JP3140286B2 - 人体検出装置 - Google Patents

人体検出装置

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JP3140286B2
JP3140286B2 JP06031310A JP3131094A JP3140286B2 JP 3140286 B2 JP3140286 B2 JP 3140286B2 JP 06031310 A JP06031310 A JP 06031310A JP 3131094 A JP3131094 A JP 3131094A JP 3140286 B2 JP3140286 B2 JP 3140286B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座席やベッド等の人を
支持する機器上における人の在・不在を検出する人体検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】在席人数や空席を把握する人体検出装置
の感度を良くした発明がなされている(例えば実公平2
−1153号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術の人体検出装置では、機器上に荷物などの人以外の物
が置かれた場合でもスイッチがオンすることがあり、人
が機器上にいない場合でも人がいると誤判定しやすいと
いう課題があった。
【0004】本発明の第1の目的は、誤動作の少ない人
体検出装置を提供することにある。本発明の第2の目的
は、簡単な構成で確実に判定できる人体検出装置を提供
することにある。
【0005】本発明の第3の目的は、座席やベッド等の
人体を支持する機器に外部から振動が加えられる場合で
も、確実に人体の有無を検出できる人体検出装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、座席やベッド等の人体を支持する機
器の人体の支持部に配設された圧力検出手段と、前記圧
力検出手段の出力の変動成分をろ波するフィルターと、
前記圧力検出手段の出力により前記機器上における物体
の有無を判定すると共に前記フィルターからの出力によ
り前記物体が人か物かを判定する判定手段からなる。
【0007】また、上記第1の目的を達成するために本
発明の圧力検出手段は、複数あり、機器の人体の支持部
に分散して配設される。
【0008】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の人体検出装置のフィルターは、複数の圧力検出手
段の出力信号から少なくとも1つ選択する信号選択手段
を持ち、前記信号選択手段により選択された信号のみを
ろ波して出力する。
【0009】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の人体検出装置の判定手段は、複数の圧力検出手
段の出力を用いて支持部に加えられる圧力分布を算出
し、あらかじめ求められた基準となる圧力分布と比較し
てその結果を出力する圧力分布比較部を持つ。
【0010】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の人体検出装置の圧力検出手段は複数あり、機器
の人体の支持部の人体圧が集中する部分に配設される。
【0011】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明のフィルターは、少なくとも一つあり、そのうち
の1つは10Hz以下のある特定の周波数成分をろ波す
る。
【0012】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明の人体検出装置の判定部は、圧力検出手段の出力
とフィルターの出力により機器上の物体の人か物かの判
定を行う。
【0013】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明の人体検出装置は、自動車等の移動手段内に設置
される座席やベッド等の人体を支持する機器の人体の支
持部に配設された圧力検出手段と、前記圧力検出手段の
出力の変動成分をろ波するフィルターと、前記移動手段
の移動速度を検出する速度検出手段と、前記圧力検出手
の出力と前記フィルターの出力と前記速度検出手段の
出力により前記機器上での人の有無を判定する判定部
からなる。
【0014】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明の人体検出装置は、座席やベッド等の人体を支持
する機器の人体の支持部に配設された圧力検出手段と、
前記圧力検出手段の出力の変動成分をろ波するフィルタ
ーと、機器の振動を検出する振動検出手段と、前記圧力
検出手段の出力と前記フィルターの出力と前記振動検出
手段の出力により前記機器上での人の有無を判定する
判定手段からなる。
【0015】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明の人体検出装置のフィルターは、少なくとも2つ
あり、そのうちの1つは10Hz以下のある特定の周波
数成分をろ波し、また別の1つは前記機器が加振される
振動の周波数成分をろ波するようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明は上記構成によって以下のように作用す
る。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人体の体重が
機器の人体の支持部に加わると、機器の人体の支持部に
配設された圧力検出手段に人体による圧力が加えられ、
圧力検出手段は加えられた圧力に応じた信号を出力す
る。この出力信号は、人体の微小な体動によって変動し
ており、この変動成分がフィルターによりろ波されて判
手段に出力される。判定手段では、圧力検出手段の出
力により得られる機器上に加えられる圧力の大きさによ
り前記機器上の物体の有無を判定し、さらに、フィルタ
ーの出力により得られる変動成分の大きさにより前記物
体が人であるか物であるかが判定される。
【0017】また本発明は上記構成によって、以下のよ
うに作用する。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人
体の体重が機器の人体の支持部に加わると、機器の人体
の支持部に配設された複数の圧力検出手段に人体による
圧力が加えられ、複数の圧力検出手段はそれぞれ加えら
れた圧力に応じた信号を出力する。これらの出力信号は
人体の微小な体動によって変動しており、複数の圧力検
出手段のうちの一部または全ての出力のこの変動成分が
フィルターによりろ波されて判定手段に出力される。判
手段では、複数の圧力検出手段の出力により得られる
機器上に加えられる圧力の大きさにより前記機器上での
物体の有無が検出され、さらに、フィルターの出力によ
り得られる変動成分の大きさにより物体が人であるか物
であるかが判定される。
【0018】また本発明は上記構成によって、以下のよ
