JP3141268B2 - 情報記録ディスク用保護器 - Google Patents

情報記録ディスク用保護器

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JP3141268B2
JP3141268B2 JP06060150A JP6015094A JP3141268B2 JP 3141268 B2 JP3141268 B2 JP 3141268B2 JP 06060150 A JP06060150 A JP 06060150A JP 6015094 A JP6015094 A JP 6015094A JP 3141268 B2 JP3141268 B2 JP 3141268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録(記憶)ディ
スクを保護するのに適した保護器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、文字、画像、音声などの情報を
記録(記憶)するためのディスクは、情報記録面(記憶
面)の汚損、損傷などを防止するために、これらの多く
がプラスチック製、紙製、その他の包装体で覆われてい
る。ちなみフレキシブル磁気ディスク(FD)の市販
品としては、3.5インチのものがプラスチック製の包
装体で覆われていたり、5インチのものが紙製の包装体
で覆われていたりする
【0003】これらのFD包装体の一部が情報処理機
(ハードウエア)内の駆動部、磁気ヘッドと対応して開
口されているので、包装状態のままハードウエア内に装
填して情報の記録、再生、消去を行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既存の情報記録(記
憶)ディスクは、これが包装体で覆われているとはい
え、包装体の開口部からその内部に塵埃が侵入したり包
装体の開口部を通じて手指や他物が直接ディスクと接触
するので、既述の汚損防止、損傷防止を十分にはかるこ
とができない。包装体で覆われたディスクでもこのよう
な事態を招くから、包装されていない裸ディスクなど
は、汚損、損傷に対して全く無防備になる。
【0005】その対策として、包装体で覆われているか
否かを問わず、情報記録ディスクを個別のケースに入れ
て保管したり、または、一括収納用の大型ケースに入れ
て保管している。しかし、このようなケースを用いる場
合でも、情報記録ディスクをケースから取り出したとき
に、ディスクの一部または全部が露出状態になるので、
この段階でのディスク汚損、ディスク損傷を防ぐことが
できない。それに、ディスクの使用および収納に際し、
情報記録ディスクをいちいちケースから出し入れしなけ
ればならないので煩わしい手数がともなう。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記の技術的課題に鑑み、情報
記録(記憶)ディスクをより確実に保護することのでき
る保護器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された情報記録(記憶)ディスク用保護器所期の目的
を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。す
なわち請求項1記載の保護器は、ディスクを内部に装填
してこれを保持するためのトレーと、トレーを内部に嵌
め込んでこれを保持するためのケースとを備えているこ
と、および、トレーが、ディスク用の収納部と、収納部
の上面を開放している上面開放部と、収納部の下面を開
口している下面開口部と、収納部側からその後方へ向け
て伸びる案内部とを有していること、しかも、トレーの
案内部が帯状をなして収納部の後部両側より後方へ伸
び、かつ、両案内部の端部外側面より一対の衝突部が突
出していること、および、ケースが、トレーの外形に対
応した大きさの内部空間と、ケース前面に形成されたト
レー出し入れ用の出入口とを有していること、しかも、
ケースにおける両内側面の長さ方向中間部より一対の係
止部が突出していること、および、トレーとケースとの
相対関係において、トレーがケースの出入口から内部空
間へ出し入れ自在に嵌まり込んでいるとともに、その内
部空間の奥部側に介入したトレーの案内部がケース内面
と相互に接触していること、しかも、トレーの衝突部と
