JP3140837U - カード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、携帯可能な喫煙用収納具にカード収納部を設け、カード携帯時の紛失防止を図るカード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具を実現することを目的としている。
【解決手段】このため、煙草及び喫煙用具を収納する本体収納部と、本体収納部における煙草及び喫煙用具の出し入れ口を覆う蓋部と、本体収納部を携帯可能に取り付けるベルト用保持部とを備える携帯可能な喫煙用収納具において、この喫煙用収納具にカード収納部を設けている。
【選択図】図1

Description

この考案はカード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具に係り、特に携帯可能な喫煙用収納具に専用のカード収納部を設け、カード携帯時の紛失防止を図るカード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具に関するものである。
現在、小物入れが種々販売されている。
この小物入れとしては、ベルトに取り付けられるベルト取付タイプのものや、肩ひもを使用したショルダータイプのものなどがある。
また、前記小物入れに収納される収納対象物としては、財布や携帯電話、煙草、ライターや携帯用灰皿からなる喫煙用具などが考えられる。
特開2003−125833号公報 実開平7−34698号公報
ところで、従来の携帯可能な喫煙用収納具においては、収納対象物が煙草及びライターや携帯用灰皿からなる喫煙用具であり、小型・軽量化を図って持ち歩きを容易とするために、前記ベルト取付タイプのものが主流を成している傾向にある。
現在、現金を携帯しないで(「マネーレス」とも換言可能である。)、カードや携帯電話のみを携帯して決済する人種も増加しつつある。
しかし、上記のカードの場合には、収納する際に財布や専用のカード収納具を使用する必要があるため、前記喫煙用収納具とは別に、携帯しなければならず、カードの携帯が面倒であるという不都合がある。
また、前記カードを喫煙用収納具に収納することも可能であるが、単に喫煙用収納具内に収納しておくと、煙草やその他の喫煙用具の取り出し時に、カードが付随して引き出され、カードを紛失してしまうというおそれがあり、改善が望まれていた。
この考案の目的は、携帯可能な喫煙用収納具に専用のカード収納部を設け、カード携帯時の紛失を防止し得るカード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具を実現することにある。
そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、煙草及び喫煙用具を収納する本体収納部と、この本体収納部における煙草及び喫煙用具の出し入れ口を覆う蓋部と、前記本体収納部を携帯可能に取り付けるベルト用保持部とを備える携帯可能な喫煙用収納具において、この喫煙用収納具にカード収納部を設けたことを特徴とする。
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、煙草及び喫煙用具を収納する本体収納部と、本体収納部における煙草及び喫煙用具の出し入れ口を覆う蓋部と、本体収納部を携帯可能に取り付けるベルト用保持部とを備える携帯可能な喫煙用収納具において、喫煙用収納具にカード収納部を設けている。
従って、携帯可能な喫煙用収納具に専用のカード収納部を設けることができ、煙草や喫煙用具の取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを確実に回避し、カード携帯時の紛失を防止し得る。
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
図1及び図2はこの考案の第1実施例を示すものである。
図1及び図2において、1は携帯可能な喫煙用収納具である。
この喫煙用収納具1は、煙草2及び喫煙用具、例えばライター3を収納するために、箱状に形成される本体収納部4と、この本体収納部4における煙草2及びライター3の出し入れ口である上部開口部5を覆うために、前記本体収納部4の背面側4bに一端側が取り付けられて、この本体収納部4の上方から本体収納部4の正面側4aに他端側が垂れ下がる蓋部6と、前記本体収納部4を携帯可能に取り付けるベルト用保持部7とを備えている。
つまり、前記喫煙用収納具1は、背面側4bにベルト用保持部7を形成してベルト取付タイプとしている。
このとき、ベルト用保持部7としては、図1に示す如く、ベルト通し機能を有するようにループ状とする構成(単に「ベルトループ」とも換言できる。)が考えられるが、ループ状の構成以外にも、帯状部材(図示せず)の両端に図示しない着脱自在素材を設け、前記喫煙用収納具1を図示しないベルトに取り付ける際に、帯状部材をベルトに捲回した後に着脱自在素材同士を係止させる構成とすることも可能である。
また、前記蓋部6においては、単に垂れ下がった状態とすることも可能であるが、上記した着脱自在素材やフックなどの既製の係止手段(図示せず)を使用して蓋部6の開放を阻止する方策を施すことも可能である。
そして、前記喫煙用収納具1にカード収納部8を設ける。
詳述すれば、このカード収納部8は、図1に示す如く、前記喫煙用収納具1の本体収納部4において、前記ベルト用保持部7の形成される背面側4bに形成する。
