JP3140046U - 肩当て付き寝具 - Google Patents
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Abstract
【課題】掛け寝具に対する肩当て部を敷設するに、頚部に対する馴染み(密着性)が良好となるようにし、又、寝具本体への着脱が可能とされること。
【解決手段】寝具本体1に肩当て部2を備えた掛け寝具。前記肩当て部2が、ドレープ性に優れた生地で構成され、且つ、その寝具本体1の幅方向略中間位置において、外端辺に直交する方向で、外端縁から内側方向に向かってスリット3が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】寝具本体1に肩当て部2を備えた掛け寝具。前記肩当て部2が、ドレープ性に優れた生地で構成され、且つ、その寝具本体1の幅方向略中間位置において、外端辺に直交する方向で、外端縁から内側方向に向かってスリット3が形成されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、就寝時等に使用する肩当て付き寝具に関する。
寝具として、例えば、掛け布団、毛布等があるが、一般に何れも矩形に構成されているものである。
例えば、毛布であれば、シングルサイズとしては、140cmX200Cm、布団であれば、150CmX210cmというような矩形になっている。
例えば、毛布であれば、シングルサイズとしては、140cmX200Cm、布団であれば、150CmX210cmというような矩形になっている。
このような矩形の布団乃至毛布を就寝時の仰臥した人体に使用するとき、その毛布を頭部に被せるわけには行かないから、頚部位置にその一端部の直線状の縁部が被さるようにして使用するのが普通である。
しかし、布団や毛布の直線状の縁部が頚部に位置した場合、その側方の肩部が完全に覆われない状態となる。特に、ドレープ性に欠ける布団であればなおさらである。その結果、肩部が冷えて寝付きが悪くなるだけなく、風を引いたりする原因となっていた。
こうした問題を解決するために、布団や毛布に肩当てを設けることが提案されている。このような肩当てとしては、次の技術が挙げられる。
実用新案登公開平7−33165。 実用新案登録第3073071号。
上記の従来技術によれば、布団や毛布の本体とは別に肩当てを敷設したことで、肩部を覆うことができる利点があるが、この肩当てとして、敷設した肩当て部に頚部相当部の切り欠きを形成する方式は、予め切り欠きが存在することで、頚部をその切り欠きに挿入し易く、為に、肩部位置に対する肩当て部の被覆状態が良好となる点で優れている。
しかし、頚部を位置させるために予め切り欠かれた構造では、余裕を持たせた切り口としているところから、頚部と切り欠き部の周縁との間に間隙が生じ易く、そこから空気が流動して首筋が寒く感じることがある。
本考案は、かかる問題点に鑑み、掛け寝具に対する肩当て部を敷設するに、頚部に対する馴染み(密着性)が良好となるようにし、又、寝具本体への着脱が可能とされることを目的とする。
本考案にかかる掛け寝具は、上記課題を解決するために、請求項1に記載の通り、
寝具本体1に肩当て部2を備えた掛け寝具であって、
前記肩当て部2が、ドレープ性に優れた生地で構成され、且つ、その寝具本体1の幅方向略中間位置において、外端辺に直交する方向で、外端縁から内側方向に向かってスリット3が形成されていることを特徴とする。
寝具本体1に肩当て部2を備えた掛け寝具であって、
前記肩当て部2が、ドレープ性に優れた生地で構成され、且つ、その寝具本体1の幅方向略中間位置において、外端辺に直交する方向で、外端縁から内側方向に向かってスリット3が形成されていることを特徴とする。
本考案において、上記寝具本体とは、布団、毛布、布団のカバー等を含むものである。また、上記のドレープ性とは、柔軟性を意味する。
また、ここでは、前記肩当て部2は、寝具本体1に対して、逢着されていても、ボタン等で着脱自在に留められていても良いものである。
また、本考案において使用のボタンは、均等物として紐、ファスナー等と置換可能なものである。
また、ここでは、前記肩当て部2は、寝具本体1に対して、逢着されていても、ボタン等で着脱自在に留められていても良いものである。
また、本考案において使用のボタンは、均等物として紐、ファスナー等と置換可能なものである。
本考案によれば、ドレープ性に優れた生地の肩当て部にスリットを形成するので、頚部をスリットに入れた場合に、その所要幅だけスリットが広がることになり、頚部と肩当て部のスリットとの間に空隙が形成されるのを極力防止することができ、密着性が良くなって頚部からの通気を阻止し、肩冷えをより効果的に防止できる利点がある。
