JP3143201B2 - 温熱式電気治療器 - Google Patents

温熱式電気治療器

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JP3143201B2
JP3143201B2 JP04077093A JP7709392A JP3143201B2 JP 3143201 B2 JP3143201 B2 JP 3143201B2 JP 04077093 A JP04077093 A JP 04077093A JP 7709392 A JP7709392 A JP 7709392A JP 3143201 B2 JP3143201 B2 JP 3143201B2
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康之 土田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒータを設けた電極を
人体の患部に当接させ、電極を暖めた状態で治療を行う
ことができる温熱式電気治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の温熱式電気治療器は、特公昭57
-45597号公報(A61N1/32)に示す如く、電極に熱電素子を
貼り合わせ、これらに電流を流すことによって電極全体
を暖め、低周波治療と共に温熱が患部に伝わり、スイッ
チの入り切りや電流の調整を行うことによって電極の温
度を適温にし、快適な低周波治療が行えることが知られ
ている。このような温熱式低周波治療器は、一般に普及
している低周波治療器とは違い、低周波電流に加えて温
度を加えるため、使用者は治療を続けていると身体の温
度が上昇し、睡眠を誘うことが多い。
【0003】しかしながら、このような構成であれば、
使用者は通電した状態で長時間眠ってしまうことがあ
り、眠っている間、熱電素子に通電した状態が続き、使
用者の知らない間に低温火傷になってしまうという可能
性がある。また、この状態が続くと、熱電素子へ電流が
流れるため、電力の消費が多く不経済である。
【0004】また、治療を継続していると患部の温度が
上昇し、それによって貼り付けた電極も患部の温度上昇
によって暖まってくる。そのため、熱電素子から発せら
れる熱は、治療時間の経過とともに不要となってくる。
その時に上述するような構成であれば、スイッチや電流
の調整を行うのであるが、使用者が温度を感じながら行
うため、非常に使用性が悪く、また、使用者が適温であ
ると思って温度を調節しても知らず知らずのうちに低温
火傷になっていることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用者が治
療中に眠ってしまっても低温火傷になることがなく、安
全で、しかも使い勝手の良い温熱式低周波治療器を提供
することを課題とする。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、治療電流を発
生する治療電流発生回路と、該治療電流発生回路から治
療電流を人体に流すことのできる電極と、該電極を加熱
するヒータと、該ヒータへの通電を制御するヒータ制御
回路とを備え、前記ヒータ制御回路の前記ヒータへの通
電時間を前記電極への通電時間よりも短くするタイマ手
段を設けたことを特徴とする。
【0008】更に、前記ヒータ制御回路は、所定時間経
過後、前記ヒータの温度が通電時間の経過と共に下がっ
ていくように制御する。
【0009】
【作用】使用者は電極を患部に当接させ、治療電流発生
回路から電極に治療電流を流すことによって人体に流
す。これと同時にヒータ制御回路からヒータへ通電を行
い、ヒータが暖まることによって電極も暖まり、この電
極の温度によって温熱治療も行う。そして、タイマ手段
によって電極への通電よりも先にヒータへの通電が断た
れ、電気治療よりも先に温熱治療をやめるようにタイマ
手段が働くようになっている。
【0010】また、ヒータ制御回路によって、温熱治療
を行うときのヒータ温度は所定時間経過後、時間の経過
と共に徐々に下がっていく。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき温熱式低周
波治療器を例に以下に詳述する。
【0012】図1に示すのは温熱式低周波治療器のブロ
ック図で、図2は温熱式低周波治療器の回路図である。
【0013】1は、この治療器を制御するマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンという)で、該マイコン1は
ACアダプター又は電池の電源2から、定電圧回路3を
介して電力供給される。該定電圧回路3は定電圧IC等
によって構成されている。
【0014】4は、前記ACアダプターからの電源を供
給するための電源ジャックで、該電源ジャック4は常
時、電池を電源とするように接続されており、ACアダ
プターを接続したときは電池側の接続は断たれ、ACア
ダプター側に切り替わる。その時、出力ジャック5に接
続される後述のヒータ18にはACアダプターを電源とし
