JP3140474B2 - トランスファープレスの速度制御方法 - Google Patents

トランスファープレスの速度制御方法

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JP3140474B2
JP3140474B2 JP03002681A JP268191A JP3140474B2 JP 3140474 B2 JP3140474 B2 JP 3140474B2 JP 03002681 A JP03002681 A JP 03002681A JP 268191 A JP268191 A JP 268191A JP 3140474 B2 JP3140474 B2 JP 3140474B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランスファープレスの
速度制御方法に係り、特にトランスファー機構の保護の
ための速度制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス材料をプレス作業に同期して自動
搬送、即ちプレス加工部に対するプレス材料の搬入と搬
出とを行うトランスファー機構を付設されたプレス機
械、即ちトランスファープレスは従来よりよく知られて
いる。
【0003】トランスファープレスのトランスファー機
構は、一般に、プレススライド駆動軸と駆動連結されて
プレススライド駆動軸の回転によりこれに同期して駆動
されるようになっており、これによりこの型式のトラン
スファー機構に於いては、特別な駆動手段を必要とする
ことなく、しかもプレススライドの動きに確実に同期し
たトランスファー作用が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如き型
式のトランスファー機構に於いては、トランスファー機
構の作動とプレススライドの駆動とは一対一の関係にあ
り、プレススライドの起動に伴いプレススライド駆動軸
の回転によりトランスファー機構が始動し、プレススラ
イドの停止に伴いトランスファー機構が停止し、このた
め高いプレススライド駆動速度(SPM)にてプレスス
ライドの起動、停止、インチングが行われると、これに
伴う慣性力による衝撃がトランスファー機構に作用し、
これの耐久性、トランスファー精度が著しく損なわれる
虞れがある。特に定常プレス加工速度が高い高能率のト
ランスファープレスに於いては、定常プレス加工速度に
てプレススライドの起動、停止、インチングが行われる
と、これに伴いトランスファー機構に安全限界以上の大
きい衝撃が作用し、トランスファー機構が破損する虞れ
がある。
【0005】本発明は、従来のトランスファープレスに
於ける上述の如き不具合に鑑み、プレススライドの起
動、停止、インチングによってトランスファー機構に大
きい衝撃が作用することを未然に回避し、トランスファ
ー機構の保護を図ったトランスファープレスの速度制御
方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、プレススライド駆動軸の回転によりこれに
同期して駆動されるトランスファー機構を有するトラン
スファープレスの速度制御方法に於いて、プレススライ
ド駆動速度を監視し、プレススライド駆動速度が定常プ
レス加工速度より低い所定のトランスファー機構の安全
限界速度以下である時にのみプレススライドの起動或い
は停止を許容し、プレススライド駆動速度のプレススラ
イド起動時の速度より定常プレス加工速度への加速、或
いは定常プレス加工速度よりプレススライド停止時の速
度への減速をトランスファー機構に過剰衝撃を与えない
所定の変化率にて行うようプレススライド駆動速度を制
御することを特徴とするトランスファープレスの速度制
御方法によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如きトランスファープレスの速度制御方
法によれば、プレススライドの起動或いは停止はプレス
スライド駆動速度が定常プレス加工速度より低いトラン
スファー機構の安全限界速度以下である時に制限され、
しかもプレススライド駆動速度のプレススライド起動時
の速度より定常プレス加工速度への加速、或いは定常プ
レス加工速度よりプレススライド停止時の速度への減速
がトランスファー機構に過剰衝撃を与えない所定の変化
率にて徐々に行われ、これによりプレススライドの起動
時、停止時、更には起動と停止が繰り返されるインチン
グ操作時に、トランスファー機構に大きい衝撃が作用す
ることが未然に回避されるようになる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】図1は本発明による速度制御方法の実施に
用いられるトランスファープレスの一実施例を示してい
る。トランスファープレスは一般的なフレーム1を有
し、フレーム1には下型を装着される固定のボルスター
3と上型を装着される可動のプレススライド(ラム)5
