JP3149690U - 手提げバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】収容物が少なくとも多くとも、容易に持ち運ぶことができる手提げバッグを提供する。【解決手段】上端に開口部15を有する外袋部材1と、上端に開口部25を有する内袋部材2と、外袋部材1の開口縁部および内袋部材2の開口縁部を繋ぎ合わせる把手部材3と、を備えた手提げバッグを対象とする。このバッグは、内袋部材2を外袋部材1の内部に収容した二重袋形態と、内袋部材2を外袋部材1の外部に引き出した対袋形態と、の間で形態変更自在に構成されている。【選択図】図8

Description

本考案は、例えばスーパーマーケット等の店舗で購入した商品を収容して持ち運ぶ際等に用いられる手提げバッグに関する。
従来、スーパーマーケット等で購入した商品は、店舗側から提供される軟質合成樹脂製の使い捨て袋、いわゆるレジ袋によって持ち帰るのが通例であったが、近年、環境保護の観点からレジ袋の削減が求められ、レジ袋の代替品として、繰り返し使用可能な手提げバッグ、いわゆるエコバッグが普及しつつある。
一般的なエコバッグは、上端が開口された袋状部材と、その袋状部材の上端開口縁部に設けられた一対の紐状把手部材とを備えている。ところが、このようなエコバッグでは、1つだけでは、容量が不足する場合がある。そのため、多くの商品を購入するような場合には、複数のエコバッグを使用することになるが、例えば一人で2つのエコバッグを持ち歩くとなると、両手がふさがったり、片手で多数の紐状把手部材を握持することになり、持ち運びが困難になってしまう。
そこで、下記特許文献1〜3に示すように、2つの袋状部材を有する手提げバッグが提案されている。
これらの手提げバッグは、2つの袋状部材が帯状ないし紐状の把手部材により繋ぎ合わされて構成されている。そして2つの袋状部材に商品をそれぞれ収容し、把手部材を手で握ったり、肩に掛けたりして、持ち運ぶようにしている。
このような手提げバッグは、2つの袋状部材を備えるため、容量を多く確保できるとともに、把手部材を保持すれば、一度に2つの袋状部材を持ち上げることができ、容易に持ち運ぶことができる。
実開昭59−66425号公報 実開平2−26518号公報 実開昭55−163819号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に示す従来の手提げバッグでは、購入した商品が少なくて、例えば商品を一方側の袋状部材にのみに収容した場合には、他方側の袋状部材が邪魔になって、両袋状部材間での重量バランスが乱れてしまい、かえって、持ち運びが面倒になってしまう、という課題があった。
この考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、商品等の収容物が少なくとも多くとも、容易に持ち運ぶことができる手提げバッグを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、以下の構成を備えている。
[1]上端に開口部を有する外袋部材と、
上端に開口部を有する内袋部材と、
前記外袋部材の開口縁部および前記内袋部材の開口縁部を繋ぎ合わせる把手部材と、を備え、
前記内袋部材を前記外袋部材の内部に収容した二重袋形態と、前記内袋部材を前記外袋部材の外部に引き出した対袋形態と、の間で形態変更自在に構成されたことを特徴とする手提げバッグ。
[2]前記外袋部材は、その前面側をカバーする外袋前面カバー部と、後面側をカバーする外袋後面カバー部とを有し、
前記内袋部材は、その前面側をカバーする内袋前面カバー部と、後面側をカバーする内袋後面カバー部とを有し、
前記把手部材は、一対の帯状部材によって構成され、
前記一対の帯状部材のうち、一方側の帯状部材によって前記外袋前面カバー部および前記内袋前面カバー部が繋ぎ合わされるとともに、他方側の帯状部材によって前記外袋後面カバー部および前記内袋後面カバー部が繋ぎ合わされ、
前記対袋形態では、前記内袋部材が裏返されて前記外袋部材の外部に引き出されるとともに、前記二重袋形態では、前記内袋部材が裏返されずに前記外袋部材の内部に収容されるように構成される前項1に記載の手提げバッグ。
[3]前記一対の帯状部材の中間部が、左右方向に離間して配置される請求項2に記載の手提げバッグ。
