JP3142872U - 汎用性エンジン系統の洗浄・冷却液再生装置 - Google Patents

汎用性エンジン系統の洗浄・冷却液再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】汎用性を有し、コンパクトでエンジン系統の洗浄、廃冷却水の再生処理もでき、作業性も良好でランニングコストも安価な、環境によいエンジン系統の洗浄・再生装置を提供すること。
【解決手段】エンジン系統の洗浄・再生装置は、ダイヤフロム系ポンプ1、複数のフィルター2、3が直列に接続され、該フィルターの端部からエンジン系統へ接続しうる接続部9及び前記ダイヤフロム系ポンプ1をエアーコンプレッサー7と接続するための接続部8を有する冷却水ろ過装置Iと該ろ過装置と分離されて配置される外部タンク部IIとからなるエンジン系統の洗浄・再生装置であって、前記外部タンク部IIは、車種に応じて適宜の容積のタンクが選択されて使用することができると共に、前記冷却水ろ過装置Iは、車種に共通なアタッチメントを介してエンジン系統に接続し得る。
【選択図】図1

Description

本考案は、汎用性エンジン系統の洗浄・冷却液再生装置に関し、更に詳しくは、本考案は、装置がコンパクトで、小型車から大型車まで対応し得、かつ作業性も一段と良好で経済的な汎用性エンジン系統の洗浄・冷却液再生装置に関するものである。
従来、自動車のエンジンの冷却系統の洗浄と共に冷却水を再生する、いわゆるエンジン系統の洗浄・再生装置は、知られているが、このような洗浄・再生装置は、自動車の種類によって使用が制限される。具体的には乗用車では冷却水の量が3〜10リットルであり、またトラックでは、10〜45リットルであり、更にバスなどでは、80リットルの用量が必要なため、これらの用量の冷却水をそれぞれ循環させる能力を有する動力ポンプが使用されている(特許文献1参照)。一方、自動車のエンジンの洗浄後の廃液と冷却水の廃液とを別途廃液処理を行う方法があり、この場合には、冷却機関の洗浄装置と冷却水の再生装置をそれぞれ別々に購入して使用しているのが現状である。
前述の如きエンジン系統の洗浄・再生装置は、自動車のエンジン系統に接続して使用されるが、それぞれ自動車の種類によって次の如く扱い方が異なる。乗用車の場合は、前記のエンジン系統の洗浄・再生装置の接続方法は、3通りあり、第1は、ヒーター・ホースから再生液を注入し、サーモスタットを通さないで迂回して注入し、ラジエーターキャップから装置に戻し、循環ろ過させる方法。第二は、ラジエーター・アッパーホースを外し、エンジン側から冷却液を注入し、サーモスタットに水圧で隙間を開けてエンジンブロック、ヒーターコア、ラジエーターなどの隅々まで循環させラジエーター側から装置に戻し循環ろ過する方法(特許文献2参照)。その三は、ラジエーターキャップを開けてその入口に入路と排出路をつくり、エンジンの熱でサーモスタットを開けて冷却液を注入し、循環・ろ過する方法(特許文献3参照)。

特許第3165020号(特許請求の範囲、図1) 特開2003−138942(特許請求の範囲、図3) 特開平5−296042号公報(段落0003)
しかしながら、前述のようなエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置において、前述の第1の方法であるヒーター・ホースから再生液を注入し、ヒーターコア、エンジンブロックを通り、サーモスタットを通さないで迂回してラジエーターキャップから装置に戻し、循環ろ過させる方法では、ポンプの容量を大きくすれば乗用車から大型トラックやバスまで対応することができるが、乗用車の場合、設計上、ヒーター・ホースの取り付け位置が悪く、作業がし難く汎用性に乏しいという問題がある。また第2の方法でであるラジエーター・アッパーホースを外し、エンジン側から冷却液を注入し、サーモスタットに水圧で隙間を開けて隅々まで循環させラジエーター側からろ過装置に戻し循環ろ過する方法は、エアーポンプの作業性及び洗浄性がよいものの、トラックやバス等の大型車の場合には冷却系統の複雑性から適用し難く、また大型車の如く45〜80リットルの冷却水を処理するのは時間的にも非現実的である。更に第3の方法であるラジエーターキャップを開けてその入口に入路と排出路をつくり、エンジンの熱でサーモスタットを開けて冷却液を注入し
、循環・ろ過する方法にあっては、流量が極端に少なく、作業性が非常に悪いという問題がある。
このように、前述のエンジン系統の洗浄・再生装置は、一長一短があり乗用車には適用できてもトラックやバスには適用できない場合や逆にトラックやバスには適用できても乗用車には不向きであったり、また廃液処理はできてもエンジン系統の洗浄ろ過ができなかったりし、更には、エンジン系統の洗浄・再生装置の容積も大きく、重量もあるので、作業性がわずらわしいばかりか車種によって接続用アタッチメントも異なるなど種々の問題あった。そこで、本考案者は、従来の装置の問題点について種々検討し、汎用性を有し、コンパクトでエンジン系統の洗浄ができるばかりでなく冷却水の廃液の再生処理もでき、更には作業性も良好でランニングコストも安価なエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置を製作すべく研究を続けた結果、既存の装置から冷却水用タンクを分離し、エンジン系統の洗浄には、車種に応じたタンクを用意して廃液再生処理も同一装置でアタッチメントを交換するだけで行うことができる簡易な装置を得るに至った。
