JP3140062U - ポンプ式真空容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器全体が小さくなるようにコンパクトに変形することができ、ひいては保管時や運搬時におけるスペース効率や運搬効率を向上することが可能なポンプ式真空容器の提供する。
【解決手段】上部開口かつ下部有底の容器本体1と、容器本体1の上部に密閉状態に取り付けられたポンプ部材2と、容器本体1を覆い被せるカバー部材3とからなる。容器本体1は、周壁1aが伸縮可能なベローズ体に形成され、ポンプ部材2を押すごとに容器本体1の内容物が容器外に押し出されるとともに、容器本体1の周壁1aが収縮するものとなされている。
【選択図】図1
【解決手段】上部開口かつ下部有底の容器本体1と、容器本体1の上部に密閉状態に取り付けられたポンプ部材2と、容器本体1を覆い被せるカバー部材3とからなる。容器本体1は、周壁1aが伸縮可能なベローズ体に形成され、ポンプ部材2を押すごとに容器本体1の内容物が容器外に押し出されるとともに、容器本体1の周壁1aが収縮するものとなされている。
【選択図】図1
Description
本考案は、ポンプ部材を押すごとに容器本体の内容物が容器外に押し出されるポンプ式真空容器に関するものである。
従来、シャンプー、ボディーソープ、化粧水、あるいはクリームなどのせっけん類や化粧品類を入れる容器としてポンプ式真空容器が知られている。これは容器本体とポンプ部材とからなり、ポンプ部材を押すごとに容器本体の内容物が容器外に押し出されるものである。
しかしながら、従来の容器は、容器本体が一定の形状に形成されているため、シャンプー、ボディーソープ、化粧水、あるいはクリームなどせっけん類や化粧品類が収容されていない場合、容器全体を小さくすることができなかった。
このため、内容物を収容する前、または使用後の廃棄するときにも、内容物が収容されたときと同様の容積であるため、保管時や運搬時にかさばることになり、スペース効率や運搬効率が悪いという問題があった。特に最近では環境保全の観点から容器をリサイクルする場合も多く、その問題がさらに深刻なものとなっている。
本考案は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、容器全体が小さくなるようにコンパクトに変形することができ、ひいては保管時や運搬時におけるスペース効率や運搬効率を向上することが可能なポンプ式真空容器の提供を課題とする。
本考案は、上記課題を解決するために、上部開口かつ下部有底の容器本体と、該容器本体の上部に密閉状態に取り付けられたポンプ部材とからなるポンプ式真空容器であって、前記容器本体は、周壁が伸縮可能なベローズ体に形成され、前記ポンプ部材を押すごとに容器本体の内容物が容器外に押し出されるとともに、容器本体の周壁が収縮するものとなされていることを特徴とする。
これによれば、容器本体の周壁が伸縮可能なベローズ体に形成されているため、内容物を収容する前、または使用後の廃棄するときには、容器全体が小さくなるようにコンパクトに変形することができる。
また、前記容器本体は、周壁のベローズ体がらせん状に形成されているのが好ましい。これによれば、容器本体の周壁に内容物が付着した場合でも、該内容物が周壁のベローズ体のらせん状に沿って上部から下部に流れ落ちるため、内容物を効率的に押し出して使用することができる。
また、前記容器本体は、上部が周壁のベローズ体よりも径小の円錐状又は角錐状に形成されているのが好ましい。これによれば、内容物の容量が少なくなった場合、円錐状または角錐状に形成された部分に内容物が溜まることになり、ポンプ部材により内容物を効率的に押し出すことができ経済的である。
本考案によれば、容器本体の周壁が伸縮可能なベローズ体に形成されているため、内容物を収容する前、または使用後の廃棄するときには、容器全体が小さくなるようにコンパクトに変形することができ、ひいては保管時や運搬時におけるスペース効率や運搬効率を向上することが可能となる。
次に本考案の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施形態に係るポンプ式真空容器(以下、本容器という)の分解斜視図、図2は容器本体が伸張した状態の一部破断側面図、図3は容器本体が一部収縮した状態の一部破断断面図である。
本容器は、図1に示すように、容器本体(1)と、容器本体(1)の開口部に設けられるポンプ部材(2)と、容器本体(1)を覆い被せるカバー部材(3)とから構成される。本容器には、シャンプー、ボディーソープ、化粧水、あるいはクリームなどのせっけん類や化粧品類(以下、内容物という)が収容される。
前記容器本体(1)は、上部開口かつ下部有底の軟質プラスチック製の容器である。そして、容器本体(1)の周壁(1a)は上下に伸縮可能なベローズ体に形成されている。このように周壁(1a)をベローズ体に形成することにより、内容物を収容する前、または使用後の廃棄するときにも、容器全体が小さくなるようにコンパクトに変形することができ、ひいては保管時や運搬時におけるスペース効率や運搬効率を向上することが可能となる。
また、前記容器本体(1)の周壁(1a)のベローズ体はらせん状に形成されている。これにより 容器本体(1)の周壁(1a)に内容物が付着した場合でも、該内容物が周壁(1a)のベローズ体のらせん状に沿って上部から下部に流れ落ちるため、後述するように内容物を効率的に押し出して使用することができる。
また、前記容器本体(1)は、上部(1b)が周壁(1a)のベローズ体よりも径小の角錐状に形成されている。これにより内容物の容量が少なくなった場合、円錐状に形成された上部(1b)に内容物が溜まることになり、ポンプ部材(2)により内容物を効率的に押し出すことができ経済的である。なお、本実施形態では、容器本体(1)の上部(1b)を角錐状に形成したが、円錐状に形成してもよい。
