JP3140928B2 - 時刻表示機能を備えた電子機器 - Google Patents

時刻表示機能を備えた電子機器

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JP3140928B2
JP3140928B2 JP06329077A JP32907794A JP3140928B2 JP 3140928 B2 JP3140928 B2 JP 3140928B2 JP 06329077 A JP06329077 A JP 06329077A JP 32907794 A JP32907794 A JP 32907794A JP 3140928 B2 JP3140928 B2 JP 3140928B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池などの直流電源に
よって駆動される携帯型あるいは机上据置き型の小型電
子機器に関し、特に表示部において時刻の表示が可能な
小型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、典型的な従来例である電子機
器11の構成を示すブロック図である。電子機器11
は、CPU(Central Proccessing Unit;中央処理装
置)12と、入力キー群13と、主表示部14と、時刻
表示部15と、時刻表示用LSI(Large Scale Integr
ated circuit;大規模集積回路)16と、RAM(Rram
domAccess Memory;ランダムアクセスメモリ)17a,
17b,…と、ROM(Read Only Memory;リードオン
リメモリ)18と、電源19とを含んで構成される。
【0003】電子機器11は、入力キー群13によって
入力された文字および数字などをCPU12によって処
理し、処理結果を主表示部14に表示する。主表示部1
4は、CPU12に含まれる後述するブリーダ回路26
によって供給される各駆動電圧によって表示を行う。時
刻表示部15は、時刻表示用LSI16によって駆動さ
れ、時刻の表示を行う。時刻表示用LSI16は、後述
するブリーダ回路26と同様の回路を含み、時刻表示部
15を駆動する。液晶表示パネルである時刻表示部15
は、時刻を常に表示させるために低い駆動電圧でも駆動
できるように液晶材料が選択されており、時刻表示部1
5において消費される電力は、主表示部14において消
費される電力よりもはるかに少ない。CPU12には、
RAM17およびROM18が接続されており、ROM
18に格納されているプログラムによってCPU12は
所定の処理を行い、行われた処理の結果などがRAM1
7に一時的に格納される。
【0004】上述のように構成される電子機器11は、
ROM18に、たとえば住所録などのプログラムが予め
格納されており、使用者は所望するプログラムを入力キ
ー群13を用いて指示し、CPU12に実行させ、プロ
グラムに従った表示が主表示部14に行われる。使用者
は、実行中のプログラムの要求に対して入力キー群13
を用いてデータを入力し、入力されたデータおよびデー
タによる処理の結果などがRAM17に格納されるとと
もにドット表示部14に表示される。
【0005】図11は電子機器11の斜視図であり、図
12は電子機器11における主表示部14および時刻表
示部15の拡大平面図である。電子機器11は、筺体2
1と、主表示部14と、時刻表示部15と、入力キー群
13とを含んで形成される。主表示部14は液晶表示パ
ネルであり、ドット表示部23および記号表示部24に
よって形成され、筐体21の一方表面21a側に表示面
を向けて設けられる。時刻表示部15は液晶表示パネル
であり、主表示部14に近接して設けられる。電子機器
11において、主表示部14のドット表示部23は、た
とえばドットマトリクス方式で駆動されており、時刻表
示部15はセグメント方式で駆動されている。なお、記
号表示部24はセグメント方式によって駆動される。
【0006】図13は、CPU12に含まれるブリーダ
回路26の回路図である。ブリーダ回路26は、抵抗R