したがって、本考案が解決しようとする課題は、汎用性を有し、コンパクトでエンジン系統の洗浄ができるばかりでなく冷却水の廃液の再生処理もでき、廃棄処理して環境を汚染することなく、更に作業性も良好でランニングコストも安価なエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置を提供することにある。
本考案の上記課題は、以下の各考案によってそれぞれ達成される。
(1)ダイヤフロム系ポンプ、複数のフィルターが直列に接続され、該フィルターの端部からエンジン系統へ接続しうる接続部及び前記ダイヤフロム系ポンプをエアーコンプレッサーと接続するための接続部を有する冷却水ろ過装置と該ろ過装置と分離されて配置される外部タンク部とからなるエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置であって、前記外部タンク部は、車種に応じて適宜の容積のタンクが選択されて使用することができると共に、前記冷却水ろ過装置は、車種に共通なアタッチメントを介してエンジン系統に接続し得ることを特徴とする汎用性エンジン系統の洗浄・冷却液再生装置。
(2)フィルターに接続されているホースは、エンジン系統のアッパーホースに接続されることを特徴とする前記第1項に記載のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置。
(3)フィルターに接続されているホースは、エンジン系統のヒーターホースに接続されることを特徴とする前記第1項又は第2項に記載のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置。
(4)前記冷却水ろ過装置と該ろ過装置と分離されて配置される冷却水廃液貯蔵用の大容量の外部タンク部の組合せからなることを特徴とする冷却水廃液処理装置。
(5)外部タンク部が、冷却水用の複数の小型外部タンクの組合せからなることを特徴とする前記第4項に記載の冷却水廃液処理装置。
本考案によれば、ダイヤフロム系ポンプ、複数のフィルターが直列に接続され、該フィルターの端部からエンジン系統へ接続しうる接続部及び前記ダイヤフロム系ポンプをエアーコンプレッサーと接続するための接続部を有する冷却水ろ過装置と該ろ過装置と分離されて配置される外部タンク部とからなるエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置であって、前記外部タンク部は、車種に応じて適宜の容積のタンクが選択されて使用することができると共に、前記冷却水ろ過装置は、車種に共通なアタッチメントを介してエンジン系統に接続し得ることにより、冷却水ろ過装置と外部タンク部とが分離して配置されているので、冷却水ろ過装置が軽量かつコンパクトでエンジン系統の洗浄ができるばかりでなく冷却水の廃液の再生処理もでき、廃棄処理して環境を汚染することなく、更に作業性も良好でラ
ンニングコストも安価であるという非常に優れた効果を奏するものである。
また本考案の第2項に記載のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置において、フィルターに接続されているホースは、エンジン系統のアッパーホースに接続されることにより、通常は温度が上がると開くサーモスタットに水圧を掛けて冷却期間内を隅々まで循環させることにより、2t車や4t車のトラック又は乗用車のエンジン系統の洗浄ができるばかりでなく冷却水の廃液の再生処理もでき、廃棄処理して環境を汚染することなく、更にコンパクトで作業性も良好であり、ランニングコストも安価であるという極めて優れた効果を奏するものである。
本考案の第3項に記載のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、前記第1項又は第2項において、フィルターに接続されているホースは、エンジン系統のヒーターホースに接続されることにより、4t車や10t車のトラック、又はバスのエンジン系統の洗浄ができるばかりでなく冷却水の廃液の再生処理もでき、大量の廃棄物がでて環境を汚染するということがなく、更にコンパクトで作業性も良好であり、ランニングコストも安価であるという極めて優れた効果を奏するものである。
また本考案の第4項に記載のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、前記冷却水ろ過装置と該ろ過装置と分離されて配置される冷却水廃液貯蔵用の大容量の外部タンク部の組合せからなることにより、大量の廃冷却水の再生ができ、廃棄物として廃棄されることがないので、環境を汚染するということがない。更にコンパクトで作業性も良好であり、ランイニングコストも安価であるという極めて優れた効果を奏するものである。
