JP3140227B2 - ウエハ熱処理方法およびこれに用いるガードリング構造 - Google Patents
ウエハ熱処理方法およびこれに用いるガードリング構造Info
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およびこれに用いるガードリング構造に関する。
ニール装置とも言う。)を用いて短時間熱処理(アニー
ル)する方法については、文献I:「“ラピッド サー
マルプロセシング システム(Rapid Therm
al ProcessingSystem)”:ア レ
ヴィユー ウイズ エンファシーズ オン テンペラチ
ャー コントロール(A Review with e
mphasis on temperature co
ntrol),ジャーナル オブ ヴァキューム サイ
エンス テクノロジー(J.Vac.Sci.Tech
nol),vl.B8,No.6,(1990)p.1
249−1259」に開示されている。この文献には、
短時間アニールを実現するための技術として、タングス
テン−ハロゲンランプおよびキセノンアークランプを光
源として用いるランプアニール装置の加熱原理および特
徴について開示されている。
源は、主波長が約1μmであるため、シリコン(Si)
やガリウムヒ素(GaAs)等の通常使用されている半
導体材料の基礎吸収端と重なる。このため、これら材料
は熱線すなわち赤外線の吸収効率が0.7−0.9と高
く、それゆえ、これら材料のウエハを高温かつ短時間で
行なえるという利点がある。また、このランプアニール
装置は、特に、加熱温度および雰囲気の高精度制御が可
能であるため、ウエハ内での拡散不純物の分布を精確に
制御でき、従って、従来の他の加熱装置例えば熱拡散装
置等と比べて有利であり、注目を集めている。
い、ウエハに層厚の薄い拡散層を形成する技術、薄いゲ
ート絶縁膜形成技術およびポリシリコン膜形成技術が必
要となってきている。このような素子形成プロセスの観
点からみても、上述した熱線を利用するランプアニール
技術は熱線を用いない他のアニール技術よりも有利であ
る。
ガラス製の反応炉内の処理空間に設けたホルダーにウエ
ハを搭載し、反応炉外からウエハに対してハロゲンラン
プ等の適当な光源から赤外放射を照射する。ウエハはそ
の波長の光を吸収するので、ウエハを所定の温度、例え
ば、800−1000℃程度に加熱することが可能とな
る。
合、通常の加熱状態では、ウエハはその中心部は高温と
なり周縁部では温度が低くなっている。例えば、6イン
チウエハを例にとって説明すると、ウエハ端から10m
m以内の領域で約5〜10℃程度の急激な温度低下を生
じることがわかっている。このような温度勾配は、ウエ
ハ全面にわたる放射温度を不均一にするため、ウエハの
結晶に場所的な応力差を生じさせてしまう。このため、
ウエハにすべり線(Slip line)として知られ
る破断(fracturing)その他の結晶欠陥が生
じ、極端な場合には焼き歪み(warpage)が生じ
てしまう。
生するのを回避するためには、アニール中、ウエハをそ
の表面全体にわたり均一な温度に維持することが少なく
とも必要となる。そこで、次の3通りの方法が考えられ
る。
を複数のゾーンに分割して、その各々のゾーンを独立に
制御し、ウエハの周縁部に近いゾーンのランプ出力を中
心部側のゾーンのランプ出力よりも高める方法である。
近接位置にウエハ周辺に沿った形状のリングランプを設
けてウエハの周縁部の加熱効率をタックする方法であ
る。
−291118号公報」に開示されている方法であっ
て、ウエハホルダーの外周囲にこれとは離間させて断面
ほぼT字形状をしたサセプタリングを配設する方法であ
る。このサセプタリング10は、その一部分を欠いて溝
または空隙12を形成した不完全型のリング構造の部材
であり、この構造を図5の(A)に平面図で概略的に示
し、また、サセプタリング10とウエハ14とを間隙1
6を介して互いに配置したときの、これらの高さ方向の
位置関係を図5の(B)に部分的概略図で示してある。
方法では、ランプからの照射光は平行光であるが、この
照射光自体が放射光であるため、ウエハ領域を局所加熱
することが難しく、そのため、ウエハ周縁部の温度補償
を適正に行なうことが困難である。
応炉内の処理空間内に設ける必要があるため、リングラ
ンプをウエハステージ(ウエハホルダー)に何らかの方