うに作用する。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人
体の体重が機器の人体の支持部に加わると、機器の人体
の支持部に配設された複数の圧力検出手段に人体による
圧力が加えられ、複数の圧力検出手段はそれぞれ加えら
れた圧力に応じた信号を出力する。これらの出力信号は
人体の微小な体動によって変動しており、信号選択手段
により選択された複数の圧力検出手段のうちの少なくと
も1つの出力の変動成分がフィルターによりろ波されて
判定手段に出力される。判定手段では、複数の圧力検出
手段の出力により得られる機器上に加えられる圧力の大
きさにより機器上での物体の有無が検出され、さらに、
フィルターの出力により得られる変動成分の大きさによ
り物体が人であるか物であるかが判定される。
【0019】また、本発明は上記構成によって以下のよ
うに作用する。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人
体の体重が機器の人体の支持部に加わると、機器の人体
の支持部に配設された複数の圧力検出手段に人体による
圧力が加えられ、複数の圧力検出手段はそれぞれ加えら
れた圧力に応じた信号を出力する。これらの出力信号は
人体の微小な体動によって変動しており、複数の圧力検
出手段のうちの一部または全ての出力のこの変動成分が
フィルターによりろ波されて判定手段に出力される。判
手段では、複数の圧力検出手段の出力により得られる
機器上に加えられる圧力の大きさにより機器上での物体
の有無が判定され、さらに、圧力分布比較部が出力する
複数の圧力検出手段の出力により得られる支持部に加え
られる圧力分布をあらかじめ得られた基準となる圧力分
布と比較した結果とフィルターの出力により得られる変
動成分の大きさにより物体が人であるか物であるかが
判定される。
【0020】また、本発明は上記構成によって以下のよ
うに作用する。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人
体の体重が機器の人体の支持部に加わると、機器の人体
の支持部の人体の圧力が集中する位置に配設された1つ
または複数の圧力検出手段に人体による圧力が加えら
れ、圧力検出手段は加えられた圧力に応じた信号を出力
する。これらの出力信号は人体の微小な体動によって変
動しており、圧力検出手段の出力の変動成分がフィルタ
ーによりろ波されて判定手段に出力される。判定手段
は、圧力検出手段の出力により得られる機器上に加えら
れる圧力の大きさにより、機器上での物体の有無が検出
され、さらに、フィルターの出力により得られる変動成
分の大きさにより、物体が人であるか物であるかが判定
される。
【0021】また、本発明は上記構成によって以下のよ
うに作用する。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人
体の体重が機器の人体の支持部に加わると、機器の人体
の支持部に配設された圧力検出手段に人体による圧力が
加えられ、圧力検出手段は加えられた圧力に応じた信号
を出力する。ここで、機器に外部から振動が加えられる
と、機器上の人体は外部から加えられた振動成分と、人
体固有の振動成分を含む振動をするため、圧力検出手段
の出力もこれら2つの変動成分を持っており、このうち
人体の共振周波数成分である10Hz以下のある特定の
周波数成分がフィルターによりろ波されて判定手段に出
力される。判定手段では、圧力検出手段の出力により得
られる機器上に加えられる圧力の大きさにより前記機器
上の物体の有無を判定し、さらに、フィルターの出力に
より得られる10Hz以下のある特定の周波数成分の大
きさにより前記物体が人であるか物であるかが判定され
る。
【0022】また、本発明は上記構成によって以下のよ
うに作用する。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人
体の体重が機器の人体の支持部に加わると、機器の人体
の支持部に配設された圧力検出手段に人体による圧力が
加えられ、圧力検出手段は加えられた圧力に応じた信号
を出力する。ここで、機器に外部から振動が加えられる
と、機器上の人体は外部から加えられた振動成分と、人
体固有の振動成分を含む振動をするため、圧力検出手段
の出力もこれら2つの変動成分を持っており、このうち
人体の共振周波数成分である10Hz以下のある特定の
周波数成分がフィルターによりろ波されて判定手段に出
力される。判定手段では、圧力検出手段の出力により得
られる機器上に加えられる圧力の大きさにより前記機器
上の物体の有無を判定し、さらに、圧力検出手段により
得られる機器上の物体の重量とフィルターの出力により
得られる10Hz以下のある特定の周波数成分の大きさ
により前記物体が人であるか物であるかが判定される。
【0023】また本発明は上記構成によって、以下のよ
うに作用する。人体が自動車等の移動手段上にある座席
やベッド等の機器上に乗り人体の体重が機器の人体の支
持部に加わると、機器の人体の支持部に配設された圧力
検出手段に人体による圧力が加えられ、圧力検出手段は
それぞれ加えられた圧力に応じた信号を出力する。ここ
で、移動手段が動作し移動による振動が機器に加えられ
ると、機器上の人体は移動手段の移動による振動成分
と、人体固有の振動成分を含む振動をするため、圧力検
出手段の出力もこれら2つの変動成分を持っており、こ
のうち人体の共振周波数成分である10Hz以下のある
特定の周波数成分がフィルターよりろ波されて判定手段
に出力される。一方、速度検出手段により移動手段の移
動速度がモニターされて判定手段に出力される。判定
では、圧力検出手段の出力により得られる機器上に加
えられる圧力の大きさにより機器上での物体の有無が判
定され、さらに、速度検出手段による移動手段の移動速
度と、フィルターの出力により得られる変動成分の大き
さにより機器上での人体の有無が判定される。
【0024】また本発明は上記構成によって、以下のよ
うに作用する。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人
体の体重が機器の人体の支持部に加わると、機器の人体
の支持部に配設された圧力検出手段に人体による圧力が
加えられ、圧力検出手段はそれぞれ加えられた圧力に応
じた信号を出力する。ここで、機器に外部から振動が加
えられると、機器上の人体は外部から加えられた振動成
分と、人体固有の振動成分を含む振動をするため、圧力
検出手段の出力もこれら2つの変動成分を持っており、
このうち人体の共振周波数成分である10Hz以下のあ
る特定の周波数成分がフィルターよりろ波されて判定
に出力される。一方、座席の人体の支持部以外の場所
に設置された振動検出手段が座席の置かれている振動の
大きさに応じた信号が判定手段に出力される。判定手段
では、圧力検出手段の出力により得られる機器上に加え
られる圧力の大きさにより機器上での物体が検出され、
さらに、振動検出手段の出力により得られる機器の振動
の大きさと、フィルターの出力により得られる変動成分
の大きさにより機器上での人体の有無が判定される。
