JP3141392U - 骨折部位補強プレート - Google Patents

骨折部位補強プレート Download PDF

Info

Publication number
JP3141392U
JP3141392U JP2008000927U JP2008000927U JP3141392U JP 3141392 U JP3141392 U JP 3141392U JP 2008000927 U JP2008000927 U JP 2008000927U JP 2008000927 U JP2008000927 U JP 2008000927U JP 3141392 U JP3141392 U JP 3141392U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary member
fixing portion
base fixing
hole
fracture site
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008000927U
Other languages
English (en)
Inventor
攻 佐藤
Original Assignee
株式会社アラタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アラタ filed Critical 株式会社アラタ
Priority to JP2008000927U priority Critical patent/JP3141392U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3141392U publication Critical patent/JP3141392U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract


【課題】幅広の先方固定部11と細幅板状の基方固定部12とが、15〜20度の角度をもって傾斜し、先方固定部11及び基方固定部12に鋲装着用透孔・長孔13,15,16を設けたプレート本体1を使用して橈骨の遠位端近傍(手首)の骨折治療を行う際、前記骨折部位補強プレートの施術の迅速且つ正確に実施できるようにする。
【解決手段】適宜な脚長を有し且つネジ部を設けた脚部を備えた補助部材2を備えると共に、前記基方固定部12に設けた鋲装着用透孔・長孔15,16を前記補助部材のネジ部と螺合着脱自在に形成してなる。
【選択図】図3

Description

本考案は、主として橈骨の遠位端近傍(手首)の骨折治療に、骨折部位補強プレート本体を使用する施術時に使用する補助部材を備えた器具に関するものである。
橈骨の遠位端近傍(手首)の骨折の治療に際して、骨折部位補強プレートが使用されている。この骨折部位補強プレートは、種々の形態の物が使用されているが、橈骨の骨折部位の掌側に固定されるプレート本体は、幅広の先方固定部と細幅板状の基方固定部とが、15〜20度の角度をもって傾斜し、先方固定部及び基方固定部に鋲装着用の透孔を複数設けると共に、基方固定部には、少なくとも鋲位置及び鋲打ち角度を選択できるように長孔を設けているものである。
更に詳細に説明すると、特許文献1(特開2004−223042号公報)に開示されているとおり、先方固定部が幅広の逆三角形で、基方固定部が細幅の板状に形成され、特に先方固定部には、主として骨移植を必要とする場合を想定して外形に対応した三角透窓を備えている。また先方固定部と基方固定部とがT状に形成されているプレートや、先方固定部が逆三角形で、鋲孔を横二列に設けたものなどが知られている。
前記の骨折部位補強プレート本体を骨折治療に使用する場合には、骨折箇所を切開した後、橈骨の遠位端に先方固定部を所定のスクリューで固定し、その後基方固定部を橈骨に固定するもので、先方固定部の鋲止め施術時には、補強プレート本体を安定させるために、補助部材を使用していた。
補助部材としては、特許文献2(実用新案登録3130923号公報)の図5に示したとおり、頂部に螺孔を形成した支持脚と、前記支持脚に装着する固定ネジで構成され、所望の高さを備えた支持脚を選択して基方固定部の鋲孔の下方に位置させ、鋲孔を通して固定ネジを螺合し、補強プレート本体の安定を図っているものである。
然し前記の補助部材の装着は、煩瑣なものであり、また先方固定部の固定後は直ちに外し、基方固定部を橈骨に鋲結固定する必要があるので、より補助部材の着脱には操作性の簡易化が要求される。
この対策として本件出願人は、特許文献2の図3に示すように、基方固定部の長孔に挿通可能で且つ長孔の細幅部分より幅広で、適宜高さに形成した支持脚部と、支持脚部の上方に連続して長孔内で回転できる大きさで、基方固定部の厚さに対応した軸部と、軸部の上方に指による操作を可能とした大きさの操作部とを備えている部材を提案した。
特開2004−223042号公報。 実用新案登録3130923号公報。
前記したとおり骨折部位補強プレート本体を用いて施術(治療)を行なう際に、プレート本体を安定させる補助部材を採用するものであるが、前記した補助部材は、脚長(プレート本体の基方固定部の持ち上げ高さ)の異なる数種類の部材を用意しておき、当該患者の状態に応じて先方固定部の固定角度が得られる脚長を備えた補助部材を使用するものである。
しかし脚長の異なる部材を多数用意すると、最適部材を選択使用することができるが、選択する際の煩瑣や、選択誤りの差し替えが生じ易い。逆に脚長の異なる部材の種類を少なくすると、その選択が容易であるが、必ずしも最適なプレート角度を得られるものではない。
そこで本考案は、単一の補助部材で、施術時のプレート本体の最適角度を容易に得られる骨折部位補強プレート(プレート本体及び補助部材)を提案したものである。
本考案に係る骨折部位補強プレートは、幅広の先方固定部と細幅板状の基方固定部とが、15〜20度の角度をもって傾斜し、先方固定部及び基方固定部に、鋲装着用の透孔を形成したプレート本体と、適宜な脚長を有し且つネジ部を設けた脚部を備えた補助部材とで構成され、基方固定部に設けた鋲装着用透孔と前記補助部材に設けたネジ部を螺合着脱自在に形成してなることを特徴とするものである。
しかして補助部材を基方固定部の透孔に螺合装着し、螺合調整によって脚部の突出長さを設定し、脚部下端を人体側に当接させて、基方固定部の鋲止めを行なうものである。
また本考案(請求項2)は、プレート本体前記の基方固定部には、少なくとも鋲位置を選択できる長孔を設けると共に、当該長孔における一定の位置に、補助部材のネジ部が螺合着脱自在となるように形成してなるもので、鋲位置及び鋲打ち角度を選択できるようにするために設ける長孔においても、補助部材の装着が可能となる。
更に本考案(請求項3,4)は、補助部材を、回転操作する頭部と、ネジ部を設けた脚部を備え、また前記の補助部材の脚部が、上方のネジ部と、透孔に挿通することができる下方の細棒部からなると共に、細棒部長さの異なる複数の部材を備えてなるもので、頭部を手での操作や、レンチの使用によって螺合調整が容易になり、また細棒部の長さが相違する部材の選択使用によって、大まかな選択が速やかに行われると共に、微細な高さ調整を螺合操作によって為される。
本考案は上記の構成を採用してなるものであるから、所定の角度で傾斜している橈骨の遠位端近傍(手首)の骨折の治療に際して使用する骨折部位補強のためのプレート本体の固定手術におけるプレート本体の傾斜安定が、迅速に且つ正確に行なわれるものである。
次に本考案の実施の形態について説明する。本考案の骨折部位補強プレートは、橈骨Aの遠位端近傍(手首)の骨折の治療に際して、橈骨Aに固定されるプレート本体1と、プレート本体1を橈骨に固定する際に使用される補助部材2で構成される。
プレート本体1は、図1に例示するとおり、金属板製で、先側が幅広の逆三角形の先方固定部11で、基方が細幅の板状の基方固定部12が形成されていると共に、先方固定部11は、先端縁に鋲Bの装着用透孔(鋲孔)13を複数設けてなり、さらに外形に対応した三角透窓14が形成されている。
また基方固定部12には、少なくとも基端に鋲Bを装着するための透孔(鋲孔)15と鋲位置及び鋲打ち角度を選択できる長孔16を設けたもので、特に基方固定部12は、図1(イ)に例示するとおり骨切部位に応じて定まる数種類のプレート本体1が用意され、基方固定部12の長さに対応して透孔(鋲孔)15の数が定められている。更に先方固定部11と基方固定部12とは橈骨の遠位端の傾斜に対応して屈曲傾斜している。
またプレート本体1は、図1(ロ)に示すように、先方固定部11と基方固定部12とがT状に形成されているものでも良く、その形状は、従前品と同様である。
本考案のプレート本体1は、基方固定部12に設けられた透孔15及び長孔16が、後述する補助部材2のネジ部25と螺合する構造に形成されているもので、透孔15の内周面に螺合条を形成したり、透孔の縁面が螺合縁となるように形成したものである。更に長孔16においては、挿通装着した補助部材2がずれないように、長孔16の形状を、ネジ部25が一定の位置に留まる形状とし、その位置において螺合するように螺条等を設けてなるものである。
補助部材2は、図2に例示するとおり、樹脂や金属で形成したもので、一般的なビス形状に類似したもので、頭部21と、脚部22を備え、頭部21は、外周面23を滑り止め形状として手操作(回動操作)が容易になるようにし、また頭部頂面にレンチ取付穴24を設けアレンレンチによる回動操作を行えるようにしたものである。
脚部22は、上方のネジ部25と下方の細棒部26で構成され、ネジ部25は前記の透孔15及び長孔16と螺合するようにしたもので、細棒部26は、透孔15及び長孔16を容易に挿通できるようにしたものである。
尚細棒部26の長さの異なる複数の補助部材2を用意しておき、選択使用することもできるし、また図2(ロ)に示すように、脚部22全体をネジ部25とする部材2aを採用しても良い。
而して本考案のプレート本体1及び補助部材2は、基本的には従前の器具と同様に使用されるもので、橈骨Aの遠位端近傍(手首)の骨折の治療に際して、橈骨Aの骨折部位に対応して基方固定部12が必要長さを備えたプレート本体1を使用し、骨折部位を切開し、橈骨Aを露出させ、プレート本体1の基方固定部12の長さ及び、先方固定部11の取り付け箇所の橈骨Aの傾斜に対応した長さの細棒部26を備えた補助部材2を予め選択し(手術前にレントゲン写真でプレート本体1の取り付け位置を確認して選択する)、透孔15または長孔16に細棒部26を挿通し、ネジ部25を螺合して、補助部材2をプレート本体1に装着しておく。勿論図4に示すように螺合可能な他の透孔15に補助部材2を装着しても良い。
そして先方固定部11を固着箇所にあわせるように、補助部材2の先端を人体側に当接させ、回転してプレート本体1の安定を図かり(図3・イ)、当該状態で先方固定部11の鋲孔13を通して所定の鋲Bで、先方固定部11を手橈骨Aに固定する。
先方固定部11の固定後は、補助部材2をプレート本体1から外し、基方固定部12を橈骨Aに鋲結固定し、切開箇所を縫合して手術を終了するものである。
従って、プレート本体1の先方固定部11の固定施術に際して、直ぐにプレート本体1の適切な角度の傾斜安定を得ることができ、橈骨Aの骨切治療手術がより正確に且つ迅速に行うことができたものである。
本考案の実施形態のプレート本体の説明図(全体斜視図でロは別例を示す)。 同補助部材の説明図(全体斜視図でロは別例を示す)。 同使用状態の説明図で(イ)はプレートの安定操作時、(ロ)は鋲固定時を示す。 同別例図。
符号の説明
1 プレート本体
11 先方固定部
12 基方固定部
13 透孔(鋲孔)
14 三角透窓
15 透孔(鋲孔)
16 長孔
2 補助部材
21 頭部
22 脚部
23 外周部
24 レンチ取付穴
25 ネジ部
26 細棒部

Claims (4)

  1. 幅広の先方固定部と細幅板状の基方固定部とが、15〜20度の角度をもって傾斜し、先方固定部及び基方固定部に、鋲装着用の透孔を形成したプレート本体と、適宜な脚長を有し且つネジ部を設けた脚部を備えた補助部材とで構成され、基方固定部に設けた鋲装着用透孔と前記補助部材に設けたネジ部を螺合着脱自在に形成してなることを特徴とする 骨折部位補強プレート。
  2. 基方固定部には、少なくとも鋲位置を選択できる長孔を設けると共に、当該長孔における一定の位置に、補助部材のネジ部が螺合着脱自在となるように形成してなる請求項1記載の骨折部位補強プレート。
  3. 補助部材が、回転操作する頭部と、ネジ部を設けた脚部を備えてなる請求項1又は2記載の骨折部位補強プレート。
  4. 補助部材の脚部が、上方のネジ部と、透孔に挿通することができる下方の細棒部からなると共に、細棒部長さの異なる複数の部材を備えてなる請求項3記載の骨折部位補強プレート。
JP2008000927U 2008-02-21 2008-02-21 骨折部位補強プレート Expired - Fee Related JP3141392U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008000927U JP3141392U (ja) 2008-02-21 2008-02-21 骨折部位補強プレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008000927U JP3141392U (ja) 2008-02-21 2008-02-21 骨折部位補強プレート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3141392U true JP3141392U (ja) 2008-05-01

Family

ID=43291449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008000927U Expired - Fee Related JP3141392U (ja) 2008-02-21 2008-02-21 骨折部位補強プレート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3141392U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512042A (ja) * 2009-11-27 2013-04-11 シンセス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 遠位橈骨骨折のための平板固定構想

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512042A (ja) * 2009-11-27 2013-04-11 シンセス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 遠位橈骨骨折のための平板固定構想

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4478692B2 (ja) 生体インプラントに対して照準装置を空間的に調整する、医療機器、機器部品、及び方法
US9707022B2 (en) Bone plate supported by a leg member and used as a lever
US10111692B2 (en) Drill guide system and method
KR101081269B1 (ko) 조정가능한 본 플레이트
JP5613668B2 (ja) 漏斗胸の外科処置において使用するためのデバイスおよびキット
US6454771B1 (en) Anterior cervical plating system
US8162996B2 (en) Methods for repairing bone discontinuities
US8382811B2 (en) Triple lead bone screw
US9198743B2 (en) Unitary alveolar bone chisel and spreader osteotome for a dental implant
KR20070046121A (ko) 골 신장기
JP2007083039A (ja) 体内埋込具
JP2005527314A (ja) アウトリガーを備える骨固定器
AU2007200166B2 (en) Medical system, body implant, adaptor device and method for spatially adjusting an aiming device relative to the body implant
JP2006501897A5 (ja)
JP2006501897A (ja) 交換可能な開創器ブレードを備えた開創器
WO2011121512A2 (en) External system for stabilisation and distraction of curved bony surfaces
EP1872733A1 (en) Bone plate clamp
JP3141392U (ja) 骨折部位補強プレート
JP2008005960A (ja) 施術用器具
JP4817264B2 (ja) 歯科矯正用インプラント用アバットメント
EP2208471B1 (en) Medical system and system parts for spatially adjusting an aiming device relative to a body implant
US10357341B2 (en) Bony bracket screw
JP3130923U (ja) 骨折部位補強プレート用補助具
JP5433211B2 (ja) 肘頭骨折治療具及び肘頭骨折治療具に取り付けられる照準器
CN208552005U (zh) 椎弓根钉调整器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees