JP3141960U - 商品表示具 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品表示具が商品陳列棚から抜け落ちないように商品陳列棚の棚板の溝に支持片を挿入し固定することができる商品表示具を提供することを目的とする。
【解決手段】上面の前端近傍に幅方向に延びる溝42が形成された商品陳列棚38の棚板40の該溝42に下方に向けて端部を有する支持片18の該端部が挿入されることによって前記商品陳列棚38に固定される商品表示具10において、前記支持片18の前記溝42に挿入される部分の後方側には、支持片18の素材よりも軟質な素材から構成された突起20が形成されていることを特徴とする商品表示具である。
【選択図】図2
【解決手段】上面の前端近傍に幅方向に延びる溝42が形成された商品陳列棚38の棚板40の該溝42に下方に向けて端部を有する支持片18の該端部が挿入されることによって前記商品陳列棚38に固定される商品表示具10において、前記支持片18の前記溝42に挿入される部分の後方側には、支持片18の素材よりも軟質な素材から構成された突起20が形成されていることを特徴とする商品表示具である。
【選択図】図2
Description
本考案は、上面の前端近傍に幅方向に延びる溝が形成された商品陳列棚の棚板の該溝に下方に向けて端部を有する支持片の該端部が挿入されることによって前記商品陳列棚に固定される商品表示具に関するものである。
スーパーマーケットやデパートなどの量販店において、陳列されている商品についての商品内容を表示するものとして、例えば、図5に示す商品表示具50などがあり、この商品表示具50は、上面の前端近傍に幅方向に延びる溝58が形成された商品陳列棚54の棚板56に固定されるよう構成されている。すなわち、この商品表示具50は、下方に向けて端部を有する支持片52が形成されており、この支持片52の端部が棚板56の溝58に挿入されることによって前記商品陳列棚54に固定されるよう構成されている(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3135542号
しかしながら、支持片52の端部を抜き差しすることを重ねると、例えば、溝58が広がり、図6に示されるように、棚板56上からの商品の出し入れなどの商品陳列作業時に、商品が商品表示具50に当たり商品表示具50に前方向の力60が加わることにより、支持片52は前方向にたわみ、溝58から抜け落ちやすくなるという問題がある。
そこで、本考案は、商品が当たった際に商品表示具が商品陳列棚から抜け落ちるのを可及的に防止する商品表示具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案に係る商品表示具は、上面の前端近傍に幅方向に延びる溝が形成された商品陳列棚の棚板の該溝に下方に向けて端部を有する支持片の該端部が挿入されることによって前記商品陳列棚に固定される商品表示具において、前記支持片の前記溝に挿入される部分の後方側には、支持片の素材よりも軟質な素材から構成された突起が形成されていることを特徴とする。
以上のように、本考案に係る商品表示具によれば、商品表示具の後方から商品が当たると、支持片の挿入している部分は、後方に揺動し、その際に支持片の後方側に形成された突起は、溝の後方側の面に当たるが、その際、突起は、支持片の素材よりも軟質な素材から構成されているので、変形することによってその動作を吸収して商品表示具が商品陳列棚から抜け落ちるのを可及的に防止する。
本考案においては、前記突起は、下方に向かって先細りとなるテーパ面を有することが好ましく、これにより、棚板の溝に支持片を挿入するのが容易になる。
以上のように、本考案によれば、商品が当たった際に商品表示具が商品陳列棚から抜け落ちるのを可及的に防止する商品表示具を提供することができる。
次に、本考案に係る商品表示具の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る商品表示具の斜視図、図2は、本実施例に係る商品表示具が商品陳列棚に固定される状態を示す右側面断面図、図3は、支持片の挿入される部分の右側面拡大断面図、図4は、本実施例に係る商品表示具が商品陳列棚に固定された状態を示す右側面断面図である。
本実施例に係る商品表示具10は、その前面側に設けられるとともに、幅方向に延びる帯状に形成された商品表示具本体16と、商品表示具本体16を商品陳列棚38の棚板40に対して支持固定する支持片18と、を備え、商品表示具本体16は、その上段側に形成され、商品の情報等を示すカードを挟持可能なカード挟持部12と、その下段側に形成され、商品の情報等を示す液晶のPOP表示部13(図3参照)を保持可能な保持部14と、を備えている。
カード挟持部12は、幅方向に延びる帯状に形成され、板状の商品カードの背面側を支持するカード支持板24と、カード支持板24と同様に幅方向に延びる帯状に形成されるとともに、カード支持板24の前面側に設けられて、板状の商品カードの前面側に当接してカード支持板24とともに板状の商品カードを挟持する押え板22と、を備え、これらカード支持板24と押え板22は、一方の下端を上方へ折り返し、上方が開口して挟持する商品カードを挿入して挟持するように一体に形成されている。カード支持板24の内側の上端近傍には、内側に突出する山なり部27が形成されており、この山なり部27により挿入されたカードが抜け落ちるのを防止することができる。カード押さえ板22は、後述のように透明な素材から構成されているので、挿入されたカードは、外側から認識可能である。
保持部14は、カード挟持部12と同様に幅方向に延びるとともに、前方側に開口する断面コの字状に形成されている。保持部14の断面コの字の上面には、下方に突出する上部突出片28が幅方向に延びて形成され、その下面には、上方に突出する下部突出片30が幅方向に延びて形成されており、断面コの字の開口部32(図2参照)に直方体状のPOP表示部13(図4参照)が挿入された際に、これら上部突出片28及び下部突出片30がPOP表示部13と係合して保持するように構成されている。上部突出片28は、他の箇所よりも軟質な素材によって構成されている。
