JP3143700U - 吊戸用下部気密構造 - Google Patents

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【課題】吊戸下部の気密性の保持と吊戸の振れ止め兼スライド時におけるガイド機能を両立させた吊戸用下部気密構造を提供する。
【解決手段】上方位置に架設されるレールに懸吊支持され出入口を開閉する吊戸1において、吊戸の下端に床面7に固設のガイド8が嵌合して吊戸の走行の安定性を振れ止めするための凹溝6を形成し、この凹溝の一方の内側面には該内側面に固設され下面長手方向にスリット状開口部12aを有する支持枠部12と、この支持枠部の前記開口部に挿通して支持されるシール材13とからなる気密機構11を備え、前記シール材は上端に膨大部13aを有していて前記開口部から抜け止めするとともに前記支持枠部内で上下動可能とし、シール材の下端が床面7に接触して気密性を保持するようにしたことにある。
【選択図】図2

Description

本考案は、吊戸下部の気密性を確保するための吊戸下部気密構造に関する。
天井下など室内の高所に架設されたレールに車輪を有するハンガーを係合して横方向へ移動自在に懸吊支持し、間仕切り等で仕切られた部屋の出入口を開閉する吊戸が回転扉に比して開閉のためのスペースを最小に抑えることができるうえで広く用いられている。
この種の吊戸はその構造上、下端を支持するレールが存在せず、吊戸の下端と床面との間に開閉動を妨げないよう十分な隙間を有する構造となっている。
そのため出入口の気密性が損なわれ、冷・暖房効果が減退してしまうという問題点がある。
従来、上記の気密性を保つ手段として、断面竪長矩形状で下面が開口されたシール用ケースを設け、このケース内にゴム等の弾性材からなるシール材の上端を嵌合して支持し、そのシール材の下端を床面に接しさせて気密性を保つようにしたものが用いられている。
しかるに上記従来の構造では、気密保持手段とは別に吊戸の振れ止め手段を施す必要があることからスペース的に組み込むことができ難く、従ってシール機能と振れ止めガイドとの両者を十分機能させ得る構造とすることが難しかった。
2003−318652 登録意匠公報No.1243980
本考案は、吊戸下部の気密性の保持と吊戸の振れ止め兼スライド時のガイド機能とを両立させることを課題としてなされたものである。
上記課題を解決する手段として本考案は、上方位置に架設されるレールに水平方向移動自在に懸吊支持され出入口等の開口部を開閉する吊戸において、この吊戸は、その下端に床面に固設のガイドが嵌合して吊戸の開閉動を案内するとともに吊戸を振れ止めするための凹溝を形成し、この凹溝の一方の内側面には、該内側面に固設され下面長手方向にスリット状の開口部を有する支持枠部と、この支持枠部の前記スリット状開口部に挿通して支持されるシート材とからなる気密機構を備え、前記シール材は上端に膨大部を有していて前記スリット状開口部から抜け止めするとともに前記支持枠部内において上下動可能とし、このシール材の下端が床面に接触して気密性を保持するようにしたことにある。
前記吊戸下端の凹溝は、吊戸の表面および背面を構成する面板の下端を下方に延設してその面板下端間で構成する手段、前記表面および背面を構成する面板の下端間に断面下向きコ字状を有するチャンネル材を嵌着して構成する手段、吊戸の下端面に断面下向きコ字状を有するチャンネル材を固着して構成する手段を採ることができる。
前記気密機構の支持枠部は、前記チャンネル材の一方の内側面下方位置に該チャンネル材と一体的に形成する手段、または支持枠部の一側に取付部を一体的に設け、この取付部を吊戸下端の凹溝の一側内面にネジ等により固定するように構成する手段を含む。
前記シール材は、天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂等の弾性を有する可撓性材料により構成することが好ましい。またシール材によるシール効果を高めるため、シール材の上下方向中間位置にくの字状に屈曲する屈曲部を形成し、弾性および屈曲性をよくすることが好ましい。
さらにシール材の下端は一面側に弯曲させた接地部として床面との接触面を大きくとることができる。またこの弯曲部に代え、断面円形状などの棒状の接地部とすることができる。
前記吊戸下端の凹溝内に嵌合するガイドはその上端に頭部を形成し、この頭部が凹溝の内側面間に可及的密に嵌合する横幅とすることが望ましい。
またガイドの頭部の一側方の下面を前記気密機構の支持枠部の上面に接触するようにして、外れ止めと吊戸の安定走行を図るようにすることが好ましい。
本考案によれば、吊戸の下端に吊戸の走行方向に延びる凹溝を形成し、この凹溝の一側内面に位置させて設ける支持枠部に床面に接地して気密性を発揮すべきシール材を支持させる構成とし、この支持枠部を避ける状態にガイドの頭部を位置させて吊戸の振れ止めと走行のガイドとを行うようにしたので、吊戸の開閉動と吊戸下端の気密性保持とを両立させることができ、吊戸でありながらレール付きの引戸と同等の円滑で気密性に優れた吊戸とすることができる。
