JP2007023670A - サムタ−ン装置 - Google Patents

サムタ−ン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007023670A
JP2007023670A JP2005209496A JP2005209496A JP2007023670A JP 2007023670 A JP2007023670 A JP 2007023670A JP 2005209496 A JP2005209496 A JP 2005209496A JP 2005209496 A JP2005209496 A JP 2005209496A JP 2007023670 A JP2007023670 A JP 2007023670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
thumb turn
locking
shaft
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005209496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4702682B2 (ja
Inventor
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Akira Kashiyama
顕 樫山
Atsushi Fukuhara
篤志 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MinebeaShowa Co Ltd
Original Assignee
U Shin Showa Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by U Shin Showa Ltd filed Critical U Shin Showa Ltd
Priority to JP2005209496A priority Critical patent/JP4702682B2/ja
Publication of JP2007023670A publication Critical patent/JP2007023670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4702682B2 publication Critical patent/JP4702682B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】 操作性がよく、構成簡単にして防犯性を高めた施解錠機構のサムタ−ン装置を提供すること。
【解決手段】 施解錠機構のデッドボルト駆動部に連結するシャフト13と、サムタ−ン14に固着した固定側クラッチ部16と前記シャフト13に非回転で摺動自在に設けた可動側クラッチ部17とからなるクラッチ部材と、前記可動側クラッチ部17に移動勢力を与えて前記固定側クラッチ部16に連結させるクラッチばね25と、隆起部20eによってクラッチリング19を押動して可動側クラッチ部17を移動し、クラッチ部材を非連結に切換える切換レバ−20と、クラッチ部材を非連結とした切換レバ−20をロックするロックボタン23とより構成してある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、建物などの扉に設備される施解錠機構のサムタ−ン装置に関し、詳しくは、サムタ−ンの不正操作による解錠を防止することができるサムタ−ン装置に係る。
住宅などの扉に装備されている施解錠機構は、扉外からキ−を使って施解錠することができるシリンダ−の他に、扉内から施解錠することができるサムタ−ンを備えたものが多い。
しかし、このような施解錠機構は、サムタ−ンが扉外から不正に回転操作されて解錠されてしまうことがある。
例えば、明かり採り窓のある扉の場合は、その窓を壊わし、また、扉に孔をあけたりしてそこから手を扉内に差し入れたり、或いは、特殊な器具を差し入れてサムタ−ンを回転させ不正に解錠されてしまうことがあった。
そこで、現今では、サムタ−ンの回転操作による不正な解錠を防ぐ防犯機能付きの各種のサムタ−ン装置を備えた施解錠機構が提案されている。
例えば、サムタ−ンを着脱自在とし、施錠した状態でサムタ−ンを取り外しておくことにより、不正解錠を防止した施解錠機構が提案されている。
この施解錠機構は、扉の内側から施錠する場合は、サムタ−ンを回転して施錠した後にサムタ−ンを取り外しておく。
また、外出するときは、サムタ−ンを取り外して扉を閉め、その後、扉の外側からキ−を使って施錠する。
