JP3140131U - 壁面収納足置き台 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な構成で、使用時に手間がかからず、操作性や利用性などに優れた壁面収納足置き台を提供する。
【解決手段】この壁面収納足置き台100は、使用状態における足置き台本体1の壁面3からの距離を調節可能であり、かつ、この調節された壁面3からの距離にある足置き台本体1の一端側を中心として足置き台本体1を回動可能な取付金具4,4を備え、足置き台本体の収納状態(1a)では、足置き台本体の他端側が壁面3に持たれ掛かるように弾性付勢力が付与される一方、足置き台本体の使用状態(1b)では、この弾性付勢力に抗して足置き台本体の他端側が重力で床面2上に載置されるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、壁面収納足置き台に関するものであって、例えばゲームセンター、パチンコ等の娯楽施設において使用可能な壁面収納足置き台に好適である。
従来、ゲームセンター、パチンコ等の娯楽施設においては、ユーザは長時間にわたり座席に腰掛けたまま同一姿勢でゲームを続けることが多いため、足の疲れやむくみが生じるなどの不具合があったが、施設側では客の入れ替わりを促進するために、かかる不具合に対してほとんど対処することはなかった。そこで、ユーザは、その疲労等を軽減するために小箱などの代替品を足置き台として使用することがあった。
しかし、ゲーム機等を載せる台の壁面と座席との間が狭隘であるから、ユーザがその足置き台を使用しない場合には、通行性を阻害するだけのものとなる。また、掃除等を行う場合には、その都度、足置き台を取り除いて、掃除等の終了後に元の位置に復帰させる必要がある。
これでは、足置き台の置き場所を別途確保しておかなければならず、通常は適当な壁面に立て掛けておくものと推察される。その場合には、何らかの原因で足置き台が倒れこむことがあり、安全上の問題があった。また、足置き台が破損し、さらには足置き台が紛失するおそれ等の問題もあった。
その一方、足置き台を座席に対向する壁面に収納する、いわゆる壁面収納足置き台として、例えば特許文献1のような自動車の座席が公知である。ここでは、板状の足置き部材の一側にヒンジを介して取付ブラケットを連設し、座席背面に上記足置き部材の埋設される凹部を設け、上記凹部の一側に足置き部材の取付ブラケットを固着し、足置き部材を座席背面より取出し自在に構成している。
実開昭60−87828号公報
しかしながら、前記特許文献1では、自動車の座席ように、エンジンの振動が伝わって、それ自体も振動することが前提とされるものであるので、足置き部材を座席背面に収納するときには、その凹部の上側に、該足置き部材の他側を保持するための保持部材が設けられている。
ここで、足置き部材を座席背面から取出して使用状態とするときには、ユーザは、一方の手で足置き部材の他側を保持しながら、他方の手で前記保持部材の係止を解除する必要があるし、その逆に、足置き部材を使用状態から座席背面に収納するときにも、ユーザは、一方の手で足置き部材の他側を保持しながら、他方の手で前記保持部材の係止を行う必要がある。したがって、従来の壁面収納足置き台は、保持部材を必要するため高価な構成となっており、また操作の手間がかかるといった問題があった。
また、前記足置き部材は、その使用状態では、座席背面から常に一定の距離にあることから、子供や大人であっても、その体格が平均的なユーザから大きく異なるものにとっては利用しづらいものであった。
本考案は、上記事情に鑑みたものであり、その目的とするところは、従来例のような保持部材をなくすことにより、安価な構成で、使用時に手間がかからず、操作性や利用性などに優れた壁面収納足置き台を提供することである。