【0025】また本発明は上記構成によって、以下のよ
うに作用する。人体が座席やベッド等の機器上に乗り人
体の体重が機器の人体の支持部に加わると、機器の人体
の支持部に配設された圧力検出手段に人体による圧力が
加えられ、圧力検出手段はそれぞれ加えられた圧力に応
じた信号を出力する。ここで、機器に外部から振動が加
えられると、機器上の人体は外部から加えられた振動成
分と、人体固有の振動成分を含む振動をするため、圧力
検出手段の出力もこれら2つの変動成分を持っており、
人体の共振周波数成分である10Hz以下のある特定の
周波数成分と機器が加振される振動の周波数成分が2つ
のフィルターによりろ波されて判定手段にそれぞれ出力
される。判定手段では、圧力検出手段の出力により得ら
れる機器上に加えられる圧力の大きさにより機器上での
物体の有無がを判定され、さらに、フィルターの複数の
出力により得られる複数の変動成分の大きさを比較した
結果により機器上での物体が人であるか物であるかが判
定される。
【0026】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。図1は本実施例のブロック図である。こ
こでは人体を支持する機器として座席に設置した場合を
示す。図1において、1は圧力検出手段、2はフィルタ
ー、5は判定手段である。圧力検出手段1は加えられた
圧力により電気特性を変化させる感圧部1−aと、変化
した電気特性を信号に変換して出力する信号変換回路1
−bからなり、本実施例では、図2に示すように、感圧
部1−aの感圧体としてゴムに粒子状導体を拡散させゴ
ムが収縮したときの抵抗変化として取り出せる感圧ゴム
を用い、感圧ゴムの両端に電極9−a、9−bを設
けて信号変換回路1−bに接続し、信号変換回路1−b
ではこれに直流電源10と抵抗11を図のように接続し
感圧部1−aに加えられた圧力による感圧ゴムの抵抗
変化を出力端子12−a、12−bの両端電圧変化とし
て出力している。圧力検出手段1の出力信号は判定手段
5とフィルター2の両者に出力され、フィルター2では
信号のDC成分が除去されて変動成分のみの信号に変換
されて判定手段5に出力される。なお、本実施例では、
フィルターの出力が小さくなるため増幅手段3により増
幅して判定手段5に出力し、また、判定手段5に出力さ
れる2つの信号は、不要な変動成分を除去するため、判
手段5に出力される前に平滑化手段4−a、4−b
より平滑化される。
【0027】また、本実施例では圧力検出手段1のうち
感圧1−aのみが座面7に配置され、信号変換回路1
−bは座面から離れて配置されている。
【0028】上記第1の実施例の構成による作用を以下
に説明する。図3に人体や物が置かれた場合の圧力検出
手段の出力を示す。ここで、(a)は人の場合、
(b)は物の場合であり、それぞれ、Aは人や物が置か
れる前の状態、Bは人や物が置かれた直後、Cは変動の
安定した状態、Dは人や物が離れるとき、Eは人や物の
無くなった状態である。人体や物等の物体が座席6にお
かれ座面7に圧力が加わると、座席6の座面7の表布下
に配設された圧力検出手段1の出力電圧が変化する。こ
の時の電圧はBの部分に示すように初め物体が置かれた
ときの衝撃により大きく変化するが、衝撃の影響がなく
なるとCのように物体の重量に応じた圧力を示す電圧付
近で安定し、これにより、座席6上にある物体の重量を
推定できる。従って、座面7上に何らかの重量物がある
と認識でき、かつ、そのおおよその重量も推定できる。
本実施例では以上の認識は判定手段5の重量物検出
−aにより行なわれる。
【0029】次に、座面7上の物体が人であるか物であ
るかを判定することになるが、座席に人がいる場合で
は、通常では手や足を動かすといった粗体動があり、安
静状態を保っていても人体の心臓の活動や呼吸活動によ
り伝搬される身体の微小な体動があるため必ず人体は振
動しており、この微小な振動により圧力検出手段に加
わる圧力もわずかに変動し、(a)のCのように圧力検
出手段1の出力信号には微小な変動が現れる。これに対
し、座面7上に物が置かれた場合は、置かれた直後は振
動が残るが一定時間経過後は内部に振動源があったり椅
子そのものが振動している場合以外は振動がなくなるた
め、通常は(b)のCのように圧力検出手段1の出力信
号には変動が現れない。従って、圧力検出手段1の出力
信号の変動成分のみフィルター2により取り出し変動成
分の大きさを調べる事によって、座席6上の重量物が人
であるか人以外の物であるかを判定する事ができる。本
実施例では以上の認識は判定手段5の人物判別部5−b
により行なわれる。
【0030】本実施例では、座面7上の圧力の絶対値と
変動成分の大きさにより座面7上の人の在不在を判定し
ている。図4に判定手段5に於ける判定フローを示す。
まず、圧力の絶対値の確認ルーチンで座面7上に加わる
圧力値から座面7上に何らかの重量物があるか否か、あ
る場合は何kgなのかを調べ、予め決められた値以下
であれば何もないと判断し、値以上であれば人の在席
している可能性があると判断して、変動成分の大きさの
確認ルーチンに進む。変動成分の大きさの確認ルーチン
では、重量物が人であるか物であるかの判定を行い、変
動成分の大きさが予め決められた値以上であれば座席
上の重量物は人であると判断し、値以下であれば物で
あると判断する。
【0031】このように本実施例に示す人体検出装置で
は、座面上に加えられた圧力の絶対値により座面上の物
体の存在を確認した後、圧力の変動の大きさによって座
席上の物体が人か物かを判定するので、座面上に何らか
の重量物がある事の認識とそのおおよその重量の推定が
可能であり、さらに、それが人であるか物であるかを判
別することができる。
【0032】なお、本実施例では圧力検出手段1の感圧
体として感圧ゴム8を用いているが、本発明は電気信号
に変換された圧力情報を処理することにより人や物を判
別することを主旨としており、圧力を電気信号に変換す
る手段については制約を受けないため、圧力検出手段1
の感圧体は圧力を電気信号に変換できるものであればピ
エゾ抵抗や静電容量変化を用いた物などどのような物
も良く、感圧体が変わることによって本発明の効果は変
化しない。
【0033】また、本実施例では圧力検出手段の感圧
部1−aと信号変換回路1−bは離れて設置されている
が、両者を一体化して座面に設置する構成としても良
い。
【0034】次に、本発明の第2の実施例に付いて図面
に基づいて説明する。図5に本実施例の人体検出装置の
ブロック図を、図6に圧力検出手段のブロック図を示
す。本実施例が本発明の第1の実施例と異なる点は、圧
力検出手段1が複数あり、それらに対応した感圧部が
面に分散して設置される点にある。なお、図5及び図6
に示すように本実施例では16個の圧力検出手段1 11
44 を設けている。
【0035】第1の実施例では、座面7全体に加えられ
る圧力を採取する必要があるため圧力検出手段1の感圧
1−aは座面7いっぱいに広げることのできるような
大きなものが必要になるが、感圧1−aの面積が大き
くなるほど感圧1−aにかかる圧力は平均化されるた