その他に、ダイヤルノブを有し、このダイヤルノブを目盛合せしないかぎりサムタ−ンを空転させるようにして防犯状態とし、目盛り合せしたダイヤルノブを引っ張り操作することでサムタ−ンによる施解錠を自在とする通常状態とした施解錠機構が提案されている。
サムタ−ンが着脱自在な上記の施解錠機構は、高い防犯機能を有するが、しかし、取り外したサムタ−ンを紛失したり、置いた場所を忘れてしまうことがある等の問題がある。
具体的には、扉内から施錠してサムタ−ンを取り外したが、この後、サムタ−ンを見失ってしまったときには、扉内から解錠することができず、室内に閉じ込められた状態となり、火災などが起きたときに極めて危険な状態となる。
ダイヤルノブを有する上記の施解錠機構は、ダイヤルノブの目盛り合せが必要となるため、防犯機能が確実であるが、しかし、防犯機能を解除して正規に解錠する場合でも、ダイヤルノブの目盛り合せ操作が必要となるため、使い勝手が悪い上に即応性が悪い。
また、目盛り合せする数字を忘れてしまったときなどには、防犯機能を解除することができないから、室内から正規に解錠することができず、火災などが起こったときには上記同様に危険な状態となる。
特開2003−213975号公報 特開2004−332351号公報
本発明は上記したところの施解錠機構のサムタ−ン装置について、構成が簡単で操作性がよく、防犯性の高いサムタ−ン装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では、第1の発明として、扉に設備される施解錠機構のサムタ−ン装置において、一端部側を施解錠機構に連結し、回転駆動させることによって当該施解錠機構を施解錠させることができるシャフトと、サムタ−ンに固着して前記シャフトの他端部側に回転自在に設けた固定側クラッチ部と、前記シャフトと回転方向で連結させると共に、シャフト軸方向に移動可能とした可動側クラッチ部とからなるクラッチ部材と、前記可動側クラッチ部に移動勢力を与えて前記固定側クラッチ部にクラッチ連結させるばね部材と、前記可動側クラッチ部をばね力に抗して移動させて前記固定側クラッチ部に対してクラッチ非連結とする操作部材とを設け、前記クラッチ部材を非連結としてサムタ−ンを空転させ防犯状態とし、前記クラッチ部材を連結させてサムタ−ンによる施解錠を自在とする構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のサムタ−ン装置において、前記クラッチ部材を非連結に移行させたとき前記操作部材を係止し、クラッチ連結操作を阻止するロックボタンを設け、かつ、このロックボタンは手動操作によって操作部材の係止解除が可能な構成となっていることを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
第3の発明としては、上記した第1又は第2発明のサムタ−ン装置において、前記シャフトの他端部側と前記固定側クラッチ部との一方に突出勢力を与えた突出部材を、その他方には、前記突出部材が係脱する係合凹部を各々設け、前記クラッチ部材が非連結時においてもサムタ−ンが前記突出部材と係合凹部との係合によって扉外からの施解錠操作に連動して回転する構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
第4の発明としては、上記した第1〜第3の発明のいずれかの発明のサムタ−ン装置において、前記操作部材は、前記シャフトと同心的に配設して回転自在としたリング状部と、このリング状部に設けた隆起部とを有し、さらに、前記操作部材と前記可動側クラッチ部との間には、非回動として配設したクラッチリングを設けると共に、このクラッチリングには、前記操作部材の隆起部によって押動される押動部と非押動部とを設け、操作部材の回動操作による前記隆起部の旋回により押動されたクラッチリングが可動側クラッチ部を移動駆動し、クラッチ非連結に移行させる構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置を提案する。
第1の発明のサムタ−ン装置は、クラッチを非連結とする操作部材の操作により、通常モ−ドから防犯モ−ドに簡単に切換えることができる。
すなわち、操作部材を操作すると、可動側クラッチ部がばね力に抗して移動し、クラッチ部材が非連結となり、サムタ−ンとシャフトの連動系が遮断される。
したがって、サムタ−ンの回転操作がシャフトには伝達されず、サムタ−ンが空転する防犯モ−ドとなる。
なお、クラッチ部材の連結を許すように操作部材を操作すると、可動側クラッチ部がばね力によって移動し、固定側クラッチ部にクラッチ連結する。
したがって、サムタ−ンとシャフトとがクラッチ部材を介して連動され、サムタ−ンの回転操作によって施解錠機構の施解錠が自在となる。