[4]前記外袋部材を、その左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにした状態で、両領域を互いに結合するための外袋2つ折り結合手段を備える前項1〜3のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
[5]前記内袋部材を、その左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにした状態で、両領域を互いに結合するための内袋2つ折り結合手段を備える前項1〜4のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
[6]前記対袋形態において、前記外袋部材の外面と前記内袋部材の外面とを結合するための両袋結合手段を備える前項1〜5のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
[7]前記外袋部材を、その左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにした状態で、両領域を互いに結合するための外袋2つ折り結合手段と、
前記内袋部材を裏返した状態で、その左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにした状態で、両領域を互いに結合するための内袋2つ折り結合手段と、
前記対袋形態において、前記外袋部材の外面と前記内袋部材の外面とを結合するための両袋結合手段と、を備え
前記外袋2つ折り結合手段および前記内袋2つ折り結合手段が、前記両袋結合手段を兼用するように構成される前項1〜3のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
[8]前記外袋部材がその上端開口部から下端にかけて径寸法が次第に小さくなる下細り形状に形成される前項1〜7のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
[9]前記外袋部材に対し前記内袋部材が相似形に形成される前項1〜8のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
考案[1]の手提げバッグによれば、収容物が少ない場合には二重袋形態で使用し、収容物が多い場合には対袋形態で使用することにより、収容物が少なくとも多くとも、容易に持ち運ぶことができる。
考案[2]の手提げバッグによれば、二重袋形態であっても、対袋形態であっても、一対の帯状部材からなる把手部材を介して、安定状態に持ち上げることができる。
考案[3]の手提げバッグによれば、一対の帯状部材を握持したり、腕に掛けたりするのをスムーズに行うことができる。その上さらに、バッグ使用者に対する荷重を分散できて、負担を軽減させることができる。
考案[4][5]の手提げバッグによれば、外袋部材または内袋部材を、縦長の袋状部に形成でき、細長い収容物を安定して収容することができる。
考案[6]の手提げバッグによれば、対袋形態で、外袋部材および内袋部材を連結できるため、より安定した状態で持ち運ぶことができる。
考案[7]の手提げバッグによれば、細長い収容物を安定して収容できるとともに、より安定した状態で持ち運ぶことができる上さらに、部材の兼用により、部品点数を削減することができる。
考案[8]の手提げバッグによれば、二重袋形態において、内袋部材を外袋部材からスムーズに取り出すことができる。
考案[9]の手提げバッグによれば、内袋部材の収容量を大きくできて、対袋形態での収容量を非常に増大させることができる。
図1はこの考案の実施形態である手提げバッグを二重袋形態で示す正面図である。 図2は実施形態の手提げバッグを二重袋形態で示す背面図である。 図3は実施形態の手提げバッグを二重袋形態で示す側面図である。 図4は実施形態の手提げバッグを対袋形態で示す正面図である。 図5は実施形態の手提げバッグを対袋形態で示す背面図である。 図6は実施形態の手提げバッグに適用された内袋部材を示す正面図である。 図7は実施形態の手提げバッグを2つ折りして連結した状態で示す正面図である。 図8は実施形態の手提げバッグにおいて二重袋形態で使用している状態で示す斜視図である。 図9は実施形態の手提げバッグにおいて対袋形態で使用している状態で示す斜視図である。 図10は実施形態の手提げバッグを折り畳んで拘束した状態で示す斜視図である。
図1〜5はこの考案の実施形態である手提げバッグを示す図である。これらの図に示すように、この手提げバッグは、外袋部材(1)と、内袋部材(2)と、内外両袋部材(1)(2)間に設けられた把手部材(3)とを基本的な構成要素として備えている。
外袋部材(1)は、前面側をカバーする外袋前面カバー部(11)と、後面側をカバーする外袋後面カバー部(12)とを備え、上端が開放されるとともに、左右両側縁および下端縁が閉塞されることにより、上端に開口部(15)を有する袋状の形状に形成されている。
外袋部材(1)は、上端から下端にかけて次第に幅寸法(径寸法)が小さくなるように形成されて、正面視において下細の台形状に形成されている。さらに外袋部材(1)における前面カバー部(11)の外面中央には、ボタン型の留め具(51)が取り付けられるとともに、前面カバー部(11)における留め具(51)の取付位置には、掛け留めループ(52)の端部が止着されている。そして図10に示すように、コンパクトに折り畳んだ手提げバッグに、掛け留めループ(52)を巻回して留め具(51)に掛け留めることにより、掛け留めループ(52)によって手提げバッグが拘束されて、折り畳み状態に維持されるようになっている。
また外袋部材(1)における後面カバー部(12)の外面には、その上側両端部に、ホック金具としての雄側ホック(16)および雌側ホック(17)が取り付けられている。このホック金具は、その雄側ホック(16)を雌側ホック(17)に強く押し込むことにより結合されるとともに、その結合状態において、雄側ホック(16)を雌側ホック(17)から強く引き離すと、結合が解除されるようになっている。
そして図7に示すように外袋部材(1)を、その左半領域に右半領域を重ね合わせるように2つ折りに折り畳んで両ホック(16)(17)に結合した際には、2つ折り状態に維持されて、外袋部材(1)の左半領域および右半領域によって、縦方向に延びる細長い袋状部がそれぞれ形成されるようになっている。
なお本実施形態においては、外袋部材(1)の雄側ホック(16)および雌側ホック(17)等のホック金具によって、外袋2つ折り結合手段が構成されている。
図4〜6に示すように、内袋部材(2)は、外袋部材(1)と同様、前面側をカバーする内袋前面カバー部(21)と、後面側をカバーする内袋後面カバー部(22)とを備え、一端(上端)が開放されるとともに、左右両側縁および下端縁が閉塞されることにより、上端に開口部(25)を有する袋状の形状に形成されている。
内袋部材(2)は、外袋部材(1)と同様、上端から下端にかけて次第に幅寸法(径寸法)が小さくなるように形成されて、正面視において下細の台形状に形成されている。
さらに内袋部材(2)は、上記外袋部材(1)に対し一回り小さい相似形に形成されており、折り畳むことなく外袋部材(1)内に出し入れ自在に収容できるようになっている。
内袋部材(2)は、それを構成する布地部分を開口部(25)に挿通させることにより、裏返し可能に構成されており、図6に示すように裏返っていない状態(表向き状態)と、図4,5に示すように裏返った状態(裏返し状態)との間で状態変更自在に構成されている。
なお、本実施形態の内袋部材(2)において、図6の表向き状態で外側に配置される面(外面)を表面(2a)とし、内側に配置される面(内面)を裏面(2b)とする。従って図4の裏返し状態での内袋部材(2)においては、外面が裏面(2b)によって構成されるとともに、内面が表面(2a)によって構成されることになる。
図5に示すように、内袋部材(2)における前面カバー部(21)の裏面(2b)には、換言すれば、裏返し状態での内袋部材(2)における前面カバー部(21)の外面には、その上側両端部に、ホック金具としての雄側ホック(26)および雌側ホック(27)が取り付けられている。このホック金具は、上記ホック金具(16)(17)と同様、雄側ホック(26)が雌側ホック(27)に対し着脱自在に結合できるようになっている。
そして裏返し状態の内袋部材(2)を、その左半領域に右半領域を重ね合わせるように2つ折りに折り畳んで両ホック(26)(27)を結合した際には、内袋部材(2)の左半領域および右半領域によって、縦方向に延びる細長い袋状部がそれぞれ形成されるようになっている。
また後に詳述するが、裏返し状態での内袋部材(2)の雄側ホック結(26)は、上記外袋部材(1)の雌側ホック(17)に対応して配置され、両結ホック(26)(17)が互いに着脱自在に結合できるとともに、裏返し状態での内袋部材(2)の雌側ホック(27)は、上記外袋部材(1)に雄側ホック(16)に対応して配置され、両ホック(27)(16)は、互いに着脱自在に結合できるようになっている。
