JP3141249U - ベッドから簡易移動可能な介護用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】介護において、特に排便は介護者・被介護者の肉体的・精神的苦痛を伴うものである。力作業を要せず家庭でも利用できる簡便・安価な移動用介護用具を提供する。
【解決手段】１．ベッド横から用具を差し込み、中空き座面１に臀部が乗る状態に被介護者の上体を起こす。
２．９０度向きを変えることにより、被介護者は用具に腰掛けた状態になる。座面の回転盤を使用することにより、更に楽に向きを変えられる。
３．介護者は、台車で運ぶ要領でトイレに移動させ、フォーク型下脚の部分４を便座に差し込む。中空き座面１は、便座に乗った状態となる。
４．座面の厚さ分便座より高くなるが、便器においても使用上の不具合はない。
５．用便後は逆の流れでベッドに戻す。
６．抱き起こし作業をなくし、介護者及び被介護者の肉体的・精神的苦痛を和らげるものとし、風呂場・食卓等への移動にも利用できる。
【選択図】図１
【解決手段】１．ベッド横から用具を差し込み、中空き座面１に臀部が乗る状態に被介護者の上体を起こす。
２．９０度向きを変えることにより、被介護者は用具に腰掛けた状態になる。座面の回転盤を使用することにより、更に楽に向きを変えられる。
３．介護者は、台車で運ぶ要領でトイレに移動させ、フォーク型下脚の部分４を便座に差し込む。中空き座面１は、便座に乗った状態となる。
４．座面の厚さ分便座より高くなるが、便器においても使用上の不具合はない。
５．用便後は逆の流れでベッドに戻す。
６．抱き起こし作業をなくし、介護者及び被介護者の肉体的・精神的苦痛を和らげるものとし、風呂場・食卓等への移動にも利用できる。
【選択図】図１
Description
本考案は、歩行困難な被介護者（以下被介護者という）が排便等室内移動するに際し、簡易にトイレ等への移動を可能にし、介護者及び被介護者の肉体的・精神的負担を軽減させるものである。
ベッドから車椅子に、車椅子からトイレ等への移動に際しては、抱き起こし移動等、介護者の力仕事に負っているため、病院介護・家庭介護においても、ベッド脇の簡易トイレ利用やベッド上での排便が主流の現状にある。
また、本来はトイレで排便したいとの被介護者の精神的ニーズにも応えていないのが現状である。
また、本来はトイレで排便したいとの被介護者の精神的ニーズにも応えていないのが現状である。
被介護者にとって、日常煩瑣にある排便の介護を受けることは精神的にも苦痛であり、トイレで自然な形での排便を望んでいる。
ベッドからの移動は、抱え上げて移すという力仕事で、特に老々介護の多い家庭内介護における介護者の負担は大きい。
ベッド脇に簡易トイレを置いての利用は多いが、抱え上げ作業は必要であり、臭気の問題も大きい。
寝たままでの排便は、精神的苦痛・臭気問題に加え被介護者を寝たきり状態に助長させがちである。
本考案は、ベッドからトイレ・風呂場・洗面所・食卓等に簡単に移動できる介護用具を創ることにより、介護者・被介護者の肉体的・精神的負担を軽減することにある。
ベッドからの移動は、抱え上げて移すという力仕事で、特に老々介護の多い家庭内介護における介護者の負担は大きい。
ベッド脇に簡易トイレを置いての利用は多いが、抱え上げ作業は必要であり、臭気の問題も大きい。
寝たままでの排便は、精神的苦痛・臭気問題に加え被介護者を寝たきり状態に助長させがちである。
本考案は、ベッドからトイレ・風呂場・洗面所・食卓等に簡単に移動できる介護用具を創ることにより、介護者・被介護者の肉体的・精神的負担を軽減することにある。
被介護者をベッドに腰掛けた状態のまま様式トイレに移動させることにより課題を解決したい。
そのためには、排便可能な中空き座面付座台と、ベッドにも様式トイレにも差し込める形状を持った手押しできる車輪付移動台との組み合わせにより、抱き起こし作業なしで移動できる介護用具が必要である（請求項１）。
また、ベッドに上半身を起こした状態から本考案に腰掛けた状態にするには９０度向きを変える必要がある。これを楽に行う手段として回転可能な座面を組み合わせたものが請求項２である。
具体的使用法は、本考案を介護者にてベッド横から差し込み、座面に臀部が乗るように被介護者の上半身を起こす。９０度向きを変えると本考案に腰掛けた状態になる。そのままトイレまで手押し移動する。コの字型座台とフォーク型下脚形状であるので、そのまま様式トイレに差し込むことが出来る。用便後は逆の手順でベッドに戻す。
そのためには、排便可能な中空き座面付座台と、ベッドにも様式トイレにも差し込める形状を持った手押しできる車輪付移動台との組み合わせにより、抱き起こし作業なしで移動できる介護用具が必要である（請求項１）。
また、ベッドに上半身を起こした状態から本考案に腰掛けた状態にするには９０度向きを変える必要がある。これを楽に行う手段として回転可能な座面を組み合わせたものが請求項２である。
具体的使用法は、本考案を介護者にてベッド横から差し込み、座面に臀部が乗るように被介護者の上半身を起こす。９０度向きを変えると本考案に腰掛けた状態になる。そのままトイレまで手押し移動する。コの字型座台とフォーク型下脚形状であるので、そのまま様式トイレに差し込むことが出来る。用便後は逆の手順でベッドに戻す。
この一連の作業による介護者の労力は抱え上げ作業に比し極めて軽微である上、排便後の始末も不要である。
被介護者にとってもウオシュレット利用により排便始末を他人の手を借りずにできること、介護者の労力が少ないため移動を気楽に依頼でき精神的負担が減る効果がある。
回転可能な座面を組み合わせた場合、洗面や食卓やシャワー等、場面に合わせ、向きを自由に変え利用できるため室内での行動範囲が広がり、リハビリ効果も望める。