ところで、ゲームセンター、パチンコ等の娯楽施設の座席では、通常は振動することが前提とされないので、前記特許文献1のような保持部材を必ずしも設ける必要はない。そこで本考案は、平面視で略四角形の足置き台本体を、床面上に立設された壁面に持たせ掛けて収納する収納状態と、該足置き台本体を前記壁面から離間させて使用する使用状態とをとりうるように構成した壁面収納足置き台であって、前記使用状態における足置き台本体の壁面からの距離を調節可能であり、かつ、前記調節された壁面からの距離にある足置き台本体の一端側を中心として該足置き台本体を回動可能な取付金具を備え、前記足置き台本体の収納状態では、該足置き台本体の他端側が壁面に持たれ掛かるように弾性付勢力が付与される一方、足置き台本体の使用状態では、この弾性付勢力に抗して該足置き台本体の他端側が重力で床面上に載置されるように構成したことを特徴とするものである。
本考案によれば、前記使用状態における足置き台本体の壁面からの距離を調節可能であり、かつ、前記調節された壁面からの距離にある足置き台本体の一端側を中心として該足置き台本体を回動可能な取付金具を備え、前記足置き台本体の収納状態では、該足置き台本体の他端側が壁面に持たれ掛かるように弾性付勢力が付与される一方、足置き台本体の使用状態では、この弾性付勢力に抗して該足置き台本体の他端側が重力で床面上に載置されるように構成したので、足置き台本体を壁面から離間させて使用状態とするときには、ユーザは、片手で足置き台本体の他端側を手前に引っ張るだけでよく、その逆に、足置き台本体を使用状態から壁面に収納するときにも、ユーザは、片手だけで足置き台本体の他端側を保持しながら奥側に押し込むだけでよい。したがって、従来の壁面収納足置き台のような保持部材を必要しないため安価であり、手間がかからないため操作性に優れるものとなる。
また、前記足置き台本体は、壁面からの距離を変更できることから、ユーザの体格に応じた位置に足置き台本体を調節することにより、そのユーザが最も快適となる姿勢をとることができるようになる。
請求項2記載の考案のように、前記取付金具は、足置き台本体の少なくとも左右に1対だけ設けることが好ましい。
請求項2記載の考案によれば、前記取付金具は、足置き台本体の少なくとも左右に1対だけ設けるので、より安定した操作が可能となる。
請求項3記載の考案のように、前記取付金具は、壁面に固着され、長手方向に1又は複数の孔が穿設された第一の長尺部材と、足置き台本体の一端側に固着され、長手方向に1又は複数の孔が穿設された第二の長尺部材と、両長尺部材のいずれか1の孔同士を挿通可能な回動軸と、前記回動軸を中心として両長尺部材を相対的に回動させたときに、該両長尺部材の前記回動軸側とは反対側が、互いに離間する方向に弾性付勢力を付与するバネ部材とを備えたものであることが好ましい。
請求項3記載の考案によれば、前記取付金具は、壁面に固着され、長手方向に1又は複数の孔が穿設された第一の長尺部材と、足置き台本体の一端側に固着され、長手方向に1又は複数の孔が穿設された第二の長尺部材と、両長尺部材のいずれか1の孔同士を挿通可能な回動軸と、前記回動軸を中心として両長尺部材を相対的に回動させたときに、該両長尺部材の前記回動軸側とは反対側が、互いに離間する方向に弾性付勢力を付与するバネ部材とを備えたものであるので、足置き台本体を壁面から離間させて使用状態とするときには、ユーザは、片手で足置き台本体の他側を手前に軽く引っ張るだけでよく、その逆に、足置き台本体を使用状態から壁面に収納するときにも、ユーザは、片手だけで足置き台本体の他側を保持しながら奥側に軽く押し込むだけでよい。したがって、従来の壁面収納足置き台に比べて、より手間がかからないため操作性に一層優れたものとなる。また、前記取付金具により、足置き台本体の位置調節を確実に行うことができるので、便利である。
請求項4記載の考案のように、前記取付金具の第一の長尺部材は、前記壁面に取付可能な介装部材に固着されていることが好ましい。
請求項4記載の考案によれば、前記取付金具の第一の長尺部材は、前記壁面に取付可能な介装部材に固着されているので、前記壁面に対し前記足置き台本体が着脱自在となり、その交換等が容易となるから便利である。例えば第一の長尺部材と介装部材との間は溶接等で固着され、介装部材と壁面との間はビスや両面テープ等で取り付けられる。