本考案の第5項のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、第4項に記載の発明において、外部タンク部が、冷却水用の複数の小型外部タンクの組合せからなることにより、外部タンク毎に廃冷却水の再生ができ、廃棄物として廃棄されることがなく再生されて再使用されるので、環境を汚染するということがない。更にコンパクトで作業性も良好であり、ランニングコストも安価であるという極めて優れた効果を奏するものである。
以下、本考案を図面を用いて具体的に説明するが、本考案は、以下に説明する具体的事例に限定されるものではない。図1は、本考案で用いられるエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置を示す図面である。図1において、本考案のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、冷却水ろ過装置Iと外部容器IIとの任意の組合せからなる。冷却水ろ過装置Iは、ダイヤフロムポンプ1、フィルター2、フィルター3がこの順に接続されており、更にフィルター3の出口側のパイプはエンジン系統への接続部を有している。またダイヤフロムポンプ1へ接続されているホースaは、エアー圧計4を介してコンプレッサー7に接続するための接続部8を有している。更にダイヤフロムポンプ1とフィルター2を接続するホースcは、水圧計5を有している。ここに用いられるフィルターとしては、複数のフィルターが並列して接続されており、例えば、2つのフィルター2、3が接続される場合には、ろ過粒子の大きさの異なるフィルターを組み合わせることが好ましく、具体的には、一例として、フィルター2は、25μ以上の粒子をろ過するフィルターよく、またフィルター3は、5μ以上の粒子をろ過するフィルターよい。
一方、外部タンク(又は容器)部IIとしては、特に限定されるものではなく、冷却水の注入乃至導入が可能であればよく、好ましくはホースの径より大きい径を有する開口を有するものがよい。具体的には、20リットルポリタンク程度の大きさがよく、外部タンク6としては、20リットルポリタンクが使用される場合が多い。作業上からいえば、二つの孔61、62を有するものが好ましい。この外部タンク6には、使用に際し、呼び水として冷却水の30〜50%の濃度の希釈液(呼び水)23を入れて置くことが好ましい。
図1のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、更にエンジン系統IIIに使用した例を示しており、エンジン系統IIIは、エンジンブロック10にヒーターコア12がヒーターホース13及びヒーター・ホース14がそれぞれ接続されており、更にラジエーター11がアッパーホース15及びロワーホース16がそれぞれ接続された構造からなる。このエンジン系統IIIでは、冷却水がラジエーター11、エンジンブロック10、ヒーターコア12の間を循環してエンジンを冷却する。通常、エンジンを始動すると、冷却水はロワーホース16をとおり、エンジンブロック10を通りヒーターホース14を通って、更にヒーターコア12へ流入し、ヒーターホース13を通って再びエンジンブロック10を通り、ヒーターホース15からラジエーター11へ流入する如く循環する。
本考案のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、エンジン系統IIIに接続して使用されるが、具体的には、まず、ラジエーター11には、冷却水がアッパーホース15より上部まで入っている場合が多いので、アッパーホース15を外す前にラジエーターキャップ17を外してアッパーホース15の接続部15bの下に液面がくるまでその一部の冷却水を抜き取る。このような冷却水を抜き取る方法は、ダイヤフロムポンプ1から伸びたホースeの端部をラジエーターキャップ17を外してその入り口から入れ、またフィルターから伸びる接続部9に接続されたホースdは、外部タンク6に入れる。吸引時には、この差換えを行う。ついで、アッパーホース15のラジエーター側を外し、接続部9に接続されているホースdをアッパーホース15の端部15aに接続する。また、ダイヤフロムポンプ1から伸びたホースeは、外部タンク6の孔62に挿入し、ホースeの末端を液中に沈める。一方、ラジエーター側の接続部15bには、ホースfを接続すると共に、この他端を外部タンク6のもう一方の孔61に挿入し、このホースfの末端は、液面より上方に配置する。このようにエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置をエンジン系統IIIに接続した後、更にダイヤフロムポンプ1の接続部8に、外部に設けられているエアーコンプレッサー7のホースaを接続する。なお、接続部には、接続用アタッチメントを有することはいうまでもない。