第2の発明のサムタ−ン装置は、操作部材の操作によってクラッチ部材を非連結としたとき、この操作部材を係止するロックボタンを設け、このロックボタンを手動操作しないかぎり、クラッチ非連結状態、つまり、防犯モ−ドが解除されないようになっている。
言い換えれば、防犯モ−ドとなっている場合は、ロックボタンの操作と、操作部材の操作との2操作によって通常モ−ドに切換わることから、扉外からのサムタ−ン操作による不正解錠が確実に防止される。
第3の発明のサムタ−ン装置は、シャフトの他端部側と固定側クラッチ部とが突出勢力を与えた突出部材と係合凹部との係合によって連繋される。
したがって、防犯モ−ドでは、サムタ−ンを回転させると、上記した突出部材が係合凹部を脱係し、サムタ−ンが空転する。
すなわち、上記突出部材と係合凹部との係合は、サムタ−ンとシャフトを連繋するが、シャフト負荷に対して上記した突出部材と係合凹部との係合負荷が遙かに小さいため、突出部材が脱係してサムタ−ンが空転する。
一方、防犯モ−ドにおいて、扉外からキ−などを使って施解錠機構を施解錠すると、上記した突出部材と係合凹部との連繋によってサムタ−ンが回転する。
すなわち、扉外からの施錠又は解錠にしたがってサムタ−ンが回転するため、サムタ−ンの回転位置によって施錠状態と解錠状態との判別が可能になる。
なお、防犯モ−ドとなっている場合、サムタ−ンを回転停止したとき、上記した突出部材が係合凹部に係合しているとは限らない。
しかし、突出部材が係合していないときは、サムタ−ンを回転すれば、突出部材と係合凹部との係合によって節度感があるので、その節度感とサムタ−ンの回転位置より施錠状態か解錠状態かを判別することができる。
第4の発明のサムタ−ン装置は、操作部材と可動側クラッチ部との間にクラッチリングを設け、このクラッチリングが操作部材の隆起状部によって押動して可動側クラッチ部をクラッチ非連結に移行させるようになっている。
このように構成したサムタ−ン装置は、操作部材によるクラッチ部材の連結と非連結の切換機構が簡単となる。
次に、本発明の一実施形態について図面に沿って説明する。
図1は防犯モ−ドにセットされたサムタ−ン装置の正面図、図2は同サムタ−ン装置の側面図、図3は図1上のA−A線拡大断面図、図4はベ−スと可動側クラッチを取り外し、シャフトを断面して示した同サムタ−ン装置の拡大背面図である。
このサムタ−ン装置10は、取付孔11、12に差し入れた取付ねじを扉面にねじ込むようにして扉内面に取付ける。
なお、サムタ−ン装置10を扉に取付ける場合、サムタ−ン装置10の背面側に突出させたシャフト13を施解錠機構のデッドボルト駆動部(カム部)に連結する。
施解錠機構には、キ−シリンダ−を有するシリンダ−錠の他に、無線信号を利用して施解錠する電子錠などがあるが、本実施形態では、扉外からキ−を使って施解錠することができるシリンダ−錠が扉に設備されているものとする。
広く知られている通り、シリンダ−錠は、キ−を使ってシリンダ−を回転させるデッドボトル駆動部が駆動され、デッドボルトが進退し、施錠又は解錠される。
サムタ−ン14を回転操作し、シャフト13を回転駆動させた場合も同様であって、デッドボルトが進退し、施錠又は解錠する。
さて、本実施形態のサムタ−ン装置10は、図示するように、ねじ15によってサムタ−ン14に固着した固定側クラッチ部16と、シャフト13に非回転として摺動自在にした可動側クラッチ部17とからなるクラッチ部材が備えてある。
なお、図1〜図4は、防犯モ−ドとしたサムタ−ン装置を示す。
上記した固定側クラッチ部16は、図5に示す分解斜視図より分かる通り、フランジ部16aを設けた軸筒部16bと、フランジ部16aから下筒部16c周囲の4方位置に張出させたクラッチ片部16dとより形成してある。
この固定側クラッチ部16は、図3に示した通り、その軸筒部16bがカバ−18の軸筒部18aによって回転自在に軸受けされ、また、クラッチ片部16dがクラッチリング19内に配設されるようになっている。
上記した可動側クラッチ部17は、図5の分解斜視図に示すように、シャフト13を軸挿させた筒状体であって、この内面の4方位置にはクラッチ凹部17aを設け、また、同内面のクラッチ凹部間となる4方位置にはシャフト13の摺動凹溝17bが形成してある。
この可動側クラッチ部17は、その摺動凹溝17bにシャフト13の摺動凸部13a(図5参照)が嵌合している。
つまり、可動側クラッチ部17は、摺動凹溝17bに嵌合した摺動凸部13aを移動軸としてシャフト13の軸心方向に移動自在とし、シャフト13の軸心周り方向には回転しないようにしてある。
上記の可動側クラッチ部17が、固定側クラッチ部16から離れた方向に移動した図3に示す動作状態は、クラッチ部材が非連結となった防犯モ−ドの状態であり、この防犯モ−ドではサムタ−ン14が空転状態となる。