1〜R4およびトランジスタTr1〜Tr3によって構
成され、電源19から供給される電位Vccを分割し、
液晶表示パネルである主表示部14を駆動するために必
要なそれぞれのレベルの電圧を供給する。ブリーダ回路
26は、トランジスタTr1およびTr2をそれぞれ選
択的に導通させることによって、抵抗R1あるいは抵抗
R4をショートさせて電位Vcc〜GND間を分割し、
それぞれ異なるレベルである電位VA,VM,VBを主
表示部14に供給することができる。トランジスタTr
3は、たとえば電子機器11の電源をOFFとして時計
表示のみを行うときにOFFとすることでブリーダ回路
26を遮断し、主表示部14への電力の供給を行わない
ようにすることができる。
【0007】上述のように構成された電子機器11は、
主表示部14と時刻表示部15とが別々に構成され、時
刻表示部15を駆動するために専用のLSI16が設け
られているので、時刻表示のみを行う際にはCPU12
は時刻表示のための制御を行う必要がない。また、時刻
表示部15に供給される電力は時刻表示用LSI16に
よって制御されているので、時刻表示のみを行う際には
消費電力の無駄を抑えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
た電子機器11では、主表示部14と時刻表示部15と
がそれぞれ異なる液晶表示パネルによって実現されてい
るため、筺体21に2つの液晶表示パネルが存在するこ
ととなり、電子機器11において主要な表示が行われる
主表示部14を大型化するには筺体21を大型化しなけ
ればならない。しかし、電子機器11としては小型化が
要求されるため主表示部14の大型化は制限される。ま
た、時刻表示部15を駆動するために専用のLSIが必
要となるので、電子機器11の製造コストが増加する。
【0009】本発明の目的は、低コストで、かつ小型で
ある時刻表示可能な電子機器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、データおよび
実行すべき処理を入力する入力手段と、入力されたデー
タに対して入力された処理を実行し、処理結果を出力す
る処理手段と、時刻を出力する時計手段と、前記入力デ
ータおよび処理結果を表示するためのドットマトリクス
方式から成る第1表示部と、時刻を表示するためのセグ
メント方式から成る第2表示部とを同一液晶パネル内に
備えた表示手段と、前記入力手段および処理手段の出力
に基づいて、入力データおよび処理結果を第1表示部に
表示する第1の駆動手段と、前記時計手段の出力に基づ
いて、時刻を前記第2表示部に表示する第2の駆動手段
と、前記第1の駆動手段に電力を供給する第1ブリーダ
回路と前記第2の駆動手段に電力を供給する第2ブリー
ダ回路とを含むブリーダ回路と電源から成り、かつ第1
ブリーダ回路の分圧抵抗値が第2ブリーダ回路の分圧抵
抗値より低く設定された電源手段と、前記ブリーダ回路
の第1および第2ブリーダ回路のおのおのに対する電力
の供給および遮断を選択的に制御し、前記表示手段の表
示態様を切換える制御手段とを含むことを特徴とする時
計表示機能を備えた電子機器である。また本発明は、表
示手段の表示態様の切換えを指示する切換指示手段を含
み、前記制御手段は、切換指示手段の出力に応答して表
示手段の表示態様を切換えることを特徴とする。また本
発明は、前記制御手段は、予め定められた条件に基づい
て表示手段の表示態様を切換えることを特徴とする。ま
た本発明は、表示手段の表示態様の切換えを指示する切
換指示手段と、表示手段の表示態様の切換えを、前記切
換指示手段の出力に基づいて行うか、予め定められた条
件に基づいて行うかを選択する選択手段とを含み、前記
制御手段は、選択手段の出力に基づいて、切換指示手段
の出力に応答して、または予め定められた条件に基づい
て表示手段の表示態様を切換えることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、時刻表示機能を備えた電子機
器は、第1表示部と第2表示部とが同一液晶パネル内に
備えられた表示手段を有し、入力手段によって入力され