そして、スリットは、頚部が入れられたときに外側に捲れるようになるので、その折れ曲がり部が厚みをもって頚部に接することとなって、通気性の阻止をより効果的に果たすことができる。
本考案のその他利点は、以下の記載から明らかとなろう。
そして、スリットは、頚部が入れられたときに外側に捲れるようになるので、その折れ曲がり部が厚みをもって頚部に接することとなって、通気性の阻止をより効果的に果たすことができる。
本考案のその他利点は、以下の記載から明らかとなろう。
本考案の実施に際しては、前記肩当て部2が、寝具本体1の一端辺に対して、複数のボタン止め4・4によって着脱自在に装着されるように、該肩当て部2にボタン孔4A、4Aが設けられているのが好ましい。
このように構成することで、上記肩当て部2を寝具本体1から取り外し、肩当て部2を使用しない状態で用いたり、取り外した当て部2を洗濯したりすることができる。
また、既販の布団等に対して、ボタン止め4・4を逢着すれば肩当て部2を使用することができるので、肩当て部2とボタンとを別途販売とすることで、種々の寝具本体に対して実施が可能である。
また、既販の布団等に対して、ボタン止め4・4を逢着すれば肩当て部2を使用することができるので、肩当て部2とボタンとを別途販売とすることで、種々の寝具本体に対して実施が可能である。
また、前記スリット3の両側部分が外側に略三角形状に折り曲げ可能とされ、その三角形状部分3A、3Aの所定位置にボタン孔3B及び/又はボタン6が設けられ、折り曲げ状態と非折り曲げ状態とにボタン留めを行い得るように構成されているのが好ましい。
本考案の実施の形態を、図面を参照して以下詳述する。
図1は、本考案にかかる掛け寝具の第1実施例における正面図であり、図2は、図1におけるA−A線矢視断面図、図3は、肩当て部の拡大正面図である。
図1は、本考案にかかる掛け寝具の第1実施例における正面図であり、図2は、図1におけるA−A線矢視断面図、図3は、肩当て部の拡大正面図である。
図1に示すように、掛け寝具としての寝具本体1、ここでは掛け毛布1に肩当て部2を備えている。
その肩当て部2は、ドレープ性に優れた生地で構成され、その掛け毛布(寝具本体)1の幅方向略中間位置において、外端辺に直交する方向で、外端縁から内側方向に向かってスリット3が形成されている。
因みに、前記掛け毛布1は、長さが200cm、幅が140cm、肩当て部2の長さは、30cmのものであり、其の幅は、前記掛け毛布1と実質的に同じ幅(ここでは145cm)である。
その肩当て部2は、ドレープ性に優れた生地で構成され、その掛け毛布(寝具本体)1の幅方向略中間位置において、外端辺に直交する方向で、外端縁から内側方向に向かってスリット3が形成されている。
因みに、前記掛け毛布1は、長さが200cm、幅が140cm、肩当て部2の長さは、30cmのものであり、其の幅は、前記掛け毛布1と実質的に同じ幅(ここでは145cm)である。
前記肩当て部2は、図3に示すように、前記スリット3を含めその周辺がボア仕様2Aとされて、他の部位はブロード2Bである。勿論、その前記肩当て部2の3辺は、ヘム地5により縁取りされている。
そして、前記肩当て部2が、掛け毛布(寝具本体)1の一端辺(頭部側)に対して、複数のボタン止め4・4、ここでは5個のボタン7(36cm間隔)、によって着脱自在に装着されるように、該肩当て部2に5個のボタン孔4A、4Aが設けられている。
これらのボタン孔4A、4Aは、所定の間隔を隔てて、前記ヘム地5の部分に形成され、これに対応する掛け毛布(寝具本体)1の所定位置には、ボタン7が、夫々逢着されており、ここに着脱自在に止め付けられることになる。
そして、前記肩当て部2が、掛け毛布(寝具本体)1の一端辺(頭部側)に対して、複数のボタン止め4・4、ここでは5個のボタン7(36cm間隔)、によって着脱自在に装着されるように、該肩当て部2に5個のボタン孔4A、4Aが設けられている。
これらのボタン孔4A、4Aは、所定の間隔を隔てて、前記ヘム地5の部分に形成され、これに対応する掛け毛布(寝具本体)1の所定位置には、ボタン7が、夫々逢着されており、ここに着脱自在に止め付けられることになる。
(第2実施例)
図4及び図5に示すように、ここでは、上記スリット3の両側部分が外側に略三角形状に折り曲げ可能とされ、その三角形状部分3A、3Aの所定位置にボタン孔3B及び/又はボタン6が設けられ、折り曲げ状態と非折り曲げ状態とにボタン留めが行い得るように構成されている。
