JP3140967U - ベルト用止め具 - Google Patents

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義道 清水
勝 勝部
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Abstract

【課題】被荷造り品側から大きな引っ張り力が掛かってもベルトがピンを滑ることを防止し、ベルトの引き締め力の緩みを防止することができるベルト用止め具を提供すること。
【解決手段】中央部にベルト通孔4を形成した矩形の基板部5とこの基板部5の両端を起立させて形成した両側板部6,6とを有する金具本体1と、この金具本体1の前記ベルト通孔4の両側で前記両側板部6,6間に固定支持された2本の平行に配置されたピン2,3とからなり、前記ピン2,3は一端に大径の頭部2a,3aを有し、この頭部2a,3aから他端に向けて伸びる軸部2b、3bを備え、この軸部2b、3bの全長に亘ってベルト滑り止め加工面2c、3cが設けられており、前記両側板部6,6に形成された通孔7,7に軸部2b、3bの両端のベルト滑り止め加工面2c、3cが嵌合固定されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、荷造りなどに用いるベルト用止め具に関するものである。
一般に、家具等の荷物の荷造りや運搬を行う場合、荷物への損傷を防止するために布製ベルトが使用される場合がある。この布製ベルトは、両端の結縛手段として、専用のベルト用止め具が使用されている(例えば、特許文献1参照)。従来のベルト用止め具は、中央部にベルト通孔を形成した略コ字形状の金具本体及び前記ベルト通孔の両側で前記金具本体から起立形成された両側板部間に支持された2本の平行に配置されたピンとからなり、被荷造り品に巻き付けたベルトの一端をベルト通孔に挿通して一方のピンに折り返し状に巻き掛けて再びベルト通孔に挿通して元の方向へ上に重ねる状態で引き出しておき、前記ベルトの他端もベルト通孔に挿通して他方のピンに折り返し状に巻き掛けて再びベルト通孔に挿通して元の方向へ上に重ねる状態で引き出しておき、このように引き出したベルトの両端を互いに反対方向に牽引して被荷造り品に巻き付けたベルトを引き締めて、その引き締め状態を前記金具本体のベルト通孔の孔縁でのベルト折り返し重合部でベルト同士の摩擦力によって緩み止めさせて保持させるようにしている。
特開2005−180489号公報(図7、図8参照)
しかしながら、従来のベルト用止め具は、金具本体の両側板間に支持された2本のピンの外周面が平滑面とされていた。これは、ベルトの引き締め操作時、ピンの外周面にベルトが接触して引き締めが行われる際の抵抗を軽減するためであるが、これであると、被荷造り品側からベルトに大きな引っ張り力が掛かるとベルトがピンの外周面を滑ることがあり、ベルトの引き締め力が弛む場合があった。
本考案は、被荷造り品側から大きな引っ張り力が掛かってもベルトがピンを滑ることを防止し、ベルトの引き締め力の緩みを防止することができるベルト用止め具を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために本考案は、中央部にベルト通孔を形成した矩形の基板部とこの基板部の両端を起立させて形成した両側板部とを有する金具本体と、この金具本体の前記ベルト通孔の両側で前記両側板部間に固定支持された2本の平行に配置されたピンとからなり、前記ピンは一端に大径の頭部を有し、この頭部から他端に向けて伸びる軸部を備え、この軸部の外周面全長に亘ってベルト滑り止め加工面が設けられており、前記両側板部に形成された通孔に軸部の両端のベルト滑り止め加工面が嵌合固定されていることを特徴としている。
前記ピンのベルト滑り止め加工面は、ローレット加工面、セレーション加工面、梨地加工面、角軸加工面の何れか或いはこれらの複合加工面とされている。
前記2本のピンは、前記ベルト通孔から互いに離隔する方向へそれぞれずらせて前記金具本体の両側板部間に配置されている。
前記2本のピンは、頭部と反対側の端部が前記金具本体の一方の側板部の外面側でカシメ固定されている。
本考案によれば、被荷造り品側から大きな引っ張り力が掛かってもベルトがピンを滑ることを防止し、ベルトの引き締め力の緩みを防止することができるベルト用止め具を提供することができる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
本考案のベルト用止め具Aは、図1〜図6に示すように、金具本体1と2本のピン2,3とで構成されている。
金具本体1は、中央部にベルト通孔4を形成した矩形の金属板からなる基板部5とこの基板部5の両端を起立させて形成した両側板部6,6とを有し、全体が略コ字形状とされている。ベルト通孔4は、適用されるベルトBの幅とほぼ同じ幅で矩形の金属板からなる基板部5の中央部を打ち抜いて形成されており、また、両側板部6,6は、前記基板部5の両端を折曲して起立形成されており、両側板部6,6間の間隔はベルトBの幅とほぼ等しくされている。
2本のピン2,3は、金具本体1のベルト通孔4の両側で両側板部6,6間に固定支持されている。
前記ピン2,3は、一端に大径の頭部2a、3aを有し、この頭部2a、3aから他端に向けて同径を維持して伸びる軸部2b、3bを備え、この軸部2b、3bの外周面全長に亘ってベルト滑り止め加工面2c、3cが設けられており、両側板部6,6に形成された通孔7,7に軸部2b、3bの両端のベルト滑り止め加工面2c、3cが嵌合固定されている。