なお本実施形態においては、内袋部材(2)のホック金具(26)(27)によって、内袋2つ折り結合手段が構成されている。さらに両袋部材(1)のホック金具(16)(17)(26)(27)によって、両袋結合手段が構成されている。
図1〜5に示すように把手部材(3)は、一対の帯状部材(31)(31)によって構成されている。一対の帯状部材(31)(31)のうち一方側の帯状部材(31)によって、外袋部材(1)の前面カバー部(11)における上端開口縁部と、内袋部材(2)の前面カバー部(21)における上端開口縁部とが繋ぎ合わされる。さらに他方側の帯状部材(31)によって、外袋部材(1)の後面カバー部(12)における上端開口縁部と、内袋部材(2)の後面カバー部(22)における上端開口縁部とが繋ぎ合わされている。
また正面視において、一方側の帯状部材(31)の中間領域は、手提げバッグの上下方向の中心線に対し、左寄りの位置に配置されるとともに、他方側の帯状部材(31)の中間領域は、中心線に対し、右寄りの位置に配置されている。
そして、一対の帯状部材(31)(31)は、図1,2に示すように内袋部材(2)を表向き状態として外袋部材(1)内に収容した際には、中間部(35)(35)で折り返されるとともに、正面視において、両帯状部材(31)(31)の中間部(35)(35)が左右方向に離間して配置され、互いに重なり合わないようになっている。
さらに一対の帯状部材(31)(31)は、図4,5に示すように内袋部材(2)を裏返し状態として外袋部材(1)に対向配置した際は、両袋部材(1)(2)間を連結するように、互いに平行で直線状に配置されるとともに、上記と同様に、両帯状部材(31)(31)の中間部(35)(35)が左右方向に離間して配置されて互いに重なり合わないようになっている。
本実施形態の手提げバッグは、複数枚の布切れが縫合されて形成されるものであるが、本発明においては、1枚の布切れを縫合して形成することも可能である。言うまでもなく、手提げバッグを構成する布地部分は、裏地を設けるようにしても良い。
さらに本実施形態の手提げバッグを構成する布地材としては、ポリエステル繊維、ナイロン(アラミド系繊維)等の合成繊維や、麻、綿等の天然繊維を用いた織布、不織布、編物等を例示することができる。
また本実施形態の手提げバッグは、使い捨てではなく、繰り返し使用可能な耐久性に優れた布地材によって構成するのが好ましい。
以上のように構成された本実施形態の手提げバッグを用いて、商品等の収容物を収容する場合、通常は、図1〜3に示すように、内袋部材(2)を裏返さずに表向き状態とし、外袋部材(1)内に収容して、二重袋形態で使用する。この二重袋形態において、外袋部材(1)の内部に、購入した商品を収容して、その状態で図8等に示すように、バッグ使用者は、手提げバッグの把手部材(3)を手で持ったり腕や肘に掛けたりして持ち運ぶものである。
ここで外袋部材(1)に商品を収容する場合、外袋部材(1)の内部は、内袋部材(2)の内部と外部とに区分けされるため、例えば、内袋部材(2)の内部に食料品を収容し、外部に食料品以外の商品を収容したり、あるいは内袋部材(2)の内部に生鮮品を収容し、外部にそれ以外のものを収容する等、商品を種類毎等に区分けして収容することができる。このため、種類の異なる商品が混在するのを防止でき、例えば商品をバッグから取り出す際に、商品の選別を効率良く行うことができ、簡便性を向上させることができる。
さらに本実施形態においては、一対の帯状部材(31)(31)の折り返し部(中間部35,35)が、前後に重なり合わずに左右に離間して配置されるようにしているため、把手部材(3)を無理なく握持することができる。
すなわち二重袋形態の手提げバッグを持ち上げる際、2本の帯状部材(31)(31)の折り返し部(35)(35)の内側に、指や腕を通して、両帯状部材(31)(31)を握持したり、あるいは腕や肘に掛けたりするのが通例であるが、仮に、一対の帯状部材(31)(31)が前後に重なり合っている場合には、一方側の帯状部材(31)における折り返し部(35)に指や腕を通すと、その指や腕は他方側の帯状部材(31)における折り返し部(35)を通過した位置に配置されるため、その指や腕を、他方側の把手部材における折り返し部(35)に通すのが困難になり、把手部材(3)を握持したり、腕や肘に掛けるのが困難になってしまう。