め、圧力変化に対する感度が低下し圧力変動を用いた人
物判別が困難になるという問題があることがわかった。
【0036】この問題を解決するために本実施例では、
11 〜1 44 のように圧力検出手段は複数あり、それらに
対応した感圧部1−a 11 〜1−a 44 座面に分散して配
置される。
【0037】図5、図6に示すように圧力検出手段1 11
〜1 44 はそれぞれ1−a11から1−a44の感圧部1
−a11〜1−a44の出力をそれぞれ電圧信号に変換
する信号変換回路1b−11〜1b44を有している。
1−Bはこの信号変換回路1b−11〜1b44の信号
変換ユニットである。本実施例では各感圧部1−a11
〜1−a44に対応した16個の信号変換回路1b−1
1〜1b44により電圧信号に変換された信号がそれぞ
れ判定部5と信号選択手段13に出力される。信号選択
手段13では信号変換ユニット1−Bから出力される1
6個の出力信号のうちの1つを選択してフィルター2に
出力し、フィルター2により信号の変動成分のみがろ波
され、判定部5に出力される。本実施例では、信号選択
手段13はフィルター2に出力される信号として圧力検
出手段1の出力が最大となっている圧力検出手段の出力
を選択して出力している。また、フィルター2の出力は
増幅手段3により増幅され、平滑化手段4−bにより平
滑化されて判定部5に出力される。一方、信号変換ユニ
ット1−Bの16個の出力もそれぞれ平滑化ユニット4
−Aの16個の平滑化手段によりそれぞれ平滑化されて
判定部5に出力される
【0038】上記第2の実施例の作用を説明する。人が
座席6に着座し座面7に圧力が加わると、座席6の座面
7に配設された複数の圧力検出手段の感圧部1−a11〜
1−a44に圧力が加えられ、各感圧部の抵抗値が変化す
る。これらが信号変換ユニット1−Bの各感圧部に対応
する信号変換回路1−b11〜1−b44により電圧信号に
変換されて判定部5と信号選択手段13に出力される。
これらの圧力の総和をとることにより座面7全体に加え
られた圧力を算出でき、これにより座面7上にある物の
重量を推定することができる。また、人体が座席6に座
ると、人体の体重が座面7にかかるが、このときの座面
7の圧力は、図7に示すような分布を示すことがわかっ
ている。これは、人の体重による圧力は骨格を通じて加
えられることによるもので、座席の場合では、座骨結節
付近で座面に最大圧が加えられる。さらに、人体内部の
微小な振動は体内組織のうち比較的堅い骨格を通じて伝
達される割合が高いので、人体の振動による圧力変動も
この付近で最大となる。図では上方が人体の前面側であ
り、14の部分が人体の座骨結節に当たる部分でここの
圧力が最大となっている。従って、この座骨結節付近に
ある感圧部からの出力が最大でかつ変動成分も最大とな
るため、信号選択手段13により出力が最大の感圧部の
出力信号を選択すれば、変動成分の大きな感圧部を選択
できる。この変動成分の大きさは、ここの圧力検出手段
1の感圧部が十分小さく最も振動の大きな部分のみの圧
力を信号に変換できるため、座面7いっぱいの大きな感
圧体を用いた場合に比べはるかに大きな変動成分を取り
出すことができ、変動成分による人と物の判別が精度良
く行える。複数の感圧部1−a11〜1−a44による電圧
信号は座面上の物の重量の推定に用いるためにそれぞれ
平滑化ユニット4−Aの平滑化手段により平滑化された
後、判定手段5に出力される。一方、信号選択手段13
により最大圧力を出力している感圧部の出力信号が選択
されてフィルター2に出力され、フィルター2では人体
の体動による変動成分のみがろ波されて増幅手段3によ
り増幅され、平滑化手段4−bにより平滑化されて、判
定手段5に出力される。
【0039】以上述べた複数の圧力検出手段 11 〜1 44
の出力により得られる重量情報とフィルター2の出力に
より得られる変動成分の大きさによっても十分精度の良
い人体検出手段が実現できるが、本実施例では、さらに
判定手段5に圧力分布比較部5−を設け、複数の圧力
検出手段 11 〜1 44 により得られる圧力分布を用いてさ
らに精度の良い人体検出装置としている。先ほど述べた
ように、人体が座席6に座ると図7に示すような圧力分
布を示すが、これは人体の骨格上の特徴によるので物の
場合ではほとんどの場合これと異なった分布となり、こ
の分布の違いを認識することにより人物判別精度をさら
に向上させることができる。ここでは、判定手段5の圧
力分布比較部5−により、人体が座席6の座面7に座
っているときの座面分布データを基準分布データとして
あらかじめ記憶させておき、実際の圧力分布と基準圧力
データとの相関をとり、相関系数が予め決められた
以上であれば座面上に人がいると判定している。
【0040】このように本実施例の人体検出装置は、
数の圧力検出手段1 11 〜1 44 を有し、感圧部1−a 11
1−a 44 座面に分散して配設されているので、座面
全体の圧力測定と微小な圧力変動の感度向上を同時にで
き、また、信号選択手段13により複数の圧力検出手段
11 〜1 44 の中から変動成分の大きな信号を少なくとも
1つ選択して人と物の判別を行うので精度よく人物判別
ができる上、さらに、人体の体圧分布を用いて人と物を
判定するので人物判別精度をさらに向上させることがで
きる。
【0041】尚、本実施例では、複数の圧力検出手段
11 〜1 44 の出力のうちの1つをフィルターに出力してい
るが、これはシステムを簡素にするためであり、機器に
より必要となるのであれば1つのみでなく複数の圧力検
出手段 11 〜1 44 の出力をそれぞれ別のフィルターに出
力しても良いし、複数の出力を加算するなどして1つま
たは複数の信号としてまとめてフィルターに出力しても
良い。また、さらに簡単にするために信号選択手段13
を用いず変動成分を調べる圧力検出手段を予め固定し
て人物判別を行っても良い。
【0042】また、本実施例では、複数の圧力検出手段
11 〜1 44 の出力をそのままパラレルに出力している
が、マルチプレクサ等により1つのシリアル信号として
電送して、判定手段5や信号選択手段13の前段で信号
を分割する構成でも良い。
【0043】次に本発明の第3の実施例に付いて図面に
基づいて説明する。図8に本実施例の人体検出装置のブ
ロック図を示す。本実施例が第1の実施例及び第2の実
施例と異なる点は、圧力検出手段が、座面の人体の体圧
の集中する部分に配置される点にある
【0044】第一の実施例では、座面全体に加えられる
圧力を採取する必要があるため多数の圧力検出手段を座
面いっぱいに配置する必要があるが、座席の構造上の制
約で配置できない部分があったり、感圧によって人が
座ったときの着座感が悪くなる場合があるほか、多数の
感圧を必要とするためにシステムが複雑になりコスト
的にも不利になる等の問題のあることがわかった。
【0045】この問題を解決するために本実施例では、
圧力検出手段は、座面の人体の体圧の集中する部分に
配置される。
【0046】図8のように本実施例では2個の圧力検出
手段11及び12を設けており、これらは人体が座席6に
着座したときに座面7の圧力が最大になる位置に配設さ
