JP3140541U - 自転車のフロントフォーク - Google Patents
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Abstract
【課題】前輪からの応力に耐えられる極めて良好な強度を有する自転車のフロントフォークを提供する。
【解決手段】フロントフォーク10は、ステアリングコラム20と二つの分岐管30とを有する。ステアリングコラム20は、ステアリングコラム20の軸方向Aに沿って延伸される中間リブ22を有する。二つの分岐管30は、ステアリングコラム20の底端の横方向から延伸する。二つの分岐管30は、分岐管30の軸方向Bに沿って延伸されるリブ32と分岐管30の末端に位置する連接部34とを別々に有する。リブ32は、ステアリングコラム20の軸方向Aに平行に設けられ、二つの連接部34は二つのフォークブレードの装着に用いられる。
【選択図】図2
【解決手段】フロントフォーク10は、ステアリングコラム20と二つの分岐管30とを有する。ステアリングコラム20は、ステアリングコラム20の軸方向Aに沿って延伸される中間リブ22を有する。二つの分岐管30は、ステアリングコラム20の底端の横方向から延伸する。二つの分岐管30は、分岐管30の軸方向Bに沿って延伸されるリブ32と分岐管30の末端に位置する連接部34とを別々に有する。リブ32は、ステアリングコラム20の軸方向Aに平行に設けられ、二つの連接部34は二つのフォークブレードの装着に用いられる。
【選択図】図2
Description
本考案は自転車のフロントフォークに関し、特に前輪からの応力に耐えられる極めて良好な強度を有する自転車のフロントフォークに関する。
従来、自転車のフロントフォークは炭素補強樹脂で形成されたものが知られている。このフロントフォークは、ステアリングコラムと、ステアリングコラムの底端に装着されるフォーククラウンと、フォーククラウンの両端から下に延伸して形成される二つのフォークブレードとを備える。そのうちのステアリングコラムとフォーククラウンとは一体に形成され、二つのフォークブレードと連結される。
実際にステアリングコラムを自転車に使用する場合、ステアリングコラムは自転車の前後方向に平行な応力を受け、また、フォーククラウンは二つのフォークブレードの軸方向の応力を受けるため両者は破損しやすい。従って、如何にフロントフォーク、特にマウンテンバイクに応用されるフロントフォークの構造強度を高めるかということは業界において最も解決したい課題となっている。
実際にステアリングコラムを自転車に使用する場合、ステアリングコラムは自転車の前後方向に平行な応力を受け、また、フォーククラウンは二つのフォークブレードの軸方向の応力を受けるため両者は破損しやすい。従って、如何にフロントフォーク、特にマウンテンバイクに応用されるフロントフォークの構造強度を高めるかということは業界において最も解決したい課題となっている。
本考案の主な目的は、前輪からの応力に耐えられる極めて良好な強度を有する自転車のフロントフォークを提供することである。
上述の目的を達成するために、本考案による自転車のフロントフォークは、ステアリングコラムと二つの分岐管とを有する。ステアリングコラムは、ステアリングコラムの軸方向に沿って延伸される中間リブを有する。二つの分岐管は、ステアリングコラムの底端の横方向から延伸する。また二つの分岐管は、分岐管の軸方向に沿って延伸されるリブと分岐管の末端に位置する連接部とを別々に有する。リブは、ステアリングコラムの軸方向に平行であり、二つの連接部は二つのフォークブレードの装着に用いられる。これにより、中間リブはステアリングコラムの構造強度を高めることが可能であり、また、リブは二つの分岐管の構造強度を高めることが可能であるため二つのフォークブレードからの応力に耐えることが可能となる。
(一実施形態)
以下、本考案の一実施形態による自転車のフロントフォークを図面に基づいて説明する。
図1から図4に示すように、本考案の一実施形態による自転車のフロントフォーク10は炭素繊維補強樹脂で一体に形成され、ステアリングコラム20と二つの分岐管30とを備える。繊維は炭素繊維に限らずガラス繊維、ホウ素繊維、ケブラー(Kevlar)(登録商標)繊維などを採用することが可能である。樹脂は熱固性樹脂または熱塑性樹脂。
ステアリングコラム20は、図2に示すように、下段にステアリングコラム20の軸方向Aに沿って延伸される中間リブ22を有し、中間リブ22は図3に示すように自転車の前進方向Fにほぼ平行に設けられる。
以下、本考案の一実施形態による自転車のフロントフォークを図面に基づいて説明する。
