JP3139599U - 指針式錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な盗難防止効果を果たすことの可能な指針式錠を提供すること。
【解決手段】指針式錠はハウジング、掛け金30、係止機構40、第一〜三指針50、52、54、調整機構60を備える。ハウジングは収容室202、第一孔204、第二孔206、表示面26、透明なカバー28、暗証番号262を有する。掛け金30は接続部32、ストッパー34とフック36とを有する。接続部32は第一孔204を通り収容室202に入り、軸方向に沿いハウジングに向き合い上下移動および回転可能である。フック36の端部は第二孔206を貫通する。第一〜三指針50、52、54が正確な暗証番号262を指し、係止部41の嵌合部412がつめ車装置47の嵌合溝472に嵌め込まれると、ストッパー42の連結端422が移動し制止端424は掛け金30のストッパー34を遮らなくなり、掛け金30の接続部32を移動しフック36を第二孔206から分離できる。
【選択図】図2

Description

本考案は、ロックに関し、特に指針式錠に関する。
市販のロックの種類は鍵で解錠するシリンダー錠と暗証番号で解錠するダイヤル錠とに分けられる。シリンダー錠の場合、鍵を鍵穴に差し込み、回すと解錠する。ダイヤル錠の場合、数字盤を正確な番号に回せば解錠できる。
使用者はロックを選ぶとき、主に盗難防止効果の良し悪しを考慮することが一般的である。シリンダー錠とダイヤル錠とを比べてみると、ダイヤル錠は数字盤の異なる数字の組み合わせによりシリンダー錠より良好な盗難防止効果を提供することが可能である。
しかし、ダイヤル錠の数字盤は通常三つか四つであり、数字の組み合わせの変化は限られているため、悪意のある人に解読されやすい。そのために数字盤の数字を増やせば暗証番号は長くなり、覚えにくくなるとともに、ダイヤル錠全体の構造はより複雑になり、全体の外観が限られ、変化に乏しくなる。
本考案の主な目的は良好な盗難防止効果を果たすことの可能な指針式錠を提供することである。
上述の目的を達成するために、本考案による指針式錠はハウジング、掛け金、係止機構と複数の指針を備える。ハウジングは収容室、収容室へと連続する第一孔、収容室へと連続する第二孔とハウジングの頂面に配置される表示面を有し、その表示面は複数の暗証番号を有する。掛け金は接続部とフック端部を有し、接続部は軸方向に沿い回転・移動しながらハウジングの第一孔を貫通し、ハウジングの収容室に入り込むように設けられ、フック端部はハウジングの第二孔を貫通するように設けられる。
係止機構はハウジングの収容室内に取り付けられ、かつ掛け金の接続部の軸方向移動を制御可能な駆動輪を複数有する。複数の指針はハウジングの表示面の上方に位置付けられ、係止機構の複数の駆動輪の制御をそれぞれ受けて別々に表示面の任意の、指針および駆動輪と同数の暗証番号を指し示すことが可能である。
複数の指針が指し示した暗証番号が正確である場合、係止機構の複数の駆動輪は掛け金の接続部を軸方向に沿い移動させ、掛け金のフック端部をハウジングの第二孔から分離させることにより指針式錠を解錠可能である。
(考案の効果)
使用の際、複数の指針を別々に設定した位置まで回すと本考案による指針式錠を開けることができるため、良好な盗難防止効果を果たせる。また指針により解錠が達成できさえすればよいため、本考案による指針式錠の形は腕時計、目覚まし時計、および時限爆弾などの形に設計することができる。従って、本考案による指針式錠は任意の対象物の施錠に使用した場合に人の注目を集めることができる。
以下、本考案による一実施例を図面に基づいて説明する。
(一実施例)
図1から図3に示すように、本考案の一実施例による指針式錠10はハウジング20、掛け金30、係止機構40、第一指針50、第二指針52、第三指針54と調整機構60を備える。
ハウジング20はキャップ22と底24とが合わさることにより形成され、かつキャップ22と底24の間に形成された収容室202、収容室202へと連続する第一孔204、収容室202へと連続する第二孔206を有する。またハウジング20はキャップ22の頂面に配置される表示面26と表示面26の上方に配置される透明なカバー28とを有し、表示面26は複数の暗証番号262を有する。本実施例では、暗証番号262はアラビア数字1から12である。
掛け金30は接続部32、接続部32の底端に連結されるストッパー34と接続部32に連結されるフック36を有する。そのうち接続部32はハウジング20の第一孔204を貫通してハウジング20の収容室202に入り込み、そして軸方向に沿いハウジング20に向かい合いながら上下を移動し、かつ軸方向に沿い回転することが可能である。フック36はフック端部362を有し、フック端部362はハウジング20の第二孔206を貫通するように設けられる。
係止機構40は係止部41、ストッパー42、三つの駆動輪43aから43c、第一伝動輪44、第二伝動輪45、第三伝動輪46、三つのつめ車装置47とばね48を有する。
係止部41はハウジング20の収容室202内に取り付けられ、かつハウジング20に向かい合いながら上下を移動可能である。
図2に示すように、係止部41は底部に下向きに突出する三つの嵌合部412を有し、嵌合部412は上が広く下が狭い形を呈し、かつ二つの第一斜面414を有する。
図4に示すように、係止部41は中心に近い位置に斜面溝416を有し、斜面溝416の頂端から掛け金30の接続部32までの距離は斜面溝416の底端から掛け金30の接続部32までの距離より大きい。また係止部41は背面に係止溝418を有する。
ストッパー42は連結端422と制止端424を有する。図6と図7に示すように、連結端422は係止部41の斜面溝416に差し込まれ、係止部41の斜面溝416の両端の間を移動することにより、係止部41の制止端424を掛け金30の接続部32に接近させたり離れさせたりすることが可能である。
駆動輪43から43cは回転可能なようにハウジング20の収容室202中に取り付けられ、かつその一部分が外部に露出する。駆動輪43aから43cは周縁に12個の歯432aから432cをそれぞれ有する。
図2に示すように、第一伝動輪44は第一歯車441と第一歯車441に連結される第一軸部443とを有する。
そのうち第一歯車441は駆動輪43aの歯432aと噛み合うため、駆動輪43aは第一伝動輪44を回転可能である。図5に示すように、第一軸部443はハウジング20のキャップ22を貫通し、ハウジング20の表示面26に突出するように設けられる。
図2に示すように、第二伝動輪45は第二歯車452と第二歯車452に連結される第二軸部454とを有する。そのうち第二歯車452は駆動輪43bの歯432bと噛み合うため、駆動輪43bは第二伝動輪45を回転可能である。図5に示すように、第二軸部454は同軸方向に沿い第一伝動輪44の第一軸部443に被せられ、かつハウジング20のキャップ22を貫通し、ハウジング20の表示面26に突出するように設けられる。
また図5に示すように第二軸部454の長さは第一軸部443の長さより小さいため、第一軸部443の末端は第二軸部454の末端に突出する。
図2に示すように、第三伝動輪46は第三歯車462と第三歯車462に連結される第三軸部464とを有する。そのうち第三歯車462は駆動輪43cの歯432cと噛み合うため、駆動輪43cは第三伝動輪46を回転可能である。
図5に示すように、第三軸部464は同軸方向に沿い第二伝動輪45の第二軸部454に被せられ、かつハウジング20のキャップ22を貫通し、ハウジング20の表示面26に突出するように設けられる。また図5に示すように第三軸部464の長さは第二軸部454の長さより小さいため、第二軸部454の末端は第三軸部464の末端に突出する。