法で固定しなければならず、従って、ウエハステージの
構造自体が複雑、大型かつ高価となる。しかも、リング
ランプを反応炉外のランプとは別個に制御する必要があ
るので、内外のランプ出力のバランスおよび制御のタイ
ミングを取るのが困難となり、ウエハの周縁部分の温度
低下を防止出来たとしても、ウエハ全体のランプからの
照射にバラツキが生じてしまう。そのため、熱応力に起
因するすべり線の発生を抑制出来ない。
提案されたサセプタリング10を使用することにより、
ウエハの「すべり線」損傷を概ね減少させると説明され
ている。しかし、文献IIにかかる発明者等は実際には
実験を行なっていないようであり、従って、サセプタリ
ング10の溝または空隙12に対するウエハ14の向き
(ウエハのオリエントフラット部の位置)が、「すべり
線」損傷の発生にどのように関係するかについての具体
的な実験データが示されておらず、サセプタリング10
とウエハの向きとの関係のいかんにかかわらず、「すべ
り線」損傷を概ね減少させるとは言い切れない。
面T形状のサセプタリングに対応するリングとして、厚
みが一定(断面形状は矩形)なガードリングを用いて、
このリングの空隙とウエハのオリエンテーションフラッ
ト部との位置関係が「すべり線」損傷の発生の有無にど
のように影響が出るかを実験して調べてみた。その結果
を図6の(A)および(B)を参照して説明する。
チョクラルスキー(Czochralski)法で単結
晶引き上げした面方位<100>で6インチ(1インチ
は約2.54cm)径の円板状のシリコン(Si)基板
で、そのオリエンテーションフラット部を22で示す。
基板20の不純物濃度は、B(ホウ素)イオンで5×1
015cm3 である。また、ガードリング24およびウエ
ハ20の材料として次式(1)で与えられる係数b(但
し、この式においてガードリング24の係数をbR 、ウ
エハ自体の係数をbS して表す。)と実質的に一致する
ようにした。
有の放射率、Cは材料の比熱、ρは密度およびhは材料
の厚さである。さらに、この実験ではガードリング材料
としてSiCを被覆(コーティング)したカーボンを用
いた。これにより、両者の係数bを、bR /bS ≒1.
0の関係となるようにし、これにより加熱時に材料から
の熱反射の効率を高めるようにした。また、ガードリン
グ24は、ウエハ20よりやや大きい内径を有する等幅
の開放型リングとなっていて、両終端面24aおよび2
4b間に約40mmの開口部26(従来のサセプタリン
グの溝または間隙に相当する。)が存在する。この開口
部26は、ウエハ20をホルダー(図示せず。)に移載
するときの治具(ロボットアーム)がウエハ20に装着
出来るようにしてある。
のようなウエハ20の周囲に近接し、また、それぞれの
膜厚の中心を互いに一致させて、配置する。このとき、
ガードリング24をウエハ20の周縁から約1mmの間
隔となり、しかも、オリエンテーションフラット部22
が開口部26とは正反対側に位置するように、両者を配
置した(図6の(A))。
雰囲気中で、反応炉外のハロゲンランプから両者20お
よび24に対して赤外線照射を行なって、1200℃の
ウエハ温度で10秒間酸化した。
ーレン光学系を利用した反射鏡により、「すべり線」損
傷が発生しているかを調べ、その結果を図6の(B)に
概略的に示した。この図からも理解出来るように、ウエ
ハは依然として「すべり線」損傷28が生じていること
がわかった。この「すべり線」損傷28を図6の(B)
では点線内に短い線分で模式的に示してある。
とウエハ20のオリエンテーションフラット部22との
位置関係が「すべり線」損傷の発生の有無に重大な関係
があることを発見した。
踏まえ、従来の問題点を出来るだけ解消しようとしてな
されたものである。
全体にわたって温度分布を均一に出来る、ウエハの加熱
処理方法を提供することにある。
いて好適なガードリング構造を提供することにある。
め、この発明の方法によれば、反応炉内の加熱処理空間
において、オリエンテーションフラット部を有するほぼ
円板状のウエハの外周囲に、少なくとも一か所に開口部
を有する、ほぼリング状のガードリングを前記ウエハに
対して近接させて、かつ、それぞれの厚みの中心を一致
させて配設し、これらウエハとガードリングの少なくと
も一方の面側を、前記反応炉外の赤外放射源から赤外線
照射を行なって前記ウエハを熱処理するに当たり、この
