JP3143593B2 - コード巻取装置の組立方法 - Google Patents

コード巻取装置の組立方法

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JP3143593B2
JP3143593B2 JP08252728A JP25272896A JP3143593B2 JP 3143593 B2 JP3143593 B2 JP 3143593B2 JP 08252728 A JP08252728 A JP 08252728A JP 25272896 A JP25272896 A JP 25272896A JP 3143593 B2 JP3143593 B2 JP 3143593B2
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捷佑 足立
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株式会社畑屋製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体に回転自在
に取り付けられたリールに電気コードが巻装された構成
のコード巻取装置の組立方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば建物に設置され
た電源コンセントから離れた場所で電動工具などを使う
場合に用いられるコード巻取装置の従来構成の一例を図
10に示す。支持体1の支軸2にリール3が回転自在に
取り付けられ、そのリール3における筒部4の外周部に
電気コード5が巻装され、かつ、その電気コード5の一
端部5aが前記筒部4内において、リール3の表円盤3
aに取り付けられたコンセント6と接続されると共に、
筒部4にねじ止めされた固定部材7により抜止め状態に
固定された構成となっている。電気コード5の他端側で
ある先端部には、差し込みプラグ(図示せず)が設けら
れている。また、リール3は、筒部4と、表円盤3a
と、裏円盤3bとを複数本のスタッドボルト8を介して
連結した構成となっている。
【0003】ところで、このような構成のコード巻取装
置を組み立てる場合、従来では、次のような順序で行っ
ていた。まず、リール3の筒部4に、2つ割り状の固定
部材7をねじ7aにより仮止めし、電気コード5の一端
部5aを、これの先端部側が筒部4の内側へ突出するよ
うに筒部4の外側から固定部材7に挿通し、この状態で
固定部材7のねじ7aを本締めすることにより、電気コ
ード5の一端部5aを筒部4に抜止め状態に固定する。
【0004】次に、表円盤3aにコンセント6をねじ6
aにより取り付け、このコンセント6と、筒部4の内側
へ突出した上記電気コード5の一端部5aとを電気的に
接続する。この後、筒部4と表円盤3aと裏円盤3bと
を、複数本のスタッドボルト8を介し連結してリール3
を組み立てる。そして、このリール3をコード巻き用の
機械にセットし、リール3を回転させることにより、電
気コード5をリール3に巻き付ける。
【0005】次に、このリール3を支持体1の支軸2に
取り付け、支軸2の先端部にリングナット9を締め付け
ることにより、リール3の抜止めをする。これにより、
コード巻取装置の組立が完了する。
【0006】しかしながら、従来の組立方法の場合に
は、リール3に電気コード5を巻き付けるという工程が
必要であり、その分、組立工数が多く掛かり、ひいては
コストが高くなるという問題点があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、リールに電気コードを巻き付けると
いう工程を行う必要がなく、これによりコストの低減化
を図ることができるコード巻取装置の組立方法を提供す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
した目的を達成するために、支持体の支軸に、筒部の軸
方向の両端部に端板部を設けて構成されるリールが回転
自在に取り付けられ、そのリールにおける前記筒部の外
周部に電気コードが巻装され、かつ、その電気コードの
一端部が前記筒部内において電装品と接続されると共
に、筒部において抜止め状態に固定された構成のコード
巻取装置を組み立てる際に、前記電気コードを予め巻回
して環状に整形した状態の電気コード整形体を備え、こ
の電気コード整形体を前記リールにおける筒部の外周部
に嵌合することにより、電気コードをリールに巻装する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0009】上記した手段によれば、電気コード整形体