れている。圧力検出手段 1 、1 2 はそれぞれ感圧部1−
a1、1−a2及び信号変換回路1−b1、1−b2を有
している。圧力検出手段11、12の出力は判定手段5に
入力される一方、出力のうちの1つをフィルター2に出
力し、フィルター2により信号の変動成分のみがろ波さ
れ、判定手段5に出力される。なお、本実施例でもフィ
ルター2の出力は増幅手段3により増幅され、平滑化手
段4−bにより平滑化された後、判定手段5に出力され
る。また、圧力検出手段11、12の出力も判定手段5に
出力される前に平滑化手段4−aにより平滑化される。
【0047】上記構成の作用を説明する。人体が座席6
に着座すると、座席6の座面7には図7のような分布で
圧力がかかることはすでに述べたが、図8の座席のよう
な座面7と背もたれ19があり体を包み込むような構成
の座席では、人が着座したときには人体は同じ位置に保
持されやすく、座面7での圧力分布も同じような形とな
り、従って、人体の座骨結節による圧力分布の最大値と
なる領域も座面7上のある一定部分に制約されることに
なる。従って、このような場所に少なくとも1つの圧力
検出手段の感圧体1−aを配置すれば、少ない圧力検出
手段により効率的に座席6上の人の有無を判定できる。
本実施例では、図8に示すような位置に計2つの感圧部
1−a 1 ,1−a 2 を設置している。ただし、この場合、
人でなく物が座面7上にある場合では、感圧部1−
1 ,1−a 2 のない部分に置かれていると、圧力は検出
されないため物があってもそれを検出できない場合があ
る。そのため、本実施例の人体検出装置は、人体のみ検
出できる人体検出装置としてのみ利用可能である。
【0048】以上のように本発明の人体検出装置は、圧
力検出手段は座面の人体圧力が集中する部分に配設さ
れているので、簡単な構成で、効率的に人体を検出で
き、また、座面体に圧力検出手段を配設する必要がな
いので、座席の構成による制約を少なくできる。
【0049】次に、本発明の第4の実施例を図面に基づ
いて説明する。図9は本実施例の人体検出装置のブロッ
ク図である。本実施例では、自動車の座席の場合を示
す。本発明の第1の実施例との相違点は、フィルターが
少なくとも1つあり、そのうちの1つは10Hz以下の
ある特定の周波数帯をろ波する点と、人物判別部5−b
が重量物検出部5−aで検出される物体の重量情報に基
づいて人の在不在を判定する為の閾値を決定する点にあ
る。本実施例では図9に示すように上記フィルターが1
つの場合を示しており、10Hz以下のある特定の周波
数帯をろ波するフィルターが図中15の人体振動検出フ
ィルターである
【0050】第1の実施例では、人と物の判別を人体の
微体動により生じる微小な圧力変化を検出する事により
行っているが、椅子が自動車や列車等の定常的に振動下
にさらされる環境下に置かれた場合には、物の場合でも
加振されて振動するので、圧力検出手段からは微小な振
動が検出され人の場合と区別できない問題があることが
わかった。
【0051】この問題を解決するために本実施例は、フ
ィルターが少なくとも1つあり、そのうちの1つ(ここ
では人体振動検出フィルター15)は10Hz以下のあ
る特定の周波数帯をろ波する。
【0052】上記構成による作用を説明する。重量物検
出部5−aにより圧力検出手段1の出力から重量が検出
され、座面上の物体の存在を確認する手順については第
1の実施例と同様である。次に人と物との判別手順につ
いて述べる。自動車の走行による振動は、車体等のサス
ペンションの上にある部分の重量とサスペンションの弾
性によるバネ上振動と、走行系等のサスペンションの下
にある部分の重量とタイヤの弾性によるバネ下振動の2
つが定常的に存在し、自動車内の座席6は走行中はこれ
らの振動により加振されている。一方、人が座席6に着
座し自動車の走行による加振を受けると、人体は座席6
上で振動するが、人体の振動には特定の共振周波数が存
在し、人体を椅子に座らせて椅子を加振すると、一般に
10Hz以下の周波数帯で共振周波数を持つことが知ら
れており、自動車が走行している時の振動はこの共振周
波数の成分が多くなっているため、圧力検出手段1の出
力信号にもこの周波数成分が大きくなる。物の場合は、
一般にはこの領域に共振周波数を持つ物はほとんど無い
ため、自動車のバネ上または下の周波数での振動が支配
的になる。このように、人と物とでは加振されると振動
状態が異なっているため、人の共振周波数の領域を選択
的にろ波する人体振動検出フィルター15により圧力検
出手段の出力をろ波しその出力の大きさを調べること
により、振動が人体によるものか否かを判別できる。
【0053】以上のように、人体振動検出フィルター1
5の出力を増幅手段3により増幅し平滑化手段4−bで
平滑化した後、判定手段5で予め決められた閾値と比較
することによって走行中の座席6での人体の有無を判定
している。
【0054】ただし、物の場合では、その重量により振
動が変化し、重量が大きいほどパワーの大きい周波数帯
が小さくなって人体振動検出フィルター15の透過特性
に接近するので、重量により人体振動検出フィルター1
5の出力が大きくなる。従って、本実施例では上述した
ように、人物判別部5−bが重量物検出部5−aで検出
される物体の重量情報に基づいて人の在不在を判定する
為の閾値を決定する構成を有している。
【0055】上記構成によれば、重量物検出部5−aに
より圧力検出手段1の出力から重量が検出されると、人
物判別部5−bにおいて、前記重量値を予め決められた
定数算定式に代入して閾値が決定される。この値と平滑
化手段4−bの出力とを比較することによって走行中の
座席6での人体の有無判定される。図10に重量と人
物判別の値との関係を示す。図のようにいき値は重量
の増加にともなって大きくなるよう設定されている。
【0056】このように本実施例の人体検出装置は、圧
力検出手段の出力を10Hz以下のある特定の周波数
成分をろ波する人体振動検出フィルターの出力15を用
いて処理するため、機器が振動環境下に置かれている場
合でも人の振動のみを選択的に取り出すことが可能で、
物が座席上で振動している場合でも人と誤判定すること
を少なくできる。
【0057】さらに、人と物を判別する際のいき値を圧
力検出手段の出力から得られる座席上の重量を用いて
決定することによって、物体の重量の影響による誤判定
が少ない。
【0058】次に、本発明の第5の実施例を図面に基づ
いて説明する。図11は本実施例の人体検出装置のブロ
ック図である。本発明の第1の実施例及び第4の実施例
との相違点は、機器が、自動車等の移動手段内にあり、
圧力検出手段1のほかに速度検出手段16を持ち、判定
手段5では圧力検出手段1の出力と、人体振動検出フィ
ルター15の出力と、速度検出手段16の出力の3つの
情報から座席上の人と物の判別を行う点にある
【0059】第の実施例では、10Hz以下の周波数
領域をろ波する人体振動検出フィルター15により人体
の振動のみを切りとることによって振動環境下の人物判
別を行っていたが、例えば自動車座席の場合では自動車
の停止中の時と走行中とでは振動の大きさが異なってい