これに対し、本実施形態の手提げバッグにおいては、一対の帯状部材(31)(31)の折り返し部(35)(35)が、左右に離間して配置しているため、例えば図8に示すように右側の帯状部材(31)の折り返し部(35)に指や腕を通した後、続けて左側の帯状部材(31)の折り返し部(35)に指や腕を無理なく通すことができる。このように一対の帯状部材(31)(31)の折り返し部(35)(35)に、右から左に、あるいは左から右に連続して指や腕を通すことができ、把手部材(3)を握持したり、把手部材(3)を腕や肘に掛けたりするのを簡単かつスムーズに行うことができ、バッグの持ち運びを支障なく行うことができる。
さらに本実施形態の手提げバッグにおいては、一対の帯状部材(31)(31)が左右に離間して配置しているため、一対の帯状部材(31)(31)を腕等に掛けた際に、各帯状部材(31)(31)を腕の別々の位置に配置することができる。このため、帯状部材(31)(31)から腕に加わるバッグ(商品)の荷重(重量)が、腕の一カ所に局部的に集中するのを防止でき、広範囲に分散させることができ、バッグ使用者への負担が軽減されて、使い勝手がより一層良好なものとなる。
しかも本実施形態においては、一対の帯状部材(31)(31)を幅広の帯状部材によって構成しているため、バッグ荷重をより一層広範囲に分散させることができ、バッグ使用者への負担をより一層軽減させることができる。
また二重袋形態の手提げバッグによって、ボトルワイン等のボトル製品や、大根、ゴボウ等の細長い商品を持ち運ぶ場合には図7に示すように、外袋部材(1)をその左半領域に右半領域を重ね合わせるように2つ折りにして、雄側ホック(16)を雌側ホック(17)に結合する。これにより既述したように、外袋部材(1)の左半領域および右半領域によってそれぞれ縦長の袋状部が形成されるため、各袋状部に、細長い商品を収容することにより、細長い商品を起立させたままで安定した状態に収容できる。従って細長い商品であっても、横倒れ等を確実に防止しつつ、不具合なく持ち運ぶことができる。
さらに外袋部材(1)を2つ折りで結合した場合には、内袋部材(2)も同様に2つ折りに折り畳まれるため、外袋部材(1)の左半領域および右半領域のそれぞれの内部に、内袋部材(2)の左半領域および右半領域がそれぞれ配置される。従って、外袋部材(1)の左半領域内部が、内袋部材(2)の内部と外部とに区分けされるとともに、外袋部材(1)の右半領域内部が、内袋部材(2)の内部と外部とに区分けされ、外袋部材(1)の内部が計4カ所に区分けされる。このように外袋部材(1)の内部を多くの区画室に仕切ることができ、商品を細かく種類分けして、各区画室に収容することによって、複数種類の商品を整然と収容でき、簡便性を一層向上させることができる。
一方、本実施形態の手提げバッグにおいて、商品を多く購入したような場合には、二重袋形態では、購入した商品を全て収容できないことがある。このような場合、つまり収容量を多くしたい場合には図4,5に示すように、内袋部材(2)を外袋部材(1)から取り出しつつ、内袋部材(2)をそれを構成する布地部分を開口部(25)に挿通させて裏面(2b)を外面とした裏返し状態とする。この状態では、両袋部材(1)(2)が別々に独立して配置された形態(対袋形態)となり、各袋部材(1)(2)にそれぞれ別々に商品を収納できるため、収容量を格段に増大させることができる。
特に本実施形態においては、内袋部材(2)を外袋部材(1)に対し相似形に形成し、外袋部材(1)の内部に適合状態に収容されるように構成しているため、対袋形態では、二重袋形態に比べて、容量をほぼ2倍に増大させることができる。従って、両袋部材(1)(2)に商品を分けて収容することにより、多くの商品を一度に収容できる。
また本実施形態の手提げバッグを、対袋形態で持ち運ぶ際には、両帯状部材(31)(31)を握持したり、あるいは図9に示すように両帯状部材(31)(31)を腕や肩に掛けて、各袋部材(1)(2)を左右や前後に振り分けた状態で持ち運ぶようにする。