ケースの係止部とが、ケースの内部空間において互いに
衝突自在に対応していることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に記載されたディスク用
保護器は、請求項1記載のものにおいて、ディスクが開
口部を有する包装体で覆われていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に記載されたディスク用
保護器は、請求項1記載のものにおいて、ディスク用の
抑え片が、トレーの上面開放部の縁に設けられている
とを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に記載されたディスク用
保護器は、請求項1記載のものにおいて、トレー引き出
し用の操作孔が収納部の両側前端に設けられていること
を特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る情報記録(記憶)ディスク用保護
を用いるときは、トレーの収納部をケースの内部空間
から引き出し、その収納部内に情報記録ディスクを装填
して保持した後、トレーの収納部をケースの内部空間へ
押し戻す。このようにして保護器に内蔵された情報記録
ディスクは、これが外部と遮断されるために、塵埃が付
着したり手指や他物が触れることがない。したがっ
護器内の情報記録ディスクは、汚損、損傷などの被害を
受けることなく防護される。
【0012】本発明保護器の用法についてさらにいう
と、情報記録ディスク前記保護器(トレー、ケース)
に内蔵されたまま、情報処理機(例:磁気系のハードウ
エア)内に挿入される。ディスク内蔵の保護器が挿入さ
れたハードウエア内では、トレー引き出し手段(操作ア
ーム)がトレーの収納部をケースの内部空間から引き出
す。この引き出し後、ハードウエア内の回転体と押付体
とが、トレー収納部の上面開放部、下面開口部を通じて
情報記録ディスクをその上下両面から挟みつけ、かつ、
ハードウエア内の磁気ヘッドも、これら上面開放部、下
面開口部を通じて情報記録ディスクの両面に接する。以
下、回転体を駆動させて情報記録ディスクを回転させ
磁気ヘッドを稼働させることにより、ディスクへの情報
の記録、再生、消去などが行われる。情報記録ディスク
の使用を終えた時点では、既述の回転体、押付体、磁気
ヘッドがディスクから遊離している。この状態におい
て、トレー押し戻し手段(操作アーム)がトレーの収納
部をケースの内部空間へ押し戻す。その後の操作により
ハードウエア内の押出機構が保護器をハードウエア外へ
押し出す。これらの記載明らかなように、保護器(ト
レー、ケース)に内蔵された情報記録ディスクは、ハー
ドウエア内にあるときを除き、ケースから引き出される
ことがない。したがっ情報記録ディスクの汚損、損傷
などが殆ど起こらないし、情報記録ディスクをケースか
ら出し入れする手数も不要になる。
【0013】
【実施例】はじめに、本発明に係る情報記録(記憶)デ
ィスク用保護器について、図1〜図4に示された実施例
を参照して説明する。
【0014】図1〜図4において、11は情報を記録
(記憶)するためのディスク、21はディスク11を内
部に装填して保持するためのトレー、41はトレー21
を内部に嵌め込んで保持するためのケースをそれぞれ示
す。
【0015】情報記録ディスク11は、文字情報、画像
情報、音声情報など、これらの一つ以上を記録保存(記
憶保存)することができるものである。したがっディ
スク11に関して記録というとき、記憶の概念も含まれ
ている。情報記録ディスク11の具体例として、周知の
フレキシブルディスク、レーザディスク、コンパクトデ
ィスクなどをあげることができる。図4に示された周知
の情報記録ディスク11は、外形が円形をなしていて、
これの軸心に金属製の回転用支点部12を有する。
【0016】情報記録ディスク11は、プラスチックか
らなる周知の扁平な包装体13で覆われている。包装体
13の一側寄りの表裏面には、ディスク11の半径方向
に沿う方形の開口部14が形成されており、包装体13
における裏面(または表裏面)の中央部には、円形の開
口部15が形成されている。包装体13の開口部14
情報記録ディスク11の情報記録面を露出させるための
ものである。この開口部14は、包装体13の一側部に
スライド自在に装着された窓16付きの開閉部材(金属
製)17により開閉されるようになっている。包装体1
3の開口部15は、ここから情報記録ディスク11の支
点部12を露出させている。情報記録ディスク11を覆
うための包装体13としては、これが紙その他の材料で
つくられることもあり、開閉部材16がないこともあ
る。情報記録ディスク11が包装体13で覆われていな
いもの、すなわち、裸状態の情報記録ディスク11もあ
る。
【0017】トレー21一例としプラスチックから
なる。図1〜図4を参照しトレー21は、ディスク1
1を受け入れるための収納部22と、収納部22の上面
を開放している上面開放部23と、収納部22の下面を
開口している下面開口部27と、収納部22側からその
後方へ向けて伸びる案内部28とを有する。
【0018】図4から理解できるように、上面開放部2
3は収納部22の上面を殆ど開放しているが、収納部2
2の後側における上方、収納部22の前側における両角
上方に抑え片24、25がそれぞれ設けられており、こ
れら抑え片24、25が収納部22の上面を一部覆って
いる。収納部22の内部幅は包装体13の幅とほぼ一致
するが、収納部22の内部長さ(前後方向の寸法)は、
収納部22を出入りする包装体付きディスク11が各抑
え片24、25を掻い潜ることができるように、「包装
体13の長さ+抑え片25の長さ」を上回っている。収
納部22内において、収納部22の底壁および後壁と抑
え片24とが形成している溝には、帯状をなす湾曲型の
バネ26が嵌め込まれており、抑え片24の端部が周知
の手段たとえば接着手段で溝の内面に固定されている。
【0019】収納部22の下面を開口している下面開口
部27は、その下面の幅方向中央において前後方向に長
く形成されている。
【0020】案内部28としては帯状のものが一対あ
り、これら案内部28が収納部22の後部両側からそ
の後方へ向けて平行に伸びている。両案内部28の端部
外側面には、矢形に隆起した一対の衝突部29が形成さ
れており、該各衝突部29の表面には、小さな凹部30
が形成されている。そのほか、トレー21の両側前端が
外向きに隆起しており、これら隆起部31の表面にトレ
ー引き出し用の操作孔32が形成されている。
【0021】図1〜図4を参照しケース41は、トレ
ー21の外形に対応した大きさの内部空間42と、ケー
ス前面に形成されたトレー出し入れ用の出入口43とを
有する。ケース41の両内側面には、その長さ方向の中
間部より突出する一対の係止部44と、その長さ方向の
後端部より突出する一対の突起45とが形成されている
とともに、ケース41における両側壁の前端側には、一
対の切欠部46が形成されている。
【0022】図1〜図4での表示器51は、典型例とし
て発光ダイオード(LED)からなり、他の例としてパ
イロットランプのごとき周知の電気部品からなる。図1
〜図4を参照して、表示器51は、ケース41の後壁に
形成された取付孔47に装着されており、表示器51の
リード線52は、図3、図4に明示されているように、
トレー21の両案内部28と両衝突部29とのなす角部
付近に設けられた導電部53に接続されている。ケース
41においては、図3、図4に明示されているように、
両係止部44の表面(内側面)、および、これらの部位
に対応するケース両側壁の外面に、各導電部54、55
が形成されており、該各一対の導電部54、55が、ケ
ース両側壁を貫通する導電線56を介してそれぞれ接続
されている。上記における各導電部54、55、56
は、一例として、導電性テープを所定部に接着すること
により構成され、他の一例として、導電性塗料を所定部
に塗布することにより構成される。リード線52導電
線56は、たとえば、極細の銅線からなる。
【0023】トレー21をケース41の出入口43から
内部空間42へ出し入れ自在に嵌め込むときは図4のよ
うに、トレー21案内部28側から内部空間42へ挿
入される。このとき両案内部28の衝突部29は、これ
案内部28が内側へ向けて弾性変形するために、ケ
ース41側の両係止部44を乗り越えることができる。
トレー21が図1のようにケース41内へ嵌め込まれる
と、トレー21の両案内部28両衝突部29、両隆起
部31の外側面を介してケース41の両内側面と部分的
に接触し、両衝突部29の凹部30とケース両内側面の
突起45とが互いに係り合う。さらに、トレー21の両
