JP3141942U - オーブン用蒸し器 - Google Patents
オーブン用蒸し器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3141942U JP3141942U JP2008001077U JP2008001077U JP3141942U JP 3141942 U JP3141942 U JP 3141942U JP 2008001077 U JP2008001077 U JP 2008001077U JP 2008001077 U JP2008001077 U JP 2008001077U JP 3141942 U JP3141942 U JP 3141942U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oven
- steamer
- steam
- cup
- holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cookers (AREA)
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Abstract
【課題】蒸気発生設備等の専用の蒸し調理設備を使用せずとも、既存のオーブンを使って蒸し調理を行うことができるオーブン用蒸し器を提供する。
【解決手段】蒸し水を貯留し得る容器本体1と、容器本体1内に着脱自在に収容され、蒸し調理すべき食材を入れたカップを着脱自在に保持する保持体2と、容器本体1上に被せる蓋体3とを備えており、保持体2にカップを嵌め入れ可能な複数の嵌合孔23を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】蒸し水を貯留し得る容器本体1と、容器本体1内に着脱自在に収容され、蒸し調理すべき食材を入れたカップを着脱自在に保持する保持体2と、容器本体1上に被せる蓋体3とを備えており、保持体2にカップを嵌め入れ可能な複数の嵌合孔23を設けた。
【選択図】図1
Description
本考案は、オーブンを使って蒸し調理を行うためのオーブン用蒸し器に関する。
周知のとおり、蒸しパン、饅頭、しゅうまい等の食材の蒸し調理は、食材を入れた蒸籠(せいろ)内に蒸気を導いて行ったり(下記特許文献1参照)、食材を多段に収容可能なラックケース内に蒸気を導いて行っている(下記特許文献2参照)。
従来、蒸し調理を行うための蒸気は、一般家庭のようにコンロでお湯を沸かして発生させる場合は別として、例えば、レストラン、ベーカリー、給食センター等の業務用の厨房施設においては、専用の蒸気発生設備を用いて発生させているのが実情であり、その分、設置コストがかかり、また、設置スペースを割かなければならなかった。
本考案は、蒸気発生設備等の専用の蒸し調理設備を使用せずとも、既存のオーブンを使って蒸し調理を行うことができるオーブン用蒸し器を提供することにある。
本考案は、オーブンで加熱してカップ内の食材を蒸し調理するオーブン用蒸し器であって、蒸し水を貯留し得る容器本体と、該容器本体内に着脱自在に収容され、前記カップを着脱自在に保持する保持体と、該容器本体上に被せる蓋体と、を備え、前記保持体に、前記カップを嵌合可能な複数の嵌合孔が設けられていることを特徴としている。
また、本考案は、前記複数の嵌合孔が、隣り合う嵌合孔同士が一定間隔をあけて設けられていることを特徴とする。
更にまた、本考案は、前記保持体が板材により構成され、該板材に前記嵌合孔が開設されていることを特徴とする。
更にまた、本考案は、前記各嵌合孔の周縁部に複数の蒸気孔が開設されていることを特徴とする。
更にまた、本考案は、前記複数の蒸気孔が、隣り合う蒸気孔同士が一定間隔をあけて開設されていることを特徴とする。
本考案に係るオーブン用蒸し器によれば、各嵌合孔にカップを嵌め入れるだけで、簡単かつ確実に複数の食材の位置決めを行うことができる。したがって、オーブン用蒸し器をオーブン内に搬入する際に食材が蒸し器内で移動してしまうこともなく、食材の偏在によって蒸しムラを招くこともない。
また、複数の嵌合孔を一定間隔をあけて設ければ、食材に対する蒸気の回りをより均等にすることができ、複数の食材に対してより均等な蒸し調理を行うことができる。
また、保持体を板材により構成し、各嵌合孔の周縁部に複数の蒸気孔を開設すれば、これらの蒸気孔を通して各食材の周囲へ優先的に蒸気を導くことができる。このことで、オーブンの上部熱源による上方からの加熱によって食材の上部が乾燥するのを有効に防ぐことができる。したがって、オーブンの上部熱源による加熱を積極的に利用することができ、より短時間に十分な量の蒸気を用いた蒸し調理を行うことができる。
また、複数の蒸気孔を一定間隔をあけて設ければ、食材に対してより均等に蒸気を導くことができ、より均等な蒸し調理を行うことができる。
本実施形態のオーブン用蒸し器10は、図1に示すように、蒸し水を貯留し得る容器本体1と、容器本体1内に着脱自在に収容可能な保持体2と、容器本体1上に着脱自在に被せ得る蓋体3と、から構成されている。
容器本体1は、上方が開口したアルミ材製の浅底の容器であり、矩形平板材から成る底部11と、この底部11を囲む周壁部12とから構成されている。この容器本体1内に蒸し調理のための蒸し水が貯留される。
保持体2は、蒸し調理すべき食材F(図2)を収容したカップCを保持するものであり、矩形平板材から成る保持部21と、この保持部21を所定高さに支える脚部22とから構成されている。本実施形態の保持体2は、アルミ材製の平板材を曲げ加工して一体に構成されている。