さらに対袋状態においては既述したように、外袋部材(1)の後面カバー部(12)に設けられたホック金具(16)(17)と、内袋部材(2)の前面カバー部(21)に設けられたホック金具(26)(27)とを結合可能に構成しているため、対応するホック(16)(17)(26)(27)同士を結合することによって、外袋部材(1)と内袋部材(2)とを連結固定することができる。このように内外両袋部材(1)(2)を連結一体化しておいて、両帯状部材(31)(31)を握持したり、図9に示すように肩や腕に掛けて、手提げバッグを持ち運ぶようにすると、両袋部材(1)(2)が一体で揺動するようになる。このため、各袋部材(1)(2)が個々にバラバラに揺動して重量バランスが乱れるのを防止でき、両袋部材(1)(2)が規則性をもって揺動するようになり、バッグの持ち運びをより一層スムーズに行うことができる。
さらに本実施形態においては、各袋部材(1)(2)を2つ折りにしてそれぞれ結合するホック金具(16)(17)(26)(27)を、両袋部材(1)(2)間を連結固定するための両袋結合手段として利用しているため、部材の兼用により、部品点数を削減でき、コストを削減することができる。
また本実施形態の手提げバッグにおいては、既述したように一対の帯状部材(31)(31)の中間部(35)(35)を左右に離間して配置しているため、対袋形態においても、一対の帯状部材(31)(31)の中間部(35)(35)を肩や腕に掛けた際に、上記二重袋形態での使用時と同様に、一対の帯状部材(31)(31)をそれぞれ別の位置に配置でき、バッグの荷重を分散できて、バッグ使用者への負担を軽減することができる。
また本実施形態の手提げバッグにおいて、対袋形態で使用する際に、内外袋部材(1)(2)のうち少なくともいずれか一方を、左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにして結合することにより、少なくともいずれか一方の袋部材を、2つの縦長形状の袋状部に構成することができ、上記二重袋形態での使用時と同様に、細長い商品を横倒れを防止しつつ安定状態に収容することができる。
また本実施形態の手提げバッグにおいては、外袋部材(1)をその上端開口部(15)から下端にかけて次第に幅寸法(径寸法)が小さくなるように下細り形状に形成しているため、二重袋形態における内袋部材(2)を外袋部材(1)から取り出す際に、内袋部材(2)をスムーズに取り出すことができ、二重袋形態から対袋形態への形態変更を簡単かつスムーズに行うことができる。
一方、本実施形態の手提げバッグを使用しない場合(未使用時)には、内袋部材(2)を表向き状態として外袋部材(1)に収容して二重袋形態とし、その形態で図10に示すように、外袋部材(1)の前面に設けられた留め具(51)および掛け留めループ(52)が外表面に配置されるように、手提げバッグをコンパクトに複数回折り畳む。そして、その折り畳まれたバッグの外周に、掛け留めルール(52)を巻回して、留め具(51)に掛け留めることにより、手提げバッグがコンパクトに折り畳まれた状態に拘束される。このように本実施形態の手提げバッグは、使用時にコンパクトに折り畳むことができ、嵩張ることがなく、支障なく持ち歩くことができる。
以上説明したように本実施形態の手提げバッグは、使用状況に合わせて、様々な形態や状態に変更することができ、優れた汎用性およびマルチ機能を有するものであり、高い商品価値を備えるものである。
なお上記実施形態においては、内袋部材(2)を外袋部材(1)に対しほぼ同じ大きさに形成するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、内袋部材を外袋部材に対し、極端に小さいサイズに形成するようにしても良い。
さらに上記実施形態においては、外袋部材(1)および内袋部材(2)を同一形状(相似形)に形成しているが、それだけに限られず、本発明においては、各袋部材を異なる形状に形成するようにしても良い。
また上記実施形態においては、各袋部材(1)(2)を2つ折り状態に結合したり、両袋部材(1)(2)間を連結固定するための結合手段として、ホック金具(16)(17)(26)(27)を用いているが、それだけに限られず、本発明においては、他の種類の結合手段、例えばフックおよびホック受によって構成される結合手段や、面ファスナー、ジッパー等によって構成される結合手段を用いるようにしても良い。
さらに本発明においては、各袋部材(1)(2)を2つ折り状態で結合する2つ折り結合手段と、両袋部材(1)(2)間を連結固定するための両袋結合手段とを兼用するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、2つ折り結合手段と、両袋結合手段とを別々の結合手段によって構成するようにしても良い。
