JP3142183B2 - 曲り桝 - Google Patents
曲り桝Info
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Description
る下水道管の屈曲部分に設置される曲り桝に関する。
事が各地で行われている。そして、下水道管を埋設する
場合、その管径に応じて所定の間隔で桝体が設置され
る。この桝体は、上流側に流入口部、下流側に流出口
部、上部に点検口がそれぞれ形成され、上端部が蓋体に
て閉塞されてマンホールが形成されている。
設される大口径の下水道管の場合には、コンクリート製
の大型の桝体が用いられている。一方、住宅地などの幅
の狭い道路下には下水道管、ガス管、電線管などが錯綜
状態に埋設され、大型の桝体を設置するのが困難である
ため、このような狭い場所には小型の塩化ビニル樹脂製
の桝体が用いられるようになってきた。そして、この小
型の塩化ビニル樹脂製の桝体を大量に製造する場合に
は、良好な品質を均一に得られる射出成型法が採られて
いる。
れる小型の塩化ビニル樹脂製の桝体は、その屈曲部分の
角度に適応し得るように、種々の屈曲角度を有する曲り
桝を製造しなければならず、このように多種の曲り桝を
少量ずつ製造する場合には、金型コストの高い射出成型
法でなく、金型コストの安いブロー成型法が採られてい
る。
ー成型法で曲り桝を製造するには、まず塩化ビニル樹脂
製のパイプを加熱して、軟化状態にし、中央部を屈曲し
た後、パイプを金型中に挿入し、次いでパイプ内部に圧
縮空気を徐々に注入してパイプを膨脹させる工程が採ら
れる。しかしながら、軟化状態にしたパイプを屈曲した
とき、パイプの屈曲部の曲率中心側すなわち内側は肉厚
になってしわが生じ、このしわが製品にも残存するた
め、図5に示される曲率半径が比較的小さな曲り桝1で
は、屈曲部の曲率中心側2にしわが生じ、見栄えが悪く
なり、製品価値が減ずる。
大きくしてゆるやかに屈曲させる方法があるが、図5に
示される曲り桝3のように、曲率半径を大きくすると、
前記曲り桝1と同一の屈曲角度θを得るためには流入口
4と流出口5の間の距離を長くして製品自体を大きく形
成しなければならず、製造コストがかさむという問題点
を有し、さらに、流入口4と流出口5の間の距離が長く
なるので、掃除口6から曲り桝3の内部に鏡体を挿入
し、地上から曲り桝3の流入口4、流出口5に接続した
下水道管(図示せず)の内部を目視により点検する際
に、点検し難くなるという問題点も有している。
で、曲率半径が比較的小さくコンパクトでしかも屈曲部
にしわが生じない曲り桝を提供することを目的とする。
口部と流出口部との間を所定角度に屈曲し、上部に掃除
口を形成した曲り桝において、屈曲部の曲率中心側を曲
率中心に向かって膨出させて膨出部を形成したものであ
る。
に、まず、塩化ビニル樹脂など合成樹脂製のパイプを加
熱して軟化させ、中央部を所定角度に屈曲した後に、こ
のパイプを金型に挿入する。そして、パイプを屈曲した
とき、屈曲部の曲率中心側にはしわが生じる。
入し、パイプを金型内面まで膨脹させて曲り桝を製造す
る。このとき、パイプのしわ部分は曲り桝の膨出部に対
応する金型の膨出部まで拡張されるので、しわが消失す
る。
照して説明する。
により一体に形成された塩化ビニル樹脂など合成樹脂製
の桝本体で、この桝本体11は、口径L1 約150 〜300mm
を有する略円筒状で、一端部には流入口部12が拡径した
受口として形成され、他端部には流出口部13が差口とし
て形成され、流入口部12と流出口部13との間には所定の
角度θ、例えば60°で屈曲された屈曲部14が形成されて
いるとともに、上部には略楕円状の掃除口部15がほぼ垂
直に突設されている。
合接続される掃除口本体で、この掃除口本体16と掃除口
部15とにより掃除口17が形成される。
において所定の曲率半径rを有し、さらに軸線aよりも
曲率中心c側すなわち内方側に位置する内方側周面は曲
率中心cに向かって膨出され膨出部18が形成されてい
る。また、この膨出部18は、掃除口部15が略楕円状とな
るように、中央部18a が最大に膨出され、前記口径L1
よりも膨出幅L2 だけ曲率中心cに向かって膨出されて
いる。
置する屈曲部14の両端側上周面には、流入口部12および
流出口部13にそれぞれ向かって膨出した膨出側部19,20
がそれぞれ形成され、例えば、この膨出側部19は、流入
口部12の軸線a側近傍が最大に膨出され、膨出幅L4 だ
け流入口部12に向かって膨出されている。
面には、環状の弾性リング21が嵌着された係合凹溝22が
形成されている。
脂など合成樹脂にて形成され、上部が拡径され、下部内
周面には係合凹部23が凹設され、この係合凹部23を前記
桝本体11の掃除口部15の外周面に嵌合接続するようにな
っている。
が掃除口本体16と桝本体11との境界面には塗着されてい
る。
せず)が嵌合接続され、地表面近傍まで立ち上げられて
