JP3141152B2 - スリーブパイプ - Google Patents

スリーブパイプ

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JP3141152B2
JP3141152B2 JP09143679A JP14367997A JP3141152B2 JP 3141152 B2 JP3141152 B2 JP 3141152B2 JP 09143679 A JP09143679 A JP 09143679A JP 14367997 A JP14367997 A JP 14367997A JP 3141152 B2 JP3141152 B2 JP 3141152B2
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pipe
injection
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sleeve pipe
injection hole
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Inventor
安明 原口
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大東工機株式会社
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Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリーブ注入工法
に於いて外管として適用されるスリーブパイプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】スリーブ注入工法の施工工程の概略が図
4に示され、図4(イ)はケーシングaの適用による削
孔工程、同(ロ)は削孔b内へのシールグラウトcの充
填工程、同(ハ)はスリーブパイプ(外管)dの挿入設
置工程、同(ニ)はケーシングa引き抜き,シールグラ
ウト養生硬化及びダブルパッカー付きインジェクション
パイプ(内管)eの挿入工程、同(ホ)はクラッキング
工程、同(ヘ)はグラウトfの注入工程をそれぞれ示し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スリーブパイプはシー
ルグラウトのクラッキング操作時の高圧力例えば100
kg/cm2に耐え得ることが必要であり、また埋め殺
しされるのでシールド掘進などの障害とならないように
容易に破壊できることが必要であり、従来ではこのよう
な要望から硬質塩ビ管を用い、施工現場に於いて定尺の
硬質塩ビ管(0.3〜3m程度)を継ぎ足して使用して
いるが、このような硬質塩ビ管の継ぎ足し方式では貫入
深度が例えば30〜50mと大きい場合には、継ぎ足し
に多大の時間と手間を要し、地盤改良工事の遅延と工費
高騰の原因になっていた。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を一掃す
ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記従来の問
題点を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、スリーブパ
イプを特定範囲の引っ張り弾性率の可撓性プラスチック
から成形するときは、ドラムへの巻き取り及び引き出し
使用が可能であってしかもシールグラウトのクラッキン
グ操作時の高圧力にも充分に耐え得ることを見出し、茲
に本発明を完成するに至ったものである。
【0006】即ち、本発明は、スリーブ注入による地盤
改良に際し、ダブルパッカー付きインジェクション部材
と組み合わせて使用されるスリーブパイプに於いて、パ
イプ本体は引っ張り弾性率が700〜15000kg/
cm2の可撓性プラスチックから長尺に成形されていて
ドラムに引き出し可能に巻き取られており、前記パイプ
本体が管軸方向に間隔を存して並列する節部を備え、該
節部の幅方向の中央領域に管周り方向に延出するリング
状の凹入部が形成され、該凹入部に噴孔と該噴孔を外側
から覆うゴム製逆止弁環とからなる噴射部が備えられて
いることを特徴とするスリーブパイプに係る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を添付
図面に基づき説明すると次の通りである。
【0008】図1は本発明スリーブパイプの全体を概略
的に示し、パイプ本体1は引っ張り弾性率が700〜1
5000kg/cm2、好ましくは3000〜1000
0kg/cm2の可撓性プラスチック、例えば半硬質ポ
リ塩化ビニール、低,中密度ポリエチレン等から押し出
し成形手段を適用して長尺に成形され、ロール2に巻き
取られた状態で施工現場に搬入され、該ロール2から引
き出して使用できるようになっている。因みに引っ張り
弾性率が700kg/cm2に達しない場合は、耐圧強
度面に問題を生じまた15000kg/cm2を超える
と巻き取りが困難となりいずれも好ましくない。
【0009】パイプ本体1は埋め殺しされ消耗品的に使
用されるので、その口径及び肉厚をスリープ注入工法の
施工に支障がない範囲でできるだけ小さくなし、製造原
価を低く抑えることが有利である。
【0010】而して、パイプ本体1の口径は2〜6cm程
度の範囲が好ましく、これより小さくなると、該パイプ
