一実施例を示すブロック回路図である。図1において、
参照符号10はカルマン渦センサ、12は波形整形手
段、14は立上がり検出手段、16および18は時間測
定手段、20は出力制御手段、22はパルス出力手段を
それぞれ示す。
【0014】しかるに、本実施例回路においては、カル
マン渦センサ10が流体の流量に比例した周波数の電気
信号を発生し、この電気信号は波形整形手段12に送出
される。そこで、波形整形手段12では、前記電気信号
を矩形波信号に変換してこれを立上がり検出手段14に
送出する。立上がり検出手段14では、前記矩形波信号
の立上がりを検出すると、この検出信号を時間測定手段
16および18に送出する。この場合、時間測定手段1
6は、この時間測定手段16および18が停止中にこの
信号を受けると、一定時間(Td)において出力禁止信
号を時間測定手段18に送出する。時間測定手段18
は、この出力禁止信号を受けてこの信号を出力制御手段
20へ送出する。
マン渦センサ10が流体の流量に比例した周波数の電気
信号を発生し、この電気信号は波形整形手段12に送出
される。そこで、波形整形手段12では、前記電気信号
を矩形波信号に変換してこれを立上がり検出手段14に
送出する。立上がり検出手段14では、前記矩形波信号
の立上がりを検出すると、この検出信号を時間測定手段
16および18に送出する。この場合、時間測定手段1
6は、この時間測定手段16および18が停止中にこの
信号を受けると、一定時間(Td)において出力禁止信
号を時間測定手段18に送出する。時間測定手段18
は、この出力禁止信号を受けてこの信号を出力制御手段
20へ送出する。
【0015】また、前記時間測定手段16は、立上がり
検出手段14からの立上がり検出信号を受けて、一定時
間(Td)を経過すると、出力許可信号を時間測定手段
18へ送出する。そこで、時間測定手段18は、この出
力許可信号を受けると、一定時間(Te)において時間
の測定を開始する。この時、一定時間(Te)を経過す
る前に前記立上がり検出手段14から立上がり検出信号
を受けると、その時点から一定時間(Te)の測定を再
開(リセット)する。この一定時間(Te)の測定中に
おいて、時間測定手段18は出力許可信号を出力制御手
段20に送出する。そして、出力制御手段20は、前記
時間測定手段18の出力信号が出力許可信号の場合の
み、波形整形手段12で得られた出力信号をパルス出力
手段22に送出する。
検出手段14からの立上がり検出信号を受けて、一定時
間(Td)を経過すると、出力許可信号を時間測定手段
18へ送出する。そこで、時間測定手段18は、この出
力許可信号を受けると、一定時間(Te)において時間
の測定を開始する。この時、一定時間(Te)を経過す
る前に前記立上がり検出手段14から立上がり検出信号
を受けると、その時点から一定時間(Te)の測定を再
開(リセット)する。この一定時間(Te)の測定中に
おいて、時間測定手段18は出力許可信号を出力制御手
段20に送出する。そして、出力制御手段20は、前記
時間測定手段18の出力信号が出力許可信号の場合の
み、波形整形手段12で得られた出力信号をパルス出力
手段22に送出する。
【0016】図2は、前記図1に示す実施例回路の立上
がり検出手段14、時間測定手段16および18、出力
制御手段20についての一構成例としての詳細な電気回
路図を示す。また、図3および図4は、前記図2に示す
回路の各部における動作状態を示す。すなわち、図3
は、流体が流れたことによりパルス信号が発生した場合
の図2における電気回路の各部の電圧波形を示し、また
図4は衝撃によりパルス信号が発生した場合の同様の電
圧波形を示す。なお、図4に示すように、衝撃により発
生するパルス信号は、比較的短時間であるので、パルス
信号が発生してから一定時間(Td)においてその出力
を禁止する。この結果、衝撃によりパルス信号が発生し
ても出力が発生することはない。
がり検出手段14、時間測定手段16および18、出力
制御手段20についての一構成例としての詳細な電気回
路図を示す。また、図3および図4は、前記図2に示す
回路の各部における動作状態を示す。すなわち、図3
は、流体が流れたことによりパルス信号が発生した場合
の図2における電気回路の各部の電圧波形を示し、また
図4は衝撃によりパルス信号が発生した場合の同様の電
圧波形を示す。なお、図4に示すように、衝撃により発
生するパルス信号は、比較的短時間であるので、パルス
信号が発生してから一定時間(Td)においてその出力
を禁止する。この結果、衝撃によりパルス信号が発生し
ても出力が発生することはない。
【0017】しかるに、図3に示すように、流体が流れ
たことによりパルス信号が発生した場合、一定時間(T
d)においてその出力が禁止されるが、その後は入力信
号(Vi)と同じパルス信号が出力される。以下、図2
に示す回路の動作につき説明する。
たことによりパルス信号が発生した場合、一定時間(T
d)においてその出力が禁止されるが、その後は入力信
号(Vi)と同じパルス信号が出力される。以下、図2
に示す回路の動作につき説明する。
【0018】立上がり検出手段14を構成するフリップ
フロップQ230 は、クロック端子(CK)に入力される
入力信号(Vi)の立上がりエッジを検出してパルス信
号(Vi1 )を発生する。このパルス信号(Vi1 )の
パルス幅(Ti1 )は、抵抗R230 、容量C230 および
フリップフロップQ230 のスレッシュホールド電圧(V