ベルト滑り止め加工面2c、3cは、綾目のローレット加工面を例示しているが、これに制約されず、横または斜めに刻み(ギザギザ)をつけたローレット加工面や、三角山形のセレーション加工面や梨地加工面、又は、四角形軸、六角形軸等の角軸加工面の何れか或いはこれらの複合加工面であってもよい。
前記2本のピン2,3は、前記ベルト通孔4から互いに離隔する方向へそれぞれずらせて前記金具本体1の両側板部6,6間に配置されている。
前記2本のピン2,3は、頭部2a、3aと反対側の端部2d、3dが前記金具本体1の一方の側板部6の外面側でカシメ加工部2e、3eによりカシメ固定されている。
本考案に係るベルト用止め具Aの実施形態は、以上の構成からなり、次に、その使用例を図6を参照しつつ説明する。
先ず、被荷造り品Cに巻き付けたベルトBの一端B1をベルト通孔4に挿通して一方のピン2に折り返し状に巻き掛けて再びベルト通孔4に挿通して元の方向へ上に重ねる状態で引き出しておく。そして、ベルトBの他端B2もベルト通孔4に挿通して他方のピン3に折り返し状に巻き掛けて再びベルト通孔4に挿通して元の方向へ上に重ねる状態で引き出しておく。このとき、被荷造り品Cに巻き付けたベルトBは、被荷造り品Cの周囲に緩く巻き付けられている。
この状態で、本考案のベルト用止め具Aから引き出してあるベルトBの両端B1,B2を互いに反対方向に牽引するか、一方を固定し、他方を牽引する。これにより、金具本体1は、ベルトBの牽引方向に移動し、ベルト通孔4の孔縁部でベルトB同士が重合している部分にすきまができ、ベルトBの引き締めが可能となる。その結果、被荷造り品Cに巻き付けたベルトBが強固に引き締められる。ベルトBの引き締めには、専用のベルト引き締め機(例えば、特開2005−180489号公報に記載のものなど)が使用される。
そして、引き締め後の状態は、被荷造り品Cに巻き付けたベルトBの張力によってベルトBの折り返し部からベルト通孔4の孔縁に向けてベルトBを益々強く押し付けることになり、ベルトB同士の重合部の摩擦力によって、緩み止め保持される。
特に、本考案においては、ピン2,3の外周面にベルト滑り止め加工面2c、3cが設けてあるため、被荷造り品Cに巻き付けてあるベルトBから張力が掛かった場合でも、ベルトBがピン2,3を滑ることが防止され、ベルト通孔4の孔縁へベルトBを強く圧接することになり、ベルトB同士の重合部の摩擦力を益々強めることになり、ベルトBの緩み防止が一層確実となる。
また、ピン2,3は、金具本体1のベルト通孔4から互いに離隔する方向へそれぞれずらせて金具本体1の両側板部6,6間に配置してあるため、ベルトBがピン2,3からベルト通孔4の孔縁へ折り返す角度が鋭角となり、その結果、ベルトBの緩み側への張力に対してベルト通孔4の孔縁での圧接力を増大させ、ベルトB同士の重合部の摩擦力を大きくすることができ、ベルトBの緩み防止をより一層確実化することができる。
さらに、ピン2,3は、金具本体1の両側板部6,6に形成された通孔7,7に軸部2b、3bの両端のベルト滑り止め加工面2c、3cが嵌合固定されているため、金具本体1に対して、ピン2,3の廻り止めも確実となり、この点においても、ベルトBの緩み防止が確実化されている。
本考案の実施形態は、以上であるが、本考案は、この実施形態にのみ制約されるものではなく、適宜、変形して実施することができる。例えば、ピン2,3は、カシメ固定以外に圧入を単独で或いは圧入とカシメを併用し、または、溶接、その他、適宜の固定手段を採用してもよい。
本考案のベルト用止め具の実施形態例を示す斜視図である。 図1のベルト用止め具の横断平面図である。 図1のベルト用止め具の縦断正面図である。 図1のベルト用止め具の右側面図である。 図1のベルト用止め具の左側面図である。 本考案のベルト用止め具の使用状態例を示す断面図である。
符号の説明
A ベルト用止め具
B ベルト
C 被荷造り品
1 金具本体
2 ピン
3 ピン
4 ベルト通孔
5 基板部
6 側板部
7 通孔

Claims (4)

  1. 中央部にベルト通孔を形成した矩形の基板部とこの基板部の両端を起立させて形成した両側板部とを有する金具本体と、この金具本体の前記ベルト通孔の両側で前記両側板部間に固定支持された2本の平行に配置されたピンとからなり、前記ピンは一端に大径の頭部を有し、この頭部から他端に向けて伸びる軸部を備え、この軸部の外周面全長に亘ってベルト滑り止め加工面が設けられており、前記両側板部に形成された通孔に軸部の両端のベルト滑り止め加工面が嵌合固定されていることを特徴とするベルト用止め具。
  2. 前記ピンのベルト滑り止め加工面は、ローレット加工面、セレーション加工面、梨地加工面、角軸加工面の何れか或いはこれらの複合加工面とされていることを特徴とする請求項1に記載のベルト用止め具。
  3. 前記2本のピンは、前記ベルト通孔から互いに離隔する方向へそれぞれずらせて前記金具本体の両側板部間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト用止め具。
  4. 前記2本のピンは、頭部と反対側の端部が前記金具本体の一方の側板部の外面側でカシメ固定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のベルト用止め具。
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