JP2005527314A - アウトリガーを備える骨固定器 - Google Patents

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Abstract

外部固定器(10)は、主要本体(12)、および骨折された関節(例えば、橈骨手根関節)にまたがって延びるためのアウトリガー(14)を備える。主要本体(12)は、右腕の隣に配置され得るか、または裏返されて左腕の隣に配置され得る。アウトリガー(14)は、適切なように、主要本体(12)の右側または左側のいずれかに延びるように、取り付け可能である。遠位本体は、主要本体(12)の遠位端に取り外し可能に接続可能であり、そしてこの遠位本体は、骨折の反対側で骨に固定されて、骨折が起こる関節を固定し得る。遠位本体(18)は、調節可能な固定セクションを介して主要本体(12)に接続され、この固定セクションは、6の調節の自由度を提供する。アウトリガー(14)は、主要本体(12)に、二重レール構成のスライドプレートを介して取り付けられ、このスライドプレートは、2の調節の自由度を提供する。

Description

(発明の背景)
本発明は、ヒト骨格の骨折を固定するための、外部骨固定器に関する。具体的には、本発明は、遠位橈骨および他の骨の骨折を固定するための、モジュール骨固定器アセンブリに関する。本発明は、米国特許第6,056,748号および同第6,283,964号(両方、発明の名称「MODULAR FIXATOR ASSEMBLY」であり、これらは、本明細書中に参考として援用される)に記載される、以前の発明を改良する。
先行技術は、種々の骨折を固定するために使用される、外部骨固定器デバイスに関する。多くの外部骨固定器デバイスは、経皮ピン(例えば、Kワイヤ)、杭、ねじまたは他の型の骨ファスナーを利用し、これらは、骨折の反対側で、骨に固定される。次いで、これらのピンは、外部添え木デバイスに固定される。この外部添え木デバイスは、種々の接合を使用して、このデバイスの位置を骨折に対して調節し得る。この固定手術の間、この骨折における骨片が、手術によって再整列され得る。この外部添え木デバイスにおける種々の接合が、骨片を再配列する際に、医師を補助し得る。一旦、外部添え木デバイスが骨に固定され、そして骨片が所望の整列位置に来ると、固定器における接合が適所にロックされて、治癒の持続時間の間、骨の列を維持する。
これらの外部骨固定器デバイスのいくつかは、遠位橈骨の骨折を修復するために、特に適合される。この型の骨折は、しばしば、橈骨の遠位ヘッドの近くの骨折部位を含む。橈骨の遠位ヘッドの骨折は、通常、コリーズ骨折と称される。このような骨折は、骨ファスナーセットを、中骨における骨折の遠位の側において使用し、そして骨ファスナーセットを、橈骨の遠位半分における骨折の近位の側において使用して、減少され得る。
手根の骨折の処置の間、手根がある程度の可動性を有することが望ましいことが、認識されている。しかし、近位のピンおよび遠位のピンによって付与される長手方向の牽引を使用する、先行技術の固定器デバイスは、一般に、骨折の固定の期間の間、関節を交差させずに、手根における運動を可能にしない。
従って、改善された外部固定器デバイスに対するかなりの必要性が存在する。この固定器デバイスは、骨折の部位(sight)が供される任意の力または不注意による強打に耐えるために、強く、剛性であり、そして耐久性がある必要がある。この固定器デバイスは、過度の困難なしに患者によって動かされ得るように、軽量でなければならない。この固定器デバイスは、製造原価および難易度が適切であるべきである。この固定器デバイスは、医師が特定の骨折に最良に適合することを可能にするため、および最良の治癒様式を提供するために、広範な外科技術を容易にするべきである。特に、固定器デバイスによって容易にされる外科技術は、医師が手術の間、骨折を迅速に減少させることを可能にし、一方でなお、治癒処置の間に必要とされる支持を提供する。
(発明の簡単な要旨)
本発明は、アウトリガーを使用する骨固定器、およびこのような骨固定器のためのアウトリガーである。この固定器の主要本体は、骨折の1つの側における長骨に固定され、そしてこのアウトリガーが骨折部位にまたがって支持されるように、このアウトリガーを保持する。このアウトリガーは、好ましくは、主要本体の左側または右側のいずれかに延びるように、取り付け可能である。このアウトリガーは、調節のためのフラグメントピン支持体を保持し、これらの支持体は、骨固定器/長骨面に対して全体的に水平ではない。従って、このアウトリガーは、骨フラグメントピンを、所望されるように、骨折に対して移動および固定する際に、医師に、より大きい融通性を可能にする。
添付の図面の図は、好ましい実施形態を記載するが、本発明の他の実施形態もまた意図され、これらのいくつかは、説明において記載されている。全ての場合において、本開示は、本発明の図示される実施形態を、代表の様式で提示し、そして限定ではない。多数の他の小さい改変および実施形態は、当業者によって考案され得、これらは、本発明の原理の範囲および精神の範囲内に入る。
(詳細な説明)
本発明による好ましい固定器アセンブリ10は、主要な構成要素として、添え木または伸延デバイス12、およびアウトリガーセクション14を備える。伸延デバイス12は、好ましくは、近位ピンクランプ部材または主要本体16、および遠位ピンクランプ部材または遠位本体18を備える。遠位本体18は、固定可能な調節セグメント20によって、主要本体16に取り付けられる。アウトリガーセクション14は、2つのフラグメントピン支持体24を保持して示される、アウトリガー22を備える。アウトリガーセクション14は、アウトリガー取付具26によって、伸延デバイス12に取り付けられる。固定器アセンブリ10は、一般に、骨折(特に、図2に示されるような遠位橈骨28)を修復するために使用される。
主要本体16は、長骨に固定されるように適合され、この長骨は、好ましい実施形態については、橈骨28の遠位の3分の1である。従って、主要本体16は、橈骨28の遠位の3分の1の延長した程度を反映するために、いくらか細長い。主要本体16は、この本体を近位骨ファスナー30に固定するための構造体を備える。好ましい実施形態において、骨ファスナー30は、主要本体16における開口部またはクランプ開口32を通って延びる。クランプ開口32は、主要本体16を通って、主要本体16の長手方向軸34に対して横断方向に延びる。好ましい骨ファスナー30は、3mmの骨ピンまたは「Kワイヤ」であるが、多くの他の型の骨ファスナー(例えば、比較的長い、細い骨ねじなど)が、等しく使用され得る。本願を通じて記載される骨ピン30は、米国特許第6,056,748号および同第6,283,964号に教示されるように、骨に固定され得る(残されるか、駆動されるか、圧縮されるか、または伸延されるなど)。
固定手術の間、骨ピン30は、好ましくは、クランプ開口32を通して挿入され、そして遠位橈骨28に外科的に打ち込まれる。骨ファスナー30は、例えば、橈骨28への外科的挿入の前に、主要本体部分16を通して方向付けられ得る。あるいは、骨ピン30は、遠位橈骨28に打ち込まれ得、そして主要本体16が、打ち込まれた骨ピン30を覆って配置され得るが、骨への固定の前/間に、クランプ開口32を通して骨ピン30を螺合することは、橈骨28に対する骨ピン30の整列を補助する。骨への固定の前/間に、クランプ開口32を通して骨ピン30を螺合することはまた、骨ピン30を、主要本体16に対して間隔を空け、そして整列させる際に補助する。
一旦、骨ピン30が遠位橈骨28に固定され、そして主要本体16のクランプ開口32に対して所望のように前進されると、骨ピン30は、主要本体16に対して適所に固定される。例えば、主要本体16は、骨ピン30および橈骨28に対して配置され得、その結果、主要本体16は、前腕の軟部組織および皮膚に載る。あるいは、医師は、主要本体16を、前腕の組織から短い距離を開けて配置し得る。骨ピン30を主要本体16に対して固定するための好ましい構造体は、止めねじ36(細部なしで示される)を用いるものである。止めねじ36は、クランプ開口32と交差する止めねじ穴に螺合される。止めねじ36を締めることにより、主要本体を、外科的に打ち込まれた骨ピン30に対して固定する。
主要本体16は、長骨(橈骨28)に対する少なくとも2つの配向のうちのいずれかで配置され得、そして主要本体16を長骨(橈骨28)に固定するための機構は、好ましくは、このような複数の配向に適合する。例えば、好ましい実施形態の主要本体部分16は、2対のクランプ開口(32aおよび32b、32cおよび32d)を備える。クランプ開口32の1つの対32a、32bは、主要本体16の長手方向軸34の片側(すなわち、図1に示されるように、長手方向軸34の上側)に延び、そしてクランプ開口32の反対側の対32c、32dは、長手方向軸34の他方の側(すなわち、図1に示されるように、長手方向軸34の下側)に延びる。図1に示されるように、右腕に対して使用されるために配置される場合、クランプ開口32の上側のセット32a、32bが、好ましくは使用され、クランプ開口32の下側のセット32c、32dは、使用されないままである。クランプ開口32の上側のセット32a、32bの使用は、主要本体16を、橈骨28に対して上昇させて配置し、これは、遠位本体18およびアウトリガー22の意図される引き続く配置に対して、主要本体16を最良に配置し、そしてまた、通常の使用の間に、固定器10の重量が橈骨28に対して付与するモーメントを最小にする。
クランプ開口32の下側のセット32c、32dは、医師が固定器10を橈骨28に対してより高い上昇位置で使用することを望む場合に、いくらかの融通性を提供する。しかし、クランプ開口32の下側のセット32c、32dの主要な重要性は、主要本体16が右腕または左腕のいずれに対しても等しく使用され得るような融通性を提供することである。図2に示されるように、主要本体16は、左腕における使用のために、骨ピン30をクランプ開口32の第二の(今は上側の)セット32c、32dを通して単に利用することによって、同じ相対高さで裏返され得る。従って、好ましい実施形態は、4つのクランプ開口32a、32b、32c、32dを備え、上側の2つ(これらは、左の配向か右の配向かに依存して、いずれのセットでもあり得る)のみが、主として使用が意図される。クランプ開口32a、32bは、長手軸方向に約1と1/2インチの間隔を空け、主要本体16の遠位端から約2インチである。この間隔は、橈骨28上で主要本体16を支持するために十分であり、一方で、橈骨のヘッドにおける代表的なコリーズ骨折部位に近付きすぎない。所望であれば、さらなる骨ピンクランプ開口が、主要本体16に配置されて、医師に、骨ピン30の配置の際のさらなる融通性を与え得る。同様に、所望であれば、主要本体は、より長く作製されて、医師に橈骨28の中央または近位3分の1に、可能な取り付け部位を与え得る。任意の配向において、主要本体16は、その長手方向軸34が、橈骨28の長手方向軸とほぼ平行に延びるように固定されることが意図される。
固定器10の遠位ピンクランプ本体18は、この骨折の反対側への取り付けを意図され、そして主要本体16とともに間接固定器本体として働き、関節の位置を固定する。コリーズ骨折とともに使用するための好ましい実施形態において、遠位本体18は、中骨(そして特に、第二中骨40)に固定され、これによって、手根を固定し、そしてこの手根が、コリーズ骨折の治癒の間、曲がることを防止し得る。
主要本体16のクランプ開口32と同様に、遠位本体18もまた、経皮骨ピン30または他の骨ファスナーのための横断クランプ開口42を備える。好ましい実施形態の遠位本体18を用いて、遠位横断骨ピン30は、第二中骨40に外科的に固定される。好ましい配置位置は、第一中骨ピン30を、第二中骨関節の約5mm遠位に配置する。遠位本体18は、止めねじ44(図1および3に細部なしで示される)を用いて骨ピン30に対して固定され、これによって、その長手方向軸46が、中骨40の長手方向軸に対してほぼ平行に延びるように配置される。遠位クランプ開口42/遠位骨ピン30の間の、約1インチの間隔は、中骨40への取り付けのために適切である。遠位本体部分18は、アウトリガー22の質量および付随するモーメントを支持しないので、単一のセットのクランプ開口42が提供され、これは、遠位本体18の長手方向軸46と交差する。しかし、所望であれば、さらなる遠位クランプ開口が提供されて、医師に、遠位本体18を第二の骨40に対して固定する際のさらなる選択肢を与え得る。
遠位本体18は、主要本体16に、固定可能な調節セグメント20によって取り付けられる。所望であれば、遠位本体18は、米国特許第6,056,748号および同第6,283,964号に教示されるものと同様に、万能継手で固定され得、主要本体16に対する遠位本体18の旋回運動を可能にする。いくつかの適用について、遠位本体18は、単純なピン型のヒンジで取り付けられ得るか、または主要本体16に対して永久的にさえ固定され得る。しかし、好ましい固定可能な調節セグメント20は、4の調節可能な自由度を有し、各々が、別個に固定可能である。
第一の自由度として、主要本体16は、内部に軸方向に延びるボア48を規定し、そして伸張棒50が、ボア48内に受容される。伸張棒50は、固定器10が、処置されている患者の特定の大きさに適切であるように、伸張または短縮されることを可能にする。いくつかの機構の任意のものが、外科医が伸張棒50を制御し得るように使用され得る。好ましい実施形態において、伸張棒50は、外部がねじ切りされる。つまみねじ52が、自由に回転するように、主要本体16に取り付けられる。つまみねじ52は、内側のねじ山を有し、これは、伸張棒50の外側のねじ山と嵌合し、その結果、つまみねじ52の回転が、伸張棒50を前進または後退させる。伸張棒50の長手方向位置は、棒の止めねじ54(図3に細部なしで示される)を介してロック可能である。
第二および第三の調節の自由度は、ヨークセクション56によって提供され、これは、主要本体16に対する遠位本体18の角度調節を可能にする。ヨークセクション56は、水平ボルト58(図1に細部なしで示される)で、伸張棒50の遠位端にボルト止めされ、そして垂直ボルト60(図1に細部なしで示される)で、遠位本体18の近位端にボルト止めされる。ヨークセクション56の各端部は、山/谷の半径方向に歯状のプロフィールを備え、これは、伸張棒50および遠位本体18の同様に歯状のプロフィールと嵌合する。水平ボルト58を緩めることは、ヨークセクション56の、水平ボルト58によって規定されるほぼ水平な軸62の周りでの旋回を可能にする。垂直ボルト60を緩めることは、遠位本体18の、垂直ボルト60によって規定されるほぼ垂直な軸64の周りでの旋回を可能にする。水平ボルト58および垂直ボルト60を閉めることにより、遠位本体18が、主要本体の長手方向軸34に対して、所望の水平角度および垂直角度に固定される。水平ボルト58および垂直ボルト60は、好ましくは、六角形の凹部を備え、アレンレンチでの締め付けおよび緩めを可能にする。あるいは、六角形の頭部または平坦なねじ回しもしくはフィリップスねじ回しのための頭部、あるいはつまみねじさえもが、使用され得る。
第四の調節の自由度として、遠位本体18は、回転可能な外側クランプ部材68を備える中心棒66(図6に示され、そして図5で破線で示される)として提供される。止めねじ70(図1に細部なしで示される)は、回転可能な外側クランプ部材68の嵌合するねじ切りされた穴内に提供される。止めねじ70が緩んだ状態で、外側クランプ部材68は、中心棒66に対して自由に回転する。止めねじ70が閉められた状態で、外側本体68は、中心棒66に固定される。さらに、止めねじ70は、完全に緩められて、外側クランプ部材68が固定可能な調節セグメント20から容易に取り外されることを可能にし得る。
所望であれば、さらなる調節の自由度が、固定可能な調節セグメント20によって提供され得る。例えば、伸張棒50および/またはボア48は、主要本体16と伸張棒50との間の回転を可能にするように形作られ得、そして構成され得る。次いで、棒止めねじ54は、主要本体16に対する伸張棒50の位置を、長手方向と回転との両方で固定するように機能し得る。別の例として、回転可能な外側クランプ部材68は、中心棒66上をスライドして、遠位本体18の伸張を可能にし得る。次いで、止めねじ70は、遠位本体18に対する外側クランプ部材68の位置を、長手方向と回転との両方で固定するように機能する。
固定可能な調節セグメント20によって提供される調節の自由度の1つの目的は、医師が第二の骨(すなわち、好ましい実施形態において、第二中骨40)への骨ピン30の配置に関して利用可能な選択肢を最大にすることである。特に、固定器10は、橈骨28と第二中骨40との両方に、固定可能な調節セグメント20を完全に緩めて固定され得、医師に対して、骨ピン30を固定器10および骨に打ち込むための運動を容易にする。固定可能な調節セグメント20によって提供される、調節の自由度の第二の目的は、骨折部位における骨の治癒配向に関して、医師に利用可能な選択肢を最大にすることである。固定器10が橈骨28と第二中骨40との両方に固定された後に、医師は、次いで、手根関節を所望の骨治癒位置に操作し得る(適切な整復、伸延、掌屈および尺骨の変位が挙げられる)。医師は、手根関節の所望の操作を、手根関節自体に直接圧力を付与することによってか、または固定器10の補助によって主要本体16および遠位本体18を適切に移動させ、これによって骨を操作することによってのいずれかで、実施し得る。一旦、手根関節が所望の骨治癒位置に来ると、ボルト58、60および止めねじ44、54、70が完全に締められて、手根の位置が、固定器10によってしっかりと保持される。
従来の固定は、伸延デバイス12を用いて実施され得るが、本発明は、特に、直接のフラグメント固定のための使用を意図する。直接のフラグメントの固定は、アウトリガーセクション14を用いて実施される。アウトリガー22は、好ましくは、主要本体16に取り外し可能に取り付けられる。アウトリガー22は、手術の間、すなわち、主要本体16を橈骨28に固定し、そして遠位本体18を第二中骨40に固定した後に、主要本体16に取り付けられ得る。このような固定(fixation)および固定(securement)の後に、アウトリガー22を主要本体16に取り付けることによって、医師は、固定(fixation)および固定(securement)の間に、手根関節へのより良好なアクセスを有する。あるいは、アウトリガー22は、手術の前、または固定および調節の工程の前に、主要本体16に取り付けられ得る。代替であるが融通性の低い実施形態として、アウトリガー22は、主要本体16に永久的に固定され得る。
所望であれば、アウトリガー22は、米国特許第6,056,748号および同第6,283,964号に教示されるように、つまみ歯車を備える取り付け部材によって、主要本体16に取り付けられ得る。しかし、好ましい実施形態において、アウトリガーセクション14は、アウトリガー取り付け具26によって提供される二重スライドレール構成を有する伸延デバイス12に取り付けられる。図5および6に最もよく示されるように、アウトリガー取り付け具26は、主要本体16に配置されるレール72、アウトリガー22のフランジ76に配置されるレール74、およびこれらの2つのレール72、74と組み合わせて作動するスライドプレート78を備える。図6に最もよく示されるように、主要本体レール72は、主要本体16の片面に、骨折部位に向かって提供される。主要本体レール72は、任意の方向に延び得るが、好ましい実施形態において、主要本体レール72は、長手軸方向に、主要本体16の長手方向軸34に対して平行に延びる。この配向は、主要本体レール72を提供し、一方で、主要本体16に最小量の質量および体積を追加する。主要本体レール72は、スライドプレート78に提供される第一のスライド凹部80と、スライド係合で嵌合する。
主要本体レール72の反対側で、スライドプレート78が、主要本体16のレールプレート部分82と当接して、アウトリガー22の最大の垂直方向安定性を提供する。レールプレート部分82は、共平面または平行な面内であり得るが、主要本体16上の好ましいレールプレート部分82は、主要本体16のほぼ円筒形の外側プロフィールによりよく一致するように、互いに対してある角度で延びる。
図5に最もよく示されるように、第二のスライド凹部84は、スライドプレート78の、主要本体16に面さない、反対側に提供される。第二のスライド凹部84は、第一のスライド凹部80に対してある角度で、そして好ましくは、垂直に延びる。アウトリガー22のフランジ76上のアウトリガーレール74は、第二のスライド凹部84とスライド係合して嵌合する。アウトリガーレール74の反対側で、スライドプレート78は、アウトリガーフランジ76と当接して、アウトリガー22の最大の水平方向安定性を提供する。好ましいアウトリガーフランジ76の当接スライドは、共平面である。
アウトリガーレール74と主要本体レール72との両方について、レールの好ましい形状は、ヘッドおよびネック(これは、ヘッドより断面が狭い)を有するありつぎ型である。この形状は、スライド方向以外でのスライド係合の移動を厳密に制限し、一方で、成型がなお比較的容易である。スライドレール72、74の好ましい長さは、約1と1/2インチであり、これは、主要本体16に対してアウトリガー22を適切に保持するために十分であり、同時になお、剛性の有意な損失なしで、約1/2インチの調節可能性を可能にするために十分であることが見出されている。
好ましいアウトリガー取付具26において、2つの異なる分離性の様式が利用可能である。主要本体レール72は、その遠位端において露出され、そしてスライドプレート78の嵌合凹部80は、その近位端において露出される。このことは、単に、スライドプレート78を完全に遠位方向にスライドさせることによって、主要本体16からのスライドプレート78の取り外しを可能にする。主要本体16へのスライドプレート78の取り付けは、スライドプレート78を主要本体16に対して適切に配置し、そしてスライドプレート78を近位方向にスライドさせることによって、逆に実施される。
アウトリガーレール74は、その腹側端部において露出され、そしてスライドプレート78の嵌合凹部84は、その腹側端部と背側端部との両方において露出される。このことは、単に、アウトリガー22を上方に押すことによって、アウトリガー22の、スライドプレート78からの取り外しを可能にする。スライドプレート78の嵌合凹部84は、両端において露出されるので、アウトリガー22は、スライドプレート78の配向にかかわらず、すなわち、主要本体16が、アウトリガー22が右側に延びた状態で右腕に配置されるか(図1)、裏返されてアウトリガー22が左側に延びた状態で左上に配置されているか(図2)にかかわらず、上方に取り外され得る。主要本体16へのスライドプレート78の取り付けは、アウトリガー22をスライドプレート78に対して適切に配置し、そして下方に押すことによって、逆に実施される。
分離性の2つの様式は、医師に、主要本体16にアウトリガー22をいつ、どのように取り付けるかを決定する際の融通性を与える。スライドプレート78は、主要本体16を橈骨28に固定する前または後に、主要本体16に取り付けられ得る。同様に、アウトリガー22は、手術手順の他の部分の前または後に、スライドプレート78に取り付けられ得る。スライド運動はまた、アウトリガー22の無限に精密な位置の調節性を可能にする。特に、アウトリガー22は、橈骨の関節表面にわたって、1cmのクリアランスで配置されるべきである。
解放可能な固定は、レール72、74を、それらのそれぞれのスライド凹部80、84に対して固定することによって、提供される。止めねじ穴86内の第一の止めねじ(図1および3に最もよく示される)が、アウトリガー22の垂直方向高さを主要本体16に対して固定するために使用される。嵌合する止めねじ穴88内の第二の止めねじ(図1および5に最もよく示される)は、主要本体16の、アウトリガー三角形22に対する長手軸方向の程度を固定するために使用される。これらの両方の止めねじ86、88は、医師にとって、固定器アセンブリ10の頂部から容易にアクセス可能である。アウトリガー22が左腕にわたって左側に延びるように取り付けられる場合(図2)に使用するための、類似のセットの止めねじ穴86、88が、主要本体16の他方の側に配置される。
所望であれば、アウトリガーは、米国特許第6,056,748号および同第6,283,964号に教示されるように、I字型の金属部材として提供され得る。しかし、好ましい実施形態において、アウトリガー22は、剛性の三角形の形状を与えられる(図5、8および9に最もよく示される)。この三角形の形状を有するアウトリガー22は、アウトリガーフランジ76に対してほぼ垂直に突出する。この三角形の形状は、固有に非常に強く、特に、アウトリガー22に対して付与される任意の片持ち梁屈曲応力による撓みに対して強い。この三角形の形状は、遠位橈骨28の解剖学的形状にほぼ一致する。特に、橈骨28の冠状面の解剖は、橈骨の茎状突起から、橈骨28の長手方向軸に対して約102°〜110°(特定の患者の解剖学に依存する)の角度で後方へと進行する。アウトリガー22の三角形の形状は、角度92(これは、主要本体16の長手方向軸34に対して約95°と118°との間であるべきである)で、遠位角90から後方に進行する。アウトリガー22の角度92は、好ましくは、主要本体16の長手方向軸34に対して98°〜115°、より好ましくは、102°〜110°(すなわち、橈骨28の遠位ヘッドの12〜20°の角度と同じ)で進行し、最も好ましい値は、110°である。この角度92は、遠位橈骨28の解剖学的構造に一致するのみでなく、固有に強く、そしてフラグメント固定ピン支持体24によって付与される片持ち梁応力をよく支持する、アウトリガーの形状をまた提供する。すなわち、近位レッグ94は、遠位レッグ96と協働して、アウトリガー22を安定化および強化する。近位レッグ94および遠位レッグ96が、アウトリガーフランジ76のそれらの付着点において十分に分離されるので、剛性が増強される。好ましいアウトリガー三角形22は、フランジ76から約3インチ延びるが、これはなお、十分に長い。なぜなら、三角形22は、フランジ79への約1インチの取り付けを備える2インチの幅にわたるからである。
好ましい三角形の形状は、110°の角度で後方に延びる遠位レッグ96のみを有し、近位レッグ94は、70°の角度で前方に延びる。遠位レッグ96のみが、任意の特定の固定について、使用者に予測される。もちろん、固定器10が逆の腕(右から左)において使用される場合、アウトリガー22が面する方向は、逆になり(右から左)、そして三角形の形状の反対のレッグ94は、2つのレッグ94、96のうちのより遠位の方になる。
二重のスライドレールの構成は、主要本体16に対するアウトリガー22の配置において、2の自由度を与える。所望であれば、さらなる自由度が、図7の代替のアウトリガー150および図8〜10の代替のアウトリガー160において示されるように、提供され得る。図7の実施形態および図8〜10の実施形態は、両方とも、固定可能なヒンジ152を備える。固定可能なヒンジ152とフランジ76との間の好ましい取り付けは、図7にのみ示されるが、当業者は、このような開示が、図8〜10の実施形態に対して等しく適用されることを理解する。固定可能なヒンジ152とフランジ76との間の好ましい取り付けは、三角形22の底辺とフランジ76との間に提供される固定ボルト154を含む。この固定可能なヒンジ152は、主要本体16の長手方向軸34に対して平行な水平軸156の周りでの、主要本体16に対する三角形22の旋回を可能にする。好ましい実施形態において、固定可能なヒンジ152は、水平に対して少なくとも+30°〜少なくとも−10°までの旋回範囲を可能にする。従って、骨折の処置に対する(ほぼ水平の)参照面は、長骨の長手方向軸および主要本体16の長手方向軸34を含む面として定義され得る。固定可能なヒンジ152は、アウトリガー150、160を主要本体16に旋回可能に取り付け、その結果、アウトリガー150、160の旋回による調節が、参照面に対する骨ファスナー支持体の移動方向の角度を変化させる。
固定可能なヒンジ152は、アウトリガー150、160を主要本体16に旋回可能に取り付け、その結果、骨ファスナー支持体の移動方向は、2つの理由により、負の角度より大きい正の角度の範囲で選択され得る。第一に、図7および10に最もよく示されるように、アウトリガー150、160は、下部の角162を有し、これは、フランジ76およびスライドプレート78の構成に依存して、アウトリガー150、160のための第一の妨害の点であり得、アウトリガー150、160がさらなる負の角度を提供することを防ぐ。さらなる負の角度が所望である場合、材料が、下部の角162および/またはフランジ76あるいはスライドプレート78(図7)から除去されて、さらなる回転を可能にし得る。第二に、正の角度は、負の角度より一般に望ましい。なぜなら、正の角度は、アウトリガーの旋回軸156を、骨折部位のより近くに位置させる傾向があるからである。アウトリガー旋回軸156を骨折部位に近付けることによって、一般に、障害を最小にし、そして手術手順をより容易にする。アウトリガー旋回軸156を骨折部位に近付けることによって、固定器10が腕から延びる距離を最小にし、固定器が、固定器を着用している間に患者に対して扱いにくさまたはぎこちなさを提示する可能性を最小にする。アウトリガーの旋回軸156を骨折の部位に近付けることによってまた、一般に、フラグメントピン130に対する力によって主要本体16に付与されるモーメントを最小にする。すなわち、アウトリガー150、160を、(水平な)参照面に対して正の角度で整列させることによって、固定器10と骨折した骨との間の巻き付け関係の大部分を生じ、これは、外科的な配置と回復との両方を容易にする。
図7に示されるように、締め付けボルト154は、平坦な頭部のねじ回しのための溝158を備える頭部を有する。締め付けボルト154を締め付けることによって、主要本体16に対するアウトリガー22の堅固な固定が、医師によって最終的に選択される位置で維持され得る。
アウトリガー22のレッグ94、96は、スライド凹部98を有する軌道を規定する。図1および4に最もよく示されるように、スライド凹部98は、対向するリップセクション100を備え、これらは、フラグメントピン支持体24の支持および保持を補助する。アウトリガー22の軌道構成は、固有に強く、一方で、なお比較的軽量である。
好ましいスライド凹部98は、開口端部102を有する。この開口端部102は、フラグメントピン支持体24の、軌道98からの取り外しを可能にする。従って、医師は、どれくらい多くのピン支持体24が、任意の特定の手術のために、軌道98に整列されるべきかを決定し得る。所望であれば、第一のフラグメントピン支持体24は、第二(または第三など)のフラグメントピン支持体24が軌道98内に配置される前に、適所に固定され得る。
本発明の最も好ましいアウトリガー160は、図8〜10に示される。アウトリガー160は、第一の面内で延びる近位セクション164、および第二の面内で延びる遠位セクション166を有するように形成される。近位セクション164と遠位セクション166との間の巻き付け角度168が、フラグメントピン支持体24についての所望の移動方向を最適にするように、所望のように設計され得る。近位セクション164は、右手での使用のための軌道部分170および左手での使用のための軌道部分172を備える。遠位セクション166は、右手での使用のための軌道部分174および左手での使用のための軌道部分176を備える。右手での使用のための両方の軌道部分170および174は、主要本体の軸34(および橈骨の軸)に対して角度92で延びる。しかし、軌道部分170が近位セクション164に延び、そして軌道部分172が遠位セクション166に延びるので、軌道部分170および174は、同一線上ではなく、その代わりに、遠位橈骨の骨折部位の周りをいくらか巻く。2つの軌道部分170および174を用いて、角度168の周りでの所望の巻きは、50°未満であり、そしてより好ましくは、約15°より大きくかつ約45°未満であり、そして最も好ましくは、約35°である。巻き付け角度168(構築のためのより浅い巻き付け角度を含む、巻き付け角度168についての特により浅い値)についての他の値が、2つより多くの軌道部分170、174を使用して、設計され得る。左手での使用のための軌道部分172、176は、同様に、巻き付け角度168から利益を得る。
巻き付け角度168は、医師に、骨ファスナー支持体の2つの規定された移動方向を可能にし、これらの各々は、最も近い地点で取った遠位橈骨の接線に対してほぼ並行である。巻き付け角度168を用いて、2つ以上のフラグメントピン130が、異なる位置から骨折位置へと容易に方向付けられ得(例えば、橈骨の軸の周りでおよそ11時および12時の方向)、そして各フラグメントピン130が接触地点で骨表面に可能な限りほぼ垂直であるように、容易に整列され得る。医師によって選択される、隣接するヒンジ152の角度にかかわらず、軌道部分170、174のうちの少なくとも1つが、水平な参照面に対して角度を付けられ、その結果、この面内でのフラグメントピン支持体24のスライド移動が、フラグメントピン支持体24の上昇を調節可能に変化させる。従って、巻き付け角度168は、骨ファスナー支持体の、橈骨28の冠状面解剖にさらにより近く対応する方向への移動を可能にする。すなわち、骨折の処置のための(ほぼ水平な)参照面は、長骨の長手方向軸および主要本体16の長手方向軸34を含む面として定義され得る。巻き付け角度168に起因して、フラグメントピン支持体24の少なくとも1つの移動方向は、この参照面に対してある角度で傾斜する。
右手での使用のための近位軌道部分170および右手での使用のための遠位軌道部分174は、強化ウェブ178によって分離される。同様に、左手での使用のための近位軌道部分172および左手での使用のための遠位軌道部分176は、強化ウェブ178によって分離される。強化ウェブ178は、アウトリガー160の近位部分と遠位部分との間の巻き付け角度168と一致する。強化ウェブ178は、アウトリガー160が力およびモーメントに耐えることを補助し、同時に巻き付け角度168における十分な剛性を維持する。巻き付け角度の位置は、剛性を維持されなければ、固定器10によって誘導され得る屈曲偏倚の量を固有に増加させる。
最も好ましいアウトリガー160は、アウトリガー160の近位に、主要本体16に向かって位置する開口端部または軌道開口180を有する。軌道開口180は、医師が、すでに遠位軌道部分172、176の適所にあるいずれのフラグメントピン支持体24も移動させずに、フラグメントピン支持体24を導入し、そして/または近位軌道部分170、174から取り出すことを可能にする。従って、各近位軌道部分170、174は、その独自の軌道開口180を有し、一方で、各遠位軌道部分172、176は、その独自の開口端部102を有する。
各フラグメントピン支持体24が別個の開口102、180を有することによって、医師は、第二(および第三など)のフラグメントピン支持体24およびそれらの付随するフラグメントピン130をいつ追加するかを決定する際、ならびにこれらのフラグメントピン支持体24およびそれらの付随するフラグメントピン130をいつ除去するかを決定する際に、医師が適所に維持することを望むフラグメントピン支持体24およびそれらの付随するフラグメントピンを調節も移動もさせる必要なしに、さらなる融通性を有する。例えば、一時的な配置または最初の治癒持続時間の後に、医師は、近位フラグメントピン支持体24およびその付随するフラグメントピン130を、アウトリガー160または遠位フラグメントピン支持体24のいずれも移動も調節もさせずに、追加または除去しうる。
アウトリガー22、150、または160は、フラグメントピン支持体24を、図1〜6に示されるように、しっかりと調節可能に配置する。所望であれば、フラグメントピン支持体は、米国特許第6,056,748号および同第6,283,964号に記載されるものと類似であり得る。しかし、本明細書中に示される好ましいフラグメントピン支持体24は、成型されたプラスチック構造体である。好ましいフラグメントピン支持体24は、フラグメントピン130を遠位橈骨28に配置する際に、7の調節の自由度を提供する。
第一の調節の自由度として、図1および4に最もよく示されるように、各フラグメントピン支持体24は、軌道98内にスライド可能に載るノブボルト104を備える。医師は、各ノブボルト104の、軌道98内における所望の位置を選択し得る。ノブボルト104は、ねじ切りされたシャフトセクション108に、頭部106を有する。頭部106は、対向するリップセクション100を備える軌道98と嵌合して、シャフトセクション108をアウトリガー22に対して堅固に直立させて保持する。締め付けナット110が、シャフト108において使用されて、ノブボルト104を、軌道98における選択された位置に解放可能に固定する。
所望であれば、ノブボルト104の頭部106は、細長くあり得るか、または他の平坦部を有し得、これは、軌道98の壁内に嵌合して、ノブボルト104をアウトリガー22に対してさらに堅固に保持する。しかし、第二の調節の自由度として、ノブボルト104の頭部106は、平安部を全く有さない円筒形である。このことは、医師が、締め付けナットを緩めながら、ノブボルト104をノブボルト104のシャフト108によって規定されるほぼ垂直な軸の周りで回転させて、フラグメントピン支持体24が軌道98から延びる方向を変化させることを可能にする。
第三の調節の自由度は、旋回アーム112によって提供される。旋回アーム112は、ノブボルト104の伸長端部にわたって嵌合するフォーク114を備える。フォーク114の枝は、これらの枝のうちの1つが旋回アームボルト116のねじ山に螺合により係合した状態で、旋回アームボルト116を受容する。ヨークセクション56と同様に、フォーク114の枝は、山/谷の半径方向に歯の付いたプロフィールを有し得、これは、ノブボルト104の突出端部の同様に歯の付いたプロフィールと嵌合する。あるいは、旋回棒フォーク114およびノブボルト104の平坦な表面の間の摩擦係合が、ノブボルト104の角位置を固定するために十分であり得る。旋回アームボルト116を緩めることにより、旋回アーム112の、旋回アームボルト116によって規定されるほぼ水平な軸の周りでの旋回が可能になる。旋回アーム116を締めることによって、旋回アーム112がノブボルト104に、所望の角度で固定される。好ましい旋回アーム112は、1インチ未満の長さを有し、これは、フラグメントピン支持体24とアウトリガー三角形22との間の妨害を実質的に回避するために、ちょうど十分である。
第四および第五の調節の自由度は、接続棒118によって提供される。好ましい接続棒118は、円筒形のシャフト120を有し、このシャフトは、旋回アーム112の伸長した端部の円筒形の穴内にスライドする。円筒形のシャフト120は、接続棒118が旋回アーム112に対して上方および下方にスライドすることを可能にし、そしてまた、接続棒118が、接続棒のシャフト120によって規定される軸の周りで旋回されることを可能にする。止めねじ122(図6に細部なしで示される)は、旋回アーム112の露出した端部の面の、ねじ切りされた止めねじ穴に螺合される。止めねじ122は、その旋回アーム112に対するその所望の伸長の量および所望の回転位置で、接続棒118に固定されるように締め付けられ得る。2つのフラグメントピン支持体24を用いる好ましい実施形態において、接続棒118の1つは、他のものより長くあり得、例えば、約1と1/2インチおよび2インチの長さを有する。接続棒118のシャフト120(これは、好ましい実施形態において固定器10の最も細いリンクである)は、ピンホルダ124を堅固に支持するために十分に厚くなければならない(例えば、約1/5インチの接続棒シャフト120の直径)。
フラグメントピン支持体24の第六の調節の自由度は、ピンホルダ124によって提供される。ピンホルダ124は、フォーク126の枝の間に、接続棒118の端部に対して受容される。接続棒のフォーク126の枝は、これらの枝のうちの1つが接続棒ボルト128に螺合して係合した状態で、接続棒ボルト128を受容する。ヨークセクション56および旋回アームフォーク114と同様に、接続棒フォーク126の枝は、平坦であり得るか、または山/谷の半径方向に歯の付いたプロフィールを有し得、これらが、ピンホルダ124の同様に歯の付いたプロフィールと嵌合する。接続棒ボルト128を緩めることによって、ピンホルダ124の、接続棒ボルト128によって規定されるほぼ水平な軸の周りでの旋回が可能になる。接続棒ボルト128を締めることによって、ピンホルダ124を、所望の角位置に固定する。
第七の調節の自由度は、フラグメントピン130とピンホルダ124との間の接続によって提供される。ピンホルダ124は、フラグメントピン130を受容するための、少なくとも1つの貫通孔132を備える。ねじ切りされた止めねじ穴が、フラグメントピン貫通口132と交差し、そしてねじ切りされた止めねじ134(図1に細部なしで示される)が、ピンホルダ124に対してフラグメントピン130を固定するように締め付け可能である。
止めねじ36、44、54、70、86、88、122、134の各々、旋回アームボルト116、ならびに接続棒ボルト128(全て、図において細部なしで示される)は、好ましくは、六角形の凹部を備え、アレンレンチでの締め付けおよび緩めを可能にする。あるいは、六角形の頭部または平坦なねじ回しもしくはフィリップスねじ回しのための頭部、あるいは、つまみねじでさえも、使用され得る。
フラグメントピンホルダ124は、フラグメントピン130を適切に支持するために十分な長さを有するべきである。好ましい実施形態において、ピンホルダ124の長さ(およびフラグメントピン貫通高132の長さ)は、1/2インチにわたる。好ましい外科技術は、フラグメントピン130を、フラグメントピン130の頂部を健常なインタクトな橈骨28内に延ばしてフラグメントに通して固定することを包含する。図2に示される例について、2つのピン130は、橈骨皮質において開始し、そしてインタクトな橈骨皮質を出て固定され、そして第三のピン130は、背側のフラグメントを、背側および遠位から、手掌および近位へと固定し、再度、骨28のインタクトな部分を出る。このようなピンの配置は、手根の手掌の傾きが維持されることを可能にする。橈骨28の状態に起因して必要である場合、ピンホルダ124は、フラグメントピン130を十分に支持し、その結果、フラグメントピンホルダ124によって提供されるフラグメントを、橈骨28内への骨折を横切る取り付けなしで減少させるために十分に支持して、フラグメントピン130の先端が、フラグメント内に単に駆動され得る。好ましいフラグメントピン130は、0.062インチの直径のワイヤである。このワイヤは、フリーハンドで穿孔され得るか、またはテンプレートとしてピンホルダ124を使用して穿孔され得る。
好ましい実施形態において、1つのピンホルダ124は、2つのフラグメントピン貫通高132を備える。これらの2つの穴132は、およそ1/2インチ離れており、そして互いに対して平行に延びており、2つのフラグメントピン130を、ほぼ平行な間隔を空けた関係で支持する。第二のピンホルダ124は、単一のフラグメントピン貫通孔132を備える。
好ましい実施形態の1つの重要な利点は、使用される外科技術において、医師に提供される融通性である。手根が伸延デバイス12で固定された後に、医師は、フラグメントピン130をどこに配置するか、およびいくつのフラグメントピン130が使用されるべきかを決定し得る。ワイヤの配置は、骨折の構成および/または医師の好みに依存して変動し得る。フラグメントピン130は、骨フラグメントに、ピンホルダ124を通して螺合されるか、またはフラグメントピン支持体24がアウトリガー軌道98内に配置される前でさえのいずれかで、骨フラグメント内に駆動され得る。フラグメントピン130が医師によって配置された後に、種々の調節の自由度が、アウトリガー22に対するフラグメントの位置を固定するために、および橈骨28に対して主要本体16を介して、各々が締めつけられ得る。
さらに、治癒の間の手根関節の移動は、治癒のプロセスの重要な部分である。本発明は、遠位本体18が第二中骨40から除去された後でさえも、フラグメントピン130の固定を意図する。すなわち、本発明のための1つの好ましい外科技術は、2つの別個の治癒持続時間を包含する。第一の治癒持続期間において、固定器10は、遠位橈骨28、第二中骨40、および骨フラグメントに固定される。一旦、骨フラグメントが治癒し始めると、関節に対するいくらかの応力が、さらなる治癒を促進し、そして骨の成長を早めるために有利である。最初の治癒持続時間の後に、医師が骨折の安定性が存在することを確信した場合、手根解放手術が実施され、ここで、中骨ピン30が中骨40から除去され、そして遠位本体18が主要本体16から除去される。手根解放手術の後に、患者は、少なくとも制限された程度の手根の屈曲を達成し得、これは、二次的な治癒を改善する。フラグメントピン130は、依然として、フラグメントを適所に保持し、手根がこの二次的な治癒の間に再骨折しないことを確実にする。二次的な治癒持続期間の後に、第三の手術が実施されて、外部固定器10を完全に除去する。
好ましい実施形態の別の重要な利点は、使用され得る材料の範囲である。好ましい実施形態は、コリーズ骨折の固定の応力を、プラスチック材料の使用によって取り扱うために設計される。使用されるプラスチック材料は、従来固定機のために使用されている金属よりかなり軽量である。使用されるプラスチック材料は、本明細書中に議論される大きさおよび形状と一緒になって、固定器10が、大部分の金属固定器構造体において固有に可能である屈曲の程度を可能にすることなく、十分に剛性であることを可能にする。好ましい実施形態のための好ましい材料は、部分的にガラスを充填された、高密度プラスチックである。このプラスチック材料は、骨を貫通するほど十分には強くないので(およびFDAの認可の理由により)、従来の金属性の骨ピン30が使用されるが、残りの部品は全て、プラスチックから成形され得る。特に、主要本体16、遠位本体18、固定可能な調節セグメント20、スライドプレート78、アウトリガー22、およびフラグメントピン支持体24は全て、プラスチックから形成される。成形可能な材料であるので、固定機10の製造は、より安価にされ得る。費用またはねじ切りされた強度の理由のために望ましい場合、本明細書中に記載される止めねじ36、44、54、70、86、88、122、134、およびボルト58、60、104、116、128は、従来の金属構造体で、同様に形成され得る。好ましい材料は、ULTEM1000(20%ガラスビーズ充填されたプラスチック)であり、これは、整形外科デバイスのために適切な、GE Plasticsから入手可能な加工された高密度ポリエーテルイミド(PEI)プラスチックである。他の適切なプラスチック材料としては、ポリフェニルスルホン(PPSU)(例えば、Amoco Radel R)、ポリスルホン(PSU)(例えば、Amoco Udel P)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)(例えば、BASF Ultrapek)、液晶ポリマー(LCP)(例えば、Vectra);およびポリケトン(例えば、Amoco Kadel E)が挙げられ得る。
本発明は、好ましい実施形態を参照して記載されたが、当業者は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形式および細部において、変化がなされ得ることを認識する。一例として、好ましい実施形態は、特定の適用について「主要」本体および「遠位」本体を有するように記載されたが、骨折の遠位の骨によって支持されるアウトリガー22を有することによって関節を治癒することが望ましくあり得る。コリーズ骨折の場合、このことは、主要本体16を第二中骨40に取り付け、そして「遠位」本体を橈骨28に取り付けることを包含する。「主要」本体と「遠位」本体との相対的な寸法および大きさは、それに従って調節される。従って、当業者は、用語「遠位」が、好都合な様式で使用され、そして骨折に対する固定器10の配向を本質的に示すわけではないことを理解する。同様に、用語「水平」は、ほぼ水平な、患者の腕/手の掌を下にした(すなわち、橈骨と尺骨との両方が、同じ高さでありかつ水平である)配向に関する方向をいうように使用される。当業者は、患者の手または腕の配向が変化する場合に、この参照方向が変化することを理解する。別の例として、好ましい実施形態は、コリーズ骨折のために意図されるが、本発明は、多くの局面において、他の長骨(例えば、近位橈骨、および尺骨、脛骨、腓骨、上腕骨、および大腿骨の近位端または遠位端のいずれか)の骨折に対して等しく適用され得る。
図1は、右手根の固定のために構成された、本発明の好ましい実施形態の斜視図であり、簡単にするために、骨ピンなしで、そして止めねじの頭部の細部なしで示されている。 図2は、左手根の固定のために再構成され、そして左手根骨格に対して取り付けられて示された、図1の固定器を示す斜視図であり、そしてまた、図7の代替のアウトリガーを使用して示されている。 図3は、図1の固定器の立面図であり、止めねじおよびボルトを、それらのそれぞれの穴58、60、86、116および128から取り外して示されている。 図4は、図1の固定器の反対側の立面図であり、ボルトを、それらのそれぞれの穴58、116および128から取り外して示されている。 図5は、図1の固定器の(遠位からの)底面図であり、ボルトを、それぞれの穴58、60から取り外し、そして遠位端18を単純化して示されている。 図6は、図1の固定器の(遠位からの)端面図であり、遠位本体の回転可能な外側クランプ部材なしで示されている。 図7は、代替のアウトリガーアセンブリを示す斜視図である。 図8は、第二の代替のアウトリガーを示す斜視図である。 図9は、図8のアウトリガーの頂面図である。 図10は、線10−10に沿ってとった、図8および9のアウトリガーの断面図である。

Claims (18)

  1. 長骨と第二の骨との間の関節にすぐ隣接する骨折のための外部固定器であって、該外部固定器は、以下:
    該長骨の外部固定のために適合された主要本体であって、該主要本体は、該長骨の長手方向軸に対してほぼ平行な長手方向軸に沿って延びる、主要本体;
    該主要本体に接続されるアウトリガーであって、該アウトリガーは、該関節を超えて延び、そして該主要本体の該長手方向軸に対してほぼ垂直であり、該アウトリガーは、内部にスライド凹部を有する軌道を規定する、アウトリガー;
    該軌道の該スライド凹部内に載る、少なくとも1つの骨ファスナー支持体、
    を備える、外部固定器。
  2. 前記アウトリガーが、レール構造体によって前記主要本体に接続されており、該レール構造体が、以下:
    第一のレールであって、該第一のレールは、第一の寸法に延び、そして嵌合する第一の凹部内にスライド可能に受容され、該第一の凹部は、その長さに沿って開口しており、そして該第一の寸法に対して平行であり、該第一のレールのスライドを可能にする、第一のレール;および
    該第一のレールを該第一の凹部に対して固定するための、第一の留め具、
    を備える、請求項1に記載の外部固定器。
  3. 前記アウトリガーが、レール構造体によって前記主要本体に接続されており、該レール構造体が、以下:
    第一のレールであって、該第一のレールは、第一の寸法で、レール支持体プレートから延び、そして嵌合する第一の凹部内にスライド可能に受容され、該第一の凹部は、凹部プレート内に規定されている、第一のレール;および
    該第一のレールを該第一の凹部に対して固定するための、第一の留め具、
    を備え、該レール支持プレートは、該第一のレールの反対側の両側において、該凹部プレートに当接し、その結果、該当接するレール支持プレートおよび凹部プレートは、前記主要本体に対して前記アウトリガーを安定化する、請求項1に記載の外部固定器。
  4. 前記主要本体および前記アウトリガーが、プラスチックから形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の外部固定器。
  5. さらに、以下:
    前記第二の骨に固定するために適合された、関節固定本体;および
    前記主要本体を該関節固定本体に接続する、固定可能な調節セグメントであって、該固定可能な調節セグメントは、第一の非固定状態、第二の非固定状態、および固定状態を有し、該第一の非固定状態は、該関節固定本体に対する該主要本体の、第一の面内での角度旋回移動を可能にし、該第二の非固定状態は、該関節固定本体に対する該主要本体の、第二の面内での角度旋回移動を可能にし、該第二の面は該第一の面に対して角度が付けられており、そして該固定状態は、該関節固定本体に対する該主要本体の角度旋回移動を可能にし、その結果、前記外部固定器が、該関節を、固定された角位置に固定し、該固定可能な調節セグメントは、該関節固定本体を前記外部固定器から取り外すためにさらに適合されている、固定可能な調節セグメント、
    を備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の外部固定器。
  6. 前記アウトリガーが、第一の位置および第二の位置において、前記主要本体に固定可能であり、該第一の位置において、該アウトリガーは、該主要本体の右側の前記長骨にまたがって延び、そして該第二の位置において、該アウトリガーは、該主要本体の左側の前記長骨にまたがって延び、該アウトリガーは、スライド凹部を提供し、該スライド凹部は、該主要本体の左側に対してと等価な配向で、該主要本体の右側に延びる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の外部固定器。
  7. 前記主要本体が、前記長骨に向かって配置される内側、および前記骨折した骨から離れて配置される外側を有し、前記アウトリガーは、該主要本体の内側に、2つの対向する配向のうちのいずれかで、単独で接続可能であり、該配向は、前記第一の位置および前記第二の位置を規定し、該主要本体は、その長手方向軸の周りで180°回転可能であり、該第一の位置と、該主要本体の右側に該アウトリガーが延びる配向との間を変更し、そして第二の位置と、該主要本体の左側に該アウトリガーが延びる位置を変更する、請求項6に記載の外部固定器。
  8. 前記スライド凹部が、開口端部を有し、前記骨ファスナー支持体の、前記軌道からの除去を可能にし、同時に前記アウトリガーが、前記主要本体に取り付けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の外部固定器。
  9. 前記軌道が、前記主要本体の前記長手方向軸に対して98°〜115°の角度でほぼ直線状に延びる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の外部固定器。
  10. 前記スライド凹部が、対向するリップセクションの間に規定され、該リップセクションが、前記スライド凹部への開口を規定し、該開口は、スライドの方向に対して横方向に測定される、該スライド凹部の幅より狭い、請求項1〜9のいずれか1項に記載の外部固定器。
  11. 前記軌道が、前記骨ファスナー支持体の導入および除去のための第一の開口を有し、該第一の開口は、前記主要本体に向かって前記アウトリガーの近位に配置される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の外部固定器。
  12. 前記軌道が、骨ファスナー支持体の導入および除去のための第二の開口を有し、該第二の開口が、前記主要本体から離れて前記アウトリガーの遠位に配置される、請求項11に記載の外部固定器。
  13. 前記長骨の前記長手方向軸および前記主要本体の前記長手方向軸が、一緒になって、参照面を規定し、前記軌道の第一の部分が、該参照面に対してある角度で傾斜している、請求項1〜12のいずれか1項に記載の外部固定器。
  14. 前記軌道が、第二の部分を提供し、該第二の部分が、該軌道の前記第一の部分に対して、巻き付け角度で配置されている、請求項13に記載の外部固定器。
  15. 前記軌道の前記第一の部分および前記第二の部分が、強化ウェブによって、前記アウトリガー内で巻き付け角度で分離されている、請求項14に記載の外部固定器。
  16. 前記アウトリガーが、前記主要本体に旋回可能に取り付けられており、その結果、該アウトリガーの旋回調節が、該主要本体に対する前記軌道の角度を変化させる、請求項1〜15のいずれか1項に記載の外部固定器。
  17. 長骨の内部または長骨に隣接する骨折のための外部固定器であって、該外部固定器が、以下:
    該長骨の外部固定のために適合された主要本体であって、該主要本体は、該長骨の長手方向軸に対してほぼ平行な長手方向軸に沿って延び、該長骨の該長手方向軸および該主要本体の該長手方向軸が、一緒になって、参照面を規定する、主要本体;
    該主要本体に接続されるアウトリガーであって、該アウトリガーは、該骨折にまたがって延びるためのものであり、そして該主要本体の該長手方向軸に対してほぼ垂直である、アウトリガー;
    該アウトリガーに調節可能に取り付け可能な第一の骨ファスナー支持体であって、該第一の骨ファスナー支持体は、該第一の骨ファスナー支持体の移動方向で、該アウトリガーに沿った調節可能な移動のためのものであり、該アウトリガーは、該第一の骨ファスナー支持体の移動方向が、該参照面に対してある角度で傾斜するように形成されている、第一の骨ファスナー支持体、
    を備える、外部固定器。
  18. 骨折した手根の修復方法であって、以下:
    固定手術を実施する工程であって、該固定手術は、以下:
    外部固定器アセンブリの複数の橈骨ピンを、該骨折の橈骨に近くに横方向に配置する工程であって、該外部固定器アセンブリが、以下:
    該橈骨に対してほぼ平行に、そして該橈骨ピンに対して垂直に延びる支持構造体であって、該支持構造体は、該複数の橈骨ピンを解放可能に保持する近位セクションを有し、該支持構造体は、中央セクションおよび遠位セクションを有する、支持構造体;
    該支持構造体の中央セクションからほぼ横方向に延びるアウトリガーであって、該アウトリガーは、該アウトリガーに解放可能に取り付け可能な、少なくとも1つのフラグメントピンを有する、アウトリガー;および
    該支持構造体の遠位セクションによって解放可能に保持される、複数の中手ピン、
    を備える、工程;
    該橈骨ピンを、該支持構造体に固定する工程であって、これによって、該支持構造体を、該橈骨に対して固定する工程;
    該複数の中手ピンを、中手内に横方向に配置する工程;
    該中手ピンを、該支持構造体に対して固定する工程であって、その結果、該外部固定器アセンブリが、該中手を該橈骨に対して固定する、工程;
    該フラグメントピンを、橈骨フラグメント内に配置する工程;および
    該フラグメントピンを、該アウトリガーに対して固定する工程;
    最初の治癒の持続時間の後に、手根解放手術を実施する工程であって、該手術は、以下:
    該中手ピンを、該中手から除去する工程であって、これによって、少なくとも制限された程度の手根の固定を可能にする工程、
    を包含する、工程;ならびに
    二次的な治癒持続時間の後に、外部固定器除去手術を実施する工程であって、該手術は、以下:
    該橈骨ピンを該橈骨から除去する工程;および
    交差骨折ピンを該橈骨から除去する工程、
    を包含する、工程、
    を包含する、方法。
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