Hi)により、次式(1)により求められる。
フロップQ230 は、クロック端子(CK)に入力される
入力信号(Vi)の立上がりエッジを検出してパルス信
号(Vi1 )を発生する。このパルス信号(Vi1 )の
パルス幅(Ti1 )は、抵抗R230 、容量C230 および
フリップフロップQ230 のスレッシュホールド電圧(V
Hi)により、次式(1)により求められる。
【0019】
【数1】
【0020】前記立上がり検出手段14のフリップフロ
ップQ230 から出力されるパルス信号(Vi1 )は、3
入力ANDゲートQ242 に入力され、この3入力AND
ゲートQ242 を介して得られる信号(Vcd)が、時間計
測手段16の第1のフリップフロップQ240 に入力され
る。このフリップフロップQ240 は、そのクロック端子
(CK)に前記信号(Vcd)を入力してその立上がりエ
ッジを検出し、パルス信号(Vcd1 )を発生する。この
パルス信号(Vcd1 )のパルス幅(Tcd1 )は、抵抗R
240 、容量C240 およびフリップフロップQ240 のスレ
ッシュホールド電圧(VHcd )により、次式(2)によ
り求められる。
ップQ230 から出力されるパルス信号(Vi1 )は、3
入力ANDゲートQ242 に入力され、この3入力AND
ゲートQ242 を介して得られる信号(Vcd)が、時間計
測手段16の第1のフリップフロップQ240 に入力され
る。このフリップフロップQ240 は、そのクロック端子
(CK)に前記信号(Vcd)を入力してその立上がりエ
ッジを検出し、パルス信号(Vcd1 )を発生する。この
パルス信号(Vcd1 )のパルス幅(Tcd1 )は、抵抗R
240 、容量C240 およびフリップフロップQ240 のスレ
ッシュホールド電圧(VHcd )により、次式(2)によ
り求められる。
【0021】
【数2】
【0022】しかるに、前記時間計測手段16における
3入力ANDゲートQ242 に対して入力される、前記時
間計測手段16のシュミットトリガインバータQ243 の
出力信号(Vdインバース)が「高レベル」であり、か
つ後述の時間計測手段18のシュミットトリガインバー
タQ253 の出力信号(Veインバース)が「高レベル」
の状態で、立上がり検出手段14の出力パルス信号(V
i1 )が立上がると、前記フリップフロップQ240 の出
力パルス信号(Vcd1 )はそのパルス幅(Tcd1 )の間
だけ「高レベル」となる。この結果、シュミットトリガ
インバータQ24 3 の入力信号(Vd)は「高レベル」と
なり、このインバータQ243 の出力信号(Vdインバー
ス)は「低レベル」となる。従って、前記時間計測手段
16における3入力ANDゲートQ242 の出力信号(V
cd)が「低レベル」となるため、前記立上がり検出手段
14の出力パルス信号(Vi1 )が立上がっても前記フ
リップフロップQ240 の出力パルス信号(Vcd1 )は変
化しない。
3入力ANDゲートQ242 に対して入力される、前記時
間計測手段16のシュミットトリガインバータQ243 の
出力信号(Vdインバース)が「高レベル」であり、か
つ後述の時間計測手段18のシュミットトリガインバー
タQ253 の出力信号(Veインバース)が「高レベル」
の状態で、立上がり検出手段14の出力パルス信号(V
i1 )が立上がると、前記フリップフロップQ240 の出
力パルス信号(Vcd1 )はそのパルス幅(Tcd1 )の間
だけ「高レベル」となる。この結果、シュミットトリガ
インバータQ24 3 の入力信号(Vd)は「高レベル」と
なり、このインバータQ243 の出力信号(Vdインバー
ス)は「低レベル」となる。従って、前記時間計測手段
16における3入力ANDゲートQ242 の出力信号(V
cd)が「低レベル」となるため、前記立上がり検出手段
14の出力パルス信号(Vi1 )が立上がっても前記フ
リップフロップQ240 の出力パルス信号(Vcd1 )は変
化しない。
【0023】この場合、前記時間計測手段16のコンデ
ンサC241 に蓄えられた電荷は、抵抗器R241 を通じて
放電されるため、前記シュミットトリガインバータQ
243 の入力信号(Vd)は徐々に降下し、この入力信号
(Vd)はシュミットトリガインバータQ243 のスレッ
シュホールド電圧(VHd)に達する。この時までの時間
Tddは、次式(3)により求められる。
ンサC241 に蓄えられた電荷は、抵抗器R241 を通じて
放電されるため、前記シュミットトリガインバータQ
243 の入力信号(Vd)は徐々に降下し、この入力信号
(Vd)はシュミットトリガインバータQ243 のスレッ
シュホールド電圧(VHd)に達する。この時までの時間
Tddは、次式(3)により求められる。
【0024】
【数3】
【0025】この結果、時間計測手段16のシュミット
トリガインバータQ243 の出力信号(Vdインバース)
が、「低レベル」から「高レベル」となる。この出力信
号を受けて、前記時間計測手段16の第2のフリップフ
ロップQ241 の反転出力信号(Vd1 インバース)は、
そのパルス幅(Td1 )の間だけ「低レベル」となる。
このパルス幅(Td1 )は、フリップフロップQ241 の
スレッシュホールド電圧(VHd1 )により、次式(4)
により求められる。
トリガインバータQ243 の出力信号(Vdインバース)
が、「低レベル」から「高レベル」となる。この出力信
号を受けて、前記時間計測手段16の第2のフリップフ
