JP3141461U - 買物用バッグの袋体及び買物用バッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】長尺な1枚のシートによって形成するとともに上部の開口部および底部は大きく広げることが可能な買物用バッグの袋体及び重なり合う厚さ少なくして折り畳んでも偏平、小型にすることができ、軽くて持ち運びが容易な買物用バッグを提供する
【解決手段】一枚の長尺なシートを二つ折りとし、両側を縫着8して片側を開口するとともに下部両側に三角形状の支持片12を対称に形成した方形状袋を裏返し、袋の内側に支持片12を水平かつ対称に位置させて底面を形成する袋体2であり、この袋体2の両袋面3a、3b上端に一対の手提げ片4を取り付け、片側の袋面3aの中央上端に連設した細長い固定片5の先端内側に面ファスナーの係止片6を設け、袋面3aの表面中央部に係止片6と係止可能な係止片7を設けたものである。
【選択図】図1
【解決手段】一枚の長尺なシートを二つ折りとし、両側を縫着8して片側を開口するとともに下部両側に三角形状の支持片12を対称に形成した方形状袋を裏返し、袋の内側に支持片12を水平かつ対称に位置させて底面を形成する袋体2であり、この袋体2の両袋面3a、3b上端に一対の手提げ片4を取り付け、片側の袋面3aの中央上端に連設した細長い固定片5の先端内側に面ファスナーの係止片6を設け、袋面3aの表面中央部に係止片6と係止可能な係止片7を設けたものである。
【選択図】図1
Description
本考案は買物用バッグの袋体及び買物用バッグに関し、特に、一枚の長尺なシートを縫製加工して形成した袋体及び折り畳んで携帯可能であり、日常の買物に使用して便利な買物用バッグに関するものである。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアのようなセルフサービスで商品を購入する店舗や一般商店で商品を購入する場合、購入する商品は店側が用意するプラスチック製の買物かごに入れ、レジカウンターで精算をする。その際、購入した商品はビニールフィルム製のレジ袋に移し変えられ、客はそのまま持ち帰るようになる。
家に持ち帰った商品は、冷蔵庫や他の場所に移し変えて保管するが、レジ袋はそのまま廃棄するかゴミ入れに使用してゴミと共に廃棄され、有効活用されていないのが現状であり、貴重な資源を無駄にしていた。
近年、レジ袋を無駄に消費することを防ぎ、資源を有効に活用するためにレジ袋の有料化が図られているが、いまだ広く普及していない。レジ袋の有料化に変え、客がエコバッグあるいはマイバッグと称するバッグを持参し、レジ袋を使用することなく商品を購入することが普及しつつある。
しかし、店舗や商店に商品を購入するために出かける時、空のバッグは軽くて安定性がなくかえって持ち難く、体裁が悪いものである。そこで、使用していないバッグは適当に折り畳んで持ち運ぶが、折り畳み方によっては嵩んで持ちづらいものである。
折り畳み可能なバッグとして実開平5−35670号公開実用新案公報に記載される買物袋がある。この買物袋は、同じサイズの2枚のシート1、1の3辺を縫合し、両側辺の縫合線4に沿って襠5を形成し、襠5の下端は袋下底側辺6aに縫合すると共に上端には取手片3を連続して形成する。そして、両シート1、1上辺のフラップ片2a,2bのうち長い方のフラップ片2bの内側に面ファスナの係止片7を形成し、また、フラップ片2bの外側下方に受片9を設けたものである。
買物袋はこのような構成を有しているので、買物袋として購入した商品を収容し、通常のバッグと同じように使用できる。
買物に出かける際には折り畳んで持ち運びが可能である。折り畳みに際しては、買物袋の底に設けた一対のつまみ10と取手片3とをつまんで引き合えば襠5は縫合線4に沿って内側に折り込まれ、下底6がフラットになる。
買物に出かける際には折り畳んで持ち運びが可能である。折り畳みに際しては、買物袋の底に設けた一対のつまみ10と取手片3とをつまんで引き合えば襠5は縫合線4に沿って内側に折り込まれ、下底6がフラットになる。
このように平面状に折畳んだ後に折線11に沿って左右を縦折りし、縦長に折られた袋を長さの半分、更に半分に折畳み、係止片7と受片9とを係止させれば折り畳み状態を維持することができる。
