JP3139967U - 屋上外断熱防根構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建造物の屋根などに外断熱を施す際に、断熱パネルを水平方向に容易に連結でき、且つ、顕著な防根機能を付与した構造を提供する。
【解決手段】防水機能層8上に敷設する断熱材1の接合部に概ねコの字形の連結具1dを差し込むことによって、断熱パネル1を水平方向に平滑かつ隙間無く連結する。
【選択図】図4

Description

本考案は、建造物の屋根などに外断熱を施す際に、断熱パネルを水平方向に容易に連結でき、且つ、顕著な防根機能を付与した構造に関するものである。
建造物の屋根などは、日中、直射日光に長時間晒されているため、高温になり易い。特に、日射時間の長い夏場においては、屋根の表面から吸収された熱が建造物内に伝わって室温を上昇させ、また、屋根面から建造物に移行した熱による蓄熱のため、空調効率の低下を招いている。従来、こうした熱射に対する有効な方法として、屋根にポリエチレンフォームやポリスチレンフォームなどの断熱材を敷き並べて張ることによって外部よりの熱を遮断する方法が一般的であった。これらの場合、防水機能層上に断熱板を敷き並べ、その上にシンダーコンクリートや押さえブロックを設ける構造となっている。本方法ではシンダーコンクリートの割れ目や目地部、押さえブロックの間の隙間に長年の間に飛来した砂塵や枯葉、鳥フン、苔類などが徐々に堆積し、そこに根の深い雑草などが定着し、割れ目や隙間から根が防水機能層部に達し、防水機能を損なってしまう重大な事故を生じることがある。
こうして、成長した植生の根が防水層の重ね合わせ部や建造物の僅かな隙間や亀裂に入り込むことによって防水機能の劣化・低下を招き、建造物に亀裂が発生・進展し、雨漏りなどの被害に至る。従って、植生の根を防水層および建造物に到達せしめないように、断熱板の上面、または下面に防根シートを重ね合わせて設けることも提案されている。防根層については、一般的には厚さ1mm程度の樹脂製シートやゴム製シートがよく用いられている。
しかしながら、複数のシートを重ね合わせた部分より根が侵入するために、シートの重ねしろを多く取るか、重ね合わせた部分を接着する必要がある。また、シートが薄いため施工時のトラブルなどによってシートに穴や破れが生じ、防根機能が果たせないことも多い。また、当然のことながら、防根シートの施用は材料および工事費の上昇や工期の延長をもたらしている。更に、防根層の工事は風の強いときは勿論、雨天時にもシートにしわが入りやすく、施工効率を著しく落とすことにも成る。
本考案はかかる従来の事情に対処して成されたものであり、簡易な構造でありながら、容易かつ迅速に施工を行うことができ、製造、施工ともに安価で、且つ、防水機能層の保護に対して良好な条件を提供しうる外断熱防根パネル構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の外断熱防根パネル構造およびこれを用いた外断熱構造は、建造物の屋上外断熱構造において、防水機能層上に敷設する断熱材の接合部に概ねコの字形の連結具を差し込むことによって、断熱パネルを水平方向に平滑かつ隙間無く連結することを特徴とするものである。
以上の通り、本考案の請求項1および2記載の防根パネルにおいては、簡易な構造でありながら、容易かつ迅速に施工を行うことができ、確実な防根効果を示し、製造、施工ともに安価で、断熱性が向上し、且つ、連結した部分の表面が面一になることにより、外断熱防根パネル上に部分的に水が溜まることが少ない外断熱防根パネル構造を得ることが可能であり、更には、断熱パネルの上表面を水が流下することから、防水機能層の防水機能を補完するものである。
本考案の最良の実施の形態に係る外断熱防根パネル構造の実施例について説明する。なお、本発明は実施例に示す形態に限定されるものではない。
図1〜図3に本考案の実施の形態に係る外断熱防根パネル構造を示す。図1に示す本考案による外断熱防根パネル構造1に関しては、相対する断熱パネルのそれぞれの上面または下面または両面に連結溝1eを設け、概ねコの字形の連結具1dを装着したものである。断熱板の材質としては、独立気泡を有するガラス発泡板、セラミック発泡板、ALC板、などの無機断熱板、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリウレタン、発泡ユリア樹脂、発泡合成ゴム、発泡ポリ塩化ビニル、発泡フェノール、発泡ポリスチレンなどやこれらに充填材、補強材などを混入した樹脂断熱板などが挙げられる。また、発泡形態に関しては押出発泡成形、ビーズ発泡成形、反応型発泡、曝気型発泡などがあるが、防根、防水、断熱機能などの点を考慮すると、独立気泡を有するものが望ましい。ポリスチレンの独立気泡体は押し出し成形、ビーズ法型内成形のいずれかによって得られるが、押し出し成形の場合一般に剛性が高く、特に表皮が形成されたものは表面が平滑で曲げ強度も強く、平坦な面への施工に適している。一方、ビーズ法ポリスチレン独立気泡発泡体は、高密度から低密度迄選択巾が広く、また、本考案の1つの実施態様である断熱パネルの突き合わせ部付近に概ねコの字形の防根接合具をはめ込むための溝を成形時に形成でき、更に、発泡倍率によっては弾力性、可撓性にも富み、施工面の部分的な凹凸にもなじみ易い特徴を有している。ウレタン樹脂独立気泡発泡体は、原材料選択や配合、加工条件により、広汎な特性の選択が可能で、耐久性に富む特徴を有しており、板状体、型内成形体いずれの形でも利用可能である。ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂独立気泡発泡体は可撓性や耐衝撃性、弾力性に優れており、板状体ビーズ法型内成形体いずれの形でも利用できる。本考案では上層に植栽基盤及び芝等の地被植物、草本類が存在し、遮光されることから光劣化の心配もなく有効な資材である。
