JP2783934B2 - ブラシ装置 - Google Patents
ブラシ装置Info
- Publication number
- JP2783934B2 JP2783934B2 JP4589392A JP4589392A JP2783934B2 JP 2783934 B2 JP2783934 B2 JP 2783934B2 JP 4589392 A JP4589392 A JP 4589392A JP 4589392 A JP4589392 A JP 4589392A JP 2783934 B2 JP2783934 B2 JP 2783934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- holding frame
- mounting
- screw hole
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- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば始動電動機な
どの直流機のブラシ装置に関する。
どの直流機のブラシ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４（Ａ）及び（Ｂ）は、従来のブラシ
装置の正面図及び側面図を示す。図において、１は直流
機の整流子、４は例えば合成樹脂成形品からなるブラシ
保持枠で、１対宛のブラシ収容部４ａ及び４ｂが設けら
れ、その一端部及び半径方向の内周部は開口している。
収容部４ａにはプラス側のブラシ５ａとブラシばね８が
収容され、収容部４ｂにはマイナス側のブラシ５ｂとブ
ラシばね８が収容されている。ブラシ保持枠４には、半
径方向に１対の突出部４ｃが出されている。図４（Ａ）
に鎖線で示すように、ブラシ保持枠４の一端面には絶縁
板１２が当てられ、係止段付部４ｄとに係合され、ブラ
シ収容部４ａ、４ｂの一端部の開口部を覆っている。図
４（Ａ）のブラシ収容部４ａを図５に断面図で示す。
装置の正面図及び側面図を示す。図において、１は直流
機の整流子、４は例えば合成樹脂成形品からなるブラシ
保持枠で、１対宛のブラシ収容部４ａ及び４ｂが設けら
れ、その一端部及び半径方向の内周部は開口している。
収容部４ａにはプラス側のブラシ５ａとブラシばね８が
収容され、収容部４ｂにはマイナス側のブラシ５ｂとブ
ラシばね８が収容されている。ブラシ保持枠４には、半
径方向に１対の突出部４ｃが出されている。図４（Ａ）
に鎖線で示すように、ブラシ保持枠４の一端面には絶縁
板１２が当てられ、係止段付部４ｄとに係合され、ブラ
シ収容部４ａ、４ｂの一端部の開口部を覆っている。図
４（Ａ）のブラシ収容部４ａを図５に断面図で示す。
【０００３】図４に返り、絶縁板１２は金属材からなる
１対の取付け片９ａ、９ｂにより突起部４ｃに挟付けら
れ固定されている。１対のブラシ５ａからリード線６ａ
が出され、口出線７に接続されている。口出線７はグロ
メット１１がはめられ、先端に端子１０が結合されてい
る。また、１対のブラシ５ｂからリード線６ｂが出さ
れ、取付け片９ｂに結合されている。
１対の取付け片９ａ、９ｂにより突起部４ｃに挟付けら
れ固定されている。１対のブラシ５ａからリード線６ａ
が出され、口出線７に接続されている。口出線７はグロ
メット１１がはめられ、先端に端子１０が結合されてい
る。また、１対のブラシ５ｂからリード線６ｂが出さ
れ、取付け片９ｂに結合されている。
【０００４】上記のように組立てられたブラシ装置は、
図４（Ｂ）に示すように、始動電動機の後ブラケット２
（鎖線で示す）の端部内面に、取付けねじ３による取付
け片９ａ、９ｂのねじ穴９ｃへのねじ締めで取付けられ
る。ブラシ装置を取付けた後ブラケット２は始動電動機
の継鉄を介し前ブラケット（いづれも図示しない）に、
通しボルトにより結合されている。こうして、ブラシ５
ａ、５ｂは整流子１（鎖線で示す）に圧接し通電するよ
うにしている。
図４（Ｂ）に示すように、始動電動機の後ブラケット２
（鎖線で示す）の端部内面に、取付けねじ３による取付
け片９ａ、９ｂのねじ穴９ｃへのねじ締めで取付けられ
る。ブラシ装置を取付けた後ブラケット２は始動電動機
の継鉄を介し前ブラケット（いづれも図示しない）に、
通しボルトにより結合されている。こうして、ブラシ５
ａ、５ｂは整流子１（鎖線で示す）に圧接し通電するよ
うにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のブ
ラシ装置では、コ字状の取付け片９ａ、９ｂは図６
（Ａ）に側面断面図で、図６（Ｂ）に下面図で示すよう
に、一方辺に取付けねじ穴９ｃをタップ加工するのに、
他方辺との間隔が小さいので、タップ１５の先端が当た
り、完全なねじ穴加工ができなかった。そこで、特別な
タップを幾種類かを取換え、順次不完全ねじから完全ね
じへと加工しなければならず工作が面倒という問題点が
あった。また、これを避けるため、めねじの長さを短い
ものにすると、取付けねじに締込まれるねじ山数が少な
くなり、締付けによりねじ山がつぶれることになる。
ラシ装置では、コ字状の取付け片９ａ、９ｂは図６
（Ａ）に側面断面図で、図６（Ｂ）に下面図で示すよう
に、一方辺に取付けねじ穴９ｃをタップ加工するのに、
他方辺との間隔が小さいので、タップ１５の先端が当た
り、完全なねじ穴加工ができなかった。そこで、特別な
タップを幾種類かを取換え、順次不完全ねじから完全ね
じへと加工しなければならず工作が面倒という問題点が
あった。また、これを避けるため、めねじの長さを短い
ものにすると、取付けねじに締込まれるねじ山数が少な