図2に示すように、三つのつめ車装置47は第一伝動輪44の第一軸部443、第二伝動輪45の第二軸部454と第三伝動輪46の第三軸部464に別々に取り付けられるため、三つのつめ車装置47はそれぞれ第一、第二、第三伝動輪44、45、46に伴い回転可能である。つめ車装置47は係止部41の嵌合部412を嵌め込むための嵌合溝472を有し、つめ車装置47の嵌合溝472は上が広く下が狭い形を呈し、かつ二つの第二斜面474を有し、第二斜面474は係止部41の嵌合部412の第一斜面414に対応するように設けられる。
ばね48は係止部41を下に押す弾力を提供するために、ハウジング20の収容室202の周壁と係止部41に別々に突き当たるようにハウジング20の収容室202内に取り付けられる。
図5に示すように、第一、第二、第三指針50、52、54はそれぞれ第一、第二、第三伝動輪44、45、46の第一、第二、第三軸部443、454、464の末端に取り付けられ、かつハウジング20の表示面26の上方に位置付けられるため、第一、第二、第三指針50、52、54はそれぞれ第一、第二、第三駆動輪44、45、46に伴い連動し、表示面26の暗証番号262を別々に指し示すことが可能である。
図6に示すように、第一、第二、第三指針50、52、54が正確な暗証番号262を指し示し、係止部41の嵌合部412がつめ車装置47の嵌合溝472に嵌め込まれる場合、ストッパー42の連結端422は係止部41の斜面溝416の頂端まで移動し、ストッパー42の制止端424は掛け金30のストッパー34を遮断することがなくなるため、掛け金30の接続部32は軸方向に沿い移動可能であり、掛け金30のフック端部362はハウジング20の第二孔206から分離可能である。
図7に示すように、第一、第二、第三指針50、52、54が間違った暗証番号262を指し示し、係止部41の嵌合部412とつめ車装置47の嵌合溝472とが離れている場合、ストッパー42の連結端422は係止部41の斜面溝416の底端まで移動し、ストッパー42の制止端424は掛け金30のストッパー34を遮断するため、掛け金30の接続部32は軸方向に沿い移動できなくなり、掛け金30のフック端部362はハウジング20の第二孔206から分離できなくなる。
図2に示すように、調整機構60はハウジング20の収容室202中に取り付けられ、かつスライド62と連動ユニット64を有する。図8に示すように、スライド62は連動ユニット64に連結される突出部622を有し、スライド62の底面はハウジング20の底24の底面に露出するため、スライド62は外力作用により突出部622を介して連動ユニット64を係止部41に対応させながら第一位置と第二位置の間を移動させることが可能である。
図6に示すようにスライド62が第一位置に据えられ、スライド62の突出部622と係止部41の係止溝418とが離れている場合、係止部41を上に移動可能である。図9に示すようにスライド62が第二位置に据えられ、スライド62の突出部622が係止部41の係止溝418に嵌め込まれる場合、係止部41を上に移動できない。
本実施例による指針式錠を開ける方法を、暗証番号を2時50分0秒に設定した場合を例に説明する。図3に示すように、まず駆動輪43cを回す。この時、駆動輪43cは第三伝動輪46を介して第三指針54を表示面26の暗証番号262に示すアラビア数字2の位置まで回転させる。続いて駆動輪43bを回す。この時、駆動輪43bは第二伝動輪45を介して第二指針52を表示面26の暗証番号262により示すアラビア数字10の位置まで回転させる。
最後に駆動輪43aを回す。駆動輪43aは第一伝動輪44を介して第一指針50を表示面26の暗証番号262に示すアラビア数字12の位置まで回転させる。すると、図6に示すように係止部41の嵌合部412はつめ車装置47の嵌合溝432内に嵌め込まれ、ストッパー42の連結端422は係止部41の斜面溝416の頂端まで移動するため、ストッパー42は掛け金30の接続部32から離れる方向に沿い移動し、ストッパー42の制止端424と掛け金30のストッパー34とを分離させる。
