JP3141704B2 - エアバッグ制御装置 - Google Patents

エアバッグ制御装置

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JP3141704B2
JP3141704B2 JP06239285A JP23928594A JP3141704B2 JP 3141704 B2 JP3141704 B2 JP 3141704B2 JP 06239285 A JP06239285 A JP 06239285A JP 23928594 A JP23928594 A JP 23928594A JP 3141704 B2 JP3141704 B2 JP 3141704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽微な自車両と前方物
標との衝突および高速での自車両と前方物標との衝突の
識別を容易にして、エアバッグの点火を判断するための
しきい値の設定の処理負荷を軽減することにより、チュ
ーニング工数を減らすエアバッグ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に乗務している乗員の安全を
確保するために、運転席および助手席に自車両と前方の
先行車両等(前方物標)との衝突時に瞬時にエアバッグ
を作動させるエアバッグ制御装置が装備され始めてい
る。上記エアバッグ制御装置は、例えば自車両と前方の
先行車両等との衝突の際に発生する減速度を積分して当
該積分値がしきい値を越えると自車両と前方の先行車両
等とが衝突したと判断してエアバッグを点火させる。
【0003】ここで、図9を用いて従来のエアバッグ制
御装置の制御を説明する。加速度センサーから減速度が
入力されるとエアバッグ制御装置は、当該減速度を積分
して、積分値47としきい値(TH/L)とを比較し、
図中t0 時間経過後に積分値47がしきい値を越えると
エアバッグを点火させる。上記エアバッグの点火の制御
においては、自車両と前方の先行車両等との衝突の初期
には高速の減速度が発生し、次第に低速の減速度になっ
て行く。従って、上記しきい値(TH/L)は、自車両
と前方の先行車両等との衝突の初期には高い値に設定さ
れ、所定時間経過後に一定の値に設定されるため、図中
TH/L(しきい値)を可変にする必要があった。ま
た、自車両がラフロードを走行または縁石等にのり上げ
る場合は、加速度センサーから入力される減速度が積分
され、当該積分値がしきい値に近づくため、ラフロード
等を走行してもエアバッグを点火しないようにしきい値
を設定する必要があった。
【0004】また、従来のエアバッグ制御装置としては
特開平3ー114944号公報が開示されている。上記
特開平3ー114944号公報は、加速度センサーから
の低周波数検出信号を積分して車速情報値を求め、中間
周波数検出信号の絶対値を積分してその累積値を衝突態
様情報値として求める。求めた車速情報値と衝突態様情
報値とを加算して加算値がしきい値を越えるとエアバッ
グを点火させる。これにより、部品コスト、組立コスト
等を低減して軽微な自車両と前方の先行車両等との衝突
および高速での自車両と前方の先行車両等との衝突の識
別が可能にできるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3ー114944号公報に開示されたエアバッグ制御装
置は、車両の減速度の積分値と減速度に含まれる振動成
分の積分値に対して、それぞれ独自のしきい値を設ける
ものであった。このため、高速での自車両と前方の先行
車両等との衝突と低速での衝突とを区別するのが容易で
はなかった。
【0006】また、設定するしきい値は高速での自車両
と前方の先行車両等とが衝突する場合は作動時間を早め
る必要があるために、自車両と前方の先行車両等とが衝
突してからの経過時間に伴い変える必要があった。例え
ば、タイマー等を用いて各時間におけるしきい値を計算
するため、しきい値の設定処理の負担が増加するもので
あった。更に、チューニングの際、自車両と前方の先行
車両等とが衝突してからの時間を考慮してしきい値を設
定する必要があるため、チューニング工数の増加を招来
する可能性があり、従来から改善が要望されていた。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、しきい値の設定を簡
易化して、チューニング工数の増加を防止することによ