をリールの筒部に嵌合することにより、電気コードをリ
ールに巻装できるので、リールに電気コードを巻き付け
るという工程を行う必要がなくなる。
【0010】この場合、電気コード整形体における電気
コードの一端部に、当該一端部を抜止め状態に保持する
固定部材を取り付け、この固定部材を筒部に嵌合により
固定状態に取り付ける構成とすることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1ないし図9を参照して説明する。まず、全体構成を
示す図7ないし図9において、コード巻取装置11は、
大きくは、支軸12を有する支持体13と、支軸12の
外周部に回転自在に取り付けられたリール14と、この
リール14に巻装された電気コード15とから構成され
ている。
【0012】上記支持体13は、それぞれ断面が円形を
なす金属製の第1のパイプ部材16と第2のパイプ部材
17とを溶接することによって構成されている。このう
ち、第1のパイプ部材16は、2本の平行な脚部18,
18と、これら2本の脚部18,18間の後部に設けら
れた逆V字状をなす立上がり部19とを一体に有してい
る。第2のパイプ部材17は、上記リール14を支持す
るための支軸12と、この支軸12と平行な取手部20
と、これら支軸12と取手部20とを連結する連結部2
1とを一体に有し、全体としてコ字状をなしている。
【0013】この場合、第2のパイプ部材17の支軸1
2を、第1のパイプ部材16における立上がり部19の
上部19aの下側に後方から通した状態で、その支軸1
2の後端部と立上がり部19の上部19a部分とを溶接
していて、円筒状をなす支軸12は、支持体13に、後
端部が支持された片持ち状態で、かつ水平状態に設けら
れている。
【0014】上記リール14は、筒部を構成する合成樹
脂製の中筒22と、この中筒22の前後にねじ23によ
り取り付けられた、それぞれ端板部を構成する金属板製
の表円盤24と裏円盤25とから構成されている。中筒
22の前部には、コンセント取付部26が一体に設けら
れていて、このコンセント取付部26に、電装品を構成
する4個のコンセント27が取り付けられている。
【0015】ここで、コンセント27の取付構造につい
て、図2、図4及び図5も参照して説明する。4個のコ
ンセント27は、2個のコンセントユニット28に2個
ずつがユニット化されている。各コンセントユニット2
8には、外周部の6箇所に係合爪29が形成され、ま
た、コンセント取付部26には、各係合爪29に対応す
る位置に係合爪30が形成されていると共に、各コンセ
ント27に対応する部位に開口部31が形成されてい
る。そして、各コンセントユニット28は、図4及び図
5に示すように、コンセント取付部26の裏側から各係
合爪29を対応する各係合爪30に係合させることによ
り、コンセント取付部26に取り付けられている。この
とき、各コンセント27は、開口部31からコンセント
取付部26の前面側に臨んでいる。なお、コンセント取
付部26には、係合爪30に対応する部位に型抜き孔3
2が形成されている。
【0016】コンセント取付部26の中央部には後方側
へ突出する短円筒部33が一体に設けられていると共
に、裏円盤25の中央部には前方側へ突出する短円筒部
34が一体に設けられており、リール14は、これら短
円筒部33,34に上記支軸12を後方から相対的に挿
入することにより、支軸12に回転自在に支持されてい
る。この場合、裏円盤25には、短円筒部34の周囲に
位置して後方へ若干突出する円形の突出部35が形成さ
れていて、この突出部35の後面が上記支持体13にお
ける立上がり部19の上部19aに当接することによ
り、リール14の後方への位置が規制されている。
【0017】支軸12の先端部には、リール14の支軸
12先端側(前方)への抜止めをするための第1及び第
2の抜止め部材36及び37を取り付けている。この場
合、第1の抜止め部材36の筒状部36aを支軸12内
に挿入し、この後、第2の抜止め部材37の挿入軸部3
7aを筒状部36a内に圧入することにより、支軸12
に抜止め状態に取り付けている。
【0018】一方、リール14に巻装された電気コード
15の内周部側の一端部15aは、図2及び図7に示す
ように、円弧状をなす固定部材38を介して中筒22の
内方側へ導かれていて、中筒22内において上記コンセ
ントユニット28、ひいては各コンセント27と電気的
に接続されている。中筒22の裏円盤25側の端部に
は、図1に示すように切欠部39が形成されていて、こ