支持片18は、カード支持板24の上端から後方に屈曲する屈曲部33、及び屈曲部33から後方に延びる接続部15を介して配置され、接続部15の後端から屈曲して下方に延在している。支持片18は、その下端及びその近傍が商品陳列棚38の棚板40の上面の前端近傍に形成された溝42に挿入可能に構成されており、その溝42に挿入する部分18Aの前方側には、幅方向に延びる断面半円状の突起19が形成されており、後方側の突起19よりも下方の位置には、突起20が形成されている。突起20は、支持片18などの素材よりも軟質な素材から構成されており、下方に向かって先細りとなる平面状のテーパ面21を有している。このテーパ面21により、商品陳列棚38の棚板40に形成されている溝42に容易に挿入することができる。突起19と突起20のそれぞれの頂点を通る支持片18の面と平行な面の間隔は、溝42よりも若干広く形成されており、このため、支持片18は、突起20が溝42の後方側の面に押圧された状態で溝42に挿入され、突起20が挿入された部分18Aの揺動を吸収するよう構成されている。また、支持片18の挿入する部分18Aの上端には、幅方向に延在するフランジ34が前方及び後方に突出しており、このフランジ34によって支持片18の挿入を規制するとともに、商品表示具本体16の支持を安定させることができる。
本発明に係る商品表示具10において、突起20、上部突出片28及び屈曲部33以外の部分は、PETなどの比較的硬質な合成樹脂から構成され、突起20、上部突出片28及び屈曲部33は、その比較的硬質な合成樹脂と接着性に優れたエラストマーなど柔軟な素材で構成されており、これらは、二色成型によって一体成型される。
本発明に係る商品表示具10において、商品表示具本体16は、上段側にカード挟持部12、下段側に保持部14を備えているが、商品の情報等を示すカードや液晶表示が可能なものであれば、どのような構成であってもよく、いずれか一方のみを表示する構成であっても良い。
10・・・商品表示具
12・・・カード挟持部
14・・・保持部
16・・・商品表示具本体
18・・・支持片
20・・・突起
21・・・テーパ面
38・・・商品陳列棚
40・・・棚板
42・・・溝
12・・・カード挟持部
14・・・保持部
16・・・商品表示具本体
18・・・支持片
20・・・突起
21・・・テーパ面
38・・・商品陳列棚
40・・・棚板
42・・・溝
Claims (3)
- 上面の前端近傍に幅方向に延びる溝が形成された商品陳列棚の棚板の該溝に下方に向けて端部を有する支持片の該端部が挿入されることによって前記商品陳列棚に固定される商品表示具において、
前記支持片の前記溝に挿入される部分の後方側には、支持片の素材よりも軟質な素材から構成された突起が形成されていることを特徴とする商品表示具。 - 前記突起は、下方に向かって先細りとなるテーパ面を有することを特徴とする請求項1記載の商品表示具。
- 前記突起は、前記溝の壁面によって押圧された状態で前記支持片が挿入されるよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の商品表示具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001468U JP3141960U (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 商品表示具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001468U JP3141960U (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 商品表示具 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011053696A Continuation JP5336535B2 (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | 商品表示具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3141960U true JP3141960U (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=43291996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008001468U Ceased JP3141960U (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 商品表示具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141960U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012090854A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Tanahashi Kogyo Kk | 仕切板、陳列棚板、及び商品陳列ユニット |
-
2008
- 2008-03-13 JP JP2008001468U patent/JP3141960U/ja not_active Ceased
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012090854A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Tanahashi Kogyo Kk | 仕切板、陳列棚板、及び商品陳列ユニット |
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