実開平5−35670号公開実用新案公報
しかし、上記する買物袋では重ね合わせた2枚のシート1、1の三方を縫合線4で縫い合わせ、両側辺の縫合線4に沿って襠5を形成し、その上端に取手片3を形成したので、買物の際には両取手片3を持ってぶら下げるために袋全体が上方へ先細り状となる。このために2枚のシート1、1の上部開口部は狭くなり、購入した商品を袋内に入れにくいものである。
更に、袋を折り畳む際には取手片3と下底6のつまみ10を持って引っ張り、両側の縫合線4を内側に折り込む必要がある。折り込むことにより襠5が二重状態となるので縦に二つ折とすると襠5は四重となり重ねが厚くなる。
このような縦長な袋体を、縦方向に沿って二つ折に畳むと全体が更に分厚い状態となって持ち難く、ハンドバッグや洋服のポケットにも入れにくいものである。しかも、両側の縫合線4を中心にして襠5を形成する必要があり、袋としての構造が複雑なものとなり、単価が高くなっていた。
また、上記する先行技術の買物袋は、2枚のシート1、1の3辺を縫い合わせて形成するために、袋内に商品やその他の品物を収容した時、荷重が下底6にかかるため、長年の使用で下底6を縫い合わせている糸が重さによって切れ、商品や品物が抜け落ちる恐れがあった。
本考案は、上記する先行技術に示される従来の買物袋の問題点に鑑み、長尺な1枚のシートによって形成するとともに上部の開口部は大きく広げることができ、かつ、底部は水平に広げることが可能な買物用バッグの袋体を提供するものである。
また、本考案は、重なり合う厚さを小さくして折り畳んでも偏平、小型にすることができ、軽くて持ち運びが容易な買物用バッグを提供することを目的とするものである。
また、本考案は、重なり合う厚さを小さくして折り畳んでも偏平、小型にすることができ、軽くて持ち運びが容易な買物用バッグを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために本考案買物用バッグの袋体は、1枚の長尺なシートを二つ折りとし、両側を縫着8して片側を開口するとともに縫着線8にそった下部両側に三角形状の支持片12を対称に形成した方形状袋9を裏返し、袋9の内側に支持片12を対称に水平に位置させて底面13を形成するものである。
また、本考案買物用バッグは、1枚の長尺なシートを二つ折りとし、両側を縫着8して片側を開口するとともに縫着線8にそった下部両側に三角形状の支持片12を対称に形成した方形状袋9を裏返し、袋9の内側に支持片12を対称に水平に位置させて底面13を形成する袋体2の両袋面3a、3b上端に一対の手提げ片4を取り付け、片側の袋面3aの中央上端に連設した細長い固定片5の先端内側に面ファスナーの係止片6を設け、袋面3aの表面中央部に係止片6と係止可能な係止片7を設けたものである。
袋体2は、布、合成樹脂、合成皮革等の適度の柔軟性と丈夫さを有する材質から成るものである。
本考案買物用バッグの袋体2は、1枚のシートを縫製加工して袋9を形成し、また、袋9の下部両側に三角状の支持片12を形成することにより袋9を裏返した時、水平状に相対する一対の支持片12で底面13を構成するので袋9内部を広く利用することが可能である。
しかも、1枚のシートを折り曲げ加工したので、2枚のシートを縫製してできる縫い目が底面13にはなく、袋9内に収容した品物はシート面上に載るので、品物の重みで縫い目から破れることがなく堅牢である。特に、支持片12は底面13の内側方向に相対しているので、品物は支持片12上に載り、底面13は更に堅牢なものとなる。
上記のようにして形成した袋9の開口部両側に手提げ片4を設けることでぶら下げて持ち運ぶことができる。袋9の片側の袋面3aの上端には先端に係止片6を有する固定片5を連設し、同じ袋面3aの表面には係止片6に係止可能な係止片7を設けたので、袋9を係止片7とは反対側に交互に折り畳んで縦長な形状とし、更に、底部13側から連続して2回折り曲げることで係止片7が上面に位置し、係止片6と係止片7とを結合することで携帯可能な買物用バッグとすることができる。
袋体2は、1枚のシートを使用するので、両側から2回折りし長尺体に折り畳んでも重ねた厚さが薄いものであり、更に、長尺体を二度折りとしても全体の厚さが薄いので小型、偏平なものとなり、ハンドバッグや洋服のポケットに入れて嵩張るものではない。