ウエハのオリエンテーションフラット部を、前述のガー
ドリングの開口部側にこれと対向させて前述のウエハを
配設して前述の熱処理を行なうことを特徴とする。
適なガードリング構造によれば、このガードリングに、
該ガードリングの開口部を画成する両端部間をこの開口
部を迂回して橋絡する補助リング部をもうけたことを特
徴とする。
においては、この補助リング部の一つの断面をほぼ
「コ」の字形状とするのが良い。
実施例においては、このガードリングを、カーボンまた
はカーボン含有材料で形成した本体部と、この本体部の
表面を被覆している、シリコン層またはシリコンカーバ
イド層とをもって形成するのが良い。
リエンテーションフラット部とガードリングの開口部と
を対向させて両者を配設してある。この配置関係にある
ことにより、後述する実験結果からも明らかなように、
「すべり線」損傷の発生を抑制することが出来る。その
理由は定かではないが、ランプ加熱をすると、ウエハの
オリエンテーション部での熱放射分布の変化をガードリ
ングの開口部付近の熱放射分布が補うと考えられ、これ
により、ウエハ全面での温度分布が実質的に均一とな
り、均一な加熱となるからであると推測出来る。
と、これを用いて赤外放射ランプによるウエハの加熱を
行なうと、補助リング部がない従来の形状のガードリン
グを用いた場合と同様に、この熱処理によってウエハに
「すべり線」損傷が発生することがない。このガードリ
ング構造であると、ウエハ全面での温度分布が一層均
一、すなわち均一な加熱となると推測され、しかも、ガ
ードリング構造自体の機械的強度も高まるので、従来の
形状のガードリングと比較して使用上さらに好都合であ
る。
ウエハを用いてデバイスを形成した場合、このデバイス
の動作特性に実質的な影響が現れない程度にまで「すべ
り線」の発生を抑えることが出来るという程度の加熱を
意味するものとする。たとえば、6インチのシリコンウ
エハの場合には、中心部と周縁部との温度差が±5℃以
内となるような加熱は均一加熱と考えてよい。勿論、こ
の均一加熱でのウエハの中心部と周縁部との温度差の範
囲は、ウエハの大きさや材料その他の条件によって個別
的に異なる。また、ウエハとは、デバイス領域が作り込
まれていないいわゆる基板自体のものであっても、デバ
イス領域が作り込まれている中間状態のものであって
も、また、いわゆる基板上に別の層を成膜した状態のも
のであっても、或いは、ウエハにある程度デバイスとし
て完成していてアニールだけを行なえば良い状態のもの
であって、デバイス作成に用いる板状または層状のもの
であってアニールが必要な状態にあるものであって良
い。
つき説明する。尚、図はこの発明が理解出来る程度に各
構成成分の形状、大きさおよび配置関係を概略的に示し
ているにすぎない。
の配置関係を示す平面図であり、(B)は、熱処理済み
のウエハの「すべり線」損傷の発生状態を調べた結果を
模式的に示した図である。尚、図中、ハッチングは断面
を示しているのではなく、ウエハ20とガードリング2
4とを強調して示したにすぎない。
よびガードリング24は、図6の(A)で説明した、こ
の出願の発明者等の実験で用いたものと材料、寸法その
他において同じものを用いた。
ードリング24とを上述した実験例の場合とは異なる配
置とし、この実施例の場合には、ウエハ20のオリエン
テーション部22の中心に開口部26の中心がほぼ一致
するように、両者を配置させた(図1の(A))。
をホルダー30のピンで支持した状態を示す図で、断面
の切り口を示してある。このホルダー30自体を90℃
毎に4か所に設けたピン32および34でウエハおよび
ガードリングをそれぞれ支持する。このホルダー30の
構造はこの発明の要旨でないのでその詳細な説明は省略
するが、この構造自体は別の構造であっても良い。
場合と同様に、赤外放射ランプから赤外放射を行なっ
て、ウエハ20とガードリング24に対して短時間熱処
理を行なった。熱処理済みのウエハ20を、シュリーレ
ン光学系を利用し反射鏡を用いて「すべり線」損傷を観
察した結果を図1の(B)に示す。この観察の結果、
「すべり線」損傷が全く観察されなかったので、加熱時
のウエハ全面の放射熱分布は均一であったことが理解出
来る。
ラット部22とウエハ20の円形周縁部との交差点を、
ガードリング24の開口部26の中心とほぼ一致させた
配置関係で、前述と同様なウエハ熱処理を行なったとこ