ロップQ241 の反転出力信号(Vd1 インバース)は、
そのパルス幅(Td1 )の間だけ「低レベル」となる。
このパルス幅(Td1 )は、フリップフロップQ241 の
スレッシュホールド電圧(VHd1 )により、次式(4)
により求められる。
【0026】
【数4】
【0027】この時、時間計測手段18のインバータQ
254 の出力信号(Ved)は、「低レベル」であるので、
2入力ANDゲートQ251 を介して時間計測手段18の
フリップフロップQ250 へ入力される信号(Vce)は、
前記パルス幅(Td1 )の間だけ「高レベル」となる。
このパルス信号(Vce)を受けて、前記フリップフロッ
プQ250 の出力信号(Vce1 )は、そのパルス幅(Tce
1 )の間だけ「高レベル」となる。このパルス幅(Tce
1 )は、フリップフロップQ250 のスレッシュホールド
電圧(VHce )により、次式(5)により求められる。
254 の出力信号(Ved)は、「低レベル」であるので、
2入力ANDゲートQ251 を介して時間計測手段18の
フリップフロップQ250 へ入力される信号(Vce)は、
前記パルス幅(Td1 )の間だけ「高レベル」となる。
このパルス信号(Vce)を受けて、前記フリップフロッ
プQ250 の出力信号(Vce1 )は、そのパルス幅(Tce
1 )の間だけ「高レベル」となる。このパルス幅(Tce
1 )は、フリップフロップQ250 のスレッシュホールド
電圧(VHce )により、次式(5)により求められる。
【0028】
【数5】
【0029】この結果、前記時間計測手段18におい
て、シュミットトリガインバータQ25 3 の入力信号(V
e)は「高レベル」となり、シュミットトリガインバー
タQ25 3 の出力信号(Veインバース)は「低レベル」
となり、そしてインバータQ25 4 の出力信号(Ved)は
「高レベル」となり、出力許可状態となる。
て、シュミットトリガインバータQ25 3 の入力信号(V
e)は「高レベル」となり、シュミットトリガインバー
タQ25 3 の出力信号(Veインバース)は「低レベル」
となり、そしてインバータQ25 4 の出力信号(Ved)は
「高レベル」となり、出力許可状態となる。
【0030】時間計測手段18のコンデンサC251 に蓄
えられた電荷は、抵抗器R251 を通じて放電されるた
め、前記シュミットトリガインバータQ253 の入力信号
(Ve)は徐々に降下する。そこで、前記入力信号(V
e)が、シュミットトリガインバータQ253 のスレッシ
ュホールド電圧(VHe)に達するまでの時間(Ted)
は、次式(6)により求められる。
えられた電荷は、抵抗器R251 を通じて放電されるた
め、前記シュミットトリガインバータQ253 の入力信号
(Ve)は徐々に降下する。そこで、前記入力信号(V
e)が、シュミットトリガインバータQ253 のスレッシ
ュホールド電圧(VHe)に達するまでの時間(Ted)
は、次式(6)により求められる。
【0031】
【数6】
【0032】図3に示すように、時間計測手段18のイ
ンバータQ254 の出力信号(Ved)が、「高レベル」の
状態〔言い換えれば、フリップフロップQ250 の出力信
号(Vce1 )が「高レベル」になってからのパルス幅
(Tce1 +Ted)以内〕で、立上がり検出手段14への
入力信号(Vi)が立上がると、立上がり検出手段14
のフリップフロップQ230 からパルス信号(Vi1 )が
出力される。この時、時間計測手段18のシュミットト
リガインバータQ253 の出力信号(Veインバース)は
「低レベル」であるので、時間計測手段16の第1のフ
リップフロップQ240 および第2のフリップフロップQ
241 は状態変化しない。しかるに、時間計測手段18の
フリップフロップQ250 にパルス信号が供給されると、
前記シュミットトリガインバータQ253 の入力信号(V
e)は再び電源電圧Vccまで充電される。この場合、イ
ンバータQ254 の出力信号(Ved)は、「高レベル」で
あるので、出力制御手段20の2入力ANDゲートQ
260 の出力信号(Vp)も立上がる。
ンバータQ254 の出力信号(Ved)が、「高レベル」の
状態〔言い換えれば、フリップフロップQ250 の出力信
号(Vce1 )が「高レベル」になってからのパルス幅
(Tce1 +Ted)以内〕で、立上がり検出手段14への
入力信号(Vi)が立上がると、立上がり検出手段14
のフリップフロップQ230 からパルス信号(Vi1 )が
出力される。この時、時間計測手段18のシュミットト
リガインバータQ253 の出力信号(Veインバース)は
「低レベル」であるので、時間計測手段16の第1のフ
リップフロップQ240 および第2のフリップフロップQ
241 は状態変化しない。しかるに、時間計測手段18の
フリップフロップQ250 にパルス信号が供給されると、
前記シュミットトリガインバータQ253 の入力信号(V
e)は再び電源電圧Vccまで充電される。この場合、イ
ンバータQ254 の出力信号(Ved)は、「高レベル」で
あるので、出力制御手段20の2入力ANDゲートQ
260 の出力信号(Vp)も立上がる。
【0033】また、立上がり検出手段14への入力信号
(Vi)が立下がった場合には、立上がり検出手段14
のフリップフロップQ230 、時間計測手段16の第1の
フリップフロップQ240 および第2のフリップフロップ
Q241 、時間計測手段18のフリップフロップQ