また本発明においては、外袋部材(1)と、内袋部材(2)とを異なる色彩で形成したり、内袋部材(2)の表裏を異なる色彩で形成することにより、デザイン性を向上させることができる。
本考案の手提げバッグは、購入した商品を持ち帰る際等に好適に用いられる。
1:外袋部材
11:前面カバー部
12:後面カバー部
15:上端開口部
2:内袋部材
2a:表面
2b:裏面
21:前面カバー部
22:後面カバー部
25:上端開口部
3:把手部材
31:帯状部材
35:中間部(折り返し部)

Claims (9)

  1. 上端に開口部を有する外袋部材と、
    上端に開口部を有する内袋部材と、
    前記外袋部材の開口縁部および前記内袋部材の開口縁部を繋ぎ合わせる把手部材と、を備え、
    前記内袋部材を前記外袋部材の内部に収容した二重袋形態と、前記内袋部材を前記外袋部材の外部に引き出した対袋形態と、の間で形態変更自在に構成されたことを特徴とする手提げバッグ。
  2. 前記外袋部材は、その前面側をカバーする外袋前面カバー部と、後面側をカバーする外袋後面カバー部とを有し、
    前記内袋部材は、その前面側をカバーする内袋前面カバー部と、後面側をカバーする内袋後面カバー部とを有し、
    前記把手部材は、一対の帯状部材によって構成され、
    前記一対の帯状部材のうち、一方側の帯状部材によって前記外袋前面カバー部および前記内袋前面カバー部が繋ぎ合わされるとともに、他方側の帯状部材によって前記外袋後面カバー部および前記内袋後面カバー部が繋ぎ合わされ、
    前記対袋形態では、前記内袋部材が裏返されて前記外袋部材の外部に引き出されるとともに、前記二重袋形態では、前記内袋部材が裏返されずに前記外袋部材の内部に収容されるように構成される請求項1に記載の手提げバッグ。
  3. 前記一対の帯状部材の中間部が、左右方向に離間して配置される請求項2に記載の手提げバッグ。
  4. 前記外袋部材を、その左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにした状態で、両領域を互いに結合するための外袋2つ折り結合手段を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
  5. 前記内袋部材を、その左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにした状態で、両領域を互いに結合するための内袋2つ折り結合手段を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
  6. 前記対袋形態において、前記外袋部材の外面と前記内袋部材の外面とを結合するための両袋結合手段を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
  7. 前記外袋部材を、その左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにした状態で、両領域を互いに結合するための外袋2つ折り結合手段と、
    前記内袋部材を裏返した状態で、その左半領域および右半領域が重なり合うように2つ折りにした状態で、両領域を互いに結合するための内袋2つ折り結合手段と、
    前記対袋形態において、前記外袋部材の外面と前記内袋部材の外面とを結合するための両袋結合手段と、を備え
    前記外袋2つ折り結合手段および前記内袋2つ折り結合手段が、前記両袋結合手段を兼用するように構成される請求項1〜3のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
  8. 前記外袋部材がその上端開口部から下端にかけて径寸法が次第に小さくなる下細り形状に形成される請求項1〜7のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
  9. 前記外袋部材に対し前記内袋部材が相似形に形成される請求項1〜8のいずれか1項に記載の手提げバッグ。
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JP2021079973A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 有限会社エーデルワイス工芸社 風呂敷及びその製造方法

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