JP3143134U - パワーショベル装着用油圧穿孔装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全で作業効率の高いパワーショベル装着用油圧穿孔装置を提供する。
【解決方法】円筒形の穿孔刃部を有する穿孔機を回転させる穿孔機回転用油圧モータと、前記穿孔機をガイドレールに沿って上下移動させる回動ネジ軸を回動させる穿孔機操作用油圧モータと、前記穿孔機操作用油圧モータの回動方向を切り替える回動方向切替電磁弁を備えた油圧穿孔装置をパワーショベルの先端に装着し、前記穿孔機を回転、下降させてコンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔するパワーショベル装着用油圧穿孔装置において、両油圧モータ3,6がパワーショベルの油圧源に接続され、前記回動方向切替電磁弁21がパワーショベルの直流電源に接続されてなり、かつ前記穿孔機作動中のパワーショベルのブームやアームの不測の動きを防止するため、前記ブームやアームを動かすジャッキへの油圧供給を絶つ電磁弁を装着する。
【選択図】図3
【解決方法】円筒形の穿孔刃部を有する穿孔機を回転させる穿孔機回転用油圧モータと、前記穿孔機をガイドレールに沿って上下移動させる回動ネジ軸を回動させる穿孔機操作用油圧モータと、前記穿孔機操作用油圧モータの回動方向を切り替える回動方向切替電磁弁を備えた油圧穿孔装置をパワーショベルの先端に装着し、前記穿孔機を回転、下降させてコンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔するパワーショベル装着用油圧穿孔装置において、両油圧モータ3,6がパワーショベルの油圧源に接続され、前記回動方向切替電磁弁21がパワーショベルの直流電源に接続されてなり、かつ前記穿孔機作動中のパワーショベルのブームやアームの不測の動きを防止するため、前記ブームやアームを動かすジャッキへの油圧供給を絶つ電磁弁を装着する。
【選択図】図3
Description
コンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穴を穿つための油圧穿孔装置、特にパワーショベルに装着して駆動するパワーショベル装着用油圧穿孔装置に関する。
従来より、鉄筋・鉄骨コンクリート構造物への穿孔作業には、円筒形の穿孔刃を回転させて穿孔するコアドリルが広く使用されてきた。
このコアドリルは、電動又は油圧駆動のモータの出力軸に装着された円筒形の回転刃を回転自在に支持するドリル本体と、ドリル本体を上下に移動可能に支持する支柱と、支柱が固定されるベースとでなり、穿孔対象物に突設されたアンカーボルトに前記ベースを固定して使用する固定式と、小型ガソリンエンジンで駆動され手押車に搭載しアスファルト道路等の複数箇所に移動して穿孔する移動式と、そして手持ちで前記アンカーボルト用の穴など小口径の穿孔に使用する電動の手持ち式とが知られている。
前記固定式のコアドリルは、コンクリート構造物にガス、電気、水道等の配管を挿通する貫通孔の穿設に使用されるほか、コンクリート構造物の改修、解体作業にも利用されている。そして電動コアドリルは、主に小口径の穿孔に使用され、大口径の穿孔が必要となるコンクリート構造物や岩盤の穿孔には油圧駆動のコアドリルが用いられる。
前記固定型コアドリルの用途の第1は、前述のように、コンクリート構造物にガス、電気、水道等の配管を挿通する貫通孔を穿設することであり、そのため所定の穿孔箇所に前記コアドリルの穿孔刃が正確に配置されることが必要となる。したがって、穿孔作業にあたっては、あらかじめ穿孔箇所にマーキングを施し、そのマーキングを目印にベースを固定するためのアンカーボルトを突設し、その後ベース、支柱、ドリル本体の順に装着する方法が採られてる。
このコアドリルは、電動又は油圧駆動のモータの出力軸に装着された円筒形の回転刃を回転自在に支持するドリル本体と、ドリル本体を上下に移動可能に支持する支柱と、支柱が固定されるベースとでなり、穿孔対象物に突設されたアンカーボルトに前記ベースを固定して使用する固定式と、小型ガソリンエンジンで駆動され手押車に搭載しアスファルト道路等の複数箇所に移動して穿孔する移動式と、そして手持ちで前記アンカーボルト用の穴など小口径の穿孔に使用する電動の手持ち式とが知られている。
前記固定式のコアドリルは、コンクリート構造物にガス、電気、水道等の配管を挿通する貫通孔の穿設に使用されるほか、コンクリート構造物の改修、解体作業にも利用されている。そして電動コアドリルは、主に小口径の穿孔に使用され、大口径の穿孔が必要となるコンクリート構造物や岩盤の穿孔には油圧駆動のコアドリルが用いられる。