250 は、それぞれ状態変化せず、出力制御手段20の2
入力ANDゲートQ260 の出力信号(Vp)も立下が
る。すなわち、時間計測手段18のインバータQ254 の
出力信号(Ved)が「高レベル」の状態の時は、立上が
り検出手段14への入力信号(Vi)が、そのまま出力
制御手段20の出力信号(Vp)に現われる。
(Vi)が立下がった場合には、立上がり検出手段14
のフリップフロップQ230 、時間計測手段16の第1の
フリップフロップQ240 および第2のフリップフロップ
Q241 、時間計測手段18のフリップフロップQ
250 は、それぞれ状態変化せず、出力制御手段20の2
入力ANDゲートQ260 の出力信号(Vp)も立下が
る。すなわち、時間計測手段18のインバータQ254 の
出力信号(Ved)が「高レベル」の状態の時は、立上が
り検出手段14への入力信号(Vi)が、そのまま出力
制御手段20の出力信号(Vp)に現われる。
【0034】さらに、図4に示すように、立上がり検出
手段14への入力信号(Vi)の立上がりが起生しない
うちに、時間計測手段18のインバータQ254 の出力信
号(Ved)が「低レベル」になると、出力禁止状態に戻
ってしまい、出力制御手段20からの出力信号(Vp)
は得られない。
手段14への入力信号(Vi)の立上がりが起生しない
うちに、時間計測手段18のインバータQ254 の出力信
号(Ved)が「低レベル」になると、出力禁止状態に戻
ってしまい、出力制御手段20からの出力信号(Vp)
は得られない。
【0035】以上の動作を満足させるためには、図2の
各部において得られるパルス信号のパルス幅およびその
動作時間の設定につき、次の条件が必要となる。
各部において得られるパルス信号のパルス幅およびその
動作時間の設定につき、次の条件が必要となる。
【0036】 Td(=Tcd1 +Tdd) > 衝撃に
より発生するパルスの減衰時間 Te(=Tce1 +Ted) > 測定する最低流量の
周期 Ti1 、Tcd1 、Td1 、Tce1 < 測定する最
大流量の周期 図5は、図1に示す回路の立上がり検出手段14、時間
測定手段16および18、出力制御手段20についての
別の構成例を示す詳細な電気回路図である。すなわち、
本実施例においては、C−MOSスイッチを使用して、
図2に示す回路と同様の動作を行うように回路構成した
ものである。しかるに、本実施例回路によれば、図2に
示す回路構成に比べて、部品点数を少なくすることがで
きる。また、本実施例回路では、ダイオードを使用しな
いため、その温度特性(特に逆バイアス抵抗)について
考慮する必要がない等の利点を有する。
より発生するパルスの減衰時間 Te(=Tce1 +Ted) > 測定する最低流量の
周期 Ti1 、Tcd1 、Td1 、Tce1 < 測定する最
大流量の周期 図5は、図1に示す回路の立上がり検出手段14、時間
測定手段16および18、出力制御手段20についての
別の構成例を示す詳細な電気回路図である。すなわち、
本実施例においては、C−MOSスイッチを使用して、
図2に示す回路と同様の動作を行うように回路構成した
ものである。しかるに、本実施例回路によれば、図2に
示す回路構成に比べて、部品点数を少なくすることがで
きる。また、本実施例回路では、ダイオードを使用しな
いため、その温度特性(特に逆バイアス抵抗)について
考慮する必要がない等の利点を有する。
【0037】図6および図7は、前記図5に示す回路の
各部における動作状態を示すものであり、図6は流体が
流れたことによりパルスが発生した場合のそれぞれ電圧
波形を示し、また図7は衝撃によりパルスが発生した場
合のそれぞれ電圧波形を示す。しかるに、図5に示す回
路は、動作的には前記図2に示す回路の各部における動
作状態とほぼ同等であり、従って各部における電圧波形
は前記図3および図4に示す場合と同様であるので、そ
の説明は省略する。
各部における動作状態を示すものであり、図6は流体が
流れたことによりパルスが発生した場合のそれぞれ電圧
波形を示し、また図7は衝撃によりパルスが発生した場
合のそれぞれ電圧波形を示す。しかるに、図5に示す回
路は、動作的には前記図2に示す回路の各部における動
作状態とほぼ同等であり、従って各部における電圧波形
は前記図3および図4に示す場合と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0038】図8は、本発明に係るカルマン渦流量計の
別の実施例を示すブロック回路図である。図8に示す実
施例においては、図1に示す実施例の立上がり検出手段
に代えて、矩形波入力信号の立上がりおよび立下がりを
検出して、これらの検出信号を時間測定手段16および
18へ送出する立上がりおよび立下がり検出手段15を
設けたものである。従って、その他の構成は、前記図1
に示す実施例と同じである。
別の実施例を示すブロック回路図である。図8に示す実
施例においては、図1に示す実施例の立上がり検出手段
に代えて、矩形波入力信号の立上がりおよび立下がりを
検出して、これらの検出信号を時間測定手段16および
18へ送出する立上がりおよび立下がり検出手段15を
設けたものである。従って、その他の構成は、前記図1
に示す実施例と同じである。
【0039】図9は、図8に示す回路の立上がりおよび
立下がり検出手段15の詳細な電気回路図を示す。な
お、時間測定手段16および18、出力制御手段20に
ついては、前記実施例の図2または図5に示す回路を適
用することができるので、それらの詳細な回路図は省略