以下、図面に従って本考案の実施の形態を詳細に説明する。
図1において符号1は本考案買物用バッグ本体を示し、上部を開口し、底部を水平に横方向へ広げることが可能な袋体2は、両側の袋面3a、3bの上端に取り付けたU字形状の一対の手提げ片4を持ってぶら下げ、持ち運びができる。
図1において符号1は本考案買物用バッグ本体を示し、上部を開口し、底部を水平に横方向へ広げることが可能な袋体2は、両側の袋面3a、3bの上端に取り付けたU字形状の一対の手提げ片4を持ってぶら下げ、持ち運びができる。
また、片側の袋面、例えば、袋面3aの中央上端に連設した細長い固定片5の先端内側に面ファスナーの係止片6を設け、同じ袋面3aの表面ほぼ中央部に面ファスナーの係止片7を設けてあるので、袋体2を偏平に小さく折り畳んだ時、両係止片6、7を合わせて結合することでバッグ本体1は折り畳み状態を維持することが出来る。
次に、バッグ本体1を形成する袋体2について説明する。
袋体2は、図2に示すように1枚の長尺なシートを中央で二つ折りとし、両側を縫着8して片側を開口した正方形あるいは長方形状の袋9を基本形体とし、開口端部は外側に折り返し、縫着して補強片10とする。
袋体2は、図2に示すように1枚の長尺なシートを中央で二つ折りとし、両側を縫着8して片側を開口した正方形あるいは長方形状の袋9を基本形体とし、開口端部は外側に折り返し、縫着して補強片10とする。
次に、図3に示すように袋9の縫着線8にそった両側下部を二等辺三角形状に偏平に折り畳み、例えば、外方向へ水平状に突出させてその形状を維持し、両側三角体の底辺を縫着線8と直交する方向に縫着11する。
このようにして袋8の下部両側に三角形状の支持片12を対称に形成する。尚、袋8を形成するシートは、布、合成樹脂、合成皮革等の適度の柔軟性と丈夫さを有する材質から成るものを使用するのが望ましい。
上記のようにして形成した袋9は、全体を裏返して縫着線8や補強片10等が袋9の内側に位置するようにする。更に、三角状支持片12を袋9の内側に向け折り込み水平かつ対称に位置させる(図1及び図4参照)ことで袋9の底部には縫着線11の長さ間隔の幅の長方形状の底面13が形成され、両側の縫着8部分が外側に位置するので下から見た場合に全体形状が船形形状となる。
その後、前記した手提げ片4や固定片5及び係止片6、7等を取り付けて前記したバッグ本体1を完成する。完成したバッグ本体1は、買物に際して購入した商品を入れればよく、開口部は大きく広げることができるので商品の出し入れに不自由することはない。底面13は、縫着線11の長さ範囲で横方向に広がるので多くの品物を収容できる。従って、支持片12の大きさで底面13の大きさを変えることができる。
商品を収容した後は、袋面3aとは反対側の袋面3bの表面に設けた面ファスナーの係止片14と前記係止片6とを結合することで、開口部間に掛け渡した固定片5により開口部を閉じることができ、品物を安定して持ち運ぶことが可能である。
買物に出かける際にはバッグ本体1は小さく折り畳めば携帯に便利である。
折り畳むには図4に示す水平に広げた船形形状の底面13の長さ方向にそった中央から二つ折りとし、袋体9全体を偏平状態とする。そして、両手提げ片4を重ねて前記係止片14を設けた袋面3b側に折り、図5に示すように手提げ片4の内側線4aにそって袋体2の片側を内側(袋面3b上)に折る。
折り畳むには図4に示す水平に広げた船形形状の底面13の長さ方向にそった中央から二つ折りとし、袋体9全体を偏平状態とする。そして、両手提げ片4を重ねて前記係止片14を設けた袋面3b側に折り、図5に示すように手提げ片4の内側線4aにそって袋体2の片側を内側(袋面3b上)に折る。
次に、袋体2の反対側を手提げ片4の内側線4aにそって折り、前記の折り曲げて上を向いた状態の袋面3a上に重ね合わせるようにし、図6に示すように袋面3aの全面が表面を向く全体が長尺な形状とする。
そして、図7に示すように袋体2の底面13側から3分の一の長さで折り曲げ、更に、二つ折りと二度折りすることで係止片7が上向きの状態となり、全体が偏平な方形体となる。尚、袋体2の両側は、手提げ片4の外側線4bに沿って折り曲げてもよく、内側線4aあるいは外側線4bいずれにそって折り曲げてもよい。