請求項5記載の考案のように、前記足置き台本体の表面において、複数のピン状突起物を、該足置き台本体の周辺部分では比較的低く、かつ中央部分では比較的高くなるようにして、所定間隔に植設することが好ましい。
請求項5記載の考案によれば、前記足置き台本体の表面において、複数のピン状突起物を、該足置き台本体の周辺部分では比較的低く、かつ中央部分では比較的高くなるようにして、所定間隔に植設されたので、ピン状突起物に高低がつく。これにより、ユーザが足置き台本体上に足を置いたときに、その足裏に伝わる刺激が全身の疲れをとり、肩こりなどを癒し、かつマッサージ効果が得られる爽やかな気持ちを提供することができる。
ところで、収納足置き台を使用するに当たり、脱いだ靴の行き先等を解決する必要がある。そこで請求項6記載の考案のように、前記足置き台本体の上方の壁面に、一対のフックが左右方向に開閉自在となるように付設されることが好ましい。
請求項6記載の考案によれば、前記足置き台本体の上方の壁面に、一対のフックが左右方向に開閉自在となるように付設されているので、例えば靴掛けや鞄掛けとして上記足置き台本体と一体化して使用することができて便利である。
本考案によれば、前記使用状態における足置き台本体の壁面からの距離を調節可能であり、かつ、前記調節された壁面からの距離にある足置き台本体の一端側を中心として該足置き台本体を回動可能な取付金具を備え、前記足置き台本体の収納状態では、該足置き台本体の他端側が壁面に持たれ掛かるように弾性付勢力が付与される一方、足置き台本体の使用状態では、この弾性付勢力に抗して該足置き台本体の他端側が重力で床面上に載置されるように構成したので、足置き台本体を壁面から離間させて使用状態とするときには、ユーザは、片手で足置き台本体の他端側を手前に引っ張るだけでよく、その逆に、足置き台本体を使用状態から壁面に収納するときにも、ユーザは、片手だけで足置き台本体の他端側を保持しながら奥側に押し込むだけでよい。したがって、従来の壁面収納足置き台のような保持部材を必要しないため安価であり、手間がかからないため操作性に優れるものとなる。
また、前記足置き台本体は、壁面からの距離を変更できることから、ユーザの体格に応じた位置に足置き台本体を調節することにより、そのユーザが最も快適となる姿勢をとることができるようになる。
図1は本考案の一実施形態に係る壁面収納足置き台100の概略構成を示す側面図、図2は壁面収納足置き台100の使用状態における平面図である。なお、図1及び図2中、壁面収納足置き台100の使用中における使用者側から見て、その手前側を後側、その奥側を前側という。以下の図面についても同様である。
本実施形態に係る側面収納足置き台100は、図1及び図2に示すように、平面視で略四角形の足置き台本体1を、床面2上に立設された壁面3に持たせ掛けて収納する収納状態(1a)と、該足置き台本体1を、前記壁面3から離間させて使用する使用状態(1b)とをとりうるように構成したものである。
そして、前記足置き台本体100は、さらに前記使用状態における足置き台本体1の壁面3からの距離を調節可能であり、かつ、前記調節された壁面3からの距離にある足置き台本体1の前側(一端側)を中心として該足置き台本体1を回動可能な取付金具4,4を備えており、前記足置き台本体1の収納状態では、該足置き台本体1の後側(他端側)が壁面3に持たれ掛かるように弾性付勢力が付与される一方、足置き台本体1の使用状態では、この弾性付勢力に抗して該足置き台本体1の後側が重力で床面2上に載置されるように構成されている。
足置き台本体1は、例えば合成樹脂製の一体成形品、或いは、鋼製薄板を箱状に折り曲げて各端部を溶接することにより形成したものであり、各角部には適当なアール(R)をつけている。そして、足置き台本体1の裏面の前後にそれぞれ脚部16,16を備えるとともに、その表面には、複数のピン状突起物を、該足置き台本体1の周辺部分では比較的低く(12,12,・・・)、かつ中央部分では比較的高く(13,13,・・・)なるようにして、所定間隔で植設している。なお、図2中、○が比較的低いピン状突起物12,12,・・・を示しており、●が比較的高いピン状突起物を示している。