たデータを当該入力手段からの指示に従って処理手段に
よって処理し、処理手段の出力および入力手段の出力に
基づいて処理結果および入力データを第1駆動手段を用
いて第1表示部に表示し、また時計手段から出力される
時刻を第2駆動手段を用いて第2表示部に表示する。第
1駆動手段および第2駆動手段は、制御手段によって選
択的に制御される。したがって、各表示部にそれぞれ対
応して各駆動手段が設けられるので、入力結果および処
理した結果を表示する第1表示部と、時刻を表示する第
2表示部とはそれぞれ独立して駆動され、また各駆動手
段は制御手段によって選択的に制御されるので、各表示
部を選択的に表示させることができる。すなわち、表示
手段において第1表示部と第2表示部とをともに表示さ
せる態様と、第1表示部と第2表示部とのいずれか一方
のみを表示させる態様とを切換えて表示することができ
る。
【0012】また好ましくは、第1の電源手段は第1の
駆動手段に電力を供給し、第2の電源手段は第2の駆動
手段に電力を供給する。制御手段は、表示態様に応じて
第1ブリーダ回路および第2ブリーダのおのおのに対す
る電力の供給および遮断を制御する。したがって、制御
手段の指示によって第1および第2駆動手段のいずれか
一方のみが対応する表示部を駆動をする場合、表示部の
駆動を行う駆動手段にのみ対応するブリーダ回路から電
力が供給される。
【0013】さらに好ましくは、制御手段は表示態様の
切換えを指示する切換指示手段の出力に応答して表示態
様を切換える。したがって、使用者が切換指示手段によ
って指示することで、表示手段の表示態様を所望する表
示態様へと変更することができる。
【0014】またさらに好ましくは、制御手段は予め定
められた条件に基づいて表示手段に行う表示態様を切換
える。したがって、予め定められた条件が満たされた場
合には、自動的に前記電子機器における表示態様が切換
わる。
【0015】またさらに好ましくは、切換指示手段によ
って表示態様を切換えるか、あるいは予め定められた条
件に基づいて表示態様を切換えるかを選択手段によって
選択し、当該選択手段の出力に従って制御手段は、切換
指示手段の出力に応答して表示態様を切換えるか、予め
定められた条件に基づいて表示態様を切換える。したが
って、使用者は表示態様の切換えを直接指示するか、予
め設定しておく条件によって表示態様を切換えるかを選
択することができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である電子機器5
1の構成を示すブロック図であり、図2は電子機器51
の斜視図である。電子機器51は、CPU52と、入力
キー群53と、液晶表示パネル54と、RAM57a,
57b,…と、ROM58と、電源59とを含んで構成
される。
【0017】CPU52は、常に計時動作を実行して時
刻データを出力する時計回路61と、各駆動回路に駆動
電圧を供給するブリーダ回路62と、後述する第1表示
部であるドット表示部81を駆動するための第1駆動回
路66と、後述する記号表示部83を駆動するための第
2駆動回路67と、後述する第2表示部である時刻表示
部82を駆動するための第3駆動回路68とを含んで構
成される。時計回路61から供給される時刻データは、
時刻、年月日、および曜日の情報を含んでおり、電子機
器51において実行される所定のプログラムにおいて利
用される。ブリーダ回路62は、主表示部であるドット
表示部81および記号表示部83に駆動電圧を供給する
第1ブリーダ回路63と、時刻表示部82に駆動電圧を
供給する第2ブリーダ回路64とを含んで構成される。
【0018】CPU52には電子機器51の各構成要素
が接続され、CPU52は各構成要素の制御を行う。C
PU52は、電源59から供給される電力によって動作
し、ROM58に格納されているプログラムに従って入
力キー群53からの入力に応答した処理を行い、行われ
た処理の結果などがRAM57に一時的に格納される。
第3駆動回路68は、時計回路61から供給される時刻
データに従って、第2ブリーダ回路64から供給される