この時、掛け金30のフック36を上向きに引いて掛け金30のフック端362とハウジング20の第二孔206とを分離させれば本実施例による指針式錠を開け、同時に掛け金30の接続部32を軸方向に沿い回転可能である。
本実施例による指針式錠を閉じる場合、まず掛け金30のフック36を押し、掛け金30のフック端部362をハウジング20の第二孔206に差し込む。続いて駆動輪43aから43cを回すことによりつめ車装置47を回転させる。この時、図7に示すようにつめ車装置47の嵌合溝472はそのうちの一つの第二斜面474を介して係止部41の嵌合部412の第一斜面414を上向きに押すことにより、係止部41を上向きに移動させ、係止部41の嵌合部412をつめ車装置47の嵌合溝472から分離させる。
すると、ストッパー42の連結端422は係止部41の斜面溝416の底端まで移動し、同時にストッパー42は掛け金30の接続部32に接近し、ストッパー42の制止端424は掛け金30のストッパー34を遮断することにより掛け金30の接続部32の軸方向移動を阻止する。従って掛け金30を解除することができなくなる。
本実施例による指針式錠の暗証番号を変更する場合、まず駆動輪43aから43cを回し、第一、第二、第三指針50、52、54を変更前の正しい暗証番号262まで回せば、係止部41の嵌合部412がつめ車装置47の嵌合溝472中に嵌め込まれる。続いて図8に示すようにスライド62を第一位置から第二位置まで移動させれば、図9に示すようにスライド62の突出部622が係止部41の係止溝418中に嵌め込まれる。
続いて駆動輪43aから43cを回すことにより第一、第二、第三伝動輪44、45、46を回転させる。第一、第二、第三伝動輪44、45、46が回転する際、係止部41はスライド62の突出部622から係止され、上へ移動できないため、つめ車装置47は係止部41を上向きに押せなくなる。また、つめ車装置47の嵌合溝472は係止部41の嵌合部412から係止されるため、第一、第二、第三伝動輪44、45、46に伴い回転できない。
従って、駆動輪43aから43cを回しても、第一、第二、第三伝動輪44、45、46しか回転できない。この時、駆動輪43aから43cの回転により第一、第二、第三指針50、52、54を変更後の暗証番号まで回し、続いてスライド62を第二位置から第一位置まで復元すれば番号変更の操作が完了する。
ここで強調したいのは、使用者の腕に容易に装着し、いつでも取り外せ、装飾品として使用するために、図10に示すように、本実施例による指針式錠はハウジング20の底端にベルト70を設けられることである。
また本考案による指針式錠は第一、第二、第三指針を秒針、分針、時針などに見えるようにすることが可能である。つまり本考案全体の構造および外観などは腕時計の構造および外観などに類似するように設計可能である。
(その他の実施例)
以上、本考案の一実施例において駆動輪、伝動輪およびつめ車装置などの数がそれぞれ三つであり、表示面の暗証番号がアラビア数字である場合について説明したが、本考案の実施形態はこれに限られない。本考案は構造を多様化することができ、駆動輪、伝動輪およびつめ車装置などの数は三つに限らず、それらの間の数が互いに対応できさえすればよい。また表示面の暗証番号はアラビア数字に限らず、アルファベットまたは別の文字を採用することも可能であり、表示面の暗証番号の数と駆動輪の歯の数とが互いに対応できさえすればよい。