隆起部31にある操作孔32が、ケース41の両側壁前
端にある切欠部46と一致する。図1の状態においてケ
ース41が動かないように保持されているときには、両
凹部30と両突起45との係り合いが外れる程度の引き
出し力をトレー21に加える。このようにすることで
レー21がケース41内から引き出される。収納部22
の上面開放部23が外部へ露出されるまでトレー21を
ケース41内から引き出したとき、トレー21の両衝
突部29とケース41の両係止部44とが互いに衝突す
るので、それ以上トレー21をケース41内から引き出
すことができない。この状態のとき、トレー21側の導
電部53とケース41側の導電部54とが互いに接触す
る。
【0024】包装体13で覆われた情報記録ディスク1
1をトレー21の収納部22内に装填して保持するとき
前述のように、トレー21の収納部22をケース41
内から引き出した後、包装体13の後側部を抑え片24
下へ差し込みながら、当該包装体13を収納部22内に
入れる。このようにして包装体13を受け入れた収納部
22内は、バネ26が包装体13を前方へ押し込むの
で、包装体13の前側部が抑え片25下へも潜り込む。
すなわディスク包装体13は、これら抑え片24、
25を介して抑えられるため収納部22内から不本意
に脱出することがない。その後、トレー21の収納部2
2は、ケース41の内部空間42へ押し込まれて、図
1、図2の状態を呈する。包装体13で覆われた情報記
録ディスク11をトレー21の収納部22内から取り出
すときは、ケース41内から引き出されたトレー21の
収納部22において、バネ26に抗しながら包装体13
を後方へ押し込んで、包装体13の前側部を抑え片25
下から離脱させ、かつ、包装体13の後側部を抑え片2
4下から離脱させる。
【0025】本発明保護器の場合は、包装体13で覆わ
れていない情報記録ディスク11であっても、これを既
述のないように準じて内蔵することにより保護すること
ができ、このようなディスク11を収納するためのトレ
ー21は、収納部22内にバネ26がないのが望まし
い。
【0026】上述したトレー21、ケース41は、これ
らの一部または全部が、金属材料により形成されても、
あるいは、金属とプラスチックとの複合材料により形成
されてもよい。
【0027】トレー21の収納部22において、抑え片
24、25の数と大きさ、および、これらが設けられる
部位は任意である。たとえ一方の抑え片24が、他方
の抑え片25と同様に小さく形成されたり、逆他方の
抑え片25が、一方の抑え片25と同様に長く形成され
ることがある。すなわち、この種の抑え片を要するとき
、収納部22の上面における前側部、後側部、左側
部、右側部のいずれか一つ以上に、一個または複数個の
抑え片が設けられていれば足りる。この種の抑え片も省
略されることあり、このような場合の収納部22の内
形は、包装体13の外形(例:四角形)、または、裸デ
ィスク11の外形(例:円形)にできるだけ適合するも
のが望ましい。トレー21の収納部22においバネ2
6が省略されることもある。トレー21の下面開口部2
ディスク11が収納部22内に保持できるかぎり、
収納部22の底壁を一部残して大きく形成されてもよ
い。トレー21の案内部28に関しては図示のごとき左
右一対、図示しない上下一対のほか、扁平な筒形、扁平
な箱形に形成されることある。
【0028】トレー21側の衝突部29、ケース41側
の係止部44、および、これ以降において機能を説明す
るトレー21側の隆起部31、操作孔32やケース41
側の切欠部46、これらの採用、不採用を自由に決め
てよい。トレー21側の操作孔32、ケース41側の切
欠部46が省略される場合は、たとえトレー21の収
納部22においてその前壁を分厚く形成するとか、その
前壁上端に収納部22の幅方向にわたる抑え片25を設
けておき、収納部22をケース41の内部空間44へ押
し入れたときに、収納部前壁の前面部側をケース41の
出入口43から突出させるのが望ましい。ケース41側
の表示器51は後述する利便性を備えているが、これも
不可欠でないので省略されてよい。
【0029】つぎに、本発明に係る情報記録(記憶)デ
ィスク用保護器の使用方法について、図5に示された実
施例を参照して説明する。
【0030】図5における情報処理機61は、情報記録