する。また、図10および図11は、前記図9に示す回
路の各部における動作状態を示すものであり、図10は
流体が流れたことによりパルスが発生した場合のそれぞ
れ各部の電圧波形を示し、また図11は衝撃によりパル
スが発生した場合のそれぞれ各部の電圧波形を示す。
立下がり検出手段15の詳細な電気回路図を示す。な
お、時間測定手段16および18、出力制御手段20に
ついては、前記実施例の図2または図5に示す回路を適
用することができるので、それらの詳細な回路図は省略
する。また、図10および図11は、前記図9に示す回
路の各部における動作状態を示すものであり、図10は
流体が流れたことによりパルスが発生した場合のそれぞ
れ各部の電圧波形を示し、また図11は衝撃によりパル
スが発生した場合のそれぞれ各部の電圧波形を示す。
【0040】次に、図9に示す立上がりおよび立下がり
検出手段15の動作について、図10および図11に示
す動作波形図を参照して説明する。
検出手段15の動作について、図10および図11に示
す動作波形図を参照して説明する。
【0041】立上がりおよび立下がり検出手段15の入
力信号(Vi)の立上がり(立下がり)に対し、インバ
ータQ930 を介して2入力NANDゲートQ931 へ入力
される信号(Via インバース)は、抵抗R930 および
容量C930 の時定数により立下がる(立上がる)。この
場合、前記2入力NANDゲートQ931 の出力信号(V
iR インバース)は、前記入力信号(Vi)の立上がり
から前記入力信号(Via インバース)が2入力NAN
DゲートQ931 のスレッシュホールド電圧(VHR)に達
するまでの時間(TiR1とする)だけ「低レベル」とな
る。従って、前記時間(TiR1)は、次式(7)により
求められる。
力信号(Vi)の立上がり(立下がり)に対し、インバ
ータQ930 を介して2入力NANDゲートQ931 へ入力
される信号(Via インバース)は、抵抗R930 および
容量C930 の時定数により立下がる(立上がる)。この
場合、前記2入力NANDゲートQ931 の出力信号(V
iR インバース)は、前記入力信号(Vi)の立上がり
から前記入力信号(Via インバース)が2入力NAN
DゲートQ931 のスレッシュホールド電圧(VHR)に達
するまでの時間(TiR1とする)だけ「低レベル」とな
る。従って、前記時間(TiR1)は、次式(7)により
求められる。
【0042】
【数7】
【0043】一方、2入力NANDゲートQ933 へ入力
される信号(Via )は、前記入力信号(Vi)の立上
がり(立下がり)に対し、抵抗R931 および容量C931
の時定数により立上がる(立下がる)。この場合、前記
2入力NANDゲートQ933の出力信号(Vif インバ
ース)は、前記入力信号(Vi)の立下がりから前記入
力信号(Via )が2入力NANDゲートQ933 のスレ
ッシュホールド電圧(VHf)に達するまでの時間(Ti
f1とする)だけ「低レベル」となる。従って、前記時間
(Tif1)は、次式(8)により求められる。
される信号(Via )は、前記入力信号(Vi)の立上
がり(立下がり)に対し、抵抗R931 および容量C931
の時定数により立上がる(立下がる)。この場合、前記
2入力NANDゲートQ933の出力信号(Vif インバ
ース)は、前記入力信号(Vi)の立下がりから前記入
力信号(Via )が2入力NANDゲートQ933 のスレ
ッシュホールド電圧(VHf)に達するまでの時間(Ti
f1とする)だけ「低レベル」となる。従って、前記時間
(Tif1)は、次式(8)により求められる。
【0044】
【数8】
【0045】この結果、立上がりおよび立下がり検出手
段15の出力信号(Vi1 )は、その入力信号(Vi)
の立上がり、立下がりに対し、前記時間幅TiR1、Ti
f1のパルス信号が得られる。
段15の出力信号(Vi1 )は、その入力信号(Vi)
の立上がり、立下がりに対し、前記時間幅TiR1、Ti
f1のパルス信号が得られる。
【0046】なお、前記立上がりおよび立下がり検出手
段15以外の各手段、例えば時間計測手段16および1
8、出力制御手段20についてのそれぞれ動作は、前述
した実施例の図2または図5に示す回路動作とほぼ同等
であるため、説明を省略する。
段15以外の各手段、例えば時間計測手段16および1
8、出力制御手段20についてのそれぞれ動作は、前述
した実施例の図2または図5に示す回路動作とほぼ同等
であるため、説明を省略する。
【0047】また、本実施例回路によれば、図12に示
すように、図2または図5に示す実施例回路と比較し
て、その応答性が改善されることが了解されよう。
すように、図2または図5に示す実施例回路と比較し
て、その応答性が改善されることが了解されよう。
【0048】そして、本実施例回路における前記動作を
満足させるためには、図9の各部において得られるパル
ス信号のパルス幅およびその動作時間の設定につき、次
の条件が必要となる。
満足させるためには、図9の各部において得られるパル
ス信号のパルス幅およびその動作時間の設定につき、次
の条件が必要となる。
【0049】 Td(=Tcd1 +Tdd) > 衝撃に
より発生するパルスの減衰時間 Te(=Tce1 +Ted) > 測定する最低流量の
周期/2 TiR1、Tif1、Ti1 、Tcd1 、Td1 、Tce1
< 測定する最大流量の周期/2 しかるに、前述した図2、図5および図9に示す実施例