各駆動電圧を選択的に時刻表示部82の各電極に印加す
る。第1駆動回路66および第2駆動回路67は、CP
U52で行われた処理によるデータに従って、第1ブリ
ーダ回路63から供給される各駆動電圧を選択的にドッ
ト表示部81および記号表示部83の各電極に印加す
る。
【0019】上述のように構成される電子機器51は、
ROM58に、たとえば住所録などの複数のプログラム
が予め格納されており、使用者は所望するプログラムを
入力キー群53を用いて指示し、CPU52に実行さ
せ、プログラムに従った表示がドット表示部81に行わ
れる。使用者は、実行中のプログラムの要求に対して入
力キー群53を用いてデータを入力し、入力されたデー
タおよびデータに対する処理の結果などがRAM57に
格納されるとともにドット表示部81に表示される。
【0020】図2に示される電子機器51において、図
1に示す各構成要素は筺体71内に格納される。筺体7
1の一方表面71aに、液晶表示パネル54と入力キー
群53とが設けられている。入力キー群53は、モード
切換キー73、選択キー74、電源スイッチ75、数字
および記号キーなどを含んで構成される。電源スイッチ
75によって電子機器51のON,OFFが行われる。
切換指示手段であるモード切換キー73は、ブリーダ回
路62におけるトランジスタT3,T6の導通、遮断を
制御する。選択手段である選択キー74によって、モー
ド切換キー73を用いてモードの切換えを行うか、ある
いは予め条件を定め当該条件を満たしたときにモードを
切換えるかを選択することができる。
【0021】図3は、ブリーダ回路62と電源59とを
示した回路図である。ブリーダ回路62において、第1
ブリーダ回路63と第2ブリーダ回路64とは並列に接
続される。電源59は電位Vccを供給する。ドット表
示部81および記号表示部83に各レベルの駆動電圧を
供給する回路である第1ブリーダ回路63は、抵抗r1
a,r2a,r3a,r4aおよびトランジスタT1,
T2,T3によって構成される。各抵抗r1a〜r4a
は、電位Vcc側から順番に直列に接続される。抵抗r
1aと並列にトランジスタT1が接続され、抵抗r4a
と並列にトランジスタT2が接続される。また、トラン
ジスタT3は抵抗r4aとグランド電位との間に接続さ
れ、第1ブリーダ回路63の導通、遮断を制御する。ト
ランジスタT1,T2をON,OFFすることによって
抵抗r1aあるいは抵抗r4aをショートさせ、ドット
表示部81および記号表示部83に供給する駆動電圧の
レベルを切換える。第1ブリーダ回路63から電位VA
a,VBa,VCa,Vcc、およびグランド電位(G
ND)が供給される。
【0022】時刻表示部82に各レベルの駆動電圧を供
給する回路である第2ブリーダ回路64は、抵抗r1
b,r2b,r3b,r4bおよびトランジスタT4,
T5,T6によって構成される。第2ブリーダ回路64
の各抵抗r1b〜r4bは、第1ブリーダ回路63にお
ける各抵抗r1a〜r4aと同様に、電位Vcc側から
順番に直列に接続される。r1a《r1b,r2a《r
2b,r3a《r3b,r4a《r4bとなるように各
抵抗値が定められるので、第2ブリーダ回路64から供
給される電流は、第1ブリーダ回路63から供給される
電流よりも非常に小さい。なお、第1ブリーダ回路63
と第2ブリーダ回路64とにおいて、抵抗r1a〜r4
aのそれぞれの比率と、抵抗r1b〜r4bのそれぞれ
の比率とはそれぞれ等しくなるように定められる。抵抗
r1bと並列にトランジスタT4が接続され、抵抗r4
bと並列にトランジスタT5が接続される。また、トラ
ンジスタT6は抵抗r4bとグランド電位との間に接続
され、第2ブリーダ回路64の導通、遮断を制御する。
トランジスタT4,T5をON,OFFすることによっ
て抵抗r1bあるいは抵抗r4bをショートさせ、時刻
表示部82に供給する駆動電圧のレベルを切換える。第
2ブリーダ回路64から電位VAb,VBb,VCb,
Vcc、およびグランド電位(GND)が供給される。
【0023】ブリーダ回路62において、トランジスタ
T3およびトランジスタT6を選択的に導通、遮断する