の切欠部39の周縁部には、図2及び図3に示すように
溝40が形成されている。そして、上記固定部材38
は、これの周縁部をその溝40に挿入して切欠部39に
嵌合させると共に、中筒22に裏円盤25を取り付ける
ことにより、中筒22に固定状態に取り付けられてい
る。
【0019】固定部材38は合成樹脂製であり、これに
は、3個のコード挿通孔41,42,43が形成されて
いて、電気コード15の一端部15aを、そのコード挿
通孔41,42,43に挿通してS字状に屈曲した状態
とすることにより、当該固定部材38に抜止め状態に保
持されている。3個のコード挿通孔41,42,43の
うち、中央部のコード挿通孔42は、周囲が閉塞された
円形状の孔により構成され、両側の2個のコード挿通孔
41,43は、周囲の1箇所が開口していて、C字状を
なしている。電気コード15の他端部である先端部に
は、差し込みプラグ44(図8及び図9参照)が設けら
れている。
【0020】ここで、電気コード15は、電気コードの
製造メーカーから、図6に示す電気コード整形体45の
状態で納入されるようにしている。この電気コード整形
体45は、電気コード15を巻回して所定の大きさの円
環状に整形した状態となっていて、紐46により括られ
ている。電気コード15の一端部15aには、上記した
固定部材38が取り付けられていて、この固定部材38
に電気コード15の一端部15aが屈曲した状態に保持
されている。
【0021】なお、表円盤24の前面の外周部には、リ
ール14を回転させるための摘み47が取り付けられ、
支持体13の両脚部18,18及び取手部20の先端部
にはキャップ48が取着され、また、図8及び図9にお
いて、差し込みプラグ44の近くの電気コード15にコ
ード止め具49を取り付けている。
【0022】次に、上記した構成のコード巻取装置11
の組立手順について説明する。 (1)支持体13の両脚部18,18及び取手部20の
先端部に、キャップ48を取着する。また、表円盤24
に摘み47を取り付ける。 (2)中筒22に表円盤24をねじ23により取り付
け、図1に示すように、表円盤24が下側で、中筒22
の切欠部39が上側となるように配置する。
【0023】(3)電気コード整形体45における電気
コード15の一端部15aと、各コンセントユニット2
8、ひいては各コンセント27とを電気的に接続する
(図2の接続状態参照)。なお、この状態では、各コン
セントユニット28は、コンセント取付部26には取り
付けられてはいない。
【0024】(4)そして、図1に示すように、電気コ
ード整形体45を上記中筒22の外周部に嵌合させると
共に、電気コード15の一端部15aに取り付けられた
固定部材38を、中筒22における切欠部39の溝40
に挿入して嵌合することにより中筒22に取り付ける。
また、各コンセントユニット28を中筒22内に挿入
し、コンセントユニット28側の各係合爪29をコンセ
ント取付部26側の各係合爪30に係合させることによ
り、各コンセント27をコンセント取付部26に取り付
ける(図2参照)。
【0025】(5)配線を確認後、中筒22に裏円盤2
5を載せ、ねじ23により取り付ける。これにより、リ
ール14の組立が完了すると共に、リール14に電気コ
ード15が巻装された状態となる。 (6)上記(5)において組み立てられたリール14の
後及び前の短円筒部334及び33に、支持体13の支
軸12を相対的に挿入し、この後、支軸12の先端部に
第1及び第2の抜止め部材36,37を取り付ける。こ
れにより、リール14が支軸12に回転自在に支持され
ると共に、抜止めされた状態となる。
【0026】(7)この後、差し込みプラグ44の近く
の電気コード15に、コード止め具49を嵌め、また、
図示はしないが、型式ラベル及び注意ラベルを貼り付け
る。これにより、コード巻取装置11の組立が完了す
る。なお、電気コード整形体45の紐46は切断せず、
電気コード15を括ったままの状態とし、この状態で箱
に詰めて出荷することになる。なお、電気コード整形体
45の紐46は、使用者側において切断することにな
る。
【0027】上記した実施例によれば、コード巻取装置
11を組み立てる際に、電気コード15を予め円環状に
整形した状態の電気コード整形体45を、リール14の
中筒22の外周部に嵌合させることにより、電気コード
15をリール14に巻装するようにしたので、電気コー
ド15をリール14に巻き付けるという工程を行う必要
がなくなる。従って、電気コード15をリール14に巻
き付ける工程を必要としていた従来に比べて、工程を少
なくでき、よってその分コストの低減化を図ることが可