また、前記容器本体(1)は、透明または半透明に形成されている。これにより容器本体(1)の内容物の容量を一目で確認することができ便利である。
前記ポンプ部材(2)は、従来の容器に使用されているものと同一のものであり、胴体部(2a)と、胴体部(2a)の下部に設けられた吸込口部(2b)と、胴体部(2a)の上部に設けられた吐出口部(2c)とからなる。また、ポンプ部材(2)の胴体部(2a)にはネジカバー(2d)が設けられており、該ネジカバー(2d)を容器本体(1)の上部(1b)の開口部(1c)に形成されたネジ部(1d)に螺着することにより、ポンプ部材(2)が容器本体(1)に密閉状態に取り付けられるようになっている。
而して、ポンプ部材(2)の吸込口(2b)部に内容物が浸かっている状態において、ポンプ部材(2)の吐出口(2c)部の頭部を押し込んで話すと、ポンプ部材(2)の吸引力により吸込口部(2b)から内容物が吸い込まれたあと、胴体部(2a)の内部を通過して吐出口部(2c)部から押し出される。1回の押し込み動作によって所定量の内容物が押し出されるようになっており、複数回押し込むと複数回分の内容物が押し出されることになる。
また、ポンプ部材(2)により内容物が押し出されると、容器本体(1)内部の圧力が下がり、圧力の均等を保つために、その出された内容物の容量の相当する分だけ容器本体(1)の周壁(1a)のベローズ体が収縮する。そして、図3に示すように、ポンプ部材(2)により内容物が順次吐き出されていくと、それだけ容器本体(1)の周壁(1a)が収縮していき、次第に容器本体(1)の大きさが小さくなっていくことになる。
このため、ポンプ部材(2)の吸込口部(2b)は常に内容物に浸かっている状態となり、ポンプ部材(2)により内容物が安定よく出され続けることになる。特に本実施形態では、上述のように前記容器本体(1)は、上部が周壁(1a)のベローズ体よりも径小の角錐状に形成されているために、最後までポンプ部材(2)の吸込口部(2b)が常に内容物に浸かっている状態を維持することができる。
前記カバー部材(3)は、透明または半透明の硬質プラスチック製からなるものである。容器本体(1)は上述のように上下に伸縮可能な軟質プラスチック製からなるため、外部からの衝撃に弱く、また床面等に載置した場合の安定性に欠ける場合がある。ここでカバー部材(3)により容器本体(1)を覆い被せることによって、カバー部材(3)が床面等に対して自立した状態で容器本体(1)のみが収縮していくことになり、衝撃性や安定性を向上することができる。なお、カバー部材(3)を透明または半透明にすることによって、上述の容器本体(1)の透明または半透明と相まってカバー部材(3)をしたまま内容物を一目で確認することができる。
以上のように、本容器は、容器本体(1)の周壁(1a)が伸縮可能なベローズ体に形成されているため、内容物を収容する前、または使用後の廃棄するときには、容器全体(1)が小さくなるようにコンパクトに変形することができ、ひいては保管時や運搬時におけるスペース効率や運搬効率を向上することが可能となる。
1・・・容器本体
2・・・ポンプ部材
3・・・カバー部材
2・・・ポンプ部材
3・・・カバー部材
Claims (3)
- 上部開口かつ下部有底の容器本体と、該容器本体の上部に密閉状態に取り付けられたポンプ部材とからなるポンプ式真空容器であって、
前記容器本体は、周壁が伸縮可能なベローズ体に形成され、前記ポンプ部材を押すごとに容器本体の内容物が容器外に押し出されるとともに、容器本体の周壁が収縮するものとなされていることを特徴とするポンプ式真空容器。 - 前記容器本体は、周壁のベローズ体がらせん状に形成されている請求項1に記載のポンプ式真空容器。
- 前記容器本体は、上部が周壁のベローズ体よりも径小の円錐状又は角錐状に形成されている請求項1または請求項2のいずれかに記載のポンプ式真空容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009686U JP3140062U (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | ポンプ式真空容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009686U JP3140062U (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | ポンプ式真空容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3140062U true JP3140062U (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=43290224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007009686U Expired - Lifetime JP3140062U (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | ポンプ式真空容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3140062U (ja) |
-
2007
- 2007-12-18 JP JP2007009686U patent/JP3140062U/ja not_active Expired - Lifetime
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