尚、ここでは、前記肩当て部2は、上記第1実施例とは異なり、掛け毛布(寝具本体)1とは別体で、これに対して逢着されている。しかし、前記肩当て部2を、掛け毛布(寝具本体)1の裏生地を延長して折り曲げ、その掛け毛布(寝具本体)1の表側に逢着するようにして構成してもよい。
図4及び図5に示すように、ここでは、上記スリット3の両側部分が外側に略三角形状に折り曲げ可能とされ、その三角形状部分3A、3Aの所定位置にボタン孔3B及び/又はボタン6が設けられ、折り曲げ状態と非折り曲げ状態とにボタン留めが行い得るように構成されている。
尚、ここでは、前記肩当て部2は、上記第1実施例とは異なり、掛け毛布(寝具本体)1とは別体で、これに対して逢着されている。しかし、前記肩当て部2を、掛け毛布(寝具本体)1の裏生地を延長して折り曲げ、その掛け毛布(寝具本体)1の表側に逢着するようにして構成してもよい。
即ち、具体的には、スリット3の一側で、スリットから離れた位置に一つのボタン孔3Bと、スリット3に沿って所定間隔で設けた2個のボタン6を設け、スリット3の他側には、2個の前記ボタン6を留める二つのボタン孔3Bと、離れた位置に前記ボタン孔3Bに止められるボタン6が逢着されている。
従って、図4では、三角形状部分3A、3Aの非折り曲げ状態で、スリット3が使用されない通常の肩当て部として用いられる上記スリット3が閉じられた状態を示す。この場合、前記スリット3に沿って所定間隔で設けた2個のボタン6は、スリット3の他側の2個の前記ボタン6を留める二つのボタン孔3Bに挿入されてボタン留めされている。
また、図5では、前記三角形状部分3A、3Aが折り曲げ状態とされ、スリット3がV字状にされるが、ここでは、便宜上三角形状部分3A、3Aの一方を折り曲げた状態を示す。
即ち、三角形状部分3Aの一方が折り曲げられ、そのスリット3の側部のボタン孔3Bが離れた位置の前記ボタン6にボタン留めされている。図示していないが、他方は、そのスリット3の側部のボタン6が、離れた位置のタン孔3Bにボタン留めされ、結果としてV字のスリットが形成されることになる。
本考案の掛け寝具は、頚部に対する馴染み(密着性)が良好となるもので、種々のタイプの寝具本体へ適用でき、その応用範囲は広いものである。
1:本体
2:肩当て部
3:スリット
3A:三角形状部分
3B:ボタン孔
4:ボタン止め
6:ボタン(第2実施例)
7:ボタン(第1実施例)
2:肩当て部
3:スリット
3A:三角形状部分
3B:ボタン孔
4:ボタン止め
6:ボタン(第2実施例)
7:ボタン(第1実施例)
Claims (3)
- 寝具本体1に肩当て部2を備えた掛け寝具であって、
前記肩当て部2が、ドレープ性に優れた生地で構成され、且つ、その寝具本体1の幅方向略中間位置において、外端辺に直交する方向で、外端縁から内側方向に向かってスリット3が形成されていることを特徴とする掛け寝具。 - 前記肩当て部2が、寝具本体1の一端辺に対して、複数のボタン止め4・4によって着脱自在に装着されるように、該肩当て部2にボタン孔4A、4Aが設けられていることを特徴とする請求項1の掛け寝具。
- 前記スリット3の両側部分が外側に略三角形状に折り曲げ可能とされ、その三角形状部分3A、3Aの所定位置にボタン孔3B及び/又はボタン6が設けられ、折り曲げ状態と非折り曲げ状態とにボタン留めを行い得るように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の掛け寝具。
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JP2007010120U JP3140046U (ja) | 2007-12-09 | 2007-12-09 | 肩当て付き寝具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019134030A1 (en) * | 2018-01-05 | 2019-07-11 | Richard Ropchan | Split panel bed cover |
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2007
- 2007-12-09 JP JP2007010120U patent/JP3140046U/ja not_active Expired - Fee Related
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