したがって、ピン状突起物12,12,・・・と、ピン状突起物13,13,・・・とで高低がつくので、ユーザが足置き台本体1に足を置くと、その足裏に伝わる刺激が全身の疲れをとり、肩こりなどを癒し、かつマッサージ効果が得られる爽やかな気持ちを提供することができるようになっている。
取付金具4,4は、壁面3に例えばタッピングビス11a,11a,・・・でもって取り付けられた介装部材11上に固着されているが、その主要部は例えば鋼製平板を所定形状に切り出したものである。ここでは、取付金具4,4は、足置き台本体1の左右1対だけ設けられることにより、その足置き台本体1の安定した操作性が得られるようになっている。ただし、足置き台本体1の中央に1対だけ、或いは、足置き台本体1の左右に2対以上設けてもよい。いずれにしても同様の構成であるので、以下では、図2における左側の取付金具4のみを説明することとした。図3はその左側の取付金具4の構成図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
すなわち、取付金具4は、図3(a)(b)に示すように、介装部材11に左右方向に所定の間隔をあけて並設され、長手方向に複数の孔5,5,・・・が穿設された第一の長尺部材6,6と、足置き台本体1に固着され、長手方向に複数の孔7,7,・・・が左右方向に穿設された第一の部材6,6間に挿入された第二の長尺部材8とを備えている。第一の長尺部材6,6の各孔5,5,・・・と、第二の長尺部材8の各孔7,7,・・・は、ともに側面視で同径の丸孔をなしており、それらが略等ピッチにて形成されている。
第一の長尺部材6,6の例えば最後端側の孔5,5と、第二の長尺部材8の例えば最前端側の孔7とが側面視で丁度重なるような位置に両長尺部材6,6,8を位置調節した状態で、両孔5,7をボルト(回動軸に相当する。)9で挿通するとともに、挿通されたボルト9の先端部分にナット9aを螺合することによりいわゆる抜け止めをしている。
また、第一の長尺部材6,6と第二の長尺部材8とを挿通するボルト9を取り巻くようにして設定されたトーションバネ(バネ部材に相当する。)10を備えている。このトーションバネ10は、前記ボルト9を取り巻くように形成された巻き部と、その巻き部から突出して直角に屈曲された一端部と、この一端部とは反対向きに屈曲された他端部とからなっており、自由状態では、一端部が他端部に対して巻き部まわりに所定角度だけ回転した位置となるように形成されている。
このトーションバネ10の一端部を左側の第一の長尺部材6の後側下方に係止するとともに、他方部をボルト9まわりに捻りを加えて回転させた状態で第二の長尺部材8の後側下方に係止する。このトーションバネ10により、ボルト9を中心として、第一の長尺部材6,6に対して第二の長尺部材8を回動させたときに、この第二の長尺部材8の後側(前記ボルト9側とは反対側)が、第一の長尺部材6,6の後側に対して離間する方向の弾性付勢力を付与するようになる。なお、トーションバネ10は、取付金具4に1つずつ設けられているが、所定の弾性付勢力を得るために必要とあれば、複数個ずつ設けてもよい。
図4は本壁面収納足置き台100の操作方法を示す説明図である。初期状態は足置き台本体1が壁面3に立て掛けられて収納された収納状態(1a)であるとする。
図1において足置き台本体1を壁面3から離間させて使用状態(1b)とする場合を考える。この場合、図4に示すように、足置き台本体1は前記図1における収納状態(1a)と使用状態(1b)との中間の状態(1c)をとるが、最初は前記収納状態(1a)に近いので、その足置き台本体1cには、回動中心Cのまわりにトーションバネ10の弾性付勢力によるトルクT(>0)がかかり、その回動中心Cから水平距離L(≦0)だけ離れた重心Gに重力Fがかかっている。