前記固定型コアドリルの用途の第1は、前述のように、コンクリート構造物にガス、電気、水道等の配管を挿通する貫通孔を穿設することであり、そのため所定の穿孔箇所に前記コアドリルの穿孔刃が正確に配置されることが必要となる。したがって、穿孔作業にあたっては、あらかじめ穿孔箇所にマーキングを施し、そのマーキングを目印にベースを固定するためのアンカーボルトを突設し、その後ベース、支柱、ドリル本体の順に装着する方法が採られてる。
前記固定式コアドリルの位置決め方法では、所定の穿孔箇所に穿孔刃が正確に配置できる場合ばかりではない。したがって、穿孔刃を所定の穿孔位置に正確に配置できなかった場合には、ドリル本体や支柱が装着されたベースを移動させて再度位置調整をしなければならないが、重い装置の移動は容易でなく、穿孔作業の遅延原因となっていた。
そこで、上記のような問題を解決するために、様々な開発が行われており、例えば、特開平9−300115号公報には、「モータの出力軸への装着のもとでコアビットを回転自在に支持するドリル本体と、ドリル本体をスライド可能に支持する支柱と、支柱の固定されるベースと、を備え、穿孔対象物に突設されたアンカーボルトへのベースの固定のもとで、穿孔対象物に対して据え付けられるコアドリルにおいて、穿孔対象物のマーキングの施された穿孔中心から特定距離だけ離反した位置にアンカーボルトを突設し、多くとも支柱の取り付けられたベースの対応する挿通孔へのアンカーボルトの挿通を伴って、当該ベースを穿孔対象物に対して設置し、その引き出しによって先端の指示片でコアビットの中心線に相当する位置を指す芯出し治具を上記ベースから引き出して当該指示片を穿孔中心に一致させるとともに、その一致した位置での上記アンカーボルトの延出端へのナットの螺着によって、ベースを穿孔対象物に対して固定し、この固定されたベースの支柱に対するドリル本体の装着、および、ドリル本体へのコアビットの装着によって、コアドリルを穿孔対象物に対して据え付けるコアドリルの据え付け方法。」が開示されている。
特開平9−300115号公報
そこで、上記のような問題を解決するために、様々な開発が行われており、例えば、特開平9−300115号公報には、「モータの出力軸への装着のもとでコアビットを回転自在に支持するドリル本体と、ドリル本体をスライド可能に支持する支柱と、支柱の固定されるベースと、を備え、穿孔対象物に突設されたアンカーボルトへのベースの固定のもとで、穿孔対象物に対して据え付けられるコアドリルにおいて、穿孔対象物のマーキングの施された穿孔中心から特定距離だけ離反した位置にアンカーボルトを突設し、多くとも支柱の取り付けられたベースの対応する挿通孔へのアンカーボルトの挿通を伴って、当該ベースを穿孔対象物に対して設置し、その引き出しによって先端の指示片でコアビットの中心線に相当する位置を指す芯出し治具を上記ベースから引き出して当該指示片を穿孔中心に一致させるとともに、その一致した位置での上記アンカーボルトの延出端へのナットの螺着によって、ベースを穿孔対象物に対して固定し、この固定されたベースの支柱に対するドリル本体の装着、および、ドリル本体へのコアビットの装着によって、コアドリルを穿孔対象物に対して据え付けるコアドリルの据え付け方法。」が開示されている。
しかし、鉄筋・鉄骨コンクリート構造物の解体や岩盤の破砕等に使用する穿孔装置では、穿孔位置を厳密に特定する必要がなく、むしろ多数の箇所に効率よく穿孔できることが要求される。したがって、前記固定式のコアドリルのように穿孔対象物に突設されたアンカーボルトに固定して使用する穿孔装置では、移動の都度穿孔装置の位置決めとアンカーボルトによる固定が必要となり、作業効率は悪いものとなる。
また、作業効率を上げるために大型の穿孔装置が使われるが、大型の穿孔装置は、重量があり、かつ駆動には大型の油圧ユニットや高圧の商用電源が必要となる。
さらに、平坦な場所でないとベースの固定が困難で、形状が不揃いなコンクリート構造物や岩盤等の塊状体の場合には、必要な箇所に穿孔できない事態が生じるという問題があった。
そして、岩盤の破砕やコンクリート構造物の解体のほとんどが屋外作業であり、雑然とした作業場で行われ、その上作業者の手作業による操作が多く、大型の穿孔装置の駆動のために使用される商用電源による感電で、作業者が損傷を受ける恐れや、漏電による出火等の危険があった。
本考案は上記課題に鑑み、安全でかつ作業効率の高いパワーショベル装着用油圧穿孔装置を提供する。
また、作業効率を上げるために大型の穿孔装置が使われるが、大型の穿孔装置は、重量があり、かつ駆動には大型の油圧ユニットや高圧の商用電源が必要となる。
さらに、平坦な場所でないとベースの固定が困難で、形状が不揃いなコンクリート構造物や岩盤等の塊状体の場合には、必要な箇所に穿孔できない事態が生じるという問題があった。