ろ、前述の図1の(B)に示したと同様に、処理済みの
ウエハには「すべり線」損傷が全く観察されなかった。
からある程度回転させて、オリエンテーションフラット
部22が開口部26とは対向しないように、ウエハ20
をガードリング24に対して配置して上述した実施例の
場合と同様なウエハ加熱処理を行なったところ、オリエ
ンテーション部22が開口部26から離れるに従って
「すべり線」損傷が発生し、ある程度離れると、図6の
(A)および(B)で説明したと同様な状態となること
がわかった。
ガードリング24自体であり、これはリング状の形状を
していて、そのリングの一部を切り欠いて、この切り欠
きの端面24aおよび24b間で開口部26を画成した
構造となっている。
ング構造は、ガードリング24とこれに設けた補助リン
グ部38とをもって構成している。この補助リング部3
8はガードリング24と同じ材料および幅で形成するの
が特に好ましい。この補助リング部38で、ガードリン
グ24の両端部を橋絡させるが、その場合、開口部26
を迂回する構造とする。従って、好ましくは、この補助
リング部38の縦断面は、「コ」の字状形状とするのが
良い。そして、好ましくは、この補助リング部38のウ
エハと平行と成る面がウエハ20の面から約3〜5mm
程度はなれるように構成するのが良い。このガードリン
グ24と補助リング部38との結合(接続)は、適当に
行なえば良い。
助リング部38を取りつけたガードリング構造を示した
斜視図である。補助リング部38は、開口部26を迂回
するようにガードリング24に取りつけてあるので、ウ
エハ移載用治具(ロボットアーム)40がガードリング
24に形成してある開口部26を通りウエハ20を操作
することが出来る。図示例では、アーム40が開口部2
6を通りウエハ20の下側にアクセスしている状態を示
している。
に設けてなるガードリング構造を用いて、図1の(A)
と同様な配置関係にして前述と同様なウエハ加熱処理を
行なったところ、図1の(B)で示したと同様に、熱処
理済みウエハには「すべり線」損傷は全く見られなかっ
た。
効率良くウエハに及び、その結果、ウエハ全面における
放射熱分布が一層均一となり、従って、温度分布も一層
均一となったためであると推測出来る。
て、ウエハの厚みを一定とし、ガードリングの厚みを変
えて、熱処理を行なって「すべり線」損傷の発生状態を
調べたところ、少なくともガードリングの厚みがウエハ
の厚みと同程度かそれ以上でないと、ウエハに「すべり
線」損傷が発生してしまうことがわかった。しかし、熱
処理中、ウエハ全面の温度分布を実質的に均一にするこ
とが出来るガードリングの厚みは、最大でもウエハの厚
みの2倍程度が限度であると考えられる。
構成する材料としてSiCを被覆(コーティング)した
カーボンを用いた例につき説明したが、これに何ら限定
されるものではなく、ガードリングの材料とウエハの材
料との間の上述した式(1)で与えられる係数の比の値
が1に等しいかまたは1に近く成る材料を用いることが
出来る。例えば、ガードリング構造を、グラファイトを
本体部としてこれにシリコンまたはシリコンカーバイト
の層を被覆して形成しても良いし、或いは、カーボンを
本体部としてこれにシリコン層を被覆して形成しても良
い。また、本体部にコーティングをつけるのは、式
(1)中のεをウエハのεと近づけるためである。この
コーティング膜の膜厚は1μm程度でよいが、この膜厚
は実質的な影響は与えないと考えられる。
シリコンウエハの例につき説明したが、これに何ら限定
されるものでなく、GaAsその他の化合物半導体のウ
エハであってもよい。
テン−ハロゲンランプやキセノンアークランプはもとよ
り、それ以外の赤外放射可能なランプであれば良い。
の発明のウエハ熱処理方法によれば、ウエハのオリエン
テーション部をガードリングの開口部に対向させて配置
して赤外放射による加熱を行なっているので、ウエハの
全面において加熱温度をほぼ均一にすることができ、従
って、この熱処理を受けたウエハには「すべり線」損傷
は発生しない。例えば、6インチウエハの場合では、中
心部と周縁部との温度差を±3℃以内に抑えることが可
能となる。
れを用いて赤外放射ランプによるウエハの加熱を行なう
と、ガードリングおよび補助リング部からの放射熱がウ
エハの放射熱の不均一を補償してウエハ全面にわたる加
熱を均一にする効果を及ぼすので、補助リング部がない
