JP3143317U - 板状建材 - Google Patents

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敏 浮田
捷治 蓑島
有限会社 蓑島木工社
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Abstract

【課題】製品の低コスト化と断熱、脱臭及び吸放湿性能並びに製品強度の向上を図った板状建材を提供する。
【解決手段】縦,横框部材11,12を矩形状に連結してなる枠部13の内側を上下に仕切る横仕切材21により複数の空間部20が形成されるように区画した枠体14と、前記枠体14の表,裏面側に、複数の細幅の帯状板材から形成され、前記枠体14の短尺方向に所定の間隔で上下方向に交互に順次配設される第1,第2横桟22,23と、前記第1,第2横桟22,23に対し長手方向に所定の間隔で直交させて離間配設させた複数の細幅の帯状板材からなる縦桟24とを格子状に組合せ結合により構成した表,裏面材15,16とからなり、前記枠体14の各空間部20には、通気性可能な収納袋に詰めて装填した袋詰め多孔性物質体17を配置した。
【選択図】図3

Description

本考案は、建物の屋内に使用する内装仕切り材や壁材、床材、天井材またはドアーなどの建具材などに用いられる建築建材に係り、特に断熱性、脱臭性及び吸放湿性を発揮し得る板状建材に関するものである。
建物において、仕切り板や壁材、床材、天井材またはドアーなどの建具材などに使用される板状建材には断熱性、脱臭性及び吸放湿性が要求され、これら機能を発揮し得るようにした種々の建築板材が開発され、その一部は実用に供されてきている。
従来、この種の板状建材は、例えば、実開昭53−62014号公報に示されるように、合成樹脂または厚紙等の材質でハニカム等の区画された多数の空間を有する中空コアを形成し、この中空コアの表裏両面に通気性を有する表面材をそれぞれ接着し、この両表面材で閉塞された中空コアの各空間内に顆粒状または粉末状の活性炭が充填されている。
このような板状建材においては、中空コアのハニカム状空間内に充填された活性炭が湿度の高い時に吸湿作用を発揮し、逆に湿度が低い時は放湿作用を発揮して湿度調整を行う吸放湿材として機能する。また、この活性炭は、上述する吸放湿機能に加えて、ホルムアルデヒドやアンモニアガス等の有害ガスを吸収する脱臭機能を発揮するほか、断熱機能をも発揮する。
また、本件出願人が特開2002−129702号(特許第3648682号)公報で提案した発明がある。
すなわち、上述の発明は、縦材と横材を組み合わせてなる長方形状または正方形状の枠体と、前記枠体の両面に固着される表,裏面板と、該表,裏面板の内面側に通気性を有するポリプロピレン樹脂系の不織布とを介在させると共に、前記表,裏面板にそれぞれ貫通する複数の小孔を設け、前記枠体と前記表,裏面板で形成される空間内を前記枠体の横材間に配設した少なくとも1つの縦桟と前記枠体の縦材間に該縦材の長手方向に等間隔に配設した複数の横桟とにより縦横複数ずつに区画して複数の区画部を形成すると共に、通気性を有するポリプロピレン樹脂系の袋状不織布内に木炭、活性炭などの炭素系の小片または粉末からなる炭素系物質を充填して前記各区画部の空間内に装填した板状建材である。
実開昭53−62014号)公報 特開2002−129702号公報
ところで、上述の板状建材の中空コアの各空間内に充填される活性炭は、その脱臭及び吸放湿性能を向上させる観点から顆粒状または粉末状を呈している。
このため、従来の板状建材のように顆粒状または粉末状の活性炭を中空コアの空間内に直接充填する方式のものにおいては、空間内への活性炭の充填作業時に活性炭の一部が中空コアの空間部外に飛散されて、板状建材の製作作業環境を悪化させる問題がある。
また、ハニカム構造のような比較的小さい空間内のそれぞれに活性炭を均一な密度に充填することは不可能に等しく、ほとんどの場合、各空間内の活性炭の充填密度は不均一であるのが一般である。しかも、このような従来における空間内への活性炭の充填作業は煩雑で大掛かりとなるとともに、空間内への活性炭の充填に多くの時間がかかりコスト高になる問題がある。