るため、これら2つの状況で同時に正しい人物判別を行
うには重量情報と人体振動検出フィルター15の出力の
2つの情報のみでは困難であるという問題があることが
わかった。
【0060】この問題を解決するために本実施例は、圧
力検出手段のほかに速度検出手段16を持ち、判定手
では圧力検出手段の出力と、人体振動検出フィル
ター15の出力と、速度検出手段16の出力の3つの情
報から座席上の人と物の判別を行う。
【0061】上記構成の作用を説明する。重量物検出部
5−aにより圧力検出手段1の出力から重量が検出さ
れ、座面上の物体の存在を確認する手順については第1
の実施例と同様である。次に人と物との判別手順につい
て述べる。自動車が停止中の場合、走行による振動はな
く座席6はほとんど加振されないため、第1の実施例と
同様な方法で人と物とを判別することができる。また、
走行中であれば第4の実施例で述べた方法により、人と
物との判別ができる。ここで、停止中と走行中とで人と
物との判別に用いる値が同じになれば2つの状況で全
く同一の構成で人物判別が可能だが、実際には、停止中
と走行中とでは人体振動検出フィルター15の出力がか
なり異なっているため、走行中の物の人体振動検出フィ
ルター15の出力は、停止中の人の出力と同等かまたは
それ以上になることが多く、停止中と走行中とで判定の
値を変える必要がある。また、走行中でも、例えば
0km/h以下のような徐行時と40km/h以上のよ
うな安定走行時とでは座席6に加えられる振動は異なっ
ており、一般に速度が高くなると座席6に加えられる振
動も大きくなり、従って、速度によっても座席6上の人
や物の振動は変化し、一定の値ではこのような振動の
変化に対応するのは困難となってしまう。そこで、本実
施例では、判定手段5の人物判別5−bにおいて、速
度検出手段16の出力により人物判別の値を変化さ
せ、速度による振動の状況に対応できる人体検出装置を
実現している。図12に本実施例の人体検出装置の速度
検出手段16で検出した速度と値の関係を示す。この
ように、停止中や、徐行時には値は非常に小さな値を
持つが、速度が大きくなるにしたがって値は大きくな
り、ある速度を越えるとほぼ一定値となっている。この
ような速度と値の関係は、自動車や座席によって異な
り、それぞれについて決定する必要がある。図13に速
度により変化する値を用いて実際に人物判定した結果
を示す。図中(a)は速度検出手段16で検出した自動
車の速度変化を、(b)は座席に人が座っている時自動
車が(a)の速度で走行した場合の平滑化手段4−bの
出力信号と閾値を、(c)は座席に物が置かれた時自動
車が(a)の速度で走行した場合の平滑化手段4−bの
出力信号と閾値をそれぞれ示す。このように速度が変化
し人や物の振動が変化しても値が変化することによっ
て、人と物とを誤判定することがない。
【0062】以上のように本発明の人体検出装置は、速
度検出手段16の出力を用いて人か物かを判定するの
で、いかなる速度でも誤判定無く人と物を判別できる。
【0063】次に、本発明の第6の実施例を図面に基づ
いて説明する。図14に本実施例の人体検出装置のブロ
ック図を示す。本実施例が本発明の第1の実施例及び第
4の実施例との相違点は、圧力検出手段1のほかに振動
検出手段17を持ち、判定手段5では圧力検出手段1の
出力と、人体振動検出フィルター15の出力と、振動検
出手段17の出力の3つの情報から座席上の人と物の判
別を行う点にある。図14に示すように振動検出手段1
7は自動車の座席6の座面7以外の部分に設置され、そ
の信号は人物判別部5−bに出力される
【0064】第4の実施例では、10Hz以下の周波数
領域をろ波する人体振動検出フィルター15により振動
のみを切りとることによって振動環境下の人物判別を行
っていたが、例えば自動車座席の場合では自動車の走行
状態や路面状況等により時事刻々と座席に加えられる振
動が変化するため、このような状況で正しい人物判別を
行うには重量情報とフィルター出力の2つの情報のみで
は困難であるという問題があることがわかった。
【0065】この問題を解決するために本発明は、圧力
検出手段のほかに振動検出手段17を持ち、判定手段
では圧力検出手段の出力と、人体振動検出フィルター
15の出力と、振動検出手段17の出力の3つの情報か
ら座席上の人と物の判別を行う。
【0066】上記構成の作用を説明する。重量物検出部
5−aにより圧力検出手段1の出力から重量が検出さ
れ、座面上の物体の存在を確認する手順については第1
の実施例と同様である。次に人と物との判別手順につい
て述べる。自動車が停止中の場合、走行による振動はな
く座席6はほとんど加振されないため、第1の実施例と
同様な方法で人と物とを判別することができる。また、
走行中であれば第4の実施例で述べた方法により、人と
物との判別ができる。ここで、停止中と走行中とで人と
物との判別に用いるいき値が同じになれば2つの状況で
まったく同一の構成で人物判別が可能だが、実際には、
停止中と走行中とでは人体振動検出フィルター15の出
力がかなり異なっているため、走行中の物の人体振動検
出フィルター15の出力は、停止中の人の出力と同等か
またはそれ以上になることが多く、停止中と走行中で判
定のいき値を変える必要がある。また、走行中でも、
えば10km/h以下のような徐行時と40km/h以
上のような安定走行時とでは座席6に加えられる振動は
異なり、また、自動車の走行する路面も一様でないため
路面により自動車に加えられる振動も時事刻々と変化
し、座席6上の人や物の振動は変化するために、これら
のあらゆる状況に対して正しい人物判定を行うには一定
値では困難になる。そこで、本実施例では、判定
5の人物判別5−bにおいて、座席6の座面7以外
の部位に設置された振動検出手段17の出力により人物
判別の値を変化させ、速度による振動の状況に対応で
きる人体検出装置を実現している。図15に本実施例の
人体検出装置の振動検出手段17で検出された振動と
値の関係を示す。このように、停止中や、徐行時には座
席の振動が小さいため値は非常に小さな値を持つが、
速度が大きくなったり、路面の凹凸が大きくなったりし
て座席の振動が大きくなるにしたがって値を大きくし
ている。図16に振動により変化する値を用いて実際
に人物判定した結果を示す。図中(a)は自動車の停止
中及び悪路走行を含む走行中において振動検出手段17
で検出された振動量の変化を示したものである。(b)
は座席に人が座っている時自動車が(a)の条件で走行
した場合の平滑化手段4−bの出力信号と閾値を、
(c)は座席に物が置かれた時自動車が(a)の条件で
走行した場合の平滑化手段4−bの出力信号と閾値をそ
れぞれ示す。このように走行速度や路面の凹凸が変化し
人や物の振動が変化しても値が変化することによっ
て、人と物とを誤判定することがない。
【0067】以上のように本発明の人体検出装置は、振
動検出手段17の出力を用いて人か物かを判定するの
で、自動車の走行による時事刻々と変化する振動環境下
でも誤判定無く人と物を判別できる。
【0068】尚、本実施例では、振動検出手段17は座