本考案の一実施例の立体図である。 本考案の一実施例の分解した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施例の平面図である。 本考案の一実施例における底が外された後の状態を示す背面図である。 図4の5-5線に沿った断面図である。 本考案の一実施例の解錠後の状態を示す一部分の分解した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施例の施錠後の状態を示す一部分の分解した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施例におけるスライドが第二位置に据えられている状態を示す背面図である。 本考案の一実施例におけるスライドの突出部が係止部の係止溝に係合されている状態を示す一部分の分解した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施例にベルトを加えた後の状態を示す立体図である。
符号の説明
10:指針式錠、20:ハウジング、202:収容室、204:第一孔、206:第二孔、22:キャップ、24:底、26:表示面、262:暗証番号、28:カバー、30:掛け金、32:接続部、34:ストッパー、36:フック、362:フック端部、40:係止機構、41:係止部、412:嵌合部、414:第一斜面、416:斜面溝、418:係止溝、42:ストッパー、422:連結端、424:制止端、43a、43b、43c:駆動輪、432a、432b、432c:歯、44:第一伝動輪、441:第一歯車、443:第一軸部、45:第二伝動輪、452:第二歯車、454:第二軸部、46:第三伝動輪、462:第三歯車、464:第三軸部、47:つめ車装置、472:嵌合溝、48:ばね、50:第一指針、52:第二指針、54:第三指針、60:調整機構、62:スライド、622:突出部、64:連動ユニット、70:ベルト

Claims (19)

  1. 収容室と、収容室へと連続する第一孔と、収容室へと連続する第二孔と、頂面に配置される表示面とを有し、前記表示面は複数の暗証番号を有するハウジングと、
    接続部とフック端部とを有し、前記接続部は軸方向に沿い回転・移動しながら前記ハウジングの前記第一孔を貫通し、かつ前記ハウジングの前記収容室に入り込むように設けられ、前記フック端部は前記ハウジングの前記第二孔を貫通するように設けられる掛け金と、
    前記ハウジングの前記収容室内に装着され、かつ前記掛け金の前記接続部の軸方向移動を制御可能な駆動輪を複数有する係止機構と、
    前記ハウジングの前記表示面の上方に位置付けられ、かつ別々に前記係止機構の複数の前記駆動輪の制御を受けて前記表示面の任意の複数の前記暗証番号を指し示すことが可能な複数の指針と、
    を備え、複数の前記指針が指し示した前記暗証番号が正確である場合、前記係止機構の複数の前記駆動輪は前記掛け金の前記接続部を軸方向に沿い移動させ、前記掛け金の前記フック端部を前記ハウジングの前記第二孔から分離させることにより開錠可能であることを特徴とする指針式錠。
  2. 前記係止機構は係止部、ストッパー、複数の伝動輪と複数のつめ車装置を有し、前記係止部は移動可能なように前記ハウジングの前記収容室内に装着され、かつ複数の嵌合部を有し、前記ストッパーは前記係止部に連結され、かつ前記係止部に伴い連動することにより前記掛け金の前記接続部に向かい合いながら移動可能であり、複数の前記伝動輪は同軸方向上に互いに連結され、かつ別々に複数の前記駆動輪と複数の前記指針に連結されるため、複数の前記伝動輪は複数の前記駆動輪に伴い連動することにより複数の前記指針を回転可能であり、複数の前記つめ車装置は嵌合溝を別々に有し、かつ別々に同軸方向上、複数の前記伝動輪に連結されるため、複数の前記伝動輪に伴い回転可能であり、また複数の前記指針が正確な前記暗証番号を指し示し、前記係止部の前記嵌合部が前記つめ車装置の前記嵌合溝中に嵌め込まれる場合、前記ストッパーは前記係止部の制御を受けて前記掛け金の前記接続部から離れる方向に沿い移動することで前記掛け金の前記接続部を遮断することがなくなるため、前記掛け金の前記接続部は軸方向に沿い移動可能であり、また複数の前記指針が間違った前記暗証番号を指し示し、前記係止部の前記嵌合部と前記つめ車装置の前記嵌合溝とが分離する場合、前記ストッパーは前記係止部の制御を受けて前記掛け金の前記接続部の方向に沿い移動することで前記掛け金の前記接続部を遮断するため、前記掛け金の前記接続部は軸方向に沿い移動できなくなることを特徴とする請求項1に記載の指針式錠。