また、中空コアの空間内に直接充填された活性炭は流動し易いため、中空コアの空間に活性炭の充填不足があると、この空間内の活性炭が重力沈降することによって、空間内に隙間が発生し、板状建材の断熱性能、脱臭性能及び吸放湿性能を低下させてしまうという問題があった。
更にまた、枠体と表,裏面板で形成される空間内に複数の区画部を形成し、袋状不織布内に木炭、活性炭などの炭素系の小片または粉末からなる炭素系物質を充填して前記各区画部の空間内に装填した構成の板状建材は、枠体の両面に固着される表,裏面板に複数の貫通小孔を設けた孔開き薄板を使用しているため、この表,裏面板の製造における穴あけ作業が面倒であり、高価となる。
また、上述した従来の板状建材は、表,裏面板に合板などを使用しているため、合板成形時に多量の接着剤を使用しており、表,裏面板から接着剤等に含まれるホルムアルデヒド等の有害ガスが発散され本来の板状建材の目的を阻害する恐れがある。
本考案は、上記のような従来の問題を解決するためになされたもので、板状建材を構成する枠体の枠部の内側を複数の空間部に区画し、通気性を有するシート材を介して表面板材を接合した後、各空間部内に、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンなどの多孔性物質を、通気性を有する袋体内に詰めて封止した袋詰めの多孔性物質を敷き詰め装填し、最後に枠体の開放面に通気性を有するシート材を介して、表面板材を接合することで、通気性に優れ、且つ強度の強い板状建材を提供することを目的としている。
また、本考案は、板状建材を構成する枠体の枠部の組立て、及び枠体の表,裏面側に配設される、表,裏面板を細幅の帯状板材を格子状に組み合わせて構成し、接着剤の使用をなくすか或いは使用しても極力少なくすることで、板状建材自体から接着剤等に含まれるホルムアルデヒド等の有害ガスが発散されることのない板状建材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案の板状建材は、縦,横框部材を矩形状に連結してなる枠部の内側を上下に仕切る横仕切材により複数の空間部が形成されるように区画した枠体と、前記枠体の表,裏面側に、複数の細幅の帯状板材から形成され、前記枠体の上下方向の横向きに交互に順次配設される第1,第2横桟と、前記第1,第2横桟に対し左右方向の縦向きに直交させて離間配設させた複数の細幅の帯状板材からなる縦桟とを格子状に組合せ結合により構成した表,裏面材とからなり、前記枠体の各空間部には、通気性可能な収納袋に多孔性物質体17を充填して配置したことを特徴とする。
請求項2の考案は、請求項1記載の板状建材において、前記第1横桟は、表面側が平坦に形成されると共に、裏面側には横桟の幅部の厚み方向に所定の間隔で矩形凹溝が形成され、前記第2横桟は、裏面側が平坦に形成されると共に、表面側には横桟の幅部の厚み方向に所定の間隔で矩形凹溝が形成されてなり、前記枠体の上方端部より第1横桟、第2横桟となるように交互に繰り返して順次下方端部に向けて所定の間隔で配設し、前記第1,第2横桟に対して前記縦桟の表,裏面側に所定の間隔で互い違いに形成された矩形凹溝を有する縦桟を格子状に直交して組合せ結合したことを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1記載の板状建材において、前記枠体と前記表,裏面板材との接合面間に通気性を有するシート材が介在されていることを特徴とする。
請求項4の考案は、請求項1記載の板状建材において、前記多孔性物質体は、木炭、活性炭などの炭素系の顆粒または粉末からなる炭素系物質であることを特徴とする。
請求項5の考案は、請求項1記載の板状建材において、前記多孔性物質体は、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンであることを特徴とする請求項1記載の板状建材。