ことで液晶表示パネル54に供給する電流の量を制御す
ることができる。トランジスタT3,T6が導通してい
るモードでは、ドット表示部81および記号表示部83
と時刻表示部82とに表示が行われ、トランジスタT3
が遮断され、トランジスタT6が導通しているモードで
は、ドット表示部81および記号表示部83は消灯さ
れ、時刻表示部82には表示が行われる。また、トラン
ジスタT3,T6がともに遮断されているモードでは、
各表示部において表示が行われない。
【0024】前述のそれぞれのモードの設定は、前記モ
ード切換キー73を押圧することによって変更すること
ができる。また、予め定めた条件を満足したときに表示
態様が切換わるように設定することもできる。たとえ
ば、トランジスタT3,T6の導通、遮断を制御するコ
ントロール信号を、CPU52に含まれるタイマ回路と
連動させることで、自動的に表示態様を変更することが
できる。前記モード切換キー73を用いて切換える場合
と、予め定めた条件を満足したときに切換わる場合と
は、選択手段である選択キー74によって選ぶことがで
きる。前記予め定めた条件としては、たとえばタイマ回
路に設定した電源投入後の経過時間およびキー入力が行
われない時間などがある。なお、本実施例においては、
時刻表示部82のみを消灯するモードについては述べて
いないが、トランジスタT3,T6を制御することによ
って、前述の各モードと同様に設定することが可能であ
る。
【0025】図4は、電子機器51における液晶表示パ
ネル54の拡大平面図であり、図5は時刻表示部82に
設けられる各電極の配線図である。図4に示される電子
機器51における液晶表示パネル54は、主表示部であ
るドット表示部81および記号表示部83と時刻表示部
82とによって構成される。ドット表示部81は、ドッ
トマトリクス方式によって駆動され、時刻表示部82は
セグメント方式によって駆動される。また、記号表示部
83は、たとえば「電話」「計算」などと表示できるよ
うに予め用意された電極全体に、駆動電圧を印加するこ
とによってそれぞれの記号が表示される。時刻表示部8
2においては、時刻を表示するために必要な表示要素で
ある時刻表示部用セグメント電極TS1,TS2,…,
TS25(総称するときは参照符TSを用いる)および
時刻表示部用コモン電極TC1,TC2,…,TC25
(総称するときは参照符TCを用いる)が、セグメント
電極用信号線SL1,SL2,…,SL10およびコモ
ン電極用信号線CL1,CL2,CL3とそれぞれ接続
される。図5において、時刻表示部用セグメント電極T
Sと時刻表示部用コモン電極TCとは共通に示されてい
るが、後述するように液晶層をはさんで時刻表示部用セ
グメント電極TSと時刻表示部用コモン電極TCとが形
成される。各信号線を介してそれぞれの電極に駆動電圧
が印加されることによって、時刻が表示される。
【0026】図6は、図4および図5における切断面線
VI−VIから見た断面図である。液晶表示パネル54
は、第1ガラス基板86と、第2ガラス基板87と、封
止部材88と、液晶層89とを含んで構成される。第1
ガラス基板86は、一方表面86aにセグメント電極S
1,S2,…,Si,…,Sn(総称するときは参照符
Sを用いる)と、時刻表示部用セグメント電極TSと、
セグメント電極用信号線SLとが形成され、各電極およ
び信号線を覆うように図示しない配向膜が形成される。
同様に、第2ガラス基板87は、一方表面87aにコモ
ン電極C1,C2,…,Ci,…,Cm(総称するとき
は参照符Cを用いる)と、時刻表示部用コモン電極TC
と、コモン電極用信号線CLとが形成され、各電極およ
び信号線を覆うように図示しない配向膜が形成される。
第1ガラス基板86と第2ガラス基板87とは、互いの
一方表面86a,87aが対向するように、かつセグメ
ント電極Sとコモン電極Cとが直交するように、封止部
材88を間に挟んで貼合わされる。第1ガラス基板8
6、第2ガラス基板87、および封止部材88によって
形成される空間に液晶材料を注入して液晶層89を形成
する。上述のように形成された液晶表示パネル54の各