すなわち、サムタ−ン14を回転した場合、固定側クラッチ部16がサムタ−ン14と一体的に回転し、可動側クラッチ部17が回転しない。
したがって、シャフト13が回転しないことから、施解錠機構が施解錠しない。
なお、可動側クラッチ部17が固定側クラッチ部16に接近するように移動すると、クラッチ片部16dがクラッチ凹部17aに突入しクラッチ部材の連結となる。
この場合は、後述するように通常モ−ドとなり、サムタ−ン14の回転操作によって施解錠機構が施解錠する。
次に、上記したクラッチ部材の連結と非連結の切換構成について説明する。
クラッチ部材の切換えは、切換レバ−20を旋回操作して行なう。
すなわち、切換レバ−20の一端部に取付けた切換ノブ20aを図1に示すように旋回操作することでクラッチ部材が非連結となり防犯モ−ド、切換ノブ20aをその防犯モ−タの位置からθ角(例えば、60度)旋回させた図11に示す状態でクラッチ部材が連結して通常モ−ドとなる。
切換レバ−20は、図3に示すように、固定側クラッチ部16のフランジ部16aとカバ−18との間に配設してあり、そのリング板部20bがカバ−18の軸筒部18aにより軸受けされ、旋回自在となっている。
この切換レバ−20は、図5に示す分解斜視図より分かる如く、リング板部20bから一方側に延設した細長レバ−20cの先端部に切換ノブ20aがねじ止めしてあり、また、その細長レバ−20cにはクリック機構を構成する腕レバ−20dが両側方向に向かって延設してある。
この腕レバ−20dには、小孔21a、21bを設け、これらの小孔21a、21bとカバ−18に設けた小球22とでクリック機構を構成し、切換ノブ20aが防犯モ−ド位置と通常モ−ド位置とに操作されたときに節度感をもたせるようにしてある。
なお、小球22は図3に示した如く、ばね力によって突出勢力が与えてある。
また、切換レバ−20のリング板部20bには、図5に示してある通り、下方向に突出させた隆起部20eが三等分位置に形成してある。
これら隆起部20eは、切換レバ−20の旋回にしたがって、クラッチリング19を押動するように作用する。
さらに、切換レバ−20には、図5に示したように、リング板部20eより他方側に突設した係止片部20fが設けてある。
この係止片部20fがロックボタン23によって係止されることで、切換レバ−20が防犯モ−ドの位置にロックされる。
さらに、上記したクラッチリング19は、可動側クラッチ部17と切換レバ−20のリング板部20bとの間に配設したリング状体で、図5の分解斜視図より分かるように、その周囲2部所には回転止片部19aが設けてあり、このクラッチリング19が非回転のままでシャフト13の軸心方向に移動するようになっている。
なお、上記した回転止片部19aは、図4に示したように、ベ−ス24に形成したガイド部24aを摺動する。
また、このクラッチリング19の内周縁3等分位置には、円内向きに突出させた押動部19bが設けてあり、切換レバ−20の隆起部20eがその押動部19bに乗り上がることで、クラッチリング19を可動側クラッチ部17の方向に押動する。
さらに、押動部19bの一端部側に形成したテ−パ−面は隆起部20eの乗り上げを助勢するためのものである。
なお、上記の隆起部20eがクラッチリング19の切込部19cに入り込むように切換レバ−20が旋回されると、このクラッチリング19が切換レバ−20方向に移動する。
すなわち、クラッチリング19が可動側クラッチ部17と共にクラッチばね25のばね力を受けて切換レバ−20方向に移動し、クラッチ部材が連結する。
上記したロックボタン23は、図3より分かるように、ケ−ス24に設けた挿入孔24bに進退自在に内装すると共に、ロックばね26によって進出勢力を与え、そのヘッド部23aをカバ−18に被せたキャップ27より突出させてある。
このロックボタン23には、図5に示したように、テ−パ−面23cを有する係止部23bを設け、この係止部23bによって切換レバ−20の係止片部20fを係止し、切換レバ−20を防犯モ−ド位置でロックする。
図6はロックボタン23のロック動作を示す説明図である。
図6(A)は、切換レバ−20を通常モ−ド位置から防犯モ−ド位置に旋回させる動作過程を示し、この場合は、係止片部20fが係止部23bのテ−パ−面23cを押し下げながら図示矢印28a方向に進むため、ロックボタン23がロックばね26のばね力に抗して図示矢印28b方向に進退する。
これより、切換レバ−20を防犯モ−ド位置に旋回させる場合はロックボタン23を操作する必要がない。
図6(B)は、切換レバ−20が防犯モ−ド位置でロックされた状態を示す。
この場合には、係止片部20fがロックボタン23の係止部23bに当接するため、切換レバ−20が図示矢印28c方向、つまり、通常モ−ド位置への旋回が阻止される。