本考案にかかる板状建材によれば、表,裏面板材により囲まれた枠体の各空間部内には袋詰めされた状態の多孔性物質が敷き詰められるため、多孔性物質の空間部内への充填密度を均一にできるとともに空間部内への多孔性物質の装着が容易になり、製品の低コスト化が可能になるとともに断熱、脱臭及び吸放湿性能を向上でき、さらに、袋詰めされる多孔性物質に硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンを用いることにより、板状建材の断熱、脱臭及び吸放湿性能を更に向上することができる。
また、表,裏面板に、合板など多量の接着剤を使用した表,裏面板を使用することなく、細巾の帯状板材から構成される横桟、縦桟を格子状となるように組み合わせて結合して構成した表,裏面板を使用したので、板状建材自体からのホルムアルデヒド,トルエン及びキシレンなどの有毒ガスの発生をなくすことができる。
さらに、細幅の帯状板材から形成される縦桟と横桟で形成される開口度を縦桟と横桟の幅寸法を変えることで調節可能にして使用できるため、建材の使用箇所に応じて室内の脱臭及び吸放湿性能の効能の異なる板状建材を容易に形成できると共に脱臭及び吸放湿性能の向上することができる。また、特に生活臭やホルムアルデヒド,トルエン及びキシレンなどのあらゆる有毒ガスに対して脱臭効果を発揮する
さらにまた、前記帯状板材から構成される表,裏面板材は、広幅の板材を必要とせずとも、間伐材等の短尺・短幅材を加工して使用できるため、製品の低コスト化と断熱、脱臭及び吸放湿性能の向上を図ると共に強度の強い板状建材を提供できる。
さらにまた、袋詰めされる多孔性物質に硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンを用いることにより、板状建材の断熱、脱臭及び吸放湿性能を更に向上することができ、特にアンモニアや硫化水素のような低分子量の極性物質の臭いに対して脱臭効果を発揮し、特別養護老人ホーム,トイレ、洗面所、動物臭の脱臭作用に対して有効である。
本考案の実施例における最良の形態は、以下図面とともに説明する。
以下、本考案の実施例について、図面を参照して説明する。
図1は本考案の第1実施例における板状建材の正面図、図2は図1の2−2線の縦断面図、図3は本考案の第1実施例における板状建材の要部の分解斜視図である。
図1〜図3において、板状建材10は、左右の縦框11,上下の横框12を組み付けた枠部13からなる枠体14と、この枠体14の縦框11表,裏面部11a,横框12の表,裏面部12aに接着固定される格子状に組立て構成した表,裏面板15,16と、袋詰め多孔性物質体17及び枠体の表,裏面側に配設される一対のシート材18,19とを備えている。
前記枠体14は、図3に示すように、長尺の一対の縦框11と短尺の一対の横框12を矩形状(または正方形状)に接続してなる枠部13と、この枠部13の内側を縦横に複数の空間部20が形成されるように区画する複数の横仕切材21から構成されている。
前記枠体14は、例えば、長さ方向及び幅方向が1800mm×900mmの大きさを有しており、また、表,裏面板15,16は、例えば、ナラ・タモ・スギ・ヒノキ等の短尺・短幅材を幅が10〜40mm、好ましくは30mm、長さが50〜900mm、好ましくは90mmに形成した帯状板材15aに裁断加工した帯状板材からなる第1横桟22及び第2横桟23と、前記横桟22,23と同様材質により細幅10〜40mm、好ましくは30mm、に形成し、且つ長さが60mm〜1800mm、好ましくは1800mmに形成した複数の帯状板材からなる縦桟24とからなる。
そして、前記枠体14の短尺方向に所定の間隔、好ましくは10mm〜60mm、好ましくは57mmの間隔で、第1横桟22、第2横桟23を上下方向に交互に順次配設される。
前記第1横桟22は、表面が平坦22aに形成されると共に、裏面には矩形凹溝22bが幅部の厚み方向に所定の間隔10mm〜60mm、好ましくは57mmの間隔で複数形成され、前記第2横桟23は、裏面が平坦23aに形成されると共に、表面には矩形凹溝23bが所定の間隔10mm〜60mm、好ましくは57mmの間隔で幅部の厚み方向に形成されている。