そして、岩盤の破砕やコンクリート構造物の解体のほとんどが屋外作業であり、雑然とした作業場で行われ、その上作業者の手作業による操作が多く、大型の穿孔装置の駆動のために使用される商用電源による感電で、作業者が損傷を受ける恐れや、漏電による出火等の危険があった。
本考案は上記課題に鑑み、安全でかつ作業効率の高いパワーショベル装着用油圧穿孔装置を提供する。
本発明者は上記課題を下記の手段により解決した。
(1)回転円筒部とその先端に備えられた円筒形の穿孔刃部とでなる穿孔機と、該穿孔機を回転させる穿孔機回転用油圧モータと、前記穿孔機を固設する保持ブラケットと、該保持ブラケットをフレームに設けたガイドレールに沿って上下方向に移動させるための回動ネジ軸と、該回動ネジ軸を回動させる穿孔機操作用油圧モータと、前記穿孔機操作用油圧モータの回動方向を変更する回動方向切替用電磁弁と、前記フレームをパワーショベルに装着するためのアタッチメントとで構成された油圧穿孔装置を、前記アタッチメントによってパワーショベルの先端に装着してなり、前記穿孔機を前記穿孔機回転用油圧モータによって回転させるとともに、穿孔機操作用油圧モータによって下降させて、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔するパワーショベル装着用油圧穿孔装置において、両油圧モータがパワーショベルの油圧源に油圧供給パイプにより接続され、また前記回動方向切替用電磁弁がパワーショベルの直流電源に接続されてなり、
かつ、前記穿孔機の作動中にパワーショベルのブームやアームが不測の動きをして、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔が妨げられ、また作業者に危害を与えるのを防止するため、前記穿孔機が作動中にパワーショベルのブームやアームを動かすジャッキへの油圧供給を絶つ油圧供給遮断用電磁弁をパワーショベルに装着してなることを特徴とするパワーショベル装着用油圧穿孔装置。
(2)前記穿孔機回転用油圧モータ、及び穿孔機操作用油圧モータへ油圧を供給・遮断する穿孔機駆動弁の開閉に連動して、前記油圧供給遮断用電磁弁の開閉を行うスイッチをパワーショベルに備えてなることを特徴とする前項(1)に記載のパワーショベル装着用油圧穿孔装置。
(1)回転円筒部とその先端に備えられた円筒形の穿孔刃部とでなる穿孔機と、該穿孔機を回転させる穿孔機回転用油圧モータと、前記穿孔機を固設する保持ブラケットと、該保持ブラケットをフレームに設けたガイドレールに沿って上下方向に移動させるための回動ネジ軸と、該回動ネジ軸を回動させる穿孔機操作用油圧モータと、前記穿孔機操作用油圧モータの回動方向を変更する回動方向切替用電磁弁と、前記フレームをパワーショベルに装着するためのアタッチメントとで構成された油圧穿孔装置を、前記アタッチメントによってパワーショベルの先端に装着してなり、前記穿孔機を前記穿孔機回転用油圧モータによって回転させるとともに、穿孔機操作用油圧モータによって下降させて、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔するパワーショベル装着用油圧穿孔装置において、両油圧モータがパワーショベルの油圧源に油圧供給パイプにより接続され、また前記回動方向切替用電磁弁がパワーショベルの直流電源に接続されてなり、
かつ、前記穿孔機の作動中にパワーショベルのブームやアームが不測の動きをして、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔が妨げられ、また作業者に危害を与えるのを防止するため、前記穿孔機が作動中にパワーショベルのブームやアームを動かすジャッキへの油圧供給を絶つ油圧供給遮断用電磁弁をパワーショベルに装着してなることを特徴とするパワーショベル装着用油圧穿孔装置。
(2)前記穿孔機回転用油圧モータ、及び穿孔機操作用油圧モータへ油圧を供給・遮断する穿孔機駆動弁の開閉に連動して、前記油圧供給遮断用電磁弁の開閉を行うスイッチをパワーショベルに備えてなることを特徴とする前項(1)に記載のパワーショベル装着用油圧穿孔装置。
本考案のパワーショベル装着用油圧穿孔装置によって下記の効果が発揮される。
〈1〉 回転円筒部とその先端に備えられた円筒形の穿孔刃部とでなる穿孔機と、該穿孔機を回転させる穿孔機回転用油圧モータと、前記穿孔機を固設する保持ブラケットと、該保持ブラケットをフレームに設けたガイドレールに沿って上下方向に移動させるための回動ネジ軸と、該回動ネジ軸を回動させる穿孔機操作用油圧モータと、前記穿孔機操作用油圧モータの回動方向を変更する回動方向切替電磁弁と、前記フレームをパワーショベルに装着するためのアタッチメントとで構成された油圧穿孔装置を、前記アタッチメントによってパワーショベルの先端に装着してなり、前記穿孔機を前記穿孔機回転用油圧モータによって回転させるとともに穿孔機操作用油圧モータによって下降させてコンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔するパワーショベル装着用油圧穿孔装置において、両油圧モータがパワーショベルの油圧源に油圧供給パイプで接続され、また前記回動方向切替電磁弁がパワーショベルの直流電源に接続されているので、