り、作業工程の簡略化を図るエアバッグ制御装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、図1のクレーム対応図を用いて、請求項1記載の第
1の発明は、自車両に設置した加速度センサーから当該
自車両と前方物標との衝突時の衝撃により発生する減速
度を検出し、当該検出された減速度から当該加速度セン
サーのドリフト分を除去するドリフト除去手段101
と、このドリフト除去手段101によりドリフト分の除
去後の減速度の高周波成分を除去する高周波成分除去手
段103と、この高周波成分除去手段103により高周
波成分の除去後の減速度の振動成分を抽出し、当該抽出
後の振動成分の絶対値を取る絶対値抽出手段105と、
この絶対値抽出手段105により抽出された振動成分の
絶対値と前記高周波成分除去手段により高周波成分の除
去された減速度とを加算する加算手段107と、この加
算手段107により加算された加算値としきい値とから
エアバッグの点火の要否を判断するエアバッグ制御装置
109において、前記加算手段107により加算された
加算値からオフセット量を減算し、当該減算後の減速度
を積分する減算積分手段111とを備えたことを要旨と
する。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、前記減算積
分手段111のオフセット量は、車両毎に異なることを
要旨とする。
【0010】
【作用】上述の如く構成すれば、第1の発明は、ドリフ
ト除去手段101により自車両に設置した加速度センサ
ーから当該自車両と前方物標との衝突時の衝撃により発
生する減速度が検出され、当該検出された減速度から当
該加速度センサーのドリフト分が除去される。ドリフト
分が除去されると高周波成分除去手段103によりドリ
フト分の除去後の減速度の高周波成分が除去される。振
動成分が除去されると絶対値抽出手段105により除去
された後の減速度の振動成分が抽出され、当該抽出後の
振動成分の絶対値が取られる。絶対値が取られた後に加
算手段107により絶対値抽出手段により抽出された振
動成分の絶対値と前記高周波成分除去手段により高周波
成分の除去された減速度とが加算される。加算後、減算
積分手段111により加算された加算値からオフセット
量を減算し、当該減算後の減速度を積分するので、しき
い値の設定を簡易化して、チューニング工数の増加を防
止することにより、作業工程の簡略化を図ることができ
る。
【0011】第2の発明は、前記減算積分手段111の
オフセット量は、車両毎に異なるので、車種に応じたし
きい値の設定が可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】本発明に係るエアバッグ制御装置は、図2
および図3に示すように、ステアリングホイール1の中
央に設置されたエアバッグモジュール3を作動させるた
めのエアバッグ点火信号を形成するものである。そのた
めに、上記エアバッグ制御装置には、車室内に設置した
1つの加速度センサー5にはバッテリー7から給電され
ている。
【0014】次に、本発明のエアバッグ制御装置を備え
たエアバッグセンサーユニットの制御を図4のブロック
図を用いて説明する。
【0015】上記エアバッグ制御装置はエアバッグセン
サーユニットのマイコンと加速度センサーをソフトウエ
アにより制御するものである。
【0016】また、エアバッグ制御装置は、加速度検出
部9、ハイパスフィルタ11、ロウパスフィルタ13、
ハイパスフィルタ15、絶対値演算部17、加算部1
9、減算部21、積分部23、比較部25およびオア回
路部35の各機能を備えている。加速度検出部(以下、
G/Pという。)9は、自車両と前方の先行車両等との
衝突の際に発生する減速度を検出してA/D変換後にハ
イパスフィルタ11に出力する。本実施例ではエアバッ
グを点火する対象の減速度は、衝突の規模が大きく、且
つ、継続する減速度である。なお、自車両と前方の先行
車両等との衝突の継続時間は、150msec程度であ
る。
【0017】上記ハイパスフィルタ(以下、HPFとい
う。)11は、センサーの電気的要素の時間的または温
度的な変動であるドリフト分を除去する。ロウパスフィ
ルタ(以下、LPFという。)13は、自車両と前方の
先行車両等との衝突で発生する減速度の高周波成分を除
去する。ハイパスフィルタ(以下、HPFという。)1
5は、LPF13から出力される減速度の基本波(3〜
5Hz)に含まれている振動成分の抽出を行う。絶対値