とが設けられている。プレススライド5は、上部フレー
ム7に取付けられたプレススライド駆動軸である偏心軸
9と駆動連結され、偏心軸9の回転により上下方向に往
復駆動されるようになっている。
【0010】上部フレーム7内、或いはその裏面側に
は、図には示されていないが、電動機、フライホイー
ル、クラッチ等により構成された一般的構造のプレス駆
動装置が設けられており、電動機により直接的に回転さ
れるフライホイールの回転がクラッチによって断続的に
偏心軸9に伝達されることにより、プレススライド5が
前記フライホイールの回転数に応じたSPM(ストロー
ク パー ミニッツ)にて選択的に駆動されるようにな
っている。
【0011】偏心軸9にはトランスファー機構駆動用の
伝動軸11が駆動連結されており、伝動軸11は偏心軸
9の回転をトランスファー機構13の駆動ユニット15
へ伝達するようになっている。駆動ユニット15は伝動
軸11より回転力を与えられることにより運動方向の変
換を行ってトランスファー用のスライドバー17を駆動
するようになっている。
【0012】これによりトランスファー機構13は偏心
軸9の回転に同期して、換言すればプレススライド5の
上下動に同期して駆動されることになる。
【0013】フレーム1の側部にはプレス始動ボタン1
9、プレス停止ボタン21等を含む操作盤23と、プレ
ススライド駆動速度としてフライホイール回転数を検出
するフライホイール回転数検出装置25と、操作盤23
よりの信号とフライホイール回転数検出装置25よりの
フライホイール回転数検出信号に応じてフライホイール
駆動用の電動機の回転速度とクラッチの断続を制御する
制御装置27とが設けられている。
【0014】制御装置27は本発明による制御方法の実
施のために図2に示されている如き制御プログラムに従
って速度制御及びクラッチの断続制御するようになって
いる。
【0015】次に図2に示されたフローチャートを用い
て本発明によるトランスファープレスの速度制御方法の
一例について説明する。
【0016】先ずステップ10に於ては、プレス起動信
号がオンであるか否かの判別が行われ、プレス起動スイ
ッチがオンである時はステップ20へ進み、ステップ2
0に於ては、フライホイール回転数が所定値以下である
か否かの判別が行われる。この所定値はトランスファー
機構13の安全限界速度に応じて定められており、フラ
イホイール回転数が所定値以下である時、即ちフライホ
イール回転数がトランスファー機構13の安全限界速度
以下である時にはステップ50が実行され、そうでない
時にはステップ30が実行される。
【0017】ステップ30に於ては、プレス運転不許可
処理が行われ、即ちクラッチを接続することが禁止さ
れ、次にステップ40にてフライホイール回転数の減速
制御が行われる。
【0018】ステップ50は、フライホイール回転数が
所定値以下である時に実行され、このステップ50に於
ては、プレス運転許可処理、即ちクラッチを接続するこ
とが行われる。これによりフライホイールの回転が偏心
軸9に伝達され、プレススライド5が始動し、これに伴
い伝動軸11が回転し、トランスファー機構13が作動
を開始する。
【0019】次にステップ60に於ては、フライホイー
ル回転数を徐々に加速することが行われる。この加速の
加速率はトランスファー機構13に過剰衝撃を与えない
値に予め定められている。
【0020】次にステップ70に於ては、現在のフライ
ホイール回転数が定常プレス加工SPMに対応する値で
あるか否か判別が行われ、フライホイール回転数が定常
プレス加工SPMに相当する値にまで上昇するまではス
テップ60が繰返し実行され、フライホイール回転数が
定常プレス加工SPMに相当する回転数に達すれば、こ
れ以上の加速が停止されて次にステップ80が実行され
る。
【0021】ステップ80に於ては、プレス停止信号が
オンであるか否かの判別が行われ、プレス停止信号がオ
ンになると、次にステップ90が実行される。
【0022】ステップ90に於ては、フライホイール回
転数を徐々に減速することが行われる。この減速の減速
率はトランスファー機構13に過剰衝撃を与えない値に
予め設定されている。
【0023】次にステップ100に於ては、フライホイ
ール回転数が所定値、即ちトランスファー機構13の安
全限界速度にまで低下したか否かの判別が行われ、フラ
イホイール回転数がこの安全限界速度にまで低下するま
では減速制御が繰返し行われ、フライホイール回転数が
安全限界速度にまで低下すれば、次にステップ110が
実行される。
【0024】ステップ110に於ては、クラッチを切離
すことが行われ、これにより偏心軸9の回転が停止して
プレススライド5の上下動が停止し、またこれに伴い伝
動軸11の回転が停止してトランスファー機構13の作
動も停止する。
【0025】次にステップ120に於ては、更にフライ
ホイール回転数の減速を行い、フライホイールを初期低
速回転駆動することが行われる。
