JP3143418U - 坐禅椅子 - Google Patents

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【課題】足が痛むことなく長時間快適に坐禅することが可能であり、かつ芳香療法を加味する目的で香炉及びアロマポットを収納可能な坐禅椅子を提供する。
【解決手段】坐禅椅子10の基台1の上に座台2を取り付け座台2の上面は前方に向けて下方に傾斜する。2本の基脚11,12は前方に向けて股の開きに整合させて広がる。座台2の下方は開いた両膝から脛部が基脚11,12の側面に案内される。足の甲は基脚11,12の後端で隣接する。底板50と左右対称の基脚11,12と座台2の関係は必然的に三角形の空間を形作る、基脚11,12の前端と座台50の前端に、上部の一部空間100を残して取り付けられた開閉自在な扉40を設け、中に香炉及びアロマポットを置くことにより、芳香療法(アロマセラピー)を加味することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は坐禅及び芳香療法(アロマテラピー)をするときに使用する坐禅椅子に関する。
一般に、坐禅は、次のような身体の姿勢と心構えをもって行う。すなわち、足を結跏趺坐(けっかふざ)に組み(右の足を左の腿の付け根に乗せ左の足を右の腿の付け根に乗せ)、腰に力を入れ、下腹部(臍下丹田せいかたんでん)を前に突き出す。そして、総ての重心を腰にかけるようにして、背骨をぐっと伸ばし、あごを引き、首、肩の力を抜く。両手を膝の上に置き、目を半眼にし、背骨を伸ばして威儀整然と坐る。身体を落ち着けて動じない形に安定させ、心を一箇所に集中し定着させる。複式呼吸によりその身と息と心の統一調和をはかる。その結果、完全に、身、息、心が融合統一された安定した状態となる。これを溜養することは、こんにちのストレス社会において、多いに日常生活に生かすことができる。
坐禅の思想によると、人間というものは、概して常識、社会通念などの思いこみの虜になっている。坐禅によって自己の本質を見極め、真の自己発見するに至れば、ストレスが解消し、健康が増進し、幸福となり、人格の向上に役立つといわれている。この様な思想ないし実践は、欧州、米国にも普及し、認知されている。
この坐禅は、一般には臀部にある程度の高さの座布団(坐蒲)を用い、右の足を左の足の腿の付け根に乗せ、次に左の脚を右の腿の付け根に乗せること(結跏趺坐)で、両膝頭と尾てい骨を結ぶ線が二等辺三角形となり最も安定した坐り方となる。しかし結跏趺坐に足を組むことは多少とも足をねじ曲げることとなるため、僧侶(修行者)は例外として、一般人の多くは結跏趺坐に組めても痛さが伴い、一般人の中には結跏趺坐に組めない者もいる。坐禅の良さは分っていても一般人に普及しない最大の要因はこの足の痛さである。
上記理由から、従来より、坐禅をするとき、特別な坐禅椅子もしくは坐禅用椅子は使われていなかったし、坐禅をする為の坐禅椅子は知られていない。また古い慣習を盲従するあまり、これまで坐禅椅子を使用する発想すら無かった。
本考案の目的は、そのような坐禅の時に使うことができる坐禅椅子を提供するものである。本考案の他の目的は、足が痛むことなく長時間快適に坐禅をすることが可能な坐禅椅子を提供することである。本考案のさらに他の目的は、一般人の誰もが気楽に、自宅で、結跏趺坐同様の最も安定した坐り方、すなわち両膝頭と尾てい骨を結ぶ線が二等辺三角形となる坐り方を実施することが可能な坐禅椅子を提供することにある。本考案の他の目的として、坐禅と芳香療法(アロマテラピー)を融合させるべく、坐禅椅子の下部空間を設けて香炉及びアロマポット置くことが出来る坐禅椅子を提供する事である。