回路においては、流体が停止状態で衝撃によるパルスが
発生しても、出力を生じないように設定することができ
るが、図13の(a)、(b)に示すように2つの問題
点がある。すなわち、図13の(a)に示すように、衝
撃により発生したパルス信号(Vi)が「高レベル」で
終わった場合、時間計測手段18の出力信号(Ved)と
のAND条件により、出力許可状態の時に1パルス(パ
ルス幅Te)の出力信号(Vp)を生じる。また、図1
3の(b)に示すように、入力信号(Vi)が「高レベ
ル」の時に、出力許可状態となった場合、半端なパルス
からなる出力信号(Vp)を生じる。
より発生するパルスの減衰時間 Te(=Tce1 +Ted) > 測定する最低流量の
周期/2 TiR1、Tif1、Ti1 、Tcd1 、Td1 、Tce1
< 測定する最大流量の周期/2 しかるに、前述した図2、図5および図9に示す実施例
回路においては、流体が停止状態で衝撃によるパルスが
発生しても、出力を生じないように設定することができ
るが、図13の(a)、(b)に示すように2つの問題
点がある。すなわち、図13の(a)に示すように、衝
撃により発生したパルス信号(Vi)が「高レベル」で
終わった場合、時間計測手段18の出力信号(Ved)と
のAND条件により、出力許可状態の時に1パルス(パ
ルス幅Te)の出力信号(Vp)を生じる。また、図1
3の(b)に示すように、入力信号(Vi)が「高レベ
ル」の時に、出力許可状態となった場合、半端なパルス
からなる出力信号(Vp)を生じる。
【0050】そこで、このような問題点を解決すべく提
案されたのが、以下に説明する実施例回路である。
案されたのが、以下に説明する実施例回路である。
【0051】図14は、本発明に係るカルマン渦流量計
のさらに別の実施例を示すブロック回路図である。図1
4に示す実施例においては、図8に示す実施例の立上が
りおよび立下がり検出手段15の出力信号と、時間計測
手段18の出力信号とを入力して、出力許可状態の時に
前記立上がりおよび立下がり検出手段15からの立上が
りおよび立下がり検出信号を受けると、その出力を反転
させる出力制御手段21を設けたものである。その他の
構成は、前記図8に示す実施例と同じである。
のさらに別の実施例を示すブロック回路図である。図1
4に示す実施例においては、図8に示す実施例の立上が
りおよび立下がり検出手段15の出力信号と、時間計測
手段18の出力信号とを入力して、出力許可状態の時に
前記立上がりおよび立下がり検出手段15からの立上が
りおよび立下がり検出信号を受けると、その出力を反転
させる出力制御手段21を設けたものである。その他の
構成は、前記図8に示す実施例と同じである。
【0052】図15は、図14に示す回路の出力制御手
段21の詳細な電気回路図を示す。なお、立上がりおよ
び立下がり検出手段15については、前記実施例の図9
に示す回路を適用することができ、また時間計測手段1
6および18については、前記実施例の図2または図5
に示す回路を適用することができるので、それらの詳細
な回路図は省略する。また、図16および図17は、前
記図15に示す回路の各部における動作状態を示すもの
であり、図16は流体が流れたことによりパルスが発生
した場合のそれぞれ各部の電圧波形を示し、また図17
は衝撃によりパルスが発生した場合のそれぞれ各部の電
圧波形を示す。
段21の詳細な電気回路図を示す。なお、立上がりおよ
び立下がり検出手段15については、前記実施例の図9
に示す回路を適用することができ、また時間計測手段1
6および18については、前記実施例の図2または図5
に示す回路を適用することができるので、それらの詳細
な回路図は省略する。また、図16および図17は、前
記図15に示す回路の各部における動作状態を示すもの
であり、図16は流体が流れたことによりパルスが発生
した場合のそれぞれ各部の電圧波形を示し、また図17
は衝撃によりパルスが発生した場合のそれぞれ各部の電
圧波形を示す。
【0053】次に、図15に示す出力制御手段21の動
作について、図16および図17に示す動作波形図を参
照して説明する。
作について、図16および図17に示す動作波形図を参
照して説明する。
【0054】立上がりおよび立下がり検出手段15の出
力信号(Vi1 )と、時間計測手段18の出力信号(V
ed)とが、出力制御手段21のANDゲートQ151 に入
力される。この場合、前記ANDゲートQ151 は、時間
計測手段18からの出力許可信号(Ved)が「高レベ
ル」の時に、前記出力信号(Vi1 )の立上がりおよび
立下がりに対応して所定のパルス信号(Vct)を出力
し、フリップフロップQ15 0 へ送出する。しかるに、前
記フリップフロップQ150 は、クロック端子(CK)に
入力される前記パルス信号(Vct)の立上がりエッジを
検出して、立上がりおよび立下がり検出手段15への入
力信号(Vi)に対して反転する出力信号(Vp)を出
力する。
力信号(Vi1 )と、時間計測手段18の出力信号(V
ed)とが、出力制御手段21のANDゲートQ151 に入
力される。この場合、前記ANDゲートQ151 は、時間
計測手段18からの出力許可信号(Ved)が「高レベ
ル」の時に、前記出力信号(Vi1 )の立上がりおよび
立下がりに対応して所定のパルス信号(Vct)を出力
し、フリップフロップQ15 0 へ送出する。しかるに、前
記フリップフロップQ150 は、クロック端子(CK)に
入力される前記パルス信号(Vct)の立上がりエッジを