このとき、前記カード収納部8を上部開放形式のポケット状とし、カード9を収納するものである。
なお、カードとしては、通常の銀行系カードや信販系カード、電子マネー用カードなどが考えられるが、近時発行予定の成人識別用カードも含まれる。
次に作用を説明する。
前記喫煙用収納具1の本体収納部4においては、図2に示す如く、煙草2及び喫煙用具であるライター3が収納される。
そして、前記本体収納部4内に煙草2及びライター3を収納した後には、本体収納部4の上部開口部5を前記蓋部6によって覆う。
また、前記前記喫煙用収納具1の本体収納部4の背面側4bに形成される前記カード収納部8においては、上部開放形式のポケット状としたことにより、図1に示す如く、必要時にカード収納部8からカード9を引き出し、カード9を使用する。
そして、カード9の使用後には、前記カード収納部8にカード9を収納する。
なお、前記ベルト用保持部7に着脱自在素材やフックなどの既製の係止手段を使用した場合には、前記カード収納部8からカード9を引き出すことなく、前記喫煙用収納具1をベルトから取り外し、カード読み取り装置にカード情報を読み込ませることも可能である。
これにより、前記煙草2及び喫煙用具であるライター3を収納する本体収納部4と、この本体収納部4における煙草2及びライター3の出し入れ口である上部開口部5を覆う蓋部6と、前記本体収納部4を携帯可能に取り付けるベルト用保持部7とを備える携帯可能な喫煙用収納具1において、この喫煙用収納具1にカード収納部8を設けている。
従って、携帯可能な喫煙用収納具1に専用のカード収納部8を一体的に設けることができ、煙草2や喫煙用具であるライター3の取り出し時にカード9を紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
そして、専用のカード収納部8を喫煙用収納具1に一体的に形成することにより、喫煙用収納具1のコンパクト化が図れ、持ち運びが容易である。
また、前記カード収納部8を、前記喫煙用収納具1の本体収納部4においてベルト用保持部7の形成される背面側4bに形成している。
従って、前記煙草2や喫煙用具であるライター3を収納する前記本体収納部4と前記カード収納部8とを確実に隔離することができ、煙草2や喫煙用具であるライター3の取り出し時にカード9を紛失してしまうというおそれが全くなく、信頼性の高い喫煙用収納具1を実現することが可能である。
そして、前記喫煙用収納具1にベルト用保持部7を形成したことにより、カード9の取り出し時に片手で行うことも可能であり、使い勝手の向上に寄与し得る。
更に、前記カード収納部8内にカード9として成人識別用カードを入れておく状況とすれば、煙草2の購入時に必要な成人識別をカード9によって容易に行うことが可能となり、実用上有利である。
図3はこの考案の第2実施例を示すものである。
この第2実施例において、上述第1実施例のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、前記喫煙用収納具1の本体収納部4において、ベルト用保持部7の形成される背面側4bにカード収納部11を収納する一方、このカード収納部11を前記本体収納部4に対して接離可能とする連結手段12を備えた点にある。
すなわち、前記喫煙用収納具1の本体収納部4において、図3に示す如く、本体収納部4の背面側4bに下部開口部13を有する収納体14を形成するものである。
また、前記連結手段12は、図3に示す如く、前記喫煙用収納具1の本体収納部4と前記カード収納部11とを連結する索状連結部材15と、この索状連結部材15の引き出しまたは巻き取りを行い、前記本体収納部4に対してカード収納部11を接離可能とする索状巻き取り手段16とを備えている。
つまり、前記索状連結部材15は、金属製やプラスチック製、布製など索状とすることの可能な材料によって形成することができるとともに、細かな鎖状を「索状」と解することも可能である。
また、前記索状巻き取り手段16としては、前記カード収納部11を前記本体収納部4から離間させるように引き出した後に、付勢力などを利用して前記収納体14内にカード収納部11を戻すことのできるものであればよく、弦巻状ばねなど弾性付勢力を使用することによって実現可能である。
さすれば、上述第1実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具1に専用のカード収納部11を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記カード収納部11は、前記喫煙用収納具1の本体収納部4において、ベルト用保持部7の形成される背面側4bに収納される一方、前記本体収納部4に対して接離可能とする連結手段12を備えている。
従って、上述第1実施例と同様に、前記煙草や喫煙用具であるライターを収納する前記本体収納部4と前記カード収納部11とを確実に隔離することができるとともに、前記連結手段12によって、煙草2や喫煙用具であるライター3の取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれが全くなく、信頼性の高い喫煙用収納具1を実現することが可能である。
更に、前記連結手段12が、前記喫煙用収納具1の本体収納部4と前記カード収納部11とを連結する索状連結部材16と、この索状連結部材16の引き出しまたは巻き取りを行い、前記本体収納部4に対してカード収納部11を接離可能とする索状巻き取り手段16とを備えている。
従って、前記カード収納部11を前記本体収納部4から離間させるように引き出すことにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができる一方、カードの使用後には、前記索状巻き取り手段16の弾性付勢力などを利用して前記収納体14内にカード収納部11を戻すことができ、前記喫煙用収納具1の使い勝手を向上させることができる。
そして、前記喫煙用収納具1からカード収納部11を取り出す際には、片手で行うことも可能であり、使い勝手の向上に寄与し得る。
図4はこの考案の第3実施例を示すものである。
この第3実施例の特徴とするところは、連結手段21を、帯状連結部材22と巻き取り手段23とを備える構成とした点にある。
すなわち、前記連結手段21の帯状連結部材22において、図4に示す如く、この帯状連結部材22の一端側を喫煙用収納具側に接続する一方、帯状連結部材22の他端側にカード収納部24を形成したものである。
このとき、前記帯状連結部材22は、前記巻き取り手段23による巻き取り効率を考慮し、軽量かつ強靱な材料を使用して形成することが可能である。
なお、前記帯状連結部材22の「帯状」とは、全面をシート状に形成したもののみでなく、網目状に形成したものをも含んでいる。
また、前記巻き取り手段23は、図4に示す如く、前記帯状連結部材22を巻き取る巻き取りローラ部25と、この巻き取りローラ25を回転させる駆動部26とからなる。
そして、この駆動部26としては、一般的な駆動用モータを使用した構成とすることも可能であるが、ばねやゴムなどの弾性付勢力を利用した構成とすることも可能である。
さすれば、上述第1及び第2実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具に専用のカード収納部24を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記連結手段21は、前記喫煙用収納具の本体収納部に一端側が接続されるとともに、他端側に前記カード収納部24を形成した帯状連結部材22と、この帯状連結部材22の引き出しまたは巻き取りを行い、前記本体収納部に対してカード収納部24を接離可能とする巻き取り手段23とを備えている。
従って、上述第2実施例と同様に、前記カード収納部24を前記本体収納部から離間させるように引き出すことにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができる一方、カードの使用後には、前記巻き取り手段23の付勢力などを利用して前記帯状連結部材22を所定位置に戻すことができ、前記喫煙用収納具の使い勝手を向上させることができる。
また、前記喫煙用収納具からカード収納部24を取り出す際には、片手で行うことも可能であり、上述第2実施例と同様に、喫煙用収納具の使い勝手の向上に寄与し得る。
図5はこの考案の第4実施例を示すものである。
この第4実施例の特徴とするところは、連結手段31を、折り畳み自在な帯状連結部材32と、この帯状連結部材32を折り畳み収納した際に、カード収納部33を保持する保持手段34とを備える構成とした点にある。
すなわち、前記連結手段31の帯状連結部材32において、図5に示す如く、帯状連結部材32の一端側を喫煙用収納具の本体収納部に接続する一方、帯状連結部材32の中間部位を折り畳み自在とする。
そして、帯状連結部材32の他端側にはカード収納部33を形成するものである。
また、前記保持手段34は、帯状連結部材32の一端側である前記喫煙用収納具の本体収納部に設けられる第1係止部35と、前記帯状連結部材32の他端側のカード収納部33部位に設けられる第2係止部36とからなる。
このとき、前記第1及び第2係止部35、36としては、上述第1実施例にて説明した着脱自在素材などを利用する。
さすれば、上述第1〜第3実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具に専用のカード収納部33を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記連結手段31は、前記喫煙用収納具の本体収納部に一端側が接続され、中間部位を折り畳み自在とするとともに、他端側に前記カード収納部33を形成した帯状連結部材32と、この帯状連結部材32を折り畳み収納する際に、前記カード収納部33を保持する保持手段34とを備えている。
従って、上述第2及び第3実施例と同様に、前記カード収納部33を前記本体収納部から離間させることにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができる一方、カードの使用後には、前記帯状連結部材32の折り畳み自在な性質を利用してカード収納部33を所定位置に収納することができ、前記喫煙用収納具の使い勝手を向上させることができる。
また、前記喫煙用収納具からカード収納部33を取り出す際には、片手で行うことも可能であり、上述第2及び第3実施例と同様に、喫煙用収納具の使い勝手の向上に寄与し得る。
図6はこの考案の第5実施例を示すものである。
この第5実施例の特徴とするところは、喫煙用収納具41の本体収納部42における煙草及び喫煙用具の出し入れ口である上部開口部43を覆う蓋部44を複数枚の平面状部材により形成し、これら蓋部44にカード収納部45を夫々形成した点にある。
