JP3140283U - 吸殻回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機の前面下部に設けられたテーブルの上面部に、上記テーブルの長さ方向に沿って所定間隔をもって配設けられた灰皿用孔部と、上記テーブルの下面に、上記テーブルの長さ方向に沿って配設され、上記灰皿用孔部から落下する吸殻を搬送しうる、筒状に形成された吸殻搬送部と、上記搬送部によって搬送された吸殻を回収する、着脱可能に配設された吸殻回収箱14とを有する吸殻回収装置であって、上記吸殻回収箱の内面に複数の煙遮断用板部18a、18b、18cが配設された構成とする。
【選択図】図3
Description
従って、図5に示すとおり上記吸殻回収箱70の内部に、予め消火用の水71を注入しておくことで、確実な消火を促して煙の発生や火災事故を防止していた。
また煙草が水分により破れて細かく分解してしまうため、廃棄の際に上記吸殻回収箱内壁に煙草が付着し、洗浄と清掃に大きな手間がかかるという不具合をも有していた。
また、煙草の成分が水に溶け出すことによって、長時間放置した場合に悪臭が発生するという不具合をも有していた。
また、請求項6記載の考案にあっては、上記煙遮断用板部は、長さ方向断面において下方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成されていることを特徴とする。
また、請求項7記載の考案にあっては、上記煙遮断用板部の内、最上部に位置する煙遮断用板部は、長さ方向断面において上方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成されると共に、他の煙遮断用板部は、長さ方向断面において下方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成されている。
また、上記煙遮断用板部によって、外気流入路が複雑になることで、内部に外気が流入し難くなり、更に吸殻から発生する二酸化炭素が上記吸殻回収箱の底部に滞留して酸素供給が遮断されるため、消火用の水を注入しておかなくても、吸殻が速やかに消火される。
更に、水を用いないことで、溜められた吸殻を廃棄する場合の重量が小さくなり、吸殻回収箱の持ち運びが容易となる。
また、水に煙草が溶け出すことが無いため、箱内部の清掃が容易となり、かつ悪臭の発生も防止される。
また、請求項3記載の考案にあっては、上記煙遮断板部は、上記煙遮断部の幅方向側面板部の長さ寸法と同一の長さ寸法を有していることから、請求項2の考案の効果に比べ、吸殻回収箱内部で発生する煙をより効果的に遮断することができ、悪臭の発生を防止することができる。
また、外気と遮断されることで、消火されていない吸殻が廃棄された場合であっても、速やかに消火されて火災の発生を防止することができる。
特に、請求項5〜7記載の考案にあっては、上記煙遮断用板部は、長さ方向断面において上方もしくは下方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成されていることから、上記煙用遮断板部表面を吸殻が滑りやすく、吸殻がより速やかに落下して、迅速に煙と悪臭を遮断することができる。
また、吸殻廃棄前に消火確認が可能であるため、廃棄作業時の安全性を向上させることができる。
図1に示すとおり、本考案の吸殻回収装置10は、遊技機11の前面下部に、上記遊技機11の幅方向に沿って設けられたテーブル12の上面部に、上記テーブルの長さ方向に沿って所定間隔をもって配設された灰皿12aと、上記テーブル12の下面部に、上記テーブル12の長さ方向に沿って配設され、上記灰皿12a内部に設けられた孔部(図示せず)から落下する吸殻を搬送しうる、筒状に形成された吸殻搬送部13と、上記吸殻搬送部13によって搬送された吸殻を回収する、着脱可能に配設された吸殻回収箱14とを有する。
上記吸殻回収箱14は、図2に示すとおり、所定の高さ寸法を有して全体略直方体に形成された回収箱本体14aと、上記回収箱本体14aの内方上半部に着脱可能に内装される煙遮断部15とを備え、上記煙遮断部15は全体略直方体形状に形成され、長さ方向側面板部16と幅方向側面板部17とを有している。
また、上記回収箱本体14aの一方の幅方向側面板部14bの上半部には、透明樹脂板21で形成された窓部22が設けられている。
また、図3に示すとおり、上記一方の幅方向側面板部17aから対向する他方の幅方向側面部17bへ向かって、2枚の煙遮断用板部18a、18cが突出して配設されるとともに、高さ方向において、上記煙遮断用板部18a,18cの中間位置において、上記他方の幅方向側面板部16bから対向する上記一方の側面板部16aに向かって1枚の煙遮断用板部18bが突出して配設されている。
上記煙遮断板部18a、18b、18cは、上記煙遮断部15の幅方向側面板部17の長さ寸法と同一の長さ寸法を有している。