能になる。
【0028】また、電気コード整形体45には予め電気
コード15の一端部15aに固定部材38を取り付けて
いて、この固定部材38を中筒22の切欠部39に嵌合
させて取り付けることにより、電気コード15の一端部
15aを中筒22に抜止め状態に固定するようにしたの
で、組立て時に電気コード15の一端部15aを固定部
材38のコード挿通孔41,42,43に挿通したりす
る必要がなく、電気コード15の一端部15aを中筒2
2に抜止め状態に固定する作業を容易に行うことができ
る。しかもこの場合、ねじ止めの必要がないため、従来
とは違い、ねじを不要にできると共に、ねじの締め付け
作業も不要にでき、作業を一層容易に行うことができ
る。
【0029】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものではなく、次のように変形または拡張できる。電
気コード15の一端部15aとコンセント27との接続
は、例えば電気コード整形体45を中筒22に嵌合した
後に行うようにしても良い。また、固定部材38の中筒
22への取り付けは、電気コード整形体45を中筒22
に嵌合する前に行うようにしても良い。
【0030】また、本発明は、リール側にコンセントが
なく、リールに巻装された電気コードの先端部にコンセ
ントが設けられた、いわゆる逆配電型のコード巻取装置
を組み立てる際にも適用することができる。この場合に
は、リールに巻装された電気コードの一端部である基端
部は、リールの中筒内において電装品である集電盤と電
気的に接続される。
【0031】
【発明の効果】請求項1の組立方法によれば、電気コー
ドをリールに巻き付けるという工程を行う必要がなくな
るので、従来に比べて工程を少なくでき、よってその分
コストの低減化を図ることが可能になる。
【0032】請求項2の組立方法によれば、電気コード
の一端部に取り付けた固定部材を、リールの筒部に嵌合
により固定状態に取り付けるようにしたので、電気コー
ドの一端部を筒部に抜止め状態に固定する作業を容易に
行うことができる。また、ねじ止めの必要がないため、
ねじを不要にできると共に、ねじの締め付け作業も不要
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、電気コード整
形体をリールの中筒に嵌合させた状態の縦断側面図
【図2】図7中、II−II線に沿う断面図
【図3】切欠部部分の平面図
【図4】コンセントをコンセント取付部に取り付ける前
の状態の縦断側面図
【図5】コンセントをコンセント取付部に取り付けた状
態の縦断側面図
【図6】電気コード整形体の斜視図
【図7】全体の縦断側面図
【図8】前方からの斜視図
【図9】後方からの斜視図
【図10】従来構成を示す破断側面図
【符号の説明】
11はコード巻取装置、12は支軸、13は支持体、1
4はリール、15は電気コード、15aは一端部、22
は中筒(筒部)、24は表円盤(端板部)、25は裏円
盤(端板部)、27はコンセント(電装品)、38は固
定部材、45は電気コード整形体、46は紐である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 75/40 B65H 75/44 A47L 9/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の支軸に、筒部の軸方向の両端部
    に端板部を設けて構成されるリールが回転自在に取り付
    けられ、そのリールにおける前記筒部の外周部に電気コ
    ードが巻装され、かつ、その電気コードの一端部が前記
    筒部内において電装品と接続されると共に、筒部におい
    て抜止め状態に固定された構成のコード巻取装置を組み
    立てる際に、 前記電気コードを予め巻回して環状に整形した状態の電
    気コード整形体を備え、この電気コード整形体を前記リ
    ールにおける筒部の外周部に嵌合することにより、電気
    コードをリールに巻装するようにしたことを特徴とする
    コード巻取装置の組立方法。
  2. 【請求項2】 電気コード整形体における電気コードの
    一端部に、当該一端部を抜止め状態に保持する固定部材
    を取り付け、この固定部材を筒部に嵌合により固定状態
    に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のコード巻取装置の組立方法。
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