電極に対して、前記ブリーダ回路62によって形成され
た各レベルの電圧を液晶駆動電圧として印加することに
よって、表示が行われる。
【0027】図7は、ドット表示部81における各電極
に印加される電圧の波形図である。図7に示す各波形に
おいて電位Vccと電位Vcaとの中間の電位、すなわ
ち図7において破線で示される電位を基準電位とする
と、それぞれ水平走査期間である時刻t0から時刻t4
までの期間T1と、時刻t4から時刻t8までの期間T
2とでは、基準電位を挟んで波形が逆になっており、駆
動電圧は交流であるかのように各電極に印加される。
【0028】図7(1)に示す波形は、コモン電極C1
に印加される駆動電圧波形であり、期間T1の時刻t0
から時刻t1までの期間T6においてオン電位である電
位Vccとなる。期間T1における他の期間は、オフ電
位である電位VBaとなる。また期間T2の時刻t4か
ら時刻t5までの期間T6において、再びオン電位とな
るが、印加される電位は電位VCaである。期間T2に
おける他の期間は、オフ電位である電位VAaが印加さ
れる。期間T2以降は、期間T1における波形と期間T
2における波形とが交互に印加される。図7(2)に示
す波形はコモン電極C2に印加される駆動電圧波形であ
り、図7(3)に示す波形はコモン電極Cmに印加され
る駆動電圧波形である。図7(1)に示す波形と同様に
1水平走査期間に1度、期間T6の間オン電位となりそ
の他の期間ではオフ電位となる。また、オン電位である
期間の後は、逆の極性のオフ電位となる。図7(4)に
示す波形はセグメント電極Siに印加される駆動電圧波
形であり、時刻t0から時刻t2までの期間T7におい
て電位VCaが印加される。引き続く同一の長さの期間
である時刻t2から時刻t7までの期間T7においては
電位VAaが印加される。以後期間T1では電位VCa
と電位VAaを交互に印加する。また、期間T2におい
ては、期間T7ごとに電位Vccと電位VBaとを交互
に印加している。期間T2以降は、期間T1における波
形と期間T2における波形とが交互に印加される。
【0029】図8は、液晶表示パネル54におけるそれ
ぞれの電極に対して各レベルの電圧を選択的に与えるス
イッチング回路91の回路図である。スイッチング回路
91はCMOS(相補型MOS(金属−酸化物−半導
体);Complementary Metal Oxide Semiconductor)ト
ランジスタを含んで構成されており、CMOSトランジ
スタは、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルM
OSトランジスタとを組み合わせて構成されている。前
記CMOSトランジスタは、入力コントロール信号SS
によって制御され、電圧VAもしくは電圧VBを出力S
Oとして出力する。スイッチング回路91を複数個組み
合わせることによって、各電位Vcc〜Vcaを選択的
に印加することができる。出力SOに接続されている容
量cnは、液晶の容量成分であり、各出力に負荷として
加えられる。
【0030】図9は、本実施例における他の構成例であ
る電子機器92の構成を示すブロック図である。電子機
器92では、液晶表示パネル94を構成する電極数が多
いために、液晶表示パネル94における各電極を駆動す
るための回路を、CPU52の外部に設けている。コモ
ンドライバ96a,96bは、コモン電極Cを駆動す
る。コモンドライバ96bには、時刻表示部用コモンド
ライバ97が含まれ、時刻表示部用コモン電極TCを駆
動する。また、セグメントドライバ98a,98b,9
8cは、セグメント電極Sを駆動する。セグメントドラ
イバ98aには、時刻表示部用セグメントドライバ99
が含まれ、時刻表示部用セグメント電極TSを駆動す
る。
【0031】以上のように本実施例によれば、液晶表示
パネル54,94内にドット表示部81および記号表示
部83と時刻表示部82とを設けているので、従来例の
ように時刻表示部を駆動するためのLSIが必要でなく
なり、電子機器51,92の製造コストを下げることが
でき、かつ時刻表示専用の液晶表示パネルが必要ないた