また、上記煙遮断板部18a、18b,18cは、それぞれ幅方向側面板部17a、17bに対して所定角度下方へ向かって配設されている。
また、回収箱本体14aの内部の底部20には、二酸化炭素ガス19が注入されている。
図1に示す通り、本考案に係る吸殻回収装置10の吸殻回収箱14は、遊技台11で構成されたしまの幅方向一端に設けられ、吸殻搬送部13で運ばれた吸殻を溜留する構成となっている。
上記吸殻回収箱14は、図2、図3に示すとおり、回収箱本体14aの上方から、上記回収箱本体14の長さ方向及び幅方向の内寸と略同一寸法を有する、略直方体に形成された煙遮断部15が挿入されて、上記回収箱本体14aの上半部内方に嵌合されている。
以下に、上記構成における作用について説明する。
吸殻搬送部13によって搬送された吸殻(図示せず)は、図3に示すとおり、矢印Aの方向から、吸殻回収箱14に落下する。
吸殻は、煙遮断用板部18aの表面を滑り落ち、煙遮断用板部18b、18cの表面を順次滑り落ち、二酸化炭素ガス19で満たされた、上記回収箱本体14の底部20に落下する。
上記二酸化炭素ガス19は、上記窓部22の高さ方向上端部に設けられた小孔23よりスプレー等(図示せず)の手段を用いて注入される。
なお、上記小孔23の裏面には、上記吸殻回収箱14内部から煙や臭気が漏れないため、板バネ等で構成された蓋部24が設けられている。
注入された二酸化炭素は、空気より比重が大きいことから外部に放出されることなく、常に回収箱底部20付近に滞留している。
このため吸殻の火が消火されていなくても、吸殻が上記回収箱14の本体底部20に落下すると、吸殻の周囲が二酸化炭素ガス19で満たされ、吸殻への酸素の供給が遮断され、吸殻の燃焼は速やかに停止して消火される。
また、消火前に吸殻から煙が発生した場合であっても、図3に示すとおり、煙が外部に放出されるためには、流路が矢印Aに示すとおり複雑な略S字形状を通る必要があるため、外部に漏出される前に上記煙遮断用板部18a〜18cによって遮断される。
このため、煙や煙に起因する悪臭が外部に漏れ出すことが防止される。
また、水を用いることなく、吸殻が速やかに消火されることから、火災の危険性がないと共に、溜まった吸殻を捨てる場合であっても、重くならず、かつ煙草が水に溶け出すことで発生する悪臭も防止され、内部の清掃も容易となる。
更に、上記煙遮断部15が着脱可能であることから、上記煙遮断部15を外すことで、内部の吸殻が廃棄し易くなる。
また、窓部22から上記回収箱14の内部を視認できるため、煙の発生状況等を把握することで、火災発生の防止が可能である。
また、吸殻廃棄前に消火確認が可能であるため、廃棄作業時の安全性を向上させることができる。
図4に示すとおり、煙遮断部15の煙遮断用板部18d、18e、18fの形状を、長さ方向断面において円弧状に湾曲させて形成することもできる。
本実施例においては、最上位の煙遮断用板部18dは長さ方向断面において上方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成され、その他の煙遮断用板部18b、18cは長さ方向断面において下方に向かって湾曲して形成されている。
吸殻搬送部13によって搬送された吸殻は、図4に示すとおり、矢印Bの方向から、吸殻回収箱14に落下する。
吸殻は、煙遮断用板部18dの表面を滑り落ち、煙遮断用板部18e、18fの表面を経由し、上記回収箱本体14の底部20に落下するが、この際、煙遮断用板部18d、18e、18fの表面が曲面となっているため、実施例1と比較して、よりスムーズに吸殻が落下する。
従って、実施例1の効果に加え、煙遮断用板部18d、18e、18f上に吸殻がより滞留しにくくなるという効果を呈する。
また、上記煙遮断用板部の下方に向かっての傾斜角度についても、自由に変更することが可能である。
また、二酸化炭素は、ハンディータイプのスプレーによって直接注入する他、別途供給用配管等を設けて注入しても良い。
更に、上記実施例2においては、最上部の煙遮断用板部を長さ方向断面において上方に向かって膨出した円弧状に湾曲して形成し、その他の煙遮断用板部を長さ方向断面において下方に向かって膨出した円弧状に湾曲して形成したが、湾曲方向の組み合わせは任意であり、変更しても同様の作用効果を得ることができる。
また、吸殻回収箱に吸殻を搬送するための搬送手段については、灰皿に廃棄された吸殻を速やかに上記吸殻回収箱に搬送できる手段であれば、任意の手段、例えば、回転するベルト若しくはチェーンに廃棄吸殻を載せて搬送する方法、若しくは螺旋部材を回転させて搬送する方法等を自由に選択することができる。
11 遊技機
12 テーブル
12a灰皿
13 吸殻搬送部
14 吸殻回収箱
14a回収箱本体
14b回収箱本体14aの一方の幅方向側面板部
15 煙遮断部
16 煙遮断部の長さ方向側面板部
17 煙遮断部の幅方向側面板部
17a煙遮断部の一方側幅方向側面板部
17b煙遮断部の他方側幅方向側面板部
18a煙遮断用板部
18b煙遮断用板部
18c煙遮断用板部
18d煙遮断用板部
18e煙遮断用板部
18f煙遮断用板部
19 二酸化炭素ガス
20 回収箱本体底部
21 透明樹脂版
22 窓部
23 小孔
24 蓋部
70 吸殻回収箱
71 水
Claims (10)
- 遊技機の前面下部に、上記遊技機の幅方向に沿って設けられたテーブルの上面部に、上記テーブルの長さ方向に沿って所定間隔をもって配設された灰皿と、上記テーブルの下面部に、上記テーブルの長さ方向に沿って配設され、上記灰皿に設けられた孔部から落下する吸殻を搬送しうる、筒状に形成された吸殻搬送部と、上記吸殻搬送部によって搬送された吸殻を回収する、着脱可能に配設された吸殻回収箱とを有する吸殻回収装置であって、
上記吸殻回収箱内には、内方へ互いに突出する複数の煙遮断用板部が高さ方向に沿って交互に設けられていることを特徴とする吸殻回収装置。 - 上記吸殻回収箱は、所定の高さ寸法を有して全体略直方体に形成された回収箱本体と、上記回収箱本体の内方上半部に着脱可能に内装される煙遮断部とを備え、上記煙遮断部は全体略直方体形状に形成され、長さ方向側面板部と幅方向側面板部とを有し、上記煙遮断用板部は、上記一方の幅方向側面板部から対向する他方の幅方向側面部へ向かって突出して配設されていることを特徴とする請求項1記載の吸殻回収装置。
- 上記煙遮断板部は、上記煙遮断部の幅方向側面板部の長さ寸法と同一の長さ寸法を有していることを特徴とする請求項1または2記載の吸殻回収装置。
- 上記煙遮断板部は、幅方向側面板部に対して所定角度下方へ向かって配設されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の吸殻回収装置。
- 上記煙遮断用板部は、長さ方向断面において上方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の吸殻回収装置。
- 上記煙遮断用板部は、長さ方向断面において下方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の吸殻回収装置。
- 上記煙遮断用板部の内、最上位に位置する煙遮断用板部は、長さ方向断面において上方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成されると共に、他の煙遮断用板部は、長さ方向断面において下方に向かって膨出する円弧状に湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の吸殻回収装置。
- 上記煙遮断用板部は、上記煙遮断部の内方において一方の幅方向側面板部に2枚配設されると共に、他方の幅方向側面板部に1枚配設されていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の吸殻回収装置。
- 上記吸殻回収箱の内部に二酸化炭素ガスが注入されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項記載の吸殻回収装置。
- 上記吸殻回収箱本体の一方の幅方向側面板部には、透明樹脂製の窓部が設けられていることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の吸殻回収装置。
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JP2007010021U JP3140283U (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 吸殻回収装置 |
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JP2007010021U Expired - Lifetime JP3140283U (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 吸殻回収装置 |
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JP (1) | JP3140283U (ja) |
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2007
- 2007-12-28 JP JP2007010021U patent/JP3140283U/ja not_active Expired - Lifetime
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