1内に挿入されるインジェクション部材の口径が小さく
なりすぎ、グラウト注入操作に支障を来す恐れがあり、
またこれより大きくなりすぎると成形材料の消費量が増
大し製造コストがアップすると共にドラムに巻き取ると
きにドラム径を大きくしなければならず施工現場への搬
入等に不便であり、いずれも好ましくない。
【0011】また肉厚は3〜10mm程度が好ましく、こ
れより小さくなると耐圧強度を十分に確保することが難
しくなり、またこれより大きくなりすぎると、成形材料
の消費量ひいては製造コストがアップするばかりでな
く、曲がり性が低下しドラムに巻き取りにくくなりな
り、いずれも好ましくない。
【0012】図2は上記本体1の先端ヘッド3の部分を
拡大して示し、先端ヘッド3は本体1の先端部に必要に
応じ接着剤(図示せず)を適用して挿着固定されてい
る。
【0013】またパイプ本体1には軸方向に間隔を存し
て噴出部4が形成されている。
【0014】各段の噴出部4は同一円周上に間隔を存し
て形成された複数個の噴孔4aと該噴孔4aを外側から
覆う覆うゴム製の逆止弁環4bとから構成されている。
【0015】噴出部4の好ましい一例が図2と図3にそ
れぞれ示されている。図2にはパイプ本体1を人造竹の
成形技術を適用して節部1aが管軸方向に適当な間隔で
並列するように成形し、節部1a,1a管の一般部1b
に噴孔4aとゴム製筒状の逆止弁環4bとを備えた構成
のものが示されている。
【0016】また図3には、上記節部1aの幅方向の中
央領域に管周り方向に延出するリング状の凹入部5を形
成し、該凹入部5に噴孔4aと該噴孔4aを外側から覆
うゴム製の逆止弁環4bとを備えた構成のものが示され
ている。
【0017】図3に示すタイプのものは、節部1a即ち
厚肉部に噴孔4aが形成されているので、図2に示すタ
イプのものより一般部1bの肉厚を薄くすることができ
る。即ち一般部1bに噴孔4aを形成すると一般部1b
の耐圧強度が低下するのでその分一般部1bの肉厚を厚
肉にすることが必要になるが、図3タイプのものでは厚
肉の節部1aに噴孔4aが形成されるので、一般部1a
の肉厚は図2タイプのものより薄肉厚でよい。
【0018】本発明スリーブパイプを適用してスリーブ
注入工法を施工するときは、図1に示すように施工現場
に搬入設置されたドラム2からパイプ本体1を引き出し
ながらシールグラウト(図4は参照)内に挿入設置し、
挿入設置後は地上の部分で切断してインジェクション部
材e(図4ニ参照)の挿入口を形成することにより、ス
リーブ注入工法の施工が可能になる。
【0019】
【発明の効果】本発明スリーブパイプは可撓性でドラム
に巻き取られ該ドラムから引き出して使用できるように
なっているので、従来の継ぎ足し方式よりも挿入設置に
要する時間と手間を軽減でき、工事期間の短縮、人件費
節減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を概略的に示す全体図であ
る。
【図2】先端ヘッド部の部分拡大断面図である。
【図3】他の実施形態の先端ヘッド部の部分拡大断面図
である。
【図4】従来一般に行われているスリーブ注入工法を工
程順に概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 スリーブパイプ本体 1a 節部 1b 一般部 2 ドラム 3 先端ヘッド 4 噴出部 4a 噴孔 4b 逆止弁環
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ注入による地盤改良に際し、ダ
    ブルパッカー付きインジェクション部材と組み合わせて
    使用されるスリーブパイプに於いて、パイプ本体は引っ
    張り弾性率が700〜15000kg/cm2の可撓性
    プラスチックから長尺に成形されていてドラムに引き出
    し可能に巻き取られており、前記パイプ本体が管軸方向
    に間隔を存して並列する節部を備え、該節部の幅方向の
    中央領域に管周り方向に延出するリング状の凹入部が形
    成され、該凹入部に噴孔と該噴孔を外側から覆うゴム製
    逆止弁環とからなる噴射部が備えられていることを特徴
    とするスリーブパイプ。
  2. 【請求項2】 パイプ本体が引っ張り弾性率700〜1
    5000kg/cm 2 の可撓性プラスチックから口径2
    〜6cm,肉厚3〜10mmに成形されていることを特
    徴とする請求項記載のスリーブパイプ。
JP09143679A 1997-06-02 1997-06-02 スリーブパイプ Expired - Fee Related JP3141152B2 (ja)

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JP4623482B2 (ja) * 2001-06-25 2011-02-02 ケミカルグラウト株式会社 スリーブ管を用いた固化工法
JP4958125B2 (ja) * 2010-09-30 2012-06-20 東亜建設工業株式会社 水底地盤の改良方法および薬液注入用外管
WO2018117520A1 (ko) 2016-12-21 2018-06-28 재단법인 포항산업과학연구원 흑색 도금 강판 및 이의 제조방법

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