このように、本考案のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置をエンジン系統III接続した後、エアーコンプレッサー7を稼動すると、アッパーホース15から冷却水がサーモスタット18を介して流入して、エンジンブロック10、ヒーターコア12、ラジエーター11を循環することにより、エンジン系統IIIを洗浄し、循環させた汚れた冷却水は、外部タンク6に導入される。更に外部タンク6の冷却水は、ダイヤフロムポンプ1によりフィルター2、3へ送り込まれ、ここで冷却水中の浮遊物をろ過する。ろ過された冷却水は、再びホースdを通ってアッパーホース15を経てエンジン系統IIIへ循環する。エンジン系統の洗浄・ろ過を終了した後、ラジエーター11に再生剤を添加し、作業を終了する。この再生剤は、冷却液の一部の消耗した薬剤を補い、金属イオンも除去するものである。エンジン系統IIIの洗浄・再生に際し、ホースdをラジエーター11のアッパーホース15を外し、そのアッパーホース15の接続部15aに接続し、サーモスタット18を介して冷却水を導入する場合は、好ましくは2t車、4t車のトラックや乗用車に適している。
図2は、本考案のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置を大型車に適用した例を示す図面である。図2において、本考案のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、図1に示したエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置と同じものを使用する。図2のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、更にエンジン系統として、大型車に搭載されているエンジン系統IVを示しており、エンジン系統IVは、エンジンブロック10にヒーターコア12がヒーターホース13及びヒーター・ホース14でそれぞれ接続されており、更にラジエーター11はアッパーホース15及びロワーホース16がそれぞれ接続された構造からなる。このエンジン系統IVでは、冷却水がラジエーター11、エンジンブロック10、ヒータ
ーコア12の間を循環してエンジンを冷却する。通常、エンジンを始動すると、冷却水はロワーホース16をとおり、エンジンブロック10を通り、ヒーターホース14から更にヒーターコア12へ流入し、ヒーターホース13を通って再びエンジンブロック10を通り、アッパーホース15からラジエーター11へ流入する如く循環する。
本考案のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置は、エンジン系統IVに接続して使用されるが、具体的には、まず、ヒーター・ホース13のエンジンブロック側の接続部13bを外し、ヒーター・ホース13の外した側の端部13aに、接続部9に接続されているホースdを接続する。一方、エンジンブロック10の接続部13bには、ホースfを接続すると共に、この他端を外部タンク6のもう一方の孔61に挿入し、このホースfの末端は、液面より上方に配置する。ダイヤフロムポンプ1から伸びたホースeは、外部タンク6に入れる。このようにエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置をエンジン系統IVに接続した後、更にダイヤフロムポンプ1の接続部8に、外部に設けられているエアーコンプレッサー7のホースaを接続する。なお、接続部には、接続用アタッチメントを有することはいうまでもない。
このように、本考案のエンジン系統の洗浄・再生装置をエンジン系統IV接続した後、エアーコンプレッサー7を稼動すると、ホースdからヒーター・ホース13を介して冷却水が流入して、ヒーターコア12を洗浄し、ついでヒーター・ホース14を通ってエンジンブロック10に流入し、該エンジンブロック10内を洗浄し、アッパーホース15を通ってラジエーター11へ流入する。ラジエーター11を洗浄し、更に冷却水はエンジンブロック10に入り、更に洗浄しながら、洗浄後の汚れた冷却水は、ホースfを通って外部タンク6に導入される。この際、エンジンを回転させるが、エンジンの回転は、冷却水をエンジン系統IVの隅々まで行き渡るように循環させるためである。更に外部タンク6の冷却水は、ダイヤフロムポンプ1によりフィルター2、3へ送り込まれ、ここで冷却水中の浮遊物をろ過する。ろ過された冷却水は、再びホースdを通ってヒーター・ホース13を経てヒーターコア12に入り、循環する。エンジン系統の洗浄・ろ過を終了した後、ラジエーター11に再生剤を添加し、作業を終了する。この再生剤は、冷却液の一部の消耗した薬剤をラジエータキャップ17を外して注入することにより補うものである。エンジン系統IVの洗浄・冷却液再生に際し、ホースdをヒーターコア12のヒーター・ホース13を外し、そのヒーター・ホース13の接続部13aに接続して冷却水を導入する場合は、好ましくは大型車、特に4t車、10t車などのトラックやバスなどに適している。この場合は、冷却水の流れは、エンジンの回転により冷却水の流れと同方向である。