て、電流が流れるようになり、該出力ジャック5の端子
b、cにヒータ18を接続することによってヒータ18への
通電が可能となる。前記出力ジャック5のa、d端子は
後述する電極16への端子である。このように、ACアダ
プターを接続したときのみヒータ18に通電するようにな
っており、電池で駆動する場合においてはヒータ18には
通電しなく、電池の消耗を最小限に押さえるようになっ
ている。
【0015】6は、抵抗VR3、R2によって構成され
る発振周波数決定部品で、該発振周波数決定部品6は前
記マイコン1に内蔵されたコンデンサとにより、400
KHZで発振する。
【0016】7は、前記マイコン1の暴走を防ぐために
介入されたリセット回路で、該リセット回路7は前記マ
イコン1の保証動作電圧以下になると必ず動作するよう
になっている。
【0017】8は、治療周波数のパルスの発生周期、即
ち治療のパルス発生速さを変えるための治療周波数選択
回路で、該治療周波数選択回路8は、治療周波数選択用
ボリュームVR2と、前記マイコン1内蔵のコンパレー
タと、抵抗アレイRN1等によって構成され、治療周波
数選択スイッチVR2を可変することによって治療のパ
ルス発生速さを変えることができる。
【0018】9は、「たたく」と「もむ」の治療モード
の切り替えを行う治療モード選択スイッチで、該治療モ
ード選択スイッチ9は切り替えることにより前記マイコ
ン1内に信号を送り、それぞれの治療モードを選択して
出力することができる。
【0019】「たたく」モードは、図3に示す如く、治
療パルスが一つずつ周期的に発生するモードのことをい
う。また、「もむ」モードにおいては、図4に示す如
く、複数の治療パルスが時間の経過と共にパルス幅が大
きくなるようにしたソフトスタート部Aと、一定間隔で
パルスが発生するパルス発生部Bとによって組み合わせ
て構成されており、これらを一定間隔で休止部Cを挟ん
で繰り返している。
【0020】10は、治療パルスの極性をプラスかマイナ
ス、あるいは両極によって行うかの極性選択スイッチ
で、該極性選択スイッチ10を切り替えることにより前記
マイコン1内に信号を送り、それぞれの極性を選択して
出力することができる。これによって前記治療モード選
択回路9によって発生したパルス、即ち図3及び図4に
示したパルスをマイナスのみ発生させたり、プラスとマ
イナスを交互に発生させたりする働きをする。
【0021】11は、低周波電流による治療時間を決定す
るタイマ選択スイッチで、該タイマ選択スイッチ11を切
り替えることで治療時間を15分か30分の2種類に選
択できるようになっている。該タイマ選択スイッチ11
は、前記マイコン1内に信号を送り、マイコン1に内蔵
されたタイマ機能によって時間のカウントをすることに
より、治療時間を測定できるようになっている。該タイ
マ選択スイッチ11によって低周波電流による治療時間を
設定するが、これと同時に後述するヒータ制御回路17へ
の通電は、低周波による治療時間よりも短くなるように
前記マイコン1内のタイマ機能によって制御している。
即ち、このタイマ機能は、低周波電流による治療時間と
ヒータ制御回路17への通電時間との2つの時間制御を行
っている。前記マイコン1に内蔵されているタイマ機能
と前記タイマ選択スイッチ11とを合わせてタイマ手段と
いう。
【0022】12は、後述するヒータ18の温度を切り替え
る温熱モード選択スイッチで、該温熱モード選択スイッ
チ12を切り替えることにより前記マイコン1内に信号を
送り、それぞれの温熱モードで出力することができる。
【0023】13は、治療パルスに同期してLEDを点滅
させるためのLED表示回路である。
【0024】14は、前記マイコン1によって発振された
パルスを増幅する出力増幅回路で、該出力増幅回路14は
トランジスタQ1〜Q4とトランスT1等によって構成
されており、前記マイコン1から出力されるパルスを約
10倍に増幅させることができる。そして、増幅された
パルスはボリウムVR1からなる出力調整回路15によっ
て調整されて、前記出力ジャック5を介して電極16へ出
力され、人体の患部へと治療電流を送ることができる。
前記ボリウムVR1は電源スイッチSW1と連動してお
り、前記電源スイッチSW1投入後、徐々に出力を増や
していくことができる。前記出力増幅回路14と前記出力
調整回路15とを合わせて、治療電流発生回路19という。
【0025】17は、ヒータ18に接続され、該ヒータ18の
温度を調節するためにヒータ18への通電を制御するヒー
タ制御回路で、該ヒータ制御回路17はトランジスタQ5
等で構成されており、前記マイコン1からの信号により
トランジスタQ5のON、OFFによって制御される。
前記温熱モード選択スイッチ12が切の状態になっている
ときは、前記マイコン1からの信号は出力されず前記ヒ
ータ制御回路17は前記ヒータ18に対して通電しない。強
と弱の場合は前記ヒータ18にパルス的に通電を行い、強
の場合は弱と同一周期でパルス幅を弱よりも大きくして
実現している。そして、図5に示す如く、このヒータ制
御回路17は前記マイコン1からの信号によって通電され
てから時間の経過と共に徐々に前記ヒータ18への1パル