蓋体(図示せず)にて閉塞されている。
は、桝本体11の外部形状と略同一の内部形状を有し、か
つ略軸中心を境に上部と下部に開閉できるように形成さ
れた金型(図示せず)と、桝本体11の口径L1 と等しい
口径を有するパイプ(図示せず)とを準備する。なお、
この金型の桝本体11の掃除口部15に対応する部分の上面
は閉塞されている。
せ、中央部を屈曲し、金型下部に挿入する。
じ、パイプの両端をプラグなどにて閉塞し、パイプ内部
に圧縮空気を徐々に注入し、パイプを膨脹させて、図4
に示す桝本体予備体25を製造する。
ら切断して、桝本体11を製造する。
際に、パイプの屈曲部の曲率中心c側は、膨出部18に対
応する金型の膨出部に沿って拡張され、膨出されるの
で、桝本体11の屈曲部14の曲率中心c側にしわが生じる
ことがない。このため、桝本体11の屈曲部14の曲率半径
rを比較的小さく設定した場合でも、しわが生じない桝
本体11をブロー成型法で容易に製造することができ、コ
ンパクトな曲り桝製品が得られる。
屈曲部14を他の部分より更に膨出させて、膨出側部19,
20をそれぞれ形成することにより、掃除口17から掃除用
具を挿入する際、流入口部12側または流出口部13側の管
路に入り易くすることができる。
掃除口部15の外周面に掃除口本体16を嵌合接着して曲り
桝を形成し、この曲り桝を現場に設置する。そして、蓋
体を取り外し、掃除口管、掃除口本体16、掃除口部15を
介して、桝本体11の流入口部12、流出口部13に接続され
る下水道管(図示せず)の内部を容易に掃除でき、ま
た、上方から桝本体11内に鏡体を挿入すると、この鏡体
を利用して、接続された下水道管の内部を地上から目視
により容易に検査することができる。特に、本実施例の
掃除口部15は略楕円状に形成され、すなわち長軸の長さ
L3 は屈曲部14の口径L1 よりかなり長く形成され、か
つ短径L5 も口径L1 より膨出幅L2 だけ長く、開口面
積が広く形成されているので、掃除、検査が一層容易に
なる。
部15を楕円状に形成したものについて説明したが、本発
明はこれに限られるものではなく、掃除口部15を例えば
円形状に形成することができる。
部12を内周面に弾性リング21が装着された受口としたも
のについて説明したが、弾性リングなしの受口とした
り、受口を回動自在に形成することができる。さらに、
上記実施例では、桝本体11の流出口部13を差口にしたも
のについて説明したが、受口にすることができる。
径の小さな曲り桝をブロー成型で製造する際に、屈曲部
の曲率中心側にしわが生じることはなく、コンパクトな
曲り桝を得ることができる。
る。
説明正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 流入口部と流出口部との間を所定角度に
屈曲し、上部に掃除口を形成した曲り桝において、 屈曲部の曲率中心側を曲率中心に向かって膨出させて膨
出部を形成したことを特徴とする曲り桝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04327911A JP3142183B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 曲り桝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04327911A JP3142183B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 曲り桝 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06173328A JPH06173328A (ja) | 1994-06-21 |
JP3142183B2 true JP3142183B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=18204377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04327911A Expired - Lifetime JP3142183B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 曲り桝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142183B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP04327911A patent/JP3142183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06173328A (ja) | 1994-06-21 |
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