すなわち、前記蓋部44は、図6に示す如く、例えば4枚の第1〜第4蓋部44−1、44−2、44−3、44−4からなる。
このとき、これらの第1〜第4蓋部44−1、44−2、44−3、44−4の一端側は前記喫煙用収納具41の本体収納部42に固定され、第1〜第4蓋部44−1、44−2、44−3、44−4の他端側は夫々分離可能な状態となっている。
また、前記第1〜第4蓋部44−1、44−2、44−3、44−4、つまり、これらの第1〜第4蓋部44−1、44−2、44−3、44−4の他端側には、前記カード収納部45を夫々形成する。
このとき、1枚の蓋部44に対して1個のカード収納部45を形成することが可能であるが、1枚の蓋部44に対して複数個のカード収納部45を形成し、カードの収納容量を増加させることも可能である。
さすれば、上述第1〜第4実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具に専用のカード収納部45を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記喫煙用収納具41の本体収納部42における煙草及び喫煙用具の出し入れ口である上部開口部43を覆う蓋部44を複数枚の平面状部材により形成し、これら蓋部44にカード収納部45を夫々形成している。
従って、上述第2〜第4実施例と同様に、前記カード収納部45を前記本体収納部42から離間させることにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができ、前記喫煙用収納具41の使い勝手を向上させることができる。
そして、複数枚、例えば4枚の第1〜第4蓋部44−1、44−2、44−3、44−4の他端側に前記カード収納部45を夫々形成したことにより、複数枚のカードを収納することが可能となり、カードの収納容量を増加させて喫煙用収納具41の使い勝手の向上に寄与し得る。
図7はこの考案の第6実施例を示すものである。
この第6実施例の特徴とするところは、喫煙用収納具51の本体収納部52に対して、係止手段53によってカード収納部54を取付・取り外し可能に構成した点にある。
すなわち、図7に示す如く、前記喫煙用収納具51の本体収納部52において、図示しないベルト用保持部の形成される背面側に対して逆側となる正面側52aに前記カード収納部54を配置するものである。
このとき、前記本体収納部52に対してカード収納部54を取付・取り外し可能とする前記係止手段53としては、図7に示す如く、上述第1実施例にて説明した着脱自在素材などを利用する。
さすれば、上述第1〜第5実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具に専用のカード収納部54を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記喫煙用収納具51の本体収納部52において、図示しないベルト用保持部の形成される背面側に対して逆側となる正面側52aに前記カード収納部54を配置する一方、前記本体収納部52に対してカード収納部54を取付・取り外し可能とする係止手段53を備えている。
従って、上述第2〜第5実施例と同様に、前記カード収納部54を前記本体収納部52から離間させることができることにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができ、前記喫煙用収納具51の使い勝手を向上させることができる。
そして、前記係止手段53によって、前記本体収納部52に対してカード収納部54を取付・取り外し可能としたことにより、カード収納部54の利と付け・取り外し作業を容易に行うことができるとともに、複数個のカード収納部を準備しておけば、使用目的に合致するカードのみを携帯することも可能となり、前記喫煙用収納具51の使い勝手の向上に寄与し得る。
なお、この考案は上述第1〜第6実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の第1〜第6の各実施例においては、カードを収納するカード収納部を、単にポケット状とする構成としたが、カード収納部に改良を加える特別構成とすることも可能である。
すなわち、カード収納部61の表面側61fの一部に、図8に示す如く、透明部材あるいは切り欠いた目視可能部62を形成するものである。
さすれば、前記カード収納部61にカードを収納した際に、目視可能部62によってカードの種類を識別することができ、カード収納部61の使い勝手を向上し得る。
また、前記カード収納部61に形成する目視可能部62の形状を、カードの種類部分や番号部分など、主要部分が開示されるような形状に変形すれば、カードの種類の識別性がより一層上昇し、カード収納部61の使い勝手の向上に寄与し得るものである。
図9はこの考案の第7実施例を示すものである。
この第7実施例の特徴とするところは、喫煙用収納具71の本体収納部72における煙草及び喫煙用具の出し入れ口である上部開口部73を覆う蓋部74を平面状部材により形成した際に、この蓋部74の表裏面の少なくとも一面にカード収納部75を形成した点にある。
すなわち、図9(a)及び図9(b)に示す如く、前記蓋部74の表裏面の少なくとも一面、つまり、蓋部74の表面側および/または蓋部74の裏面側にカード収納部75を形成するものである。