一方、前記第1,第2横桟22,23に直交して前記縦桟24が組合せて結合さ10mm〜60mm、好ましくは58.5mmの間隔で互い違いに矩形凹溝24a,24bが形成されている。
そして前記縦桟24の矩形凹溝24a,24bと前記第1,第2横桟22,23の矩形凹溝22b,23bとを表裏面の厚み幅が同一幅となるように組合せ結合している。
第1実施例では、縦桟24を前記枠体14の短尺方向に57mm間隔で11本、また第1横桟22、第2横桟23を、前記枠体14の上下方向に58.5mm間隔で交互に順次直交させて各矩形凹溝22b,23b,24a,24bに嵌合結合して格子状の表,裏面板15,16を構成している。
前記格子状の表,裏面板15,16は上下、左右端部の第1、第2横桟22,23及び縦桟24の各裏面が接着剤を介して枠部13に固着されるようになっている。なお、前記枠部13への固着は所定間隔で化粧釘等で固着してもよいことは勿論である。
前記表,裏面板15,16は、前記枠体14の表,裏面にそれぞれシート材18,19が配設されるものである。
前記袋詰め多孔性物質体17は、表,裏面板15,16により囲まれた枠体14の各空間部20内に空間部20が満杯状態にように敷き詰められ、これにより、板状建材10が断熱機能、脱臭機能及び吸放湿機能を発揮できるようになっている。
このような袋詰め多孔性物質体17は、前記空間部20の大きさに対応する形状、例えば180mm×720mmの大きさに成形された、ポリプロピレン等の通気性を有する袋体17aと、この袋体17a内に充填された所望量の多孔性物質とから構成されている。
また、多孔性物質には、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンなどが用いられる。
次に、袋詰されたナノセラミックスカーボンを用いて板状建材10を製作する場合について、説明する。
まず、図3に示すように、枠体14の裏面側に通気性を有するシート18を介在させて裏面板15を接着剤にて固着し、次に前記袋詰めしたナノセラミックスカーボンを枠体14の各空間部20内に入れた後、袋詰めナノセラミックスカーボンをその上面から手等により軽く押し付けて、袋詰めナノセラミックスカーボンの上面を平らに修正する。しかる後、枠体14の表面側には、シート材19を貼り付ける。しかる後、細巾の帯状板材のよって格子状に組み合わせた表面板15を前記枠部13の表面側に固着する。
次に、上記のように枠体14の両面に表,裏面板15,16を重合接着し、コールドプレス機にセットし、5kg/cmの圧力で4時間程度圧締する。この時の室内温度は15℃以上である。これにより、板状建材10を製作することができる。
このような本実施例1に示す板状建材10によれば、枠体14の枠部13の内側を複数の横仕切材21により区画して空間部20を形成し、該空間部20内に、袋詰め多孔性物質体17を敷き詰める構成にしたので、空間部20内への多孔性物質であるナノセラミックスカーボンの充填密度を均一にできるとともに空間部20へのナノセラミックスカーボンの装着が容易になり、しかも、ナノセラミックスカーボンが袋詰されているため、ナノセラミックスカーボンが空間部20外に飛散されて、板状建材10の製作作業環境を悪化させる問題をなくすことができ、製品の低コスト化が可能になる。
そして、袋詰めの多孔性物質に硫酸亜鉛でコーティング処理したナノセラミックスカーボンを使用することにより、板状建材10の断熱、脱臭及び吸放湿性能を更に向上でき、かつ脱臭の効果も長時間持続させることができる。
このような脱臭効果は、活性炭のような炭素系物質に比べ3倍の空隙部表面積を持つナノセラミックスカーボンを硫酸亜鉛でコーティング処理することにより、ナノセラミックスカーボン自体に物理吸着に加えて化学吸着機能をも発揮できるからである。また、室温20℃で湿度55%を分岐点として吸放湿が繰り返し行われる。
また、多孔性物質にナノセラミックスカーボンを用いることにより、板状建材10に電磁波の遮蔽効果を持たせることができるほか、遠赤外線効果を発揮し得る。
また、枠体14の各空間部20内に袋詰め多孔性物質体17を敷き詰めた構造の板状建材10を仕切り板や壁材、床材、天井材またはドアーなどの建具材などに使用することにより、これらの製品自体に断熱、脱臭及び吸放湿の各効果を持たせることができる。