図6(C)は、ロックボタン23のロックを解除した状態を示す。
すなわち、ロックボタン23を押圧操作して図示矢印28d方向に後退させると、係止部23bによる係止片部20fの係止が解除されるため、係止片部20fが図示矢印28e方向に移動可能になり、切換レバ−20を防犯モ−ド位置から通常モ−ド位置に旋回させることができる。
他方、本実施形態のサムタ−ン装置は、図4に示した如く、シャフト13と固定側クラッチ部16とを係合凹部16eに落入する小球29とによって連繋させてある。
詳しくは、図7、図8の部品図に示したように、シャフト13には、その軸部に貫通穴13bを設け、この貫通孔13bの両孔口にはばね30によって突出勢力を与えた小球29が設けてある。
また、図9、図10に示した部品図より分かる通り、固定側クラッチ部16の下筒部16c内には、山状に切り込み形成した係合凹部16eを設け、これらの係合凹部16eにシャフト13の小球29が落入するようになっている。
このように固定側クラッチ部16をシャフト13と連繋させると、貫通孔13bが縦向きとなる図3に示すシャフト13の回転位置では、サムタ−ン14が図1〜図3のように縦向きとなる。
したがって、貫通孔13bが縦向きとなるシャフト13の回転で施解錠機構が解錠すれば、サムタ−ン14が縦向きとなるから、サムタ−ン14の縦向き状態から解錠していることが分かる。
なお、この場合、貫通孔13bが横向きとなるシャフト13の回転で施錠となるから、サムタ−ン14の横向き状態で施錠状態が分かる。
本実施形態では、サムタ−ン14を板状体のものとしたので、上記した如く、サムタ−ン14の縦向き(縦長形状)と横向き(横長形状)とによって解錠又は施錠の状態を判別することができ、また、操作し易いサムタ−ンとなる。
上記のように構成したサムタ−ン装置10は、切換ノブ20aを左旋回操作して図1に示す防犯モ−ドの位置にセットすれば、切換レバ−20の旋回により、その隆起部20eが旋回する。
これによって、隆起部20eが押動部19bに乗り上るため、クラッチリング19が押動され、この結果、図3に示すように、可動側クラッチ部17を押しながら後退移動する。
したがって、可動側クラッチ部17のクラッチ凹部17aから固定側クラッチ部16のクラッチ片部16dが抜き出るため、これらクラッチ部16、17からなるクラッチ部材が非連結となり、サムタ−ン14とシャフト13との連動系が断たれる。
この動作状態で防犯動作状態となり、サムタ−ン14を回転操作しても固定側クラッチ部16のみが回転し、サムタ−ン14が空転する。
なお、固定側クラッチ部16は係合凹部16eに落入した小球29によってシャフト13と連繋状態となっているが、シャフト13にはデッドボルト駆動部による負荷が加わっているため、小球29が係合凹部16eを脱係し、シャフト13は回転しない。
また、上記のように防犯モ−ド位置にセットされると、既に述べたように、切換レバ−20からロックボタン23によってロックされるため、ロックボタン23を押圧操作しないかぎり、通常モ−ド位置には旋回しない。(図6(B)参照)
この結果、扉外から参照14を回転させて不正に解錠しようとしても、サムタ−ン14が空転するため解錠しないし、また、切換ノブ20aを通常モ−ド位置に旋回操作する場合は、ロックボタン23を押圧操作しながら行なうことになるため、防犯モ−ドを不正に通常モ−ドに切換えることもできなく、防犯性の高いサムタ−ン装置となる。
上記した防犯モ−ドから通常モ−ドに切換える場合は、ロックボタン23を押圧操作しながら切換ノブ20aを右旋回操作する。
ロックボタン23を押圧操作すると、既に述べたように、切換レバ−20に設けた係止片部20fの係止が解放される。(図6(C)参照)
したがって、図11に示すように、切換ノブ20aを通常モ−ド位置に旋回操作することができる。
これより、切換レバ−20の旋回によって隆起部20eがクラッチリング19の切込部19c内に入り込むため、このクラッチリング19がクラッチばね25によって押動されている可動側クラッチ部17と共に切換レバ−20側に移動する。
この動作で、固定側クラッチ部16のクラッチ片部16dが可動側クラッチ部17のクラッチ凹部17aに突入し、クラッチ部材が連結する。
なお、切換ノブ20aを通常モ−ド位置に旋回操作することによって、可動側クラッチ部17が固定側クラッチ部16方向に移動するが、このとき、クラッチ凹部17aがクラッチ片部16dと位置ずれしているとき(小球29が係合凹部16eに連繋していない場合)には、サムタ−ン14のその後の回転操作によってクラッチ凹部17a内にクラッチ片部16dが突入してクラッチ連結する。
したがって、図12に示すように、サムタ−ン14が固定側クラッチ部16、可動側クラッチ部17を介してシャフト13に連結され、サムタ−ン14の回転操作にしたがうシャフト13の回転によって施解錠機構が施解錠する。
