JP3139892U - 電線接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】細径の電線を端子に接続した小型の接続部でも、必要な範囲のみに紫外線硬化型樹脂を塗布することができる電線接続構造を提供する。
【解決手段】基板11の端子12に電線2の導体3が接続された電線接続構造10であって、電線2の導体3の直径が0.25mm以下であり、端子12の周囲に幅0.05mm以上0.5mm以下、高さ0.01mm以上0.05mm以下の断面を有するダムシルク13が設けられており、ダムシルク13の内側に、粘度が10Pa・s以上100Pa・s以下の紫外線硬化型樹脂14が塗布されて、端子12と電線2との接続部15を1mm以下の厚さで覆った状態で硬化されている。
【選択図】図3

Description

本考案は、基板の端子に電線の導体を接続する電線接続構造に関する。
従来、電子機器に内蔵される基板において、端子に電線の導体を接続する手段として、半田付けが用いられている(例えば特許文献1参照)。
また、基板上のチップ搭載部におけるダイボンドまたはワイヤボンドした箇所を、熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、瞬間接着剤等の封止樹脂で覆って保護することが知られている(例えば特許文献2参照)。なお、特許文献2で使用されている封止樹脂の粘度は360poiseである。
特開2006−191194号公報 特開平9−326544号公報
電子機器内の高密度配線化に伴い、基板に接続される電線の導体は細径化の傾向にあり、例えば導体の直径が0.25mm以下のものを使用する要求がある。このような小型の接続部を封止する樹脂としては、塗布後に素早く硬化させることのできる紫外線硬化型樹脂を用いることが考えられる。そして、基板の端子と電線との接続部を紫外線硬化型樹脂で覆う際には、顕微鏡で塗布範囲を確認しながら樹脂を塗布するが、硬化前の紫外線硬化型樹脂は液体(ゲル)状で比較的低粘度(例えば100Pa・s以下)である。そのため、規定の塗布範囲内に樹脂を収めることが困難であり、塗布した樹脂が基板の他の部分まで広がってしまうと、他の端子や回路を覆ってしまう不都合が生じる。
そこで本考案は、細径の電線を端子に接続した小型の接続部でも、必要な範囲のみに紫外線硬化型樹脂を塗布することができる電線接続構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決することのできる本考案の電線接続構造は、基板の端子に電線の導体が接続された電線接続構造であって、
前記電線の導体の直径が0.25mm以下であり、
前記端子の周囲に幅0.05mm以上0.5mm以下、高さ0.01mm以上0.05mm以下の断面を有するダムシルクが設けられており、
前記ダムシルクの内側に、粘度が10Pa・s以上100Pa・s以下の紫外線硬化型樹脂が塗布されて、前記端子と前記電線との接続部を1mm以下の厚さで覆った状態で硬化されていることを特徴とする。
本考案によれば、直径が0.25mm以下の細径の導体を端子に接続した接続部の周囲にダムシルクが設けられているため、接続部に紫外線硬化型樹脂が塗布されても、ダムシルクを設けた範囲内に樹脂を収めることができる。また、ダムシルクの幅は0.05mm以上0.5mm以下であり、高さは0.01mm以上0.05mm以下であるため粘度が10Pa以上100Pa以下の紫外線硬化型樹脂が厚さ1mm以下となるよう塗布されても、樹脂の広がりを確実に防止できる。また、紫外線硬化型樹脂が透明なものであっても、樹脂により覆われた範囲をダムシルクによって可視化することができる。
以下、本考案に係る電線接続構造の実施形態の例について、図面を参照して説明する。
図1は本考案に係る電線接続構造を採用した集合電線を示す平面図であり、図2は図1の集合電線に用いられている電線の一例を示す断面図である。
図1に示すように、本考案の電線接続構造10は、3本の絶縁電線2からなる集合電線1を基板11に接続した構造である。
図1及び図2に示すように、集合電線1は、3本の絶縁電線2から構成されている。これらの絶縁電線2は、例えばAWG(American Wire Gage)の規格によるAWG30よりも細い電線であり、直径が0.25mm以下の錫メッキ軟銅線からなる断面円形の導体3の周囲を絶縁被覆4によって覆った構造を有している。導体3は撚線導体であっても良い。導体3として撚線導体を用いることにより、柔軟性等の機械的特性を向上させ、断線などの不具合なく信頼性と取り扱い性とを向上させることができる。
導体3を覆っている絶縁被覆4は、導体3毎に異なる色に着色されて色分けされている。
そして、これらの絶縁電線2同士が螺旋状に撚り合わされて集合され、さらにその外周側が例えば厚さ0.07mm程度の外被5によって覆われて、3本の絶縁電線2が一体化している。集合電線1の直径は、例えば0.84mm程度である。なお、外被5の内側には、集合させた絶縁電線2の外周側にポリエステル等の樹脂製のテープが巻き付けてあっても良い。