従来の固定式コアドリルのように大型の油圧ユニットや商用電源の受電設備を備える必要がなく、また穿孔機をパワーショベルに装着して使用するので形状が不揃いのコンクリート構造物や岩盤等の塊状体にも、任意な位置に任意な角度で随時穿孔でき、かつ移動が容易なことから複数の箇所に穿設する必要がある前記コンクリート構造物や岩盤等の塊状体の解体撤去等の作業効率向上に大きく貢献できる。
〈2〉また、前記穿孔機の作動中にパワーショベルのブームやアームが不測の動きをして、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔が妨げられ、また作業者に危害を与えるのを防止するため、前記穿孔機が作動中にパワーショベルのブームやアームを動かすジャッキへの油圧供給を絶つ油圧供給遮断用電磁弁をパワーショベルに装着してなるので、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔作業が安全に行われ、作業効率の向上が図れる。
〈3〉前記油圧供給遮断用電磁弁の開閉が、前記穿孔機回転用油圧モータ、及び穿孔機操作用油圧モータへ油圧を供給・遮断する穿孔機駆動弁の開閉に連動して投入・切断動作をするパワーショベルに備えられたスイッチによって行われるので、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔と、パワーショベルのブームやアームの動き防止とが一つの操作によって行え、安全で操作性に優れたパワーショベル装着用穿孔装置が実現できる。
〈1〉 回転円筒部とその先端に備えられた円筒形の穿孔刃部とでなる穿孔機と、該穿孔機を回転させる穿孔機回転用油圧モータと、前記穿孔機を固設する保持ブラケットと、該保持ブラケットをフレームに設けたガイドレールに沿って上下方向に移動させるための回動ネジ軸と、該回動ネジ軸を回動させる穿孔機操作用油圧モータと、前記穿孔機操作用油圧モータの回動方向を変更する回動方向切替電磁弁と、前記フレームをパワーショベルに装着するためのアタッチメントとで構成された油圧穿孔装置を、前記アタッチメントによってパワーショベルの先端に装着してなり、前記穿孔機を前記穿孔機回転用油圧モータによって回転させるとともに穿孔機操作用油圧モータによって下降させてコンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔するパワーショベル装着用油圧穿孔装置において、両油圧モータがパワーショベルの油圧源に油圧供給パイプで接続され、また前記回動方向切替電磁弁がパワーショベルの直流電源に接続されているので、
従来の固定式コアドリルのように大型の油圧ユニットや商用電源の受電設備を備える必要がなく、また穿孔機をパワーショベルに装着して使用するので形状が不揃いのコンクリート構造物や岩盤等の塊状体にも、任意な位置に任意な角度で随時穿孔でき、かつ移動が容易なことから複数の箇所に穿設する必要がある前記コンクリート構造物や岩盤等の塊状体の解体撤去等の作業効率向上に大きく貢献できる。
〈2〉また、前記穿孔機の作動中にパワーショベルのブームやアームが不測の動きをして、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔が妨げられ、また作業者に危害を与えるのを防止するため、前記穿孔機が作動中にパワーショベルのブームやアームを動かすジャッキへの油圧供給を絶つ油圧供給遮断用電磁弁をパワーショベルに装着してなるので、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔作業が安全に行われ、作業効率の向上が図れる。
〈3〉前記油圧供給遮断用電磁弁の開閉が、前記穿孔機回転用油圧モータ、及び穿孔機操作用油圧モータへ油圧を供給・遮断する穿孔機駆動弁の開閉に連動して投入・切断動作をするパワーショベルに備えられたスイッチによって行われるので、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔と、パワーショベルのブームやアームの動き防止とが一つの操作によって行え、安全で操作性に優れたパワーショベル装着用穿孔装置が実現できる。
本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置を実施するための最良の形態を実施例の図に基づいて説明する。