  3. 前記係止機構の前記伝動輪は歯車と前記歯車に連結される軸部とを有し、複数の前記伝動輪の前記歯車は別々に複数の前記駆動輪と噛み合うように設けられ、複数の前記伝動輪の前記軸部は別々に前記ハウジングの前記表示面を貫通し、複数の前記指針に連結され、かつ前記伝動輪の前記軸部の一つが別の前記伝動輪の前記軸部に被せられるように設けられることを特徴とする請求項2に記載の指針式錠。
  4. 前記掛け金は前記係止機構の前記ストッパーとは別のストッパーを有し、前記別のストッパーは前記接続部の底端に装着されるため前記係止機構の前記ストッパーの遮断を受けることを特徴とする請求項2に記載の指針式錠。
  5. 前記係止部は斜面溝を有し、前記斜面溝の頂端から前記掛け金の前記接続部までの距離は前記斜面溝の底端から前記掛け金の前記接続部までの距離より大きく、前記係止部の前記ストッパーは連結端と制止端を有し、前記連結端は前記係止部の前記斜面溝中に差し込まれ、前記係止部の前記斜面溝の両端の間を移動することにより、前記係止部の前記制止端を前記掛け金の前記接続部に接近させたり離れさせたりすることが可能であることを特徴とする請求項2に記載の指針式錠。
  6. 前記係止機構はさらにばねを有し、前記ばねは前記ハウジングの前記収容室の周壁と前記係止機構の前記係止部に別々に突き当たるように前記ハウジングの前記収容室内に装着されることを特徴とする請求項2に記載の指針式錠。
  7. 前記指針式錠はさらに調整機構を有し、前記係止部は係止溝を有し、前記調整機構は前記ハウジングの前記収容室内に装着され、かつ前記係止部に向かい合いながら第一位置と第二位置との間を移動可能であり、前記調整機構が前記第一位置に据えられる場合、前記調整機構と前記係止部の前記係止溝とが分離し、前記調整機構が前記第二位置に据えられる場合、前記調整機構は前記係止部の前記係止溝に嵌め込まれることを特徴とする請求項2に記載の指針式錠。
  8. 前記調整機構はスライドを有し、前記スライドは突出部を有し、前記調整機構が前記第一位置に据えられる場合、前記スライドの前記突出部と前記係止部の前記係止溝とが分離し、前記調整機構が前記第二位置に据えられる場合、前記スライドの前記突出部は前記係止部の前記係止溝に嵌め込まれることを特徴とする請求項7に記載の指針式錠。
  9. 一端が前記ハウジングの底部に連結され、他端が湾曲して外部へ延伸されるベルトを含むことを特徴とする請求項1に記載の指針式錠。
  10. 前記係止機構の前記駆動輪の数は三つであり、かつ、前記係止機構は三つの伝動輪を有し、前記指針の数も三つであり、三つの前記伝動輪は別々に三つの前記駆動輪と噛み合い、かつ別々に三つの前記指針に連結されることを特徴とする請求項1に記載の指針式錠。
  11. 収容室と、前記収容室へと連続する第一孔と、前記収容室へと連続する第二孔と、頂面に配置される表示面とを有し、前記表示面は複数の暗証番号を有するハウジングと、
    接続部とフック端部とを有する掛け金であって、前記接続部は軸方向に沿い回転・移動しながら前記ハウジングの前記第一孔を貫通し、前記ハウジングの前記収容室に入り込むように設けられ、前記フック端部は前記ハウジングの前記第二孔を貫通するように設けられる前記掛け金と、
    移動可能なように前記ハウジングの収容室内に装着され、かつ複数の嵌合部を有する係止部と、
    前記係止部に連結され、かつ前記係止部に伴い連動することにより前記掛け金の前記接続部に向かい合いながら移動可能であるストッパーと、
    回転可能なように前記ハウジングの前記収容室内に装着される複数の駆動輪と、
    同軸方向上、互いに連結され、かつ別々に複数の前記駆動輪と噛み合うため複数の前記駆動輪の回転に伴い回転可能である複数の伝動輪と、