【0026】図3は上述の如き制御プログラムに従って
フライホイール回転数及びクラッチの断続が行われた場
合のフライホイール回転数の変化を示している。図3に
於て、A領域はクラッチブレーキが切離されたプレスス
ライド停止状態時であり、時点Taにプレス始動ボタン
19が押されたことにより、プレス起動信号が発生する
と、この時のフライホイール回転数はトランスファー機
構の安全限界速度以下であることから、この時点Taに
てクラッチの接続が行われてプレススライド5及びトラ
ンスファー機構13が始動し、フライホイール回転数が
徐々に増加され、時点Tbにてフライホイール回転数は
定常プレス加工SPMに対応する定格速度になる。従っ
てB領域は加速領域である。この後に時点Tcにてプレ
ス始動ボタン21が押されたことによりプレス停止信号
がオンになると、先ずフライホイール回転数が徐々に低
下され、この回転数がトランスファー機構13の安全限
界速度にまで低下する時点Tdにて、クラッチの切離し
が行われ、プレススライド5及びトランスファー機構1
3の駆動が停止されるようになる。従ってC領域は定常
プレス加工領域、D領域は減速領域である。
【0027】これによりプレススライド5の駆動及び停
止、換言すればトランスファー機構13の駆動及び停止
は、必ずこれの安全限界速度以下にて行われるようにな
る。
【0028】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0029】
【発明の効果】上述の如き実施例の説明より理解される
ように、本発明によるトランスファープレスの速度制御
方法によれば、プレススライドの起動或いは停止はプレ
ススライド駆動速度が定常プレス加工速度より低いトラ
ンスファー機構の安全限界速度以下である時に制限さ
れ、しかもプレススライド駆動速度のプレススライド起
動時の速度より定常プレス加工速度への加速、或いは定
常プレス加工速度よりプレススライド停止時の速度への
減速がトランスファー機構に過剰衝撃を与えない所定の
変化率にて徐々に行われるから、プレススライドの起動
時、停止時、更には起動と停止が繰り返されるインチン
グ操作時に、トランスファー機構に大きい衝撃が作用す
ることが未然に回避され、トランスファー機構の保護が
図られてこれの耐久性が向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による速度制御方法の実施に適したトラ
ンスファープレスの一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明によるトランスファープレスの速度制御
方法の実施要領の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明によるトランスファープレスの速度制御
方法に於けるフライホイール回転数の経時的変化を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 フレーム 3 ボルスター 5 プレススライド 9 偏心軸 11 伝動軸 13 トランスファー機構 23 操作盤 25 フライホイール回転数検出手段 27 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレススライド駆動軸の回転によりこれ
    に同期して駆動されるトランスファー機構を有するトラ
    ンスファープレスの速度制御方法に於いて、プレススラ
    イド駆動速度を監視し、プレススライド駆動速度が定常
    プレス加工速度より低い所定のトランスファー機構の安
    全限界速度以下である時にのみプレススライドの起動或
    いは停止を許容し、プレススライド駆動速度のプレスス
    ライド起動時の速度より定常プレス加工速度への加速、
    或いは定常プレス加工速度よりプレススライド停止時の
    速度への減速をトランスファー機構に過剰衝撃を与えな
    い所定の変化率にて行うようプレススライド駆動速度を
    制御することを特徴とするトランスファープレスの速度
    制御方法。
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US5915293A (en) * 1998-01-13 1999-06-29 Vamco International, Inc. Method for compensating for variation in shut height during starting and stopping of a press
US6796475B2 (en) * 2000-12-22 2004-09-28 Senco Products, Inc. Speed controller for flywheel operated hand tool

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