ス毎の通電時間を短くしていくようになっており、図7
に示す如く、短くしていくことにより、前記ヒータ18の
発熱を下げていく。この時、前記ヒータ18への通電によ
ってヒータ18が最も高い温度になるまでの時間を所定時
間とし、所定時間経過後からはヒータ18への通電時間パ
ルスの幅が短いので徐々に温度は下がっていく。上述す
るように、1パルス毎の通電時間を時間の経過と共に短
くしていってヒータ18の温度を下げていったが、図6に
示す如く、電圧を下げて温度を下げても構わない。
【0026】次に動作について説明する。
【0027】治療を行う場合、各々のスイッチ9、10、
11、12等によって治療モード、治療時間、治療極性等を
使用者の好みの値に設定し、出力調整回路15のボリウム
VR1によって出力を可変していく。この時、発振周波
数決定部品6によってマイコン1の発振周波数が決定さ
れ、マイコン1からパルスが出力される。そして、出力
増幅回路14によって増幅され、出力調整回路15によって
使用者の好みの出力で電極16より出力される。同時に、
温熱モード選択スイッチ12が切以外であれば、マイコン
1からヒータ制御回路17へも通電が行われ、ヒータ18へ
の通電も行われる。ヒータ18と電極16は接しているた
め、ヒータ18の温度上昇に伴って、電極16の温度も上昇
する。そして、電極16から患部に治療電流と温熱が与え
られ、患部の筋肉をほぐしていく。治療が進み、タイマ
選択スイッチ11によって選択された時間だけ治療電流が
流れたら、マイコン1から出力増幅回路14への信号が出
力停止し、自動的に治療電流は止まるようになってい
る。この時、温熱モード選択スイッチ12が弱及び強に入
っていれば、マイコン1内のタイマ機能によって、設定
された治療時間よりも早く、ヒータ制御回路17への通電
を断つようになっている。また、マイコン1からの信号
によってヒータ制御回路17を制御し、時間の経過と共
に、ヒータ18の温度が徐々に低くなっていく。
【0028】また、タイマ選択スイッチ11によって、設
定した時間がくるまでに出力調整回路15によって通電を
切ってしまった場合は、ヒータ18への通電はその時同時
に切れるようになっている。
【0029】以上のような構成により、マイコン1から
の信号によりヒータ制御回路17を制御し、マイコン1に
内蔵されたタイマ機能によって所定時間経過した後にヒ
ータ制御回路17に信号を送るのを止めるため、使用者が
使用中に眠ってしまい長時間ヒータ18から発熱して患部
が低温火傷になることがなく、また消費電力も最小限に
押さえることもできるという効果がある。
【0030】また、低周波電流による治療時間よりもヒ
ータ18を加熱する時間を短くしているため、治療時間が
経過し、患部が暖かくなっても、電極16が暖まり過ぎる
ことがなく、消費電力を最小限に押さえることができ
る。また、これによって低温火傷からも防ぐことができ
る。
【0031】更に、これらは所定時間経過後、治療時間
の経過とともにヒータ18の温度が下がるように制御した
ため、使用者の温度調整が楽になる他、使用者が勝手な
温度に設定して低温火傷になったりすることがなくな
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は、使用者が低温火傷になりにく
く安全で、消費電力を最小限に押さえることができる。
また、使い勝手がよい等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるブロック図である。
【図2】同回路図である。
【図3】同「たたく」モード時の出力波形の図である。
【図4】同「もむ」モード時の出力波形図である。
【図5】同ヒータの通電状態を示す図である。
【図6】他の実施例におけるヒータの通電状態を示す図
である。
【図7】本発明におけるヒータの温度変化を示す図であ
る。
【符号の説明】
14 出力増幅回路 15 出力調整回路 16 電極 18 ヒータ 17 ヒータ制御回路 11 タイマ選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61N 1/04 A61N 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療電流を発生する治療電流発生回路
    と、該治療電流発生回路から治療電流を人体に流すこと
    のできる電極と、該電極を加熱するヒータと、該ヒータ
    への通電を制御するヒータ制御回路とを備え、前記ヒー
    タ制御回路の前記ヒータへの通電時間を前記電極への通
    電時間よりも短くするタイマ手段を設けたことを特徴と
    する温熱式電気治療器。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ制御回路は、所定時間経過
    後、前記ヒータの温度が通電時間の経過と共に下がって
    いくように制御することを特徴とする請求項1記載の温
    熱式電気治療器。
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