図1は本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置の使用形態を示す図、図2は本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置の斜視図、図3は本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置の動作説明図、図4は本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置の油圧及び電気回路の系統図である。
図において1はパワーショベル装着用油圧穿孔装置、2は穿孔機、2aは回転円筒部、2bは穿孔刃部、3は穿孔機回転用油圧モータ、4は保持ブラケット、5は回転ネジ軸、6は穿孔機操作用油圧モータ、7はガイドレール、8はフレーム、9はアタッチメントであり、10はパワーショベル、11はパワーショベルのブーム、12はパワーショベルのアーム、13aは第1ジャッキ、13bは第2ジャッキ、13cは第3ジャッキ、20は穿孔機駆動弁、21は回動方向切替用電磁弁、22は油圧供給遮断用電磁弁、23はスイッチである。
図1は本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置の使用形態を示す図、図2は本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置の斜視図、図3は本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置の動作説明図、図4は本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置の油圧及び電気回路の系統図である。
図において1はパワーショベル装着用油圧穿孔装置、2は穿孔機、2aは回転円筒部、2bは穿孔刃部、3は穿孔機回転用油圧モータ、4は保持ブラケット、5は回転ネジ軸、6は穿孔機操作用油圧モータ、7はガイドレール、8はフレーム、9はアタッチメントであり、10はパワーショベル、11はパワーショベルのブーム、12はパワーショベルのアーム、13aは第1ジャッキ、13bは第2ジャッキ、13cは第3ジャッキ、20は穿孔機駆動弁、21は回動方向切替用電磁弁、22は油圧供給遮断用電磁弁、23はスイッチである。
本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置1は、図1に示すように、パワーショベル10のアーム12の先端に装着され、パワーショベル10から供給される油圧、及び直流電源によって駆動され、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔するものであり、図2に示すように、回転円筒部2aとその先端に備えられた円筒形の穿孔刃部2bとでなる穿孔機2と、該穿孔機2を回転させる穿孔機回転用油圧モータ3と、前記穿孔機2を固設する保持ブラケット4と、該保持ブラケットをフレーム8に設けたガイドレール7に沿って上下方向に移動させるための回動ネジ軸5と、該回動ネジ軸5を回動させる穿孔機操作用油圧モータ6と、前記穿孔機操作用油圧モータ6の回動方向を切り替える回動方向切替用電磁弁21と、前記フレーム8をパワーショベル10に装着するためのアタッチメント9とで構成されている。
そして、前記穿孔機2の作動中にパワーショベル10のブーム11やアーム12を動かす第1ジャッキ13a、第2ジャッキ13b、第3ジャッキ13cへ加えられた油圧の変動によって前記パワーショベル10のブーム11やアーム12が不測の動きを起こし、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔を妨げ、また作業者に危害を与えるのを防止するため、前記穿孔機2の作動中は、前記第1、第2、第3の各ジャッキ13a、13b、13cへの油圧供給を絶つための油圧供給遮断用電磁弁22、22、…(図4参照)をパワーショベルに装着し、かつ、前記穿孔機2の作動時に前記油圧供給遮断用電磁弁22、22、…のすべてを遮断するようパワーショベルの直流電源から直流電流を供給するスイッチ23を備えている。
また、前記スイッチ23の投入・切断が、前記穿孔機回転用油圧モータ3及び穿孔機操作用モータ6への油圧を供給する穿孔機駆動弁20と連動して行えるよう構成されることが好ましい。
また、前記スイッチ23の投入・切断が、前記穿孔機回転用油圧モータ3及び穿孔機操作用モータ6への油圧を供給する穿孔機駆動弁20と連動して行えるよう構成されることが好ましい。
本発明のパワーショベル装着用油圧穿孔装置1の動作を、図3、図4に基づいて説明する。