検出して、立上がりおよび立下がり検出手段15への入
力信号(Vi)に対して反転する出力信号(Vp)を出
力する。
【0055】従って、本実施例回路においては、図16
に示すように、時間計測手段18からの出力許可信号
(Ved)が「高レベル」になっても、フリップフロップ
Q150がANDゲートQ151 の出力信号(Vct)として
立上がりエッジを受けるまでは、その出力信号(Vp)
は変化しないので、例えば入力信号(Vi)が「高レベ
ル」の時に、出力許可状態となった場合でも半端なパル
ス信号が出力されることはない。
に示すように、時間計測手段18からの出力許可信号
(Ved)が「高レベル」になっても、フリップフロップ
Q150がANDゲートQ151 の出力信号(Vct)として
立上がりエッジを受けるまでは、その出力信号(Vp)
は変化しないので、例えば入力信号(Vi)が「高レベ
ル」の時に、出力許可状態となった場合でも半端なパル
ス信号が出力されることはない。
【0056】同様に、図17に示すように、衝撃により
発生したパルス信号(Vi)が「高レベル」で終わった
場合でも、出力許可状態の時にパルス信号が出力される
ことはない。
発生したパルス信号(Vi)が「高レベル」で終わった
場合でも、出力許可状態の時にパルス信号が出力される
ことはない。
【0057】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカル
マン渦流量計によれば、流体の流量に応じた周波数の出
力信号を発生するカルマン渦センサと、その出力信号を
波形整形して矩形波信号を発生する波形整形手段と、前
記矩形波信号の立上がり(立下がり)を検出する立上が
り(立下がり)検出手段と、前記立上がり検出手段によ
る検出後から、ある一定時間(Td)を測定する第1の
時間測定手段と、この第1の時間測定手段による時間測
定後および前記立上がり検出手段による検出後から、あ
る一定時間(Te)を測定する第2の時間測定手段と、
前記第1の時間測定手段による一定時間(Td)の測定
中は出力を停止し、前記第2の時間測定手段による一定
時間(Te)の測定中は波形整形手段に同期した矩形波
信号を発生する出力制御手段とを設けることにより、流
体が停止している状態でカルマン渦センサが衝撃を受け
ても出力信号が発生するのを確実に防止することができ
る。
マン渦流量計によれば、流体の流量に応じた周波数の出
力信号を発生するカルマン渦センサと、その出力信号を
波形整形して矩形波信号を発生する波形整形手段と、前
記矩形波信号の立上がり(立下がり)を検出する立上が
り(立下がり)検出手段と、前記立上がり検出手段によ
る検出後から、ある一定時間(Td)を測定する第1の
時間測定手段と、この第1の時間測定手段による時間測
定後および前記立上がり検出手段による検出後から、あ
る一定時間(Te)を測定する第2の時間測定手段と、
前記第1の時間測定手段による一定時間(Td)の測定
中は出力を停止し、前記第2の時間測定手段による一定
時間(Te)の測定中は波形整形手段に同期した矩形波
信号を発生する出力制御手段とを設けることにより、流
体が停止している状態でカルマン渦センサが衝撃を受け
ても出力信号が発生するのを確実に防止することができ
る。
【0059】また、本発明のカルマン渦流量計によれ
ば、矩形波信号の立上がりまたは立下がりを検出する手
段として、矩形波信号の立上がりおよび立下がりを検出
する手段を設けることにより、流体が流れ始めた時の応
答性を向上することができる。
ば、矩形波信号の立上がりまたは立下がりを検出する手
段として、矩形波信号の立上がりおよび立下がりを検出
する手段を設けることにより、流体が流れ始めた時の応
答性を向上することができる。
【0060】さらに、出力制御手段は、時間測定手段に
よる一定時間(Te)の測定中にのみ波形整形手段によ
り発生する矩形波信号の状態変化に同期した矩形波信号
を発生するように設定することにより、出力許可状態と
なった場合に、不要なパルス信号の出力を防止して、常
に適正なパルス信号を出力させることができる。
よる一定時間(Te)の測定中にのみ波形整形手段によ
り発生する矩形波信号の状態変化に同期した矩形波信号
を発生するように設定することにより、出力許可状態と
なった場合に、不要なパルス信号の出力を防止して、常
に適正なパルス信号を出力させることができる。
【図1】本発明に係るカルマン渦流量計の一実施例を示
すブロック回路図である。
すブロック回路図である。
【図2】図1に示すカルマン渦流量計の主要部の一回路
構成を示す電気回路図である。
構成を示す電気回路図である。
【図3】図2に示す回路の各部における動作状態をそれ
ぞれ示す波形図である。
ぞれ示す波形図である。
【図4】図2に示す回路の各部における別の動作状態を
それぞれ示す波形図である。
それぞれ示す波形図である。
【図5】図2に示すカルマン渦流量計の主要部の別の回
路構成の変形例を示す電気回路図である。
路構成の変形例を示す電気回路図である。
【図6】図5に示す回路の各部における動作状態をそれ
ぞれ示す波形図である。
ぞれ示す波形図である。
【図7】図5に示す回路の各部における別の動作状態を
それぞれ示す波形図である。
それぞれ示す波形図である。
【図8】本発明に係るカルマン渦流量計の別の実施例を
示すブロック回路図である。
示すブロック回路図である。
【図9】図8に示すカルマン渦流量計の主要部の回路構
成を示す電気回路図である。