ディスク11に対し、文字情報、画像情報、音声情報の
いずれか一つ以上を記録(記憶)し、および/または、
再生し、および/または、消去するためのものであり、
これの主たる構成は、殆ど公知ないし周知である。
【0031】具体的な情報処理機61として、中央処
理装置、電子計算機用プログラムを記憶させた電子回
路、その他の周辺機器を含む電子計算機、光データファ
イル機、磁気ディスクプレーヤ、レーザディスクプレー
ヤ、ワードプロセッサなどをあげることができる。ちな
図5に例示されたものは、磁気系の情報処理機から
なる。
【0032】図4図5とくに図5を参照して、情報処
理機61は、ケース41の外形に対応した出入口62と
これに連通する案内路63とを有する機器本体64の内
部に、ストッパ65、回転体66を有するモータ67、
押付体68を有する電磁式のプランジャ69、下部磁気
ヘッド70と上部磁気ヘッド71、係止ピン72を有す
る一対の操作アーム73、一対の接点板74などを備え
ている。
【0033】上述した各構成部品、各構成部材は、機器
本体64内において、つぎのような態様で配置ないし装
備されている。
【0034】案内路63については、囲いのない単なる
空間からなる場合と、その両側面および/または上下両
面が囲われたものからなる場合とがある。案内路63の
両側面が側壁により囲われている場合、これらの側壁に
は、両接点板74を介入させることのできる開口部が形
成される。
【0035】ストッパ65案内路63の終端側に配置
されてこの位置を保持している。ストッパ65には、案
内路63内においてケース41をクランプするための開
閉式クランプ機構(図示せず)、案内路63内のケース
41を機器本体64外へ押し出すためのバネ式押出機構
(図示せず)が付加されていることがある。これらクラ
ンプ機構、押出機構はストッパ65と別体のものであっ
てもよい。
【0036】ストッパ65よりも内部(図5の右側)に
あるモータ67とプランジャ69については、案内路6
3の水平軸心線を境にモータ67が下位、プランジャ6
9が上位となるように配置されており、これらの回転体
66、押付体68が上下に向き合っている。このように
配置されたモータ67、プランジャ69は所定の位置を
保持し、回転体66、押付体68が回転自在かつ上下動
自在となっている。
【0037】モータ67プランジャ69よりも内部に
ある両磁気ヘッド70、71も、前記水平軸心線を境に
磁気ヘッド70が下位、磁気ヘッド71が上位となるよ
うに配置されてこれらが上下に向き合っているものであ
。両磁気ヘッド70、71は図示しないトラバース
機構を介して図5の矢印a方向へ往復動するようになっ
ている。なお、図示されていないが、両磁気ヘッド7
0、71の近くには、包装体13の開閉部材17を操作
するための操作体が配置されている。
【0038】トレー21を引き出したり押し戻したりす
ための二つの操作アーム73は、ケース41の幅に対
応した間隔を保持して案内路63の延長線上を往復動す
というものであるため、前記各部材と立体交差して機
器本体64内に配置されており、図4、図5の矢印b方
向および図4の矢印c方向へ移動するようになってい
る。したがっ両操作アーム73は、矢印b方向、矢印
c方向へ移動する図示しない移動操作機構に装備されて
いる。なお、両操作アーム73の係止ピン72は、トレ
ー21の両操作孔32と係合自在、離脱自在に対応する
が、前述のようトレー21の両操作孔32が省略され
場合は、両操作アーム73の係止ピン72も省略され
る。両操作アーム73から係止ピン72が省略される場
合は、ゴムまたは合成樹脂製の滑り止め材を両操作アー
ム73の内面に貼りつけるとか、これらの内面に滑り止
め模様を付すなど、滑り止め措置を講じるのが望まし
い。
【0039】一対の接点板74は案内路63の両側面に
配置されている。これら接点板74は、図4に示されて
いるように、ケース両側壁の外面にある各導電部55と
接触するようになっている。情報処理機61は、図示し
ない制御盤(制御回路)、操作盤(操作回路を含むキー
ボード)、電気部品(機構)、電子部品(機構)、光学
部品(機構)、機械部品(機構)を含むほか、必要に応
じて駆動源をも含んでおり、既述の各構成部品各構成
部材、図示しないこれらの構成部と関連をもって組み
立てられて所定の機能を奏するようになっている。その