従来の形状のガードリングを用いた場合と同様に、この
熱処理によってウエハに「すべり線」損傷が発生するこ
とがない。さらに、このガードリング構造であると、ガ
ードリング構造自体の機械的強度も高まるので、従来の
形状のガードリングと比較して使用上さらに好都合であ
る。
およびガードリング構造によれば、ランプアニールによ
り短時間で、しかも、ウエハに「すべり線」損傷を生ず
ることなく、ウエハの熱処理を行なうことが出来る。
エハとガードリングとの位置関係を示す平面図および
(B)は熱処理済みのウエハに「すべり線」損傷が生じ
ていないという実験結果を説明するための模式図であ
る。
を支持するホルダーの説明図である。
補助リング部を設けたガードリング構造の説明に供する
図1の(A)と同様な平面図である。
る斜視図である。
来のサセプタリングの平面図および(B)は、サセプタ
リングとウエハのそれぞれの厚み方向での位置関係を説
明する図である。
理方法の説明に供する、ウエハとガードリングとの配置
関係と「すべり線」損傷の発生の有無との関係を説明す
るための図で、(A)はウエハとガードリングとの配置
関係を説明するための平面図であり、(B)は熱処理後
のウエハに「すべり線」損傷が生じている実験結果を説
明するための模式図である。
ンフラット部 24ガードリング、 24a,24b:端面 26:開口部、 30:ホルダー 32,34:ピン、 38:補助リング部 40:治具(またはアーム)。
Claims (4)
- 【請求項1】 反応炉内の加熱処理空間において、オリ
エンテーションフラット部を有するほぼ円板状のウエハ
の外周囲に、少なくとも一か所に開口部を有する、ほぼ
リング状のガードリングを前記ウエハに対して近接させ
て、かつ、それぞれの厚みの中心を一致させて配設し、 これらウエハとガードリングの少なくとも一方の面側
を、前記反応炉外の赤外放射源から赤外線照射を行なっ
て前記ウエハを熱処理するに当たり、 前記ウエハのオリエンテーションフラット部を、前記ガ
ードリングの開口部側にこれと対向させて前記ウエハを
配設して前記熱処理を行なうことを特徴とするウエハ熱
処理方法。 - 【請求項2】 反応炉内の加熱処理空間において、オリ
エンテーションフラット部を有するほぼ円板状のウエハ
の外周囲に、少なくとも一か所に開口部を有する、ほぼ
リング状のガードリングを前記ウエハに対して近接させ
て、かつ、それぞれの厚みの中心を一致させて配設し、 これらウエハとガードリングの少なくとも一方の面側
を、前記反応炉外の赤外放射源から赤外線照射を行なっ
て前記ウエハを熱処理する方法に使用する当該ガードリ
ング構造において、 前記ガードリングに、該ガードリングの開口部を画成す
る両端部間を該開口部を迂回して橋絡する補助リング部
を具えることを特徴とするガードリング構造。 - 【請求項3】 請求項2に記載の補助リング部の一つの
断面をほぼ「コ」の字形状としたことを特徴とするガー
ドリング構造。 - 【請求項4】 請求項2に記載のガードリングを、カー
ボンまたはカーボン含有材料で形成した本体部と、この
本体部の表面を被覆している、シリコン層またはシリコ
ンカーバイド層とをもって形成してあることを特徴とす
るガードリング構造。
Priority Applications (1)
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JP04318330A JP3140227B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ウエハ熱処理方法およびこれに用いるガードリング構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP04318330A JP3140227B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ウエハ熱処理方法およびこれに用いるガードリング構造 |
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- 1992-11-27 JP JP04318330A patent/JP3140227B2/ja not_active Expired - Lifetime
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