保持体2の保持部21には、上記カップCを嵌合可能な複数の嵌合孔23が開設されている。本実施形態では、複数の嵌合孔23が、隣り合う嵌合孔23同士が一定間隔をあけて開設されている。なお、本実施形態の嵌合孔23は円形に形成されているが、カップCの形状に応じて種々の形状を採用し得る。
また、保持体2の保持部21には、各嵌合孔23の周縁部に複数の蒸気孔24が開設されている。本実施形態では、複数の蒸気孔24が、隣り合う蒸気孔24同士が一定間隔をあけて円形に一列に開設されている。さらに、保持部21の端部には、例えば保持体2を容器本体1に着脱する際に指先等を引っ掛けるための引掛孔25が開設されている。
蓋体3は、矩形平板材から成る天板部31と、この天板部31を囲む鍔部32とから構成されている。本実施形態の蓋体3はアルミ材により構成されている。容器本体1内に保持体2を収容した状態で、蓋体3を容器本体1上に被せることができる。
以下、図2及び図3を参照しながら、本実施形態のオーブン用蒸し器10を用いた蒸し調理の手順について説明する。
まず、蒸し調理すべき食材Fを予めカップC内に入れて準備しておく。次に、容器本体1内に適当量の蒸し水Wを入れるとともに、容器本体1内に保持体2を収める。次いで、保持体2の各嵌合孔23内に、食材Fを入れたカップCを嵌め入れる。そして、容器本体1上に蓋体3を被せる。
その後、図2に示すように、オーブン用蒸し器10をそのまま、オーブン4の炉41内の焼床42上に載置し、扉43を閉じる。そして、オーブン4を作動させ、オーブン4の下部熱源44と上部熱源45とによってオーブン用蒸し器10全体を加熱する。このことで、図3に示すように、蒸し水Wが加熱されて蒸気Sが発生し、カップC内の食材Fが蒸し調理されるのである。
このように本実施形態のオーブン用蒸し器10にあっては、保持体2にカップCを嵌合可能な複数の嵌合孔23が設けられているので、これら嵌合孔23にカップCを嵌め入れるだけで、簡単かつ確実に複数の食材Fの位置決めを行うことができる。したがって、例えばオーブン用蒸し器10をオーブン4内に搬入する際に、食材Fが蒸し器内で移動してしまうこともなく、食材Fの偏在によって蒸しムラを招くこともない。
また、本実施形態のオーブン用蒸し器10にあっては、隣り合う嵌合孔23同士が一定間隔をあけて開設されているので、食材Fに対する蒸気Sの回りをより均等にすることができ、複数の食材Fに対してより均等な蒸し調理を行うことができる。
また、本実施形態のオーブン用蒸し器10にあっては、保持体2の保持部21が板材により構成され、各嵌合孔23の周縁部に複数の蒸気孔24が開設されているので、図3に示すように、保持体2の上方空間において、蒸気孔24を通して各食材Fの周囲へ優先的に蒸気Sを導くことができる。このことで、オーブン4の上部熱源45による上方からの加熱によって食材Fの上部が乾燥するのを有効に防ぐことができる。したがって、本実施形態のオーブン用蒸し器10によれば、オーブン4の上部熱源45による加熱を積極的に利用することができ、より短時間に十分な量の蒸気Sを用いた蒸し調理を行うことができる。
また、上部熱源45により蓋体3が加熱されるので、蓋体3の内面が結露することがなく、水滴が食材Fに滴下して蒸しムラの原因になることもない。
また、本実施形態のオーブン用蒸し器10にあっては、隣り合う蒸気孔24同士が一定間隔をあけて開設されているので、食材Fに対してより均等に蒸気Sを導くことができ、このことによっても、より均等な蒸し調理を行い得る。
以上、本実施形態のオーブン用蒸し器10について説明したが、本考案はその他の形態でも実施することができる。
例えば、上記実施形態では、カップCを嵌合孔23で保持する保持体2を平板材から構成しているが、本考案はこれに限定されるものではなく、図4に示すように、保持体5を線材51から構成しても良い。カップCを保持する嵌合孔52も、線材51をリング状に曲げ加工して形成されている。この保持体5によっても、嵌合孔52内にカップCを嵌め入れるだけで、簡単かつ確実に複数の食材の位置決めを行うことができる。
また、本考案に係るオーブン用蒸し器は、例えばトンネルオーブン等にも適用することができることは勿論である。
また、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づいて種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内でいずれかの考案特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良く、また、一体に構成されている考案特定事項を複数の部材から構成したり、複数の部材から構成されている考案特定事項を一体に構成した形態で実施しても良い。
10 オーブン用蒸し器
1 容器本体
2、5 保持体
23、52 嵌合孔
24 蒸気孔
3 蓋体
4 オーブン
C カップ
F 食材
W 蒸し水
1 容器本体
2、5 保持体
23、52 嵌合孔
24 蒸気孔
3 蓋体
4 オーブン
C カップ
F 食材
W 蒸し水
Claims (5)
- オーブンで加熱してカップ内の食材を蒸し調理するオーブン用蒸し器であって、
蒸し水を貯留し得る容器本体と、
該容器本体内に着脱自在に収容され、前記カップを着脱自在に保持する保持体と、
該容器本体上に被せる蓋体と、を備え、
前記保持体に、前記カップを嵌合可能な複数の嵌合孔が設けられていることを特徴としたオーブン用蒸し器。 - 前記複数の嵌合孔が、隣り合う嵌合孔同士が一定間隔をあけて設けられている請求項1記載のオーブン用蒸し器。