ほか図5に例示された情報処理機61、通常の機種と
比較した場合に、保護器の長さ分(案内路63の長さ
分)だけ、モータ67、プランジャ69などを主体にし
た駆動部が機器本体64の内奥に位置している。
【0040】情報記録ディスク11は、前述したように
保護器に内蔵されている。このような情報記録ディスク
11をスイッチオンの状態にある情報処理機61内にセ
ットして操作するときは、図5を参照して以下のように
なる。
【0041】図5の情報処理機61において、はじめ
ディスク内蔵の保護器を機器本体64の出入口62から
案内路32へ嵌め込み、ケース41の前端がストッパ6
5に衝突するまで機器本体64内へ挿入すると、当該保
護器図示しないクランプ機構を介して所定の位置に保
持される。この状態のとき、ケース両側壁の外面にある
各導電部55は、図4のよう案内路32の両側にある
接点板74と接触するが、トレー21側の導電部53と
ケース41側の導電部54とが接触していないために表
示器51は発光しない。
【0042】つぎキーボード上の所定キーを押すと、
トレー引き出し手段である両操作アーム73が動き出
す。すなわ両操作アーム73は、これらの係止ピン7
2をトレー21の操作孔32に掛け、トレー21の収納
部22をケース41外へ引き出す。操作孔32や係止ピ
ン72が省略されているときも、両操作アーム73
レー21の前端両側を挟みつけて上記と同様に動作す
る。この状態のとき、トレー21の両衝突部29とケー
ス41の両係止部44とが衝突して導電部53、54が
接触するので表示器51が発光する。また、回転体66
と押付体68とが収納部22の上面開放部23、下面開
口部27から情報記録ディスク11を挟みつける動作
と、開閉部材17をスライドさせて包装体13の開口部
14を開放する動作とが、ほぼ同期して自動的に行なわ
れる。したがっ表示器51の発光は、情報記録ディス
ク11に対する情報の記録(記憶)、情報の再生、情報
の消去など、これらが実行可能なスタンバイの状態と符
合する。
【0043】その後、情報記録ディスク11を利用した
情報記録および/または情報再生および/または情報消
去のためにキーボード上の所定キーを押すと、モータ6
7が駆動して情報記録ディスク11が回転し、両磁気ヘ
ッド70、71がディスクの情報記録面に接触して移動
するので、これらの処理が実行される。情報処理機61
において必要な処理を終えたとき、モータ67は自動的
に停止し、両磁気ヘッド70、71もディスクの情報記
録面から自動的に遊離し、情報記録ディスク11は次回
の処理のために待機する。
【0044】用を終えた情報記録ディスク11をケース
41内に戻すためキーボード上の所定キーを押すと、
回転体66押付体68が情報記録ディスク11から遊
するとともに、トレー押し戻し手段をも兼ねる両操作
アーム73が前記の逆方向へ動いて、トレー21の収納
部22をケース41の内部空間42へ押し込む。この状
態に至ると、操作アーム73の係止ピン72がトレー2
1の操作孔32から離脱し、表示器51導電部53、
54相互が遊離するために発光しなくなる。情報処理機
61上での作業を中断または終了するために当該情報処
理機61をスイッチオフするとき、ディスク内蔵の保護
器は、これを機器本体64内に残置したままにしてもよ
い。情報処理機61上での作業中断または作業終了にと
もない、ディスク内蔵の保護器を機器本体64内から取
り出すときは、情報処理機61に設けられた図示しない
ディスク取出用の操作ボタン押す。このようにすると、
図示しないクランプ機構による保護器のクランプ状態が
解除されると同時に、図示しないバネ式押出機構が、保
護器を機器本体64の出入口62からその外部へ押し出
す。情報処理機61は、この操作のあとでスイッチオフ
する。
【0045】以上磁気系(または光学系)の情報記録
ディスク11が包装体13で覆われている場合の取り扱
いに関するが、包装体13のない情報記録ディスク11
も上記に準じて取り扱われる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る情報記録(記憶)ディスク
用保護器によるときは、情報記録ディスクを外部から遮
断した状態で内蔵することができ、かつ、情報記録ディ
スクの使用に際し、これを外部に曝さずに情報処理機内
において保護器内から引き出すことができる。したがっ