請求項1の断熱パネル周縁部に形成する連続した連結溝1eは、押出し成形加工、切削加工、エンボス加工、成形加工などの加工方法によって得ることができ、これらを連結するコの字形の連結具1dにより嵌合し、水平方向に任意の枚数だけ防根パネル1を連結せしめることが可能である。連結具1dに関しては図2のような差込部分が不連続なもの、また、図3に例示するような平板を接着するタイプを用いても良いが、最も確実な効果が得られるのは図1の構造で、コの字形の連結具1dを断熱パネル突き合わせ部の下面または上下両面に設けても良い。連結具1dの嵌合に関しては、嵌合した際の境界部分に隙間が生じておらず、かつ嵌合作業性を損なわない程度であることが望ましい。
本実施例による屋上外断熱構造に関する断面図の一例を図4に示す。隣接する外断熱防根パネル間に緊密な連結部を作ることによって根の屋上4に達する侵入を防ぎ、その十分な効果を発揮することができる。また、シンダーコンクリート5などを施す場合、雑草などが屋上のシンダーコンクリート5の隙間などに根付くことがある。このとき、本発明による外断熱防根パネルを用いると根が屋上4に達することを防ぐことができる。
以上説明したとおり、請求項1および2に記載された考案は四季にわたって、建造物の断熱性を高め、また、建造物の寿命延長に繋がるものである。従って、建造物内の空調に関わる省エネルギー対策や都市のヒートアイランド対策に対して経済的且つ極めて有効な方法となる。また、建造物を保護し耐用年数を延ばすことにより省エネルギー・省資源に寄与することが可能である。
本考案の実施の形態に係る、連続したコの字形の断面を有する連結具の斜視図、および、外断熱防根パネルの断面図である。 本考案の実施の形態に係る、差込部分が不連続なコの字形の断面を有する連結具の斜視図、および、外断熱防根パネルの断面図である。 本考案の実施の形態に係る、平板を接着する連結具の斜視図、および、外断熱防根パネルの断面図である。 本実施例による、外断熱防根パネルを用いた外断熱工法に関する断面図である。
符号の説明
1…外断熱防根パネル 1d…連結具 1e…連結溝 4…屋根 5…シンダーコンクリート 6…座金 7…ボルト・ナット 8…防水機能層
上記目的を達成するために、請求項1記載の外断熱構造は、建造物の屋上断熱構造において、防水機能層上に敷設する外断熱防根パネル、および押さえ層より成ることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の外断熱防根パネル構造は、請求項1記載の外断熱防根パネルにおいて、防水機能層上に敷設する断熱材の接合部に概ねコの字形の連結具を差し込むことによって、断熱パネルを水平方向に平滑かつ隙間無く連結することを特徴とするものである。
請求項2の断熱パネル周縁部に形成する連続した連結溝1eは、押出し成形加工、切削加工、エンボス加工、成型加工などの加工方法によって得ることができ、これらを連結するコの字形の連結具1dにより嵌合し、水平方向に任意の枚数だけ防根パネル1を連結せしめることが可能である。連結具1dに関しては図2のような差込部分が不連続なもの、また、図3に例示するような平板を接着するタイプを用いても良いが、最も確実な効果が得られるのは図1の構造で、コの字形の連結具1dを断熱パネル突き合わせ部の下面または上下両面に設けても良い。連結具1dの嵌合に関しては、嵌合した際の境界部分に隙間が生じておらず、かつ嵌合作業性を損なわない程度であることが望ましい。
上記目的を達成するために、請求項1記載の外断熱構造は、建造物の屋上断熱構造において、防水機能層上に敷設する外断熱防根パネル、および押さえ層より成ることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の外断熱防根パネル構造は、請求項1記載の外断熱構造において、防水機能層上に敷設する断熱材の接合部に概ねコの字形の連結具を差し込むことによって、水平方向に平滑かつ隙間無く連結することを特徴とするものである。

Claims (1)

  1. 建造物の屋上外断熱構造において、防水機能層上に敷設する断熱材の接合部に概ねコの字形の連結具を差し込むことによって、断熱パネルを水平方向に平滑かつ隙間無く連結することを特徴とする外断熱防根パネル構造およびこれを用いた外断熱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101536282B1 (ko) * 2014-02-12 2015-07-14 딥스알앤디 주식회사 옥상 단열 방수구조 및 옥상 단열 방수구조 시공방법
WO2016120909A1 (ja) * 2015-01-30 2016-08-04 パナホーム株式会社 建物の断熱構造

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