このとき、前記蓋部74の表裏面の両面にカード収納部75を形成する状態とする場合には、内部の収納部位を1箇所とし、カードの出し入れ口を前記蓋部74の表裏両面に夫々形成すれば、対処可能である。
さすれば、上述第1〜第6実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具71に専用のカード収納部75を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記喫煙用収納具71の本体収納部72における煙草及び喫煙用具の出し入れ口である上部開口部73を覆う蓋部74を平面状部材により形成し、この蓋部74の表裏面の少なくとも一面にカード収納部75を形成している。
従って、上述第2〜第6実施例と同様に、前記カード収納部75を前記本体収納部72から離間させることにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができ、前記喫煙用収納具71の使い勝手を向上させることができる。
なお、この第7実施例においては、前記喫煙用収納具71に金具フック76を使用する態様としたが、上述実施例に記載したベルト通し機能を有するようにループ状とする構成、つまり「ベルトループ」とすることも可能である。
図10はこの考案の第8実施例を示すものである。
この第8実施例の特徴とするところは、喫煙用収納具81の本体収納部82を形成した際に、この本体収納部82の前面部位にカード収納部85を入れるポケット部87を形成した点にある。
すなわち、図10(a)及び図10(b)に示す如く、前記喫煙用収納具81の本体収納部82を形成した際に、この本体収納部82の前面に別部材88を取り付けて、本体収納部82の前面と別部材88との間に収納空間を現出させ、前記ポケット部87として機能させるものである。
さすれば、上述第1〜第7実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具81に専用のカード収納部85を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記喫煙用収納具81の本体収納部82の前面部位にカード収納部85を入れるポケット部87を形成している。
従って、上述第2〜第7実施例と同様に、前記カード収納部85を前記本体収納部82から離間させることにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができ、前記喫煙用収納具81の使い勝手を向上させることができる。
図11はこの考案の第9実施例を示すものである。
この第9実施例の特徴とするところは、喫煙用収納具91の本体収納部92を形成した際に、この本体収納部92の前面部位にカード収納部95を入れるポケット部97を形成するとともに、収納時のカード収納部95の脱落を防止するための脱落防止手段98を設けた点にある。
すなわち、図11に示す如く、前記喫煙用収納具91の本体収納部92を形成した際に、この本体収納部92の前面に別部材99を取り付けて、本体収納部92の前面と別部材99との間に収納空間を現出させ、前記ポケット部97として機能させるものである。
そして、前記脱落防止手段98としては、ホックやマグネットを使用し、前記喫煙用収納具91の本体収納部92に対して、カード収納部95を着脱自在とする。
さすれば、上述第1〜第8実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具91に専用のカード収納部95を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記喫煙用収納具91の本体収納部92の前面部位にカード収納部95を入れるポケット部97を形成するとともに、収納時のカード収納部95の脱落を防止するための脱落防止手段98を設けている。
従って、上述第2〜第8実施例と同様に、前記カード収納部95を前記本体収納部92からスライド移動によって離間させることにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができ、前記喫煙用収納具91の使い勝手を向上させることができる一方、前記脱落防止手段98によって、前記カード収納部95の前記喫煙用収納具91の本体収納部92からの脱落を確実に防止している。
図12はこの考案の第10実施例を示すものである。
この第10実施例の特徴とするところは、喫煙用収納具101を折り畳み可能な形状とした点にある。
すなわち、図12(a)に示す如く、前記喫煙用収納具101の本体部102を平面状に形成し、この本体部102を横2つ折りとして、例えば本体部102の右側に第1別部材103を取り付けて本体収納部104を形成する。
また、本体部102の左側には、第2別部材105を取り付けてカード106を収納するためのカード収納部107を形成するものである。
更に、前記本体部102の中央部位にはフラップホック108を取り付け、図12(b)に示す如く、前記本体部102の横2つ折りの際の開閉を行うものである。
さすれば、上述第1〜第9実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具101に専用のカード収納部107を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記喫煙用収納具101を折り畳み可能な形状としている。