図3は、本考案のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置を用いて廃冷却水の再生を行う際、大型の外部タンクを用いた例を示す図面である。図3において、冷却水ろ過装置Iのホースeを外部タンク6として廃冷却水の入ったドラム缶6の孔61に挿入し、その末端を液中に沈める。一方、接続部9から伸びたホースdは、同ドラム缶6のホースeを挿入した孔61へ挿入し、その末端は液面より上にくるように配置する。その後、エアーコンプレッサー7のホースaを接続部8に接続し、エアーコンプレッサー7を稼動して廃冷却水の再生を行う。得られた再生液に添加剤を添加して再生冷却水を得る。外部タンクとして、ドラム缶程度の容量の大きさの容器を用いる場合もすべての水冷エンジンの再生冷却水として用いられ、これにより簡単に廃冷却水が再生され、環境を汚染することなく地球環境に極めて好ましいものである。
図4は、本考案のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置を用いて廃冷却水の再生を行う際、小型の外部タンクを用いた例を示す図面である。図4において、2個の小型の外部タンク6a、6bを用意し、そのうち一方には、廃冷却水が入っている。廃冷却水ろ過装置Iのホースeを外部タンク6として廃冷却水の入ったドラム缶6bの孔62aに挿入し、その末端を液中に沈める。一方、他方のタンク6aには、接続部9から伸びたホースdを
挿入し、その末端は液面より上にくるように配置する。その後、エアーコンプレッサー7のホースaを接続部8に接続し、エアーコンプレッサー7を稼動して廃冷却水の再生を行う。得られた濾過液に添加剤を添加してそのまま冷却水の再生品として市販することができる。このように外部タンクとして、作業性がよく使い勝手がよく、これにより簡単に廃冷却水が再生され、そのまま再生品として使用され、環境を汚染することなく地球環境に極めて好ましいものである。更にコストダウンを図るためには、チェックバルブを必要としない吐出圧ポンプを用いることが好ましい。
本考案のエンジン系統の洗浄・再生装置は、小型車や大型車の区別をすることなく、各種の車両の冷却水の洗浄・再生に使用されるばかりでなく、廃棄されていた廃冷却水の再生処理の分野にも好ましく使用され、多種の用途がある。
本考案で用いられるエンジン系統の洗浄・再生装置を示す図面である。 本考案のエンジン系統の洗浄・再生装置を大型車に適用した例を示す図面である。 本考案のエンジン系統の洗浄・再生装置を用いて、廃冷却水処理した例を示す図面である。 本考案のエンジン系統の洗浄・再生装置を用い、かつ小型の外部タンクを用いた例を示す図面である。
符号の説明
1 ダイヤフロム系ポンプ
2、3 フィルター
4 エアー圧計
5 水圧計
6、6a、6b 外部タンク
61、62、61a、62a 孔(入口又は出口)

7 外部エアーコンプレッサー
8、9 接続部
10 エンジンブロック
11 ラジエーター
12 ヒーターコア
13、14 ヒーター・ホース
13a ヒーター・ホース端部
13b エンジンブロック側接続部
15 アッパーホース
15a、アッパーホース端部
15b ラジエーター側接続部
16 ロワーホース
17 ラジエーターキャップ
18 サーモスタット
23 希釈液
a、b、c、d、e、f ホース
I 冷却水ろ過装置
II 外部タンク
III、IV エンジン系統

Claims (5)

  1. ダイヤフロム系ポンプ、複数のフィルターが直列に接続され、該フィルターの端部からエンジン系統へ接続しうる接続部及び前記ダイヤフロム系ポンプをエアーコンプレッサーと接続するための接続部を有する冷却水ろ過装置と該ろ過装置と分離されて配置される外部タンク部とからなるエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置であって、前記外部タンク部は、車種に応じて適宜の容積のタンクが選択されて使用することができると共に、前記冷却水ろ過装置は、車種に共通なアタッチメントを介してエンジン系統に接続し得ることを特徴とする汎用性エンジン系統の洗浄・冷却液再生装置。
  2. フィルターに接続されているホースは、エンジン系統のアッパーホースに接続されることを特徴とする請求項1に記載のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置。
  3. フィルターに接続されているホースは、エンジン系統のヒーターホースに接続されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン系統の洗浄・冷却液再生装置。
  4. 前記冷却水ろ過装置と該ろ過装置と分離されて配置される冷却水廃液貯蔵用の大容量の外部タンク部の組合せからなることを特徴とする冷却水廃液処理装置。
  5. 外部タンク部が、冷却水用の複数の小型の外部タンクの組合せからなることを特徴とする請求項4に記載の冷却水廃液処理装置。
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