建物の扉などに設備させる施解錠機構のサムタ−ン装置として利用することができる。
本発明の一実施形態を示すサムタ−ン装置の正面図である。 上記サムタ−ン装置の側面図である。 図1上のA−A線拡大断面図である。 ベ−スと可動側クラッチ部を取外し、シャフトを断面して示した上記サムタ−ン装置の拡大背面図である。 上記サムタ−ン装置の内部構成部品を示す分解斜視図である。 上記サムタ−ン装置に備えるロックボタンの動作を示す説明図で、図6(A)は通常モ−ドから防犯モ−ドに切換えるときの動作、図6(B)は防犯モ−ドのロック動作、図6(C)はロック解除の動作を各々示す図である。 上記サムタ−ン装置に備えるシャフトの正面図である。 上記シャフトの側面図である。 上記サムタ−ン装置に備える固定側クラッチ部を示す断面図である。 上記固定側クラッチ部の背面図である。 防犯モ−ドから通常モ−ドに切換えた状態を示す図1同様のサムタ−ン装置の正面図である。 通常モ−ドの動作を示す図3同様の断面図である。
符号の説明
10 サムタ−ン装置
13 シャフト
13a 摺動凸部
14 サムタ−ン
16 固定側クラッチ部
16d クラッチ片部
16e 係合凹部
17 可動側クラッチ部
17a クラッチ凹部
17b 摺動凹溝
19 クラッチリング
19b 押動部
19c 切込部
20 切換レバ−
20a 切換ノブ
20e 隆起部
20f 係止片部
23 ロックボタン

Claims (4)

  1. 扉に設備される施解錠機構のサムタ−ン装置において、
    一端部側を施解錠機構に連結し、回転駆動させることによって当該施解錠機構を施解錠させることができるシャフトと、
    サムタ−ンに固着して前記シャフトの他端部側に回転自在に設けた固定側クラッチ部と、前記シャフトと回転方向で連結させると共に、シャフト軸方向に移動可能とした可動側クラッチ部とからなるクラッチ部材と、
    前記可動側クラッチ部に移動勢力を与えて前記固定側クラッチ部にクラッチ連結させるばね部材と、
    前記可動側クラッチ部をばね力に抗して移動させて前記固定側クラッチ部に対してクラッチ非連結とする操作部材とを設け、
    前記クラッチ部材を非連結としてサムタ−ンを空転させ防犯状態とし、前記クラッチ部材を連結させてサムタ−ンによる施解錠を自在とする構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置。
  2. 請求項1に記載したサムタ−ン装置において、
    前記クラッチ部材を非連結に移行させたとき前記操作部材を係止し、クラッチ連結操作を阻止するロックボタンを設け、かつ、このロックボタンは手動操作によって操作部材の係止解除が可能な構成となっていることを特徴とするサムタ−ン装置。
  3. 請求項1又は2に記載したサムタ−ン装置において、
    前記シャフトの他端部側と前記固定側クラッチ部との一方に突出勢力を与えた突出部材を、その他方には、前記突出部材が係脱する係合凹部を各々設け、
    前記クラッチ部材が非連結時においてもサムタ−ンが前記突出部材と係合凹部との係合によって扉外からの施解錠操作に連動して回転する構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載したサムタ−ン装置において、
    前記操作部材は、前記シャフトと同心的に配設して回転自在としたリング状部と、このリング状部に設けた隆起部とを有し、
    さらに、前記操作部材と前記可動側クラッチ部との間には、非回動として配設したクラッチリングを設けると共に、このクラッチリングには、前記操作部材の隆起部によって押動される押動部と非押動部とを設け、
    操作部材の回動操作による前記隆起部の旋回により押動されたクラッチリングが可動側クラッチ部を移動駆動し、クラッチ非連結に移行させる構成としたことを特徴とするサムタ−ン装置。



















JP2005209496A 2005-07-20 2005-07-20 サムタ−ン装置 Active JP4702682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005209496A JP4702682B2 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 サムタ−ン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005209496A JP4702682B2 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 サムタ−ン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007023670A true JP2007023670A (ja) 2007-02-01