折り畳むに際し、固定片5は方形体の片側に延びた状態となっているので、固定片5を方形体の上方に折り曲げ、図8に示すように固定片5の係止片6と係止片7とを係止して結合させれば、折り畳み状態を維持することができ、小型化して携帯に便利である。
本考案は、品物の出し入れが便利で買物に最適なバッグであり、偏平、小型に折り畳むことで携帯に便利なものである。そして、有効資源であるレジ袋を無駄に消費することがない。
1 買物用バッグ本体
2 袋体
3a 袋面
3b 袋面
4 手提げ片
5 固定片
6 係止片
7 係止片
8 縫着線
9 袋
10 補強片
11 縫着線
12 支持片
13 底面
14 係止片
2 袋体
3a 袋面
3b 袋面
4 手提げ片
5 固定片
6 係止片
7 係止片
8 縫着線
9 袋
10 補強片
11 縫着線
12 支持片
13 底面
14 係止片
Claims (4)
- 1枚の長尺なシートを二つ折りとし、両側を縫着8して片側を開口するとともに縫着線8にそった下部両側に三角形状の支持片12を対称に形成した方形状袋9を裏返し、袋9の内側に支持片12を対称に水平に位置させて底面13を形成することを特徴とする買物用バッグの袋体。
- 袋9は、布、合成樹脂、合成皮革等の適度の柔軟性と丈夫さを有する材質から成る請求項1に記載する買物用バッグの袋体。
- 1枚の長尺なシートを二つ折りとし、両側を縫着8して片側を開口するとともに縫着線8にそった下部両側に三角形状の支持片12を対称に形成した方形状袋9を裏返し、袋9の内側に支持片12を対称に水平に位置させて底面13を形成する袋体2の両袋面3a、3b上端に一対の手提げ片4を取り付け、片側の袋面3aの中央上端に連設した細長い固定片5の先端内側に面ファスナーの係止片6を設け、袋面3aの表面に係止片6と係止可能な係止片7を設けたことを特徴とする買物用バッグ。
- 袋9は、布、合成樹脂、合成皮革等の適度の柔軟性と丈夫さを有する材質から成る請求項3に記載する買物用バッグ。
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---|---|---|---|
JP2008000435U JP3141461U (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | 買物用バッグの袋体及び買物用バッグ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014181060A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Shinto Kagaku Co Ltd | 手提げ袋 |
JP2020138800A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 有限会社エピスタ | 簡易容器用シート、簡易容器セット、及び簡易容器 |
KR20220000823U (ko) * | 2020-10-07 | 2022-04-14 | 심경은 | 밑판 착장이 가능한 편직으로 짜여진 니트 주름 가방 |
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2008
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JP2020138800A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 有限会社エピスタ | 簡易容器用シート、簡易容器セット、及び簡易容器 |
JP7266854B2 (ja) | 2019-03-01 | 2023-05-01 | 有限会社エピスタ | 簡易容器用シート、簡易容器セット、及び簡易容器 |
KR20220000823U (ko) * | 2020-10-07 | 2022-04-14 | 심경은 | 밑판 착장이 가능한 편직으로 짜여진 니트 주름 가방 |
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