めに、筺体71の大きさを変更しなくても液晶表示パネ
ル54,94のサイズを大きくすることができる。
【0032】また、ドット表示部81および記号表示部
83は、第1駆動回路66および第2駆動回路67によ
ってそれぞれ駆動され、時刻表示部82は第3駆動回路
68によって駆動されるので、ドット表示部81および
記号表示部83と時刻表示部82とを個別に表示させる
ことができる。
【0033】さらに、電子機器51,92においては、
液晶表示パネル54,94へと駆動電圧を供給するブリ
ーダ回路62を、第1ブリーダ回路63および第2ブリ
ーダ回路64に分けて構成し、時刻表示部82のみを表
示する場合には消費電流の少ない第2ブリーダ回路64
のみから電力を供給するので、消費電流を大幅に抑える
ことができる。
【0034】またさらに、モード切換キー73によって
液晶表示パネル54,94に行われる表示態様を切換え
ることができるので、使用者の所望する表示態様に切換
えることができる。またさらに、CPU12は予め定め
られた条件に基づいて表示態様を切換えるので、予め条
件を設定しておくことによって使用者がモード切換キー
73を用いて表示態様の切換えを指示しなくても、自動
的に表示態様を切換えることができる。またさらに、モ
ード切換キー73によって表示態様の切換えを使用者が
直接指示するか条件を設定しておくことによって、自動
的に切換えるかを選択することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示手段
における第1表示部と第2表示部とを第1の駆動手段お
よび第2の駆動手段によって別々に駆動し、各駆動手段
を制御手段によって選択的に制御することで表示手段の
表示態様を切換えているので、表示手段における第1表
示部および第2表示部のいずれか一方のみに表示を行う
ことができる。
【0036】また本発明によれば、電源手段を構成する
ブリーダ回路の第1および第2ブリーダ回路が前記第1
および第2の駆動手段にそれぞれ対応させて設けられ、
表示手段の表示態様に応じて制御手段によって電力の供
給および遮断を選択して制御されるので、第1表示部お
よび第2表示部のいずれか一方のみが表示を行う場合、
各表示部を駆動するそれぞれの駆動手段に対応付けられ
たブリーダ回路のみが動作し、電力を供給するため各表
示部いずれか一方のみに表示を行う場合、無駄な電力を
消費することはない。しかも、第1ブリーダ回路の分圧
抵抗値が低く、第2ブリーダ回路の分圧抵抗値が相対的
に高いから、小電力で駆動する第2表示部の駆動に際
し、電力を省力化することができるのである。
【0037】さらに本発明によれば、前記制御手段は切
換指示手段による表示態様の切換えの指示に応じて表示
態様を切換えるので、使用者が切換指示手段に指示する
ことで表示手段の表示態様を所望する表示態様に切換え
ることができ、主表示部の表示を行わないときには消費
電力を節約することができる。
【0038】またさらに本発明によれば、予め制御手段
に条件を与えておくことで、使用者が指示しなくても予
め定めた条件を満たしたときに制御手段によって表示態
様が切換わるので、その度指示を出さなくても表示態様
が切換わり、使用者の手間を省くことができる。
【0039】またさらに本発明によれば、表示手段の表
示態様の切換えを、切換指示手段の出力によって切換え
るか、もしくは予め定められた条件に基づいて切換える
かを選択手段によって選択することによって行っている
ので、使用者は表示態様の切換えを直接指示するか予め
設定しておく条件によって表示態様を切換えるかを選択
することができ、電子機器の使用される状況などによっ
て表示態様の切換方法を選択することができる。また、
選択手段によって使用者の所望する表示態様に確実に切
換えることができ、かつ使用者の手間を省くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子機器51の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である電子機器51の斜視図
である。