図1から図4に示すように、本考案の一実施形態による自転車のフロントフォーク10は炭素繊維補強樹脂で一体に形成され、ステアリングコラム20と二つの分岐管30とを備える。繊維は炭素繊維に限らずガラス繊維、ホウ素繊維、ケブラー(Kevlar)(登録商標)繊維などを採用することが可能である。樹脂は熱固性樹脂または熱塑性樹脂。
ステアリングコラム20は、図2に示すように、下段にステアリングコラム20の軸方向Aに沿って延伸される中間リブ22を有し、中間リブ22は図3に示すように自転車の前進方向Fにほぼ平行に設けられる。
二つの分岐管30は、ステアリングコラム20の底端の横方向から延伸すされる。また、分岐管30は、分岐管30の軸方向Bに沿って延伸されるリブ32と分岐管30の末端に位置する連接部34とを別々に有し、そのうちのリブ32はステアリングコラム20の軸方向Aにほぼ平行、即ち水平面にほぼ垂直に設けられる。連接部34はフォークブレード(図中未表示)の装着に用いられる陥凹孔36を有する。
ステアリングコラム20は自転車の前進方向Fに平行な中間リブ22を有するため、その構造強度が確実に増強され、特に自転車の前後方向からの応力に耐えることが可能である。また二つの分岐管30は垂直方向に形成されるリブ32を有するため、強度が大幅に高まり、特に垂直方向の応力に耐えることが可能である。従って、二つのフォークブレードからの応力に耐えることが可能となる。これにより、本実施形態によるフロントフォーク10は長時間にわたって前輪からの応力に耐えられる極めて良好な強度を有するため、使用寿命が長いだけでなく市場の潜在力が極めて大きいと考えられる。
フロントフォークは本考案の精神に基づいて多様な変化を呈するように設計することが可能である。例えば、ステアリングコラム20の中間リブ22と分岐管30のリブ32との配置位置は必要に応じて変更することが可能である。上述をまとめると、容易に着想可能な構造の変化は本考案の請求範囲に属すべきである。
フロントフォークは本考案の精神に基づいて多様な変化を呈するように設計することが可能である。例えば、ステアリングコラム20の中間リブ22と分岐管30のリブ32との配置位置は必要に応じて変更することが可能である。上述をまとめると、容易に着想可能な構造の変化は本考案の請求範囲に属すべきである。
10:フロントフォーク、20:ステアリングコラム、22:中間リブ、A:軸方向、F:前進方向、30:分岐管、32:リブ、B:軸方向、34:連接部、36:陥凹孔
Claims (3)
- 軸方向に沿って延伸される中間リブを有するステアリングコラムと、
前記ステアリングコラムの底端の横方向から延伸される二つの分岐管であって、前記分岐管の軸方向に沿って延伸し、かつ前記ステアリングコラムの軸方向に平行に設けられるリブと前記分岐管の末端に位置する連接部とを別々に有する二つの前記分岐管と、
を備えることを特徴とする自転車のフロントフォーク。 - 前記ステアリングコラムの前記中間リブは、自転車の前進方向に平行に設けられることを特徴とする請求項1に記載の自転車のフロントフォーク。
- 前記分岐管の前記リブは水平面に垂直に設けられることを特徴とする請求項1に記載の自転車のフロントフォーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000216U JP3140541U (ja) | 2008-01-18 | 2008-01-18 | 自転車のフロントフォーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000216U JP3140541U (ja) | 2008-01-18 | 2008-01-18 | 自転車のフロントフォーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3140541U true JP3140541U (ja) | 2008-03-27 |
Family
ID=43290657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008000216U Expired - Fee Related JP3140541U (ja) | 2008-01-18 | 2008-01-18 | 自転車のフロントフォーク |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3140541U (ja) |
-
2008
- 2008-01-18 JP JP2008000216U patent/JP3140541U/ja not_active Expired - Fee Related
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