課題を解決するための手段として、坐禅をするときに使用する椅子であって、底板と、この底板の上面にほぼ垂直に固定される2枚の板状の基脚とからなり、それらの基脚からなる基台と、この基台の上端に取り付けられ、前方に傾斜する座面を有する座台と、基台の外側壁面で形成され、座台の下方に膝から足首までを案内する案内部とを備え、前記2枚の基脚の後方は接合されているが、前方に向けて広がるように略V字型に形成された基台であって、その前部開口面に対して、一部開口部を残して開閉自在な扉を設けることで、内部に空間を設けた事を特徴とする坐禅椅子。請求項1記載の坐禅椅子によると、基台の上端に前方に前下がりに傾斜する座台を有し、座台の下方の基台に膝から足首までを案内する案内部を備えることを特徴とする。従って、坐禅する人の身体に合わせて臀部と床または座布団や畳との間にこの坐禅椅子を敷くことにより、ほど良く前方に向かって前下がりに傾斜する坐台に上半身の体重を載せることができる。これにより、足の苦痛なしに、坐禅の要諦の一つである「腰に力を入れ、下腹部(臍下丹田)を前に突き出し、総ての重心を腰に掛け、背骨をぐっとまっすぐに伸ばす姿勢」を維持するのに整合する。
このとき、坐禅の一番の要諦である両膝頭と尾てい骨を結ぶ線が二等辺三角形となる、最も安定した坐り方となる。よって最も安定した坐相となり坐禅を行いやすい効果がある。また上半身の体重を坐台で支えるため、腰にかかる負担が軽減される。坐禅椅子の他の使い方としたは、坐禅椅子の下部内部に空間を有し、香炉及びアロマポットを置けるように設計されており、坐禅と芳香療法を融合する事ができる。
請求項1記載の坐禅椅子によると、基台の外側壁面で形成される案内部があるため、この案内部を両脚で挟むことで安定した姿勢をとることが出来る。従って坐禅をしやすい効果がある。
請求項1記載の坐禅椅子によると、基台が2枚の板状の基脚で構成されるため堅固な作りになる。
請求項1記載の坐禅椅子によると、2枚の基脚は前方に向けて股の開きに整合させて広がるように形成されるため、坐禅をするときの脚の広がり姿勢に整合する。このため、基台である2枚の基脚の外側面が脚の膝から足首に向けての部分を案内し脚でこの2枚の基脚を挟むので、坐禅の要諦の一つである「足を結跏趺坐に組む姿勢(右足を左の腿の付け根に乗せ、左足を右足の腿の付け根に乗せる姿勢)と同様に、両膝頭と尾てい骨を結ぶ線が二等辺三角形となり、ぴったりと坐禅の姿勢に整合し、坐った感触が快適で、坐った姿勢に安定感がある。従って長時間の坐禅をしても疲労感を低減でき、安心して坐禅に専念することが出来る。なお、2枚の基脚の後端の間は閉じられておりその反対側は開口されており、その開口部の一部を残して扉が設けられている。
請求項1記載の坐禅椅子によると前方に向けて股の開きに整合させて広がるように略V字型に形成された基台である外側面及び外側面と接合する底板は上から見るとほぼ正三角形であり、必然的に底板と適度な高さを有する外側面と座台の関係は三角形の空間を形作る。その前部開口面に対して一部開口部を残して開閉自在な扉を設けた事により内部に、香炉及びアロマポットを置くことが可能となり、坐禅と芳香療法(アロマテラピー)が融合できる。
以下、本考案の実施の形態を示す実施例を図に基づいて説明する。(第1実施例)本考案の第1実施例を図1から図6に示す。坐禅椅子10の基台1の上に座台2を取り付けている。坐禅を組む人が坐禅椅子に坐った状態は、図4に示すように、両脚の股の裏側と足首の裏側との間に座台2が挟まる。臀部から膝の裏側に向けて(前方に向けて)座台が前下がりに傾斜する。基台1と座台2は、木製であるが、考案としては、材料は樹脂その他でもよい。基台1は、左右対称の基脚11、12とからなる。厚板状の基脚11,12の底面111,121が底板50の上面に固定される。底板50は、板、毛布、座布団、畳などの上に置く。基脚11,12は底板50の上面に対し垂直に立ち上がり、その上面112,122が座台2を支持する。2本の基脚11,12は前方に向けて股の開きに整合させて広がる。基台1の後端113,はピッタリと接合されている。基台をなす基脚11,12の前端と、底板50の前端に、上部の一部空間100を残して内部に香炉及びアロマポットが置けるように開閉自在な扉40を設けた。