従って、前記フラップホック108を外して前記本体部102を開き、カード収納部107を現出させることにより、カード106を簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができ、前記喫煙用収納具101の使い勝手を向上させることができる。
図13はこの考案の第11実施例を示すものである。
この第11実施例の特徴とするところは、喫煙用収納具111の本体収納部112の背面部位に着脱自在なカード収納部115を設けた点にある。
すなわち、図10(a)及び図10(b)に示す如く、前記喫煙用収納具111の本体収納部112の背面部位にカード収納部115を着脱自在に設けるために、着脱手段116を設ける。
このとき、この着脱手段116としては、ホックやマグネットを使用するものである。
さすれば、上述第1〜第10実施例と同様に、携帯可能な喫煙用収納具111に専用のカード収納部115を設けることができ、煙草や喫煙用具であるライターの取り出し時にカードを紛失してしまうというおそれを回避し、カード携帯時の紛失を確実に防止し得るものである。
また、前記喫煙用収納具111の本体収納部112の背面部位に着脱手段116によって着脱自在なカード収納部115を設けている。
従って、上述第2〜第9実施例と同様に、前記カード収納部115を前記本体収納部112から離間させることにより、カードを簡単に使用、つまりカード読み取り装置にカード情報を容易に読み込ませることができ、前記喫煙用収納具111の使い勝手を向上させることができる。
この考案の第1実施例を示す喫煙用収納具のカード収納部にカードを収納する状態の斜視図である。 喫煙用収納具の本体収納部に煙草及び喫煙用具を収納する状態の斜視図である。 この考案の第2実施例を示す喫煙用収納具の本体収納部の背面側に形成した収納体とカード収納部とを示す概略説明図である。 この考案の第3実施例を示すカード収納部を形成した帯状連結部材と、帯状巻き取り手段とを備える連結手段の概略斜視図である。 この考案の第4実施例を示す折り畳み自在で、かつ端部にカード収納部を形成した帯状連結部材と、カード収納部を保持する保持手段とを備える連結手段の概略斜視図である。 この考案の第5実施例を示す蓋部を複数枚の平面状部材により形成した喫煙用収納具の斜視図である。 この考案の第6実施例を示す喫煙用収納具の本体収納部に対してカード収納部を取付・取り外し可能とする係止手段を示す斜視図である。 この考案の他の第1の実施例を示すカード収納部の概略正面図である。 この考案の第7実施例を示し、(a)は蓋部を開放した状態の喫煙用収納具の斜視図、(b)は喫煙用収納具の斜視図である。 この考案の第8実施例を示し、(a)は喫煙用収納具の概略斜視図、(b)はカード収納部の概略図である。 この考案の第9実施例を示す喫煙用収納具の概略斜視図である。 この考案の第10実施例を示し、(a)は喫煙用収納具の本体部を平面状に開放した状態の概略斜視図、(b)は本体部を横2つ折りとした喫煙用収納具の概略斜視図である。 この考案の第11実施例を示し、(a)は喫煙用収納具の背面側からの斜視図、(b)はカード収納部の概略図である。
符号の説明
1 喫煙用収納具
2 煙草
3 ライター
4 本体収納部
4a 正面側
4b 背面側
5 上部開口部
6 蓋部
7 ベルト用保持部
8 カード収納部
9 カード

Claims (4)

  1. 煙草及び喫煙用具を収納する本体収納部と、この本体収納部における煙草及び喫煙用具の出し入れ口を覆う蓋部と、前記本体収納部を携帯可能に取り付けるベルト用保持部とを備える携帯可能な喫煙用収納具において、この喫煙用収納具にカード収納部を設けたことを特徴とするカード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具。
  2. 前記カード収納部は、前記喫煙用収納具の本体収納部においてベルト用保持部の形成される背面側に形成したことを特徴とする請求項1に記載のカード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具。
  3. 前記カード収納部は、前記喫煙用収納具の本体収納部においてベルト用保持部の形成される背面側に収納される一方、前記本体収納部に対して接離可能とする連結手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のカード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具。
  4. 前記連結手段は、前記喫煙用収納具の本体収納部と前記カード収納部とを連結する索状連結部材と、この索状連結部材の引き出しまたは巻き取りを行い前記本体収納部に対してカード収納部を接離可能とする索状巻き取り手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載のカード収納部を有する携帯可能な喫煙用収納具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200477317Y1 (ko) * 2014-11-17 2015-06-01 (주)마샤 카드 수납구조를 갖는 전자담배 지갑

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