前記穿孔機2は、パワーショベル10の油圧源に連結駆動された穿孔機回転用油圧モータ3により回転円筒部2aの先端に備えられた円筒形の穿孔刃部2bを回転させるとともに、前記穿孔機操作用油圧モータ6によって回動ネジ軸5を回動させ、前記穿孔機2を保持する保持ブラケット4をフレーム8に設けたガイドレール7に沿って移動させることによって、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔していく。
穿孔し終えると、前記穿孔機操作用油圧モータ6を逆転して穿孔機2をコンクリート構造物や岩盤等の塊状体から離脱させる。
前記穿孔機操作用油圧モータ6の回転方向切替用電磁弁21の操作はパワーショベル10の直流電源から得ている。
そして、前記穿孔機2作動中にパワーショベル10のブーム11やアーム12の動きを止めるようパワーショベル10のブーム11やアーム1を動かす第1,第2、第3ジャッキ13a、13b、13cへの油圧供給回路を遮断する電磁弁22、22、…を装着し、かつ、前記電磁弁にパワーショベル10の直流電源を供給する回路に設けたスイッチ23を、前記穿孔機2の作動時には閉じて、前記油圧供給遮断用電磁弁22、22、…のすべてが閉鎖状態になるようにして、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔時にパワーショベル10のブーム11やアーム12が、第1、第2、第3の各ジャッキ13a、13b、13cにかかる油圧の変動によって動くのを防止し、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔が安定して行え、かつ、作業者への危害を与えることのない安全なパワーショベル装着用油圧穿孔装置を実現している。
また、前記スイッチ23と穿孔機2への油圧を供給する穿孔機駆動弁20とを連動可能にして、穿孔機2への油圧供給と同時に前記第1、第2、第3の各ジャッキ13a、13b、13cへの油圧供給を絶つようしておくことも好ましい。
前記穿孔機2は、パワーショベル10の油圧源に連結駆動された穿孔機回転用油圧モータ3により回転円筒部2aの先端に備えられた円筒形の穿孔刃部2bを回転させるとともに、前記穿孔機操作用油圧モータ6によって回動ネジ軸5を回動させ、前記穿孔機2を保持する保持ブラケット4をフレーム8に設けたガイドレール7に沿って移動させることによって、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔していく。
穿孔し終えると、前記穿孔機操作用油圧モータ6を逆転して穿孔機2をコンクリート構造物や岩盤等の塊状体から離脱させる。
前記穿孔機操作用油圧モータ6の回転方向切替用電磁弁21の操作はパワーショベル10の直流電源から得ている。
そして、前記穿孔機2作動中にパワーショベル10のブーム11やアーム12の動きを止めるようパワーショベル10のブーム11やアーム1を動かす第1,第2、第3ジャッキ13a、13b、13cへの油圧供給回路を遮断する電磁弁22、22、…を装着し、かつ、前記電磁弁にパワーショベル10の直流電源を供給する回路に設けたスイッチ23を、前記穿孔機2の作動時には閉じて、前記油圧供給遮断用電磁弁22、22、…のすべてが閉鎖状態になるようにして、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔時にパワーショベル10のブーム11やアーム12が、第1、第2、第3の各ジャッキ13a、13b、13cにかかる油圧の変動によって動くのを防止し、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔が安定して行え、かつ、作業者への危害を与えることのない安全なパワーショベル装着用油圧穿孔装置を実現している。
また、前記スイッチ23と穿孔機2への油圧を供給する穿孔機駆動弁20とを連動可能にして、穿孔機2への油圧供給と同時に前記第1、第2、第3の各ジャッキ13a、13b、13cへの油圧供給を絶つようしておくことも好ましい。
1:パワーショベル装着用油圧穿孔装置
2:穿孔機
2a:回転円筒部
2b:穿孔刃部
3:穿孔機回転用油圧モータ
4:保持ブラケット
5:回動ネジ軸
6:穿孔機操作用油圧モータ
7:ガイドレール
8:フレーム
9:アタッチメント
10:パワーショベル
11:パワーショベルのブーム
12:パワーショベルのアーム
13a:第1ジャッキ
13b:第2ジャッキ
13c:第3ジャッキ
20:穿孔機駆動弁
21:回転方向切替用電磁弁
22:油圧供給遮断用電磁弁
23:スイッチ
2:穿孔機
2a:回転円筒部
2b:穿孔刃部
3:穿孔機回転用油圧モータ
4:保持ブラケット
5:回動ネジ軸
6:穿孔機操作用油圧モータ
7:ガイドレール
8:フレーム
9:アタッチメント
10:パワーショベル
11:パワーショベルのブーム
12:パワーショベルのアーム
13a:第1ジャッキ
13b:第2ジャッキ
13c:第3ジャッキ
20:穿孔機駆動弁
21:回転方向切替用電磁弁
22:油圧供給遮断用電磁弁
23:スイッチ
Claims (2)
- 回転円筒部2aとその先端に備えられた円筒形の穿孔刃部2bとでなる穿孔機2と、該穿孔機2を回転させる穿孔機回転用油圧モータ3と、前記穿孔機2を固設する保持ブラケット4と、該保持ブラケットをフレーム8に設けたガイドレール7に沿って上下方向に移動させるための回動ネジ軸5と、該回動ネジ軸5を回動させる穿孔機操作用油圧モータ6と、前記穿孔機操作用油圧モータ6の回動方向を変更する回動方向切替用電磁弁21と、前記フレーム8をパワーショベル10に装着するためのアタッチメント9とで構成された油圧穿孔装置を、前記アタッチメント9によってパワーショベル10の先端に装着してなり、前記穿孔機2を前記穿孔機回転用油圧モータ3によって回転させるとともに、穿孔機操作用油圧モータ6によって下降させて、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体に穿孔するパワーショベル装着用油圧穿孔装置1において、両油圧モータ3、6がパワーショベル10の油圧源に油圧供給パイプにより接続され、また前記回動方向切替用電磁弁21がパワーショベル10の直流電源に接続されてなり、
かつ、前記穿孔機2の作動中にパワーショベル10のブーム11やアーム12が不測の動きをして、コンクリート構造物や岩盤等の塊状体への穿孔が妨げられ、また作業者に危害を与えるのを防止するため、前記穿孔機が作動中にパワーショベル10のブーム11やアーム12を動かすジャッキへの油圧供給を絶つ油圧供給遮断用電磁弁22をパワーショベル10に装着してなることを特徴とするパワーショベル装着用油圧穿孔装置。 - 前記穿孔機回転用油圧モータ3、及び穿孔機操作用油圧モータ6へ油圧を供給・遮断する穿孔機駆動弁20の開閉に連動して、前記油圧供給遮断用電磁弁22の開閉を行うスイッチ23をパワーショベルに備えてなることを特徴とする請求項1に記載のパワーショベル装着用油圧穿孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008002720U JP3143134U (ja) | 2008-04-25 | 2008-04-25 | パワーショベル装着用油圧穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008002720U JP3143134U (ja) | 2008-04-25 | 2008-04-25 | パワーショベル装着用油圧穿孔装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3143134U true JP3143134U (ja) | 2008-07-10 |
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ID=43293095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008002720U Expired - Lifetime JP3143134U (ja) | 2008-04-25 | 2008-04-25 | パワーショベル装着用油圧穿孔装置 |
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JP (1) | JP3143134U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017057677A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 都建設株式会社 | バックホウ、バックホウ用アタッチメント、および、水道管切断方法 |
JP2019049196A (ja) * | 2018-12-18 | 2019-03-28 | 株式会社村上工業 | 地中杭破砕方法 |
CN110778304A (zh) * | 2019-08-20 | 2020-02-11 | 上海中联重科桩工机械有限公司 | 旋挖钻机控制系统及旋挖钻机 |
JP2022524131A (ja) * | 2019-03-19 | 2022-04-27 | ソ キム,ジョン | コアドリル制御装置 |
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2008
- 2008-04-25 JP JP2008002720U patent/JP3143134U/ja not_active Expired - Lifetime
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