JP4702682B2 JP4702682B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=37784800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005209496A Active JP4702682B2 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 サムタ−ン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4702682B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108343324A (zh) * 2018-04-18 2018-07-31 李祥龙 一种用于智能锁的力偶矩模式离合机构及其锁芯组件

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTO20080122A1 (it) * 2008-02-18 2009-08-19 Zanini S P A Dispositivo di sblocco, particolarmente di un portello di un autoveicolo.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332351A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 U-Shin Showa Ltd サムタ−ン装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332351A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 U-Shin Showa Ltd サムタ−ン装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108343324A (zh) * 2018-04-18 2018-07-31 李祥龙 一种用于智能锁的力偶矩模式离合机构及其锁芯组件

Also Published As

Publication number Publication date
JP4702682B2 (ja) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7712343B2 (en) Dead locking deadbolt
US20070163315A1 (en) Door lock having reinforced strength
US6382003B1 (en) Lock apparatus
JPH02292475A (ja) 施錠機構
JP4702682B2 (ja) サムタ−ン装置
JP4550637B2 (ja) サムターン装置
JP2554582Y2 (ja) シリンダ錠
JPH07293063A (ja) シリンダ錠
JP4292014B2 (ja) サムターン
JP7417330B1 (ja) クレセント錠
KR102362325B1 (ko) 안전 손잡이 잠금 장치
JP3903414B2 (ja) 施解錠装置及びその操作方法
JP4490252B2 (ja) サムターン装置
CN212897963U (zh) 逃生锁体
JP5342271B2 (ja) 施錠装置
JP2018112041A (ja) ラッチ装置及びこれを用いたドア装置
JP2004332351A (ja) サムタ−ン装置
JP4487136B2 (ja) サムタ−ン装置
JP2007023761A (ja) ドア錠
JP5050173B2 (ja) サムターン
US20130118218A1 (en) Lock assembly having outer and inner lock units
JP4227793B2 (ja) セーフティサムターン錠
JP2006045895A (ja) サムターン装置
JP4597745B2 (ja) サムターン
JP2004137721A (ja) 錠前用サムターン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4702682

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250