くなり、締付けによりねじ山がつぶれることになる。
【０００６】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、コ字状をなす取付け片の所要長
さの取付けねじ穴加工が、容易にできるブラシ装置を得
ることを目的としている。
ためになされたもので、コ字状をなす取付け片の所要長
さの取付けねじ穴加工が、容易にできるブラシ装置を得
ることを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるブラシ
装置は、コ字状をなす取付け片の取付けねじ穴があけら
れる一方辺に対し、他方辺には取付けねじ穴に対応する
位置に、あらかじめ、ねじ穴加工のタップの先端部を逃
がす逃げ穴部を設けたものである。
装置は、コ字状をなす取付け片の取付けねじ穴があけら
れる一方辺に対し、他方辺には取付けねじ穴に対応する
位置に、あらかじめ、ねじ穴加工のタップの先端部を逃
がす逃げ穴部を設けたものである。
【０００８】
【作用】この発明においては、取付け片の一方辺にタッ
プでねじ穴加工するのに、先端部が他方辺の逃げ穴部か
ら逃がされ、一種のタップで一度に完全ねじ穴が加工さ
れる。
プでねじ穴加工するのに、先端部が他方辺の逃げ穴部か
ら逃がされ、一種のタップで一度に完全ねじ穴が加工さ
れる。
【０００９】
【実施例】実施例１．図１（Ａ）及び（Ｂ）はこの発明
によるブラシ装置の一実施例の正面図及び側面図であ
り、１〜３、５ａ、５ｂ、６ａ、６ｂ、７、８、１０、
１１は図４と同様である。２０は例えば合成樹脂成形品
からなるブラシ保持枠で、軸方向の一端部及び半径方向
の内周部は開口している。収容部２０ａにはプラス側の
ブラシ５ａとブラシばね８が収容され、収容部２０ｂに
はマイナス側のブラシ５ｂとブラシばね８が収容されて
いる。ブラシ保持枠２０には、上下１対の半径方向の突
出部２０ｃが出され、この一端面側に係止段付部２０ｄ
が形成されている。
によるブラシ装置の一実施例の正面図及び側面図であ
り、１〜３、５ａ、５ｂ、６ａ、６ｂ、７、８、１０、
１１は図４と同様である。２０は例えば合成樹脂成形品
からなるブラシ保持枠で、軸方向の一端部及び半径方向
の内周部は開口している。収容部２０ａにはプラス側の
ブラシ５ａとブラシばね８が収容され、収容部２０ｂに
はマイナス側のブラシ５ｂとブラシばね８が収容されて
いる。ブラシ保持枠２０には、上下１対の半径方向の突
出部２０ｃが出され、この一端面側に係止段付部２０ｄ
が形成されている。
【００１０】図１に示すように、ブラシ保持枠２０の軸
方向の一端面には絶縁当板２１が当てられ、係止段付部
２０ｄに係合されている。金属材からなり、コ字状をな
す取付け片２２ａ、２２ｂにより、絶縁当板２１が突出
部２０ｃに挟付けられ保持されている。ブラシ収容部２
０ａを図２に断面図で示す。
方向の一端面には絶縁当板２１が当てられ、係止段付部
２０ｄに係合されている。金属材からなり、コ字状をな
す取付け片２２ａ、２２ｂにより、絶縁当板２１が突出
部２０ｃに挟付けられ保持されている。ブラシ収容部２
０ａを図２に断面図で示す。
【００１１】取付け片２２ａ、２２ｂは、図３（Ａ）及
び（Ｂ）に側面断面図及び下面図で示すように、取付け
ねじ穴２２ｃがあけられる一方辺に対し、他方辺に、取
付けねじ穴２２ｃに対応する位置に、この穴径に等しい
か、又はこれより大きい径の逃げ穴部２２ｄを、あらか
じめ設けてある。この逃げ穴部２２ｄは、図のようにＵ
字状に切欠いてもよく、円形にしてもよい。タップ１５
により一方辺に取付けねじ穴２２ｃを加工すると、タッ
プ１５の先端部は逃げ穴部２２ｄに逃がされ、完全ねじ
が一種類のタップで容易に加工できる。
び（Ｂ）に側面断面図及び下面図で示すように、取付け
ねじ穴２２ｃがあけられる一方辺に対し、他方辺に、取
付けねじ穴２２ｃに対応する位置に、この穴径に等しい
か、又はこれより大きい径の逃げ穴部２２ｄを、あらか
じめ設けてある。この逃げ穴部２２ｄは、図のようにＵ
字状に切欠いてもよく、円形にしてもよい。タップ１５
により一方辺に取付けねじ穴２２ｃを加工すると、タッ
プ１５の先端部は逃げ穴部２２ｄに逃がされ、完全ねじ
が一種類のタップで容易に加工できる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、取付
け片の一方辺にあけられる取付けねじ穴に対応する位置
に、他方辺にあらかじめ、タップの先端部を逃がす逃げ
穴部を設けたので、一方辺の取付けねじ穴加工が、一種
類のタップで所要長さの完全ねじに容易に加工でき、後
ブラケットからの取付けねじによる締付けが確実にでき
る。
け片の一方辺にあけられる取付けねじ穴に対応する位置
に、他方辺にあらかじめ、タップの先端部を逃がす逃げ
穴部を設けたので、一方辺の取付けねじ穴加工が、一種
類のタップで所要長さの完全ねじに容易に加工でき、後
ブラケットからの取付けねじによる締付けが確実にでき
る。
【図１】図１（Ａ）及び（Ｂ）はこの発明によるブラシ
装置の一実施例の正面図及び側面図である。
装置の一実施例の正面図及び側面図である。
【図２】図１（Ａ）のＡ2−Ａ2線における断面図であ
る。
る。
【図３】図３（Ａ）は図１の取付け片の取付けねじ穴の
タップ加工状態を示す側面断面図、図３（Ｂ）は図３
（Ａ）の取付け片の下面図である。
タップ加工状態を示す側面断面図、図３（Ｂ）は図３
（Ａ）の取付け片の下面図である。
【図４】図４（Ａ）及び（Ｂ）は従来のブラシ装置の正
面図及び側面図である。
面図及び側面図である。
【図５】図４（Ａ）のＡ5−Ａ5線における断面図であ
る。
る。
【図６】図６（Ａ）は図４の取付け片の取付けねじ穴の