演算部17は、HPF15においてLPF13に出力の
基本波(3〜5Hz)に含まれている振動成分が抽出さ
れた当該振動成分の絶対値を取る。即ち、自車両と前方
の先行車両等との軽微な衝突の場合は、振動成分が含ま
れていないため、振動成分を振り分けるのに絶対値演算
を行う。上記絶対値演算により自車両と前方の先行車両
等との軽微な衝突または高速での衝突の区別を容易にす
る。なお、軽微の衝突または高度での衝突の区分は車種
等の条件により異なる。加算部19は、LPF13の出
力である高周波成分の除去後の減速度と絶対値演算部1
7の出力である振動成分の絶対値とを加算する。なお、
加算部19はLPF13の出力を加算しているが、HP
F15の出力を加算しても良い。減算部21は、加算部
19により加算された加算値からオフセット量を減算し
て、後述で詳細する如く、しきい値(以下、スレッショ
ルドという。)を水平にしてチューニング工数等を簡易
にするものである。積分部23は、減算部21でオフセ
ット量により減算された後の減速度を積分する。比較部
25は反転入力端子に積分部23による積分値が入力さ
れ、非反転入力端子にスレッショルド1が入力されて積
分値がスレッショルド1を上回ると出力信号をハイレベ
ルにする。オア回路部35は、比較部25または後述す
る比較部33への出力信号がハイレベルになった場合に
エアバックを展開する展開信号を出力して、後述する点
火フラグがセットされる。
【0018】また、エアバッグ制御装置は、比較部2
7、カウンタ29、積分部31および比較部33の各機
能を備えている。比較部27は、LPF13の出力とリ
セットレベルとを比較して当該LPF13の出力がリセ
ットレベル以下の場合にカウンタ29への出力信号をハ
イレベルにする。一方、LPF13の出力がリセットレ
ベル以下の状態で連続して一定時間(以下、リセット時
間という。)以上継続した場合に比較部27等を制御す
るプログラムはリセットと判断し、積分部31の出力を
零にする。上記比較部27および積分部31は積分を使
ったアルゴリズムを持っており、積分を続けながら長い
時間走り続けた場合には、自車両と前方の先行車両等と
の衝突時以外でも積分値がスレッショルド2に達してし
まう。従って、一定の入力以下の低いレベルの減速度で
積分値がリセット時間を経過すると上記プログラムは、
当該積分部31にリセットをかける。
【0019】ここで、上記リセットレベルおよびリセッ
ト時間は定数であり、例えば、マイコン内のROM(図
示せず)の所定アドレスに記憶されている。点火フラグ
は、例えば、1ビットのレジスタが用いられている。
【0020】カウンタ29は、比較部27によりLPF
13の出力がリセットレベル以下の場合にカウントす
る。積分部31はLPF13からの出力を積分して、積
分値が零になった場合に比較部27等を制御するプログ
ラムにより積分部31の出力が零に戻される。比較部3
3は、積分部31による積分値とスレッショルド2とを
比較して積分値がスレッショルド2を上回った場合に出
力信号をハイレベルにする。
【0021】ここで、上記カウンタ29は例えば、1ビ
ットのレジスタから構成されており、スレッショルド
1、スレッショルド2は定数であり例えば、マイコン内
のRAM(図示せず)の所定アドレスに記憶されてい
る。
【0022】上記減算部21において、加算部19によ
り加算された加算値からオフセット量39による減算を
図5を用いて説明する。同図において、減算部21は、
加算部19により加算された加算値37から斜線のオフ
セット量39を減算する。上記減算は加算値37からオ
フセット量39による処理がディジタル処理により行わ
れる。即ち、減速度の傾きを考えないと高速での自車両
と前方の先行車両等との衝突時にエアバッグを早めに展
開することができない。そこで、オフセット量39を零
とみなして減算部21は、加算部19による加算値から
傾きが減速度に相当するオフセット量39を引き続ける
ことにより、後述する図6に示す如く水平のスレッショ
ルド(TH/L)と結果的に斜めのスレッショルド41
とが等しくなる。上記オフセット量39は図6のTH/
L(スレッショルド)を平行に設定するために用いられ
る。なお、減算部21においてオフセット量39により
減算されて積分部23の積分値が零以下の場合には比較
部27等を制御するプログラムにより零に戻される。
【0023】ここで、オフセット量39は自車両と前方
の先行車両等との車間距離が零になる実験を行った実験
結果により算出された数値である。また、オフセット量