したがって、FL<Tとなり、ユーザは、足置き台本体1cの他端側(回動中心Cとは反対側)を軽く引っ張ることにより、この差分(T−FL)に相当するトルクを加えるだけで簡単に足置き台本体1cを後側に回動させることができる。
そして、足置き台本体1cの重心Gと回動中心Cとが平面視で一致した後は、その足置き台本体1cには、回動中心Cのまわりにトーションバネ10の弾性付勢力によるトルクT(>0)がかかり、その回動中心Cから水平距離L(>0)だけ離れた重心Gに重力Fがかかってくる。
したがって、FL>Tとなり、ユーザは、足置き台本体1cの他端側(回動中心Cとは反対側)を手放しても、この差分(T−FL)に相当するトルクでもって足置き台本体1cがゆっくりと回動をしつづける結果、自動的に使用状態(1b)となる。
引き続き、図1において足置き部材本体1を床面2から離間させて収納状態(1a)とする場合を考える。この場合も、図4に示すように、足置き台本体1は前記図1における収納状態(1a)と使用状態(1b)との中間の状態(1c)をとるが、最初は前記使用状態(1b)に近いので、その足置き台本体1cには、回動中心Cのまわりにトーションバネ10の弾性付勢力によるトルクT(>0)がかかり、その回動中心Cから水平距離L(>0)だけ離れた重心Gに重力Fがかかっている。
したがって、FL>Tとなり、ユーザは、足置き台本体1cの他端側(回動中心Cとは反対側)を軽く引っ張ることにより、この差分(FL−T)に相当するトルクを加えるだけで簡単に足置き台本体1cを前側に回動させることができる。
そして、足置き台本体1cの重心Gと回動中心Cとが平面視で一致した後は、その足置き台本体1cには、回動中心Cのまわりにトーションバネ10の弾性付勢力によるトルクT(>0)がかかり、その回動中心Cから水平距離L(≦0)だけ離れた重心Gに重力Fがかかってくる。
したがって、FL<Tとなり、ユーザは、足置き台本体1cの他端側(回動中心Cとは反対側)を手放しても、この差分(T−FL)に相当するトルクでもって足置き台本体1cがゆっくりと回動をしつづける結果、自動的に収納状態(1a)となる。
図5及び図6は、ともに取付金具4の調節により、足置き台本体1の壁面3からの位置を変更したときの状態を示す説明図である。
すなわち、取付金具4の第二の長尺部材8のもう1つ奥側の孔7に、前記第一の部材6,6の孔5,5を合わせてボルト9を挿通させると、図5に示すように、足置き台本体1が1ピッチだけ後退する。この場合には、足置き台本体1cの重心Gと回動中心Cとがともに、1ピッチだけ後退するが、上述したのと全く同様にして、ユーザは、足置き台本体1cを簡単に収納状態(1a)或いは使用状態(1b)とすることができる。
また、取付金具4の第二の長尺部材8のさらにもう1つ奥側の孔7に、前記第一の部材6,6の孔5,5を合わせてボルト9を挿通させると、図6に示すように、足置き台本体1がさらに1ピッチだけ後退する。この場合には、足置き台本体1cの重心Gと回動中心Cとがともに、さらに1ピッチだけ後退するが、上述したのと全く同様にして、ユーザは、足置き台本体1cを簡単に収納状態(1a)或いは使用状態(1b)とすることができる。さらに多くのピッチだけ後退するような構造としても同様である。
この実施形態では、前記足置き台本体1の上方の壁面3には、さらに一対のフック200が左右方向に開閉自在となるように付設されているものとする。ただし、その他適当な取り付けスペースがある場合には、そこに設けてもよい。
図7はフック200の概略構成図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。一対のフック200は、その主要部が鋼製の平板を切り出したものであり、例えば図7(a)〜(c)に示すように、上端に大きなアール(R)を付けた側面視L字状のフック本体201,201がヒンジ202,202を介して介装部材203に固着されている。介装部材203は、足置き台本体1の上方の前記壁面3に例えばタッピングビス204,204より取り付けられている。これにより、フック本体201,201は、ユーザが手で左右方向に開閉することができるようになっている。このフック200の本体201,201は、例えば靴掛けとして、足置き台本体1と一体化して使用することができる。また靴掛けとして使用しない場合には、手持ちの鞄を掛けるようにしてもよいし、その他種々の用途に使用できて便利である。