【図3】電子機器51に含まれるブリーダ回路62と電
源59とを示した回路図である。
【図4】電子機器51における液晶表示パネル54の拡
大平面図である。
【図5】時刻表示部82に設けられる各電極の平面図で
ある。
【図6】図4および図5における切断面線VI−VIか
ら見た断面図である。
【図7】ドット表示部81の各電極に印加される電圧の
波形図である。
【図8】液晶表示パネル54におけるそれぞれの電極に
対して各レベルの電圧を選択的に与えるスイッチング回
路91の回路図である。
【図9】本発明の他の構成例である電子機器92の構成
を示すブロック図である。
【図10】典型的な従来例である電子機器11の構成を
示すブロック図である。
【図11】電子機器11の斜視図である。
【図12】電子機器11における主表示部14および時
刻表示部15の拡大平面図である。
【図13】CPU12に含まれるブリーダ回路26の回
路図である。
【符号の説明】 51 電子機器 52 CPU 53 入力キー群 54 液晶表示パネル 57 RAM 58 ROM 59 電源 61 時計回路 62 ブリーダ回路 63 第1ブリーダ回路 64 第2ブリーダ回路 66 第1駆動回路 67 第2駆動回路 68 第3駆動回路 71 筺体 73 モード切換キー 74 選択キー 75 電源スイッチ 81 ドット表示部 82 時刻表示部 83 記号表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/36 G09G 3/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データおよび実行すべき処理を入力する
    入力手段と、 入力されたデータに対して入力された処理を実行し、処
    理結果を出力する処理手段と、 時刻を出力する時計手段と、 前記入力データおよび処理結果を表示するためのドット
    マトリクス方式から成る第1表示部と、時刻を表示する
    ためのセグメント方式から成る第2表示部とを同一液晶
    パネル内に備えた表示手段と、 前記入力手段および処理手段の出力に基づいて、入力デ
    ータおよび処理結果を第1表示部に表示する第1の駆動
    手段と、 前記時計手段の出力に基づいて、時刻を前記第2表示部
    に表示する第2の駆動手段と、 前記第1の駆動手段に電力を供給する第1ブリーダ回路
    と前記第2の駆動手段に電力を供給する第2ブリーダ回
    路とを含むブリーダ回路と電源から成り、かつ第1ブリ
    ーダ回路の分圧抵抗値が第2ブリーダ回路の分圧抵抗値
    より低く設定された電源手段と、 前記ブリーダ回路の第1および第2ブリーダ回路のおの
    おのに対する電力の供給および遮断を選択的に制御し、
    前記表示手段の表示態様を切換える制御手段とを含むこ
    とを特徴とする時計表示機能を備えた電子機器。
  2. 【請求項2】 表示手段の表示態様の切換えを指示する
    切換指示手段を含み、 前記制御手段は、切換指示手段の出力に応答して表示手
    段の表示態様を切換えることを特徴とする請求項1記載
    の時刻表示機能を備えた電子機器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、予め定められた条件に
    基づいて表示手段の表示態様を切換えることを特徴とす
    る請求項1記載の時刻表示機能を備えた電子機器。
  4. 【請求項4】 表示手段の表示態様の切換えを指示する
    切換指示手段と、 表示手段の表示態様の切換えを、前記切換指示手段の出
    力に基づいて行うか、予め定められた条件に基づいて行
    うかを選択する選択手段とを含み、 前記制御手段は、選択手段の出力に基づいて、切換指示
    手段の出力に応答して、または予め定められた条件に基
    づいて表示手段の表示態様を切換えることを特徴とする
    請求項1記載の時刻表示機能を備えた電子機器。
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