座台2は厚板状で、この実施例では長円形である。座台2は、基台1の2本の基脚11,12の上面112、122に取り付けられ、前方に向けて下方に傾斜している。この座台2の上に坐禅をする人の臀部が座る。したがって、脚を組む太腿から膝への座りを良くしている。上半身の体重は、この座台2に作用する。案内部3は、座台2の下面5と基脚11,12の側面4で構成される。座台2の下方に膝から足首までを案内する。座台2の下方は開いた両膝から脛部が基脚11,12の側面に案内される。足の甲は基脚11、12の後端113で隣接する。従って脹ら脛に腰から上の体重が作用しないので、膝から下の脚にかかる負荷を軽減する。
上記坐禅椅子10を身体に合わせて臀部と床または畳や座布団との間に敷くことにより快適に坐禅することができる。図5に示すように、坐禅の一番の要諦である両膝頭と尾てい骨を結ぶ線8が二等辺三角形となる最も安定した座り方となる。忍耐力と集中力を養う意味でも、快適に坐禅をすることができる。したがって、人間社会の常識、社会通念など思い込みの虜になっている自己を知り、自分及び人類の観念知識から抜け出ることができ、自分という思い見込みの殻を抜けることができる。
なお、他の使用例として、座台2の上にクッションまたは座布団を敷いて座り心地よくすることもできる。
(第2実施例)本考案の第2実施例を図7と図8に示す。坐禅椅子20の基台21の上に座台22を取り付けている。基台21の底板50がほぼ正三角形状である。座台22は前方に下がるように基台21の上面に固定されている。坐禅を組む人が坐禅椅子20に座った状態は、両脚の足が基台21の後端211で接触可能である。股の裏側と足首の裏側との間に座台22が挟まる。臀部から膝の裏側に向けて(前方に向け
て)座台22が前下がりに傾斜する。
本考案の第1実施例による坐禅椅子の斜視図である。 本考案の第1実施例による坐禅椅子の正面図である。 本考案の第1実施例による坐禅椅子の背面図である。 本考案の第1実施例による坐禅椅子の使用状態を示す図である。 本考案の第1実施例による坐禅椅子の使用状態を示す説明図である。 本考案の第1実施例による坐禅椅子の使用状態を示す説明図である。 本考案の第2実施例による坐禅椅子の斜視図である。 本考案の第2実施例による坐禅椅子の平面図である。
符号の説明
1 基台
2 座台
3 案内部
4 側面
5 下面
10 坐禅椅子
11,12 基脚
50 底板
40 扉

Claims (1)

  1. 坐禅をするときに使用する椅子であって、底板と、この底板の上面にほぼ垂直に固定される2枚の板状の基脚とからなり、それらの基脚からなる基台と、この基台の上端に取り付けられ、前方に傾斜する座面を有する座台と、基台の外側壁面で形成され、座台の下方に膝から足首までを案内する案内部とを備え、前記2枚の基脚の後方は接合されているが、前方に向けて広がるように略V字型に形成された基台であって、その前部開口面に対して、一部開口部を残して開閉自在な扉を設けることで、内部に空間を設けた事を特徴とする坐禅椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015085136A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 株式会社岡村製作所 スツール

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