の座面以外の部分に設置されているが、座席
振動が検出できるのであれば座席以外の部分に設置し
ても良く、例えば、自動車の車体に設置して座席を加
振している物の振動を検出するような構成でも良い。
【0069】次に、本発明の第7の実施例を図面に基づ
いて説明する。図17は本実施例の人体検出装置のブロ
ック図である。本発明の第1の実施例及び第4の実施例
との相違点は、10Hz以下のある特定の周波数成分を
ろ波する人体振動検出フィルター15のほかに機器が加
振されている振動の周波数成分をろ波する環境振動検出
フィルター18を第2のフィルターとして設け、人物判
別部5−bが人体振動検出フィルター15と環境振動検
出フィルター18の出力に基づき人体判別を行う点にあ
る。
【0070】第の実施例では、10Hz以下の周波数
領域をろ波する人体振動検出フィルター15により人体
の振動成分のみを切りとることによって振動環境下の人
物判別を行っていたが、例えば自動車座席の場合では自
動車の速度や、路面の状況により振動が異なっているた
め、重量情報と人体振動検出フィルター15の出力の2
つの情報のみではこれらのあらゆる状況で正しく人物判
定を行うことが困難であるという問題があることがわか
った。
【0071】この問題を解決するために本発明は、10
Hz以下のある特定の周波数帯をろ波する人体振動検出
フィルター15のほかに機器が加振されている振動周波
数成分をろ波する環境振動検出フィルター18を第2の
フィルターとして設け、人物判別部5−bが人体振動検
出フィルター15と環境振動検出フィルター18の出力
に基づき人体判別を行う。
【0072】人体振動検出フィルター15及び環境振動
検出フィルター18の出力信号はそれぞれ増幅手段3
a、3−bにより増幅され、平滑化手段4−a、4−b
により平滑化された後、人物判別部5−bに出力され
る。また、圧力検出手段1の出力も重量物検出部5−a
に出力される前に平滑化手段4−aにより平滑化され
る。
【0073】上記構成の作用を説明する。重量物検出部
5−aにより圧力検出手段1の出力から重量が検出さ
れ、座面上の物体の存在を確認する手順については第1
の実施例と同様である。次に人と物との判別手順につい
て述べる。第4の実施例で述べたように自動車が走行す
る場合の振動はバネ上振動とバネ下振動があり、普通乗
用車では前者は4Hz以下、後者は10Hzから20H
zの間に共振周波数があることが知られている。したが
って、自動車の座席6はこのような振動で加振されてお
り、座席6上の物の振動も、これらの周波数成分が多く
なる。このような物に多く現れる周波数帯の振動成分と
人に多く現れる周波数成分の振動成分の大きさを比較す
れば、自動車の走行速度や路面の状況による振動の変化
があっても正しく人と物を判別できる。なお、本実施例
では、バネ上振動は、人体の振動周波数帯に接近してい
る為人体振動検出フィルター15との出力の分離が困難
であり、また、非常に低周波の振動となるために変動を
取り出すために長い時間がかかり判定が遅れてしまう等
の欠点があるので、後者のバネ下振動の周波数成分の信
号を環境振動検出フィルター18によりろ波し、判定
5の人物判別手段5−bにおいてその信号の大きさに
より物の振動成分の大きさを調べ、人の振動を取り出す
10Hz以下のある特定の周波数成分をろ波する人体振
動検出フィルター15の出力と比較して人物を判定して
いる。図18に本実施例のさまざまな状況下での2つの
フィルターの出力(平滑化後)を示す。図に示されてい
るように、人の場合(a)では、人体振動検出フィルタ
ー15の出力が大きくなっており、物の場合(b)
は、逆に環境振動検出フィルター18の出力の方が大き
くなっている。このように2つのフィルターのうちどち
らの出力が大きいかを調べることによって、座席上に人
がいるか、物があるかを一義的に判定できる。
【0074】尚、本実施例では、2つのフィルターの大
きさの大小を直接比較して、人か物かを判別したが、座
の振動特性の違いや、増幅手段3−a、3−bの増
幅倍率、人体振動検出フィルター15及び環境振動検出
フィルター18の透過特性等により、2つのフィルター
の大小関係だけでは全ての条件で人と物とを区別できな
い場合がある。このような場合に対応するため、2つの
フィルターの出力の比をとり、これを予め決められた
値と比較することによって人と物の判別を行ってもよ
い。
【0075】このように、本実施例の人体検出装置によ
れば、2つのフィルターの出力から人の振動成分と物の
振動成分を取り出すことができるので、どちらの振動成
分が大きいかを調べることによって、自動車がどのよう
な振動状況下にあっても、誤判定の無い人物判別を実現
できる。
【0076】以上の実施例により本発明の人体検出装置
によれば、人体を支持する機器上での人体の有無の判定
が精度良く行える。また、自動車座席等のさまざまな振
動環境下に置かれた機器についても、振動の影響による
誤動作のない人体検出装置を提供できる。これによっ
て、劇場や自動車内での空席の把握が精度良く行え、空
調や、音場制御等に利用できる。
【0077】また、以上の実施例では一部の実施例を除
き、機器上の状態を(1)人物ともにない(2)人がい
(3)物があるの3に分けて判定できるので例えば、
座席上が荷物で占有された場合の警告装置や、物の搬送
機に人体があやまって乗った場合の安全装置としても利
用できる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明の人体検出装
置によれば次の効果が得られる。
【0079】(1)座席やベット等の人体を支持する機
器の人体の支持部に配設された圧力検出手段の出力を用
い、まず、座面上に加えられた圧力の絶対値により座面
上の物体の存在を確認した後、さらに、圧力の変動の大
きさによって座席上の物体が人か物かを判定するので、
座面上に何らかの重量物がある事の認識とそのおおよそ
の重量の推定が可能であり、さらに、それが人であるか
物であるかを判別することができる。
【0080】(2)圧力検出手段が複数あり、座面に分
散して配設されているので、座面全体の圧力測定と微小
な圧力変動の感度向上を同時に実現できる。
【0081】(3)信号選択手段により圧力検出手段の
複数の出力のうち変動成分の大きな信号を選択して人と
物の判別を行うので、精度よく人物判別ができる。
【0082】(4)圧力分布比較部が複数の圧力検出手
の出力から算出された支持部に加えられる圧力分布
あらかじめ得られた基準となる圧力分布と比較し、そ
の比較結果を用いて判定手段が機器上の物体を人である
か物であるかを判定するので、人物判別精度を向上させ
ることができる。
【0083】(5)圧力検出手段は座面の人体の圧力が
集中する部分に配設されているので、簡単な構成で、効
率的に人体を検出でき、また、座面全体に圧力検出手段
を配設する必要がないので、座席の構成による制約を少
なくできる。
【0084】(6)圧力検出手段の出力を10Hz以下
のある特定の周波数成分をろ波するフィルターによりろ
波して処理するため、機器が振動環境下に置かれている
場合でも人の振動のみを選択的に取り出すことが可能
で、物が座席上で振動している場合でも人と誤判定する
ことが少なくできる。
【0085】(7)人と物を判別する際の値を圧力検
出手段の出力から得られる座席上の重量を用いて決定す
ることによって、物体の重量の影響による誤判定を少な
くできる。
【0086】(8)速度検出手段の出力を用いて人か物
かを判定するので、移動手段がいかなる速度で移動して
いる場合でも精度良く人と物を判別できる。
【0087】(9)振動検出手段の出力を用いて人か物
かを判定するので、機器がいかなる振動環境下におかれ
た場合でも精度良く人と物を判別できる。
【0088】(10)2つのフィルターの出力から人の
振動成分と物の振動成分を取り出すことができるので、
どちらの振動成分が大きいかを調べることによって、
がどのような振動状況下にあっても、精度良く人と物
を判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における人体検出装置の
ブロック図
【図2】同装置の圧力検出手段の回路構成図
【図3】(a)同装置の圧力検出手段の人の場合の出力
図 (b)同装置の圧力検出手段の物の場合の出力図
【図4】同装置の判定手段のフローチャート
【図5】本発明の第2の実施例における人体検出装置の
ブロック図
【図6】同装置の圧力検出手段の回路構成図
【図7】人体が座面に座ったときの人体圧力分布図
【図8】本発明の第3の実施例における人体検出装置の
ブロック図
【図9】本発明の第4の実施例における人体検出装置の
ブロック図
【図10】同装置の判定手段における人・物判別閾値と
座面上の物体重量との関係図
【図11】本発明の第5の実施例における人体検出装置
のブロック図
【図12】同装置の判定手段における人・物判別閾値と
速度検出手段の出力との関係図
【図13】(a)同装置の速度検出手段における自動車
走行時の出力図 (b)同装置の平滑化手段における人体在席時の出力図 (c)同装置の平滑化手段における物積載時の出力図
【図14】本発明の第6の実施例における人体検出装置
のブロック図
【図15】同装置の判定手段における人・物判別閾値と
振動検出手段の出力との関係図
【図16】(a)同装置の振動検出手段における自動車
走行時の出力図 (b)同装置の平滑化手段における人体在席時の出力図 (c)同装置の平滑化手段における物積載時の出力図
【図17】本発明の第7の実施例における人体検出装置
のブロック図
【図18】(a)同装置の人体振動検出フィルターと環
境振動検出フィルターにおける人体在席時の出力図 (b)同装置の人体振動検出フィルターと環境振動検出
フィルターにおける物積載時の出力図
【符号の説明】
1 圧力検出手段 1−a 感圧部 1−b 信号変換回路 1−B 信号変換ユニット 2 フィルター 3、3−a、3−b 増幅手段 4、4−a、4−b、4−c 平滑化手段 4−A 平滑化ユニット 5 判定手段 5−a 重量物検出 5−b 人物判別 5−c 圧力分布比較 6 座席(機器) 7 座面 8 感圧ゴム 9 電極13 信号選択手段 14 人体の座面圧力分布の最大圧力点 15 人体振動検出フィルター 16 速度検出手段 17 振動検出手段 18 環境振動検出フィルター 19 座席の背もたれ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝 文一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 諸田 巻衛 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−312966(JP,A) 特開 平5−215863(JP,A) 特開 平6−43252(JP,A) 特開 平4−28344(JP,A) 特開 平2−304826(JP,A) 特開 平5−256955(JP,A) 実開 昭63−120987(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/44 B60N 5/00 G01V 9/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席やベット等の人体を支持する機器の人
    体の支持部に配設された圧力検出手段と、前記圧力検出
    手段の出力の変動成分をろ波するフィルターと、前記圧
    力検出手段の出力により前記機器上における物体の有無
    を判定するとともに前記フィルターからの出力により前
    記物体が人か物かを判定する判定手段とからなる人体検
    出装置。
  2. 【請求項2】複数個の圧力検出手段を支持部に分散して
    配設した請求項1記載の人体検出装置。
  3. 【請求項3】フィルターは、複数の圧力検出手段の出力
    から信号を少なくとも1つ選択する信号選択手段を持
    ち、前記信号選択手段により選択された信号のみをろ波
    して出力する請求項2記載の人体検出装置。
  4. 【請求項4】判定手段は、複数の圧力検出手段の出力を
    用いて支持部に加えられる圧力分布を算出し、あらかじ
    め求められた基準となる圧力分布と比較してその結果を
    出力する圧力分布比較を持つ請求項2記載の人体検出
    装置。
  5. 【請求項5】少なくとも1つ設けた圧力検出手段を支持
    部の人体圧が集中する部分に配設した請求項1記載の人
    体検出装置。
  6. 【請求項6】少なくとも1つのフィルターを設け、その
    うちの1つは10Hz以下のある特定の周波数成分をろ
    波する請求項1記載の人体検出装置。
  7. 【請求項7】判定手段は、圧力検出手段の出力とフィル
    ターの出力とにより機器上の物体の人か物かの判定を行
    う請求項1記載の人体検出装置。
  8. 【請求項8】自車等の移動手段内に設置される座席や
    ベッド等の人体を支持する機器の人体の支持部に配設さ
    れた圧力検出手段と、前記圧力検出手段の出力の変動成
    分をろ波するフィルターと、前記移動手段の移動速度を
    検出する速度検出手段と、前記圧力検出手段の出力と前
    記フィルターの出力と前記速度検出手段の出力により
    前記機器上での人の有無を判定する判定手段とからなる
    人体検出装置。
  9. 【請求項9】座席やベット等の人体を支持する機器の人
    体の支持部に配設された圧力検出手段と、前記圧力検出
    手段の出力の変動成分をろ波するフィルターと、前記機
    器の振動を検出する振動検出手段と、前記圧力検出手段
    の出力と前記フィルターの出力と前記振動検出手段の出
    により前記機器上での人の有無を判定する判定手段
    とからなる人体検出装置。
  10. 【請求項10】少なくとも2つのフィルターを設け、そ
    のうちの1つは10Hz以下のある特定の周波数成分を
    ろ波し、また別の1つは機器が加振される振動周波数成
    分をろ波する請求項1記載の人体検出装置。
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