39は車両の大きさ等により可変なものであり、車種に
より異なるものである。なお、オフセット量39は例え
ば、マイコン内のROM(図示せず)の所定アドレスに
記憶されている。
【0024】次に、減算部21によるオフセット量39
の除去後の積分部23および比較部25による処理を図
6を用いて説明する。積分部23は、オフセット量39
の除去後の減速度を積分して図中に示す積分値45にな
る。なお、積分値が零の場合に積分部23は零を出力す
る。比較部25は、積分値45と図中水平のスレッショ
ルド(TH/L)とを比較する。上記スレッショルド
(TH/L)は、比較部25の非反転入力端子に入力さ
れるTH/L1である。比較によりオフセット量39の
除去後の積分値45がスレッショルド(TH/L)を上
回る時間t0 経過後に比較部25は出力信号をハイレベ
ルにして、オア回路部35から展開信号が出力される。
これにより、点火フラグがセットされてエアバッグは点
火される。なお、オフセット量39の減算を行わずに積
分した場合は、図中の積分値43の曲線となる。
【0025】次に、本実施例の作用を図7および図8の
フローチャートを用いて説明する。なお、本実施例では
走行中に一定周期ごとに以下の処理を実行する。
【0026】まず、乗務員はイグニッションスイッチを
オンにして自車両を走行させ、仮に走行中に自車両が前
方の先行車両等に衝突したとする。上記自車両が前方の
先行車両等に衝突すると衝突により発生する減速度をG
/P9は検出する。減速度が検出されるとHPF11は
加速度センサーの電気的又は温度的な変動によるドリフ
ト分を除去する。除去後、LPF13は、自車両と前方
の先行車両等との衝突時に発生される減速度の高周波成
分を除去する。高周波成分の除去後、HPF15は、L
PF13からの出力の基本波(3〜5Hz)に含まれて
いる自車両と前方の先行車両等との衝突時に発生する振
動成分を抽出する。振動成分が抽出されると絶対値演算
部17は、当該抽出した振動成分の絶対値を取る。振動
成分の絶対値が取られると加算部19は、LPF13の
出力と絶対値演算部17で抽出した振動成分の絶対値と
を加算する(ステップ100〜140)。
【0027】加算後に減算部21は、加算部19により
加算された加算値からオフセット量39を減算する。オ
フセット量39により減算された後に積分部23は、減
算後の減速度を積分する(ステップ150〜160)。
【0028】上記積分部23による積分値が負の場合、
即ち、スレッショルド(しきい値)が積分値を上回ると
比較部25等を制御するプログラムは、積分値を零に戻
してステップ190に進み、一方積分値が正の場合、即
ち、積分値がスレッショルド(しきい値)を上回るとス
テップ190に進む(ステップ170〜180)。
【0029】ステップ190に進むと積分部31は、L
PF13から出力される高周波成分除去後の減速度を積
分する。比較部27はLPF13の出力をリセットレベ
ルと比較し、当該LPF13の出力がリセットレベル以
上の場合に上記プログラムがカウンタ29を零に戻して
ステップ250に進む(ステップ190〜210)。一
方、LPF13の出力がリセットレベル以下の場合に上
記プログラムは、カウンタ29をインクリメントして、
カウンタ29の値がリセット時間に達しなければステッ
プ250に進み、リセット時間に達すると積分部31の
値を零に戻した後にステップ250に進む(ステップ2
20〜240)。
【0030】ステップ250に進むと比較部25は、積
分部23による積分値とスレッショルド1とを比較して
積分値がスレッショルド1を上回った場合に出力信号を
ハイレベルにしてオア回路部35から展開信号が出力さ
れ、点火フラグがセットされてステップ270に進む
(ステップ250〜260)。
【0031】ステップ270に進むと比較部33は、積
分部31による積分値とスレッショルド2とを比較して
積分値がスレッショルド2を上回った場合に出力信号を
ハイレベルにしてオア回路部35から展開信号が出力さ
れ、点火フラグがセットされて処理が終了する(ステッ
プ270〜280)。
【0032】上記点火フラグがセットされるとセンサー
ユニットの駆動回路(図示せず)によりエアバッグが点
火され、乗員が衝突の衝撃から保護される。
【0033】これにより、スレッショルドの設定を簡易
化して、チューニング工数の増加を防止することによ
り、作業工程の簡略化を図ることができる。
【0034】本実施例の構成は、前述の如くマイコンの