また、表,裏面板に、合板など多量の接着剤を使用した表,裏面板を使用することなく、細巾の帯状板材から構成される横桟、縦桟を格子状となるように組み合わせて結合して構成した表,裏面板を使用したので、板状建材自体からのホルムアルデヒド,トルエン及びキシレンなどの有毒ガスの発生をなくすことが出きる。
さらに、細巾の帯状板材から形成される縦桟と横桟で形成される開口度を縦桟と横桟の巾寸法を変えることで調節可能にして使用できるため、建材の使用箇所に応じて室内の脱臭及び吸放湿性能の効能の異なる板状建材を容易に形成できると共に脱臭及び吸放湿性能の向上することができる。また、特に生活臭やホルムアルデヒド,トルエン及びキシレンなどのあらゆる有毒ガスに対して脱臭効果を発揮する
さらにまた、前記帯状板材から構成される表,裏面板材は、広幅の板材を必要とせずとも、間伐材等の短尺・短幅材を加工して使用できるため、製品の低コスト化と断熱、脱臭及び吸放湿性能の向上を図ると共に強度の強い板状建材を提供できる。
また、袋詰される多孔性物質はナノセラミックスカーボンに限らず、木炭、活性炭などの炭素系の顆粒または粉末からなる炭素系物質であってもよい。
さらに、袋詰めされる多孔性物質に硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンを用いることにより、板状建材の断熱、脱臭及び吸放湿性能を更に向上することができ、特にアンモニアや硫化水素のような低分子量の極性物質の臭いに対して脱臭効果を発揮し、特別養護老人ホーム,トイレ、洗面所、動物臭の脱臭作用に対して有効である。
本考案の第1実施例における板状建材の完成品を示す正面図、 図1の2−2線の縦断面図、 本考案の第1実施例における要部の概略拡大説明図である。
符号の説明
10 板状建材
11 左右の縦框
11a 縦框の表,裏面部
12 上下の横框
12a 表,裏面部
13 枠部
14 枠体
15,16 表,裏面板
17 袋詰め多孔性物質体
18,19 シート材
20 空間部
21 横仕切桟
22 第1横桟
23 第2横桟
24 縦桟
22b,23b 横桟の矩形凹溝
23a 縦桟の矩形凹溝

Claims (5)

  1. 縦,横框部材を矩形状に連結してなる枠部の内側を上下に仕切る横仕切材により複数の空間部が形成されるように区画した枠体と、前記枠体の表,裏面側に、複数の細幅の帯状板材から形成され、前記枠体の上下方向の横向きに交互に順次配設される第1,第2横桟と、前記第1,第2横桟に対し左右方向の縦向きに直交させて離間して配設させた複数の細幅の帯状板材からなる縦桟とを、格子状に組合せ結合により構成した表,裏面材とからなり、前記枠体の各空間部には、通気性可能な収納袋に多孔性物質体17を充填して配置したことを特徴とする板状建材。
  2. 前記第1横桟は、表面側が平坦に形成されると共に、裏面側には横桟の幅部の厚み方向に所定の間隔で矩形凹溝が形成され、前記第2横桟は、裏面側が平坦に形成されると共に、表面側には横桟の幅部の厚み方向に所定の間隔で矩形凹溝が形成されてなり、前記枠体の上方端部より第1横桟、第2横桟となるように交互に繰り返して順次下方端部に向けて所定の間隔で配設し、前記第1,第2横桟に対して前記縦桟の表,裏面側に所定の間隔で互い違いに形成された矩形凹溝を有する縦桟を格子状に直交して組合せ結合したことを特徴とする請求項1記載の板状建材。
  3. 前記枠体と前記表,裏面材との接合面間に通気性を有するシート材が介在されていることを特徴とする請求項1記載の板状建材。
  4. 前記多孔性物質体は、木炭、活性炭などの炭素系の顆粒または粉末からなる炭素系物質であることを特徴とする請求項1記載の板状建材。
  5. 前記多孔性物質体は、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンであることを特徴とする請求項1記載の板状建材。
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