タップ加工状態を示す側面断面図、図６（Ｂ）は図６
（Ａ）の取付け片の下面図である。
タップ加工状態を示す側面断面図、図６（Ｂ）は図６
（Ａ）の取付け片の下面図である。
１ 整流子 5a、5b ブラシ ８ ブラシばね 15 タップ 20 ブラシ保持枠 20a、20b ブラシ収容部 20c 突出部 21 絶縁当板 22a、22b 取付け片 22c 取付けねじ穴 22d 逃げ穴部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 5/14 H02K 5/22
Claims (1)
- 【請求項１】 複数のブラシ収容部が設けられ、この収
容部は軸方向の一端部と半径方向の内周部とが開口され
ており、半径方向の外方に両側１対の突出部が設けられ
た絶縁材からなるブラシ保持枠と、上記ブラシ収容部に
ブラシばねと共に収容され、直流機の整流子に圧接する
ブラシと、上記ブラシ保持枠の軸方向の一端面に当てら
れ、上記ブラシ収容部の一端部の開口部を覆う絶縁当板
と、コ字状をなし上記ブラシ保持枠の各突出部の両端面
にまたがり挟付け、上記絶縁当板をブラシ保持枠の一端
面に固定する金属材からなる１対の取付け片とを備えた
ブラシ装置において、 上記取付け片の他方辺に、一方辺にあけられる取付けね
じ穴に対応する位置に、あらかじめ、ねじ穴加工のタッ
プの先端部を逃がす逃げ穴部を設けたことを特徴とする
ブラシ装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4589392A JP2783934B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブラシ装置 |
| US08/001,745 US5332940A (en) | 1992-01-31 | 1993-01-07 | Brush device |
| KR93000833A KR0125097B1 (en) | 1992-01-31 | 1993-01-21 | Brush device |
| EP19930101310 EP0553813B1 (en) | 1992-01-31 | 1993-01-28 | A brush device |
| DE1993632478 DE69332478T2 (de) | 1992-01-31 | 1993-01-28 | Bürstenanordnung |
| US08/241,996 US5485048A (en) | 1992-01-31 | 1994-05-12 | Brush device having a pair of U-shaped attaching pieces and tap accommodating holes |
| US08/427,441 US5539264A (en) | 1992-01-31 | 1995-04-24 | Brush holder assembly |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4589392A JP2783934B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブラシ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05219678A JPH05219678A (ja) | 1993-08-27 |
| JP2783934B2 true JP2783934B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12731925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4589392A Expired - Lifetime JP2783934B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブラシ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2783934B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4589392A patent/JP2783934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05219678A (ja) | 1993-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080522 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090522 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100522 Year of fee payment: 12 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100522 Year of fee payment: 12 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110522 |
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Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110522 |
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