ソフトウエア、例えば、アセンブラ言語によりプログラ
ムが作成され、当該プログラムにより比較部25、3
3、カウンタ29等の各機能が制御されている。なお、
本実施例は各種の制御を行うアナログ回路にも適用可能
であり、前述した一定値のスレッショルド1を用いるこ
とによりコストダウンを図ることができる。
【0035】本実施例は、自車両の衝突時に車両構造部
材の潰れによって発生する振動成分を減速度からHPF
13により抽出し、当該抽出した振動成分を減速度に加
えた後に積分するので、単に減速度の積分値で判断する
よりも車両が損傷しない軽微衝突またはラフロード走行
の判別を容易にできる。
【0036】また、従来、軽微な自車両と前方の先行車
両との衝突および高速での自車両と前方の先行車両との
衝突を判断する場合は、可変のスレッショルドを設ける
必要があったが、本実施例では可変のスレッショルドを
設ける必要がないため、チューニングの手間を省くこと
ができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、減
算積分手段により、絶対値抽出手段により抽出された振
動成分の絶対値と高周波成分の除去された減速度とが加
算された加算値からオフセット量が減算され、減算後の
減速度を積分するので、しきい値の設定を簡易化して、
チューニング工数の増加を防止することにより、作業工
程の簡略化を実現できる。
【0038】第2の発明は、前記減算積分手段のオフセ
ット量は、車両毎に異なるので、車種に応じたしきい値
の設定を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】エアバッグモジュールと加速度センサーを示す
車両の斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】本発明のエアバッグ制御装置に係る一実施例の
制御を示すブロック図である。
【図5】オフセット値による積分を示すグラフである。
【図6】オフセット値の除去後の積分値を示す図であ
る。
【図7】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図9】積分値としきい値との関係を示す図である。
【符号の説明】
3 エアバッグモジュール 11、15 ハイパスフィルタ 13、17 ロウパスフィルタ 19 加算部 21 減算部 23、33 積分部 25、27 比較部 29 カウンタ 39 オフセット量 41 スレッショルド 101 ドリフト除去手段 103 振動成分除去手段 105 絶対値抽出手段 107 加算手段 111 減算積分手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−32199(JP,A) 特開 平3−114944(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32 PCI(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両に設置した加速度センサーから当
    該自車両と前方物標との衝突時の衝撃により発生する
    速度を検出し、当該検出された減速度から当該加速度セ
    ンサーのドリフト分を除去するドリフト除去手段と、
    このドリフト除去手段によりドリフト分の除去後の減速
    度の高周波成分を除去する高周波成分除去手段と、 この高周波成分除去手段により高周波成分の除去後の減
    速度の振動成分を抽出し、当該抽出後の振動成分の絶対
    値を取る絶対値抽出手段と、 この絶対値抽出手段により抽出された振動成分の絶対値
    と前記高周波成分除去手段により高周波成分の除去され
    た減速度とを加算する加算手段と、 この加算手段により加算された加算値としきい値とから
    エアバッグの点火の要否を判断するエアバッグ制御装置
    において、 前記加算手段により加算された加算値からオフセット量
    を減算し、当該減算後の減速度を積分する減算積分手段
    と、 を備えたことを特徴とするエアバッグ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記減算積分手段のオフセット量は、車
    両毎に異なることを特徴とする請求項1記載のエアバッ
    グ制御装置。
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