以上説明したように、本実施形態によれば、前記使用状態における足置き台本体1(1b)の壁面3からの距離を調節可能であり、かつ、前記調節された壁面3からの距離にある足置き台本体1の一端側を中心として該足置き台本体1を回動可能な取付金具4,4を備え、前記足置き台本体1の収納状態(1a)では、該足置き台本体1の他端側が壁面3に持たれ掛かるように弾性付勢力が付与される一方、足置き台本体1の使用状態(1b)では、この弾性付勢力に抗して該足置き台本体1の他端側が重力で床面上に載置されるように構成したので、足置き台本体1を壁面3から離間させて使用状態(1b)とするときには、ユーザは、片手で足置き台本体1の他端側を手前に引っ張るだけでよく、その逆に、足置き台本体1を使用状態(1b)から壁面3に収納するときにも、ユーザは、片手だけで足置き台本体1の他端側を保持しながら奥側に押し込むだけでよい。したがって、従来の壁面収納足置き台のような保持部材を必要しないため安価であり、手間がかからないため操作性に優れるものとなる。
また、前記足置き台本体1は、壁面3からの距離を変更できることから、ユーザの体格に応じた位置に足置き台本体1を調節することにより、そのユーザが最も快適となる姿勢をとることができるようになる。
なお、上記実施形態では、足置き台本体1の裏面側の前後に脚部16,16を設けているが、その理由は、足置き台本体1を取付金具4,4を介して壁面3に取り付けて組み立てる際の位置決めが簡単になるからである。すなわち、この場合には、足置き台本体1が床面2に対して平行になる結果、この床面3に立設された壁面3に取り付けた介装部材11にさらに固着された第一の長尺部材6,6と、前記足置き台本体1の前側に取り付けられた第二の長尺部材8とを平行にすることが容易となるので、両長尺部材6,6,8の孔5,5,7同士をボルト9で挿通することが非常に容易となる。
ただし、この組み立て時に治具等を使用する場合には、何ら問題はないので、脚部16,16の一方又は両方を省略してもよい。例えば両方を省略した場合には、使用状態では足置き台本体1は前方に若干傾斜するが、それによりユーザは足を置きやすくなるといったメリットがある。また、足置き台本体1の表面側に高いピン状突起物12,12,・・・と、低いピン状突起物13,13,・・・とを設けているが、かかる高低をつけない場合であってもよく、ピン状突起物自体を全く設けないこととしてもよい。
また、上記実施形態では、取付金具4の第一の長尺部材6,6と、には、複数の孔5,5,・・・が穿設されているともに、第二の長尺部材8には、複数の孔7,7,・・・が穿設されているが、第一の長尺部材6,6には、1の孔5だけを設けておき、第二の長尺部材8にのみ複数の丸孔7,7,・・・が設けられていることとしてもよい。或いは、第一の長尺部材6,6の複数の孔5,5,・・・の代わりに、1の長孔を設けてもよいし、第二長尺部材8の複数の孔7,7,・・・の代わりに、1の長孔を設けてもよい。このように長孔を設けた場合には、壁面3からの足置き台1の距離を連続的に調節することができる。
さらに、上記実施形態では、取付金具4,4における壁面3からの足置き台本体1の距離を調節する機能と、足置き台本体1を回動中心まわりに回動させる機能とを同時に実現するものであるが、取付金具4,4における両機能を分けてもよい。例えば第一の長尺部材6,6と介装部材11との間にさらに1又は複数の孔を穿設した第三の長尺部材を備えて、第一、第三の長尺部材間の孔同士を連結部材で連結する位置を変更することで、前記距離を調節する機能だけを持たせるとともに、第一、第二の長尺部材間では、前記回動する機能だけを持たせるようにすることができる。その場合には、距離調節の都度、トーションバネ10を取り外す必要がなくなり非常に便利なものとなる。