    前記ハウジングの前記表示面の上方に位置するように複数の前記伝動輪に装着され、かつ別々に前記伝動輪に伴い連動することにより前記表示面の任意の複数の前記暗証番号を指し示すことが可能である複数の指針と、
    嵌合溝を別々に有し、かつ別々に同軸方向上、複数の前記伝動輪に連結されるため複数の前記伝動輪に伴い回転可能である複数のつめ車装置と、
    を備え、複数の前記指針が正確な前記暗証番号を指し示し、前記係止部の前記嵌合部が前記つめ車装置の前記嵌合溝中に嵌め込まれる場合、前記ストッパーは前記係止部の制御を受けて前記掛け金の前記接続部から離れる方向に沿い移動することで前記掛け金の前記接続部を遮断することがなくなるため、前記掛け金の前記接続部は軸方向に沿い移動することが可能であり、また複数の前記指針が間違った前記暗証番号を指し示し、前記係止部の前記嵌合部と前記つめ車装置の前記嵌合溝とが分離する場合、前記ストッパーは前記係止部の制御を受けて前記掛け金の前記接続部の方向に沿い移動することで前記掛け金の前記接続部を遮断するため、前記掛け金の前記接続部は軸方向に沿い移動できなくなることを特徴とする指針式錠。
  12. 前記伝動輪は歯車と前記歯車に連結される軸部とを有し、複数の前記伝動輪の前記歯車は別々に複数の前記駆動輪と噛み合うように設けられ、複数の前記伝動輪の前記軸部は別々に前記ハウジングの前記表示面を貫通し、複数の前記指針に連結され、かつ前記伝動輪の前記軸部の一つが別の前記伝動輪の前記軸部に被せられるように設けられることを特徴とする請求項11に記載の指針式錠。
  13. 前記掛け金は前記係止部に連結された前記ストッパーとは別のストッパーを有し、前記別のストッパーは前記接続部の底端に装着されるため前記係止部の前記ストッパーの遮断を受けることを特徴とする請求項11に記載の指針式錠。
  14. 前記係止部は斜面溝を有し、前記斜面溝の頂端から前記掛け金の前記接続部までの距離は前記斜面溝の底端から前記掛け金の前記接続部までの距離より大きく、前記係止部の前記ストッパーは連結端と制止端を有し、前記連結端は前記係止部の前記斜面溝中に差し込まれ、前記係止部の前記斜面溝の両端の間を移動することにより、前記係止部の前記制止端を前記掛け金の前記接続部に接近させたり、離れさせたりすることが可能であることを特徴とする請求項11に記載の指針式錠。
  15. 前記ハウジングの前記収容室に装着され、かつ別々に前記収容室の周壁と前記係止部に突き当たるばねを含むことを特徴とする請求項11に記載の指針式錠。
  16. 前記指針式錠はさらに調整機構を有し、前記係止部は係止溝を有し、前記調整機構は前記ハウジングの前記収容室内に装着され、かつ前記係止部に向かい合いながら第一位置と第二位置との間を移動可能であり、前記調整機構が前記第一位置に据えられる場合、前記調整機構と前記係止部の前記係止溝とが分離し、前記調整機構が前記第二位置に据えられる場合、前記調整機構は前記係止部の前記係止溝に嵌め込まれることを特徴とする請求項11に記載の指針式錠。
  17. 前記調整機構はスライドを有し、前記スライドは突出部を有し、前記調整機構が前記第一位置に据えられる場合、前記スライドの前記突出部と前記係止部の前記係止溝とが分離し、前記調整機構が前記第二位置に据えられる場合、前記スライドの前記突出部は前記係止部の前記係止溝に嵌め込まれることを特徴とする請求項16に記載の指針式錠。
  18. 一端が前記ハウジングの底部に連結され、他端が湾曲して外部へ延伸されるベルトを含むことを特徴とする請求項11に記載の指針式錠。
  19. 前記駆動輪の数は三つであり、前記伝動輪の数も三つであり、前記指針の数も三つであり、三つの前記伝動輪は別々に三つの前記駆動輪と噛み合い、かつ別々に三つの前記指針に連結されることを特徴とする請求項11に記載の指針式錠。
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