情報記録(記憶)ディスクは、使用や不使用を問わ
ず、汚損、損傷などの被害を受けることなく防護される
こととなり、ひいて記録情報の良好な保存状態、ディ
スクの高寿命を確保することができる。他に情報処理
機内へのディスクの出し入れに際、情報記録ディスク
を保護器から取り出したり保護器内へ収納したりする必
要がないから、これらの手数も省略することができる。
【0047】一方で、情報記録ディスクを内蔵した保護
器を情報処理機内に入れて情報記録ディスクを利用する
ときに、情報処理機内において、トレー引き出し手段
を介してトレーの収納部をケースの内部空間から引き出
した後、収納部の上面開放部、下面開口部から回転体と
押付体とを介して収納部内の情報記録ディスクを挟みつ
け、情報処理機内において情報記録ディスクの利用を終
えたときに、回転体、押付体を情報記録ディスクから遊
離させ、かつ、トレー押し戻し手段を介してトレーの収
納部をケースの内部空間へ押し戻すから、保護器により
防護されている情報記録ディスクであっても、これを従
来品と同様に取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明保護器の一実施例を示した切り欠き平面
図である。
【図2】図1に示された情報記録(記憶)ディスク用保
護器の縦断面図である。
【図3】図1に示された情報記録(記憶)ディスク用保
護器の一部拡大図である。
【図4】図1に示された情報記録(記憶)ディスク用保
護器の分解斜視図である。
【図5】本発明保護器の用法を情報処理機と共に略示し
た説明図である。
【符号の説明】
11 情報記録(記憶)ディスク 12 ディスクの支点部 13 包装体 14 開口部 15 開口部 21 トレー 22 収納部 23 上面開放部 24 抑え片 25 抑え片 27 下面開口部 28 案内部 29 衝突部 32 操作孔 41 ケース 42 内部空間 43 出入口 44 係止部 61 情報処理機 62 出入口 63 案内路 64 機器本体 66 回転体 68 押付体 70 下部磁気ヘッド 71 上部磁気ヘッド 73 操作アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/00 - 23/033 G11B 17/00 - 17/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを内部に装填してこれを保持する
    ためのトレーと、トレーを内部に嵌め込んでこれを保持
    するためのケースとを備えていること、および、トレー
    が、ディスク用の収納部と、収納部の上面を開放してい
    る上面開放部と、収納部の下面を開口している下面開口
    部と、収納部側からその後方へ向けて伸びる案内部とを
    有していること、しかも、トレーの案内部が帯状をなし
    て収納部の後部両側より後方へ伸び、かつ、両案内部の
    端部外側面より一対の衝突部が突出していること、およ
    び、ケースが、トレーの外形に対応した大きさの内部空
    間と、ケース前面に形成されたトレー出し入れ用の出入
    口とを有していること、しかも、ケースにおける両内側
    面の長さ方向中間部より一対の係止部が突出しているこ
    と、および、トレーとケースとの相対関係において、
    レーがケースの出入口から内部空間へ出し入れ自在に嵌
    まり込んでいるとともに、その内部空間の奥部側に介入
    したトレーの案内部がケース内面と相互に接触している
    こと、しかも、トレーの衝突部とケースの係止部とが、
    ケースの内部空間において互いに衝突自在に対応してい
    ことを特徴とする情報記録ディスク用保護器。
  2. 【請求項2】ディスクが開口部を有する包装体で覆われ
    ている請求項1記載の情報記録ディスク用保護器。
  3. 【請求項3】トレーにおける上面開放部の縁に、ディス
    ク用の抑え片が設けられている請求項1記載の情報記録
    ディスク用保護器。
  4. 【請求項4】トレー引き出し用の操作孔が、トレーの収
    納部における両側前端に設けられている請求項1記載
    情報記録ディスク用保護器。
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