前記の凹溝をチャンネル材の取り付けによって構成するようにすれば、気密機構のシール材を支持する支持枠部をチャンネル材と一体的に形成することができ、これにより部品点数を少くできるので吊戸への組み付け作業を容易に行うことができる。
また上記支持枠部を別体とし、凹溝の一側内面に取り付けるようにすれば、チャンネル材を用いずに気密機構を設置することができる。
図1は本考案を適用する吊戸1の一実施形態を示し、部屋の出入口となる開口部2を開けた状態を示すもので、開口部2の上部に水平に架設されたレール3に吊戸1の上部に取り付けられたハンガー4、4の車輪5、5を係合して矢印方向に走行自在に懸吊支持されるものである。
上記吊戸1の下端には、図2に部分拡大断面を示すようにその走行方向(矢印方向)に延びる凹溝6が形成されており、この凹溝6内に床面7に固定されたガイド8が嵌合されていて吊戸1の振れ止めと走行の安定を保つようになっている。
図2に示す実施形態における凹溝6の形成に関しては、吊戸1の表面および背面を構成する面板9、9の下端を吊戸本体1aの下端より下方へ延在させてその間で凹溝6を形成するようになされているが、この面板9、9間に補強を兼ねて下向きコ字状を有するチャンネル材10を嵌着し、そのチャンネル材10の両側面間で凹溝6を形成するようになされている。
このチャンネル材10は、アルミニウムによる型材、プラスチックによる成形品等、所要の材料によるものが用いられる。
前記チャンネル材10の一方の側面の内面下方位置には、図3(A)に当該部位を取り出して示すように気密機構11の支持枠部12がチャンネル材10と一体に形成されている。
上記気密機構11は、前記支持枠部12と、この支持枠部12に懸吊支持されるシール材13とで構成されている。
上記支持枠部12は、下面長手方向にスリット状の開口部12aが形成された空洞状のもので、この支持枠部12内にシール材13の上端の膨大部13aが上下方向可動として嵌入され、膨大部13aの下部が前記スリット状開口部12aを通して下方に突出されている。
上記シール材13は、図4にその一例を拡大して一部切欠斜視図として示すように、天然ゴム、合成ゴム、軟質プラスチック等の弾性を有する可撓性材料で構成され、前記支持枠部12の下方へ突出している部分の上下方向中間位置が側方へ「く」の字状に屈曲した屈曲部13bが形成されていてシール材13の変形の自由度が高められるようになっている。
またシール材13の下端は、一面側に弯曲されて接地部13cとされ、床面7に対し良好な接触状態が得られるようになっている。
このシール材13は、図6(A)〜(D)に示すような形態をとることができる。ここで図6(A)はストレートタイプ、(B)は下端のみ弯曲させたタイプ、(C)は図2〜図4に示したタイプ、(D)は接地部13cを断面円形の棒状としたタイプを示している。
上記いずれのシール材13も、シール材13が自重で下降した位置にあるとき床面7になじむように接触して気密状態を保てる寸法が与えられており、床面7の凹凸にならって支持枠部12内の内腔の許容する範囲で上下動するようになっている。
前記気密機構11の支持枠部12は、前記のようにチャンネル材10の内側面に一体に形成するほか、図3(B)に例示するように支持枠部12を別体として形成し、この支持枠部12に取付部14を形成してこの取付部14をネジ15等によりチャンネル材10の一側内面に取り付けるようにしてもよい。
なお前記チャンネル材10による凹溝6の形成に関しては、前記図2のように吊戸1下端の面板9、9との間に嵌合して固定するようにするほか、図5に示すように吊戸1の吊戸本体1aの下端面にチャンネル材10を固着するようにしてもよい。
前記吊戸1の下端の凹溝6内に嵌合して吊戸1の振れ止めと走行を案内するためのガイド8は、図2に示すように脚部8aの上端に頭部8bを有し、脚部8aの下端の取付 8cで床面7に固定して設けられており、この頭部8bは凹溝6を構成するチャンネル材10の左右側面間に可及的密に嵌合する横幅とされ、厚さはチャンネル材10の天井面10aと気密機構11の支持枠部12の上面との間に適度な遊びをもって位置し得る寸法とされていて吊戸1を円滑にガイドするようになされている。
したがって吊戸1を図1の状態から図において左方へスライドさせて部屋の開口部2を閉じるとき吊戸1はその下端の凹溝6内に嵌合するガイド8によって前後に振れることなく安定して走行する。
またそれに伴い気密機構11のシール材13も共に床面7上をスライドし、その下端の接地部13cが床面7に密接して気密状態を保ち、開口部2を閉じたのち吊戸1の下端と床面7との間の隙間から風や塵埃が侵入することが防がれる。
このとき床面7に多少の凹凸があってもシール材13の自己の撓みと支持枠部12に対する上下動によって凹凸を吸収し、接地部13cが常に床面7に密接して気密状態を維持する。
本考案を適用する吊戸の一例を示す斜視図。 同、要部の拡大断面図。 (A)、(B)は気密機構の構成例を示す説明図。 同、シール材の拡大斜視図。 凹溝の他の形態を示す断面図。 (A)〜(D)はシール材の形態例を示す説明図。
符号の説明
1 吊戸
2 開口部
3 レール
4 ハンガー
5 車輪
6 凹溝
7 床面
8 ガイド
8b 頭部
10 チャンネル材
11 気密機構
12 支持枠部
13 シール材
14 取付部

Claims (12)

  1. 上方位置に架設されるレールに水平方向移動自在に懸吊支持され出入口等の開口部を開閉する吊戸において、この吊戸は、その下端に床面に固設のガイドが嵌合して吊戸の開閉動を案内するとともに吊戸を振れ止めするための凹溝が形成されており、この凹溝の一方の内側面には、該内側面に固設され下面長手方向にスリット状の開口部を有する支持枠部と、この支持枠部の前記スリット状開口部に挿通して支持されるシール材とからなる気密機構を備え、前記シール材は上端に膨大部を有していて前記スリット状開口部から抜け止めされるとともに前記支持枠部内において上下動可能とされ、このシール材の下端が床面に接触して気密性を保持するようになされていることを特徴とする吊戸用下部気密構造。
  2. 前記吊戸下端の凹溝は、吊戸の表面および背面を構成する面板の下端を下方に延設してその面板下端間で構成されている請求項1記載の吊戸用下部気密構造。
  3. 前記吊戸下端の凹溝は、吊戸の表面および背面を構成する面板の下端間に、断面下向きコ字状を有するチャンネル材を嵌着して構成されている請求項1記載の吊戸用下部気密構造。
  4. 前記吊戸下端の凹溝は、吊戸本体の下端面に断面下向きコ字状を有するチャンネル材を固着することにより構成されている請求項1記載の吊戸用下部気密構造。
  5. 前記気密機構の支持枠部は、前記チャンネル材の一方の内側面下方位置に該チャンネル材と一体的に形成されている請求項3または4記載の吊戸用下部気密構造。
  6. 前記支持枠部は、その一側に取付部を有し、この取付部が吊戸下端の凹溝の一側内面にネジ等により固定するようになされている請求項1〜4のいずれか1項記載の吊戸用下部気密構造。
  7. 前記シール材は、天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂等の弾性を有する可撓性材料により構成されている請求項1〜6のいずれか1項記載の吊戸用下部気密構造。
  8. 前記シール材は、上下方向中間位置が一面側にくの字状に屈曲された屈曲部を有している請求項6記載の吊戸用下部気密構造。
  9. 前記シール材の下端は一面側に弯曲された接地部とされている請求項1〜8のいずれか1項記載の吊戸用下部気密構造。
  10. 前記シール材の下端は断面円形状の接地部とされている請求項1〜8のいずれか1項記載の吊戸用下部気密構造。
  11. 前記吊戸下端の凹溝内に嵌合するガイドは上端に頭部を有し、この頭部は前記凹溝の内側面間に可及的密に嵌合する横幅とされている請求項1記載の吊戸用下部気密構造。
  12. 前記ガイドの頭部の一側方の下面は前記気密機構の支持枠部の上面に接触自在として外れ止め兼吊戸の安定走行を図るようにされている請求項1〜11のいずれか1項記載の吊戸用下部気密構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012052291A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Sanwa Shutter Corp 上吊り式引き戸における気密構造

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