- 前記保持体が板材により構成され、該板材に前記嵌合孔が開設されている請求項1または請求項2記載のオーブン用蒸し器。
- 前記各嵌合孔の周縁部に複数の蒸気孔が開設されている請求項3記載のオーブン用蒸し器。
- 前記複数の蒸気孔が、隣り合う蒸気孔同士が一定間隔をあけて開設されている請求項4記載のオーブン用蒸し器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001077U JP3141942U (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | オーブン用蒸し器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001077U JP3141942U (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | オーブン用蒸し器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3141942U true JP3141942U (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=43291978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008001077U Expired - Fee Related JP3141942U (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | オーブン用蒸し器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141942U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109682225A (zh) * | 2019-02-18 | 2019-04-26 | 贾先锋 | 一种冷凝回收蒸汽系统 |
-
2008
- 2008-02-27 JP JP2008001077U patent/JP3141942U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109682225A (zh) * | 2019-02-18 | 2019-04-26 | 贾先锋 | 一种冷凝回收蒸汽系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5906211B2 (ja) | 加熱調理容器 | |
US8960081B2 (en) | Steam cooking apparatus | |
US20110000380A1 (en) | Food steamer | |
US4649811A (en) | Steam cooking device | |
US20120258224A1 (en) | Cooking assembly | |
KR20090065484A (ko) | 직화 가열용 조리기구 | |
US4702160A (en) | Steam cooking device | |
EP2936001A1 (en) | An oven comprising a cooking pot | |
JP3141942U (ja) | オーブン用蒸し器 | |
KR20120034851A (ko) | 구이,찜 겸용 조리기 | |
JP6467570B2 (ja) | ガスコンロのグリル庫用陶磁器製調理器 | |
JP2007267872A (ja) | 調理器具 | |
JP2010172351A (ja) | 輻射鍋 | |
BR102019007157A2 (pt) | dispositivo e método para aquecimento por micro-ondas com inversão | |
JP3224257U (ja) | 加熱調理器具の蓋体 | |
US10765250B1 (en) | Steam cooking apparatuses with invertible steaming insert baskets and controlled venting lids | |
JP2012516741A (ja) | 調理容器 | |
US20200297162A1 (en) | Apparatus for cooking food | |
KR101605253B1 (ko) | 뚝배기 | |
US20120017777A1 (en) | Multifunctional Bread Maker | |
US2576313A (en) | Food steam cooker | |
KR200299164Y1 (ko) | 찜 요리를 위한 조리기구 | |
US20150190009A1 (en) | Insulated Baking Pan | |
CN220588113U (zh) | 烹饪装置及热源保护部件 | |
KR20080002806U (ko) | 다용도 요리기. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080424 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110507 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140507 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |