JP3141285U - ストレッチ用座布団 - Google Patents

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増彦 水野
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山野邉 洋一郎
増彦 水野
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Abstract

【課題】これまでのストレッチ運動に関する提案では、単にストレッチというキーワードが含まれているに過ぎず、どのような機構でストレッチ効果を発揮せしめるのか具体的説明が成されていない。本考案が解決しようとする課題は、人体の前屈ストレッチ運動等においてストレッチ効果を高め、或いは、胡座姿勢における腰痛を防止することにある。
【解決手段】金属製又は非金属製の略直方体の基材(1)において、上面(2)の大半を面取りして傾斜部(3)を形成し、且つ、該傾斜部(3)の一部に凹部(4)を設けて座布団と成し、前記凹部(4)に坐骨を載せ、且つ、前記傾斜部(3)に大腿部を載せて坐骨を前傾せしめ、上体の前屈ストレッチ運動等においてストレッチ効果を高め、或いは、胡座姿勢における腰痛を防止することを特徴とするストレッチ用座布団。
【選択図】図1

Description

本考案は、ストレッチ運動におけるストレッチ効果の向上や、胡座姿勢における腰痛防止のための器具に関するものである。
特許公開2007−125346号公報 実用新案登録第3085538号公報
(特許文献1)特許公開2007−125346号公報では、座布団及びクッションの中にバネを入れ、座布団及びクッションとして日常利用でき、且つ、ストレッチ運動の機能を有することと、バネの形状を、角がなく、先端と末端のない輪で1本につながったものであること、としか記載がなく、図面がなければ通常の技術を持ったものが容易につくり得るものではない。また、どのような機構でストレッチ機能を発揮するかも説明されていないところが難点である。
(特許文献2)実用新案登録第3085538号公報では、厚さ0.5〜2cmの略四角形の発泡性樹脂材からなる板状マットと、このマットを収納するストレッチ素材からなる略四角形の袋体とを備えてなり、該袋体の少なくとも一つの辺にファスナーにより開閉可能な開口部を設け、該開口部から収納するマットの枚数を変更可能にすることにより、厚さを調整できるように形成されたことを特徴とする座布団が提案されているが、これは単に従来の座布団の厚さを変更可能にしたに過ぎず、ストレッチ運動におけるストレッチ効果の向上や、胡座姿勢における腰痛防止のための器具に関するものではない。
これまでのストレッチ運動に関する提案では、単にストレッチというキーワードが含まれているに過ぎず、どのような機構でストレッチ効果を発揮せしめるのか具体的説明が成されていない。本考案が解決しようとする課題は、人体の前屈ストレッチ運動等においてストレッチ効果を高め、或いは、胡座姿勢における腰痛を防止することにある。
本考案の課題解決手段について説明する。
請求項1の考案においては、金属製又は非金属製の略直方体の基材(1)において、上面(2)の大半を面取りして傾斜部(3)を形成し、且つ、該傾斜部(3)の一部に凹部(4)を設けて座布団と成し、前記凹部(4)に坐骨を載せ、且つ、前記傾斜部(3)に大腿部を載せて坐骨を前傾せしめ、上体の前屈ストレッチ運動等においてストレッチ効果を高め、或いは、胡座姿勢における腰痛を防止するストレッチ用座布団であることを特徴とする。
請求項2の考案においては、ストレッチ用座布団の全体或いは上面(2)、傾斜部(3)及び凹部(4)の全部又は一部に滑り止め具(8)を設けて、人体を載せた時に滑落防止する請求項1に記載のストレッチ用座布団であることを特徴とする。
これまでのストレッチ運動に関する提案では、単にストレッチというキーワードが含まれているに過ぎず、どのような機構でストレッチ効果を発揮せしめるのか具体的説明が成されていないところに難点があったが、本考案のストレッチ用座布団は使用方法が明確で、図面を見ただけでその効果を明確にイメージできる。すなわち、坐骨を凹部に載せ、且つ、大腿部を傾斜部に載せれば、大腿部が傾斜している分だけ坐骨も前傾しやすくなり、坐骨が前傾しやすくなれば坐骨が傾斜している分だけ上体も前傾しやすくなり、上体が前傾しやすくなればこれまで上体の前屈ストレッチが苦手だった人もストレッチ効果が向上することになる。
また、日本人のライフスタイルでは正座や胡座が日常的である。正座では姿勢がよくなるものの足がしびれるため時折胡座になるが、胡座になると坐骨が後屈して姿勢が悪くなり健康的とは言い難い。本考案のストレッチ用座布団を使用すれば、上述のストレッチ運動と同様に坐骨が前傾し、従って背骨も直立させやすく姿勢がよくなり健康的である。
考案を実施するための最良の形態について説明する。
[図1]に本考案のストレッチ用座布団の具体的態様を示す本体鳥瞰図を、
[図2]に本考案のストレッチ用座布団の具体的態様を示すA側面図を、
[図3]に本考案のストレッチ用座布団の具体的態様を示すB側面図を、
[図4]に本考案のストレッチ用座布団の他の実施例の具体的態様を示すA側面図を、
それぞれ示す。
本考案の実施例の具体的態様を[図1][図2]及び[図3]に基づいて説明する。
本考案の実施例では、発砲ポリウレタン樹脂製の略直方体の基材(1)において、上面(2)の大半を面取りして傾斜部(3)を形成し、且つ、該傾斜部(3)の一部に凹部(4)を設けてストレッチ用座布団と成した。
次に、ストレッチ用座布団の具体的仕様について説明する。先ず、基材(1)にはサーフボードの芯材等に使用される硬質ポリウレタンフォームを使用し、基材(1)の外形寸法は縦、横、高さをそれぞれ50cm、50cm、20cmとし、傾斜部(3)の水平方向の長さを48cm、残りの上面(2)長さ2cmとし、且つ、爪先部(6)の高さを1cmとし、傾斜部(3)の一部にA方向幅40cm、B方向長さ15cm、深さ3cmの矩形状の凹部(4)を形成した。
また、該ストレッチ用座布団の表面全体を意匠性の観点からポリエステル繊維製カバー(図示せず)で覆った。
なお、本考案の実施例では基材(1)に硬質ポリウレタンフォームを使用したが、必ずしもこれに限定されるものではない。ポリエチレン樹脂製でも木製でも金属材料製でもよい。また、基材(1)の外形寸法についてはB方向長さは30cm〜120cmの範囲が好ましいが、A方向幅については10cmでもよく1000cmでもよく特に限定されない。
本考案の他の実施例を[図4]に基づいて説明する。
本考案の他の実施例では、ストレッチ用座布団の全体或いは上面(2)、傾斜部(3)及び凹部(4)の全部又は一部に滑り止め具(8)を設けて、人体を載せた時に滑落防止できるように成した。なお、滑り止め具(8)には住友スリーエム株式会社製滑り止めテープ<セーフティ・ウォーク>を使用したが、必ずしもこれに限定されるものではない。
これまでのストレッチ運動に関する提案では、単にストレッチというキーワードが含まれているに過ぎず、どのような機構でストレッチ効果を発揮せしめるのか具体的説明が成されていないところに難点があったが、本考案のストレッチ用座布団を使用すればストレッチ効果が明確なので、アスリートから一般人まで幅広く利用可能となる。特に日頃から運動の必要性は認識しているものの、なかなか運動できない現実がある中高年層の人々にとっても、テレビを見ながらちょっと前屈みになるだけでストレッチできることはとても魅力的であると考える。
は本考案のストレッチ用座布団の具体的態様を示す本体鳥瞰図である。 は本考案のストレッチ用座布団の具体的態様を示すA側面図である。 は本考案のストレッチ用座布団の具体的態様を示すB側面図である。 は本考案のストレッチ用座布団の他の実施例の具体的態様を示すA側面図である。
符号の説明
1 基材
2 上面
3 傾斜部
4 凹部
5 踵部
6 爪先部
7a 側部
7b 側部
8 滑り止め具

Claims (2)

  1. 金属製又は非金属製の略直方体の基材(1)において、上面(2)の大半を面取りして傾斜部(3)を形成し、且つ、該傾斜部(3)の一部に凹部(4)を設けて座布団と成し、前記凹部(4)に坐骨を載せ、且つ、前記傾斜部(3)に大腿部を載せて坐骨を前傾せしめ、上体の前屈ストレッチ運動等においてストレッチ効果を高め、或いは、胡座姿勢における腰痛を防止することを特徴とするストレッチ用座布団。
  2. ストレッチ用座布団の全体或いは上面(2)、傾斜部(3)及び凹部(4)の全部又は一部に滑り止め具(8)を設けて、人体を載せた時に滑落防止することを特徴とする請求項1に記載のストレッチ用座布団。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012090672A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Topdoers:Kk 座布団

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