本考案の一実施形態に係る壁面収納足置き台の概略構成を示す側面図である。 本壁面収納足置き台の使用状態における平面図である。 左側の取付金具の構成図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本壁面収納足置き台の操作方法を示す説明図である。 本考案の他の実施形態に係る壁面収納足置き台の概略構成を示す側面図である。 本考案のさらに他の実施形態に係る壁面収納足置き台の概略構成を示す側面図である。 フックの概略構成図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
符号の説明
100 壁面収納足置き台
1 足置き台本体
2 床面
3 壁面
4 取付金具
5,7 孔
6 第一の長尺部材
8 第二の長尺部材
9 ボルト(回動軸に相当する。)
9a ナット
10 トーションバネ(バネ部材に相当する。)
11 介装部材
11a タッピングビス
12,13 ピン状突起物
16 脚部
200 フック
201 フック本体
202 ヒンジ
203 介装部材
204 タッピングビス

Claims (6)

  1. 平面視で略四角形の足置き台本体を、床面上に立設された壁面に持たせ掛けて収納する収納状態と、該足置き台本体を前記壁面から離間させて使用する使用状態とをとりうるように構成した壁面収納足置き台であって、
    前記使用状態における足置き台本体の壁面からの距離を調節可能であり、かつ、
    前記調節された壁面からの距離にある足置き台本体の一端側を中心として該足置き台本体を回動可能な取付金具を備え、
    前記足置き台本体の収納状態では、該足置き台本体の他端側が壁面に持たれ掛かるように弾性付勢力が付与される一方、
    足置き台本体の使用状態では、この弾性付勢力に抗して該足置き台本体の他端側が重力で床面上に載置されるように構成したことを特徴とする壁面収納足置き台。
  2. 前記取付金具は、足置き台本体の少なくとも左右に1対だけ設けたことを特徴とする請求項1記載の壁面収納足置き台。
  3. 前記取付金具は、
    壁面に固着され、長手方向に1又は複数の孔が穿設された第一の長尺部材と、
    足置き台本体の一端側に固着され、長手方向に1又は複数の孔が穿設された第二の長尺部材と、
    両長尺部材のいずれか1の孔同士を挿通可能な回動軸と、
    前記回動軸を中心として両長尺部材を相対的に回動させたときに、該両長尺部材の前記回動軸側とは反対側が、互いに離間する方向に弾性付勢力を付与するバネ部材とを備えたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の壁面収納足置き台。
  4. 前記取付金具の第一の長尺部材は、前記壁面に取付可能な介装部材に固着されていることを特徴とする請求項3記載の壁面収納足置き台。
  5. 前記足置き台本体の表面において、複数のピン状突起物を、該足置き台本体の周辺部分では比較的低く、かつ中央部分では比較的高くなるようにして、所定間隔に植設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の壁面収納足置き台。
  6. 前記足置き台本体の上方の壁面に、一対のフックが左右方向に開閉自在となるように付設されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の壁面収納足置き台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101363475B1 (ko) * 2012-11-20 2014-02-17 주식회사 알파침대 수납형 침대

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