成を示す電気回路図である。
【図10】図9に示す回路の各部における動作状態をそ
れぞれ示す波形図である。
れぞれ示す波形図である。
【図11】図9に示す回路の各部における別の動作状態
をそれぞれ示す波形図である。
をそれぞれ示す波形図である。
【図12】図2に示す実施例の回路と図9に示す実施例
の回路との応答特性をそれぞれ比較対比した波形図であ
る。
の回路との応答特性をそれぞれ比較対比した波形図であ
る。
【図13】図2に示す実施例の回路における衝撃による
パルス信号の発生に伴う動作状態を示すもので、(a)
は出力許可状態の時に1パルスを出力する場合のそれぞ
れ波形図、(b)は出力許可状態の時に半端なパルスを
出力する場合のそれぞれ波形図である。
パルス信号の発生に伴う動作状態を示すもので、(a)
は出力許可状態の時に1パルスを出力する場合のそれぞ
れ波形図、(b)は出力許可状態の時に半端なパルスを
出力する場合のそれぞれ波形図である。
【図14】本発明に係るカルマン渦流量計のさらに別の
実施例を示すブロック回路図である。
実施例を示すブロック回路図である。
【図15】図14に示すカルマン渦流量計の主要部の回
路構成を示す電気回路図である。
路構成を示す電気回路図である。
【図16】図15に示す回路の各部における動作状態を
それぞれ示す波形図である。
それぞれ示す波形図である。
【図17】図15に示す回路の各部における別の動作状
態をそれぞれ示す波形図である。
態をそれぞれ示す波形図である。
10 カルマン渦センサ 12 波形整形手段 14 立上がり検出手段 15 立上がりおよび立下がり検出手段 16 時間計測手段 18 時間計測手段 20 出力制御手段 21 出力制御手段 22 パルス出力手段
Claims (3)
- 【請求項1】 流体の流量に応じた周波数の出力信号を
発生するカルマン渦センサと、 前記カルマン渦センサの出力信号を波形整形して矩形波
信号を発生する波形整形手段と、 前記矩形波信号の立上がりを検出する立上がり検出手段
または前記矩形波信号の立下がりを検出する立下がり検
出手段と、 前記立上がり検出手段または立下がり検出手段による検
出後から、ある一定時間(Td)を測定する第1の時間
測定手段と、 前記第1の時間測定手段による時間測定後および前記立
上がり検出手段または立下がり検出手段による検出後か
ら、ある一定時間(Te)を測定する第2の時間測定手
段と、 前記第1の時間測定手段による一定時間(Td)の測定
中は出力を停止し、前記第2の時間測定手段による一定
時間(Te)の測定中は波形整形手段に同期した矩形波
信号を発生する出力制御手段とを設けることを特徴とす
るカルマン渦流量計。 - 【請求項2】 請求項1記載のカルマン渦流量計におい
て、立上がり検出手段または立下がり検出手段は、矩形
波信号の立上がりおよび立下がりをそれぞれ検出する立
上がりおよび立下がり検出手段により構成してなるカル
マン渦流量計。 - 【請求項3】 請求項2記載のカルマン渦流量計におい
て、出力制御手段は、第2の時間測定手段による一定時
間(Te)の測定中にのみ波形整形手段により発生する
矩形波信号の状態変化に同期した矩形波信号を発生する
よう構成してなるカルマン渦流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11311393A JP3144152B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | カルマン渦流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11311393A JP3144152B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | カルマン渦流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323883A JPH06323883A (ja) | 1994-11-25 |
JP3144152B2 true JP3144152B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=14603845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11311393A Expired - Fee Related JP3144152B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | カルマン渦流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144152B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007125725A1 (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Oval Corporation | 変換器用パルス幅整形回路及び渦流量計 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP11311393A patent/JP3144152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
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