また、廉価で提供可能であり家庭内介護においても充分活用しうる。
被介護者にとってもウオシュレット利用により排便始末を他人の手を借りずにできること、介護者の労力が少ないため移動を気楽に依頼でき精神的負担が減る効果がある。
回転可能な座面を組み合わせた場合、洗面や食卓やシャワー等、場面に合わせ、向きを自由に変え利用できるため室内での行動範囲が広がり、リハビリ効果も望める。
また、廉価で提供可能であり家庭内介護においても充分活用しうる。
座台はベッドに差し込めるよう横から見てコの字型、また便器にも差し込めるよう座台の下脚は２本フォーク型とする。
座台の高さは便器の高さに整合させる。ベッドも同高さに調整する。
ベッドから上半身を起こし向きを９０度変えるのは請求項１でも可能ではあるが、楽に向きを変え汎用性を持たせるには請求項２の座面を回転させることにより解決する。回転盤は、下面は座台に固定しコロを使うことにより上面だけ回転させる。
座台の高さは便器の高さに整合させる。ベッドも同高さに調整する。
ベッドから上半身を起こし向きを９０度変えるのは請求項１でも可能ではあるが、楽に向きを変え汎用性を持たせるには請求項２の座面を回転させることにより解決する。回転盤は、下面は座台に固定しコロを使うことにより上面だけ回転させる。
排便に関しては、力作業不要に加え、ウオシュレットであれば介護者の手を煩わせず後処理できる。また臭気の問題も解決できる。
人目を気にせずトイレ内で排便したいとのニーズにも応えられる。
人目を気にせずトイレ内で排便したいとのニーズにも応えられる。
風呂は、素人介護では極めて困難であるが、本考案を錆びない素材で造ることにより腰掛けたままの姿勢で簡単にシャワーを利用することが出来る。
抱き起こし等介護者の力作業が不要なので、室内での移動を気楽に頼めるので、食卓や洗面所等への簡易移動が可能になり行動範囲が広がる。
Claims (2)
- 排便可能な中空きの座面を有する座台を持ち、ベッドにも様式トイレにも差し込める高さと形状をした、被介護者を簡易移動する車輪付手押し台介護用具
- 排便可能な中空きの回転可能な座面を有し、被介護者の向きを自由に変えられる座台を持ち、ベッドにも様式トイレにも差し込める高さと形状をした、被介護者を簡易移動する車輪付手押し台介護用具
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007009268U JP3141249U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | ベッドから簡易移動可能な介護用具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007009268U JP3141249U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | ベッドから簡易移動可能な介護用具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3141249U true JP3141249U (ja) | 2008-05-01 |
Family
ID=43291314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007009268U Expired - Lifetime JP3141249U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | ベッドから簡易移動可能な介護用具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3141249U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020137594A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社タチエス | 移乗支援装置およびベッド |
| WO2021047652A1 (en) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | Studio Doozy Limited | Seat apparatus, modular seat and rotation mechanism |
-
2007
- 2007-11-05 JP JP2007009268U patent/JP3141249U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020137594A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社タチエス | 移乗支援装置およびベッド |
| WO2021047652A1 (en) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | Studio Doozy Limited | Seat apparatus, modular seat and rotation mechanism |
| CN114760897A (zh) * | 2019-09-13 | 2022-07-15 | 杜西工作室有限公司 | 座椅装置、模块化座椅和旋转机构 |
| US11986133B2 (en) | 2019-09-13 | 2024-05-21 | Studio Doozy Limited | Seat apparatus, modular seat and rotation mechanism |
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