集合電線1は、一体となった3本の絶縁電線2が一つの輪を形成するように、その両端が基板11に接続されている。集合された3本の絶縁電線2は、その両端部同士の互いに異なる導体3が結線されることで、結線された導体3同士が一連の電気的導通をなし、実質的に3周に巻回されたコイルの形態となっている。
なお、この絶縁電線2の結線作業は、絶縁被覆4の色を判別することにより容易に行うことができる。
図3に、接続部分の電線接続構造10を拡大して示す。
基板11には、複数の端子12および各端子12に連続して形成された配線パターン12aが形成されており、それぞれの端子12に、絶縁電線2の導体3が半田付け(半田は図示省略)されて接続されており、接続部15が形成されている。端子12は、例えば半田付けパターンであり、一つあたり0.4mm×1.5mm程度の大きさである。また、接続部15の大きさは、一例として3.6mm×4.4mm程度である。
複数の端子12および配線パターン12aが形成された箇所の周囲には、シルクスクリーンにより形成されたダムシルク13が設けられている。ダムシルク13で囲まれた部分には、紫外線硬化型樹脂14が塗布されており、端子12と絶縁電線2との接続部15が覆われている。紫外線硬化型樹脂14は、樹脂塗布用のディスペンサーにより塗布された後、紫外線が照射されて硬化されている。なお、紫外線硬化型樹脂14は、露出した端子12および導体3を全て覆うように設けられていると良い。
図4は、接続部15の断面図である。
図3および図4に示すように、紫外線硬化型樹脂14の塗布範囲はダムシルク13によりその範囲以内に規定されている。ダムシルク13は、その幅Wが0.05mm以上0.5mm以下、高さHが0.01mm以上0.05mm以下の断面を有しており、一例として、幅Wが0.2mmであり、高さHが0.03mmである。紫外線硬化型樹脂14は、端子12と絶縁電線2の導体3を覆うように、なおかつ硬化後の厚さTが1mm以下であり、一例として厚さTが0.8mmである。
硬化前の紫外線硬化型樹脂14は、粘度が10Pa・s以上100Pa・s以下であり、一例として35Pa・sである。紫外線硬化型樹脂14の粘度が高いほど塗布時の広がりは抑えられるが、一方で樹脂内に気泡が発生しやすい。紫外線硬化型樹脂14の内部に気泡が残留していると、絶縁性が低下してしまうため、気泡の発生が抑制できる程度に粘度が低い方が好ましい。したがって、紫外線硬化型樹脂14の粘度は100Pa・s以下である。また、粘度が低いとダムシルク13より外にはみ出してしまうため、紫外線硬化型樹脂14の粘度は10Pa・s以上である。10Pa・s以上100Pa・s以下の粘度の紫外線硬化型樹脂14を使用することで、気泡の発生を抑制することができる。また、紫外線硬化型樹脂14の粘度は35Pa・s以上100Pa・s以下がより好ましい。
本実施形態の電線接続構造10では、このような粘度の低い紫外線硬化型樹脂14を使用しつつ、ダムシルク13により樹脂の広がりを防ぎ、接続部15の絶縁封止を確実に行うことができるとともに、接続部15以外の箇所を不要に紫外線硬化型樹脂14で覆ってしまうことを防止できる。また、紫外線硬化型樹脂14が透明なものであっても、樹脂により覆われた範囲をダムシルク13によって可視化することができ、基板11に対する他の接続作業を行いやすい。
なお、ダムシルク13はシルクスクリーンで形成するため、その形状は、接続部15の形状に応じて対応させることができる。
また、基板11の端子12と絶縁電線2の導体3との接続を半田付けにより行った場合を例示したが、これに限るものではなく、圧着や圧接等の場合にも適用可能である。
本考案に係る電線接続構造を採用した集合電線を示す平面図である。 図1の集合電線に用いられている電線の一例を示す断面図である。 本考案に係る電線接続構造の例を示す平面図である。 図3に示した接続部の断面図である。
符号の説明
2 絶縁電線(電線)
3 導体
10 電線接続構造
11 基板
12 端子
13 ダムシルク
14 紫外線硬化型樹脂
15 接続部

Claims (1)

  1. 基板の端子に電線の導体が接続された電線接続構造であって、
    前記電線の導体の直径が0.25mm以下であり、
    前記端子の周囲に幅0.05mm以上0.5mm以下、高さ0.01mm以上0.05mm以下の断面を有するダムシルクが設けられており、
    前記ダムシルクの内側に、粘度が10Pa・s以上100Pa・s以下の紫外線硬化型樹脂が塗布されて、前記端子と前記電線との接続部を1mm以下の厚さで覆った状態で硬化されていることを特徴とする電線接続構造。
JP2007009743U 2007-12-19 2007-12-19 電線接続構造 Expired - Lifetime JP3139892U (ja)

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